JP2767434B2 - 写真感光材料の処理方法及びその装置 - Google Patents

写真感光材料の処理方法及びその装置

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ロール状ないしシート状のハロゲン化銀写
真感光材料(反射支持体を有するもの、及び透明支持体
を有するものの両者を含む。以下、単に写真感光材料と
称する)の処理方法及びその装置に関し、更に詳しく
は、少量の処理液で現像処理することができ、廃液の量
が少ない写真感光材料の処理方法及びその装置に関す
る。
[従来の技術] 従来、写真感光材料の現像処理を行うには、浸漬法、
噴霧ないし吹き付け法等々各種の方法があるが、一般的
には、横に並べた各処理槽に処理液を溜めておき、この
処理液の中に写真感光材料を浸漬させ複数のガイドロー
ラを介しカーブさせながら搬送して順次処理する浸漬処
理法によって行われている。
[発明が解決しようとする課題] かかる浸漬処理においては、近年の処理液の少量化、
短時間処理及び設置スペースの狭小化という要請から、
ミニラボシステムの開発が進んでいる。
しかし、かかる改良されたミニラボシステムにおいて
も、写真感光材料搬送や廃液の取扱い等において課題が
残されている。即ち、ミニラボシステムに採用される小
型現像機は、発色現像槽、漂白定着槽(又は漂白槽・定
着槽)及び水洗ないし水洗代替安定化槽を少なくとも有
し処理液は各槽に貯められ、処理量に応じて補給される
が、ある程度使用すると疲労が限界に達し処理液の交換
を要する。このため廃液が発生することは避けられず、
この廃液の処理が問題となる。このため、少量液処理が
望まれている。
さらに処理液(特に発色現像液)は、迅速処理するに
は適正な処理温度まで加熱されねばならず処理液全体を
加熱しなければならないので、処理開始時のウォーミン
グアップに時間がかかるという問題がある。
さらにまた、小型化されたと言っても槽を横に並べる
と、最低限3槽分と付属機器分のスペースが必要とな
り、更なる小型化が望まれている。なお槽を積み上げる
ことも考えられるが、メンテナンス上問題となり現実的
でない。
また少量液処理においては、被処理写真感光材料の乳
剤面においていかに処理液を均一に拡散するかが重要な
課題であり、かかる課題の解決が望まれている。
そこで、本発明は処理液及び廃液の少量化を可能に
し、処理開始時のウォーミングアップをほとんど要せ
ず、メンテナンスフリー下でコンパクト化を可能にし、
かつ乳剤面の処理液の均一拡散を容易にした写真感光材
料の処理方法及びその装置を提供することを目的とす
る。
[課題を解決するための手段] 本発明に係る写真感光材料の処理方法は、走行する写
真感光材料の乳剤面に対向して処理液保持性を有する現
像部材を設けると共に、該現像部材に対して処理液及び
洗浄水を供給する装置と、該現像部材から処理液を抜き
取る装置とが設けられており、該現像部材が乳剤面に接
触し、該現像部材に又は乳剤面に供給された処理液を該
乳剤面に拡げて写真処理すること、を特徴とする。
また、本発明に係る写真感光材料の処理装置は、走行
する写真感光材料の乳剤面に対向して処理液供給ヘッド
を有し、該供給ヘッドに処理液保持性を有する現像部材
を設けると共に、該現像部材に対して処理液及び洗浄水
を供給する装置と、該現像部材から処理液を抜き取る装
置とが設けられており、該現像部材が可撓性を有し乳剤
面に接して処理液を拡げる構成を有すること、を特徴と
する。
[作用] 本発明は、処理液保存性を有する現像部材を利用した
新規な写真処理技術であるため、従来の浸漬処理におけ
る問題点を解決するだけでなく、少量液処理において重
要な被処理写真感光材料の乳剤面への均一拡散を容易に
することができる。
また、現像部材による液の拡散によって写真感光材料
の現像処理を行うので、少量液であるにも拘らず、被処
理写真感光材料の乳剤面に接触する処理液が均一に分散
し、処理液の活性度を十分維持させながら、現像ムラの
ない処理ができる。
[実施例] 以下、添付図面に基き本発明の処理方法に適した処理
装置の一例を説明する。
以下の説明はカラーペーパーについて行うが単に写真
感光材料と称する。尚、本発明はカラーだけでなくモノ
クロ写真感光材料にも適用できることは当然である。
第1図において、1は発色現像液(CD液)供給のため
のCD注液器ヘッド(以下、CDヘッドという)である。該
CDヘッド1は被処理写真感光材料Fの乳剤面に対向して
設けられ、その下部に可撓性がありかつ処理液保持性の
ある現像部材2Aが着脱可能に固定されている。
現像部材としては、布やスポンジ等が用いられ、例え
ば布を袋状にしたものが好ましく用いられる。この場合
第1図に示すようにCDヘッドから供給される液は袋内に
貯留し、この貯留液が連続的かつ均一な液拡散を可能に
する。また布袋の中にスポンジを入れ液保持性の安定化
をはかることができる。
ここに用いられるスポンジは連続気泡を有する海綿状
の物体で、例えばPVC発泡体等が好ましく利用される
が、気泡の大きさや固さ等を異にする各種のタイプのも
のが利用可能であり、さらには、スポンジと同等の働き
をする吸水性の樹脂や、いわゆるニューセラミックスと
呼ばれる多孔質の焼結素材、金属の多孔版、網状物、織
布、不織布、金属焼結体等を利用する態様も包含され
る。
3は写真感光材料搬送台、4は処理液を加温するため
のヒーターである。
尚、5は処理液供給管、6は洗浄水供給管である。
CD液の供給手段は特に限定されず、消費量に応じて連
続的に供給されればよい。供給機として実開昭49−1150
9号を参照できるが、これに限定されない。
写真感光材料Fを搬送しながら処理する場合の写真感
光材料Fの搬送速度は0.3〜20cm/secが好ましい。
CD処理された写真感光材料Fはスクイズ手段7Aでスク
イズされる。ここに用いられるスクイズ手段7Aは特に限
定される訳ではないが、例えば布又はスポンジ、あるい
は高吸水性樹脂Gを布袋Hに収納したもの等が好ましく
用いられる。
8は漂白定着液(BF液)供給のためのBF注液器ヘッド
(以下BFヘッドという)である。該BFヘッド8には、前
記CDヘッド1と同様に現像部材2Bが設けられている。7B
はスクイズ手段である。
9は水洗ないし水洗代替安定化液(ST液)供給のため
のST注液器ヘッド(以下STヘッドという)である。この
STヘッドは必要に応じて設けられる。なお7Cはスクイズ
手段である。
以上のような機構において、写真感光材料Fを図面右
から左へ搬送すると、CDヘッドよりCD液が現像部材2Aに
供給され写真感光材料Fの乳剤面に供給される。現像部
材2Aで乳剤面上を擦接されると処理液が拡散して、少な
い処理液でCD処理ができる。また乳剤面が常に新液を供
給して液活性度を向上させることができる。
同様にBF、STの各処理部でも現像部材2B,2Cが効率の
よい液拡散機能を果たす。
すべての処理が終った後、各処理液を排除するため
に、上記各ヘッドに対し、各処理液の供給と同じような
方法で洗浄水を供給する。
以上、本発明の一実施例を説明したが、これに限定さ
れず、以下の態様を含む。
(1)例えば、第2図に示すように現像部材2Aの液拡散
をより効果的にするために、現像部材2Aの上部に重錘10
を設けることも好ましい。乳剤面への圧接効果をあげる
ためである。
以上の構成において、本発明では袋状現像部材2内の
処理液量を調整するために抜取装置11が設けられてい
る。抜取装置11は電磁弁12Aを開放し、処理の一部を減
圧タンク12Bに吸引させる構成を有している。
このような装置11の例としては現像部材2の水平方向
に沿って配置された水平配置の中空パイプ11Aと、この
中空パイプ11Aに沿って並列状態に設けられると共に、
現像部材2中の処理液の中部まで延びて処理液を中空パ
イプ11A内に導入される多数の抜取用中空パイプ(例え
ば中空針が好ましい。)11Bとからなり、上記水平配置
の中空パイプ11Aを減圧ライン13へ通じさせたもの等が
挙げられる。なお14は減圧用吸引ファンである。
(2)また上記実施例では、現像部材に処理液を供給し
処理する方法について例示したが、第3図に示すように
処理液をあらかじめ乳剤面に供給し、次いで現像部材を
乳剤面に接触させて液拡散を行ってもよい。
(本発明の参考例) なお第3図において、15は現像部材2の固定部材、例
えばヒモ部材である。
以下、本発明を好ましく適用できる写真感光材料及び
処理時間について説明するが、本発明がこれによって限
定されることはない。
本発明によって処理される写真感光材料のハロゲン化
銀乳剤層に用いられるハロゲン化銀粒子は、例えば塩化
銀、塩臭化銀、塩沃臭化銀、沃臭化銀が用いられるが、
本発明においては塩化銀を少なくとも80モル%、特に90
モル%含む、実質的に塩化銀であることが好ましく、臭
化物、沃化物は極く微量であることが好ましい。
とりわけ、塩化銀が95モル%以上の際に、本発明の目
的の効果を良好に奏し、更に迅速性という点で好ましく
用いられる。特に好ましくは塩化銀が98モル%以上であ
る。特別な場合には青感光層が臭化物30モル%含むハロ
ゲン化銀であって他の2層例えば、緑感光層と赤感光層
は塩化物99モル%程度であることも好ましい実施態様の
一つである。ハロゲン化銀は好ましくはコアシェル粒子
であり2重層構造を有しているものである。
本発明に好ましく用いられる前記塩化銀が少なくとも
80モル%、特に90モル%からなるハロゲン化銀粒子を含
有するハロゲン化銀乳剤層はカラーカプラーを含有す
る。これからカラーカプラーは発色現像主薬酸化生成物
と反応して非拡散性染料を形成する。カラーカプラーは
有利には非拡散性形態で感光性層中またはそれに密に隣
接して合体される。
かくして赤感光性層は例えばシアン部分カラー画像を
生成する非拡散性カラーカプラー、一般にフェノールま
たはα−ナフトール系カプラーを含有することができ
る。緑感光性層は例えばマゼンタ部分カラー画像を生成
する少なくとも一つの非拡散性カラーカプラー、通常5
−ピラゾロン系のカラーカプラー及びピラゾロトリアゾ
ール系カプラーを含むことができる。青感光性層は例え
ば黄部分カラー画像を生成する少なくとも一つの非拡散
性カラーカプラー、一般に開鎖ケトメチレン基を有する
カラーカプラーを含むことができる。カラーカプラーは
例えば6−、4−または2−当量カプラーであることが
できる。
本発明においては、とりわけ2当量カプラーが好まし
い。
適当なカプラーは例えば次の刊行物に開示されてい
る:アグファの研究報告(Mitteilunglnausden Forschu
ngslaboratorien der Agfa)、レーフェルクーゼン/ミ
ュンヘン(Leverkusen/Munchen)、Vol.III.p.111(196
1)中ダブリュー・ベルツ(W.Pelz)による「カラーカ
プラー」(Farbkuppler);ケイ・ベンタカタラマン
(K.Venkataraman)、「ザ・ケミストリー・オブ・シン
セティック・ダイズ」(The Chemirsry of Synthetic D
yes)、Vol.4、341〜387、アカデミック・プレス(Acad
emic Press)、「ザ・セオリー・オブ・ザ・フォトグラ
フィック・プロセス」(The Theory of the Photograph
ic Process)、4版、353〜362頁;及びリサーチ・ディ
スクロージャー(Research Disclosure)No.17643、セ
クションVII。
本発明においては、とりわけ特開昭63−106655号明細
書、26頁に記載されるが如き一般式[M−1]で示され
るマゼンタカプラー(これらの具体的例示マゼンタカプ
ラーとしては特開昭63−106655号明細書、29〜34頁記載
のNo.1〜No.77が挙げられる。)、同じく34頁に記載さ
れている一般式[C−I]又は[C−II]で示されるシ
アンカプラー(具体的例示シアンカプラーとしては、同
明細書、37〜42頁に記載の(C′−1)〜(C′−8
2)、(C″−1)〜(C″−36)が挙げられる)、同
じく20頁に記載されている高速イエローカプラー(具体
的例示シアンカプラーとして、同明細書21〜26頁に記載
の(Y′−1)〜(Y′−39)が挙げられる)を本発明
によって処理される写真感光材料に組合せて用いること
が本発明の目的の効果の点から好ましい。
本発明においては、本発明に好ましく用いられる高塩
化銀写真感光材料に含窒素復素環メルカプト化合物を組
合せて用いる際には、本発明の目的の効果を良好に奏す
るばかりでなく、発色現像液中に漂白定着液が混入した
際に生じる写真性能への影響を、極めて軽微なものにす
るという別なる効果を奏するため、本発明においてはよ
り好ましい態様として挙げることができる。
これら含窒素復素環メルカプト化合物の具体例として
は、特開昭63−106655号明細書、42〜45頁記載の(I′
−1)〜(I′−87)が挙げられる。
本発明に好ましく用いられる塩化銀含有率80モル%、
特に90モル%以上のハロゲン化銀乳剤は常法(例えば材
料の一定または加速送給による単一流入または二重流
入)によって調整されうる。pAgを調整しつつ二重流入
法による調整方法が、特に好ましい;リサーチ・ディス
クロージャーNo.17643、セクションI及びII参照。
ハロゲン化銀乳剤は化学的に増感することができる。
アリルイソチオシアネート、アリルチオ尿素もしくはチ
オサルフェートの如き硫黄含有化合物が特に好ましい。
還元剤もまた化学的増感剤として用いることができ、そ
れらは例えばベルギー特許493,464号及び同568,687号記
載の如き錫化合物、及び例えばベルギー特許547,323号
によるジエチレントリアミンの如きポリアミンまたはア
ミノメチルスルフィン酸誘導体である。金、白金、パラ
ジウム、イリジウム、ルテニウムまたロジウムの如き貴
金属及び貴金属化合物もまた適当な増感剤である。この
化学的増感法はツァイトシュリフト・フェア・ビッセン
シャフトリッヘ・フォトグラフィ(Z.Wiss.Photo.)4
6、65〜72(1951)のアール・コスロフスキー(R.Kosio
vsky)の論文に記載されている;また上記リサーチ・デ
ィスクロージャーNo.17643、セクションIIIも参照。
ハロゲン化銀乳剤は光学的に公知の方法、例えばニュ
ートロシアニン、塩基性もしくは酸性カルボシアニン、
ローダシアニン、ヘミシアニンの如き普通のポリメチン
染料、スチリル染料、オキソノール及び類似物を用い
て、増感することができる:エフ・エム・ハマー(F.M.
Hamer)の「シアニン・ダイズ・アンド・リレーテッド
・コンパウンズ」(The Cyanine Dyes and related Com
pounds)(1964)ウルマンズ・ヘミィ(Ullmanns Enzyk
lapadie der technischen Chemie)4版、18巻、431頁
及びその次、及び上記リサーチ・ディスクロージャーN
o.17643、セクションIV参照。
ハロゲン化銀乳剤には常用のかぶり防止剤及び安定剤
を用いることができる。アザインデンは特に適当な安定
剤であり、テトラー及びペンターアザインデンが好まし
く、特にヒドロキシル基またはアミノ基で置換されてい
るものが好ましい。この種の化合物は例えばビア(Bir
r)の論文、ツァイトシュリフト・フェア・ビッセンシ
ャフトリッヘ・フォトグラフィ(Z.Wiss.Photo)47、19
52、p.2〜58、及び上記リサーチ・ディスクロージャーN
o.17643、セクションIVに示されている。
写真感光材料の成分は通常の公知方法によって含有さ
せることができる;例えば米国特許2,322,027号、同2,5
33,514号、同3,689,271号、同3,764,336号及び同3,765,
897号参照。写真感光材料の成分、例えばカプラー及びU
V吸収剤はまた荷電されたラテックスの形で含有させる
こともできる。独国特許出願公開2,541,274号及び欧州
特許出願14,921号参照。成分はまたポリマーとして写真
感光材料中に固定することができる;例えば独国特許出
願公開2,044,992号、米国特許3,370,952号及び同4,080,
211号参照。
本発明によって処理される写真感光材料の支持体とし
て通常の支持体を用いることができ、それは例えばセル
ロースエステル例えばセルロースアセテートの支持体及
びポリエステルの支持体である。本発明においては紙の
支持体が特に適当であり、そしてこれらは例えばポリオ
レフィン、特にポリエチレンまたはポリプロピレンで被
覆することができる;これに関して上記リサーチ・ディ
スクロージャーNo.17643、セクションV VI参照。
通常の親水性フィルム形成剤を写真感光材料の層のた
めの保護コロイドまたは結合剤として用いることがで
き、それらは例えばプロテイン特にゼラチン、アルギン
酸またはそのエステル、アミドもしくは塩の如き誘導
体、カルボキシメチルセルロース及びセルロースサルフ
ェートの如きセルロース誘導体、澱粉もしくはその誘導
体または親水性合成結合剤である;また上記リサーチ・
ディスクロージャー17643、セクションIXに示されてい
る結合剤も参照できる。
支持体上に設け写真感光材料の層は普通の方法、例え
ばエポキサイド、複素環エチレンイミンまたはアクリロ
イル型硬膜剤を用いて硬化することができる。更に、写
真構成層は独国特許出願公開2,218,009号に従う方法に
よって硬化して高温操作に適するカラー写真感光材料を
つくることができる。また上記の層はジアジン、トリア
ジンまたは1,2−ジヒドロキノリン系の硬化剤またはビ
ニルスルホン型の硬化剤で硬化することもできる。その
他の適当な硬化剤は独国特許出願公開2,439,551号、同
2,225,230号及び同2,317,672号及び上記リサーチ・ディ
スクロージャー17643、セクションXIに開示されてい
る。
また、本発明における最も好ましい処理工程は、発色
現像工程、漂白定着工程及び水洗ないし安定工程の全処
理工程(乾燥工程を除く)の処理時間が90秒以内である
ことが好ましく、特に好ましくは6秒〜75秒の範囲であ
り、より好ましくは9秒〜60秒の範囲であり、最も好ま
しくは15秒〜50秒の範囲である。
本発明において、発色現像工程の処理時間は35秒以内
であることが好ましく、より好ましくは3秒〜30秒の範
囲であり、更に好ましくは5秒〜25秒の範囲であり、最
も好ましくは7秒〜20秒の範囲である。
また、本発明においては、前記処理工程の中の漂白定
着工程の処理時間は10〜50%であることが好ましいが、
本発明の目的の効果の点から、20〜40%の範囲がより好
ましく用いられる。
尚、上記において、全処理工程の時間とは、写真感光
材料が発色現像液に触れてから乾燥工程に入る直前まで
の時間を言う。発色現像処理時間とは、写真感光材料が
発色現像液に触れてから同じ個所が漂白定着液に触れる
までの時間を言い、漂白定着処理時間とは写真感光材料
が漂白定着液に触れてから同じ個所が水洗ないし安定液
に触れるまでの時間を言い、また安定処理時間とは写真
感光材料が水洗ないし安定液に触れてから同じ個所が乾
燥工程に入る直前までを言い、即ちこれらの合計が全処
理工程の時間となる。
[発明の効果] 本発明によれば、処理液及び廃液の少量化を可能に
し、処理開始時のウォーミングアップを要せず、メンテ
ナンスフリー下でコンパクト化を可能にし、かつ乳剤面
の処理液の均一拡散を容易にした写真感光材料の処理方
法及びその装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す概略断面図、第2図は
上記第1図に示す実施例における処理液抜取装置の例を
示す概略断面図、第3図は参考例を示す正面図である。 1:CD注液器 2A,2B,2C:現像部材 3:写真感光材料搬送台 4:ヒーター 5:処理液供給管 6:洗浄水供給管 7A,7B,7C:スクイズ手段 8:BF注液器ヘッド 9:ST注液器ヘッド
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−99142(JP,A) 特公 昭45−39880(JP,B1) 実公 昭45−40158(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03D 3/00 - 17/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】走行する写真感光材料の乳剤面に対向して
    処理液保持性を有する現像部材を設けると共に、該現像
    部材に対して処理液及び洗浄水を供給する装置と、該現
    像部材から処理液を抜き取る装置とが設けられており、
    該現像部材が乳剤面に接触し、該現像部材に又は乳剤面
    に供給された処理液を該乳剤面に拡げて写真処理するこ
    とを特徴とする写真感光材料の処理方法。
  2. 【請求項2】走行する写真感光材料の乳剤面に対向して
    処理液供給ヘッドを有し、該供給ヘッドに処理液保持性
    を有する現像部材を設けると共に、該現像部材に対して
    処理液及び洗浄水を供給する装置と、該現像部材から処
    理液を抜き取る装置とが設けられており、該現像部材が
    可撓性を有し乳剤面に接して処理液を拡げる構成を有す
    ることを特徴とする写真感光材料の処理装置。
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