JP2768638B2 - 鋼片の連続熱間圧延方法 - Google Patents

鋼片の連続熱間圧延方法

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Control Of Metal Rolling (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビレット材やスラブ等
の鋼片を数本乃至は数十本にわたって連続して圧延する
のに適した連続熱間圧延方法に関し、とくに、鋼片を接
合する際の形状変化に起因した圧延中の板の破断を防止
し、安定した連続熱間圧延を実現しようとするものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、鋼片の熱間圧延ラインでは圧延す
べき鋼片を一本ずつ加熱、粗圧延、仕上げ圧延して所望
の厚さになる熱延板に仕上げていたが、このような圧延
方式は仕上げ圧延での圧延材の噛み込み不良によるライ
ンの停止が避けられず、また、圧延材の先・後端の形状
不良に起因した歩留りの低下を招く不利があった。
【0003】このため、最近では仕上げ圧延に先立ち、
先行鋼片の後端部と後行鋼片の先端部をつなぎ合わせ、
この接合鋼片を熱間圧延ラインに連続的に供給して圧延
する連続熱間圧延方式が採用されるようになってきた。
【0004】しかしながら、このような連続熱間圧延方
式を採用するに当たっては以下のような問題が残されて
いて、多少の改善の余地が残されていた。すなわち、鋼
片を接合するに当たっては接合予定部(鋼片の端部)を
加熱・昇温することになるが、その際にこの部位に温度
偏差が生じ、これが圧延中の荷重変動を起こす外乱とな
り、圧延ロールのたわみが変化し板の形状が乱れる不具
合があった。そして、この板の形状の乱れは板幅方向に
おける張力の分布を変化させるため接合部の幅端部に引
張力が集中し、圧延中に板が破断することもあって圧延
作業の停止を余儀なくされていた。
【0005】この点に関して従来は、圧延機のロールベ
ンダーを使用してフィードバック制御によって接合部に
おける形状変化を抑制することが試みられたけれども、
ロールベンダーによる形状制御は応答の遅れが著しく形
状変化の抑制は困難であり、有効な手段とはいえなかっ
た。
【0006】上記のような従来技術の欠点を克服する手
段として、特開平2−127904号公報には、鋼片の
接合部を基準板厚よりも厚くなるように圧延して板の破
断を防止するようにした技術が開示されている。しかし
ながら、この技術を適用しても形状変化により生じる接
合部での破断は、防止することができない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、先行
鋼片の後端部と後行鋼片の先端部を突き合わせ接合後に
行う連続熱間仕上げ圧延において、鋼片接合部の圧延時
における急峻な荷重変動により生じる形状変化によって
接合部の幅端に引張力が生じ、これによって圧延中に板
が破断するのを回避し、かつ、接合部での形状変化によ
る通板性の悪化を改善して安定した圧延を実施できる新
規な方法を提案するところにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、先行鋼片の後
端部と後行鋼片の先端部を突き合わせ接合した後、ワー
クロールのベンディング機能を有する複数のスタンドを
配置した連続熱間圧延設備に送給して仕上げ圧延するに
当たり、仕上げ圧延に先立ち、鋼片の接合部に起因する
外乱に基づく該接合部圧延に際して圧延荷重の変動値を
予測し、この圧延荷重の変動値から鋼片の接合部の圧延
時におけるワークロールのベンダー力の変更量を算出す
るとともに、該変更量を加味したベンダー力変更パター
ンを決定し、次いで、鋼片の接合部をその接合直後から
トラッキングして、1スタンド以上において上記パター
ンに従ってベンダー力を作用させて、鋼片接合部を圧延
することを特徴とする鋼片の連続熱間圧延方法である。
【0009】鋼片の接合部がi番目のスタンドに到達す
るまでの時間の計算値と実測値との差をトラッキング誤
差時間Ti として、鋼片の接合部の荷重変動に対応した
ベンダー力の実負荷時間が2Ti 以上となるようにベン
ダー力変更パターンを決定することが好ましい。
【0010】上記の方法を複数スタンドにおいて実施す
る際、鋼片の接合部がi番目のスタンドに到達するまで
の時間の計算値と実測値との差をトラッキング誤差時間
iとして、この誤差時間が最大となるスタンドのTi
を用いてベンダー力変更パターンを決定することが好ま
しい。
【0011】
【作用】連続熱間圧延を目的とした鋼片の接合方法とし
てはこれまでに数種類の方法が提案されている。その代
表的なものとしては、鋼片の端部を誘導加熱しその端部
を相互に押圧して接合する方法、あるいは鋼片の端部を
突き合わせその部位を溶接する方法等がある。
【0012】これらの接合方法は、比較的短時間で鋼片
を接合できる利点があり、これまでのところ最も有効な
接合手段であるといえた。ところが、かかる方法で鋼片
を接合した場合においては、鋼片の接合部とそれを除く
領域(接合部を除く領域を以下単に定常域と記す)とで
は図1に示すような温度差が生じることとなる。その結
果、鋼片の接合部は定常域よりも温度が高いことから変
形抵抗が小さくなる(圧延荷重が小さくなる)ので定常
域に比べるとその部位の板クラウンが減少し、板の幅端
部はそれの中央部に比べると圧延方向の伸び率が小さく
なり、図2(a), (b)に示すように板材の長手方向に張力
が作用することになる。
【0013】また、鋼片の接合部は定常域に比べ強度的
に弱いことに加え、未接合部が残存していた場合に、そ
の部分がノッチとなるために圧延中に応力が集中し、か
かる部分から亀裂が進展し破断に至ることになってい
た。このことは、鋼片の接合に際して生じる温度偏差が
生じている場合のみの現象ではなく、接合に際して生じ
る寸法変化などのように、接合部において圧延荷重を変
動させる要因となりうる他の外乱についても全く同様な
ことが言える。
【0014】本発明においては、鋼片の接合部の外乱で
ある温度や幅寸法を計測してそれを基にして接合部の圧
延時における荷重変動を予測(仕上げ圧延時に通常行う
設定計算と同じ計算方法を用いることによってその予測
は可能であり、また、同鋼種、同パススケジュールの圧
延材による接合部圧延時の荷重変動実績値を用いてもよ
い)し、この予測した荷重変動値を用いて、接合部にお
けるベンダー変更量を下記の式を用いて算出し、かかる
変更量を加味したベンダー力変更パターンで圧延するも
のである。 ΔPB=(α/β)ΔP −−−(1) ΔP:荷重変動値 ΔPB:ベンダー力の変更量
【0015】ここで、上記(1) 式中におけるαは圧延機
たわみに対する圧延荷重の影響係数であり、βは圧延機
たわみに対するベンダー力の影響係数であり、これらの
値は、圧延機各部の寸法、材質等により決定される値で
あって、鋼片の圧延に先立って予め算出しておけばよ
い。
【0016】なお、鋼片の接合部を圧延する際のベンダ
ー力変更パターンは、例えば、図3(a)に示すような
矩形状のパターン、あるいは図3(b)に示すような台
形状のパターンを用いることができる。
【0017】接合部の各スタンドへの到達タイミング
は、メジャーリングロールを適用することによって把握
することができるが、板材の搬送速度に基づく位置検出
器を適用する等の既存のトラッキング方法により追跡す
ることによって到達タイミングを把握するようにしても
よい。
【0018】そして、図3(a)あるいは図3(b)に
示すように、鋼片の接合部がベンダー力変更時間の中間
に到達するタイミングでベンダー力を変更するようにす
る。
【0019】ただし、スタンドに鋼片の接合部が実際に
到達するタイミングとトラッキングによる到達のタイミ
ングの間では実際に差が生じることがあるので、鋼片の
接合部をより正確なパターンで圧延するためには、この
トラッキングの差をトラッキング誤差時間Ti として考
慮するのが好ましい。かかるトラッキング誤差時間Ti
は図4に示すように、鋼片の搬送速度等により算出され
る接合部の到達時間(接合直後からトラッキングを開始
する)と実際の接合部の到達時間の差から求めればよ
い。
【0020】ベンダー力の変更がもし、トラッキング誤
差等により鋼片の接合部以外の部位で実施された場合、
接合部においては腹伸びが起こるためその幅端部に引張
力が発生し破断に至ることとなるのは前述したとおりで
あるが、このような板の破断を確実に回避するために
は、ベンダー力の変更時間(指令値)が2Ti となるよ
うにするのが好ましい。より好ましくはベンダー力の変
更時間2Ti にベンダー力の応答遅れ時間tを加算し2
i +tとするのがよい。
【0021】本発明に従って鋼片を圧延すれば、鋼片の
接合部の圧延時における荷重変動に対応したベンダー力
が各スタンドで実質的に出力されている時間内に接合部
が各スタンドに到達するので、所定のベンダー力を常に
鋼片の接合部に負荷することができ、形状の劣化を伴っ
たり板が破断するようなことはなくなる。
【0022】複数スタンドにおいて、このような操作を
実施するには、トラッキング誤差時間が最大となるスタ
ンドの誤差時間Ti を用いて上記方法により変更時間を
決定し、他のスタンドではこれに同期させてベンダー力
を変更するような変更パターンにすればよい。
【0023】ベンダー力変更パターンは、とくに図3
(a)(b)に示したものに限定されるものではない。
図3(b)に示したような台形状のパターンで圧延する
場合においては、台形の上底部の時間は2Ti +tとな
るように変更時間を設定するのが好ましい。
【0024】ただし、この台形状のパターンのうちの傾
斜している領域にて十分な時間(ベンダーの応答が可能
な時間)を取ることができる場合には台形状の上底部の
時間におけるベンダーの応答遅れ時間tは考慮する必要
がない。
【0025】図5は、この発明を実施するのに適した連
続熱間仕上げ圧延設備の一例であって、図における番号
1は先行鋼片、2は後行鋼片、3は粗圧延機、4は鋼片
の端部を所定の形状に切断する切断機、5は切断後の鋼
片の端部を加熱・昇温、押圧する接合装置、6は複数の
スタンドを配置してなる連続圧延機群、7は鋼片の接合
部をトラッキングするためのトラッキング装置、8,
8′は圧延後の板材を巻き取る巻き取り機、そして9は
圧延後の板材を所定の長さに切断する切断機である。
【0026】
【実施例】幅1200mm、厚さ30mmになる鋼片に接合
処理(先行鋼片の後端部と後行鋼片の先端部を誘導加熱
し相互に押圧して接合)を施したのち、7スタンドのタ
ンデム配列になる上掲図5に示したような設備を適用し
て連続的に熱間仕上げ圧延を行った。
【0027】実施例1 鋼片の接合部を圧延する際のベンダー力の変更を伴う圧
延は最終スタンドである第7スタンドにて実施した。ベ
ンダー力の変更パターンは矩形状とし変更時間は0.5
秒とした。鋼片の接合が完了した時点での接合部の温度
は、その周辺の温度に対し+200℃程度であった。
【0028】このような条件に基づき仕上げ圧延時の温
度計算および圧延荷重計算を行ったところ鋼片の接合部
を圧延する際の第7スタンドにおける荷重変動は−20
0tonfと予測された。また、予め設定計算により圧
延機のたわみに対する圧延荷重の影響係数αおよび圧延
機のたわみに対するベンダー力の影響係数βを算出した
ところ、α/βの値は0. 1となった。ここに、前記
(1) 式より荷重変動に対応するベンダー力は20ton
f/chockと算出され、第7スタンドのベンダー力
の変更量をかかる値に設定した。
【0029】鋼片の接合完了直後における接合部の位置
をトラッキング装置に記憶させ、鋼片の搬送速度に従っ
て接合部をトラッキングし該接合部が第7スタンドに到
達した時点でスタンドのベンダー力を変更した。ベンダ
ー力の変更要領を図6に、また、その際のベンダー力、
急峻度および接合部の幅端に発生した張力の状況を図7
に示す。図7に示す如く、鋼片の圧延中、接合部の幅端
には大きな引張力は作用せず、板の破断は見られなかっ
た。
【0030】実施例2 実施例1と同様にしてベンダー力の変更量を決定し、第
7スタンドにおいてベンダー力を変更した。このときの
ベンダーの変更時間は、第7スタンドにおける接合部の
トラッキング誤差時間 0.3秒、ベンダーの応答遅れ時間
0.2秒に基づき0.8 秒に設定した。
【0031】図8に第7スタンドにおけるベンダー力、
急峻度および接合部の幅端に生じた張力の発生状況を示
す。
【0032】実施例1においてはベンダーの変更時間を
0.5秒に設定しており、第7スタンドのトラッキング誤
差時間が 0.3秒であるため、接合部以外の部位でベンダ
ー力の変更が行われることがあり、接合部での腹伸びが
多少発生し板が破断することも懸念されたが、トラッキ
ング誤差時間を考慮してベンダー力の変更時間を設定す
ることによって板の破断を招くことなしに圧延すること
ができた。
【0033】実施例3 鋼片の接合部におけるベンダー力の変更を第5、6、7
スタンドにおいて実施した。ベンダー力の変更パターン
は矩形状とし、ベンダー力の変更時間は第5〜7スタン
ドにおける接合部のトラッキング誤差時間の最大値 0.3
秒(第7スタンドの値)、ベンダー応答遅れ時間 0.2秒
に基づき 0.8秒に設定した。
【0034】実施例1と同様に圧延を実施するに先立ち
計算を行ったところ、第5〜7スタンドにおける接合部
の荷重変動はそれぞれ−100tonf,−150to
nf,−200tonfであり、これに対応するベンダ
ー力はそれぞれ10tonf/chock,15ton
f/chock,20tonf/chockであって、
各スタンドにおけるベンダー力の変更量をそれに対応す
るように設定した。
【0035】図9に本発明の実施例を示す。図9は最終
スタンド(第7スタンド)におけるそれぞれの圧延荷
重、ベンダー指令値、ベンダー力、板の幅端より25mm
内側の点における板クラウン、急峻度、張力の時間推移
を示したものである。また、図10に接合部に対し従来
のベンダーによる荷重連動フィードバック制御を適用し
た場合の例を示す。図中の項目は図9と同じである。
【0036】従来のベンダーによる荷重連動フィードバ
ック制御においては、図10に示すように鋼片の接合部
において圧延荷重は200tonf程度減少しているの
に対してベンダー力の変更量は20tonf/choc
kに相当し、接合部の荷重変動は0.2sec 程度の時間
内に生じる急峻なものであった。従来のフィードバック
制御では、応答の遅れから追従不可能であり、接合部に
おいて十分なベンダー力は作用せず、接合部での板クラ
ウンは減少し、接合部の板端部に生じる張力は3kgf/mm
2 (引張側を正)程度になり、圧延中に板が接合部から
破断した。
【0037】一方、接合部圧延時にベンダー力をパター
ンで変更し接合部を含むその周辺でベンダー力を変更し
た図9に示したところの本発明による方法を適用した場
合では、定常域に対する接合部直下の板クラウンの変動
量も極めて小さくなり、接合部の幅端に生じる張力も軽
減され、その結果、接合部の幅端においては引張力によ
る悪影響がなくなり圧延中に板が破断するようなことは
なかった。
【0038】
【発明の効果】本発明によれば、鋼片の連続熱間圧延に
おいて、接合部を圧延する際に生じる形状変化に起因し
た引張力を軽減することができるので圧延中に板が破断
するようなことはなくなり、通板性の向上によって安定
した操業が行えるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】鋼片の接合部と定常域の温度の状況を比較して
示した図である。
【図2】aは鋼片の定常域における板クラウンと張力の
状況を示した図であり、bは鋼片の接合部における板ク
ラウンと張力の状況を示した図である。
【図3】a,bはベンダー力の変更パターンを示した図
である。
【図4】iスタンドにおける接合部の到達タイミングと
トラッキング指令の状況を示した図である。
【図5】本発明を実施するのに用いて好適な設備の構成
を示した図である。
【図6】ベンダー力の変更パターンの決定から接合部の
圧延に至るまでの流れを示した図である。
【図7】本発明に従って鋼片を圧延した場合のベンダー
指令、ベンダー力、急峻度および張力の状況について示
した図である。
【図8】本発明に従って鋼片を圧延した場合のベンダー
指令、ベンダー力、急峻度および張力の状況について示
した図である。
【図9】本発明に従って鋼片を圧延した場合の荷重変
動、ベンダー指令値、ベンダー力、板クラウン、急峻度
および張力の状況について示した図である。
【図10】従来法に従って鋼片を圧延した場合の荷重変
動、ベンダー指令値、ベンダー力、板クラウン、急峻度
および張力の状況について示した図である。
【符号の説明】
1 先行鋼片 2 後行鋼片 3 粗圧延機 4 切断機 5 接合装置 6 連続圧延機群 7 トラッキング装置 8 巻き取り機 8′巻き取り機 9 切断機
フロントページの続き (72)発明者 今江 敏夫 千葉県千葉市中央区川崎町1番地 川崎 製鉄株式会社 鉄鋼開発・生産本部 鉄 鋼研究所内 (72)発明者 磯辺 邦夫 千葉県千葉市中央区川崎町1番地 川崎 製鉄株式会社 鉄鋼開発・生産本部 鉄 鋼研究所内 (72)発明者 二階堂英幸 千葉県千葉市中央区川崎町1番地 川崎 製鉄株式会社 鉄鋼開発・生産本部 千 葉製鉄所内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B21B 37/00 B21B 37/48

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先行鋼片の後端部と後行鋼片の先端部を
    突き合わせ接合した後、ワークロールのベンディング機
    能を有する複数のスタンドを配置した連続熱間圧延設備
    に送給して仕上げ圧延するに当たり、 仕上げ圧延に先立ち、鋼片の接合部に起因する外乱に基
    づく該接合部圧延に際して圧延荷重の変動値を予測し、
    この圧延荷重の変動値から鋼片の接合部の圧延時におけ
    るワークロールのベンダー力の変更量を算出するととも
    に、該変更量を加味したベンダー力変更パターンを決定
    し、次いで、鋼片の接合部をその接合直後からトラッキ
    ングして、1スタンド以上において上記パターンに従っ
    てベンダー力を作用させて、鋼片接合部を圧延すること
    を特徴とする鋼片の連続熱間圧延方法。
  2. 【請求項2】 鋼片の接合部がi番目のスタンドに到達
    するまでの時間の計算値と実測値との差をトラッキング
    誤差時間Ti として、鋼片の接合部の荷重変動に対応し
    たベンダー力の実負荷時間が2Ti 以上となるようにベ
    ンダー力変更パターンを決定することを特徴とする請求
    項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の方法を複数スタ
    ンドにおいて実施する際、鋼片の接合部がi番目のスタ
    ンドに到達するまでの時間の計算値と実測値との差をト
    ラッキング誤差時間Ti として、この誤差時間が最大と
    なるスタンドのTi を用いてベンダー力変更パターンを
    決定することを特徴とする鋼片の連続熱間圧延方法。
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