JPH0726650A - 床構造及びその施工方法 - Google Patents
床構造及びその施工方法Info
- Publication number
- JPH0726650A JPH0726650A JP17072593A JP17072593A JPH0726650A JP H0726650 A JPH0726650 A JP H0726650A JP 17072593 A JP17072593 A JP 17072593A JP 17072593 A JP17072593 A JP 17072593A JP H0726650 A JPH0726650 A JP H0726650A
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- stainless steel
- concrete
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 施工が容易、かつステンレス鋼の使用を最小
限に止めることができ、しかもスラブ厚全てを構造厚と
して評価できる床構造及びその施工方法を提供する。 【構成】 所定間隔をあけて配される複数の受梁(1
2)の上部にそれぞれステンレス鋼製のスタッド付き板
材(11)を配置し、板材の上部にこれに股がるように
ステンレス鋼製のデッキプレート(13)を敷き詰めて
型枠を構成し、デッキプレート上にコンクリート(1
4)を打設し、コンクリートが硬化した後、前記受梁を
取り除いて所定の床構造を得る。
限に止めることができ、しかもスラブ厚全てを構造厚と
して評価できる床構造及びその施工方法を提供する。 【構成】 所定間隔をあけて配される複数の受梁(1
2)の上部にそれぞれステンレス鋼製のスタッド付き板
材(11)を配置し、板材の上部にこれに股がるように
ステンレス鋼製のデッキプレート(13)を敷き詰めて
型枠を構成し、デッキプレート上にコンクリート(1
4)を打設し、コンクリートが硬化した後、前記受梁を
取り除いて所定の床構造を得る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は床構造及びその施工方法
に関する。
に関する。
【0002】
【従来の技術】構築物の床を施工する方法の一つにデッ
キプレート工法がある。これは、波形に形成したデッキ
プレートと呼ぶ鋼板を型枠として用い、その上側にコン
クリートを打設して床を形成する工法であり、特に、中
間部分のサポートが不要になる等の利点を持つため、高
層ビルの床施工等に多く利用される。前記のデッキプレ
ート工法により原子炉建屋の高レベル放射性物質や高酸
性物質等が存在する部屋の天井部分を施工する場合、以
下の問題が生じる。
キプレート工法がある。これは、波形に形成したデッキ
プレートと呼ぶ鋼板を型枠として用い、その上側にコン
クリートを打設して床を形成する工法であり、特に、中
間部分のサポートが不要になる等の利点を持つため、高
層ビルの床施工等に多く利用される。前記のデッキプレ
ート工法により原子炉建屋の高レベル放射性物質や高酸
性物質等が存在する部屋の天井部分を施工する場合、以
下の問題が生じる。
【0003】すなわち、通常、デッキプレートは鉄で作
られるが、高レベル放射性物質や高酸性物質等が存在す
る部屋は、耐食性に劣る鉄は使用できず、部屋に面する
部分は全て耐食性に優れる材料、例えばステンレス鋼等
を使用する必要がある。しかしながら、ステンレス鋼は
鉄に比べて高価(単価的には鉄の3〜5倍)であること
から、コスト高になってしまう。
られるが、高レベル放射性物質や高酸性物質等が存在す
る部屋は、耐食性に劣る鉄は使用できず、部屋に面する
部分は全て耐食性に優れる材料、例えばステンレス鋼等
を使用する必要がある。しかしながら、ステンレス鋼は
鉄に比べて高価(単価的には鉄の3〜5倍)であること
から、コスト高になってしまう。
【0004】また、部屋には、多数の機器や配管等が部
屋内全体に配置されるため、室内に向かって突出する突
出物を設けると、それら突出物が機器や配管と干渉が多
くなり、機器や配管の設計自体が不可能となる。したが
って、天井面には突出物が出っ張らないようにしなけれ
ばならない。
屋内全体に配置されるため、室内に向かって突出する突
出物を設けると、それら突出物が機器や配管と干渉が多
くなり、機器や配管の設計自体が不可能となる。したが
って、天井面には突出物が出っ張らないようにしなけれ
ばならない。
【0005】上記点に留意しながら部屋内の天井部分を
デッキプレート工法により施工する場合、以下のように
することが考えられる。まず、図3に示すものは、スレ
ンレス鋼製の受梁1を所定間隔をあけて配置し、受梁1
の上部にそれら受梁1に股がるように複数のステンレス
鋼製のデッキプレート2…を敷き詰め、この状態でデッ
キプレート2上にコンクリート3を打設する。そして、
コンクリート3が硬化した後、前記受梁1を切断面Cか
ら切断し、上部フランジ1aを残して下側のフランジ1
bおよびウエブ1cを取り除く。これにより、天井面は
全てステンレス鋼で覆われ、かつ天井面から下方に出っ
張る部分のない所望の床構造を得るものである。なお、
上部フランジ1aには予めスタッド4…が設けられてお
り、したがって、コンクリート硬化後において、受梁1
の両端の図示せぬブラケットを取り除いても、受梁1あ
るいは上部フランジ1aが落下することはない。
デッキプレート工法により施工する場合、以下のように
することが考えられる。まず、図3に示すものは、スレ
ンレス鋼製の受梁1を所定間隔をあけて配置し、受梁1
の上部にそれら受梁1に股がるように複数のステンレス
鋼製のデッキプレート2…を敷き詰め、この状態でデッ
キプレート2上にコンクリート3を打設する。そして、
コンクリート3が硬化した後、前記受梁1を切断面Cか
ら切断し、上部フランジ1aを残して下側のフランジ1
bおよびウエブ1cを取り除く。これにより、天井面は
全てステンレス鋼で覆われ、かつ天井面から下方に出っ
張る部分のない所望の床構造を得るものである。なお、
上部フランジ1aには予めスタッド4…が設けられてお
り、したがって、コンクリート硬化後において、受梁1
の両端の図示せぬブラケットを取り除いても、受梁1あ
るいは上部フランジ1aが落下することはない。
【0006】また、図4に示すものは、打設時の荷重を
支える鉄製の受梁5の上部にステンレス鋼製の埋め込み
H型鋼6を設け、この埋め込みH型鋼6の下フランジ6
aに股がるように複数のステンレス鋼製のデッキプレー
ト7…を敷き詰め、この状態でデッキプレート7上にコ
ンクリート8を打設する。そして、コンクリート8が硬
化した後、前記鉄製の受梁5を取り除き、床構造を得る
ものである。なお、9は埋め込みH型鋼6の上面に設け
られたスタッド、10…は主筋である。
支える鉄製の受梁5の上部にステンレス鋼製の埋め込み
H型鋼6を設け、この埋め込みH型鋼6の下フランジ6
aに股がるように複数のステンレス鋼製のデッキプレー
ト7…を敷き詰め、この状態でデッキプレート7上にコ
ンクリート8を打設する。そして、コンクリート8が硬
化した後、前記鉄製の受梁5を取り除き、床構造を得る
ものである。なお、9は埋め込みH型鋼6の上面に設け
られたスタッド、10…は主筋である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た施工法にあっては以下の問題点があった。すなわち、
図3に示す前者の施工方法にあっては、受梁1を構成す
るH型鋼のウエブ1cを切断する作業を行なわなければ
ならず、この切断作業がかなりの困難を極めており、ま
た、デッキプレート工法を採用するところは、すでに機
器が配置されていることから、切断時の機器の養生(落
下対策)が必要となり、機器類が天井下まであるから切
断スペースの確保の困難が生じるという大きな欠点がっ
た。また、場合によっては有効階高の増も強いられた。
従来の安全面では切断作業は高所作業となるため必要以
上の安全対策が要求された。
た施工法にあっては以下の問題点があった。すなわち、
図3に示す前者の施工方法にあっては、受梁1を構成す
るH型鋼のウエブ1cを切断する作業を行なわなければ
ならず、この切断作業がかなりの困難を極めており、ま
た、デッキプレート工法を採用するところは、すでに機
器が配置されていることから、切断時の機器の養生(落
下対策)が必要となり、機器類が天井下まであるから切
断スペースの確保の困難が生じるという大きな欠点がっ
た。また、場合によっては有効階高の増も強いられた。
従来の安全面では切断作業は高所作業となるため必要以
上の安全対策が要求された。
【0008】また、図4に示す後者の施工方法にあって
は、スレンレス鋼製の埋め込みH型鋼6を使用してお
り、部屋内表面に限らずスラブ内部に埋設される部分、
具体的にはH型鋼6の上フランジ6bおよびウエブ6c
にもスレンレス鋼が使用されるため、コスト高を招く。
また、スラブ主筋10をH型鋼6の上側に配設するた
め、コンクリートスラブ厚Haを構造厚としてそのまま
評価できない欠点を持っていた。
は、スレンレス鋼製の埋め込みH型鋼6を使用してお
り、部屋内表面に限らずスラブ内部に埋設される部分、
具体的にはH型鋼6の上フランジ6bおよびウエブ6c
にもスレンレス鋼が使用されるため、コスト高を招く。
また、スラブ主筋10をH型鋼6の上側に配設するた
め、コンクリートスラブ厚Haを構造厚としてそのまま
評価できない欠点を持っていた。
【0009】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、施工が容易、かつステンレス鋼の使用を最小限に止
めることができ、しかもスラブ厚全てを構造厚として評
価できる床構造及びその施工方法を提供することを目的
とするものである。
で、施工が容易、かつステンレス鋼の使用を最小限に止
めることができ、しかもスラブ厚全てを構造厚として評
価できる床構造及びその施工方法を提供することを目的
とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】係る目的を達成するため
請求項1記載の床構造では、所定間隔をあけて配された
複数のステンレス鋼製の板材と、該板材の上部にそれら
に股がるように配された複数のステンレス鋼製のデッキ
プレートと、これらデッキプレートの上側に打設された
コンクリートスラブと、前記ステンレス鋼製の板材の上
面に立設され、前記デッキプレートの間の隙間を挿通さ
れて前記コンクリートスラブ中に埋設されたスタッドと
を備えてなることを特徴とする。
請求項1記載の床構造では、所定間隔をあけて配された
複数のステンレス鋼製の板材と、該板材の上部にそれら
に股がるように配された複数のステンレス鋼製のデッキ
プレートと、これらデッキプレートの上側に打設された
コンクリートスラブと、前記ステンレス鋼製の板材の上
面に立設され、前記デッキプレートの間の隙間を挿通さ
れて前記コンクリートスラブ中に埋設されたスタッドと
を備えてなることを特徴とする。
【0011】また、請求項2記載の床構造の施工方法で
は、所定間隔をあけて配される複数の受梁の上部にそれ
ぞれステンレス鋼製のスタッド付き板材を配置し、該板
材の上部にこれに股がるようにステンレス鋼製のデッキ
プレートを敷き詰めて型枠を構成し、該デッキプレート
上にコンクリートを打設し、コンクリートが硬化した
後、前記受梁を取り除いて所定の床構造を得ることを特
徴とする。
は、所定間隔をあけて配される複数の受梁の上部にそれ
ぞれステンレス鋼製のスタッド付き板材を配置し、該板
材の上部にこれに股がるようにステンレス鋼製のデッキ
プレートを敷き詰めて型枠を構成し、該デッキプレート
上にコンクリートを打設し、コンクリートが硬化した
後、前記受梁を取り除いて所定の床構造を得ることを特
徴とする。
【0012】
【作用】請求項1記載の発明では、部屋内に露出する、
デッキプレートおよびそれらデッキプレートの側端部を
支える板材のみをステンレス鋼にしており、ステンレス
鋼にする部材を最小限に止めている。スラブ主筋を配置
するのに、他の部材に干渉されることなくコンクリート
スラブの下部所定位置に配置することができ、もって、
スラブ厚全てを構造厚として評価できる。また、請求項
2記載の発明によれば、H型鋼を切断する等の面倒な作
業を行なうことなく、単に、コンクリート硬化後におい
て、受梁を取り除くだけで天井面から下方へ突出する突
出物を取り除くことができ、施工が容易になる。
デッキプレートおよびそれらデッキプレートの側端部を
支える板材のみをステンレス鋼にしており、ステンレス
鋼にする部材を最小限に止めている。スラブ主筋を配置
するのに、他の部材に干渉されることなくコンクリート
スラブの下部所定位置に配置することができ、もって、
スラブ厚全てを構造厚として評価できる。また、請求項
2記載の発明によれば、H型鋼を切断する等の面倒な作
業を行なうことなく、単に、コンクリート硬化後におい
て、受梁を取り除くだけで天井面から下方へ突出する突
出物を取り除くことができ、施工が容易になる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
しながら説明する。図1は本発明に係る床構造の一部の
側面図であり、図において符号11は互いに所定間隔を
あけて略平行に配された複数のステンレス鋼製の板材で
ある。この板材11はコンクリート打設時にはコンクリ
ートの荷重に耐え得るように、鉄製のH型鋼からなる受
梁12によって支持される。板材11の上部には、これ
ら板材11の間に股がるように複数のステンレス鋼製の
デッキプレート13が配設されている。これらデッキプ
レート13の上側にはコンクリートスラブ14が設けら
れている。なお、15は前記板材11の上面に立設され
たスタッド、また16は主筋であり、これらはともにコ
ンクリートスラブ14中に埋設される。また、図2にも
示すように前記受梁12の上面には、前記ステンレス鋼
製の板材11を左右両側から挟み込む鉄製のストッパ1
7,17が設けられており、これにより、コンクリート
打設中に該板材11がずれるのを防止する。
しながら説明する。図1は本発明に係る床構造の一部の
側面図であり、図において符号11は互いに所定間隔を
あけて略平行に配された複数のステンレス鋼製の板材で
ある。この板材11はコンクリート打設時にはコンクリ
ートの荷重に耐え得るように、鉄製のH型鋼からなる受
梁12によって支持される。板材11の上部には、これ
ら板材11の間に股がるように複数のステンレス鋼製の
デッキプレート13が配設されている。これらデッキプ
レート13の上側にはコンクリートスラブ14が設けら
れている。なお、15は前記板材11の上面に立設され
たスタッド、また16は主筋であり、これらはともにコ
ンクリートスラブ14中に埋設される。また、図2にも
示すように前記受梁12の上面には、前記ステンレス鋼
製の板材11を左右両側から挟み込む鉄製のストッパ1
7,17が設けられており、これにより、コンクリート
打設中に該板材11がずれるのを防止する。
【0014】しかして上記構成の床構造では、室内に露
出する、デッキプレート13およびそれらデッキプレー
ト13の側端部を支える板材11のみをステンレス鋼で
作っており、ステンレス鋼で作る部分を最小限に止めて
いることから、コストを低減できる。また、スラブ主筋
16を配置するのに、他の部材に干渉されることなくコ
ンクリートスラブ14の下部所定位置に配置することが
でき、もって、スラブ厚全てを構造厚として評価できる
利点が得られる。なお、スタッド15はステンレス鋼製
の板材11の上面に、長手方向に沿って所定間隔置きに
設けているため、スラブ主筋16との干渉を十分に避け
ることができる。
出する、デッキプレート13およびそれらデッキプレー
ト13の側端部を支える板材11のみをステンレス鋼で
作っており、ステンレス鋼で作る部分を最小限に止めて
いることから、コストを低減できる。また、スラブ主筋
16を配置するのに、他の部材に干渉されることなくコ
ンクリートスラブ14の下部所定位置に配置することが
でき、もって、スラブ厚全てを構造厚として評価できる
利点が得られる。なお、スタッド15はステンレス鋼製
の板材11の上面に、長手方向に沿って所定間隔置きに
設けているため、スラブ主筋16との干渉を十分に避け
ることができる。
【0015】次に、上記構成の床構造の施工方法につい
て説明する。まず、複数の鉄製の受梁12を所定間隔を
あけて配置し、その上部にそれぞれステンレス鋼製のス
タッド付き板材11を配置する。このとき、受梁12の
上面にはストッパ17,17が設けられており、それら
ストッパ17の間に板材11を配置することで、該板材
11の位置決めが容易に行なえる。
て説明する。まず、複数の鉄製の受梁12を所定間隔を
あけて配置し、その上部にそれぞれステンレス鋼製のス
タッド付き板材11を配置する。このとき、受梁12の
上面にはストッパ17,17が設けられており、それら
ストッパ17の間に板材11を配置することで、該板材
11の位置決めが容易に行なえる。
【0016】次いで、板材11の上部にこれら板材11
に股がるようにステンレス鋼製のデッキプレート13を
敷き詰めて型枠を構成する。なお、側縁部に位置するデ
ッキプレート13には必要に応じて側板を配置し、デッ
キプレート13上に流し込んだコンクリートが外部へ流
れ出ないようにしてもよい。打設したコンクリートが硬
化した後、前記鉄製の受梁12を取り除くことで、前記
説明した所定の床構造を得ることができる。
に股がるようにステンレス鋼製のデッキプレート13を
敷き詰めて型枠を構成する。なお、側縁部に位置するデ
ッキプレート13には必要に応じて側板を配置し、デッ
キプレート13上に流し込んだコンクリートが外部へ流
れ出ないようにしてもよい。打設したコンクリートが硬
化した後、前記鉄製の受梁12を取り除くことで、前記
説明した所定の床構造を得ることができる。
【0017】このような施工方法によれば、先行技術で
説明したようなH型鋼を切断する等の面倒な作業を行な
うことなく、単に、コンクリート硬化後において、鉄製
の受梁12を取り除くだけで足りることから、施工は極
めて容易になる。
説明したようなH型鋼を切断する等の面倒な作業を行な
うことなく、単に、コンクリート硬化後において、鉄製
の受梁12を取り除くだけで足りることから、施工は極
めて容易になる。
【0018】なお、本発明は、前記実施例に限られるこ
となく、デッキプレート13やスタッド15の形状、コ
ンクリートスラブの厚さ等は、実施にあたり適宜変更可
能である。例えば、前記実施例では、鉄製の受梁12を
用いていたが、これに限られることなく、木製あるいは
樹脂製のものを用いてもよい。
となく、デッキプレート13やスタッド15の形状、コ
ンクリートスラブの厚さ等は、実施にあたり適宜変更可
能である。例えば、前記実施例では、鉄製の受梁12を
用いていたが、これに限られることなく、木製あるいは
樹脂製のものを用いてもよい。
【0019】
【発明の効果】請求項1記載の発明では、部屋内に露出
するデッキプレートおよびそれらデッキプレートの側端
部を支える板材のみをステンレス鋼で作っており、ステ
ンレス鋼で作る部分を最小限に止めていることから、コ
ストを低減でき、また、スラブ主筋を配置するのに、他
の部材に干渉されることなくコンクリートスラブの下部
所定位置に配置することができ、もって、スラブ厚全て
を構造厚として評価できる。また、請求項2記載の発明
によれば、H型鋼を切断する等の面倒な作業を行なうこ
となく、単に、コンクリート硬化後において、受梁を取
り除くだけで足りので、施工が容易になる。
するデッキプレートおよびそれらデッキプレートの側端
部を支える板材のみをステンレス鋼で作っており、ステ
ンレス鋼で作る部分を最小限に止めていることから、コ
ストを低減でき、また、スラブ主筋を配置するのに、他
の部材に干渉されることなくコンクリートスラブの下部
所定位置に配置することができ、もって、スラブ厚全て
を構造厚として評価できる。また、請求項2記載の発明
によれば、H型鋼を切断する等の面倒な作業を行なうこ
となく、単に、コンクリート硬化後において、受梁を取
り除くだけで足りので、施工が容易になる。
【図1】本発明の一実施例を示す断面図である。
【図2】上記実施例の一部の拡大図である。
【図3】本発明の先行技術を示す断面図である。
【図4】本発明の他の先行技術を示す断面図である。
11 板材 12 受梁 13 デッキプレート 14 コンクリートスラブ 15 スタッド 16 主筋 17 ストッパ
Claims (2)
- 【請求項1】 所定間隔をあけて配された複数のステン
レス鋼製の板材と、該板材の上部にそれらに股がるよう
に配された複数のステンレス鋼製のデッキプレートと、
これらデッキプレートの上側に打設されたコンクリート
スラブと、前記ステンレス鋼製の板材の上面に立設さ
れ、前記デッキプレートの間の隙間を挿通されて前記コ
ンクリートスラブ中に埋設されたスタッドとを備えてな
ることを特徴とする床構造。 - 【請求項2】所定間隔をあけて配される複数の受梁の上
部にそれぞれステンレス鋼製のスタッド付き板材を配置
し、該板材の上部にこれに股がるようにステンレス鋼製
のデッキプレートを敷き詰めて型枠を構成し、該デッキ
プレート上にコンクリートを打設し、コンクリートが硬
化した後、前記受梁を取り除いて所定の床構造を得るこ
とを特徴とする床構造の施工方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17072593A JPH0726650A (ja) | 1993-07-09 | 1993-07-09 | 床構造及びその施工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17072593A JPH0726650A (ja) | 1993-07-09 | 1993-07-09 | 床構造及びその施工方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0726650A true JPH0726650A (ja) | 1995-01-27 |
Family
ID=15910239
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17072593A Pending JPH0726650A (ja) | 1993-07-09 | 1993-07-09 | 床構造及びその施工方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0726650A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104179279A (zh) * | 2013-05-23 | 2014-12-03 | 吕健三 | 楼层的连接板支撑连结结构 |
KR102247571B1 (ko) * | 2020-06-30 | 2021-04-30 | 박혜선 | 판진동 흡수구조를 갖는 층간소음 저감용 바닥 슬래브 및 이의 시공방법 |
-
1993
- 1993-07-09 JP JP17072593A patent/JPH0726650A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104179279A (zh) * | 2013-05-23 | 2014-12-03 | 吕健三 | 楼层的连接板支撑连结结构 |
KR102247571B1 (ko) * | 2020-06-30 | 2021-04-30 | 박혜선 | 판진동 흡수구조를 갖는 층간소음 저감용 바닥 슬래브 및 이의 시공방법 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20010703 |