JPH05207041A - 通信処理装置 - Google Patents
通信処理装置Info
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- JPH05207041A JPH05207041A JP1400292A JP1400292A JPH05207041A JP H05207041 A JPH05207041 A JP H05207041A JP 1400292 A JP1400292 A JP 1400292A JP 1400292 A JP1400292 A JP 1400292A JP H05207041 A JPH05207041 A JP H05207041A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は多重に構成されたループネットワー
クシステムにおいてパケットをセルに分割して通信を行
う場合に、順序情報を付加することにより、順序逆転を
防止することを目的する。 【構成】 前記通信処理装置は、複数のアクセス装置
と、複数の媒体アクセス制御手段と、送信セル制御手段
と、送受信スイッチ装置と、受信セル制御手段とを備
え、送信セル制御手段は、パケットを一定長のセルに分
割して、アクセス装置のセルの残量を検知し、送信順序
を示す順序情報を付加して送る。受信セル制御手段は、
セルを順序情報に従ってパケットに再生する
クシステムにおいてパケットをセルに分割して通信を行
う場合に、順序情報を付加することにより、順序逆転を
防止することを目的する。 【構成】 前記通信処理装置は、複数のアクセス装置
と、複数の媒体アクセス制御手段と、送信セル制御手段
と、送受信スイッチ装置と、受信セル制御手段とを備
え、送信セル制御手段は、パケットを一定長のセルに分
割して、アクセス装置のセルの残量を検知し、送信順序
を示す順序情報を付加して送る。受信セル制御手段は、
セルを順序情報に従ってパケットに再生する
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、複数のネットワークが
多重に構成されたループネットワークに使用され、パケ
ットをセルに分割して通信する通信処理装置に関する。
多重に構成されたループネットワークに使用され、パケ
ットをセルに分割して通信する通信処理装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】近年、ＨＤＴＶ伝送、高速ＬＡＮ間接
続、医療用のデータ転送等において、Ｇ（ギガ）ｂｐｓ
を越える通信への要求が高まっている。光ファイバーな
どの伝送媒体を使用し、伝送技術の進歩により伝送路上
はＧｂｐｓを越える伝送は可能になってきた。一方、単
体の通信処理装置での通信速度には限界があるため、こ
れを克服する方法としてネットワークの多重化がなされ
ている。
続、医療用のデータ転送等において、Ｇ（ギガ）ｂｐｓ
を越える通信への要求が高まっている。光ファイバーな
どの伝送媒体を使用し、伝送技術の進歩により伝送路上
はＧｂｐｓを越える伝送は可能になってきた。一方、単
体の通信処理装置での通信速度には限界があるため、こ
れを克服する方法としてネットワークの多重化がなされ
ている。
【０００３】図６（ａ）は、従来の多重ループネットワ
ークシステムの構成図で、多重ループネットワーク２１
１〜２１３と、パケットの送受信を行う複数の通信処理
装置２２１〜２２３とで構成される。図６（ｂ）は、従
来の通信処理装置２２１〜２２４の概略図である。２３
１〜２３３は、多重ループネットワーク２１１から２１
３に対して送受信セルのアクセスを行うアクセス装置、
２４１〜２４３は通信処理装置２２１〜２２４に到着し
たセルが自分宛であるかをアドレス情報（宛先アドレス
と送信元アドレス）により識別する媒体アクセス制御手
段である。
ークシステムの構成図で、多重ループネットワーク２１
１〜２１３と、パケットの送受信を行う複数の通信処理
装置２２１〜２２３とで構成される。図６（ｂ）は、従
来の通信処理装置２２１〜２２４の概略図である。２３
１〜２３３は、多重ループネットワーク２１１から２１
３に対して送受信セルのアクセスを行うアクセス装置、
２４１〜２４３は通信処理装置２２１〜２２４に到着し
たセルが自分宛であるかをアドレス情報（宛先アドレス
と送信元アドレス）により識別する媒体アクセス制御手
段である。
【０００４】２５はアクセス装置２３１〜２３３へのセ
ルの送受信スイッチ装置、２６はパケットを一定長のセ
ルに分割して、最も速く空いたループネットワークを検
知し、送受信スイッチ装置２５へセルを送る送信セル制
御手段、２７は媒体アクセス制御手段からのセルを再生
する受信バツファである。以上のような多重ループネッ
トワークシステムにおいて、送信の場合、前記通信処理
装置２２１〜２２４は、パケットを送信セル制御手段２
４１〜２４３により、図３のような一定長にセルに分割
し、アドレス情報を付加する。そして最も速く空いたル
ープネットワークを検知し、送受信スイッチ装置２５を
通じて、空いているアクセス装置２２１〜２２３からル
ープネットワーク２１１〜２１３に送信する。
ルの送受信スイッチ装置、２６はパケットを一定長のセ
ルに分割して、最も速く空いたループネットワークを検
知し、送受信スイッチ装置２５へセルを送る送信セル制
御手段、２７は媒体アクセス制御手段からのセルを再生
する受信バツファである。以上のような多重ループネッ
トワークシステムにおいて、送信の場合、前記通信処理
装置２２１〜２２４は、パケットを送信セル制御手段２
４１〜２４３により、図３のような一定長にセルに分割
し、アドレス情報を付加する。そして最も速く空いたル
ープネットワークを検知し、送受信スイッチ装置２５を
通じて、空いているアクセス装置２２１〜２２３からル
ープネットワーク２１１〜２１３に送信する。
【０００５】受信の場合、前記通信処理装置２２１〜２
２４は、アクセス装置２３１〜２３３が受信したセルに
ついて、媒体アクセス制御手段２４１〜２４３によりそ
のセルが自分宛であるかをアドレス情報により識別す
る。自分宛であればセルを送受信スイッチ装置２５によ
り受信を行い、受信バツファ２７によりセルを継ぎ合わ
せてパケットに再生する。セルが自分宛でなければ、そ
のセルを破棄する。
２４は、アクセス装置２３１〜２３３が受信したセルに
ついて、媒体アクセス制御手段２４１〜２４３によりそ
のセルが自分宛であるかをアドレス情報により識別す
る。自分宛であればセルを送受信スイッチ装置２５によ
り受信を行い、受信バツファ２７によりセルを継ぎ合わ
せてパケットに再生する。セルが自分宛でなければ、そ
のセルを破棄する。
【０００６】これにより、各ループネットワークに対応
した媒体アクセス制御手段を設けることにより並列処理
を行うことにより、高速通信を実現している。
した媒体アクセス制御手段を設けることにより並列処理
を行うことにより、高速通信を実現している。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来技術では、送受信スイッチ装置の処理速度が、多重ル
ープネットワークの合計の速度より遅い場合、各媒体ア
クセス制御手段で待ち行列が生じることによりセルの順
序逆転が起こり、パケットが正しく再生できなくなると
いう問題がある。というのは、各媒体アクセス制御手段
でこの待ち行列の長さは違うため、待ち行列の短い媒体
アクセス制御手段に格納されたセルは、待ち行列の長い
媒体アクセス制御手段に格納されたセルより速く処理さ
れることになり、セルの順序逆転が起こるからである。
来技術では、送受信スイッチ装置の処理速度が、多重ル
ープネットワークの合計の速度より遅い場合、各媒体ア
クセス制御手段で待ち行列が生じることによりセルの順
序逆転が起こり、パケットが正しく再生できなくなると
いう問題がある。というのは、各媒体アクセス制御手段
でこの待ち行列の長さは違うため、待ち行列の短い媒体
アクセス制御手段に格納されたセルは、待ち行列の長い
媒体アクセス制御手段に格納されたセルより速く処理さ
れることになり、セルの順序逆転が起こるからである。
【０００８】本発明は上記従来の問題点を解決するた
め、セルの順序逆転を起こさせない通信処理装置を提供
することを目的とする。
め、セルの順序逆転を起こさせない通信処理装置を提供
することを目的とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、複数のネットワークが多重に構成されたルー
プネットワークに使用され、パケットをセルに分割して
通信する通信処理装置であって、前記通信処理装置は、
複数のアクセス装置と、複数の媒体アクセス制御手段
と、送信セル制御手段と、送受信スイッチ装置と、受信
セル制御手段とを備え、前記各アクセス装置は、前記ル
ープネットワーク毎に接続され、送受信すべきセルを一
時保持するとともにネットワークにアクセスし、前記各
媒体アクセス制御手段は、前記アクセス装置毎に接続さ
れ、該アクセス装置を制御し、受信時には該アクセス装
置が保持している受信セルのアドレス情報を識別し、自
局宛以外のセルを破棄し、前記送信セル制御手段は、送
信すべきパケットをセルに分割し、各セルに対して、元
のパケットのアドレス情報、先頭情報を付加し、セルが
前記多重ループネットワークのどのネットワークに送信
されるべきかを決定し、各セルに対して次のセルが送信
されるべきネットワークの番号を順序情報として付加
し、前記送受信スイッチ装置は、前記送信セル制御手段
の決定に従ってセルを振り分け前記媒体アクセス制御手
段を介して前記アクセス装置に中継し、また、前記媒体
アクセス制御手段を介して前記各アクセス装置が保持す
る受信セルを前記受信セル制御装置に中継し、前記受信
セル制御手段は、受信セルを前記先頭情報および前記順
序情報に従ってパケットを再生するようになっている。
本発明は、複数のネットワークが多重に構成されたルー
プネットワークに使用され、パケットをセルに分割して
通信する通信処理装置であって、前記通信処理装置は、
複数のアクセス装置と、複数の媒体アクセス制御手段
と、送信セル制御手段と、送受信スイッチ装置と、受信
セル制御手段とを備え、前記各アクセス装置は、前記ル
ープネットワーク毎に接続され、送受信すべきセルを一
時保持するとともにネットワークにアクセスし、前記各
媒体アクセス制御手段は、前記アクセス装置毎に接続さ
れ、該アクセス装置を制御し、受信時には該アクセス装
置が保持している受信セルのアドレス情報を識別し、自
局宛以外のセルを破棄し、前記送信セル制御手段は、送
信すべきパケットをセルに分割し、各セルに対して、元
のパケットのアドレス情報、先頭情報を付加し、セルが
前記多重ループネットワークのどのネットワークに送信
されるべきかを決定し、各セルに対して次のセルが送信
されるべきネットワークの番号を順序情報として付加
し、前記送受信スイッチ装置は、前記送信セル制御手段
の決定に従ってセルを振り分け前記媒体アクセス制御手
段を介して前記アクセス装置に中継し、また、前記媒体
アクセス制御手段を介して前記各アクセス装置が保持す
る受信セルを前記受信セル制御装置に中継し、前記受信
セル制御手段は、受信セルを前記先頭情報および前記順
序情報に従ってパケットを再生するようになっている。
【００１０】また、前記送信セル制御手段は、送信すべ
きパケットをセルに分割し、各セルに対して元のパケッ
トのアドレス情報を付加するアドレス情報付加手段と、
前記先頭情報として、先頭セルに対しては先頭フラグビ
ットを立て、先頭セル以外に対しては先頭フラグビット
を立てない情報を付加する先頭情報付加手段と、前記各
アクセス装置中に保持しているセルの残量が最小のアク
セス装置を検知し、そのアクセス装置をその時点のセル
が送出されるべきアクセス装置と決定する決定手段と、
前記決定手段が検知したアクセス装置にセルを保持させ
たと仮定して、セルの残量が最小となるアクセス装置を
算定する算定手段と、前記送出されるべきセルが末尾の
セルでなければ、順序情報として前記算定手段が算定し
たアクセス装置が接続されているネットワークの番号を
付加し、末尾のセルであれば、順序情報を空にして付加
する順序情報付加手段と、からなっていてもよく、前記
受信セル制御手段は、前記送受信スイッチ装置を介して
入力された受信セルを各アクセス装置毎に保持する保持
手段と、前記保持手段が保持するセルについて前記先頭
情報を調べ先頭セルを検知し、先頭セルを取り出す先頭
セル取出手段と、先頭セルの順序情報に従って次のセル
を取り出し、そのセルの順序情報に従ってその次のセル
を取り出し、順序情報が空になるまでこれを繰り返すセ
ル取出手段と、先頭セル取出手段から取り出されたセル
に、セル取出手段により取り出されたセルを順に継ぎ合
わせて元のパケットに再生する再生手段と、からなって
いてもよい。
きパケットをセルに分割し、各セルに対して元のパケッ
トのアドレス情報を付加するアドレス情報付加手段と、
前記先頭情報として、先頭セルに対しては先頭フラグビ
ットを立て、先頭セル以外に対しては先頭フラグビット
を立てない情報を付加する先頭情報付加手段と、前記各
アクセス装置中に保持しているセルの残量が最小のアク
セス装置を検知し、そのアクセス装置をその時点のセル
が送出されるべきアクセス装置と決定する決定手段と、
前記決定手段が検知したアクセス装置にセルを保持させ
たと仮定して、セルの残量が最小となるアクセス装置を
算定する算定手段と、前記送出されるべきセルが末尾の
セルでなければ、順序情報として前記算定手段が算定し
たアクセス装置が接続されているネットワークの番号を
付加し、末尾のセルであれば、順序情報を空にして付加
する順序情報付加手段と、からなっていてもよく、前記
受信セル制御手段は、前記送受信スイッチ装置を介して
入力された受信セルを各アクセス装置毎に保持する保持
手段と、前記保持手段が保持するセルについて前記先頭
情報を調べ先頭セルを検知し、先頭セルを取り出す先頭
セル取出手段と、先頭セルの順序情報に従って次のセル
を取り出し、そのセルの順序情報に従ってその次のセル
を取り出し、順序情報が空になるまでこれを繰り返すセ
ル取出手段と、先頭セル取出手段から取り出されたセル
に、セル取出手段により取り出されたセルを順に継ぎ合
わせて元のパケットに再生する再生手段と、からなって
いてもよい。
【００１１】
【作用】本発明は上記構成により、送信セル制御手段
は、パケットをセルに分割して、アドレス情報、先頭情
報、順序情報を付加し、さらに、保持しているセルが最
小のアクセス装置を検知することにより、最も低負荷の
ネットワークを判定する。この判定に従って、各セル
は、送受信スイッチ装置、媒体アクセス制御手段を介し
てアクセス装置からセルを送信する。また、アクセス装
置が受信したセルは、媒体アクセス制御手段により、ア
ドレス情報が自局宛以外であれば破棄され、自局宛であ
れば送受信スイッチ装置を介して受信セル制御手段に保
持される。受信セル保持手段は、セルの先頭情報、順序
情報に従ってパケットに再生する。
は、パケットをセルに分割して、アドレス情報、先頭情
報、順序情報を付加し、さらに、保持しているセルが最
小のアクセス装置を検知することにより、最も低負荷の
ネットワークを判定する。この判定に従って、各セル
は、送受信スイッチ装置、媒体アクセス制御手段を介し
てアクセス装置からセルを送信する。また、アクセス装
置が受信したセルは、媒体アクセス制御手段により、ア
ドレス情報が自局宛以外であれば破棄され、自局宛であ
れば送受信スイッチ装置を介して受信セル制御手段に保
持される。受信セル保持手段は、セルの先頭情報、順序
情報に従ってパケットに再生する。
【００１２】
【実施例】以下本発明の一実施例について、図面に基づ
いて詳細に説明する。本発明の一実施例の多重ループネ
ットワークシステムの構成は従来の技術において図６
（ａ）で説明したものと概略同一の構成なのでその詳細
な説明は省略する。しかし、本実施例における通信処理
装置２２１〜２２３の構成は従来の技術において図２
（ｂ）で説明したものとは異なる。
いて詳細に説明する。本発明の一実施例の多重ループネ
ットワークシステムの構成は従来の技術において図６
（ａ）で説明したものと概略同一の構成なのでその詳細
な説明は省略する。しかし、本実施例における通信処理
装置２２１〜２２３の構成は従来の技術において図２
（ｂ）で説明したものとは異なる。
【００１３】図１は本発明の一実施例の前記通信処理装
置２２１〜２２４の概略図である。１１１〜１１３はア
クセス装置であり、多重ループネットワークに対して送
受信セルを保持し、アクセスを行う。１２１〜１２３は
媒体アクセス制御手段であり、通信処理装置２２１〜２
２３に到着したセルが自分宛であるかをアドレス情報に
より識別する。
置２２１〜２２４の概略図である。１１１〜１１３はア
クセス装置であり、多重ループネットワークに対して送
受信セルを保持し、アクセスを行う。１２１〜１２３は
媒体アクセス制御手段であり、通信処理装置２２１〜２
２３に到着したセルが自分宛であるかをアドレス情報に
より識別する。
【００１４】１３は送受信スイッチ装置であり、送信セ
ル制御手段１４又は受信セル制御手段１５と媒体アクセ
ス制御手段１２１〜１２３との間の接続を切り換える。
１４は送信セル制御手段であり、パケットを一定長のセ
ルに分割し、アクセス装置１１１〜１１３のセルの残量
を検知し、送信順序を示す順序情報を付加し、送受信ス
イッチ装置１３へセルを送る（図２（ａ）のフロー参
照）。
ル制御手段１４又は受信セル制御手段１５と媒体アクセ
ス制御手段１２１〜１２３との間の接続を切り換える。
１４は送信セル制御手段であり、パケットを一定長のセ
ルに分割し、アクセス装置１１１〜１１３のセルの残量
を検知し、送信順序を示す順序情報を付加し、送受信ス
イッチ装置１３へセルを送る（図２（ａ）のフロー参
照）。
【００１５】１５は、セルに付加れさた順序情報に従っ
て、複数のセルをパケットに再生する受信セル制御手段
である（図２（ｂ）のフロー参照）。以上のように構成
された多重ループネットワークシステムについて、その
動作を説明する。まず、図２（ａ）に示す送信時の処理
フローを参照しながら、通信処理装置２２１から通信処
理装置２２３へパケットを送信する場合を説明する。こ
のパケットは、通信処理装置２２１の送信セル制御手段
１２１は、送信すべきパケットを一定長のセルに分割
し、アドレス情報を付加（ステップ１）した後、先頭情
報として先頭のセルに対してビットに１が付加され、他
のセルに対してビットに０が付加する（ステップ２）。
この分割されたパケットのセルに情報が付加された様子
を図４に示す。
て、複数のセルをパケットに再生する受信セル制御手段
である（図２（ｂ）のフロー参照）。以上のように構成
された多重ループネットワークシステムについて、その
動作を説明する。まず、図２（ａ）に示す送信時の処理
フローを参照しながら、通信処理装置２２１から通信処
理装置２２３へパケットを送信する場合を説明する。こ
のパケットは、通信処理装置２２１の送信セル制御手段
１２１は、送信すべきパケットを一定長のセルに分割
し、アドレス情報を付加（ステップ１）した後、先頭情
報として先頭のセルに対してビットに１が付加され、他
のセルに対してビットに０が付加する（ステップ２）。
この分割されたパケットのセルに情報が付加された様子
を図４に示す。
【００１６】次いで、送信セル制御手段１２１は、アク
セス装置１１１〜１１３に保持されているセルの残量を
検知し、どのアクセス装置のセルの残量が最も少ないか
を調べる。これを第１のアクセス装置（その時点で送出
されるべきセルに対するアクセス装置）とする（ステッ
プ３）。さらに、送信セル制御手段１２１は、第１のア
クセス装置が先頭のセルを保持したとして、再びアクセ
ス装置１１１〜１１３に保持されているセルの残量を検
知し、どのアクセス装置のセルの残量が最も少ないかを
調べる。これを第２のアクセス装置（次のセルに対する
アクセス装置）とする（ステップ４）。そして、送信セ
ル制御手段１２１は、現在先頭のセルに対して順序情報
として、第２のアクセス装置が接続しているループネッ
トワークの番号を付加する（ステップ５）。この順序情
報が付加された様子を図５に示す。
セス装置１１１〜１１３に保持されているセルの残量を
検知し、どのアクセス装置のセルの残量が最も少ないか
を調べる。これを第１のアクセス装置（その時点で送出
されるべきセルに対するアクセス装置）とする（ステッ
プ３）。さらに、送信セル制御手段１２１は、第１のア
クセス装置が先頭のセルを保持したとして、再びアクセ
ス装置１１１〜１１３に保持されているセルの残量を検
知し、どのアクセス装置のセルの残量が最も少ないかを
調べる。これを第２のアクセス装置（次のセルに対する
アクセス装置）とする（ステップ４）。そして、送信セ
ル制御手段１２１は、現在先頭のセルに対して順序情報
として、第２のアクセス装置が接続しているループネッ
トワークの番号を付加する（ステップ５）。この順序情
報が付加された様子を図５に示す。
【００１７】この後、送信セル制御手段１２１は、現在
先頭のセルが末尾のセルであるかを判定し（ステップ
６）、末尾でなければそのセルを送信し（ステップ７）
次のセルについてステップ４以下を繰り返し、末尾であ
ればそのセルの順序情報を空にしてから（ステップ８）
そのセルを送信する。このセルの送信については、送受
信スイッチ装置１３は、アクセス装置１１１〜１１３の
うち、送信セル制御手段１４で検知したアクセス装置
に、送受信スイッチ装置２５を介してセルを送る。これ
を受けてアクセス装置１１１〜１１３は、セルを一時保
持しておきネットワークが空き次第、セルをネットワー
クに送信する。
先頭のセルが末尾のセルであるかを判定し（ステップ
６）、末尾でなければそのセルを送信し（ステップ７）
次のセルについてステップ４以下を繰り返し、末尾であ
ればそのセルの順序情報を空にしてから（ステップ８）
そのセルを送信する。このセルの送信については、送受
信スイッチ装置１３は、アクセス装置１１１〜１１３の
うち、送信セル制御手段１４で検知したアクセス装置
に、送受信スイッチ装置２５を介してセルを送る。これ
を受けてアクセス装置１１１〜１１３は、セルを一時保
持しておきネットワークが空き次第、セルをネットワー
クに送信する。
【００１８】なお、分割されたパケットの先頭のセルに
ついては、ネットワーク２１１へ送信することとすれ
ば、ステップ３は省略でき、より簡単な処理となる。つ
ぎに、図２（ｂ）に示す受信時の処理フローを参照しな
がら、上記の通信処理装置２２１から通信処理装置２２
３宛で送信されてきたパケットを受信する場合を説明す
る。
ついては、ネットワーク２１１へ送信することとすれ
ば、ステップ３は省略でき、より簡単な処理となる。つ
ぎに、図２（ｂ）に示す受信時の処理フローを参照しな
がら、上記の通信処理装置２２１から通信処理装置２２
３宛で送信されてきたパケットを受信する場合を説明す
る。
【００１９】通信処理装置２２２では、このセルをアク
セス装置１１１〜１１３で受信し、媒体アクセス制御手
段１２１〜１２３に送る（ステップ１０）。媒体アクセ
ス制御手段１２１〜１２３は、このセルが自分宛である
かアドレス情報により判断し（ステップ１１）、この場
合自分宛ではないため破棄する（ステップ１２）。通信
処理装置２２３では、このセルをアクセス装置１１１〜
１１３で受信し、媒体アクセス制御手段１２１〜１２３
に送る（ステップ１０）。媒体アクセス制御手段１１１
〜１１３は、このセルが自分宛であるかアドレス情報に
より判断し（ステップ１１）、この場合自分宛であるた
め送受信スイッチ装置１３によって受信セル制御手段１
５に送る。
セス装置１１１〜１１３で受信し、媒体アクセス制御手
段１２１〜１２３に送る（ステップ１０）。媒体アクセ
ス制御手段１２１〜１２３は、このセルが自分宛である
かアドレス情報により判断し（ステップ１１）、この場
合自分宛ではないため破棄する（ステップ１２）。通信
処理装置２２３では、このセルをアクセス装置１１１〜
１１３で受信し、媒体アクセス制御手段１２１〜１２３
に送る（ステップ１０）。媒体アクセス制御手段１１１
〜１１３は、このセルが自分宛であるかアドレス情報に
より判断し（ステップ１１）、この場合自分宛であるた
め送受信スイッチ装置１３によって受信セル制御手段１
５に送る。
【００２０】これを受けて受信セル制御手段１５は、各
媒体アクセス制御手段１２１から１２３毎にセルを分け
て到着順に保持し（ステップ１３）、先頭情報を調べ先
頭セルを検知し（ステップ１４）、先頭セルとその順序
情報を取り出し（ステップ１５）、そのセルの順序情報
を調べ次のセルがどのループネットワークから到着した
かを検知し（ステップ１６）、付加している先頭情報と
順序情報を取り除き前のセルに継ぎ合わせて（スナップ
１７）元のパケットに復元していく。
媒体アクセス制御手段１２１から１２３毎にセルを分け
て到着順に保持し（ステップ１３）、先頭情報を調べ先
頭セルを検知し（ステップ１４）、先頭セルとその順序
情報を取り出し（ステップ１５）、そのセルの順序情報
を調べ次のセルがどのループネットワークから到着した
かを検知し（ステップ１６）、付加している先頭情報と
順序情報を取り除き前のセルに継ぎ合わせて（スナップ
１７）元のパケットに復元していく。
【００２１】次いで、受信セル制御手段１５は、検知し
た次のセルの順序情報を取り出し（ステップ１８）、そ
の順序情報が空であるか判定し（ステップ１９）、空で
なければ次のセルが残っているのでステップ１６に戻り
次のセルに対して上記処理を繰り返し、空であれば末尾
のセルであることからそのパケットの再生が終わったこ
とになる。
た次のセルの順序情報を取り出し（ステップ１８）、そ
の順序情報が空であるか判定し（ステップ１９）、空で
なければ次のセルが残っているのでステップ１６に戻り
次のセルに対して上記処理を繰り返し、空であれば末尾
のセルであることからそのパケットの再生が終わったこ
とになる。
【００２２】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明によれ
ば、多重に構成されるループネットワークにパケットを
セルに分割して送信する際、通信処理装置で送信時に順
序を識別する順序情報を付加し、受信時にその情報によ
ってセルを再生することにより、受信側でのセルの順序
逆転を防止することができ、これにより、パケットの再
生誤りを無くすという効果がある。
ば、多重に構成されるループネットワークにパケットを
セルに分割して送信する際、通信処理装置で送信時に順
序を識別する順序情報を付加し、受信時にその情報によ
ってセルを再生することにより、受信側でのセルの順序
逆転を防止することができ、これにより、パケットの再
生誤りを無くすという効果がある。
【００２３】しかも、複数のループネットワークのうち
負荷が軽いループネットワークを選んでセルを送信して
いくので、各ループネットワークの使用状況に応じてを
最も効率の良いデータ転送ができ、多量のデータ伝送に
対応することができるという効果がある。
負荷が軽いループネットワークを選んでセルを送信して
いくので、各ループネットワークの使用状況に応じてを
最も効率の良いデータ転送ができ、多量のデータ伝送に
対応することができるという効果がある。
【図１】本発明の一実施例における多重ループネットワ
ークシステム内の通信処理装置の構成図である。
ークシステム内の通信処理装置の構成図である。
【図２】（ａ）同実施例における送信時の処理フローを
示す図である。 （ｂ）同実施例における受信時の処理フローを示す図で
ある。
示す図である。 （ｂ）同実施例における受信時の処理フローを示す図で
ある。
【図３】従来例のパケットを一定長に分割したセルを表
す図である。
す図である。
【図４】本発明の一実施例におけるパケットを一定長に
分割して得られたセルに先頭情報が付加された様子を示
す図である。
分割して得られたセルに先頭情報が付加された様子を示
す図である。
【図５】同実施例におけるパケットを一定長に分割して
得られたセルに先頭情報、順序情報が付加された様子を
示す図である。
得られたセルに先頭情報、順序情報が付加された様子を
示す図である。
【図６】（ａ）従来例の多重ループネットワークシステ
ムの構成図 （ｂ）同じく多重ループネットワークシステム内の通信
処理装置の構成図
ムの構成図 （ｂ）同じく多重ループネットワークシステム内の通信
処理装置の構成図
１１１〜１１３ アクセス装置 １２１〜１２３ 媒体アクセス制御手段 １３ 送受信スイッチ装置 １４ 送信セル制御手段 １５ 受信セル制御手段 ２２１〜２２３ 通信処理装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 8529−5Ｋ Ｈ０４Ｌ 11/20 １０２ Ｚ
Claims (2)
- 【請求項１】 複数のネットワークが多重に構成され
たループネットワークに使用され、パケットをセルに分
割して通信する通信処理装置であって、 複数のアクセス装置と、複数の媒体アクセス制御手段
と、送信セル制御手段と、送受信スイッチ装置と、受信
セル制御手段とを備え、 前記各アクセス装置は、前記ループネットワーク毎に接
続され、送受信すべきセルを一時保持するとともにネッ
トワークにアクセスし、 前記各媒体アクセス制御手段は、前記アクセス装置毎に
接続され、該アクセス装置を制御し、受信時には該アク
セス装置が保持している受信セルのアドレス情報を識別
し、自局宛以外のセルを破棄し、 前記送信セル制御手段は、送信すべきパケットをセルに
分割し、各セルに対して、元のパケットのアドレス情
報、先頭情報を付加し、セルが前記多重ループネットワ
ークのどのネットワークに送信されるべきかを決定し、
各セルに対して次のセルが送信されるべきネットワーク
の番号を順序情報として付加し、 前記送受信スイッチ装置は、前記送信セル制御手段の決
定に従ってセルを振り分け前記媒体アクセス制御手段を
介して前記アクセス装置に中継し、また、前記媒体アク
セス制御手段を介して前記各アクセス装置が保持する受
信セルを前記受信セル制御装置に中継し、 前記受信セル制御手段は、受信セルを前記先頭情報およ
び前記順序情報に従ってパケットを再生することを特徴
とする通信処理装置。 - 【請求項２】 前記送信セル制御手段は、 送信すべきパケットをセルに分割し、各セルに対して元
のパケットのアドレス情報を付加するアドレス情報付加
手段と、 先頭セルに対しては先頭フラグビットを立て、先頭セル
以外に対しては先頭フラグビットを立てない先頭情報を
付加する先頭情報付加手段と、 前記各アクセス装置中に保持しているセルの残量が最小
のアクセス装置を検知し、そのアクセス装置をその時点
のセルが送出されるべきアクセス装置と決定する決定手
段と、 前記決定手段が検知したアクセス装置にセルを保持させ
たと仮定して、保持しているセルの残量が最小となるア
クセス装置を算定する算定手段と、 前記送出されるべきセルがパケットの末尾のセルでなけ
れば、前記算定手段が算定したアクセス装置に接続され
ているネットワークの番号を順序情報として付加し、末
尾のセルであれば、順序情報を空にして付加する順序情
報付加手段と、からなり、 前記受信セル制御手段は、 前記送受信スイッチ装置を介して入力された受信セルを
各アクセス装置毎に保持する保持手段と、 前記保持手段が保持するセルについて前記先頭情報を調
べ先頭セルを検知し、先頭セルを取り出す先頭セル取出
手段と、 先頭セルの順序情報に従って次のセルを取り出し、その
セルの順序情報に従ってその次のセルを取り出し、順序
情報が空になるまでこれを繰り返すセル取出手段と、 先頭セル取出手段から取り出されたセルに、セル取出手
段により取り出されたセルを順に継ぎ合わせて元のパケ
ットに再生する再生手段と、 からなっていることを特徴とする請求項１記載の通信処
理装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1400292A JPH05207041A (ja) | 1992-01-29 | 1992-01-29 | 通信処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1400292A JPH05207041A (ja) | 1992-01-29 | 1992-01-29 | 通信処理装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05207041A true JPH05207041A (ja) | 1993-08-13 |
Family
ID=11849016
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1400292A Pending JPH05207041A (ja) | 1992-01-29 | 1992-01-29 | 通信処理装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05207041A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7027440B2 (en) | 2001-11-26 | 2006-04-11 | Fujitsu Limited | Router having a function to prevent a packet sequence inversion |
| US8170061B2 (en) | 2007-03-29 | 2012-05-01 | Fujitsu Limited | Communication device |
-
1992
- 1992-01-29 JP JP1400292A patent/JPH05207041A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7027440B2 (en) | 2001-11-26 | 2006-04-11 | Fujitsu Limited | Router having a function to prevent a packet sequence inversion |
| US8170061B2 (en) | 2007-03-29 | 2012-05-01 | Fujitsu Limited | Communication device |
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