JP2766278B2 - 静電潜像現像のトナー濃度制御装置 - Google Patents

静電潜像現像のトナー濃度制御装置

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JP2766278B2 JP63281834A JP28183488A JP2766278B2 JP 2766278 B2 JP2766278 B2 JP 2766278B2 JP 63281834 A JP63281834 A JP 63281834A JP 28183488 A JP28183488 A JP 28183488A JP 2766278 B2 JP2766278 B2 JP 2766278B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、潜像媒体に形成された静電潜像をトナーで
現像する記録装置に関し、特に、トナー濃度を検出して
検出トナー濃度がトナー濃度基準になるようにトナー補
給を制御する、トナー濃度制御装置に関する。
〔従来の技術〕
静電潜像現像により電化担持媒体の静電潜像を可視化
する記録装置においては、電荷担持媒体上の静電電位,
現像トナー濃度,現像バイアス電位,等が現像トナー画
像の濃度を左右する。電荷担持媒体が観光体であって、
これを予め一様に荷電し荷電面に画像対応の露光をして
静電潜像をトナーで現像し、トナー像を記録紙に転写す
る、いわゆる電子写真方式の複写機では、更に、露光強
度も記録濃度に影響する。
したがって従来は、複写機の記録濃度に対応してトナ
ー濃度基準値を設定し、現像装置のトナー濃度がこのト
ナー濃度基準値になるように現像装置へのトナー供給を
制御している。
たとえば特開昭57−136667号公報に提示の現像剤濃度
制御では、感光体に形成されたトナー像の濃度を検出し
てトナー濃度基準値を設定して、現像装置のトナー濃度
がこのトナー濃度基準値になるように現像装置にトナー
を補給する。
〔発明が解決しようとする課題〕
トナー濃度基準値が変更になり、前の基準値に対して
変更した基準値が大きくしかもそれらの偏差が大きい
と、変更時点に、現像装置のトナー濃度が変更された基
準値よりも相対的に低側に大きくずれたものとなるの
で、偏差に対応した速度でトナー補給をする態様では、
トナー補給手段の動作速度が高くなり、また補給速度は
一定の補給態様では、補給手段の付勢時間が長く、いず
れの態様でも、トナー補給が急激に行なわれることにな
る。急激なトナー補給では、現像装置において低帯電の
トナーが急激に増えて現像装置内外にトナーが飛散した
り、記録画像にかぶりを生じる。トナーの飛散は、複写
機内外を汚すと共に、トナー濃度センサやペーパセンサ
に用いられているフォトセンサを汚し、検出特性を劣化
させる。
本発明は、このような急激なトナー補給の問題を改善
することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明のトナー濃度制御装置は、現像装置のトナー濃
度基準値を指定する基準値指定手段; 前記現像装置のトナー濃度を検出するトナー濃度セン
サ; 前記現像装置にトナーを供給するトナー供給手段;お
よび、 参照値を保持し、前記基準値指定手段が指定したトナ
ー濃度基準値が、参照値を越えないときは参照値をトナ
ー濃度基準値に更新し、参照値を越えるときは参照値が
トナー濃度基準値以上になるまで時系列の所定パターン
で参照値を増大更新し、参照値およびトナー濃度センサ
の検出濃度に対応して、検出濃度が参照値に達しないと
きトナー供給手段を供給付勢するトナー供給制御手段; を備える。
〔作用〕
トナー供給制御手段が、参照値を保持し該参照値およ
びトナー濃度センサの検出濃度に対応して、検出濃度が
参照値に達しないときトナー供給手段を供給付勢するの
で、現像装置のトナー濃度が該参照値に定まる。
しかして、トナー供給制御手段が、前記基準値指定手
段が指定したトナー濃度基準値が参照値を越えないとき
は参照値をトナー濃度基準値に更新し、参照値を越える
ときは参照値が該トナー濃度基準値以上になるまで時系
列の所定パターンで参照値を増大更新するので、トナー
濃度基準値が変更になり前の基準値に対して変更した基
準値が大きくしかもそれらの偏差が大きいときでも、偏
差に対応した速度でトナー補給をする態様ではトナー補
給手段の各時点の動作速度は低く、また補給速度は一定
の補給態様では補給手段の付勢時間が短く、いずれの態
様でも、トナー補給がゆるやかに行なわれることにな
る。ゆるやかなトナー補給では、現像装置において低帯
電のトナーが急激に増えることがなくなり、現像装置内
外へのトナー飛散が低減し、記録画像にかぶりを生じな
い。トナー濃度センサやペーパセンサに用いられている
フォトセンサの汚れが低減する。
本発明の他の目的および特徴は、図面を参照した以下
の実施例の説明より明らかになろう。
第1図に本発明の一実施例を装備した電子写真方式の
複写機の、機構主要部を示す。
第1図に示す複写機において、コンタクトガラス板1
上の原稿の画像は、ミラー3を介して照明灯2で照明さ
れ、ミラー4,レンズユニット5およびミラー6を介して
感光体7に投影される。
感光体7の表面は、メインチャージャ8で一様に荷電
され、荷電面に原稿画像が投影される。画像の投影によ
り、荷電面には静電潜像が形成される。感光体表面の、
不要な領域の電荷は、イレーサ10で消去される。静電潜
像は現像器11の現像ブラシ121〜123でトナー像に現像さ
れる。
両面複写トレイ19,手差し給紙トレイ20,第1トレイ2
1,第2トレイ22又は第3トレイ23から記録紙が送り出さ
れ、レジストローラ24で一時停止され、感光体7の移動
と同期して、トナー像(原稿画像対応)の先端が転写・
分離チヤージャ25に達するときに記録紙の先端がそこに
達するタイミングで、レジストローラ24で送り出され
る。記録紙には、転写・分離チャージャ25で、トナー像
が転写される。トナー像を受けた記録紙は、定着器26に
送られ、そこで加熱融着により、トナー像が記録紙に定
着する。定着を終えた記録紙は、排紙トレイ27に送出さ
れる。
転写済の感光体面は、除電チャージャ29で除電され、
クリーニングユニット28でクリーニングされて、メイン
チャージャ8に向かう。
コンタクトガラス板1の下面の一端部には、感光体7
上の現像済トナー像の濃度検出のための画像パターン票
31が貼着されている。
感光体7の表面の電位は、表面電位計420pで検出され
る。
現像器11には磁性体キャリアが収納されており、トナ
ー槽16より、回転ローラ17でトナーが供給される。供給
されたトナーは、アジテータ13で磁性体キャリアと混合
され、この混合のときに摩擦帯電によりトナーが帯電す
る。トナーは磁性体キャリアと共に、磁気搬送ブラシ14
で現像ブラシ121に供給され、ブラシ121部からブラシ12
2,123方向に移動する。ブラシ123部を経たトナー(感光
体に吸着されなかった残留トナー+磁性体キャリア)
は、一部はトナー濃度センサ(Fセンサ)15Fの検出端
が装備された通路を経て、残部は横搬送ユニットに落下
して横搬送されて、アジテータ13に戻る。
現像器11の後流側に、感光体7上のトナー像の濃度を
検出するための濃度検出器(Pセンサ)18Pが配設され
ている。
第2図に、第1図に示す複写機の電気回路構成の概略
を示す。主制御ボード200には、マイクロプロセッサ21
0,読み出し専用メモリ(230,パラレルI/Oポート240,シ
リアルI/Oポート250,A/Dコンバータ260およびタイマ270
が備わっている。この主制御ボード200に、操作ボード3
10,メインチャージャ電源・コントローラ8PC,グリッド
電圧電源・コントローラ8GPC,ランプ制御ボード330,ヒ
ータ制御ボード340,高圧電源ユニット350,自動原稿送り
装置60(未着),ソータ70(未着),両面処理装置80,
給紙ユニット360,交流ドライバ370,直流ドライバ380お
よび信号処理回路390Aが装着されている。
メインチャージャ電源・コントローラ8PCは、メイン
チャージャ8のオン/オフおよびチャージャ電圧を制御
する。
グリッド電圧電源・コントローラ8GPCは、メインチャ
ージャ8のグリッド電極8Gの、オン/オフおよびグリッ
ド電圧を制御する。
ランプ制御ボード330は、照明灯2のオン/オフおよ
び発光光量を制御する。
ヒータ制御ボード340は、定着器26に備わった定着ヒ
ータHT1,HT2のオン/オフおよび温度を制御する。
高圧電源ユニット350は、現像器11のバイアス電極5a,
転写・分離チャージャ25および除電チャージャ29のオン
/オフおよび付勢電圧を制御する。
ドライバ370には、各種の交流負荷400が接続されてお
り、ドライバ380には、各種の直流負荷410が接続されて
いる。
信号処理回路390Aには、各種センサ420が接続されて
いる。各種センサ420の中に、感光体表面電位を検出す
る電位計420pが含まれている。
交流負荷400の代表的なものは、給紙,搬送系を駆動
するメインモータ,感光体7を駆動する感光体モータ,
ファンモータ,現像モータ,等々である。直流負荷410
の代表的なものは、クリーニング制御用ソレノイド,レ
ジストローラ制御用クラッチ,分離爪駆動用ソレノイ
ド,イレーサ9,10,トータルカウンタ,等々である。
各種センサ420の代表的なものは、メインモータの回
動に同期したパルスを発生するタイミングパルス発生
器,感光体モータの回動に同期したパルスを発生するタ
イミングパルス発生器,紙サイズセンサ,紙センサ,表
面電位計420p,等々である。
Pセンサ18Pは信号処理回路390Pに接続されており、
信号処理回路390Pが、検出濃度(感光体7上のパターン
現像トナー像濃度)を示すアナログ信号をA/Dコンバー
タ260に与える。
Fセンサ15Fは信号処理回路390Fに接続されており、
信号処理回路390Fが、検出濃度(現像器11内トナー濃
度)を示すアナログ信号をA/Dコンバータ260に与える。
トナー補給ローラ17には、その表面に溝が形成されて
おり、ローラ17が回転すると、該溝内のトナーが現像器
11に入る。ローラ17はクラッチ17MDでメインモータで駆
動される駆動系に結合される。すなわちクラッチ17MDが
接続(通電:オン)のときに回転してトナーを現像装置
11に補給する。クラッチ17MDはソレノイドドライバ390S
に接続されており、ソレノイドドライバ390Sは主制御ボ
ード200に接続されている。
第3a図に、主制御ボード200のマイクロプロセッサ210
の制御動作の概要を示す。
マイクロプロセッサ210は、電源が投入される(ステ
ップ1:以下、カッコ内ではステップという語を省略)
と、初期化(2)を実行して、入出力ポートを待機時の
信号レベルに設定し、内部レジスタ,カウンタ,タイマ
等をクリアする。マイクロプロセッサ210は次に、コネ
クタの接続信号および機内各ユニットの状態信号ライン
の信号レベルをチェックして、自動原稿送り装置60,ソ
ータ60等の外部接続機器の接続の有無を判定しこれに対
応して制御モードを選定し、かつ機内各ユニットの正常
/異常を判定して、異常のときには異常表示をして待機
する(3)。
正常であるとマイクロプロセッサ210は、ヒータ制御
ボード340に、ヒータウォームアップを指示する
(4)。そして「トナー濃度基準値Dsnの設定」(TDC
1)を実行する。この内容は後述する。
マイクロプロセッサ210は次に、定着ヒータ制御2
(5)で、定着温度が所定範囲に入ったか否かをチェッ
クし、所定範囲に入ると定温制御をヒータ制御ボード34
0に指示する。所定範囲に入っていないと、そこで所定
範囲に入るのを待ち、所定範囲に入って定温制御を指示
すると、操作ボード310にレディを表示する(6,7)。
マイクロプロセッサ210は、そこで操作ボード310のコ
ピースタートキーが操作されるのを待ち(8,9)、待っ
ている間に他のキーや操作子の操作があると、それを読
込んでコピープロセスパラメータを調整又は変更する。
コピースタートキーが操作されると、トナー濃度制御
(TDC2)を実行する。トナー濃度制御(TDC2)の内容は
後述する。次にコピー動作を開始して1枚の記録を行な
い(10)、1コピーサイクルを終了すると、コピーカウ
ントレジスタn(電源オンからのコピーサイクルの実行
回数を記憶するレジスタ)の内容を1大きい数値に更新
し(11)、コピーカウントレジスタN(コピースタート
キーが操作されてからのコピー枚数)の内容を1大きい
数値に更新して(12)、レジスタnの内容が500以上か
をチェックして(13)、500以上であると、「トナー濃
度基準値Dsnの設定」(TDC1)の実行要を示すため、フ
ラグレジスタFDsに1を書込む(14)。そして、レジス
タNの内容が操作ボード310に設定されているコピー枚
数(指定値)Nsに達しているかをチェックする(15)。
達していないと、コピー動作(10)に進んで、また1コ
ピーサイクルを実行する。
レジスタNの内容がコピー枚数Nsに達すると、コピー
エンドサイクルをセットして、フラグレジスタFDsの内
容をチェックし、それが1であるとFDsをクリアして(1
7)「トナー濃度基準値Dsnの設定」(TDC1)を実行す
る。レジスタFDsの内容が0であったときには、操作ボ
ード読取(8)に進む。
以上に説明した制御動作により、「トナー濃度基準値
Dsnの設定」(TDC1)は、複写機電源が投入されたとき
と、その後、コピー延べ枚数が500になった後であって
設定数Nsの連続コピーを終了したとき、に実行され、
「トナー濃度制御」(TDC2)は、1コピーサイクル毎に
実行される。
第3b図に、「トナー濃度基準値Dsnの設定」(TDC1)
の内容を示す。
このサブルーチンTDC1に進むとマイクロプロセッサ21
0は、Fセンサ15Fの検出値すなわちトナー濃度を読込み
(19)、検出トナー濃度が、トナーエンド参照値(最低
値)Dm以上であるかをチェックする(20)。Dm未満であ
ると、現像装置11においてトナー不足(トナー補給要)
であるので、この「トナー濃度基準値Dsnの設定」の内
容は実質上実行せず(Dsnは更新せず)、メインルーチ
ン(第3a図)に戻る。Dm以上であると、操作ボード310
に「記録濃度調整中」を示す表示をして(21)、パター
ン31の露光記録(ただし記録紙の供給はなし)のための
感光体帯電をして(22〜25)、電位計420pの検出電位
を、Pセンサ濃度検出用の基準値と比較し、検出電位が
該基準値になるように、メインチャージャ8の帯電グリ
ッド電圧を調整する(26)。この内容の詳細は後述す
る。この調整を終了すると、現像モータを駆動し、現像
バイアスをオンにする(27)。これにより現像器11が現
像付勢状態となる。次にパターン31を感光体に投影(露
光)して(28)、パターン31の感光体上の現像トナー像
の濃度をPセンサ18Pで検出する(29,30)。この検出に
おいては、パターン31の外部の、白露光部のPセンサ18
P検出電圧Vsg(反射率が高いと高レベル)を時系列で16
回読込み(29)、パターン31の内部の黒領域のトナー像
のPセンサ18P検出電圧Vsp(反射率が高いと高レベル:V
sgよりも低レベル)を16回読込む(30)。次に、Vsgの
平均値VsgaおよびVspの平均値Vspaを演算し、両者の比V
spa/Vsgaを算出する(31)。
次に、Vspa/Vsgaが0.11以上0.4以下の範囲内にあるか
をチェックして(32)、該範囲内にあると、標準記録濃
度であるので、該標準記録濃度を得るトナー濃度基準値
D0(トナー濃度基準標準値)をトナー濃度基準レジスタ
Dsnに書込む(33)。Vspa/Vsgaが0.11以上0.4以下の範
囲を外れていると、外れている偏差に対応した補正量
(+又は−)f(Vspa/Vsga)を標準値D0に加算(補正
量が−であると実質上減算となる)してトナー濃度基準
レジスタDsnに書込む(34)。
次にマイクロプロセッサ210は、Pセンサ濃度検出の
ために設定した状態をすべて解除してエンドサイクルを
設定して(36)、メインルーチン(第3a図)に戻り(ス
テップ5に進み)、定着温度が所定値以上になっている
と、ヒータ制御ボード340に定温制御を指示してレディ
を表示して、操作ボード読取り(8)に進む。
第3c図に、「帯電グリッド電圧調整」(26)の内容を
示す。これに進むとマイクロプロセッサ210は、メイン
チャージャ8で荷電した面が表面電位計420Pに到達する
のを待って(261)、到達すると表面電位計420Pの検出
電位Psを読込む(262)。そして、表面電位が380以上42
0以下に指定されているので、その範囲を外れている
と、検出電位Psがその範囲に入る方向にグリッド電圧を
変更する(268)。
グリッド電圧を変更すると、グリッド電圧を変更して
メインチャージャ8で荷電した面が表面電位計420Pに到
達するのを待って(261)、到達すると表面電位計420P
の検出電位Psを読込む(262)。
以上のようにして、検出電位Psが、所定範囲(265の
内容)の電位になると、前述の「現像モータオン,電像
バイアスオン」(27)に進む。
上述のようにこの実施例では、メインチャージャ8の
グリッド電圧を調整して、感光体7の露光前の表面電位
をスイッチ30の指定で定まる値に設定して、この表面電
位面をパターン票31の画像で露光し、そして現像装置11
で現像して可視パターンを得て、この可視パターンの濃
度をPセンサ18Pで検出するようにしている。
第3d図に、「トナー濃度制御」(TDC2)の内容を示
す。これに進むとマイクロプロセッサ210は、Fセンサ1
5Fの検出電圧(現像器11内トナー濃度)をデジタル変換
して読込み(41)、検出濃度がトナーエンド参照値(最
低値)Dm未満かをチェックして(42)、未満であるとト
ナーエンド表示をセットして(43)、トナー補給参照値
レジスタDsにトナーエンド参照値Dmを書込む(44)。検
出濃度がDm以上であったときには、トナーエンド表示を
リセットする(45)。
次に、ステップ41で読込んだトナー濃度検出値が、ト
ナー補給参照値レジスタDsの内容Ds以上か否かをチェッ
クし(46)、検出値がDs未満であると、クラッチ17MDを
接(オン)にして(47)タイマTs1をスタートし(4
8)、そして内部割込ITs1(内部タイマ割込み)を許可
する(49)。検出値がDs以上のときには、クラッチ17MD
を断(オフ)にし(50)、内部割込ITs1を禁止する(5
1)。
次に、トナー濃度基準値レジスタDsnの内容Dsnと、ト
ナー補給参照値レジスタDsの内容Dsとを比較して(5
2)、Dsn>Dsのときには内部割込ITs2が許可されている
かをチェックして(53)、許可されていないとタイマTs
2(Ts1より大)をスタートして(54)内部割込ITs2を許
可する(55)。Dsn≦DsのときにはレジスタDsにDsnを書
込んで(56)内部割込ITs2を禁止する(57)。
内部割込ITs1が許可されているときには、タイマTs1
がタイムオーバする毎に第3e図に示す内部割込ITs1を実
行し、内部割込ITs2が許可されているときには、タイマ
Ts2がタイムオーバする毎に第3f図に示す内部割込ITs2
を実行する。
まず第3e図を参照して内部割込ITs1の処理を説明する
と、まず最初にステップ41と同様にFセンサ15Fの検出
値すなわちトナー濃度を読込み(61)、読込んだトナー
濃度がトナー補給参照値レジスタDsの内容Ds以上である
かをチエックする(62)。トナー濃度がDs以上になって
いるとクラッチ17MDをオフにして(64)、内部割込ITs1
を禁止して(65)メインルーチン(第3a図)に戻る。ト
ナー濃度がDs未満であるとトナー補給の継続が必要であ
るので、またタイマTs1をスタートして(63)メインル
ーチン(第3a図に)に戻る。
次にまず第3f図を参照して内部割込ITs2の処理を説明
すると、まず最初にトナー濃度基準値レジスタDsnの内
容Dsnと、トナー補給参照値レジスタDsの内容Dsとを比
較して(71)、Dsn>Dsのときにはトナー補給参照値レ
ジスタDsの内容DsをdD分大きい値に更新して(72)また
タイマTs2をスタートして(73)メインルーチン(第3a
図)に戻る。Dsn≦Dsのときには、内部割込ITs2を禁止
して(74)メインルーチンに戻る。
次に、前述の「トナー濃度基準値Dsnの設定」(TDC
1),「トナー濃度制御」(TDC2),「内部割込ITs1
(60)および「内部割込ITs2」(70)の処理によっても
たらされるトナー補給動作を要約して説明する。
(1)トナー補給参照値Dsがトナー濃度基準値Dsn以上
であって、現像器11のトナー濃度がDm以上のときには、
Fセンサ15Fで検出したトナー濃度がDs未満になるとま
ず、トナー補給が開始され(46,47)内部割込ITs1が許
可される(49)。その後内部割込ITs1の実行により、時
間Ts1の経過毎にFセンサ15Fで検出したトナー濃度が読
込まれて(61)、トナー濃度がDs未満の間は、クラッチ
17MDがオンに維持されて補給ローラ17が回転を継続する
(ステップ63の実行のみである)が、トナー濃度がDs以
上になった時点で、クラッチ17MDがオフにされて(6
4)、補給ローラ17が停止し、内部割込ITs1の実行が停
止する(65)。
(2)電源オンの直後、あるいはその後は500枚のコピ
ー毎に、Fセンサ15Fのトナー濃度検出値がDm以上であ
ることを条件に「トナー濃度基準値Dsnの設定」(TDC
1)が実行されてトナー濃度基準値Dsnが設定されるが、
実際にトナー補給要否に参照されるのは、トナー補給参
照値レジスタDsの内容である。
「トナー濃度基準値Dsnの設定」(TDC1)で、基準値D
snが、前の基準値よりも小さく設定されたときには、第
3d図のステップ56で、参照値DsはDsnに即座に更新され
るが、基準値Dsnが前の基準値より大きく設定されたと
きには、参照値DsがTs2の時間経過毎にdDづつ大きくさ
れて(54,55,71〜73)、Ds≧DsnになったときにDsnに設
定される(71,74,56)。したがって、基準値Dsnが前の
基準値より大きく設定されたときには、参照値Dsはすぐ
には該大きい値Dsnに更新されず、dD/Ts2の速度で次第
に増大する。一方、上記(1)により、Fセンサ15Fの
トナー濃度検出値が参照値Ds未満のときにはトナー補給
(クラッチ17MDオン)をし、検出濃度が参照値Ds以上の
ときにはトナー補給をしない(クラッチ17MDオフ)せ
ず、Ts2>Ts1であって、トナー補給速度(サンプリング
間隔Ts1)よりも参照値Dsの更新速度が遅い(サンプリ
ング間隔Ts2)ので、トナー補給速度は、基準値Dsnを再
設定し即座にDsnとトナー濃度検出値を比較して後者が
前者より低いときトナー補給をする従来の場合(第4図
のDD1)と対比して、低くなるので、すなわち連続的に
補給を継続しないで間欠的に補給をすることになるの
で、基準値Dsnが、前の値よりも大きい値に更新された
とき、急激かつ多量のトナー補給は行なわれず、現像装
置11内外へのトナー飛散が低減し、記録画像にかぶりを
生じない。
第4図に、上記実施例によってもたらされる現像器11
内の現像剤のトナー濃度の推移を概念的に示す。従来は
トナー濃度基準値Dsnが高値に更新されると現像器11へ
のトナー補給が高速で行なわれるので、トナー濃度はDD
1のように高速で上昇するが、トナー飛散等を生ずる。
上記実施例では参照値Dsがゆるやかに上昇するので、ト
ナー補給速度が比較的に低く抑制され、トナー濃度の上
昇はゆるやかとなり、トナー飛散等を実質上生じない。
(3)トナー槽16においてトナーがなくなると、トナー
補給動作(46〜49,61〜63)を継続しても現像器11にお
いてトナー濃度は向上せず、複写動作(10)を繰返すに
従がって現像器11においてトナー濃度が順次低下し、F
センサ15Fのトナー濃度検出値が順次低下する。この実
施例では、トナーエンド表示を、Fセンサ15Fのトナー
濃度検出値がDm未満になったときに行なうようにしてお
り(42,43)、また、トナー濃度検出値がDm未満になる
と、現像装置11においてトナー濃度が本来不足であるの
で、「トナー濃度基準値Dsnの設定」(TDC1)において
も、トナー濃度基準値Dsnの更新は行なわないようにし
ている(20)が、トナー濃度検出値がDm未満になっても
複写は可能としているので、トナー槽16でトナーが無く
なると、Fセンサ15Fのトナー濃度検出値が低下して行
き、参照値Dsに対するトナー濃度検出値の偏差が次第に
大きくなり、トナー槽16への新規トナーの補充が遅れる
と、この偏差が大きい。この状態でトナー槽16へ新規ト
ナーを補充すると、その直後は、参照値Dsに対するトナ
ー濃度検出値の偏差が大きいので、現像装置11へのトナ
ー補給動作(46〜49,61〜63)が連続して継続し、トナ
ー補給速度が高過ぎて従来のトナー飛散等の問題を生じ
うる。そこでこの実施例では、これをも防止するため、
トナー濃度がDm未満になると、トナー補給参照値レジス
タDsにDmを書込む(44)。したがって、新規トナーがト
ナー槽16に補充されないと、トナー補給参照値レジスタ
Dsの内容は、補充があるまで、Dmに維持される。すなわ
ちDsn>Dsの状態が継続する。
トナー槽16に新規トナーが補充されてトナー補給動作
(46〜49,61〜63)により、トナー濃度がDm以上になる
と、Ts2の周期でDsがdDづつ大きい更新されて(41,42,4
5,46〜55,71〜73)、dD/Ts2の速度で現像器11のトナー
濃度が上昇し、上記(2)の、トナー濃度基準値Dsnが
大きい値に更新されたときの、現像器11へのトナー補給
速度の抑制と同様なトナー補給速度の抑制が実現する。
トナー槽への新規トナーの補充直後に従来はトナー濃
度基準値Dsnに対する現像器内トナー濃度の偏差が大き
いので現像器11へのトナー補給が高速で行なわれて、ト
ナー濃度は第4図のDD2のように高速で上昇するが、ト
ナー飛散等を生ずる。上記実施例では参照値Dsがゆるや
かに上昇するので、トナー補給速度が比較的に低く抑制
され、トナー濃度の上昇はゆるやかとなり、トナー飛散
等を実質上生じない。
なお上記実施例では、感光体7上に形成した画像濃度
検出用のトナー現像パターンをPセンサ18Pで検出し
て、この検出値に対応してトナー濃度基準値Dsnを設定
するようにしているが、トナー濃度基準値Dsnの設定は
他の手段、例えば最も単純にはキーイン入力又はポテン
ショメータ入力、としてもよい。
〔発明の効果〕
いずれにしても本発明のトナー濃度制御装置によれ
ば、トナー供給制御手段(210)が、参照値(Ds)を保
持し該参照値(Ds)およびトナー濃度センサ(15F)の
検出濃度に対応して、検出濃度が参照値(Ds)に達しな
いときトナー供給手段(17)を供給付勢するので、現像
装置(11)のトナー濃度が該参照値(Ds)に定まる。
しかして、トナー供給制御手段(210)が、基準値指
定手段(210)が指定したトナー濃度基準値(Dsn)が参
照値(Ds)を越えるとき、参照値(Ds)がトナー濃度基
準値(Dsn)以上になるまで時系列の所定パターンで参
照値(Ds)を増大更新するので、トナー濃度基準値(Ds
n)が変更になり前の基準値に対して変更した基準値が
大きくしかもそれらの偏差が大きいときでも、偏差に対
応した速度でトナー補給をする態様ではトナー補給手段
(17)の各時点の動作速度は低く、また補給速度は一定
の補給態様では補給手段(17)の付勢時間が短く、いず
れの態様でも、トナー補給がゆるやかに行なわれること
になる。ゆるやかなトナー補給では、現像装置(11)に
おいて低帯電のトナーが急激に増えることがなくなり、
現像装置(11)内外へのトナー飛散が低減し、記録画像
にかぶりを生じない。トナー濃度センサ(18P)やペー
パセンサに用いられているフォトセンサの汚れが低減す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を装備した複写機の機構主要
部を示す側面図である。 第2図は第1図に示す複写機に組込まれた電気回路の構
成概要を示すブロック図である。 第3a図,第3b図,第3c図,第3d図,第3e図および第3f図
は、第2図に示すマイクロプロセッサ210の制御動作を
示すフローチャートである。 第4図は、トナー濃度基準値Dsn,参照値Dsおよびトナー
濃度の関係を示すタイムチャートである。 1:コンタクトガラス板、2:照明灯 3,4,6:ミラー、5:レンズユニット 7:感光体、8:メインチャージャ 8G:グリッド電極、10:イレーサ 11:現像器(現像装置)、121〜123:現像ブラシ 13:アジテータ、14:搬送ブラシ 15F:Fセンサ(トナー濃度センサ) 16:トナー槽、17:トナー供給ローラ(トナー供給手段) 18P:Pセンサ、19〜23:トレイ 24:レジストローラ、25:転写・分離チャージャ 26:定着器、27:排紙トレイ 28:クリーニングユニット、29:除電チャージャ 31:画像パターン票、32:レバー 420p:表面電位計、5a:現像バイアス電極 210:マイクロプロセッサ(基準値指定手段,トナー供給
制御手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03G 15/08 G03G 15/00 303

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】現像装置のトナー濃度基準値を指定する基
    準値指定手段; 前記現像装置のトナー濃度を検出するトナー濃度セン
    サ; 前記現像装置にトナーを供給するトナー供給手段;およ
    び、 参照値を保持し、前記基準値指定手段が指定したトナー
    濃度基準値が、参照値を越えないときは参照値をトナー
    濃度基準値に更新し、参照値を越えるときは参照値がト
    ナー濃度基準値以上になるまで時系列の所定パターンで
    参照値を増大更新し、参照値およびトナー濃度センサの
    検出濃度に対応して、検出濃度が参照値に達しないとき
    トナー供給手段を供給付勢するトナー供給制御手段; を備える、静電潜像現像のトナー濃度制御装置。
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