JP2767607B2 - 光学ヘッド - Google Patents

光学ヘッド

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JP2767607B2
JP2767607B2 JP1101384A JP10138489A JP2767607B2 JP 2767607 B2 JP2767607 B2 JP 2767607B2 JP 1101384 A JP1101384 A JP 1101384A JP 10138489 A JP10138489 A JP 10138489A JP 2767607 B2 JP2767607 B2 JP 2767607B2
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、光ディスク装置やコンパクトディスク装置
などのように、光学的に情報を記録再生する装置に使用
される光学ヘッドの構造に係り、特には、光学ヘッドの
周囲温度の変化に対する温度補償構造に関する。
<従来の技術> 従来のこの種の光学ヘッドには、第4図に示すものが
ある。この光学ヘッド10は、軽量化、加工性等を考慮し
てアルミニュウムでできた光学ケース2を備え、この光
学ケース2の内部にレーザ等の光源からの光を対物レン
ズ4を通して光ディスク等の記録媒体Aに照射するとと
もに、記録媒体Aから反射された光を光検出器6に導く
光学系が収納されている。また、光学ケース2の上部に
は、前記対物レンズ4を記録媒体Aに対して出退させる
アクチュエータ8が設けられている。このアクチュエー
タ8は、鉄等の磁性材料でできたアクチュエータ基板10
を有し、このアクチュエータ基板10上に対物レンズ4の
出退駆動用のコイル(図示省略)が対向配置され、この
コイルがアクチュエータカバー12で覆われて構成されて
いる。そして、上記のアクチュエータ基板10と光学ケー
ス2とがねじ14で一体的に固定されている。
したがって、この光学ヘッド10では、レーザ等の光源
から出た光が光学系に導かれて対物レンズ4を通過して
記録媒体Aに照射される。記録媒体Aで反射した光は、
再び対物レンズ4を通過して光学系で光検出器6に導か
れて検出される。また、光源からの光が記録媒体A上に
焦点を結ぶように、アクチュエータ8のコイルに電流を
流すことで記録媒体Aに対して対物レンズ4が出退され
る。
上記構成の光学ヘッド10は、光学ケース2とアクチュ
エータ基板10とがねじ14で直接に締結されており、しか
も、両者2、10は互いに異なる材料でできているので、
周囲温度が変化した場合には、両者間の熱膨張係数(光
学ケース2がアルミニュウムの場合は約23×106/℃、ア
クチュエータ基板10が鉄の場合は約12×106/℃)の差に
よって、第5図に示すように、光学ケース2とアクチュ
エータ基板10との間で歪みが発生する。その結果、光学
ケース内に収納された光学系の光軸の傾きが変化したり
位置ずれを起こし、そのため、アクチュエータ8で対物
レンズ4の位置を調整しても記録媒体A上に光が集光し
なくなって温度変化に対する装置の信頼性を損なうなど
の不具合を生じる。
このような不具合を無くすために、従来技術では、第
6図に示すように、光学ケース2とアクチュエータ基板
10との間に光学ケース2と同じアルミニュウムの材料で
てきた緩衝材16を介設し、この緩衝材16を介して光学ケ
ース2とアクチュエータ基板10とをねじ14で一体的に取
り付けた構成のものが提供されている(たとえば特開昭
63−39148号公報参照)。
この構成において、アクチュエータ基板10よりも緩衝
材16の厚さを十分に大きく設定しておけば、第7図に示
すように、光学ケース2と緩衝材16との間では歪みが生
じない一方、アクチュエータ基板10と緩衝材16との間で
生じる歪みは緩衝材16の変形によってその途中で吸収さ
れて光学ケース2に伝わらないので、光学ケース2内に
収納された光学系の光軸ずれ等の発生を解消することが
できる。
<発明が解決しようとする課題> しかしながら、第6図に示した従来技術のものでは、
緩衝材16で歪みを吸収するには緩衝材16の厚さを十分大
きく設定しておく必要があるので、光学ヘッド10の全体
形状が大きくなって小型化が図れないとともに、軽量化
が阻害される等の難点がある。
<課題を解決するための手段> 本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであ
って、光学ケースの上にこれとは材質が異なるアクチュ
エータを取り付けた構造において、両者間に熱膨張係数
の差があっても光学ケースに歪みを生じさせないように
するとともに、小型、軽量化が図れるようにするもので
ある。
そのため、本発明は、光学ケースとアクチュエータ基
板との間に、摩擦係数の少ないフッ素樹脂等でできた摺
動材を介設したことを特徴としている。
<作用> 上記構成において、周囲温度が変化すると、光学ケー
スとアクチュエータ基板とはそれぞれ熱膨張係数が異な
るので、両者間で膨張差あるいは吸収差を生じるが、そ
の差は摺動材の表面で互いにすべりを起こして解放され
るために光学ケースに歪みは起こらない。このため、光
学ケース内に収納された光学系の光軸ずれ等の発生を回
避することができる。
この場合、摺動材の厚さは小さくてもよいので、装置
全体が軽量、小型になる。
<実施例> 第1図は光学ヘッドの斜視図、第2図は光学ヘッドの
縦断面図であり、第4図ないし第7図に示した従来例に
対応する部分には同一の符号を付す。
第1図および第2図において、符号1は光学ヘッドの
全体を示し、2はアルミニュウム製の光学ケースであ
る。そして、光学ケース2内には、半導体レーザの光源
20、コリメートレンズ21、偏光ビームスプリッタ22、1/
4波長板23、反射ミラー24、集光レンズ25、および光検
出器6がそれぞれ配置されて光学系が構成されている。
一方、8は光学ケース2の上部に設けられたアクチュエ
ータであって、このアクチュエータ8は、本例では鉄製
のアクチュエータ基板10を有し、このアクチュエータ基
板10上に対物レンズ4の出退駆動用のコイル28が対向配
置され、このコイル28がアクチュエータカバー12で覆わ
れて構成されている。そして、光源20から出た光は、コ
リメートレンズ24で平行化され、この平行光が偏向ビー
ムスプリッタ22で反射された後、1/4波長板23で波長選
択されて対物レンズ4を通して図外の記録媒体に照射さ
れる。記録媒体で反射された光は、再び対物レンズ4、
1/4波長板23、偏光ビームスプリッタ24をそれぞれ通過
して反射ミラー24で反射されて光検出器6で検出され
る。また、光源20からの光が記録媒体上に焦点を結ぶよ
うに、アクチュエータ8のコイル28に電流を流すことで
記録媒体に対して対物レンズ4が出退される。
さらに、この実施例の光学ヘッド1では、光学ケース
2とアクチュエータ基板10との間、ならびに両者2、10
を一体的に締結するためのねじ14の頭部とアクチュエー
タ基板10との間にそれぞれ摩擦係数の少ない摺動部材30
が介設されている。この摺動材30は、たとえばフッ素樹
脂やナイロン樹脂が適用される。なお、アクチュエータ
基板10と摺動材30にそれぞれ設けられたねじ14の挿通孔
(図示省略)は、光学ケース2に対するアクチュエータ
基板10の熱膨張、熱収縮を許容するように長穴に形成さ
れている。
上記構成の光学ヘッド1において、周囲温度が変化す
ると、光学ケース2とアクチュエータ基板10とはそれぞ
れ熱膨張係数が異なるので(本例では光学ケースの熱膨
張係数は、アクチュエータ基板のそれの約2倍)、第3
図(a)、(b)にそれぞれ示すように、両者間で膨張
差あるいは収縮差を生じる。すなわち、周囲温度が高く
なると、光学ケース2がアクチュエータ基板10よりも一
層膨張するが、その差は摺動材30の表面で互いにすべり
を起こして解放されるために光学ケース2に歪みは起こ
らない(第3図(a)参照)。逆に、周囲温度が低くな
ると、光学ケース2がアクチュエータ基板10よりも一層
収縮するが、その差は摺動材30の表面で互いにすべりを
起こして解放されるために光学ケース2に歪みは起こら
ない(第3図(b)参照)。このため、周囲温度の高低
のいずれの場合も、光学ケース2内に収納された光学系
の光軸ずれ等の発生を回避することができる。
<発明の効果> 本発明によれば、周囲温度の変化によって光学ケース
とアクチュエータ基板との間に熱膨張差あるいは収縮差
を生じた場合でも、光学ケースには歪みが生じないの
で、温度変化に対する信頼性を高めることができるとと
もに、小型、軽量化が図れるようになる等の優れた効果
が発揮される。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本発明の実施例を示し、第1図は
光学ヘッドの斜視図、第2図は光学ヘッドの縦断面図、
第3図は周囲温度変化に伴う光学ヘッドの変形状態を示
す正面図である。 第4図ないし第7図は従来例を示し、第4図は光学ヘッ
ドの斜視図、第5図は第4図の光学ヘッドの周囲温度変
化に伴う変形状態を示す正面図、第6図は他の構成の光
学ヘッドの斜視図、第7図は第6図の光学ヘッドの周囲
温度変化に伴う変形状態を示す正面図である。 1……光学ヘッド、2……光学ケース、4……対物レン
ズ、8……アクチュエータ、10……アクチュエータ基
板、14……ねじ、28……コイル、30……摺動材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高木 潤一 京都府京都市右京区花園土堂町10番地 立石電機株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−179587(JP,A) 特開 昭62−31042(JP,A) 特開 平1−205729(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G11B 7/135

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】レーザ等の光源からの光を対物レンズを通
    して記録媒体に照射するとともに記録媒体から反射され
    た光を光検出器に導く光学系が収納される光学ケースを
    備え、この光学ケースの上部には、前記対物レンズを記
    録媒体に対して出退させるアクチュエータが設けられ、
    このアクチュエータは、前記光学ケースの材料と異なる
    鉄等の磁性材料でできたアクチュエータ基板上に、対物
    レンズの駆動用のコイルが対向配置されて構成される一
    方、前記アクチュエータ基板と光学ケースとがねじ等の
    締結手段で一体的に固定されてなる光学ヘッドにおい
    て、 前記光学ケースとアクチュエータ基板との間に、摩擦係
    数の少ないフッ素樹脂等でできた摺動材を介設したこと
    を特徴とする光学ヘッド。
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