JP2768174B2 - 記録符号変調装置 - Google Patents

記録符号変調装置

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JP2768174B2
JP2768174B2 JP4274675A JP27467592A JP2768174B2 JP 2768174 B2 JP2768174 B2 JP 2768174B2 JP 4274675 A JP4274675 A JP 4274675A JP 27467592 A JP27467592 A JP 27467592A JP 2768174 B2 JP2768174 B2 JP 2768174B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ディジタルVTR、
ディジタル画像記録光ディスク装置等のディジタル画像
記録装置における記録符号変調装置に関する。
【0002】
【従来の技術】1,7変調方式は、ディジタルVTR、
ディジタル画像記録光ディスク装置等においてよく使わ
れている符号である。1,7変調符号変換表の一例を図
5に示す。入力したデータ「データビット」として、図
5に従って2ビットないし4ビットごとに区切られてい
き、「チャンネルビット」という3ビットないし6ビッ
トのデータに変換される。また、図5における”X”
は、次のチャンネルビットが”0”のときX=”1”で
あり、次のチャンネルビットが”1”のときX=”0”
であることが決まっている。さらに、チャンネルビット
は、最終的にNRZ/NRZI変換されて記録される。
これにより、1,7符号の特徴は、最短記録幅Tm i n
=1.33T(Tは変調前のビット幅)と小さく、最長
記録幅Tm ax =5.33Tと大きいという長所がある
一方、検出窓幅Tw i n =0.67Tと小さい、DCフ
リーでない、という欠点を持つ。
【0003】この中で特にDCフリーでないという欠点
に関しては、特定のデータビットの繰り返しが連続する
と大きい直流成分が発生し、ビットエラーレートが大幅
に劣化する場合があり、大きな問題点となっている。例
えば、図5のデータビットにおいて「1110」が連続
したとき、チャンネルビットにおいて「100010」
が連続し、その結果、大きい直流成分が発生する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、1,7符
号はよく使われている優秀な記録符号方式であるにもか
かわらずDCフリーでないという欠点を持っているた
め、ディジタルVTR、ディジタル画像記録光ディスク
装置等での実用化を考えたとき、何らかの方法でDC成
分を低減する必要がある。これが可能になれば、さらに
1,7符号の長所を生かした高密度、低エラーレート記
録を実現することができる。
【0005】
【課題を解決するための手段】第1の発明の記録符号変
換装置は、同期信号、ID信号及びデータ信号から成る
シンクブロックを入力し、前記データ信号、又は前記
D信号と前記データ信号を偶数シンボルと奇数シンボル
に分け、前記偶数シンボルと前記奇数シンボルの一方を
1バイトごとに全ビット正転し、他方を1バイトごとに
全ビット反転して出力する正転/反転回路と、前記正転
/反転回路から出力される信号を並/直列変換する並/
直列変換回路と、前記並/直列変換回路から出力される
信号を1,7変調する1,7変調回路とを備え、前記
1,7変調回路から出力される信号のDC成分を低減し
ことを特徴とする。
【0006】第2の発明の記録符号変換装置は、同期信
号、ID信号及びデータ信号から成るシンクブロックを
入力し、前記データ信号、又は前記ID信号と前記デー
タ信号を生成多項式によりランダマイズするランダマイ
ズ回路と、前記ランダマイズ回路から出力される信号を
1,7変調する1,7変調回路とを備え、前記1,7変
調回路から出力される信号のDC成分を低減したことを
特徴とする。
【0007】
【作用】この発明は、符号化時に、プリアンブル、ポス
トアンブル等のオーバーヘッド、及び同期、ID信号を
除くデータ部分、ないし同期を除くID信号+データ部
分を1シンクブロックにおける偶数シンボル、奇数シン
ボルに分け、偶数シンボル、奇数シンボルどちからかを
全ビット反転した後、ID信号、データ部分を1,7変
調する、或いは、プリアンブル、ポストアンブル等のオ
ーバーヘッド、及び同期、ID信号を除くデータ部分、
ないし同期を除くID信号+データ信号1シンクブロッ
ク単位にランダマイズした後、ID信号、データ部分を
1,7変調することにより、DC成分の低減を実現する
という作用を持つ。
【0008】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。
【0009】図1は、第1の発明の一実施例を示すブロ
ック図である。
【0010】図3にはシンクブロックを示してある。こ
の例では、1シンクブロックは174バイトであり、同
期2バイト、ID2バイト、データ170バイトから成
る。
【0011】21にデータ部分のみを正転/反転制御す
る場合を示し、22にそのときの偶数シンボル/奇数シ
ンボル選択信号を示す。また、23にID+データ部分
を正転/反転制御する場合を示し、24にそのときの偶
数シンボル/奇数シンボル選択信号を示す。21、23
において”正”が正転、”反”が反転を示している。図
示したように、21ではデータ部の奇数シンボルを反転
させており、23ではID+データ部の奇数シンボルを
反転させている。
【0012】図1において、31からシンクブロックデ
ータが入力し、32の偶数シンボル/奇数シンボル選択
信号と33でMOD−2加算した後、34で並/直列変
換し、35で図5に示した1,7変換を行い、36でラ
ッチし、最後に37へ出力する。本回路によりデータ
部、ないしID+データ部を1シンボルごとに反転した
後、1,7変調することができ、DC成分の低減が実現
できる。
【0013】図2は、第2の発明の一実施例を示すブロ
ック図である。
【0014】図4にはシンクブロックを示してある。こ
の例では、1シンクブロックは174バイトであり、同
期2バイト、ID2バイト、データ170バイトから成
る。
【0015】41にデータ部分のみをランダマイズする
場合を示し、42にそのときのランダマイズ回路のプリ
セット信号をアクティブ”L”で示す。45にランダマ
イズを強制的にストップするストップ信号を示す。ま
た、43にID+データ部分をランダマイズする場合を
示し、44にそのときのランダマイズ回路のプリセット
信号をアクティブ”L”で示す。46にランダマイズを
強制的にストップするストップ信号を示す。図示したよ
うに、41ではデータ部をランダマイズ+1,7符号化
しており、43ではID+データ部をランダマイズ+
1,7符号化している。
【0016】図2において、ランダマイズは生成多項
式、 g(X)=X8 +X4 +X3 +X2 +1 により行うものとし、また、レジスタは同期信号ないし
ID信号終了時、ALL”1”にプリセットするものと
する。ただし、生成多項式は既約多項式であれば上式に
限るものではなく、またプリセットデータもALL”
1”に限るものではない。
【0017】ランダマイズ回路は42、44に従い、プ
リセット回路51でALL”1”にプリセットされる。
その後、52からシンクブロックデータがシリアルで入
力し、53のランダマイズ回路出力と54でMOD−2
加算を行い、55で図5に示した1,7交換を行い、5
6でラッチし、最後に57へ出力する。ただし45、4
6に従い、45では同期信号とID信号においてランダ
マイスを強制的にストップし、46では同期信号におい
てランダマイズを強制的にストップする。本回路により
データ部、ないしID+データ部をランダマイズした
後、1,7変調することができ、DC成分の低減が実現
できる。
【0018】
【発明の効果】最短記録幅Tm i n =1.33T、最長
記録幅Tm a x =5.33T、検出窓幅Tw i n =0.
67Tという1,7符号の特性を持ち、かつ、符号化時
に、プリアンブル、ポストアンブル等のオーバーヘッ
ド、及び同期、ID信号を除くデータ部分、ないし同期
を除くID信号+データ部分を1シンクブロックにおけ
る偶数シンボル、奇数シンボルに分け、、偶数シンボ
ル、奇数シンボルどちらかを全ビット反転した後、ID
信号、データ部分を1,7変調する、或いは、プリアン
ブル、ポストアンブル等のオーバーヘッド、及び同期、
ID信号を除くデータ部分、ないし同期を除くID信号
+データ部分を1シンクブロック単位にランダマインズ
した後、ID信号、データ部分を1,7変調することに
より、統計的にDCフリー近くまでDC成分の低減を実
現できるという効果を持つ。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明の一実施例を示すブロツク図であ
る。
【図2】第2の発明の一実施例を示すブロック図
【図3】シンクブロック
【図4】シンクブロック
【図5】1,7符号変調テーブル
【符号の説明】
21 正転/反転制御表示1 22 偶数シンボル/奇数シンボル選択信号1 23 正転/反転制御表示2 24 偶数シンボル/奇数シンボル選択信号2 31 入力信号 32 偶数シンボル/奇数シンボル選択信号 33 MOD−2加算器 34 並直列変換回路 35 1,7変換回路 36 D−フリップフロップ 37 出力信号 41 ランダマイズ領域表示1 42 ランダマイズ回路プリセット信号1 43 ランダマイズ領域表示2 44 ランダマイズ回路プリセット信号2 45 ストップ信号1 46 ストップ信号2 51 プリセット回路 52 入力信号 53 ランダマイズ回路出力 54 MOD−2加算器 55 1,7変換回路 56 D−フリップフロップ 57 出力信号 58 ストップ信号

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同期信号、ID信号及びデータ信号から
    成るシンクブロックを入力し、前記データ信号、又は
    ID信号と前記データ信号を偶数シンボルと奇数シン
    ボルに分け、前記偶数シンボルと前記奇数シンボルの一
    方を1バイトごとに全ビット正転し、他方を1バイトご
    とに全ビット反転して出力する正転/反転回路と、前記正転/反転回路から出力される信号を並/直列変換
    する並/直列 変換回路と、前記並/直列変換回路から出力される 信号を1,7変調
    する1,7変調回路とを備え、 前記1,7変調回路から出力される信号のDC成分を低
    減した ことを特徴とする記録符号変調装置。
  2. 【請求項2】 同期信号、ID信号及びデータ信号から
    成るシンクブロックを入力し、前記データ信号、又は
    ID信号と前記データ信号を生成多項式によりランダ
    マイズするランダマイズ回路と、前記ランダマイズ回路から出力される 信号を1,7変調
    する1,7変調回路とを備え、 前記1,7変調回路から出力される信号のDC成分を低
    減した ことを特徴とする記録符号変調装置。
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