JPH02136465A - パネルフロアの形成方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、建築分野において、建築の二重床を構成する
際のパネルフロアを形成する方法に関する。

（従来の技術） 最近、ビジネス・ビルを始めとする各種の鉄骨コンクリ
ート造などの建築物において、コンクリート支持床に、
さらに束を設け、該東に所定寸法のパネルを載置し二重
床を構成し、床間に各種の電線や光ケーブル及び水道、
空気等の配管を設ける構造が採用されるようになった。

而して、前記二重床を構成する手段として、特開昭６３
−１２５７７２号公報に示されているように、レベリン
グ調整可能なネジを備えた金属製束をコンクリート支持
床に固若し、平板パネルを該束に載置する方法（以下Ａ
方法と云う）が一般に採用されている。

また、前記へ方法等がコスト高になり易いことから、低
コスト化を狙いとして、平板パネル及び束を合成樹脂で
製作したものも使用され始めたが、ガタつき音が発生す
る等の課題が有ることから、特開昭８３−１３０８５８
号公報に開示されているように、束の上下面に軟質材料
を展着する手段（以下Ｂ方法と云う）も開発されている
。

（発明が解決しようとする課題） 前記Ａ方法に代表される従来の方法は、構造、性能とも
に優れた方法であるが、部材の価格が高く、経済的な面
から、より紙庫な方法が要求されるようになり、前述の
ようにＢ方法のような合成樹脂を用いる手段も開発され
たが、コンクリート支持床の不陸に対する対策が無いた
め、その：Ａ！！に課題があることと、重荷重に対して
、何等かの補強手段が必要である等の課題が有る。

近時、建物が大規模なものになり、床面積が広くなるに
つれ、さらにコスト的に有利で、しかも構造的にも丈夫
で、配線や配管等の作業がやりやすく、機械的に優れた
二重床の形成方法が要望されるようになった。

本発明の目的は、施工が容易であって、工事費が安く、
しかも丈夫で優れた機能を備えたパネルフロアの形成方
法を提供することにある。

（課題を解決するための手段） 本発明は、前記、１１１題を解決し、目的を達成するた
め、表面に不透水処理を施したコンクリート支持床に、
セメトン系もしくは石膏系セルフレベリング材を流涎し
、平滑支承面を形成したのち、上面に位置固定用スタッ
ドを突設せしめた上下面平滑ブロック束を、前記平滑支
承面に所定間隔を隔てて接着し、ついで前記ブロック束
上面にリング状軟質緩衝材を装着したのち、角部が前記
スタッドに当接する円弧状切欠部を備えた平板パネルを
逐次該ブロック束に載置するパネルフロアの形成方法で
ある。

本発明の平面パネルは表面に発塵防止被覆を有すると共
に、補強鉄筋材を備え１．あるいはセメント系もしくは
石膏系セルフレベリング材で構成する。

またセメント系もしくは石膏系セルフレベリング材で構
成したブロック束を用いる。

（作　　用） 本発明は、表面に不透水処理を施したコンクリート支持
床に、セメント系もしくは石膏系セルフレベリング材を
流誕する手段を採用するので、該セルフレベリング材の
逸失が無く、極めて水平で平滑な床面即ち支承面を構成
できる。

つぎに、上面に位置固定用スタッドを突設せしめた上下
面平滑ブロック束を、前記平滑支承面に所定間隔を隔て
て接着する手段を採用するので、狂いの無い水平レベル
を保って、平滑ブロック束を配設することが可能である
。

さらに、前記ブロック束上面にリング状軟質緩衝材を装
着したのち、角部が前記スタッドに当接する円弧状切欠
部を備えた平板パネルを逐次該ブロック束に載置するの
で、該平板パネルに加えられる各種の荷重は、前記軟質
緩衝材を介して伝えられるため、損傷が無くまた吸音の
効果も得られる。

ついで、前記平板パネルは、角部が前記スタッドに当接
する円弧状切欠部を備えているため、前記ブロック束に
載置するのみで、位置固定用スタッドに当接し係止され
るので、位置づれが生ずる恐れは全く無い。

つぎに、表面に発塵防止被覆を有すると共に、補強鉄筋
材を備えた平板パネルを用いるので、構造的に丈夫で、
室内を摩耗塵埃によって汚染することが無い。

さらに、セメント系もしくは石膏系セルフレベリング材
で構成した平板パネルは、製造が容易で、かつ寸法精度
が非常に良いので、不陸の無い床面を構成することがで
きる。

さらに、セメント系もしくは石膏系セルフレベリング材
で構成したブロック束は、平板パネルと同様に、製造が
容易で寸法精度が非常に良いため、該平板パネルを水平
に精度良く支承しうるので、不陸の無い床面構成が可能
になる。

（実　施　例） 第１図は、本発明にかかるパネルフロアの構成を示す概
略断面図で、施工はつぎの手順で行なう。

表面に不透水処理を施したコンクリート支持床（以下支
持床と云う）１に、セルフレベリング材２を流涎する。

つぎに、該セルフレベリング材２の固化をまって、その
表面３に、所定間隔即ち後述する平板パネル８の載置間
隔によって定められる間隔を隔てて、上下面平滑なブロ
ック束４を接着材たとえばエポキシ系接着材を用いて接
着５する。

該ブロック束４は、その軸心に上面から設定長さつまり
前記平板パネル８の板厚よりやや短い長さだけ突設した
位置固定用スタッド６（以下スタッドと云う）と該スタ
ッド６に装着されたリング状軟質緩衝材７を有している
。

而して、前記スタッド６の接着完了を待って、平板パネ
ル８を、逐次ブロック束４に載置すると、第２図の部分
概略平面図に示すように、パネルフロア１０が完成する
。

前記不透水処理とは、たとえば有機質エマルジョンを場
所打ちコンクリート支持床表面に塗布することを云う。

また、第１図において、９は必要に応じて、前記平板パ
ネル８上に敷設されるカーペットを示す。

本発明の施工手順は、以上のように極めて簡単なため、
施工費用が低置であり、また、平板パネル８やブロック
束４の部材も製造が容易であり、従って製造費も安くて
済む。

つぎに、前記部材につき、図面に従って詳細に説明する
。

第３図、第４図は平板パネル８の概略平面図、概略側面
図で、第５図は第３図のＡ−Ａ断面図を示す。

平板パネル８は、その角部に前記スタッド６に当接する
円弧状切欠部１１を備えており、内部には図面に対して
、縦方向の鉄筋１２及び横方向の鉄筋１３を有しており
、また、その表面には必要に応じて、周知の発塵防止材
や耐水性、耐薬品性付与剤たとえばＭ　ｇ　Ｓ　ｉＦ　
ｅを主成分とするもの等を塗布し、改質層１４を形成す
る。

而して、該平板パネル８を製造するには、あらかじめ離
型剤を塗布した金枠に前記鉄筋１２．１３を適宜高さに
載置し、セメント系もしくは石膏系セルフレベリング材
を流涎し、養生しつつ固化せしめると、第１表に示すよ
うな寸法精度の優れた製品が得られる。

第　　　　１　　　　表 また、本発明にかかる平板パネル８（縦３００１１１１
％横３００１１１１％厚さ２５ｍ１＋）について、実施
例につき、その性能を試験した結果を第２表に示す。

第　　　　２　　　　表 つぎに、第６図、第７図は本発明にかかるブロック束４
の概略断面図、および概略平面図で、第６図は第７図の
Ｂ−Ｂ断面図である。

ブロック束４は、つぎの手順で製作する。

まず、位置固定用のスタッド６が挿通可能な孔を有する
上底を有する二重底の型枠の軸央に、前記スタッド６を
所定の長さを残して立て込み、次いで、セメント系もし
くは石膏系セルフレベリング材を前記型枠に注入し、固
化養生を行なう。

前記セルフレベリング材は極めて流動性がよいため、上
下面１５．１８は平滑で、かつ互いに平行に形成される
。

つぎに、前記型枠から取りだし、スタッド６にリング状
軟質緩衝材７たとえばゴムや軟質樹脂即ちエチレン−酢
酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸エチル共重合
体等から構成したものを装着する。

このようにして、製作したブロック束４を前述のように
、平滑支承面に接着すると、ブロック束４の上面１５は
水平になり、床面構成のための水平レベル合わせは、極
めて容易で、本発明者らの経験では、不陸の心配は全く
なかった。

また、前記スタッド６には、実施例として丸鋼棒を用い
たが、ボルトを用いても差し支え無い。

本発明は、前述のように使用部材の構成が簡単で、しか
も施工が容品であり、熟練の必要がないため、従来のパ
ネルフロアの形成方法に比して、１／２〜ｌ／ｌの費用
ですむ。

而して、本発明におけるセメント系もしくは石膏系セル
フレベリング材とは、セメントまたは石膏を主成分とし
、硬化調節剤、減水剤、消泡剤等に適宜量の砂を加えた
ものを云い、たとえば新日鐵化学製〔ニスベル等〕、電
気化学工業製〔デンカＳＬ〕、吉野石膏社製（ＳＬプラ
スター〕等が本発明の目的に対し好適に用いられる。

（発明の効果） 本発明の方法は、施工が容易で、使用部材の単価も安い
ので、極めて経済的にバ半ルフロアを形成することが可
能で、しかも形成されたパネルフロアは非常に丈夫で、
ガタつき等騒音の発生も無いため、その実用効果は多大
で仔る。

【図面の簡単な説明】

第１図はパネルフロアの構成を示す概略断面図、第２図
はパネルフロアの部分概略平面図、第３図、第４図は平
板パネル８の概略平面図、概略側面図、第５図は第３図
のＡ−Ａ断面図、第６図、第７図は本発明にかかるブロ
ック束４の概略断面図及び概略平面図である。 １・・・コンクリート支持床 ２・・・セルフレベリング材　３・・・表　面４・・・
ブロック束　　　　　５・・・接　着６・・・位置固定
用スタッド ７・・・リング状軟質緩衝材　８・・・平板パネル９・
・・カーペット １１・・・円弧状切欠部 １３・・・横方向の鉄筋 １５・・・上　面 １０・・・パネルフロア １２・・・縦方向の鉄筋 １４・・・改質層 ■６・・・下　面 代 理 人

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、コンクリート支持床に、セルフレベリング材を流涎
   し、平滑な支承面を形成したのち、上面に位置固定用ス
   タッドを突設せしめた上下面が平行で、かつ平滑なブロ
   ック束を、前記支承面上に所定間隔をおいて配列、固着
   し、ついで前記ブロック束上面にスタッドが貫通する孔
   を有する軟質緩衝材を装置したのち、前記スタッドに当
   接する端部を円弧状に切欠いた切欠部を備えた平板パネ
   ルを逐次該ブロック束群に載置することを特徴とするパ
   ネルフロア形成方法。 ２、表面に発塵防止被覆を有するとともに、補強鉄筋材
   を備えた平板パネルを用いる請求項１記載のパネルフロ
   アの形成方法。 ３、セメント系もしくは石膏系セルフレベリング材で構
   成した平板パネルを用いる請求項１記載のパネルフロア
   の形成方法。 ４、セメント系もしくは石膏系セルフレベリング材で構
   成したブロック束を用いる請求項１記載のパネルフロア
   の形成方法。