JP2768717B2 - 壁パネルの取付構造 - Google Patents

壁パネルの取付構造

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JP2768717B2 JP1040843A JP4084389A JP2768717B2 JP 2768717 B2 JP2768717 B2 JP 2768717B2 JP 1040843 A JP1040843 A JP 1040843A JP 4084389 A JP4084389 A JP 4084389A JP 2768717 B2 JP2768717 B2 JP 2768717B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、セラミックパネルや石板、成形パネル、ガ
ラス質パネル等の各種の壁パネルを下地に取付けるため
の構造に関する。
〔従来の技術〕
従来、壁パネルの取付構造として、第5図(イ),
(ロ)に示すように、壁パネル(1)を下地(2)に金
具(13)等で仮止めし、その状態で壁パネル(1)と下
地(2)との間にモルタル(4′)を充填することによ
り、壁パネル(1)を下地(2)にモルタル(4′)の
接着力で固定するようにしたものが知られている。
また、第6図に示すように、壁パネル(1)にパネル
支持具(3′)を装着し、そのパネル支持具(3′)を
下地(2)にアンカーボルト(10′)等を介して固定す
ることにより、壁パネル(1)を下地(2)に固定する
ようにしたものも知られている。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところが、前述した従来技術によるときは次のような
欠点があった。
つまり、前者のモルタルで固定するいわゆる湿式工法
型のものによるときは、壁パネルを下方から上方に積上
げ式に施工していく際、下段の壁パネルに対するモルタ
ルの硬化を待って上段の壁パネルの取付工事を行なわな
ければならないため、工期が長期化する。しかも、モル
タルにより壁パネルの全体が下地、つまり、建物の躯体
と一体化するため、躯体に作用した応力が壁パネルに諸
に伝わり、例えば躯体に亀裂が生じると壁パネルにも同
様な亀裂が発生し易い。その上、壁パネルの表面にエフ
ロレッセンスが生じ易い。
他方、後者のパネル支持具がで固定するいわゆる乾式
工法型のものによるときは、壁パネルをパネル支持具の
みによって支持するため、パネル支持具が大型化、大重
量化してコストアップを招来し易いのみならず、パネル
支持具によって壁パネルを局部的に支持するため、壁パ
ネルがセラミックパネルや石板、ガラス質パネル等の脆
弱物の場合、建物の層間変位や壁パネルの取扱い不良等
によってパネル支持具の装着箇所に応力が作用すると、
欠損し易い。
しかも、壁パネルを精度良く取付けるためには、下地
を精度良く作製するか、或いは、パネル支持具に出入調
整機構を付加するかのいずれかが必要で、いずれの場合
もコストアップを招来する。
本発明の目的は、上記従来欠点を解消する点にある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明による壁パネルの取付構造の特徴構成は、壁パ
ネルに装着したパネル支持具を下地に固定し、前記壁パ
ネルと下地との間であって、前記パネル支持具の固定位
置に対してのみ、前記パネル支持具を完全に埋設する状
態に硬化性の物質を充填した点にある。
〔作 用〕
パネル支持具とモルタル等の充填した硬化性の物質と
の共同で壁パネルを下地に支持させるため、上段の壁パ
ネルの施工を充填した物質の硬化を待つことなく行なえ
ることはもちろん、パネル支持具については、小型化や
軽量化を図れるとともに、壁パネルのパネル支持具装着
箇所に作用する応力を小さくでき、他方、硬化性の物質
については、局部的に充填すれば良いことにより、充填
量が少なくて済み、硬化性の物質としてモルタルを使用
した場合のエフロレッセンスの発生を抑制できるととも
に、壁パネル全体の下地との一体化を防止できる。しか
も、硬化性の物質を局部的に充填するに、その充填箇所
を前記パネル支持具の固定位置に限定し、しかも、前記
パネル支持具を完全に埋設する状態に硬化性の物質を充
填するから、充填した物質によりパネル支持具を包み込
め、その結果、硬化した物質により、パネル支持具に対
する防水、防湿等を行なってパネル支持具の耐久性を向
上できるとともに、パネル支持具を壁パネルおよび下地
に装着するためのボルト・ナットの回止め等を行なえ
て、パネル支持具による壁パネルの支持を半永久的に安
定させることができる。
〔発明の効果〕
以上の結果、本発明によれば、施工性に勝れ、しか
も、低コストで実施でき、その上、確実に壁パネルを下
地に取付けることができる取付構造を提供できるように
なった。
〔実施例〕
次に本発明の実施例を示す。
第1図、第2図に示すように、複数の壁パネル(1)
を縦横碁盤目の配置状態でコンクリート製の下地(2)
に取付けて建物の外装を構成する。
前記壁パネル(1)は、セラミックパネルや石板、成
形パネル、ガラス質パネル等をパネル本体(1A)とする
ものであり、パネル本体(1A)の上端面および下端面の
夫々には、左右一対づつダボ穴(1a),(1b)が形成さ
れている。
前記壁パネル(1)を下地(2)に取付ける構造は、
第1図、第3図に示すように、前記パネル本体(1A)の
上端部分に装着した左右一対のパネル支持具(3)を前
記下地(2)に固定し、パネル本体(1A)と下地(2)
との間のうち前記パネル支持具(3)を含む局所箇所
に、パネル本体(1A)を下地(2)に支持させるための
モルタル(4)(硬化性の物質の一例)を充填して構成
してある。
前記壁パネル(1)のうち前記パネル支持具(3)を
装着する、つまり、パネル本体(1A)を下地(2)に支
持させるための取付部(1B)は、第1図、第3図に示す
ように、前記パネル本体(1A)の下地(2)側の面に、
前記パネル支持具(3)をナット(5)を介して取付け
るためのボルト部(6a)を備えたアンカーボルト(6)
を、前記パネル本体(1A)の上端面に形成したダボ穴
(1a)に達する状態に挿入し、前記ダボ穴(1a)にピン
状の抜止具(7)を、前記アンカーボルト(6)の挿入
部に形成の孔(8)に貫通する状態、つまり、アンカー
ボルト(6)の挿入部にアンカー挿抜方向で係合する抜
止め状態で、かつ、アンカーボルト(6)を回止めする
回止め状態に挿入設置して構成してある。
前記抜止具(7)は、充填したエポキシ等の樹脂
(9)によりダボ穴(1a)に固定されており、そして、
隣接する上方のパネル本体(1A)の下端面に形成したダ
ボ穴(1b)に下地(2)に対する遠近方向で係合する状
態に挿入する位置決め用の突出部(7A)を一体に備えて
いる。従って、パネル本体(1A)は、取付部(1B)での
下地(2)への取付けと、下端での突出部(7A)との係
合とにより、下地(2)に対する遠近方向位置を決めら
れることになる。
前記パネル支持具(3)は、第3図に示すように、平
面視においてクランク形状に折曲するものであって、そ
れの下地(2)への固定手段は、下地(2)にアンカー
ボルト(10)を固定し、そのアンカーボルト(10)に2
つのナット(11)を介して取付ける手段である。つま
り、ナット(11)による取付け位置をアンカーボルト
(10)の長手方向で調整することにより、下地(2)に
対する遠近方向位置を調整できるようになっている。ま
た、パネル本体(1A)側のアンカーボルト(6)に対す
るボルト挿通孔(3a)は長孔に形成されており、下地
(2)側のアンカーボルト(10)に対するボルト挿通孔
(3a′)は、前記長孔(3a)に対して直交する方向の長
孔に形成されている。
(12)は目地材である。
上記の実施例構成によれば、パネル支持具(3)およ
び、それをパネル本体(1A)に取付けるためのアンカー
ボルト(6)、ナット(5)ならびに、下地(2)に取
付けるためのアンカーボルト(10)、ナット(11)がモ
ルタル(4)により包まれるため、それらの防錆やボル
ト・ナットの回止めが同時に行なわれる。
〔別実施例〕
以下、本発明の別実施例を示す。
[1]上記実施例では、抜止具(7)により抜止めされ
るアンカーボルト(6)にパネル支持具(3)を取付け
たが、アンカーボルト(6)は、第4図に示すように、
それ単独でパネル本体(1A)に固定するものであっても
良い。
[2]上記実施例では、硬化性の物質(4)としてモル
タルを示したが、硬化性の物質(4)としては、樹脂系
のものであっても良い。加えて、硬化性の物質(4)と
しては、硬質に硬化するもの、軟質に硬化するもの、あ
るいは、弾性体として硬化するもののいずれでも良い。
[3]尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利に
する為に符号を記すが、該記入により本発明は添付図面
の構造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本発明の実施例を示し、第1図は要
部の縦断面図、第2図は正面図、第3図は要部の横断面
図であり、第4図は本発明の別実施例を示す要部の縦断
面図である。 第5図は(イ),(ロ)、第6図は従来例を示す要部の
縦断面図である。 (1)……壁パネル、(3)……パネル支持具、(2)
……下地、(4)……硬化性の物質、(10)……アンカ
ーボルト。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】壁パネル(1)に装着したパネル支持具
    (3)を下地(2)に固定し、前記壁パネル(1)と下
    地(2)との間であって、前記パネル支持具(3)の固
    定位置に対してのみ、前記パネル支持具(3)を完全に
    埋設する状態に硬化性の物質(4)を充填してある壁パ
    ネルの取付構造。
  2. 【請求項2】前記パネル支持具(3)が下地(2)にア
    ンカーボルト(10)で固定されている請求項1記載の壁
    パネルの取付構造。
JP1040843A 1989-02-21 1989-02-21 壁パネルの取付構造 Expired - Fee Related JP2768717B2 (ja)

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