JP2767423B2 - 均一濡れ構造の渡り搬送部を有する自動現像機 - Google Patents

均一濡れ構造の渡り搬送部を有する自動現像機

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JP2767423B2 JP63052256A JP5225688A JP2767423B2 JP 2767423 B2 JP2767423 B2 JP 2767423B2 JP 63052256 A JP63052256 A JP 63052256A JP 5225688 A JP5225688 A JP 5225688A JP 2767423 B2 JP2767423 B2 JP 2767423B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は感光材料を高速で現像処理する自動現像機
に関する。
〔従来の技術〕
例えば自動現像機は、一般的な感光材料の現像にも用
いられるが、特に撮影結果を早く知る必要があるX線感
光材料の現像用が病院等に広く普及している。従来のX
線感光材料を処理する自動現像機は、感光材料との関係
もあって搬入されて搬出されるまでの処理時間が90秒程
度のものが多く用いられる。しかし、より迅速に撮影結
果を知りたいという要望が強く、そのために前述の処理
時間を約半分の45秒程度に短縮することができれば、か
かる要望に応えることが可能になる。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、自動現像機の処理時間を45秒程度あるいは
それ以下に短縮する上で最も問題となることは、感光材
料の現像仕上りに濃度むらを生じ易いことである。すな
わち、例えば、処理時間が90秒程度の自動現像機の処理
液を短時間で現像処理可能なものに変え、感光材料の送
り速度を早くした場合、現像槽内の現像が十分に進行し
ても現像槽から出て定着槽への渡り部即ち液外でのつな
ぎ搬送中に感光材料面の現像液の濡れ方にむらがあるた
め場所よって現像の進み方が異り仕上り状態に濃度むら
を生ずることがある。
ところで現像の90秒処理と迅速処理(例えば45秒処
理)とで現像時間と現像の進行度の関係は第11図の線図
に示すようになる。
即ち、90秒処理現像の場合は処理時間の変動幅がかな
りあっても仕上り濃度の変化幅は極くわずかであり実用
上殆んど差が見られない。
しかしながら45秒処理現像の場合は、前者と同じ処理
時間の変動幅があると仕上り濃度の変化幅はかなり大き
くなる。このような濃度差は実用上目立つものである。
特に第1図に示す現像槽Eと定着槽Fとの間の液外の
渡り部で感光材料上の現像処理液の濡れ具合に変化が起
こったり、付着した現像液が酸化し易くなって劣化した
りしているので、渡り部の搬送時間中の現像信号に差が
生じ、それが濃度差となって第10図に示すような濃度む
らが発生することになる。
具体的な濃度むらの態様としては渡り部を搬送される
感光材料の先頭部約200mmの部分にはこのような濃度む
らは発生しないがそれ以後後端まで濃度むらが発生す
る。これは第9図に示すように圧着挟持して感光材料を
搬送するローラ対と該感光材料の接触位置の不特定箇所
に発生する液溜りが劣化して現像の進行を遅らせその部
分の濃度が減殺されるようになる結果と思われる。
したがってこのような現像を除去しなければ、迅速現
像の実用化は達成されない。
本発明者等は、前記渡り部即ち液外でのつなぎ搬送中
の感光材料の濡れ方について種々研究、実験を重ねた結
果、ローラの形状や材質を工夫することで、液溜りをな
くし濡れを均一にし、しかも画質を低下せしめない渡り
部の搬送手段が得られることを見い出した。
この発明は、前記の知見に基づいてなされたものであ
り、感光材料を安定確実に高速で現像処理することが可
能な自動現像機を提供することを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
この目的は次の技術手段(1)又は(2)によって達
成される。
(1)全処理工程の所要時間が45秒以下の迅速処理を可
能にした感光材料の現像装置において現像槽から定着槽
へ該感光材料を搬送する渡り部の搬送ローラに該感光材
料を介して又は直接、接触する少なくとも1つのローラ
は、表面にピッチが0.1〜2mm、深さが0.05〜2mm、幅が
0.05〜1mmのスパイラルの凹凸が施されていることを特
徴とする均一濡れ構造の渡り搬送部を有する自動現像
機。
(2)全処理工程の所要時間が45秒以下の迅速処理を可
能にした感光材料の現像装置において現像槽から定着槽
へ該感光材料を搬送する渡り部の搬送ローラに該感光材
料を介して又は直接、接触する少なくとも1つのローラ
は表面に粗らし加工を施したローラであることを特徴と
する均一濡れ構造の渡り搬送部を有する自動現像機。
〔実施例〕
以下、この発明の一実施例を添付図面に基づいて詳細
に説明する。
この自動現像機は現像処理部、スクイズ部及び乾燥部
を備えており、まず、自動現像機で処理される感光材料
及び処理液について説明する。
感光材料 この自動現像機で処理される感光材料は、高速処理し
た場合、例えば全処理時間が20秒〜60秒である超迅速処
理を行なった時にも、感度、カブリ、粒状性に優れ、ま
たゼラチン量が少なくともすり傷黒化や圧力減感が少な
いハロゲン化銀感光材料が用いられる。
この感光材料は、支持体上に少なくとも1層の親水性
コロイド層を設けたハロゲン化銀感光材料で、ローラー
搬送式自動現像機で現像処理する場合に、該自動現像機
の水洗工程終了後のハロゲン化銀感光材料の含水量が10
〜20g/m2であるものが用いられる。また、含水量をこの
範囲にする手段は種々あるが、ハロゲン化銀感光材料の
メルティング・タイムを8分以上で45分以下とし、かつ
感光性ハロゲン化銀乳剤層を含む親水性コロイド層を有
する側のゼラチン量を2.00〜3.50g/m2とすることによ
り、含水量が上記記載の感光材料を作成できる。
また、含水量は好ましくは11〜18g/m2であり、更に好
ましくは12〜16g/m2である。
さらに、上記したようにメルティング・タイムは8分
〜45分とすることが好ましいが、より好ましくは12分〜
40分することである。
メルティング・タイムは例えば1cm×2cmに切断した資
料を、50℃に保った1.5%の苛性ソーダ水溶液に無撹拌
状態で浸し、乳剤層が溶出するまでの時間を測定するこ
とにより知ることができる。
所望のメルティング・タイムを得るには、硬膜剤を用
いて調節する手段を用いることができる。このために
は、従来知られている硬膜剤はいずれも、単独でも混合
しても用いることができる。
即ち、例えばクロム塩(クロム明ばん、酢酸クロムな
ど)、アルデヒド類(ホルムアルデヒド、グリアキサー
ル、グリタールアルデヒドなど)、N−メチロール化合
物(ジメチロール尿素、メチロールジメチルヒダントイ
ンなど)、ジオキサン誘導体(2,3−ジヒドロキシジオ
キサンなど)、活性ビニル化合物(1,3,5−トリアクリ
ロイル−ヘキサヒドロ−2−トリアジン、1,3−ビニル
スルホニル−2−プロパノールなど)、活性ハロゲン化
合物(2,4−ジクロール−6−ヒドロキシ−3−シリア
ジンなど)、ムコハロゲン酸類(ムコクロル酸、ムコフ
ェノキシクロル酸など)等を用いることができる。
好ましく用いられる硬膜剤はアルデヒド系化合物、例
えばホルムアルデヒド、グリオキサール、S−トリアジ
ン系化合物、例えば2−ヒドロキシ−4,6−ジクロロト
リアジンナトリウム塩、ビニルスルホン系化合物等であ
る。
用いる硬膜剤の量は、硬膜促進剤あるいは硬膜抑制剤
の存在によって影響を受けるが、好ましくは1×10-6
ル/g・ゼラチン〜1×10-2モル/g・ゼラチンの範囲で用
いられる。より好ましくは、5×10-5モル/g・ゼラチン
〜5×10-3モル/g・ゼランチで用いられる。
以下の用いることができる硬膜剤の代表的な具体例を
挙げるが、これによって限定されるものではない。
次にハロゲン化銀感光材料の処理方法について説明す
る。
支持体上に少なくとも1層の親水性コロイド層を設け
たハロゲン化銀感光材料の処理方法において、ローラー
搬送式自動現像機で現像処理する場合にハロゲン化銀感
光材料の含水量10〜20g/m2となる構成で処理するもので
ある。
処理液 この好ましい実施の態様は、現像処理に際し、下記一
般式[I A]で表わされる化合物及び/または下記一般
式[II A]で表される化合物を含有する現像液で処理す
ることである。
(式中、R1、R2、R3、R4及びR5は各々水素原子、低級ア
ルキル基、アルコキシ基、カルボキシ基、アルコキシカ
ルボニル基、スルホ基、ハロゲン原子、アミノ基または
ニトロ基を表わし、各基は置換基を有するものも含む) 次に、一般式[I A]または一般式[II A]で表わさ
れる化合物の代表的具体例を挙げるが、これらにより限
定されるものではない。
一般式[I A]の例示化合物 I−1 5−ニトロインダゾール、 I−2 5−アミノインダゾール、 I−3 5−p−トルエンスルホンアミド−インダゾー
ル、 I−4 5−クロロインダゾール、 I−5 5−ベンゾイルアセトアミノ−インダゾール、 I−6 5−シアノインダゾール、 I−7 5−p−ニトロベンゾイルアミノ−インダゾー
ル、 I−8 1−メチル−5−ニトロ−インダゾール、 I−9 6−ニトロインダゾール、 I−10 3−メチル−5−ニトロ−インダゾール 及び、 I−11 4−クロロ−5−ニトロ−インダゾール。
一般式[I A]の化合物の内でも、この現像液に用い
るためには、ニトロインダゾール類が好ましい。特に好
ましい化合物は5−ニトロインダゾールであり、これは
下記の構成式を有する。
次に一般式[II A]で表わされる化合物の代表的具体
例を挙げるが、これらにより限定されるものではない。
感光材料の処理 これらは超迅速処理に適するものであり、例えば好ま
しい実施例の態様として、全処理時間が20秒〜60秒であ
る自動現像機で処理することが挙げられる。
この好ましい一実施例態様は、支持体上の感光性ハロ
ゲン化銀乳剤層を有する側の親水性コロイド層(ハロゲ
ン化銀乳剤層を包含する)のゼラチン量が2.00〜3.50g/
m2である態様である。この範囲であると、ゼラチン量が
2.00g/m2より少ない場合に比し塗布故障が少なく、3.10
g/m2より多い場合に比し乾燥性が良好である。そしてゼ
ラチン量はより好ましくは2.40〜3.30g/m2であり、2.50
〜3.15g/m2がさらに好ましい。このような態様をとるこ
とにより感度、黄色汚染等を一層改良することができ
る。
この感光材料は、支持体の片面に感光性乳剤層を形成
するものでも、両面に形成するものでもよい。好ましく
は、感光性乳剤層を支持体の両側に形成して、両面の感
光材料とすることである。この好ましい一実施例態様と
して、ハロゲン化銀乳剤層に使用されるハロゲン化銀粒
子の平均粒径が0.30〜1.20μm、より好ましくは0.40〜
1.00μm、最も好ましくは0.40〜0.80μmである態様を
挙げることができる。
ここでハロゲン化銀粒子の粒子サイズとは、等しい体
積の立方体に換算したときの陵の長さをいい、平均粒子
サイズはその算術平均である。
この塗布時の湿潤膜厚は、好ましくは35〜85μmの範
囲が適当であるが、より好ましくは40〜75μmの範囲で
あり、最も好ましいのは47〜70μmの範囲である。湿潤
膜厚が厚過ぎると乾燥時の負担が大きくなるため、乾燥
熱量の増大、塗布速度の低下時の対策が必要となること
であり、生産コスト、生産性等を低下させてしまう。逆
に湿潤膜厚が薄過ぎると故障のない均一な塗布が困難と
なる場合がある。
この湿潤膜厚とは、1種または2種以上の塗布液を同
時に重層して支持体上に塗布する際には、それらの塗布
液の塗布直後(換言すれば乾燥が始まる前の状態)の湿
潤状態の膜の厚さ(μm)の合計をいう。この湿潤膜厚
(μm)は次の式で求められる。即ち、 湿潤膜厚(μm)=(塗布液の供給量の合計(l/min) ×1000)/(塗布速度(m/min)×塗布幅(m)) で求められる。
また、この湿潤膜厚は、塗布が数次にわたった場合に
は、即ち塗布、乾燥後にその上に更に塗布を行なうとい
う場合には、それぞれの塗布における塗布液の厚みをい
う。
この好ましい実施態様として感光性ハロゲン化銀乳剤
層の側にある親水性コロイド層が2層以上からなる場
合、その最上層を形成する塗布液の表面張力が該最上層
と隣接する親水性コロイド層を形成する塗布液の表面張
力よりも6dyne/cm以上小さい条件で塗布される態様が挙
げられる。この表面張力の差はより好ましくは8dyne/cm
以上であることが最も好ましい。
このような表面張力の差を得るには、最上層に少なく
とも1種の界面活性剤を使用すればよい。最上層の隣接
層には界面活性剤を用いても、また用いなくてもよく、
用いる場合は、最上層に用いるものと同じものでも、異
なってものを用いるものでもよい。
界面活性剤としては、各種のものを用いることができ
る。
次に、この感光材料の感光性ハロゲン化銀乳剤層に用
いられるハロゲン化銀粒子の粒子サイズ分布は任意であ
るが、単分散であってもよい。ここで単分散とは95%の
粒子が数平均粒子サイズの±60%以内、好ましくは40%
以内のサイズに入る分散系である。
このハロゲン化銀乳剤中のハロゲン化銀として臭化
銀、沃臭化銀、沃塩化銀、塩臭化銀、及び塩化銀等の通
常のハロゲン化銀乳剤に使用される任意のものを用いる
ことができるが、沃臭化銀を用いることが好ましい。
沃臭化銀を用いる場合、好ましいのは沃化銀含有率が
10〜0.5モル%のものを用いることであり、さらに好ま
しくは6〜1モル%のもの、特に好ましくは4〜1.5モ
ル%のものを用いることである。このとき塩化銀を微量
含有するものを用いてもよく、例えば塩化銀を2モル%
未満含有されることができる。
ハロゲン化銀乳剤に用いられるハロゲン化銀粒子は、
酸性法、中性法及びアンモニア法その他のいずれで得ら
れたものでもよい。
このハロゲン化銀粒子は、粒子内において均一なハロ
ゲン化銀成分分布を有するものでも、粒子の内部と表面
層とでハロゲン化銀組成が異なるコア/シェル粒子であ
ってもよい。
さらに、ハロゲン化銀粒子で、この粒子の内部核が沃
臭化銀からなるものの場合、均質な固溶相であることが
好ましい。
ここで均質という語は、具体的に以下のように説明で
きる。
即ち、特開昭56−110926号公報に定義されているよう
に、ハロゲン化銀粒子の粉末のX線回折分析を行なった
とき、Cu−KβX線を用いて沃臭化銀の面指数[200]
のピークの半値幅△20=0.30(deg)以下であることを
意味する。なお、このときのデイフラクトメーターの使
用条件はゴニオメーターの走査速度をω(deg/min)、
時定数をr(sec)、レヒービングスリット幅をγ(m
m)としたときにωr/γ≦10である。
ハロゲン化銀乳剤に用いられるハロゲン化銀粒子は、
潜像が主として表面に形成されるような粒子であっても
よく、また主として粒子内部に形成されるような粒子で
もよい。
ハロゲン化銀乳剤に用いられるハロゲン化銀粒子は、
立方体、八面体、十四面体のような規則的な結晶形を持
つものでもよいし、球状や板状のような変則的な結晶形
を持つものでもよい。これらの粒子において{100}面
と{111}面の比率は任意のものが使用できる。また、
これら結晶形を複合形を持つものでもよく、様々な結晶
形を粒子が混合されてもよい。
例えば、ハロゲン化銀粒子の少なくとも表面が、実質
的に臭化銀または沃臭化銀からなる{110}結晶面であ
るハロゲン化銀粒子を含有したハロゲン化銀乳剤を好ま
しく用いることができる。このハロゲン化銀粒子の平均
粒径サイズ(粒子サイズは投影面積と等しい面積の円の
直径を表わす)は、5μm以下がよいが、0.1〜5μm
が好ましく、0.4〜2μmが特に好ましい。
また、ハロゲン化銀乳剤は、写真業界において増感色
素として知られている色素を用いて、所望の波長域に光
学的に増感できる。増感色素は単独で用いてもよいが、
2種以上を組み合わせて用いてもよい。増感色素ととも
にそれ自体分光増感作用を持たない色素、あるいは可視
光を実質的に吸収しない化合物であって、増感色素の増
感作用を強める強色増感剤を乳剤中に含有させてもよ
い。
さらに、増感色素としては、シアニン色素、メロシア
ン色素、複合シアニン色素、複合メロシアニン色素、ホ
ロポーラーシアニン色素、ヘミシアニン色素、ステリル
色素及びヘミオキサノール色素が用いられる。
特に有用な色素は、シアニン色素、メロシアニン色素
及び複合メロシアニン色素である。
この好ましい一実施態様は、感光性ハロゲン化銀乳剤
層に、下記一般式〔I〕、〔II〕及び〔III〕で表わさ
れる化合物群から選ばれた少なくとも1種の増感色素を
添加したものである。
一般式〔I〕、〔II〕、〔III〕の化合物のいずれか
を用いる態様を採用すると、オルソ増感されるので、特
に圧力減感及びすり傷黒化について一層の改良がなされ
る。即ち、レギュラータイプは高感度を要する脚部用に
大粒子を用いているため、圧力減感及びすり傷黒化性能
が悪かったので、あるが、このようなオルソタイプでは
色素増感によって高感度化されることができる。この結
果、圧力減感及びすり傷黒化性能を一層改良することが
できる。
一般式〔I〕、〔II〕及び〔III〕は下記に示すとお
りである。
〔上記各式中、X1,X2,X3はアニオン、Z1及びZ2は置換ま
たは非置換の炭素環を完成するのに必要な非金属原子
群、nは1または2を表わす。(ただし、分子内塩を形
成するときはnは1である。)〕 式〔I〕中、R1,R2,R3は各々置換もしくは非置換のア
ルキル基、アルケニル基またはアリール基を表す。但
し、R1とR3の内少なくとも1つはスルホアルキル基また
はカルボキシアルキル基をとる。
式〔II〕中、R4,R5は上記R1とR3と同じ意義である。R
6は水素原子、低級アルキル基、アリール基を表す。
式〔III〕中R7及びR9は各々置換もしくは非置換の低
級アルキル基、R8及びR10は低級アルキル基、ヒドロキ
シアルキル基、スルホアルキル基、カルボキシアルキル
基を表す。
上記〔I〕、〔II〕、〔III〕で示される化合物の具
体例や、その使用方法等は、例えば特開昭61−80237号
公報に開示されている。
また、ハロゲン化銀乳剤のバインダー(または保護コ
ロイド)としては、ゼラチンを用いるのが有利である
が、ゼラチン誘導体、ゼラチンと他の高分子のグラフト
ポリマー、それ以外の蛋白質、糖誘導体、セルロース誘
導体、単一あるいは共重合体の如き合成親水性高分子物
質等の親水性コロイドも用いることができる。
このゼラチンは平均分子量100,000以下の成分が40重
量%以下であることがよく、好ましくは平均分子量100,
000以下の成分が35重量%以下であり、35〜20重量%で
あることが特に好ましい。また、平均分子量50,000以下
の成分については30重量%以下、25〜10重量%であるこ
とが特に好ましい。
ここで、平均分子量は、ゲルパーミエーションクロマ
トグラフ法(以下「GPC法」という)で求めた重量平均
分子量である。
GPC法の条件の1例を下記に示す。
カラム:セファローズGL4B(ファルマシア・ファイン
ケミカル社製) 長さ80cm.T−35℃、φ15mm 分離液:0.2M CH3COOH/0.2M CH2COONa水溶液流速0.29m
l/mmベリスターポンプ(ATTO社製) 検出器:紫外線吸収分光光度計(UV:波長254nm) 分析用サンプル:絶対量25mgのゼラチンGPCで得られ
たチャートから平均分子量100,000以下の成分の%塩を
算出するにはα成分(平均分子量100,000)のもので得
られるピーク位置からベースラインに垂直な線をおろ
し、その垂直より右側部分(低分子量部分の面積の全体
の面積に占める割合を算出する)。
このゼラチン中の平均分子量100,000以下の成分を減
少させるには、以下〜の方法で行う。
骨、皮などの原料からゼラチンを抽出する際、抽出
初期のゼラチン抽出液を排除する。
ゼラチン抽出以後乾燥までの製造工程においてゼラ
チン液の処理温度を40℃以上にしない。
ゼラチンゲルを冷水(15℃)透析する (The Journal of Photographic Science 23 33(197
5)参照)。
イソプロピルアルコールの使用による分画法(G.Si
ainsby,ディソカッシェン・オブ・ファラデーズ・ソサ
エティ(Discuss.Faraday's Society)18 288(1954)
参照)。
スチレン−ジビニルベンゼン共重合体樹脂等の高分
子吸着剤による吸着法。
上記の方法を単独もしくは、組み合わせて平均分子量
100,000以下の成分が40重量%以下のゼラチンを得るこ
とができる。
そして、平均分子量100,000以下の成分を40重量%以
下含有するゼラチンを親水性コロイド層に用いることに
よって、自動現像処理してもスカムの発生がほとんどな
く、親水性コロイド層としては、ハロゲン化銀乳剤層、
表面保護層、中間層、フィルター層などを挙げることが
できる。
ハロゲン化銀乳剤のバインダーとしてゼラチンを用い
る場合には、ゼラチンのゼリー強度は限定されないが、
ゼリー強度250g以上(バギー法により測定した価)であ
ることが好ましい。
ここにゼリー強度とは、写真用ゼラチン試験法(1970
年、写真用ゼラチン試験法合同審議会発行)第5項記載
のバギー法(PAGI法)によるゼリー強度を表す。
感光材料の写真乳剤層、その他の親水性コロイド層
は、バインダー(また保護コロイド)分子を架橋させ、
膜強度を高める硬膜剤を1種または2種以上用いること
により硬膜することができる。硬膜剤は、処理液中に硬
膜剤を加える必要がない程度に感光材料を硬膜できる量
添付することができるが、処理液中に硬膜剤を加えるこ
とも可能である。
硬膜剤としては、アルデヒド系、アジリジン系(例え
ばPBレポート、19,921、米国特許第2,950,197号、同2,9
64,404号、同2,983,611号、同3,271,175号の各明細書、
特公昭46−40898号、特開昭50−91315号の各公報に記載
のもの)、イソオキサゾール系(例えば、米国特許第33
1,609号明細書に記載のもの)、エポキシ系(例えば、
米国特許第3,047,394号、西独特許第1,085,663号、英国
特許第1,033,518号の各明細書、特公昭48−35495号公報
に記載のもの)、ビニルスルホン系(例えばPBレポート
19,920号、西独特許第1,100,942号、同2,337,412号、同
2,545,722号、同2,635,518号、同2,742,308号、同2,74
9,260号、英国特許第1,251,091号、特願昭45−54236
号、同48−110996号、米国特許第3,539,644号、同3,49
0,911号の各明細書に記載のもの)、アクリロイル系
(例えば、特願昭48−27949号、米国特許第3,640,720号
各明細書に記載のもの)、カルボジイミド系(例えば、
米国特許第2,938,892号、同4,043,818号、同4,061,499
号の各明細書、特公昭46−38715号公報、特願昭49−150
95号明細書に記載のもの)、トリアジン系(例えば、西
独特許第2,410,973号、同2,553,915号、米国特許第3,32
5,287号の各明細書、特開昭52−12722号公報に記載のも
の)、高分子型(例えば、英国特許第822,061号、米国
特許第3,623,878号、同3,396,029号、同3,226,234号の
各明細書、特公昭47−18578号、同47−18579号、同47−
48896号の各公報に記載のもの)その他マレイミド系、
アセチレン系、メタンスルホン酸エステル系、(N−メ
チロール系;)の硬膜剤が単独または組み合わせて使用
できる。有用な組み合わせ技術として、例えば西独特記
第2,447,587号、同2,505,746号、同2,514,245号、米国
特許第4,047,957号、同3,832,181号、同3,840,370号の
各明細書、特開昭48−43319号、同50−63062号、同52−
127329号、特公昭48−32364号の各公報に記載の組み合
わせが挙げられる。
ハロゲン化銀乳剤を用いた感光材料のハロゲン化銀乳
剤層及び/または他の親水性コロイド層には柔軟性を高
める目的で可塑剤を添加できる。
中でも好ましい化合物はトリメチロールプロパンであ
る。トリメチロールプロパンの如きジオール類またはポ
リオール類を用いる場合、その使用量はゼラチンに対し
て好ましくは0.01〜100重量%、さらに好ましくは0.1〜
10重量%である。
ハロゲン化銀乳剤を用いた感光材料の写真乳剤層その
他の親水性コロイドには寸度安定性の改良などを目的と
して、水不溶性または難溶性合成ポリマーの分散物(ラ
テックス)を含有させることができる。
難溶性合成ポリマーとしては、例えば英国特許第807,
864号、同1,186,699号、特公昭48−43125号、同49−254
99号、米国特許第2,376,005号、同2,853,457号、同2,95
6,884号、同3,062,674号、同3,287,289号、同3,411,911
号、同3,488,708号、同3,525,620号、同3,607,290号、
同3,635,715号、同3,645,740号等に記載されているもの
を好ましく用いることができる。
帯電防止剤としては、英国特許第1,466,600号、リサ
ーチ・ディスクロージャー(Reserch Disclosure)1584
0号、同16258号、同16630号、米国特許第2,327,828号、
同2,861,056号、同3,206,312号、同3,245,833号、同3,4
28,451号、同3,775,126号、同3,963,498号、同4,025,34
2号、同4,025,463号、同4,025,691号、同4,025,704号等
に記載の化合物を好ましく用いることができる。
帯電防止剤としては特に好ましく用いられる界面活性
剤は、下記一般式〔IV〕、〔V〕、〔VI〕及び/または
〔VII〕で表される。
式中R1′は炭素数1〜30の置換または無置換のアルキ
ル基、アルケニル基またはアリール基をA′は−O−
基、−S−基、−COO−基、−N−R10′基、−CO−N−
R10′基、−SO2N−R10′基(ここでR10′は、水素原
子、置換または無置換のアルキル基を示す)を表す。
R2′,R3′,R7′,R9′は水素原子、置換もしくは無置
換のアルキル基、アリール基、アルコキシ基、ハロゲン
原子、アシル基、アミド基、スルホンアミド基、カルバ
モイル基あるいはスルファモイル基を表す。
また式中R6′及びR8′は置換もしくは無置換のアルキ
ル基、アリール基、アルコキシ基、ハロゲン原子、アル
シ基、アミド基、スルホンアミド基、カルバイモル基あ
るいはスルファモイル基を表す。フェニル基の置換基は
左右対称でもよい。
R4′及びR5′は水素原子、置換もしくは無置換のアル
キル基、またはアリール基を表す。R4′とR5′,R6′とR
7′及びR8′とR9′は互いに連結して置換もしくは無置
換の環を形成してもよい。
n1,n2,n3及びn4は酸化エチレンの平均重合度であっ
て、2〜50の数である。
また、mは平均重合度であり、2〜50の数である。
一般式〔VII〕 式中Rfは、部分あるいは全部がフッ素基で置換された
炭素数1〜30の置換または無置換のアルキル基、アルケ
ニル基もしくはアリール基を表す。
A′は一般式〔IV〕と同様であり、Bはアルケニレン
基、アルキレン基またはアリーレン基を表す。
Eは水溶性基を表し、n5は0〜50の数を表す。
一般式〔IV〕、〔V〕、〔VI〕または〔VII〕で表さ
れる化合物の具体例としては下記のものを挙げることが
できる。
本発明の実施の際に使用するのに好適である含フッ素
界面活性剤の代表例には次の1〜52のものがある。
1. F3C(CF22COOH 2. H(CF26COOH 3. CF3(CF26COONH4 4. H(CF210COOH 5. F3C(CF27SO3K 6. H(CF26CH2OSO3Na 7. H(CF23CH2OSO3Na この感光材料の写真乳剤層及び/または他の親水性コ
ロイド層には、塗布性改良、スベリ性改良、乳化分散、
接着防止、写真特性(現像促進、硬膜化、増感等)改良
等を目的として、種々の界面活性剤を用いることができ
る。
ハロゲン化銀乳剤を用いた感光材料に用いられる支持
体上にはα−オレフィンポリマー(例えばポリエチレ
ン、ポリプロピレン、エチレン/ブテン共重合体)等を
ラミネートした紙、合成紙等の可撓性反射支持体、過酸
セルロース、硝酸セルロース、ポリスチレン、ポリ塩化
ビニル、ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネイ
ト、ポリアミド等の半合成または合成高分子からなるフ
ィルムや、これらのフィルムに反射層を設けた可撓性反
射支持体、ガラス、金属、陶器などが含まれる。
また、ハロゲン化銀感光材料は必要に応じて支持体表
面にコロナ放電、紫外線照射、可焔処理等を施した後、
直接にまたは支持体表面の接着性、帯電防止性、寸法安
定性、耐摩耗性、硬さ、ハレーション防止性、摩擦特性
及び/またはその他の特性を向上するための1層以下の
下塗層を介して塗布されてもよい。そして、特開昭52−
104913号、同59−18949号、同59−19940号、同59−1994
1号に記載されている下引き処理を行ったものが好まし
い。
この感光材料を作製するに当り、ハロゲン化銀乳剤層
及びその他の層は、各種の方法で塗布・乾燥することが
できる。
このハロゲン化銀写真感光材料は、感光材料を構成す
る乳剤層が感度を有しているスペクトル領域の電磁波を
用いて露光でき、光源としては各種のものをいずれかも
用いることができる。
黒白現像処理としては、現像処理工程、定着処理工
程、水洗処理工程がなされる。現像処理工程後、停止処
理工程を行ったり定着処理工程後、安定処理工程を施す
場合は、水洗処理工程が省略される場合がある。また現
像主薬またはそのプレカーサーを感光材料中に内蔵し、
現像処理工程をアルカリ液のみで行ってもよく、現像液
としてリス現像液を用いた現像処理工程を行ってもよ
い。
黒白現像処理に用いられる黒白現像処理液は通常知ら
れているカラー感光材料の処理に用いられる黒白第1現
像液と呼ばれるもの、もしくは黒白感光材料の処理に用
いられるものであり、一般に黒白現像処理液に添加され
る各種の添加剤を含有せしめることができる。
また好ましく用いられる現像液中には、硬膜剤を含ま
せることができる。
このようにして調製された現像液のpH値は所望の濃度
とコントラストを与えるに十分な程度に選択されるが、
約8〜12、特に約9.0〜10.5の範囲にあることが望まし
い。
現像処理温度及び時間を相互に関係し、かつ全処理時
間との関係において決定される、本発明においては、好
ましくは例えば30〜40℃で10〜20秒である。
現像、定着された感光材料は、水洗及び乾燥される。
水洗または定着によって溶解した銀塩をほぼ完全に除く
ために行われ、例えば約20〜50℃で5〜12秒が好まし
い。乾燥は約40〜100℃で行われるが、この装置のコン
パクト化等の制約から40〜50℃が好ましく、乾燥時間は
処理の状態によって適宜換えられるが、通常は約5〜15
秒でよい。
次に、この感光材料を処理する自動現像機について説
明する。処理時間が20秒〜60秒である自動現像機とし
て、ローラ搬送型が好ましい。
この発明に係る自動現像機としては、好ましく用いら
れる一例を第1図に示した。この自動現像機は高さ、幅
及び奥行が約800mm以下のコンパクト・サイズでありな
がら、毎時約500枚の四切フィルムを処理することが可
能となっている。また、約25の補充タンクを2個内蔵
させることも可能であり、その場合は高さ、幅及び奥行
の寸法を約1200,800,800mm以下にとどめることができ
る。
この自動現像機は処理時間45秒程度、90秒程度、180
秒程度の選択処理が可能になっており、処理時間45秒程
度では、搬送速度が約2500mm/minで、毎時500枚程度の
処理が行われ、処理時間90秒程度では搬送速度が約1500
mm/minで、毎時300枚程度の処理が行われ、処理時間180
秒程度では、搬送速度が約630mm/minで、毎時140枚程度
の処理が行われる。
操作部A 装置本体1は外光を遮閉するようになっており、その
前側上部には操作パネル10が設けられていて、必要とす
る操作スイッチ及び表示器が付設されている。このスイ
ッチによって運動の始動・停止、搬送速度切換、処理温
度設定時の操作や処理温度の表示や故障表示等が行わ
れ、これらが第2図に示すような操作パネル10上の対話
型ディスプレー11に示される。さらに、音声部12より、
音声による対話型表示も可能である。
感光材料搬入部B 撮影済の感光材料は、装置本体1の後側上方位置に設
けられた挿入口20から1枚づつ挿入され、この挿入口20
にはセンサ21が設けられ、感光材料の挿入間隔を設定す
るようになっている。即ち、例えば処理時間が45秒程度
の場合には2秒間隔に挿入され、挿入された感光材料と
次に挿入される感光材料の距離が60mm程度に設定され
る。また、処理時間が90秒程度の場合には挿入間隔が3
秒程度で、感光材料間の距離が45mm程度に設定される。
また、この感光材料搬入部Bには、図示しない感光材
料幅検出手段が設けられ、感光材料の幅を検出してその
情報を制御部に出力するようになっている。制御部では
この情報から感光材料の面積演算を行い、処理液補充の
基準としている。
感光材料搬出部C 装置本体1の感光材料搬入部Bと反対側には、感光材
料搬出部Cが設けられ、そのバスケット30内に現像処理
された後、乾燥された感光材料が排出される。
搬送系D 装置本体1の内部には、ローラで構成される搬送系D
が感光材料搬入部Bから感光材料搬出部Cの間に設けら
れている。この搬送系Dは感光材料を、第1図及び第3
図に示すように、現像層E、定着槽F、水洗槽G、スク
イズ部H及び乾燥部Iの順に搬送するように構成されて
いる。このローラとしてはゴムローラを好ましく用いる
ことができ、ゴムの材質としては、例えばシリコンゴ
ム、あるいはエチレンプロピレンゴム(例えばEPDM)ネ
オプレーンゴムが好ましく用いられる。
この搬送系Dのローラは例えば第3図において記号で
示すように所定箇所に材質が異なるローラを配置して構
成することができ、これにより感光材料を傷付けること
なく、高速搬送ができ、しかもスクイズ性が向上し好ま
しい。
即ち、ベークローラ(マイカ入り)40が主なる搬送通
路に配置され、現像槽EではEPDMゴムローラ(硬度50
度)41が所定箇所に配置されている。現像槽Eと定着槽
Fの渡り部にはシリコンゴムローラ(硬度50度)42A,43
Aとベークローラ40とが対向して配置され、現像液の濡
れを均一にすると共に該液をスクイズしている。定着槽
F及び水洗槽Gにはベークローラ(カラー付)40が搬送
通路の比較的緩やか屈曲部に配置され、ガイドしながら
搬送する。
表面に凹凸を設けたシリコンゴムローラ42Aの1実施
例は第8図に示すようにピッチ0.3深さ0.15のスパイラ
ルの螺線が表面に施されている。従来このローラは平滑
なローラであったが、第9図に示すように、そのような
構造の渡り部では、液溜りができ、この状態で渡り部の
搬送を推移することにより現像仕上げされた感光材料は
第10図に示すように進行方向後端部に濃度ムラが鮮鋭な
波状にあらわれるようになった。これに対して前記実施
例のローラを使用すると、このような濃度ムラが完全に
解消できるようになった。
このスパイラルシリコンローラは本実施例に限定され
るものでなく、ピッチが0.1〜2mm深さが0.05〜2mmの範
囲のものであれば、前記実施例と同様の効果を生ずるこ
とが確認できた。
又他の実施例として表面に凹凸に設けたシリコンゴム
ローラ56は、液体ホーニングサイドブラストバレル加工
など機械的にローラ表面を粗すことによって凹凸をつけ
ることができ、又化学研磨や電界研磨の方法によっても
シリコンローラ表面に凹凸をつけることが可能である。
このような処理を施したローラによっても前記実施例の
スパイラルローラと同様な効果をあげることが確認でき
た。
又、他の実施例としてシリコンゴムの表面を成形時に
細かいいぼが均一に形成されるようにしたものが同様に
有効である。
又、感光材料の裏面の濃度むら対策として第1図及び
第3図に示すシリコンゴムローラ43Aが設けられてい
る。
また、スクイズ部Hではシリコンゴムローラ(硬度50
度)42が搬入側及び搬出側に配置され、感光材料上の水
分を絞るようにスクイズし、この後段には吸水ローラ44
が配置され、さらに感光材料上に残る水分を吸い取るよ
うになっている。乾燥部Iではベークローラ(マイカ入
り)40が配置され、搬送性と耐熱性を考慮している。
搬送系Dのそれぞれローラには第4図に示すようなバ
ネが設けられ、これにより感光材料に所定の圧着力が与
えられるようになっている。
例えばaの箇所ではバネ長が82mmで圧着力が300〜350
g、bの箇所ではバネ長が150mmで圧着力が400〜450g、
cの箇所ではバネ長が133mmで圧着力が400〜450g、dの
箇所ではバネ長が250mmで圧着力が両側のEPDMゴムロー
ラ41で400〜450g、下側のEPDMゴムローラ41で圧着力が2
00〜250g、eの箇所ではバネ長が150mmで圧着力が400〜
450g、f,gの箇所ではバネ長が150mmで圧着力が400〜450
g、hの箇所ではバネ長が228mmで圧着力が両側のベーク
ローラ43で400〜450g、下側のベークローラ43で圧着力
が200〜250g、i,jの箇所ではバネ長が85,90mmで圧着力
がそれぞれ300〜350g、k,lの箇所ではバネ長が150mmで
圧着力がそれぞれ400〜450g、mの箇所ではバネ長が224
mmで、圧着力が両側のベークローラ43で400〜450g、下
側のベークローラ43で圧着力が200〜250g、nの箇所で
はバネ長が72mmで圧着力が950〜1000g、o,pの箇所では
バネ長がそれぞれ82mmで圧着力が600〜650g、qの箇所
ではバネ長が85mmで圧着力が550〜600g、rの箇所では
バネ長が82mmで圧着力が600〜650g、sの箇所ではバネ
長が110mmで圧着力が450〜500gに設定されている。
これらの搬送系Dでの圧着力の設定も、ローラ材質と
同様に搬送時に感光材料を傷付けることなく、高速搬送
ができ、しかもスクイズ性を向上するように、例えばス
クイズする部分では強く、あるいは屈曲部では弱いよう
に、各部の機能に応じて設定される。
これにより、この搬送系Dでのスリップ率は第5図に
示すように著しく改善される。ここでスリップ率は次の
式で表される。
これらのローラ表面粗さがRmax=0.1〜100μmである
広範囲において、良好な搬送性と画質とを維持できる。
従来の自動現像機がRmax=1〜15μmの範囲とすること
によって、搬送性や画質を維持していたのに比すると、
格段に有利である(なお、ローラ表面粗さRmaxは、JIS
規格B−0601の規定による)。
また、ゴムローラの本数は通常現像部で1〜8本使用
し、例えば使用するゴムローラ硬度の変化幅30度アップ
まで、画質にそれ程の影響はみられない。例えば硬度30
度のゴムローラを用いた場合、経時により硬度が60度に
なっても、悪影響は出ない。従来であると硬度の変化幅
が約10度より画質の変化がみられたが、これに比べ、硬
度が変化したり、硬度分布に幅があっても支障がないの
で自由度に富み、硬度分布にバラツキがあってもほとん
ど問題はない(なお、硬度はJIS規格K−6301に規定の
ゴム硬度による)。
さらに処理すべき感光材料の挿入距離、先に挿入した
感光材料の後端と後に挿入した感光材料の先端との距
離)を5〜80mmまで短縮することが可能(従来は短縮で
きても40mm)であり、一層の迅速処理が可能で、処理枚
数をより多くでき、従来に比べて処理能力を最大20%向
上させることもできる。
またローラ総本数を少なくでき、例えば同処理能力機
に対しては約20本の削減が可能である。(例えば従来の
100本に対して85本)。対向部ローラ数/総ローラ数の
比を0.5〜1.0の範囲に増加することができ(従来は約0.
45)、これにより処理時間の短縮が図れ、また画質も維
持もできる。この搬送系Dのローラは等速で駆動され、
このパス長は例えば感光材料搬入部Bで43.3mm、現像槽
Eで616mm、定着槽Fで383.4mm、水洗槽Gで299.2mmス
クイズ部Hで207.2mm、乾燥部Iで400.8mmであり、合計
1949.9mmに設定される。
従って、感光材料の処理時間が45秒程度の場合には、
感光材料搬入部Bで1.0秒、現像槽Eと渡り部で14.7
秒、定着槽Fと渡り部で9.1秒、水洗槽Gと渡り部で7.2
部、スクイズ部Hで4.9秒、乾燥部Iで9.6秒に設定さ
れ、各部で短時間の処理が行われる。
さらに、全処理時間を20〜60秒とする迅速処理におい
ては、例えば現像槽E、定着槽F、水洗槽H及び及び乾
燥部Iでのバス長を変更することで、例えば現像槽Eと
渡り部で10〜20秒、定着槽Fと渡り部で4〜15秒、水洗
槽Gと渡り部で5〜12秒及び乾燥部Iで5〜15秒の範囲
に設定することが可能である。
現像槽E、定着槽F、水洗槽G 現像槽E、定着槽F及び水洗槽Gは、液濡れのないよ
うに3槽が一体形成によって構成され、現像槽Eの容量
は16、定着槽Fの容量は9.7、水洗槽Gの容量は6.7
に設定されている。
また各槽には図示しない液面センサが設けられ、これ
によって液面の検出を行い、液量を管理できるようにし
てある。液面センサには電極を用いる方法の他に超音波
センサや、発光部と受光部とを対として液の透過率によ
って液面を検出する光センサや比接触タイプのセンサな
どを用いることができる。処理液の液面を管理すること
で処理時間のバラツキをなくし、感光材料の処理性の管
理を行うことを可能ならしめる。そのほかに処理時間の
バラツキをなくすために、電圧や負担の変動によっても
前記ローラにより等速駆動に速度のバラツキを生じない
ような駆動モータが選択される。また感光材料の種類に
よって処理時間の変更を可能となるよう、ワンタッチ切
替えによる速度変更や、感光材料の種類を自動的に判別
することによる自動的速度変更がなされ得るようにして
ある。この場合も変更された速度について、定速が維持
される。
現像槽E、定着槽F及び水洗槽Gにはそれぞれ温調を
行う図示しないタンクがあり、この温調タンクは成型品
で構成され、処理槽と一体成型で構成することもでき
る。また形状に留意することによって、廃液時に液残り
のないように形成することも可能である。現像槽Eの温
調タンクには例えば750Wの2本のヒータが用いられ、定
着槽Fの温調タンクには例えば750Wの1本のヒータが用
いられ、温調した処理液の温度を検知する温度センサが
設けられている。この温度センサとしては例えばサーミ
スタ、白金、シリコンセンサが用いられる。温度センサ
からの情報は温度制御部に入力され、各液を適切な温度
に制御している。
処理液補充 処理液補充量についても、現像液補充量は、5〜40cc
/四切、定着液補充量は10〜70cc/四切の範囲とすること
ができ、この補充量で処理性及び画質を維持できる。従
来は現像液補充量を33(+10%,−0%)cc/四切、定
着液補充量を63(+10%,−0%)cc/四切としていた
のに対し、低補充量化が可能である。水洗水量も1.5〜
3/minにしているが、従来の1.5〜5/minにしてい
たのに対しても処理性・画質を維持できる。
さらに、定着フィルタなしでも、スカムや汚れの発生
頻度が小さく、発生を皆無にすることができる(従来は
現像・定着とも、フィルタがある)。
ハロゲン化銀感光材料の、水洗工程終了時における含
水量測定は以下の手順で行うものとする。即ち、20cm×
20cmの最大濃度を得るのに必要なだけの露光を与えた試
料を本発明の自動現像機(その主な構成は第1図に示
す)を用い、かつ例えば90秒現像処理時には、現像液は
下記組成の現像液中にて液温35℃で25.6秒間現像し、次
いで下記組成の定着液を用いて液温を30℃にて16.0秒間
定着し、20℃の水を用いて流速3/minで12.4秒間水洗
する。他の例として又、45秒処理時には14.7秒、9.1
秒、7.2秒間それぞれ現像、定着、水洗を行う。
現像液及び定着液の組成 現像液 亜硫酸カリウム 55.0g ハイドロキノン 25.0g 1−フェニル−3−ビラゾリドン 1.2g ホウ酸 10.0g 水酸化ナトリウム 21.0g トリエチレングリコール 17.5g 5−ニトロベンツイミダゾール 0.10g グルタルアルデヒド重亜硫酸塩 15.0g 氷酢酸 16.0g 臭化カリウム 4.0g トリエチレンテトラミン六酢酸 2.5g を加えて1に仕上げる。
定着液 チオ硫酸アンモニウム 130.9 g 無水亜硫酸ナトリウム 7.3 g ホウ酸 7.0 g 酢酸(90wt%) 5.5 g 酢酸ナトリウム3水塩 25.8 g 酢酸アルミ18水塩 14.6 g 硫酸(50wt%) 6.77g 水を加えて1に仕上げる。
水洗をした試料スクイズラックを出たところで抜き取
り、60秒以内に重量を測定する。このときの重量をWw
(g)とする。
以上の操作は25℃55%RHの条件で行う。
次に該試料を十分に乾燥させた後、1時間以上25℃55
%RHの条件下で放置し、その重量を測定する。これをWd
(g)とする。含水量は次式から算出される。
含水量(g/m2)=(Ww−Wd)×(1000cm2/20cm×20cm) 次に、メルティングタイムの測定方法を説明する。1c
m×2cmに切断した試料を、50℃に保った1.5%の苛性ソ
ーダ水溶液に無撹拌状態で浸し、乳剤層が溶出するまで
の時間を測定する、すなわち試料を浸してから乳剤層を
溶出しはじめるまでの時間がメルティングタイムであ
る。
スクイズ部H この自動現像機におけるスクイズ部Hのローラは前記
のように構成されているが、ローラ材質及びスクイズ特
性等について、さらに詳細に説明する。
水洗槽G側から表面が滑らかなシリコンゴムローラ42
が2対配置され、このローラは溌水性のシリコンゴム層
を有し好ましいが、これに限らずゴム層を有する絞り送
りローラであればよい。次に吸水する多孔質弾性層(ク
ラレ(株)製の溌水処理していない合成皮革の商品名
「クラリーノ」が用いられる)を表層としたローラの圧
接からなる吸水ローラ44が1対配置される。
さらに、搬送通路をジグザグに屈折させる千鳥配列の
6個のローラのうち、それぞれ感光材料の上面側をと下
面側に接触する3個のローラのうちそれぞれ感光材料の
下面側と上面側に接触する2個のローラには、シリコン
ゴムローラ42が配置され、その表面が滑らかなシリコン
ゴム層を表層としている。感光材料の上面側に接触する
1個のローラにはベークローラ40が配置され表面が滑ら
かなベークライトで形成されているが、カーボンを含む
ABS樹脂等の層を表層としたローラを用いてもよい。
そして、このような表面が滑らかで吸水しない前段の
シリコンゴムローラ42に、吸水する吸水ローラ44を接触
させ、次段のベークローラ40と後段のシリコンローラ42
には、感光材料と接触しない吸水する多孔質弾性層を表
層とした吸水ローラ42を配置している。
千鳥配列の6個のローラ後段には、感光材料を乾燥部
Iへ送る吸水ローラ44が一対配置されている。
スクイズ部Hにおける以上のローラ群 水洗槽G側の2対のシリコンゴムローラ42は、第6図
に示すように、水洗槽Gから感光材料Pに付着して運ば
れる水分Wを絞って脱水するものである。この後に、配
設されている吸水ローラ44や千鳥配列のローラのうちの
吸水ローラ44、さらには乾燥部Iへの送り込み側の吸水
ローラ44等が第7図に示すように、それらからの水分の
蒸発以上に吸水する。
従って、スクイズ部Hで十分な脱水を行うことができ
なくならないように、シリコンゴムローラ42は図示例の
ように少なくとも2対を必要とする。しかし、余り対数
を増やしても、増やすことによって感光材料の搬送通路
が長くなって、感光材料の速度を早くしないことには自
動現像機の処理時間を短縮できなくなる。さらに、ロー
ラ対を回転するためのトルクが大きくなり、モータや駆
動歯車等の負担が増大するといった問題も生ずるように
なる。従って、シリコンゴムローラ42は増やしても3対
程度とすることが好ましい。
水洗槽G側のシリコンゴムローラ42の吸水ローラ44
は、第3図に示すように、感光材料両面の水分をこの後
の千鳥配列の吸水ローラ44と同様に吸い取るものである
が、この代わりに千鳥配列ローラに吸水ローラを増やす
ようにしてもよい。千鳥配列のシリコンゴムローラ42
は、圧接ローラよりも感光材料に大きな面積で接触す
る。従って、吸水量を表層とした吸水ローラ44は、感光
材料両面の水分を効率よく吸い取って均一に減少させ
る。
ベークローラ40、シリコンゴムローラ42は表面が滑ら
かで吸水しないローラであり、感光材料送りの円滑化の
ためであるが、このようなローラに対しては、図示例の
ように、吸水するローラを接触させ、それによって吸水
しないローラの表面に付着する水分を吸取るようにする
ことが好ましい。吸水するローラの代わりに吸水する摺
察部材を接触させてもよい。
乾燥部I 乾燥部Iは第1図に示すように構成されている。即
ち、スクイズ部Hのローラ群によってさらに洗浄水を絞
り落とされたり吸い取られたりして乾燥部Iに送られ
る。乾燥部Iでは感光材料がベークローラ40の送りロー
ラ群によって送られる。この間にその搬送通路に沿って
感光材料Pの両面側に、ノズルダクト50がそれぞれ複数
配設され、このノズルダクト50の各2個のスリットノズ
ル51から水分不飽和加熱空気が感光材料Pへ吹き付けら
れて乾燥する。
乾燥部Iにおけるスリットノズル51からの加熱空気の
感光材料Pへの吹き付けは、送風フアン52が外気取入口
53及び乾燥部Iの室壁54に設けた循環孔54aからリター
ンダクト55を介し、それぞれ矢印イで示した外気及び矢
印ロで示した循環空気を吸い込んで立上ダクト56に送り
込み、その途中に設けたヒータ57によって加熱された空
気が立上ダクト56から乾燥部I内の伸びているノズルダ
クト50に入り、各ノズルダクト50に設けた2個のスリッ
トノズル51から感光材料Pの表面側に吹き出すことによ
って行われる。そして、送風ファン52による外気取り入
れや感光材料Pからの水分の蒸発によって乾燥部Iの内
圧が上昇することを防ぐために、乾燥部Iの側壁54等に
設けた排気孔から乾燥部Iの外に排出され、排風ファン
58によって現像槽Eから水洗槽Gまでの上部空間からの
第1図に矢印で示した空気と共に機外に排出される。
このようにして感光材料は現像、定着、水洗、乾燥の
各処理工程を経て回収される。
〔発明の効果〕
本発明の自動現像機により、現像処理して仕上げられ
た感光材料は高速処理にもかかわらず濃度むらを生ずる
ことなく安定した高画質を維持することができるように
なった。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明を適用した自動現像機の側面図、第2
図は操作部の一部正面図、第3図は搬送系を示す概略
図、第4図は搬送系の圧着力の設定を示す概略図、第5
図は搬送特性を示す図、第6図及び第7図は感光材料の
スクイズ状態を示す図、第8図(a)はスパイラルロー
ラの斜視図、(b)はスパイラルのピッチ及び深さを示
す図、第9図は液溜りの発生を示す斜視図、第10図は現
像仕上げされた感光材料に濃度むらの発生を示す図、第
11図は90秒処理と45秒処理における時間と濃度仕上りの
関係図である。 40……渡り搬送ローラ 42……渡り搬送ローラ 42A,43A……渡り搬送スパイラルローラ(溝付ローラ) E……現像槽 F……定着槽
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭52−24943(JP,U) 実開 昭60−122939(JP,U) 実開 昭64−13050(JP,U) 実開 昭58−163958(JP,U) 特公 昭56−27868(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03D 3/00 - 17/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】全処理工程の所要時間が45秒以下の迅速処
    理を可能にした感光材料の現像装置において現像槽から
    定着槽へ該感光材料を搬送する渡り部の搬送ローラに該
    感光材料を介して又は直接、接触する少なくとも1つの
    ローラは、表面にピッチが0.1〜2mm、深さが0.05〜2m
    m、幅が0.05〜1mmのスパイラルの凹凸が施されているこ
    とを特徴とする均一濡れ構造の渡り搬送部を有する自動
    現像機。
  2. 【請求項2】全処理工程の所要時間が45秒以下の迅速処
    理を可能にした感光材料の現像装置において現像槽から
    定着槽へ該感光材料を搬送する渡り部の搬送ローラに該
    感光材料を介して又は直接、接触する少なくとも1つの
    ローラは表面に粗らし加工を施したローラであることを
    特徴とする均一濡れ構造の渡り搬送部を有する自動現像
    機。
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