JP2770057B2 - Ps版の処理装置 - Google Patents
Ps版の処理装置Info
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はPS版の処理装置に関し、さらに詳しくは、処
理液が循環使用される処理液のフィルタ装置に関する。
理液が循環使用される処理液のフィルタ装置に関する。
従来、処理液を循環して使用する自動現像機におい
て、現像液、リンス液、不感脂化液等の処理液を長期間
使用していると沈澱や浮遊物を生じ、配管やシャワーパ
イプに目詰まりが生じたり、版面に付着して印刷汚れの
原因となる。そのため、これらの処理液は一定期間使用
して全部取り替えている。しかし、近年、処理液のロン
グラン化の要望が強まり、できるだけ液交換の頻度を減
らすため、配管の途中にフィルタを設けるなどの対策が
講じられている。しかし、配管途中にフィルタを設けた
場合、フィルタの交換には液抜き等が必要で面倒であ
る。この対策技術として、処理液タンク上の液面より上
の方に網状のフィルタを設けた自動現像機が知られてい
る。このようなフィルタによって沈澱物や浮遊物は除去
できるが、夜間や休日などの自動現像機を使用していな
いときに、フィルタに付着した処理液が乾燥してフィル
タの網を詰まらせてしまい、処理液の流れが悪くなる欠
点がある。
て、現像液、リンス液、不感脂化液等の処理液を長期間
使用していると沈澱や浮遊物を生じ、配管やシャワーパ
イプに目詰まりが生じたり、版面に付着して印刷汚れの
原因となる。そのため、これらの処理液は一定期間使用
して全部取り替えている。しかし、近年、処理液のロン
グラン化の要望が強まり、できるだけ液交換の頻度を減
らすため、配管の途中にフィルタを設けるなどの対策が
講じられている。しかし、配管途中にフィルタを設けた
場合、フィルタの交換には液抜き等が必要で面倒であ
る。この対策技術として、処理液タンク上の液面より上
の方に網状のフィルタを設けた自動現像機が知られてい
る。このようなフィルタによって沈澱物や浮遊物は除去
できるが、夜間や休日などの自動現像機を使用していな
いときに、フィルタに付着した処理液が乾燥してフィル
タの網を詰まらせてしまい、処理液の流れが悪くなる欠
点がある。
また、自動現像機による処理において、処理液を入れ
た槽での処理液の発泡による問題がある。PS版の処理液
は次の2つの理由で非常に発泡しやすい状態になってい
る。すなわち、処理剤の添加剤として界面活性剤を添
加することが多く、新液でもかなり発泡し易い液組成に
なっている。ランニングが進むと、処理液中に溶出し
た感光層の成分が多く含まれるため、粘度が上がり、よ
り発泡し易く、またいったん発生した泡が消えにくくな
る。さらに感光層に界面活性剤を含有するPS版も多く、
その場合は更に発泡し易くなる。そして、発泡した泡が
槽から溢れると、直接あるいは版を伝わって隣の槽に混
入し、処理に異常が生じる危険がある。
た槽での処理液の発泡による問題がある。PS版の処理液
は次の2つの理由で非常に発泡しやすい状態になってい
る。すなわち、処理剤の添加剤として界面活性剤を添
加することが多く、新液でもかなり発泡し易い液組成に
なっている。ランニングが進むと、処理液中に溶出し
た感光層の成分が多く含まれるため、粘度が上がり、よ
り発泡し易く、またいったん発生した泡が消えにくくな
る。さらに感光層に界面活性剤を含有するPS版も多く、
その場合は更に発泡し易くなる。そして、発泡した泡が
槽から溢れると、直接あるいは版を伝わって隣の槽に混
入し、処理に異常が生じる危険がある。
本発明は上記技術課題を解決しょうとするもので、本
発明の目的は、自動現像機を長期間使用した場合でも、
配管やシャワーパイプの孔を詰まらせないPS版の処理装
置を提供することである。本発明の他の目的は、版に沈
澱物の付着がないため印刷汚れを生じないPS版の処理装
置を提供することである。本発明のさらに他の目的は、
発泡しやすい処理液の場合に網状フィルタが液の落下の
緩衝となり発泡を防ぐことができるPS版の処理装置を提
供することである。本発明のさらに他の目的は、上記の
目的を達する自動現像機の休止期間にフィルタの目が詰
まらないPS版の処理装置を提供することである。
発明の目的は、自動現像機を長期間使用した場合でも、
配管やシャワーパイプの孔を詰まらせないPS版の処理装
置を提供することである。本発明の他の目的は、版に沈
澱物の付着がないため印刷汚れを生じないPS版の処理装
置を提供することである。本発明のさらに他の目的は、
発泡しやすい処理液の場合に網状フィルタが液の落下の
緩衝となり発泡を防ぐことができるPS版の処理装置を提
供することである。本発明のさらに他の目的は、上記の
目的を達する自動現像機の休止期間にフィルタの目が詰
まらないPS版の処理装置を提供することである。
上記目的は、循環使用する処理液槽タンク内の処理液
中に着脱可能な網状のフィルタを該処理液中の水平断面
全体にわたって設けるか又は該処理液中の該処理液の流
れのすべてを横断して設けたことを特徴とするPS版の処
理装置によって達成される。
中に着脱可能な網状のフィルタを該処理液中の水平断面
全体にわたって設けるか又は該処理液中の該処理液の流
れのすべてを横断して設けたことを特徴とするPS版の処
理装置によって達成される。
以下、本発明を実施例に基づき詳述する。
第1図は本発明の好ましい実施態様である処理装置の
断面図をである。
断面図をである。
同図において、1は現像部、2は水洗部、3はリンス
部、4、5、6は処理液槽タンク、4aは現像液、5aは水
洗水、6aはリンス液、7a、7b、7cは網状のフィルタ、8
はこれらのフィルタを支える支持部材、10は現像補充液
タンク、10aは現像補充液、11は水洗補充液タンク、11a
は水洗補充液、12はリンス補充液タンク、12aはリンス
補充液、13、14、15はシャワーノズル、16、17はポン
プ、18は搬送ローラ対、19はスクイズローラ、PSはPS版
の搬送経路である。
部、4、5、6は処理液槽タンク、4aは現像液、5aは水
洗水、6aはリンス液、7a、7b、7cは網状のフィルタ、8
はこれらのフィルタを支える支持部材、10は現像補充液
タンク、10aは現像補充液、11は水洗補充液タンク、11a
は水洗補充液、12はリンス補充液タンク、12aはリンス
補充液、13、14、15はシャワーノズル、16、17はポン
プ、18は搬送ローラ対、19はスクイズローラ、PSはPS版
の搬送経路である。
第2図は第1図における網状のフィルタ7a、及びこれ
が処理液槽タンク4中に設置された状況を模式的に示す
斜視図で、処理液槽タンク4は2点鎖線で示してある。
が処理液槽タンク4中に設置された状況を模式的に示す
斜視図で、処理液槽タンク4は2点鎖線で示してある。
同図において、4bは現像液4aの自由表面、7a1はフィ
ルタ7aの着脱の便のために設けたとってである。フィル
タ7aの処理液槽タンク4aと接する外枠部分7a2には処理
液がフィルタ7aと処理液槽タンク4との間隙を通過して
循環しないようにゴムのパッキングを取り付けてある。
水洗部2及びリンス部3における網状のフィルタ7b、7c
も水洗部1におけると同様な構造を有している。
ルタ7aの着脱の便のために設けたとってである。フィル
タ7aの処理液槽タンク4aと接する外枠部分7a2には処理
液がフィルタ7aと処理液槽タンク4との間隙を通過して
循環しないようにゴムのパッキングを取り付けてある。
水洗部2及びリンス部3における網状のフィルタ7b、7c
も水洗部1におけると同様な構造を有している。
これらの図から分かるように、網状のフィルタは、循
環使用する処理液の循環経路を横切って処理液槽タンク
内の処理液中に設ける。
環使用する処理液の循環経路を横切って処理液槽タンク
内の処理液中に設ける。
第3図は本発明の好ましい別の実施態様を示す断面図
である。同図において、20は現像部、21はリンス部、2
2、23は処理液槽タンク、22aは現像液、23aはリンス
液、24、25は網状のフィルタ、28は現像補充液タンク、
28aは現像補充液、29はリンス補充液タンク、29aはリン
ス補充液、30は廃液タンク、31、32はシャワーノズル、
33、34はポンプ、35は面積検出センサ、36はポンプ制御
装置、37はヒータ、PSはPS版の搬送経路である。網状の
フィルタ24、25は第1図におけるフィルタ7aに準じた方
法で着脱可能の構造とする。フィルタ24はシャワーノズ
ル31うを着脱自在の構造とし、フィルタ24を容易に取り
外せるようにしておく。
である。同図において、20は現像部、21はリンス部、2
2、23は処理液槽タンク、22aは現像液、23aはリンス
液、24、25は網状のフィルタ、28は現像補充液タンク、
28aは現像補充液、29はリンス補充液タンク、29aはリン
ス補充液、30は廃液タンク、31、32はシャワーノズル、
33、34はポンプ、35は面積検出センサ、36はポンプ制御
装置、37はヒータ、PSはPS版の搬送経路である。網状の
フィルタ24、25は第1図におけるフィルタ7aに準じた方
法で着脱可能の構造とする。フィルタ24はシャワーノズ
ル31うを着脱自在の構造とし、フィルタ24を容易に取り
外せるようにしておく。
本発明におけるフィルタの網目の大きさは0.01〜1mm
の範囲が好ましく、より好ましくは0.05〜0.5mmの範囲
である。フィルタの設置位置は処理液の液面から下方へ
1〜5cmの位置が好ましい。フィルタの材質は、非金属
で、合成繊維(例えば、ナイロン、ポリエステル、ポリ
エチレン、ポリプロピレン、アクリル、サラン等)及び
天然繊維(例えば、綿)が好ましい。フィルタの形状
は、平網状又は袋状が好ましい。
の範囲が好ましく、より好ましくは0.05〜0.5mmの範囲
である。フィルタの設置位置は処理液の液面から下方へ
1〜5cmの位置が好ましい。フィルタの材質は、非金属
で、合成繊維(例えば、ナイロン、ポリエステル、ポリ
エチレン、ポリプロピレン、アクリル、サラン等)及び
天然繊維(例えば、綿)が好ましい。フィルタの形状
は、平網状又は袋状が好ましい。
本発明においては、反復使用によって処理液中に生じ
た浮遊物及び沈澱物を除去するフィルタを、前記のよう
に上方が開口しているか又は液抜きせずに開口し得る構
造の処理液槽タンクを有する自動現像機において、該処
理液タンク中の処理液中に設けたので、液抜きせずに容
易にフィルタの交換が可能であり、またフィルタが処理
液中にあるため、自動現像機の休止中でもフィルタの乾
燥による目詰まりを生ずることがない。また、このよう
なフィルタの設置位置によって、発泡し易い処理液の場
合でも、シャワーノズル等から処理液が処理液槽タンク
中の処理液面へ落下しその衝撃で発泡するのが防止され
る。
た浮遊物及び沈澱物を除去するフィルタを、前記のよう
に上方が開口しているか又は液抜きせずに開口し得る構
造の処理液槽タンクを有する自動現像機において、該処
理液タンク中の処理液中に設けたので、液抜きせずに容
易にフィルタの交換が可能であり、またフィルタが処理
液中にあるため、自動現像機の休止中でもフィルタの乾
燥による目詰まりを生ずることがない。また、このよう
なフィルタの設置位置によって、発泡し易い処理液の場
合でも、シャワーノズル等から処理液が処理液槽タンク
中の処理液面へ落下しその衝撃で発泡するのが防止され
る。
本発明の処理装置は、例えばアルミニウム支持体上に
シアゾ化合物やo−キノンジアジド化合物を感光性成分
として含有する感光層を有するもの等、感光層等を画像
様に溶出する現像処理によって処理液中に浮遊物や沈澱
物を生じるPS版の処理に有効である。
シアゾ化合物やo−キノンジアジド化合物を感光性成分
として含有する感光層を有するもの等、感光層等を画像
様に溶出する現像処理によって処理液中に浮遊物や沈澱
物を生じるPS版の処理に有効である。
以下、実施例で本発明を具体的に説明する。
実施例1 特開昭62−175757号公報の実施例1〜7に記載されて
いる、感光性成分としてp−ジアゾジフェニルアミンの
パラホルムアルデヒド縮合物のヘキサフルオロリン酸塩
を用いたネガ型PS版と同様にしてネガ型PS版を作製し、
また該実施例に記載されている、感光性成分としてナフ
トキノン−(1,2)−ジアジド−(2)−5−スルホン
酸クロライドとレゾルシン−ベンズアルデヒド樹脂との
縮合物を用いたポジ型PS版と同様にしてポジ型PS版を作
製した。
いる、感光性成分としてp−ジアゾジフェニルアミンの
パラホルムアルデヒド縮合物のヘキサフルオロリン酸塩
を用いたネガ型PS版と同様にしてネガ型PS版を作製し、
また該実施例に記載されている、感光性成分としてナフ
トキノン−(1,2)−ジアジド−(2)−5−スルホン
酸クロライドとレゾルシン−ベンズアルデヒド樹脂との
縮合物を用いたポジ型PS版と同様にしてポジ型PS版を作
製した。
上記ネガ型PS版及びポジ型PS版を多数枚画像露光し
た。
た。
一方、第1図に示す自動現像機の処理液槽タンク4に
下記濃縮現像液を水で8倍に希釈したネガ・ポジ共通現
像液を20入れ、処理液槽タンク5には水を10、処理
液槽タンク6にはリンス液SRW−1(コニカ(株)製)
を水で8倍に希釈した液を10入れ、それぞれの処理液
には処理枚数に応じて補充を行うようにした。
下記濃縮現像液を水で8倍に希釈したネガ・ポジ共通現
像液を20入れ、処理液槽タンク5には水を10、処理
液槽タンク6にはリンス液SRW−1(コニカ(株)製)
を水で8倍に希釈した液を10入れ、それぞれの処理液
には処理枚数に応じて補充を行うようにした。
濃縮現像液組成 β−アニリノエタノール 73.5g プロピレングリコール 73.5g 2−ヒドロキシ−3−ナフトエ酸 146.7g p−tert−ブチル安息香酸 294.0g 50%水酸化カリウム水溶液 771.6g エマルゲン147(花王(株)製,ノニオン界面活性
剤) 7.5g 珪酸カリウム水溶液 (SiO2含有26重量%,K2O含有13重量%) 540.6g 40%亜硫酸カリウム水溶液 450.3g 水 1262.7g また、処理液槽タンク4、5、6の各々には、液面か
ら1cmの深さの位置に300μm径の穴の平網状フィルタ
(ポリプロピレン製)を水平断面全面に設けた。この平
網状フィルタは処理液槽タンクの内壁面との密着性を良
くするために、そのサイド部にゴムを付けパッキングの
働きをさせた。また、平網状フィルタの脱着が容易なよ
うに第2図に示すようなとってを設けた。
剤) 7.5g 珪酸カリウム水溶液 (SiO2含有26重量%,K2O含有13重量%) 540.6g 40%亜硫酸カリウム水溶液 450.3g 水 1262.7g また、処理液槽タンク4、5、6の各々には、液面か
ら1cmの深さの位置に300μm径の穴の平網状フィルタ
(ポリプロピレン製)を水平断面全面に設けた。この平
網状フィルタは処理液槽タンクの内壁面との密着性を良
くするために、そのサイド部にゴムを付けパッキングの
働きをさせた。また、平網状フィルタの脱着が容易なよ
うに第2図に示すようなとってを設けた。
現像は27℃25秒、水洗、リンスはどちらも30℃15秒の
条件で処理を行なった。
条件で処理を行なった。
1003mm×800mmサイズのネガ型PS版とポジ型PS版を1
日当り各60版ずつランダムに処理し、2カ月間処理を続
けたところ、処理した版に異物等の付着がまったくな
く、印刷において汚れを生じなかった。各処理槽の配管
につまりも見られなかった。また、現像部、水洗部、リ
ンス部とも、シャワーパイプから落ちた液により発する
が平網状フィルターが処理液落下の緩衝作用をしてお
り、発泡は小さく泡立ちの高さは、どの槽も2cm以下で
あった。
日当り各60版ずつランダムに処理し、2カ月間処理を続
けたところ、処理した版に異物等の付着がまったくな
く、印刷において汚れを生じなかった。各処理槽の配管
につまりも見られなかった。また、現像部、水洗部、リ
ンス部とも、シャワーパイプから落ちた液により発する
が平網状フィルターが処理液落下の緩衝作用をしてお
り、発泡は小さく泡立ちの高さは、どの槽も2cm以下で
あった。
実施例2 前記ポジ型PS版を多数枚画像露光した。
一方、第3図に示す自動現像機の処理液槽タンク22に
DP−4(富士写真フイルム(株)製)を水で9倍に希釈
し現像液を30入れ、32℃に温度を調節し、循環させ
た。また、フィルタ24としては合成繊維製の500μmの
穴の径の網状フィルタを網け、現像液のPS版へのシャワ
ーノズル31からの噴射はフィルタの上から行った。また
処理するPS版の面積を検知し、面積に応じて補充液とし
てDP−4R(富士写真フイルム(株)製)を5倍に水で希
釈した液を補充した。処理液槽タンク23にはリンス液FR
−2(富士写真フイルム(株)製)を8倍に水で希釈し
た液を10入れた。リンス液もまた処理するPS版の面積
に応じてリンス液FR−2の8倍希釈液を補充した。処理
液槽タンク23の液中には袋状のフィルタ25(合成繊維
製)を該タンクの水平断面全面に設けた。
DP−4(富士写真フイルム(株)製)を水で9倍に希釈
し現像液を30入れ、32℃に温度を調節し、循環させ
た。また、フィルタ24としては合成繊維製の500μmの
穴の径の網状フィルタを網け、現像液のPS版へのシャワ
ーノズル31からの噴射はフィルタの上から行った。また
処理するPS版の面積を検知し、面積に応じて補充液とし
てDP−4R(富士写真フイルム(株)製)を5倍に水で希
釈した液を補充した。処理液槽タンク23にはリンス液FR
−2(富士写真フイルム(株)製)を8倍に水で希釈し
た液を10入れた。リンス液もまた処理するPS版の面積
に応じてリンス液FR−2の8倍希釈液を補充した。処理
液槽タンク23の液中には袋状のフィルタ25(合成繊維
製)を該タンクの水平断面全面に設けた。
現像は30℃25秒に設定し、1003mm×800mmサイズのポ
ジ型PS版を1日当り100版処理し、4カ月間処理を続け
た。途中、1カ月間に1回処理槽のフィルターをとり出
して洗浄した。このようにして4カ月間処理した版は、
異物の付着がなく、良好に印刷物が得られた。
ジ型PS版を1日当り100版処理し、4カ月間処理を続け
た。途中、1カ月間に1回処理槽のフィルターをとり出
して洗浄した。このようにして4カ月間処理した版は、
異物の付着がなく、良好に印刷物が得られた。
比較例1 処理液槽タンク4、5、6の各フィルタ7a、7b、7cの
位置を、各処理液槽タンクの処理液面より上の、水平断
面幅が一定である部分に最上部に変えた以外は前記実施
例1と同様の実験を行った。その結果、自動現像機の稼
働の休止期間中にフィルタ7aに目詰まりを生じてフィル
タを交換する必要を生じた他に発泡が大きく、処理開始
後1週間ではどの槽も処理液槽タンクの上縁から溢れ
た。
位置を、各処理液槽タンクの処理液面より上の、水平断
面幅が一定である部分に最上部に変えた以外は前記実施
例1と同様の実験を行った。その結果、自動現像機の稼
働の休止期間中にフィルタ7aに目詰まりを生じてフィル
タを交換する必要を生じた他に発泡が大きく、処理開始
後1週間ではどの槽も処理液槽タンクの上縁から溢れ
た。
本発明によれば、処理液を循環して繰り返し使用する
自動現像機で長期間処理を行う場合、下記〜が良好
な処理を行うことができる。
自動現像機で長期間処理を行う場合、下記〜が良好
な処理を行うことができる。
配管やシャーパイプの孔の詰まり。
処理された版に沈澱物が付着することによる印刷汚
れ。
れ。
発泡し易い処理液の発泡。
自動現像機の稼働の休止期間中に生じる処理液用フィ
ルタの目詰まり。
ルタの目詰まり。
第1図及び第3図は本発明の実施態様の断面図、第2図
は第1図の要部の構造を模式的に示す斜視図である。 1、20:現像部、2:水洗部、3、21:リンス部、4、5、
6、22、23:処理液槽タンク、 7a、7b、7c、24、25:フィルタ
は第1図の要部の構造を模式的に示す斜視図である。 1、20:現像部、2:水洗部、3、21:リンス部、4、5、
6、22、23:処理液槽タンク、 7a、7b、7c、24、25:フィルタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−156063(JP,A) 特開 平2−158124(JP,A) 特開 平3−24716(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03F 7/30
Claims (1)
- 【請求項1】循環使用する処理液層タンク内の処理液中
に着脱可能な網状のフィルタを該処理液中の水平断面全
体にわたって設けるか又は該処理液中の該処理液の流れ
のすべてを横断して設けたことを特徴とするPS版の処理
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1238892A JP2770057B2 (ja) | 1989-09-13 | 1989-09-13 | Ps版の処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1238892A JP2770057B2 (ja) | 1989-09-13 | 1989-09-13 | Ps版の処理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03100555A JPH03100555A (ja) | 1991-04-25 |
JP2770057B2 true JP2770057B2 (ja) | 1998-06-25 |
Family
ID=17036820
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1238892A Expired - Fee Related JP2770057B2 (ja) | 1989-09-13 | 1989-09-13 | Ps版の処理装置 |
Country Status (1)
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---|---|
JP (1) | JP2770057B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
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---|---|---|---|---|
JP2522774Y2 (ja) * | 1992-02-07 | 1997-01-16 | 岩崎通信機株式会社 | 後処理装置の受液槽構造 |
JP5963638B2 (ja) * | 2012-10-12 | 2016-08-03 | 新電元工業株式会社 | ディップ式現像装置及び半導体ウェーハの現像方法 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60156063A (ja) * | 1984-01-25 | 1985-08-16 | Fuji Photo Film Co Ltd | 感光性平版印刷版の現像方法および自動現像装置 |
JPH0796126B2 (ja) * | 1987-02-27 | 1995-10-18 | 古河電気工業株式会社 | アルミニウル管収納プラスチック被覆線の製造方法 |
JP2810419B2 (ja) * | 1989-06-22 | 1998-10-15 | 沖電気工業株式会社 | レジスト現像装置 |
-
1989
- 1989-09-13 JP JP1238892A patent/JP2770057B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
JPH03100555A (ja) | 1991-04-25 |
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