JP2765986B2 - Atm網のバースト情報転送方式 - Google Patents

Atm網のバースト情報転送方式

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JP2765986B2
JP2765986B2 JP24060489A JP24060489A JP2765986B2 JP 2765986 B2 JP2765986 B2 JP 2765986B2 JP 24060489 A JP24060489 A JP 24060489A JP 24060489 A JP24060489 A JP 24060489A JP 2765986 B2 JP2765986 B2 JP 2765986B2
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【発明の詳細な説明】 〔概要〕 情報の発生形態が時間的に塊となって発生するバース
ト情報に対して、ATM網を適用する場合に、送信側での
バースト情報のバースト持続時間とバースト情報を受信
側で再生する方式に関し、 ATM網においてバースト情報をセル単位に分解し転送
する際に、送信側におけるバースト情報の持続時間、バ
ースト情報間の時間間隔を、受信側において正確に再現
可能とすることを目的とし、 送信側において通信情報をセル単位に分解してATM網を
介して受信側に転送するATM網の通信情報転送方式にお
いて、送信側に、分解した各セル毎に、現在のセルに含
まれる通信情報と前のセルに含まれる通信情報との間の
セル間隔を計測するセル間隔計測手段と、該手段により
計測されたセル間隔を送信すべき通信情報の転送速度に
応じて量子化して量子化間隔情報を生成し、各セルに付
加する間隔情報記入手段と、を有し、受信側に、受信さ
れたセルから通信情報である受信情報を復元するセル復
元手段と、ATM網内の最大伝播遅延時間と受信側の復元
化で必要な復元化遅延時間の合計時間以上の時間分のセ
ル復元手段からの受信情報を順次蓄積する情報蓄積手段
と、受信された各セルから量子化間隔情報を抽出し、該
情報を受信されたバースト情報の転送速度に応じて復号
化してセル間隔を再生し、該再生されたセル間隔で情報
蓄積手段に記憶された受信情報を読み出して通信情報を
復元する時間間隔制御手段と、を有するように構成す
る。
〔産業上の利用分野〕
本発明は、情報の発生形態が時間的に塊となって発生
するバースト情報に対して、ATM網を適用する場合に、
送信側でのバースト情報のバースト持続時間とバースト
情報を受信側で再生する方式に関する。
〔従来の技術〕
動画像、音声又はデータ通信等のような、情報の発生
形態が時間的に塊となって発生するバースト情報は、通
信網における主要な情報源である。従って、通信網にお
いてこれらのバースト情報をいかに正確かつ効率的に転
送するかが重要な課題である。特に、バースト情報の持
続時間、バースト情報間の時間間隔等は送信側と受信側
とで正確に保存される必要がある。
一般的な交換方式である回線交換方式(STM:Synchron
ous Transfer Mode)においては、送信側と受信側との
間で1度回線が設定されたら、その回線は呼が終了する
まで物理的に接続され、情報はリアルタイムで転送され
るため、前述のようなバースト情報の持続時間、バース
ト情報間の時間間隔は保存される。しかし、バースト情
報間の空き時間においても回線は物理的に接続され専有
されてしまうため、網全体から見た回線の利用効率が悪
く、結果的にバースト情報の転送に対しての転送効率が
悪いという問題点を有していた。
このような回線の利用効率が悪いという問題点を解決
すべく、近年のディレクトリ信号処理技術の発達に対応
して、パケット交換方式が一般的に使用されるようにな
ってきており、特に、情報を固定長に分割し、これをハ
ードウエアによって高速に交換を行うATM(Asynchronou
s Transfer Mode)交換網が次世代の有望な大容量通信
網として脚光を浴びている。
ATM網では、各情報は、送信側で数十バイトの固定長
のパケット(セル、以下同じ)に分割して格納され、各
セルには受信側のアドレスを記入したATMヘッダが付加
されて回線に送出される。そして、各セルは、そのヘッ
ダのアドレスに基づいて、ATM交換機のハードウエアで
高速に振り分けられ、受信側に転送される。受信側では
順次到着する各セルから情報を正しい順序で取り出し、
元の情報を復元する。ATM網では、セルの交換をハード
ウエアで高速に行い更に光ファイバを使用することによ
り、数百Mbps(メガビット/秒)というような非常に高
速な通信を可能としている。
このようなATM網の高速性を有効に活用するために
は、前述のようなバースト情報も、その持続時間とバー
スト情報間の時間間隔等を正確に保存しつつ、効率的に
転送する必要がある。
第4図に、ATM網におけるバースト情報のバースト持
続時間t1及びバースト間隔t2の様子を示す。
例えば源情報として、情報1及び情報2のバースト情
報を送信側からATM網を介して受信側に転送することを
考える。この場合、同図(a)に示される情報1及び情
報2の各内容はもとより、情報1の持続時間t1(情報2
も同様であるが省略する)及び情報1、2間の時間間隔
t2も、同図(d)の受信側で再生情報として正確に再現
される必要がある。
ここで、送信側においては、情報1、2等のバースト
情報は、同図(b)の如く、一定のセル化遅延d1の後
に、数十バイトの固定長のセルにセル化され、セル化情
報としてATM網に送出される。なお、各セルには同図
(b)の斜線部のように、受信側のアドレス等を記入し
たATMヘッダが付加される。
上記セル化情報(ヘッダを含む、以下同じ)は、ATM
網内を受信側に向けて転送され受信側に到着するが、到
着した受信セル情報においては、同図(c)の如く、網
内のどのルートを転送されるか等により伝播遅延d2を生
じ、また、各セル間でも網内での遅延が変動することに
よりセル到着時間差d3を生じる。なお、これらの伝播遅
延は、ATM網内の最大伝播遅延dmaxを越えないよう保証
されている。
ここで、同図(d)の如く、バースト情報である情報
1又は2等のバースト持続時間(t1)等が正確に再現さ
れるためには、受信側に最大伝播遅延dmax及び復元に必
要な一定の復元化遅延d4の時間の合計(これを受信側蓄
積時間d5と呼ぶ)を吸収できるような情報蓄積部を用意
すればよい。これにより、第5図に示されるように、伝
播時に生じる遅延d2、d3等を情報蓄積部において吸収で
きるため、その後、情報蓄積部からヘッダ(同図斜線
部)を取り除いて読み出すことにより、第4図の情報1
を、バースト持続時間t1を保存したまま正確に再現でき
る。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、上記情報蓄積部を用いた場合、最大伝播遅延
dmax以内の伝播遅延は吸収できるが、逆に、第4図の源
情報として存在した情報1と情報2間の時間間隔t2は、
再現することができない。音声データや動画像データに
おいては、音声と音声或いは画像と画像との間の「空
き」も重要な情報表現となる場合が多いため、これらの
時間間隔を再現することができないということは、情報
伝達の上で大きな問題点となる。
本発明は、ATM網においてバースト情報をセル単位に
分解し転送する際に、送信側におけるバースト情報の持
続時間、バースト情報間の時間間隔を、受信側において
正確に再現可能とすることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
第1図は、本発明のブロック図である。本発明は、送
信側2において通信情報をセル単位に分解してATM網1
を介して受信側8に転送するATM網の通信情報転送方式
を前提とする。そして、本発明は、まず、送信側2の端
末等に、以下に説明するセル間隔計測手段4と間隔情報
記入手段6を有する。
セル間隔計測手段4は、分解した各セル3(特には図
示しない手段でセル化される)毎に、現在のセルに含ま
れる通信情報と前のセルに含まれる通信情報との間のセ
ル間隔を計測する。この場合の通信情報は、例えば音声
データ、動画像データ等のバースト情報であり、上記セ
ル間隔計測手段4は、1塊のバースト情報とバースト情
報との間の時間間隔を計測することになる。
間隔情報記入手段6は、該手段により計測されたセル
間隔を送信すべき通信情報の転送速度に応じて量子化し
て量子化間隔情報7を生成し、各セル3に付加する。同
手段は、通信情報が例えば動画像データであるか音声デ
ータであるか等によってそれらの転送速度に応じて、計
測されたセル間隔を例えば数十マイクロ秒間隔、或いは
数十ミリ秒間隔というような間隔で量子化する。
次に、受信側8の端末等に、以下に説明するセル復元
手段9、情報蓄積手段11及び時間間隔制御手段12を有す
る。
まず、セル復元手段9は、受信されたセルから通信情
報である受信情報10を復元する。
次に、情報蓄積手段11は、ATM網1内の最大伝播遅延
時間と受信側の復元化で必要な復元化遅延時間の合計時
間以上の時間分のセル復元手段9からの受信情報10を順
次蓄積する。同手段は、例えばFIFOバッファ(ファース
トイン・ファーストアウトバッファ)である。
そして、時間間隔制御手段12は、受信された各セル3
から量子化間隔情報7を抽出し、該情報を受信されたバ
ースト情報の転送速度に応じて復号化してセル間隔を再
生し、該再生されたセル間隔で情報蓄積手段11に記憶さ
れた受信情報10を読み出して通信情報13を復元する。同
手段は、例えば受信された各セルから量子化間隔情報を
抽出し、該情報を受信されたバースト情報の転送速度に
応じて復号化してセル間隔を再生し、該セル間隔が0で
ない場合に再生間隔情報として受信情報10と共に情報蓄
積手段11に記憶する間隔再生手段と、情報蓄積手段11か
ら順次情報を読み出し、該読み出した情報が受信情報で
ある場合には、該受信情報をそのまま出力し、再生間隔
情報である場合には該間隔情報に対応する時間間隔だけ
遅延させた後に情報蓄積手段11から次の受信情報を読み
出すことにより、通信情報13を復元する読み出し制御手
段とから構成される。更にこの場合、情報蓄積手段11に
記憶される受信情報10又は再生間隔情報は該各情報が受
信情報10であるか再生間隔情報であるかを識別する識別
情報を含むように構成し、上記読み出し制御手段は、該
識別情報を判別することにより、情報蓄積手段11から読
み出した情報が受信情報10であるか間隔情報であるかの
判別を行うように構成できる。
上記構成に加えて、本発明では、送信側2に、各セル
に順次シーケンス番号を付加するシーケンス番号付加手
段を有し、これに対応して受信側8に、受信された各セ
ルに付加されているシーケンス番号の連続性を判別する
ことにより、セル抜けを検出するセル抜け検出手段と、
該セル抜けが検出された場合に、該抜けたセルに相当す
るタイミングで、情報蓄積手段11にダミー受信情報を書
き込むダミー受信情報書き込み手段と、を有するように
構成することができる。
〔作用〕
ATM網1を介して送信側2から受信側8にバースト情
報を転送する場合、1つのバースト情報を表す複数のセ
ルは、受信側8に到着したときには、網内のトラヒック
の混み具合等により伝播遅延を生じ、各セル間でも網内
での遅延が変動することによりセル到着時間差を生じ
る。そして、これらの伝播遅延は、ATM網1内の最大伝
播遅延を越えないよう保証されている。
そして、受信側8のセル復元手段9を介して抽出され
る上記各セルに含まれるバースト情報である受信情報10
は、最大伝播遅延時間と復元化遅延時間の合計時間以上
の時間差を吸収できる情報蓄積手段11に一旦蓄積された
後に読み出されるため、ATM網1を転送される間に生じ
た各セルの伝播遅延が適切に吸収される。これにより、
バースト情報の持続時間を保存したまま通信情報13を正
確に再現することができる。
一方、バースト情報とバースト情報の間の「空き時
間」は、送信側2のセル間隔計測手段4でセル間隔5と
して計測され、間隔情報記入手段6を介して送信すべき
セル3に付加される。この場合、通信情報として送信さ
れるべきバースト情報の転送速度に応じて(例えば動画
像データであるか音声データであるか等によって異な
る)、上記セル間隔5を適切な量子化幅で量子化し、量
子化間隔情報7としてセル3に付加する。これにより、
情報源毎のバースト情報間の時間間隔の情報を、その情
報源に適した時間幅で送信すべきセル3に付加させるこ
とができる。そして、受信側8では、時間間隔制御手段
12が、受信したセル3から上記量子化間隔情報7を抽出
し、更に、バースト情報の転送速度に応じてセル間隔を
再生する。そして、同手段12は、該セル間隔で情報蓄積
手段11から受信情報10を読み出す。これにより、バース
ト情報とバースト情報の間の「空き」の時間を正確に再
現できる。なお、1塊のバースト情報内では、送信側2
で、バースト情報に対応する各セルとセルの間のセル間
隔は0となるように量子化間隔情報7が各セル3に付加
されるため、受信側8の時間間隔制御手段12は、情報蓄
積手段11から受信情報10を連続的に読み出す。これによ
り、前述の如く伝播遅延を吸収しながら通信情報13を復
元できる。
また、送信側2にシーケンス番号付加手段を設けて送
信される各セルにシーケンス番号を付加し、受信側8の
セル抜け検出手段によってその連続性をチェックするこ
とにより、ATM網1の転送途中でセルが廃棄されてしま
っていないかどうかを判別できる。そして、廃棄されて
しまったと判別された場合には、ダミー受信情報書き込
み手段によってそのセルの受信情報の分のダミー受信情
報を情報蓄積手段11に書き込む。これにより、セルが途
中で廃棄されてしまったような場合でも、バースト情報
の持続時間を正確に保存できる。なお、このダミー受信
情報としては、白色雑音等を用いれば受信者に大きな不
快感は与えない。
以上説明した作用は、バースト情報の受信時に特に有
効であるが、通信情報13がバースト情報以外の連続的な
情報であるような場合でも、本発明は全く問題なく対処
することができる。
〔実施例〕
以下、図面を参照しながら本発明の実施例を説明す
る。
第2図に、本発明の実施例を示す。本発明は、通常の
通信データ等のほかに、音声データ又は画像データ等の
バースト情報を転送するATM網を前提としている。
まず、送信側において、バースト情報14は、情報セル
化部15において、46バイトの塊情報16に分断されると共
にATMヘッダが付加され、更にシーケンス番号付加部17
によってシーケンス番号18が付加される。
一方、セル間隔計測手段20は、セル化が終了する毎に
情報セル化部15から出力されるセル化終了信号19に基づ
いてセル間隔21を計測し、間隔情報記入部22に出力され
る。間隔情報記入部22では、バースト情報14の転送速度
に応じた量子化幅でセル間隔21を量子化し、これにより
得られる量子化間隔情報23を前記シーケンス番号18が付
加された塊情報16に付加して、セル24を生成する。
このセル24は、ATM網25を介して受信側に転送され
る。
受信側で受信されたセル24は、まず、セル復元/セル
抜け検出部26において、セル24に付加されたATMヘッ
ダ、シーケンス番号18及び量子化間隔情報23が除去され
て、送信側の塊情報16に対応する受信情報27が復元され
ると共に、上記シーケンス番号18の連続性がチェックさ
れ、更に、量子化間隔情報23が間隔情報再生部32に出力
される。
セル復元/セル抜け検出部26からの受信情報27及びセ
ル抜け検出信号28は、ダミー情報作成部29に入力する。
ここでは、セル抜け検出信号28が入力していないタイミ
ングでは受信情報27が、セル抜け検出信号28が入力して
いるタイミングではダミー情報30が生成されて、共に情
報バッファ部31に蓄積される。
一方、間隔情報再生部32では、セル復元/セル抜け検
出部26から入力する量子化間隔情報23に基づいて、受信
されるべきバースト情報の転送速度に応じてセル間隔
(送信側のセル間隔21に対応する)を再生する。そし
て、このセル間隔は、0でない値をとる場合に、再生間
隔情報33として情報バッファ部31に記憶される。
情報バッファ部31の記憶内容は、ユーザが制御する外
部からの読み出し信号34が読み出し制御部35に入力する
ことにより、同制御部35の制御下で読み出し制御され
る。同制御部35は、情報バッファ部31から間隔情報/受
信情報識別子36を読み出して、後述する読み出し制御を
行い、バースト情報37を読み出す。
上記構成の実施例の動作を以下に説明する。
まず、送信側におけるバースト情報24は、圧縮符号化
動画像データ又は圧縮符号化音声データなどのバースト
情報である。通常の動画像伝送の場合においては、その
伝送速度は約100Mbps(メガビット/秒)程度である
が、圧縮符号化動画像データの場合には、平均伝送速度
が50Mbps、最大伝送速度は100Mbps程度のバースト情報
となる。また、音声の場合は数十Kbps(キロビット/
秒)程度である。
上記バースト情報6は、情報セル化部15において46バ
イトの塊情報16に分断され、また、受信側のアドレス等
を格納したATMヘッダが付加される。
続いて、シーケンス番号付加部17は、0〜15までのシ
ーケンス番号18を順次生成し、上記46バイト毎の各塊情
報16に順次付加する。
一方、セル間隔計測部20は、情報セル化部15からのセ
ル化終了信号19に基づいて、バースト情報14間の時間間
隔(第4図t2参照)を計測する。そのため、同計測部20
は例えば内部にタイマーを有する。これにより計測され
たセル間隔21は間隔情報記入部22に入力し、ここでバー
スト情報14の転送速度に応じた量子化幅で量子化が行わ
れる。すなわち、バースト情報14が例えば動画像データ
の場合に、走査線数が1024本で、1フレームを1/30秒と
すれば、1走査線あたりの時間間隔は、30μs(マイク
ロ秒)であるため、この量子化幅で上記セル間隔21を量
子化する。従って、例えばセルの発生間隔が60μsの場
合には、量子化の結果ビット展開された値は2となる。
このように量子化を行うことにより、セル間隔21を効率
良く表現することができる。このようにして量子化され
た値は量子化間隔情報23として、前述のシーケンス番号
18付きの塊情報16に付加され、バースト情報間の時間間
隔の情報が受信側に転送される。
ここまでの動作により、第3図のセルフォーマットと
して示されるような、受信側アドレス等を格納した5バ
イトのATMヘッダ38、量子化間隔情報23を格納した8ビ
ットの量子化間隔情報エリア39、シーケンス番号18を格
納した8ビットのシーケンス番号エリア40、及び46バイ
ト単位に分断したバースト情報14を格納したバースト情
報エリア41からなるセル24が生成され、ATM網25に送り
出される。
ATM網25は、上記セル24のうち、ATMヘッダ38に付加さ
れた受信側アドレスをハードウエアで判別しながら交換
処理を行ってゆく。
ATM網25から受信側に入力したセル24は、セル復元/
セル抜け検出部26に入力する。ここではまず、セル24に
付加された第3図のATMヘッダ38、量子化間隔情報エリ
ア39の量子化間隔情報23及びシーケンス番号エリア40の
シーケンス番号18が除去されて、バースト情報エリア41
から46バイトの受信情報27が復元される。これと共に、
上記シーケンス番号18の連続性がチェックされる。これ
により、例えばシーケンス番号が1、2、・・、5の各
セルが連続して受信され、シーケンス番号が5番のセル
の受信後に受信したセルのシーケンス番号が8番であっ
た場合には、6番と7番のセルがATM網25において何ら
かの原因で廃棄されてしまったと判別する。これによ
り、シーケンス番号が8番のセルに対応する受信情報27
の送出の直前に、シーケンス番号が6番と7番の2つの
セルが抜けたことを示すセル抜け検出信号28を出力す
る。
これに対して、ダミー情報作成部29では、通常は、入
力した受信情報27をそのまま情報バッファ部31に順次蓄
積してゆくが、セル抜け検出信号28が入力した場合に
は、抜けたセルの受信情報27に対応するダミー情報30を
情報バッファ部31に蓄積する。ダミー情報30としては、
動画像データ(音声データ)として目障り(耳障り)に
ならないホワイトノイズなどが用いられる。
情報バッファ部31は、FIFOバッファ(ファーストイン
・フォーストアウトバッファ)であり、ATM網25内での
セルの最大伝播遅延時間と受信側でのセル復元化遅延時
間(セル復元/セル抜け検出部26及びダミー情報作成部
29での処理に要する時間)の合計時間の分の受信情報27
(ダミー情報30)を蓄積する。受信側で受信されるセル
24には、第4図で既に説明したように、セル24がATM網2
5内のどのルートを転送されるか等により、最大伝播遅
延時間以下の伝播遅延を生じている。そこで、上述のよ
うに、受信情報27を、最大伝播遅延時間とセル復元化遅
延時間の合計時間以上の時間差を吸収できる情報バッフ
ァ部31に一旦蓄積された後に読み出すことにより、ATM
網25を転送される間に生じた各セル24の伝播遅延を適切
に吸収することができ、バースト情報の持続時間(第4
図t1参照)を保存したまま同情報37を正確に再現するこ
とができる。
一方、間隔情報再生部32では、前述したように、セル
復元/セル抜け検出部26から入力する量子化間隔情報23
に基づいて、受信されるべきバースト情報の転送速度に
応じてセル間隔を再生する。そして、このセル間隔は、
0でない値をとる場合に、再生間隔情報33として情報バ
ッファ部31に記憶される。
これにより、情報バッファ部31には、受信情報27(ダ
ミー情報30も同様)と再生間隔情報33の2種類の情報が
混在して記憶されることになるが、これらの情報は、特
定の間隔情報/受信情報識別子36によって区別される。
例えば情報バッファ部31のパリティビットに「1」を立
てるかによって区別される。
上記情報バッファ部31の内容に対して、ユーザは特に
は図示しない外部の制御部から読み出し制御部35に読み
出し信号34を与えて、情報の読み出しを指示する。これ
により、読み出し制御部35は、情報バッファ部31の各記
憶内容の間隔情報/受信情報識別子36を判別し、それが
受信情報27(ダミー情報30)を示していれば、その情報
をそのままバースト情報37(送信側のバースト情報14に
対応する)として読み出す。逆に、間隔情報/受信情報
識別子36が再生間隔情報33を示していれば、その再生間
隔情報33で指示される時間間隔だけ読み出し動作を遅延
させた後に、次の受信情報27を読み出す。この制御は、
例えば読み出し制御部35の内部に上記再生間隔情報33の
時間間隔をカウントするカウンタを設けて行えばよい。
ここで、バースト情報とバースト情報の間には、前述
の如く、第4図のt2で示されるような「空き時間」とし
ての意味を持つ時間間隔が存在するが、この時間間隔
は、送信側において当該時間間隔の経過後に続いてセル
化されるセル24に量子化間隔情報23として付加される。
そして、受信側では、この量子化間隔情報23に基づいて
間隔情報再生部32で再生間隔情報33が発生され、情報バ
ッファ部31に書き込まれる。そしてこの場合には、読み
出し制御部35が、情報バッファ部31上の対応する受信情
報27を上記再生間隔情報33に対応するセル間隔だけ遅延
させて読み出すことにより、バースト情報とバースト情
報の間の「空き」の時間を正確に再現することが可能と
なる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、情報蓄積手段によりバースト情報の
持続時間を保存したまま通信情報を正確に再現できると
共に、バースト情報間の「空き時間」は、送信側のセル
間隔計測手段及び間隔情報記入手段によって送信すべき
セルに付加できる。しかもこの場合、バースト情報の転
送速度に応じて適切な量子化幅で量子化されるため、情
報源毎のバースト情報間の時間間隔の情報を、その情報
源に適した時間幅でセルに付加することが可能となる。
そして、受信側では、時間間隔制御手段が、受信した
セルから上記量子化間隔情報を抽出し、更に、バースト
情報の転送速度に応じてセル間隔を再生した後、情報蓄
積手段上の対応する受信情報を上記セル間隔だけ遅延さ
せて読み出すことにより、バースト情報間の「空き」の
時間を適切に再現することが可能となる。
また、シーケンス番号の連続性をチェックして、廃棄
されたセルの受信情報に相当するダミー受信情報を情報
蓄積手段に書き込むことにより、セルがATM網内を転送
される途中で廃棄されてしまったような場合でも、バー
スト情報の持続時間を正確に保存することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明のブロック図、 第2図は、本発明の実施例の構成図、 第3図は、セルフォーマットを示した図、 第4図は、ATM網におけるバースト情報のバースト持続
時間t1及びバースト間隔t2の保持の必要性についての説
明図、 第5図は、遅延吸収方式を示した図である。 1……ATM網、 2……送信側、 3……セル、 4……セル間隔計測手段、 5……セル間隔、 6……間隔情報記入手段、 7……量子化間隔情報、 8……受信側、 9……セル復元手段、 10……受信情報、 11……情報蓄積手段、 12……時間間隔制御手段、 13……通信情報.
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−10563(JP,A) 特開 昭57−5435(JP,A) 特開 昭61−21652(JP,A) 特開 平1−175432(JP,A) 特開 平3−104342(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04L 12/28 H04L 12/56

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】送信側において通信情報をセル単位に分解
    してATM網(1)を介して受信側に転送するATM網の通信
    情報転送方式において、 送信側(2)に、 前記分解した各セル(3)毎に、現在のセルに含まれる
    通信情報と前のセルに含まれる通信情報との間のセル間
    隔(5)を計測するセル間隔計測手段(4)と、 該手段により計測されたセル間隔(5)を送信すべき通
    信情報の転送速度に応じて量子化して量子化間隔情報
    (7)を生成し、前記各セル(3)に付加する間隔情報
    記入手段(6)と、 を有し、 受信側(8)に、 受信されたセル(3)から前記通信情報である受信情報
    (10)を復元するセル復元手段(9)と、 前記ATM網(1)内の最大伝播遅延時間と受信側の復元
    化で必要な復元化遅延時間の合計時間以上の時間分の前
    記セル復元手段(9)からの受信情報(10)を順次蓄積
    する情報蓄積手段(11)と、 前記受信された各セル(3)から前記量子化間隔情報
    (7)を抽出し、該情報を受信されたバースト情報の転
    送速度に応じて復号化してセル間隔を再生し、該再生さ
    れたセル間隔で前記情報蓄積手段(11)に記憶された受
    信情報(10)を読み出して前記通信情報(13)を復元す
    る時間間隔制御手段(12)と、 を有することを特徴とするATM網のバースト情報転送方
    式。
  2. 【請求項2】送信側に、 前記各セルに順次シーケンス番号を付加するシーケンス
    番号付加手段を有し、 受信側に、 前記受信された各セルに付加されている前記シーケンス
    番号の連続性を判別することにより、セル抜けを検出す
    るセル抜け検出手段と、 該セル抜けが検出された場合に、該抜けたセルに相当す
    るタイミングで、前記情報蓄積手段にダミー受信情報を
    書き込むダミー受信情報書き込み手段と、 を有することを特徴とする請求項1記載のATM網のバー
    スト情報転送方式。
  3. 【請求項3】前記時間間隔制御手段は、 前記受信された各セルから前記量子化間隔情報を抽出
    し、該情報を受信されたバースト情報の転送速度に応じ
    て復号化してセル間隔を再生し、該セル間隔が0でない
    場合に再生間隔情報として前記受信情報と共に前記情報
    蓄積手段に記憶する間隔再生手段と、 前記情報蓄積手段から順次情報を読み出し、該読み出し
    た情報が前記受信情報である場合には、該受信情報をそ
    のまま出力し、前記再生間隔情報である場合には該間隔
    情報に対応する時間間隔だけ遅延させた後に前記情報蓄
    積手段から次の受信情報を読み出すことにより、前記通
    信情報を復元する読み出し制御手段と、 からなることを特徴とする請求項1又は2記載のATM網
    のバースト情報転送方式。
  4. 【請求項4】前記情報蓄積手段に記憶される前記受信情
    報又は前記再生間隔情報は該各情報が受信情報であるか
    間隔情報であるかを識別する識別情報を含み、 前記読み出し制御手段は、該識別情報を判別することに
    より、前記情報蓄積手段から読み出した情報が前記受信
    情報であるか前記間隔情報であるかの判別を行う、 ことを特徴とする請求項3記載のATM網のバースト情報
    転送方式。
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