JP2768949B2 - 半導体装置,及びその製造方法 - Google Patents
半導体装置,及びその製造方法Info
- Publication number
- JP2768949B2 JP2768949B2 JP63141389A JP14138988A JP2768949B2 JP 2768949 B2 JP2768949 B2 JP 2768949B2 JP 63141389 A JP63141389 A JP 63141389A JP 14138988 A JP14138988 A JP 14138988A JP 2768949 B2 JP2768949 B2 JP 2768949B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- forming
- nitride film
- silicon nitride
- semiconductor device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Internal Circuitry In Semiconductor Integrated Circuit Devices (AREA)
- Formation Of Insulating Films (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、半導体装置における構造に関するもので
ある。
ある。
第4図は従来の半導体装置を示す断面図であり、図に
おいて(1)は基板、(2)は基板(1)上に積んだ第
1の膜、(3)は第1の膜(2)上に積んだ第2の膜で
ある。
おいて(1)は基板、(2)は基板(1)上に積んだ第
1の膜、(3)は第1の膜(2)上に積んだ第2の膜で
ある。
第4図の様に構成された半導体装置においては、材料
によつて第1の膜(2)と第2の膜(3)との密着性が
悪いことがある。この場合、半導体装置製造過程で基板
(1)が受ける微小力f−〔例えば水洗槽中での揺動、
処理装置での搬送途中に受ける微衝撃等々〕−により第
5図に示すように第2の膜(3)が第1の膜(2)から
はがれてしまうことがある。
によつて第1の膜(2)と第2の膜(3)との密着性が
悪いことがある。この場合、半導体装置製造過程で基板
(1)が受ける微小力f−〔例えば水洗槽中での揺動、
処理装置での搬送途中に受ける微衝撃等々〕−により第
5図に示すように第2の膜(3)が第1の膜(2)から
はがれてしまうことがある。
第6図は従来の半導体装置の具体例を示す断面図で、
(1)はSi基板、(2)は基板(1)上に積んだBPSG
膜、(3)はBPSG膜(2)上に積んだTiN膜、(4)はT
iN膜(3)上に積んだAlSi膜、(5)はコンタクトホー
ルである。この場合BPSG膜(2)とTiN膜(3)との密
着性が悪いので、半導体装置製造過程でTiN膜(3)がA
lSi膜(4)ごとBPSG膜(2)からはがれることがあつ
た。
(1)はSi基板、(2)は基板(1)上に積んだBPSG
膜、(3)はBPSG膜(2)上に積んだTiN膜、(4)はT
iN膜(3)上に積んだAlSi膜、(5)はコンタクトホー
ルである。この場合BPSG膜(2)とTiN膜(3)との密
着性が悪いので、半導体装置製造過程でTiN膜(3)がA
lSi膜(4)ごとBPSG膜(2)からはがれることがあつ
た。
従来の半導体装置,及びその製造方法は、以上のよう
に構成されているので、製造過程で基板に微小力が加わ
ると容易に膜が下に積んだ膜からはがれるなどの問題点
があつた。
に構成されているので、製造過程で基板に微小力が加わ
ると容易に膜が下に積んだ膜からはがれるなどの問題点
があつた。
この発明は上記のような問題点を解消するためになさ
れたもので、膜間の密着性の高い半導体装置を得ること
を目的とする。
れたもので、膜間の密着性の高い半導体装置を得ること
を目的とする。
この発明にかかる半導体装置は、半導体基板上にCVD
法により堆積形成されたシリコン酸化膜と、表面に直径
0.1μmの孔を含む微細孔を有し上記シリコン酸化膜上
に堆積形成されたシリコン窒化膜と、該シリコン窒化膜
上に堆積形成された金属膜をパターニングすることによ
り上記シリコン窒化膜上に形成された金属部材とを備え
ていることを特徴とするものである。
法により堆積形成されたシリコン酸化膜と、表面に直径
0.1μmの孔を含む微細孔を有し上記シリコン酸化膜上
に堆積形成されたシリコン窒化膜と、該シリコン窒化膜
上に堆積形成された金属膜をパターニングすることによ
り上記シリコン窒化膜上に形成された金属部材とを備え
ていることを特徴とするものである。
また、この発明にかかる半導体装置の製造方法は、半
導体基板上にCVD法によりシリコン酸化膜を堆積形成す
る工程と、上記シリコン酸化膜上にシリコン窒化膜を堆
積形成する工程と、上記シリコン窒化膜上に微細なHF化
合物を付着し、この付着したHF化合物にプラズマ処理を
行なうことにより、上記シリコン窒化膜上の,上記HF化
合物が付着している部分を増速エッチングして、上記シ
リコン窒化膜の表面に直径0.1μmの孔を含む微細孔を
形成する工程と、上記微細孔の形成後に上記シリコン酸
化膜及びシリコン窒化膜にコンタクトホールを形成する
工程と、上記コンタクトホールを形成した後に上記シリ
コン窒化膜上に該コンタクトホールを介して上記半導体
基板に電気的に接続される金属部材を堆積形成する工程
と、上記金属部材をパターニングする工程とを含むこと
を特徴とするものである。
導体基板上にCVD法によりシリコン酸化膜を堆積形成す
る工程と、上記シリコン酸化膜上にシリコン窒化膜を堆
積形成する工程と、上記シリコン窒化膜上に微細なHF化
合物を付着し、この付着したHF化合物にプラズマ処理を
行なうことにより、上記シリコン窒化膜上の,上記HF化
合物が付着している部分を増速エッチングして、上記シ
リコン窒化膜の表面に直径0.1μmの孔を含む微細孔を
形成する工程と、上記微細孔の形成後に上記シリコン酸
化膜及びシリコン窒化膜にコンタクトホールを形成する
工程と、上記コンタクトホールを形成した後に上記シリ
コン窒化膜上に該コンタクトホールを介して上記半導体
基板に電気的に接続される金属部材を堆積形成する工程
と、上記金属部材をパターニングする工程とを含むこと
を特徴とするものである。
〔作用〕 この発明における超微細孔の開いた層間膜は、下地の
膜と密着性の良い材料を使用し、さらに層間膜表面に直
径0.1μm程度の超微細孔を開けることにより上部の膜
との接着面積が増加し密着性を上げることができる。
膜と密着性の良い材料を使用し、さらに層間膜表面に直
径0.1μm程度の超微細孔を開けることにより上部の膜
との接着面積が増加し密着性を上げることができる。
以下、この発明の一実施例を図について説明する。第
1図において、(1)は基板、(2)は基板上に形成さ
れた第1の膜、(6)は第1の膜(2)上に形成された
超微細孔を表面に開けた層間膜、(3)は層間膜(6)
上に形成された第2の膜である。
1図において、(1)は基板、(2)は基板上に形成さ
れた第1の膜、(6)は第1の膜(2)上に形成された
超微細孔を表面に開けた層間膜、(3)は層間膜(6)
上に形成された第2の膜である。
第1図において層間膜(6)の材質に第1の膜(2)
と密着性の良いものを選び、さらに層間膜(6)表面に
直径0.1μm程度の超微細孔を開けることにより第2の
膜(3)と層間膜(6)との接着面積が増大し密着性が
高まり、基板(1)に力が加わつても第2の膜(3)が
はがれるのを防ぐことができる。
と密着性の良いものを選び、さらに層間膜(6)表面に
直径0.1μm程度の超微細孔を開けることにより第2の
膜(3)と層間膜(6)との接着面積が増大し密着性が
高まり、基板(1)に力が加わつても第2の膜(3)が
はがれるのを防ぐことができる。
次に、先に第6図に示した従来の具体例に対応する具
体的実施例の製造過程を第2図に示す。
体的実施例の製造過程を第2図に示す。
基板(1)上に積んだBPSG膜(2)上に窒化膜(6)
を積み直径0.1μm内外の微細孔を表面に開ける〔第2
図(a)〕。次にコンタクトホール(5)をBPSG膜
(2)及び窒化膜(6)に開ける〔第2図(b)〕。次
に窒化膜(6)上にTiN膜(3)、TiN膜(3)上にAlSi
膜(4)を積む〔第2図(c)〕。次にAlSi膜(4)及
びTiN膜(3)をパターン状にエツチングする〔第2図
(d)〕。この様な構造にするとBPSG膜(2)と密着性
が良くしかも表面に超微細孔を開けた窒化膜(6)をTi
N膜(3)とBPSG膜(2)との間に積むことによりBPSG
膜(2)〜TiN膜(3)間の密着性が良くなり容易には
がれなくなる。
を積み直径0.1μm内外の微細孔を表面に開ける〔第2
図(a)〕。次にコンタクトホール(5)をBPSG膜
(2)及び窒化膜(6)に開ける〔第2図(b)〕。次
に窒化膜(6)上にTiN膜(3)、TiN膜(3)上にAlSi
膜(4)を積む〔第2図(c)〕。次にAlSi膜(4)及
びTiN膜(3)をパターン状にエツチングする〔第2図
(d)〕。この様な構造にするとBPSG膜(2)と密着性
が良くしかも表面に超微細孔を開けた窒化膜(6)をTi
N膜(3)とBPSG膜(2)との間に積むことによりBPSG
膜(2)〜TiN膜(3)間の密着性が良くなり容易には
がれなくなる。
次に窒化膜上に超微細孔を開ける方法の説明をする。
第3図は超微細孔の形成方法を示す断面図である。第
3図(a)において、(1)は基板、(2)は基板
(1)上に積んだ第1の膜(例えばBPSG膜)、(6a)は
第1の膜(2)上に積んだ窒化膜、(7)は窒化膜(6
a)上に付着させたHF化合物(例えばNH4HF2塩)、又、
第3図(b)において(6b)は窒化膜(6a)表面に形成
した直径0.1μm内外の超微細孔である。
3図(a)において、(1)は基板、(2)は基板
(1)上に積んだ第1の膜(例えばBPSG膜)、(6a)は
第1の膜(2)上に積んだ窒化膜、(7)は窒化膜(6
a)上に付着させたHF化合物(例えばNH4HF2塩)、又、
第3図(b)において(6b)は窒化膜(6a)表面に形成
した直径0.1μm内外の超微細孔である。
次に形成方法について説明する。
第3図(a)の様に窒化膜(6a)上に直径0.1μm内
外のHF化合物(7)を付着させる。これにCF4プラズマ
処理を加えるとHF化合物(7)の付着した部分だけが増
速エツチされ、第3図(b)の様に窒化膜(6a)上に直
径0.1μm内外の超微細孔(6b)が形成される。
外のHF化合物(7)を付着させる。これにCF4プラズマ
処理を加えるとHF化合物(7)の付着した部分だけが増
速エツチされ、第3図(b)の様に窒化膜(6a)上に直
径0.1μm内外の超微細孔(6b)が形成される。
以上のように、この発明の半導体装置,及びその製造
方法によれば、元来、密着性の悪い膜同志でも、容易に
はがれが生じない様に密着性を向上させることができる
効果がある。
方法によれば、元来、密着性の悪い膜同志でも、容易に
はがれが生じない様に密着性を向上させることができる
効果がある。
【図面の簡単な説明】 第1図はこの発明の一実施例の構成を示す断面図、第2
図はその具体例の構成手順を示す断面図、第3図はこの
実施例における層間膜への超微細孔の形成手順を示す断
面図、第4図は従来の半導体装置の一例を示す断面図、
第5図は従来例における膜剥離の状況を示す断面図、第
6図は従来方式における具体例を示す断面図である。 図において、(1)は基板、(2)は第1の膜、(3)
は第2の膜、(6),(6a)は層間膜、(6b)は超微細
孔である。 なお、図中同一符号は同一または相当部分を示す。
図はその具体例の構成手順を示す断面図、第3図はこの
実施例における層間膜への超微細孔の形成手順を示す断
面図、第4図は従来の半導体装置の一例を示す断面図、
第5図は従来例における膜剥離の状況を示す断面図、第
6図は従来方式における具体例を示す断面図である。 図において、(1)は基板、(2)は第1の膜、(3)
は第2の膜、(6),(6a)は層間膜、(6b)は超微細
孔である。 なお、図中同一符号は同一または相当部分を示す。
Claims (2)
- 【請求項1】半導体基板上にCVD法により堆積形成され
たシリコン酸化膜と、 表面に直径0.1μmの孔を含む微細孔を有し上記シリコ
ン酸化膜上に堆積形成されたシリコン窒化膜と、 該シリコン窒化膜上に堆積形成された金属膜をパターニ
ングすることにより上記シリコン窒化膜上に形成された
金属部材とを備えていることを特徴とする半導体装置。 - 【請求項2】半導体基板上にCVD法によりシリコン酸化
膜を堆積形成する工程と、 上記シリコン酸化膜上にシリコン窒化膜を堆積形成する
工程と、 上記シリコン窒化膜上に微細なHF化合物を付着し、この
付着したHF化合物にプラズマ処理を行なうことにより、
上記シリコン窒化膜上の,上記HF化合物が付着している
部分を増速エッチングして、上記シリコン窒化膜の表面
に直径0.1μmの孔を含む微細孔を形成する工程と、 上記微細孔の形成後に上記シリコン酸化膜及びシリコン
窒化膜にコンタクトホールを形成する工程と、 上記コンタクトホールを形成した後に上記シリコン窒化
膜上に該コンタクトホールを介して上記半導体基板に電
気的に接続される金属部材を堆積形成する工程と、 上記金属部材をパターニングする工程とを含むことを特
徴とする半導体装置の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63141389A JP2768949B2 (ja) | 1988-06-08 | 1988-06-08 | 半導体装置,及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63141389A JP2768949B2 (ja) | 1988-06-08 | 1988-06-08 | 半導体装置,及びその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01310544A JPH01310544A (ja) | 1989-12-14 |
JP2768949B2 true JP2768949B2 (ja) | 1998-06-25 |
Family
ID=15290856
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63141389A Expired - Lifetime JP2768949B2 (ja) | 1988-06-08 | 1988-06-08 | 半導体装置,及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2768949B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5962028A (en) * | 1988-04-20 | 1999-10-05 | Norian Corporation | Carbonated hydroxyapatite compositions and uses |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5160180A (en) * | 1974-11-22 | 1976-05-25 | Hitachi Ltd | Handotaisochino seizohoho |
-
1988
- 1988-06-08 JP JP63141389A patent/JP2768949B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01310544A (ja) | 1989-12-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
WO1992009098A2 (en) | Process for forming extremely thin integrated circuit dice | |
JP2786115B2 (ja) | 半導体素子のブァイアフラグの形成方法 | |
JP2773072B2 (ja) | 半導体素子の金属配線の形成方法 | |
JP2768949B2 (ja) | 半導体装置,及びその製造方法 | |
CN110491831B (zh) | 一种制作通孔的方法及制得的器件 | |
JPH079935B2 (ja) | 半導体装置 | |
JPH0570301B2 (ja) | ||
JPH0346977B2 (ja) | ||
JPH03248429A (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
JPH11162845A (ja) | 半導体素子のマスク製造方法 | |
JPS6254427A (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
JPH02207531A (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
JP2001053229A (ja) | 容量素子の製造方法 | |
JP2000156367A (ja) | ドライエッチング方法 | |
JPH02111052A (ja) | 多層配線形成法 | |
JP2994644B2 (ja) | 電極の形成方法 | |
JP2529448B2 (ja) | 金属突起形成基板及び金属突起の形成方法 | |
JPS6193629A (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
JPH04139860A (ja) | 半導体装置 | |
JPS6197944A (ja) | 金属電極の形成方法 | |
JPH03132024A (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
JPS62210648A (ja) | 半導体装置 | |
JPH03270234A (ja) | 半導体装置の製造法方 | |
JPH04279031A (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
JPH08335631A (ja) | 無電解金めっき方法及びその方法を用いた埋め込み方法 |