JP2855613B2 - 壁パネルの水平出し方法 - Google Patents

壁パネルの水平出し方法

Info

Publication number
JP2855613B2
JP2855613B2 JP5082288A JP5082288A JP2855613B2 JP 2855613 B2 JP2855613 B2 JP 2855613B2 JP 5082288 A JP5082288 A JP 5082288A JP 5082288 A JP5082288 A JP 5082288A JP 2855613 B2 JP2855613 B2 JP 2855613B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wall panel
viscosity
floor
low
frame portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP5082288A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01226958A (ja
Inventor
智 仲戸川
憲一郎 青山
邦保 松尾
深雪 滝崎
国男 西村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TOTO KIKI KK
Original Assignee
TOTO KIKI KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TOTO KIKI KK filed Critical TOTO KIKI KK
Priority to JP5082288A priority Critical patent/JP2855613B2/ja
Publication of JPH01226958A publication Critical patent/JPH01226958A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2855613B2 publication Critical patent/JP2855613B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Floor Finish (AREA)
  • Load-Bearing And Curtain Walls (AREA)
  • Panels For Use In Building Construction (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は躯体の床上に建付ける壁パネルの水平出し方
法に関する。
(従来の技術) 近年、ビルジングの躯体建設後、屋内工事は、事前に
一括して工場等でユニット化した汎用の壁パネルや室内
設備、例えば便器或いは洗面台付パネル等の特殊な壁パ
ネル、それに配管や器材等を建物の中に搬入し、該壁パ
ネルを適宜建並べて室内壁面を構成すると共に配管や器
材等を設備して所謂ブレファブ方式にインナールームを
新たに設けることにより行い、以って施工の簡略化を図
る傾向にある。
こうしたプレファブルームの壁パネルの建付け高さを
調整する為の構造としては、例えば基礎床面上に高さ調
節自在な支持材を複数立設し、該支持部材夫々の上部に
て別個に壁パネルを支持する方法がある。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら斯かる方法にあっては、隣接する壁パネ
ル同士の高さ調整と該壁パネルにより構成される壁部全
体の水平調整即ち水平レベル調整を個々の壁パネルを支
持する支持材夫々の高さ調整により行なわねばならず、
その調整操作が複雑であった。
そこで本発明の目的は、隣接する壁パネル同士の高さ
調整を行うことなく水平に壁パネルを建付けることが出
来る壁パネルの水平出し方法を提供するにある。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成すべく本発明は、躯体の床と一体的に
上方に開口する溝枠部を設け、次いで該溝枠部内に低粘
性経時固化材を流入し、該固化材が固化した後に前記固
化材の上面に壁パネルを建付けることを特徴とする。
(作用) 躯体の床と一体的に上方に開口する溝枠部を設け、次
いで該溝枠部内に低粘性経時固化材を流入し、これによ
り低粘性経時固化材の上表面が水平に形成され、この水
平状態で固化した後にこの上表面に壁パネルを建付ける
ため、壁パネルと躯体の床との間に高さ調整及び傾き調
整する機構を設けることなく壁パネルを水平に建付ける
ことが出来る。
(実施例) 以下に本発明の好適実施例を添付図面に基づいて説明
する。
第1図は本発明に係わる方法により壁パネルを建付け
た状態を示す縦断斜視図である。図中Fは躯体の床を示
し、該躯体の床F上には断面コ字状の枠部材1を開放端
2を上向きにして載置し、複数のアンカーボルト4…及
びナット5…で躯体の床Fに一体的に固定する。このよ
うにして枠部材1の内側に溝枠部3が形成される。該溝
枠部3内には壁パネル支持材である低粘性経時固化材6
を水平に充填し、この低粘性経時固化材6上に壁パネル
7を建付ける。該壁パネル7は、枠体71の両面に下地材
72を固設し、この下地材72の表面にタイル面等が形成さ
れた仕上材73を貼着してなる。前記壁パネル7は両面が
夫々室内に対面する場合に用いられ、例えば一方の面が
躯体の壁に対面する場合には、その一方の面には下地材
72及び仕上材73を省略して構成したものを用いても良
い。
次に前記壁パネル7の水平出し方法を第2図に基づい
て説明する。先ず第2図(a)に示す如く、躯体の床F
上の壁パネル建付け予定位置上に枠部材1を開放端2を
上向きに載置してアンカーボルト4及びナット5で固定
する。次いで第2図(b)に示す如く枠部材1によって
形成される溝枠部3内にSLプラスター(商品名;吉野石
膏(株))等の低粘性経時固化材6を流入する。この低
粘性経時固化材6は溝枠部3内に流入して上表面61が水
平面に形成されるまで低粘性を保持し、その後に時間の
経過と共に固化し、固化後には壁パネル7を建付けるの
に十分な剛性を有するものである。次いで第2図(c)
に示す如く固化した低粘性経時固化材6の水平な上表面
61に壁パネル7を載置して建付ける。
この様な作用を奏する低粘性経時固化材6はSLプラス
ターに限らず、石膏系の床下地材であれば良い。
石膏プラスターは、焼石膏(CaSO4,1/2H2O)を主成分
とし、砂、すさ、木繊維、緩結剤、消石灰等を適宜配合
してなり、現場で水と混練して使用する。
混練の標準的な調合は、SLプラスターの場合、SLプラ
スター30Kgに対して水10〜11リットルである。季節(水
温)によって多少粘度に差が出るので、水量を加減す
る。又、泥漿比重は1.9、硬化体比重は1.6で、混練後2
〜4時間で硬化する。硬化によって水平で平滑な床面が
得られる。圧縮強度は200〜400Kg/cm2、下地接着強度10
〜15Kg/cm2、表面接着強度10Kg/cm2以上(4週間経過
時)である。
以上の如く躯体の床Fと一体的に上方に開口する溝枠
部3を設け、次いで溝枠部3内に低粘性経時固化材6を
流入したため、流入された低粘性経時固化材6は低粘性
を有するため流入された後に溝枠部3内で水平な上表面
61を形成し、この状態で固化する。そして低粘性経時固
化材6の固化した後の水平な上表面61に壁パネル7を建
付けるため、壁パネル7と躯体の床Fとの間に高さ調整
及び傾き調整する機構を設けることなく壁パネル7を水
平に支持出来、従って隣接する壁パネル同士の高さ調整
を行なうことなく水平に壁パネル7を建付けることが出
来る。
第3図は第2実施例を示す斜視図であり、第1実施例
と同一部分に相当する部分は同一符号を付しその構成を
明確にしている。
本実施例においては、躯体の床Fの壁パネル建付け予
定位置に溝枠部である断面台形状溝部30を設け、次いで
この溝部30内に低粘性経時固化材6を流入し、上表面61
が水平に固化した後に、アンカーボルト4…及びナット
5を介して断面コ字形状の床ボーダー31を取り付け固定
する。この床ボーダー31の上片32と下片33とは予め平行
に形成されている。この床ボーダー31を固定した後に、
上片32の上面に壁パネル7を建付ける。尚第2実施例で
は溝部30を断面台形状に形成したが、断面矩形状でも良
く、又上端が開口する他の形状を有する溝部でも良い。
(発明の効果) 以上の説明から明らかな如く本発明によれば、躯体の
床に設けた溝枠部内に低粘性経時固化材を流入し、これ
により上表面が水平に固化し、この固化した水平な上表
面に壁パネルを建付けたため、隣接する壁パネル同士の
高さ調整を行なうことなく、また高さ調整機構等を設け
ることなく壁パネルを水平に建付けることが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係わる方法により壁パネルを建付けた
状態を示す縦断斜視図、第2図は本発明に係わる壁パネ
ルの水平出し方法を示す図、第3図は第2実施例を示す
縦断斜視図である。 尚図中、3,30は溝枠部、6は低粘性経時固化材、7は壁
パネルである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 滝崎 深雪 東京都港区虎ノ門1丁目1番28号 東陶 機器株式会社東京支社内 (72)発明者 西村 国男 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番 1号 東陶機器株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04B 2/82 - 2/82 511

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】躯体の床と一体的に上方に開口する溝枠部
    を設け、次いで該溝枠部内に低粘性経時固化材を流入
    し、該固化材が固化した後に前記固化材の上面に壁パネ
    ルを建付けることを特徴とする壁パネルの水平出し方
    法。
JP5082288A 1988-03-04 1988-03-04 壁パネルの水平出し方法 Expired - Fee Related JP2855613B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5082288A JP2855613B2 (ja) 1988-03-04 1988-03-04 壁パネルの水平出し方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5082288A JP2855613B2 (ja) 1988-03-04 1988-03-04 壁パネルの水平出し方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01226958A JPH01226958A (ja) 1989-09-11
JP2855613B2 true JP2855613B2 (ja) 1999-02-10

Family

ID=12869456

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5082288A Expired - Fee Related JP2855613B2 (ja) 1988-03-04 1988-03-04 壁パネルの水平出し方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2855613B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06158669A (ja) * 1992-11-24 1994-06-07 Haruo Inoue 軽量間仕切り壁基礎及軽量壁基礎の基礎型枠と巾木モルタル仕上げと塗布防水とモルタル及コンクリート充填の1体化工法
WO2006051609A1 (ja) * 2004-11-09 2006-05-18 Kanaya Sekkei Co.,Ltd. 冷暖房用建物壁構造

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01226958A (ja) 1989-09-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5987827A (en) Concrete building construction and method
US6510667B1 (en) Wall member and method of construction thereof
US20070209308A1 (en) Faux-stone architectural panel system
US3678638A (en) Building construction of modular units with settable material therebetween
JP2003504541A (ja) 建築パネル及びその製造設備
US5950396A (en) Method and apparatus for producing and erecting precast concrete walls using sawing
JP2855613B2 (ja) 壁パネルの水平出し方法
EP1736609A1 (en) System for construction with pre-fabricated panels, and pre-fabricated panel
CN1603537A (zh) 复合保温隔热混凝土剪力墙结构体系及施工方法
JP2860699B2 (ja) 組立式制振壁
JPS5851580B2 (ja) 建物壁の構築法
CN214884648U (zh) 一种装配式轻型钢骨架隔墙系统
RU2206673C2 (ru) Способ возведения монолитных каркасов
JP3450415B2 (ja) 吸音板付きコンクリ−ト板の製造方法
JP3249076B2 (ja) 建物の床及び基礎の構造
JP3051850B2 (ja) 地中の蓄熱を利用した床の構築方法及び床下地均し治具
JP2892972B2 (ja) 住宅用玄関の施工方法
JP2002364139A (ja) 鉄骨階段取付金物及び取付け装置並びに取付け方法
KR0155603B1 (ko) 건축물의 조립식 벽판부재
KR20030096633A (ko) 건축물의 비내력 벽체용 조립식 패널
CA1052522A (en) Building systems
JPS59187935A (ja) 防水床を備えた部屋
CA2222203A1 (en) Plate-shaped structural member for house building
JPH08253998A (ja) 玄関土間の床構造
JPH0668191B2 (ja) 外装パネルの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees