JP2767053B2 - 多重データ通信装置 - Google Patents

多重データ通信装置

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JP2767053B2 JP5083989A JP5083989A JP2767053B2 JP 2767053 B2 JP2767053 B2 JP 2767053B2 JP 5083989 A JP5083989 A JP 5083989A JP 5083989 A JP5083989 A JP 5083989A JP 2767053 B2 JP2767053 B2 JP 2767053B2
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【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はパソコン等の多重データ通信装置に関し、特
にデータ通信と同時に電話による通話が行えると共に、
電話専用及びデータ通信専用にできるように切り替え回
路を付加した多重データ通信装置に関する。
(従来技術) 一般の加入電話回線に許容される使用周波数帯域は0.
3kHz〜3.4kHzであり、またパソコン等の端末装置からの
データを周波数変調または位相変調をする際に用いられ
る周波数は、一般に1kHz〜2kHz近辺である。したがっ
て、端末装置からのデータの変調に用いられる周波数は
許容帯域の中央部を使用する事になる為、データ通信を
実行中は当該電話回線はデータ通信によって占有されて
しまい、同回線を利用した電話による通話は不可能とな
る。
この不具合を解消するために、通話信号とデータ信号
とを多重化する技術が、例えば、特開昭60−65654号公
報に示されている。この従来より開示された技術は、30
0Hz〜3400Hzの周波数帯域を有する通信回線において、
音声信号帯域を300〜1800Hz、データ通信帯域を2300±2
00Hz、3000Hz±200Hzに割り当て、データ通信と通話と
を両立させるものである。
しかしながら、上記従来技術ではその詳細な回路構成
が示されていないため、不明瞭ではあるが、電話機によ
る通話を行うか否かに拘わらず、データ変調に使用され
る占有周波数は固定であり、データの通信速度を速める
ことができないと共に、端末装置等からデータ伝送を行
わない場合であっても、制限された帯域を用いて音声信
号を変調するため、音声の品質が劣化した状態で使用せ
ざるを得なかった。
(発明の目的) 本発明は、上述したような従来の問題点に鑑みなされ
たものであって、電話機での通話と端末装置からのデー
タ伝送を多重通信により同時に行うことができると共
に、多重通信を行わない場合には、通信回線に与えられ
た周波数帯域中の最適な周波数帯域を割り当てることに
より、電話機を用いた通話の明瞭度を上げ、あるいはデ
ータ通信のみを高速度で実現することができる多重デー
タ通信装置を提供することにある。
(発明の概要) 上記目的を達成するために、本発明にかかる多重デー
タ通信装置は、300Hzから3400Hzの周波数帯域を有する
通信回線を介して、電話機等からの通話信号とコンピュ
ータ等の端末装置からのデータ伝送信号を周波数分割多
重方式によって送受信する多重データ通信装置におい
て、前記端末装置からの信号を2520Hzに変調し、また30
00Hzの信号を復調する第1のモデムと、前記端末装置か
らの信号を所望の周波数帯域の信号に変復調する第2の
モデムと、前記第1のモデムの入出力もしくは前記第2
のモデムの入出力のいずれかを選択するモデム切替手段
と、前記第1のモデム出力のうち、前記2520kHz以上の
信号のみを通過させるハイパスフィルタと、電話機から
の音声信号のうち、約2100Hz以下の信号成分のみを通過
させるローパスフィルタと、前記ハイパスフィルタ及び
ローパスフィルタ入出力端及び前記第2のモデム入出力
端と接続した網制御回路(NCU)と、該網制御回路出力
もしくは前記電話機よりの出力のいずれかを選択する切
替手段と、該切替手段、網制御回路を制御するデータ系
制御部とを備えたことを特徴とする。
(実施例) 以下、図面に示した実施例に基づいて本発明を詳細に
説明する。
本発明の多重データ通信装置の回路構成例を第1図に
示す。
同図において、1はパソコン、14は電話機であり、各
々多重データ通信装置16を介して電話回線7に接続して
いる。
ここで上記多重データ通信装置16の内部は次のように
構成する。
即ち、データ系制御部17は前記パソコン1に接続する
と共に、モデム切り替え部27及びNCU部20に接続する。
上記モデム切り替え部27は、データ系制御部17と第1
モデムAの変調部18、復調部19及び第2モデムBの変調
部28、または復調部29と接続し、前記第1及び第2のモ
デムA、Bの入力のいずれかを選択するものである。
また、第1モデムAの変調部18及び復調部19は高域通
過フィルタ(HPF)21と接続し、NCU部20及び電話切り替
え31を介して電話回線7に接続する。なお、第2モデム
Bの変調部28及び復調部29は第1モデムAの変調部18、
復調部19に比較して高速通信が可能なデータ通信専用の
ものにて構成する。
一方、電話系制御部22は電話切り替えスイッチ30を介
して前記電話機14に接続すると共に、更に送信音声調整
部23及び受信音声調整部24に接続している。また、送信
音声調整部23、受信音声調整部24はハイブリット・トラ
ンス25、低域通過フィルタ(LPF)26を介し、前記NCU部
20に接続している。
電話切り替えスイッチ30および31は、電話機14と電話
回線7をバイパス路32を介して直接接続できるスイッチ
である。
なお、多重データ通信、データ通信ならびに通話を行
う相手側にも電話回線10及び電話交換機11を介して、本
装置と同様の多重データ通信装置27と、パソコン8なら
びに電話機15が接続されている。
第1図に基づき本発明に係る多重データ通信装置の動
作を以下に説明する。
多重データ通信を開始するに当たり、パソコン1は相
手側パソコン8が接続されている加入電話回線10の電話
番号を多重データ通信装置16に出力する。多重データ通
信装置16内部のデータ系制御部17はこれに従いNCU部20
を制御して、電話交換機11を介し多重データ通信装置16
が接続されている電話回線7を、相手側パソコン8の電
話回線10に接続する。
多重データ通信を行う場合、上述のように回線接続
し、さらに、データ系制御部17が電話切り替えスイッチ
30及び31を図示の接点とつなぐと共に、第1モデムAの
入出力を選択するようモデム切り替え部27を制御する。
その後、パソコン1は送信データを多重データ通信装置
16に出力する。該データは変調部18によって、例えば20
0bpsの周波数変調信号に変換された後、HPF21を通過
し、NCU部20及び電話切り替えスイッチ31を経由して電
話回線7に送出される。ここで変調周波数は例えばCCIT
T勧告R38Aの2520Hzまたは3000Hzに準拠し、前記変調信
号はLPF26にも印加される事になるが、その変調周波数
はLPF26の阻止帯域に当るため、該信号がハイブリット
・トランス25に到達する事はない。
一方、相手側パソコン8からのデータは上記と同様に
例えば200bpsの周波数変調信号にて、電話回線7から電
話切り替えスイッチ31及びNCU部20を経由して受信され
る。この受信信号も送信信号と同様の規格であれば、受
信信号はHPF21を通過する事はできるが、LPF26は通過す
る事はできない。
HPF21を通過した受信信号は復調部19によって、周波
数変調信号からRS−232C信号に復調された後、モデム切
り替え部27及びデータ系制御部17を介して、パソコン1
に送られる。
以上のデータ通信と並行して、電話機14からの送信音
声信号は電話切り替えスイッチ30、電話系制御部22、送
信音声調整部23、ハイブリット・トランス25を介して、
LPF26に到達する。なお、ハイブリット・トランス25は
信号伝達について方向性を有するため、送信音声信号が
受信音声調整部24に回り込むことはない。
送信音声信号はLPF26によって、2100Hz以上の高域周
波数成分をカットされた後、NCU部20および電話切り替
えスイッチ31を経由して電話回線7に送出される。LPF2
6を通過した送信音声信号はHPF21にも加わることに成る
が、その周波数成分はHPF21の阻止帯域に位置するた
め、該信号がHPF21を通過して変調部18及び復調部19に
伝達される事はない。
なお、多重データ通信時の通話では、音声信号中の上
記周波数成分がカットされるので通話の品質が低下し正
常な通話の明瞭度を維持することは困難になっている。
一方、相手側電話機からの受信音声信号は、電話回線
7より電話切り替えスイッチ31およびNCU部20を介し
て、LPF26およびHPF21に着信するが、相手側の多重デー
タ通信装置によって、既に2100Hz以上の高域周波数成分
がカットされているため、LPF26は通過帯域、HPF21は阻
止帯域であり、該受信音声信号はLPF26のみを通過して
ハイブリット・トランス25に到達する。
受信音声信号は更に、ハイブリット・トランス25、受
信音声調整部24、電話系制御部22、電話切り替えスイッ
チ30を経由して、最終的に電話機14に着信する。
第2図は上述した本発明の装置を使用した場合の使用
周波数帯域内における周波数スペクトルの一例の様子を
示すもので、この例では音声を低減、データを高域とし
たものである。
次に、データ通信のみを行う場合の動作では、多重デ
ータ通信を行っている両者間で、データ送受に関する質
疑応答が完了し、データのみを高速で送受信する必要が
生じた時点で、モデム切り替え部27によって、多重用の
変調部18及び復調部19を有する第1モデムAからデータ
通信専用の第2モデムBに切り替わり、変調部28及び復
調部29を使用する。該第2モデムBの変復調部28及び29
は前述したように使用帯域を第1モデムAのそれと比較
して広く設定しているため、広帯域の高速データ通信が
可能となる。
なおデータのみの通信を行う場合の詳細な動作は、モ
デム切り替え部27において、多重用の変調部18及び復調
部19からデータ通信専用に切り替えることで、変調部28
及び復調部29を使用する以外は、上述の多重データ通信
の説明と同じである。
また、データ通信は行わず、電話機14のみを使用する
場合は、電話切り替えスイッチ30、31をバイパス側に切
り替えることにより、電話機14を直接電話回線7にバイ
パス路32を介して接続して使用することができるので使
用帯域が0.3kHzから3.4kHzとなり、通常の電話として使
用可能となる。
(発明の効果) 本発明に係る多重データ通信装置は以上説明したよう
に構成し、動作するものであるから、本発明の多重デー
タ通信装置は、切り替えスイッチにより多重化動作とデ
ータ通信専用動作の変更ができるため、従来と同様の高
速データ通信も可能であり、データの品質が向上する。
また、電話専用回線にもできるので電話の明瞭度がより
向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す回路構成例、第2図は
本発明の一実施例におけるスペクトラムの例である。 (符号の説明) 17……データ系制御部 18、28……変調部 19、29……復調部 20……NCU部 21……HPF 22……電話系制御部 23……送信音声調整部 24……受信音声調整部 25……ハイブリット・トランス 26……LPF 27……モデム切り替え部 30、31……電話切り替えスイッチ A……第1モデム B……第2モデム
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−260464(JP,A) 特開 昭64−24534(JP,A) 特開 昭64−10768(JP,A) 特開 昭62−18164(JP,A) 特開 昭61−242456(JP,A) 特開 昭61−157051(JP,A) 特開 昭58−114660(JP,A) 特開 昭58−115966(JP,A) 特開 昭58−222657(JP,A) 特開 昭60−65654(JP,A) 特開 昭60−134658(JP,A) 特開 昭62−193472(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04M 11/00 - 11/10 H04J 1/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】300Hzから3400Hzの周波数帯域を有する通
    信回線を介して、電話機等からの通信信号とコンピュー
    タ等の端末装置からのデータ伝送信号を周波数分割多重
    方式によって送受信する多重データ通信装置において、 前記端末装置からの信号を2520Hzに変調し、また3000Hz
    の信号を復調する第1のモデムと、 前記端末装置からの信号を所望の周波数帯域の信号に変
    復調する第2のモデムと、 前記第1のモデムの入出力もしくは前記第2のモデムの
    入出力のいずれかを選択するモデム切換手段と、 前記第1のモデム出力のうち、前記2520kHz以上の信号
    のみを通過させるハイパスフィルタと、 電話機からの音声信号のうち、約2100Hz以下の信号成分
    のみを通過させるローパスフィルタと、 前記ハイパスフィルタ及びローパスフィルタ入出力端及
    び前記第2のモデム入出力端と接続した網制御回路(NC
    U)と、 該網制御回路出力もしくは前記電話機よりの出力のいず
    れかを選択する切替手段と、 該切替手段、網制御回路を制御するデータ系制御部とを
    備えたことを特徴とする多重データ通信装置。
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ES2143963B1 (es) * 1998-09-21 2000-12-01 Electronicos Y De Comunicacion Filtros de central y abonado para multiplexar en frecuencia señal de hilo musical y señal rtb/rdsi

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