JP2769654B2 - 板状体の固着方法 - Google Patents
板状体の固着方法Info
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Description
板などの板状体相互を固着する板状体の固着方法に関す
る。
しては、樹脂板相互の重ね合わせ部に金属ステープルを
突刺して外部に突出した端部を折り返すことにより固着
する方法、または樹脂板相互の重ね合わせ部に、相互が
一致する下穴を予め形成しておき、これら下穴内に樹脂
板と同種樹脂の樹脂ピンを挿通した後、外部に突出した
樹脂ピンの先端部を溶融変形して固着する方法が一般に
知られている。
固着方法にあっては、樹脂と異なる材質である金属ステ
ープルを使用するため、これら樹脂板を再利用する場合
に、樹脂板から金属ステープルを取り除かなければなら
ず、樹脂板のリサイクル性が悪いか不可能であった。
い硬度を有しているため、他の樹脂板を傷付けたり、経
時使用にともなって錆びたりする問題を有している。
する樹脂板と樹脂ピンとが同種の樹脂であるため、リサ
イクル性に優れているが、樹脂板に対して相互が一致す
る下穴を予め形成しておかなければならず、加工性が悪
い問題を有している。
ために発明されたものであり、その目的とするところ
は、板状体に下穴を予め形成することなく、相互を強固
に固定することができる板状体の固着方法を提供するこ
とにある。
イクル性に優れた板状体の固着方法を提供することにあ
る。
ね合わされた板状体相互を、該板状体と同種材質からな
るピンにより固着する方法において、重ね合わされた板
状体に向かって移動可能に設けられた押圧部材の中心部
に形成された貫通孔内に、押圧部材と独立して移動可能
に挿嵌され、押圧部材の押圧面から突出した先端部に鋭
利部を有した金属ピンに対し、軸部の押圧部材側に大径
部を有すると共に他端側に金属ピンの鋭利部とほぼ一致
するテーパ面部を有したピンの中空部内に挿嵌して取り
付け、次に押圧部材を重ね合わされた板状体に向かって
移動して板状体に、金属ピンの鋭利部により下穴を形成
しながらテーパ面部により下穴を拡大してピンの軸部を
圧入すると共にテーパ面部を板状体下面から突出させ、
次に押圧部材により軸部の大径頭部を押圧した状態で金
属ピンをピンの中空部内から抜き出した後、板状体下面
から突出したテーパ面部に対して変形部材を圧接して大
径状に変形させて軸部の抜き出しを不能化して板状体相
互を固着することを特徴としている。
対し、中空部内に挿嵌したピンを取付ける。このとき、
金属ピンの鋭利部とピンのテーパ面部はそのテーパ面が
ほぼ一致している。
ると、板状体に対し、金属ピンの鋭利部により下穴を形
成しながらピンのテーパ面部により下穴を拡大しながら
軸部を圧入させる。このとき、テーパ面部は板状体の下
面から下方へ突出している。
ま金属ピンをピンの中空部内から抜き出した後、変形部
材により下方へ突出したテーパ面部を大径状に変形して
板状体をピンの軸部により固着させる。
に実施した一実施例を示す図面に従って説明する。
樹脂ピンの斜視図である。
としての樹脂段ボール板3・4と同種の合成樹脂で、軸
部5はその軸線長さが固着しようとする樹脂段ボール板
3・4相互を重ね合わせた厚さ以上に設定されている。
中空部7が形成されている。
へ平面状に延出するように一体形成されている。
ーパ面部11が所定の傾斜角度で形成されている。
13が軸部5より若干大径で、軸線周りに一体形成され
ている。
による樹脂段ボール板3・4の固着方法を説明する。
ある。
である。
す中央縦断面図である。
る。
字形に形成され、該本体フレーム33の平台部33aに
は軸部5より大径の貫通孔33bが形成されている。
3cにはスライダー35が上下方向へ移動可能に支持さ
れ、該スライダー35には上下シリンダー37が連結さ
れている。
ぼ一致する外径の押圧部材としての押圧軸39が、前記
貫通孔33bと同軸に取り付けられ、該押圧軸39の中
心部には貫通孔39aが形成されている。
金属ピン41が軸線方向へ摺動可能に支持されている。
から前記樹脂ピン1の軸線長さより若干長く突出するよ
うに設定され、該金属ピン41の先端部には鋭利部41
aが前記テーパ面部11と一致する傾斜角度で形成され
ている。
スライダー35に取り付けられたシリンダー40が連結
され、該シリンダー40の作動により前記鋭利部41a
のテーパ面と樹脂ピン1のテーパ面部11とが一致する
下方位置と、押圧軸39内に位置する上方位置との間に
て移動される。
貫通孔33bに挿嵌する外径からなる円筒形状の加圧部
材43が樹脂段ボール板4の下面に向かって移動可能に
支持されている。
連結され、該押圧シリンダー45の作動により下方に位
置する樹脂段ボール板4下面に圧接する上方位置と、前
記樹脂段ボール板4下面から離間した下方位置との間に
て移動される。
加熱治具47が、該加圧部材43と同軸で軸線方向へ移
動可能に支持されている。
ず)が内蔵され、樹脂ピン1を溶融させるのに充分な温
度に加熱される。
ー49が連結され、該作動シリンダー49により樹脂段
ボール板4の下面から離間した下方位置と、下面に可及
的に近接する上方位置との間にて移動される。
る2枚の樹脂段ボール板3・4を重ね合わせた状態で載
置する。
ピン41を中空部7内に挿嵌して樹脂ピン1を取り付け
る。
前記テーパ面部11と一致して全体が先端鋭利状になっ
ている。
ると、押圧軸39は大径部9に当接して樹脂ピン1全体
を樹脂段ボール板3・4に向って押し下げる。
鋭利部41aは樹脂段ボール板3・4に突刺して下穴を
形成した後、軸部5先端のテーパ面部11は金属ピン4
1により形成された下穴を拡径しながら樹脂段ボール板
3・4に軸部5を圧入させる。
板3・4に圧入されたとき、少なくともテーパ面部11
は樹脂段ボール板4の下面から下方へ突出している。
ール板3・4相互に圧入された樹脂ピン1の中空部7か
ら金属ピン41を抜き出した後、大径部9に対する押圧
軸39の押圧状態を保ちながら押圧シリンダー45を作
動すると、圧接する加圧部材43と押圧軸39とにより
樹脂段ボール3・4相互を挟持させる。
熱治具47の先端を下面から外部に突出した軸部5の先
端部に圧接させると、下面から外部に突出したテーパ面
部11を溶融して大径状に変形させて樹脂段ボール板4
下面に係合させて樹脂段ボール板3・4相互を固着させ
る。
がら非加熱状態に切り換えた後、冷風を吹きつけて溶融
した樹脂の硬化を図った後、作動シリンダー49を復動
して加熱治具47を原位置へ戻して溶融変形した軸部5
の下端部を樹脂段ボール板4下面に係止させることによ
り樹脂段ボール板3・4相互を樹脂ピン1により固着さ
せる。
部材43を原位置へ戻して固着作業を終了する。
熱治具47を外部に突出した軸部5のテーパ面部11に
圧接してその樹脂を溶融しながら所望の形状に変形させ
ることにより樹脂段ボール板4下面に係止して固着する
ものとしたが、この治具としては超音波振動装置であっ
てもよい。
に突出した軸部のテーパ面部に圧接させるとともに駆動
すると、テーパ面部は超音波振動の共振作用により加熱
されて溶融したり、脆弱化して所望の形状へ変形させる
ことができる。
3・4を使用し、これら樹脂段ボール板3・4と同種の
合成樹脂からなる樹脂ピン1により固着するものとした
が、板状体としては例えばアルミニウム板などのように
ピンの押圧に伴って下穴を自動的に形成しながら突刺可
能な比較的薄手状の金属板であってもよい。
ピンとしては板状体と同種材質の金属材質により形成し
たものを使用すればよい。
形成することなく、相互を強固に固定することができる
板状体の固着方法を提供することができる。
優れた板状体の固着方法を提供することが可能である。
図である。
面図である。
板状体としての樹脂段ボール板、5 軸部、7 中空
部、9 大径部、11 テーパ面部、39 押圧部材と
しての押圧軸、39a 貫通孔、41 金属ピン、41
a 鋭利部
Claims (3)
- 【請求項1】重ね合わされた板状体相互を、該板状体と
同種材質からなるピンにより固着する方法において、重
ね合わされた板状体に向かって移動可能に設けられた押
圧部材の中心部に形成された貫通孔内に、押圧部材と独
立して移動可能に挿嵌され、押圧部材の押圧面から突出
した先端部に鋭利部を有した金属ピンに対し、軸部の押
圧部材側に大径部を有すると共に他端側に金属ピンの鋭
利部とほぼ一致するテーパ面部を有したピンの中空部内
に挿嵌して取り付け、次に押圧部材を重ね合わされた板
状体に向かって移動して板状体に、金属ピンの鋭利部に
より下穴を形成しながらテーパ面部により下穴を拡大し
てピンの軸部を圧入すると共にテーパ面部を板状体下面
から突出させ、次に押圧部材により軸部の大径頭部を押
圧した状態で金属ピンをピンの中空部内から抜き出した
後、板状体下面から突出したテーパ面部に対して変形部
材を圧接して大径状に変形させて軸部の抜き出しを不能
化して板状体相互を固着する板状体の固着方法。 - 【請求項2】請求項1において、板状体及びピンは同種
の合成樹脂からなると共に変形部材により板状体の下面
から突出したテーパ面部を大径状に加熱変形する板状体
の固着方法。 - 【請求項3】請求項1において、変形部材により板状体
下面から突出したテーパ面部を大径状に変形させる際に
テーパ面部周囲の板状体下面を加圧部材により加圧して
板状体相互を挟持した状態で固着する板状体の固着方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3348718A JP2769654B2 (ja) | 1991-12-04 | 1991-12-04 | 板状体の固着方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3348718A JP2769654B2 (ja) | 1991-12-04 | 1991-12-04 | 板状体の固着方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH06159337A JPH06159337A (ja) | 1994-06-07 |
JP2769654B2 true JP2769654B2 (ja) | 1998-06-25 |
Family
ID=18398905
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3348718A Expired - Fee Related JP2769654B2 (ja) | 1991-12-04 | 1991-12-04 | 板状体の固着方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2769654B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2944318B2 (ja) | 1992-07-15 | 1999-09-06 | 株式会社国盛化学 | 合成樹脂板の固着装置 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2401661B (en) * | 2003-05-16 | 2006-03-29 | Textron Fastening Syst Ltd | Blind fastener and method of installation thereof |
CN112253599B (zh) * | 2020-09-02 | 2022-07-22 | 武汉船用机械有限责任公司 | 插销控制装置 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50156180A (ja) * | 1974-06-07 | 1975-12-17 | ||
JPS6022321U (ja) * | 1983-07-22 | 1985-02-15 | 光洋フアスナ−株式会社 | 樹脂製リベツト用かしめ具 |
-
1991
- 1991-12-04 JP JP3348718A patent/JP2769654B2/ja not_active Expired - Fee Related
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