JP2812295B2 - セル転送装置 - Google Patents

セル転送装置

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JP2812295B2
JP2812295B2 JP9526396A JP9526396A JP2812295B2 JP 2812295 B2 JP2812295 B2 JP 2812295B2 JP 9526396 A JP9526396 A JP 9526396A JP 9526396 A JP9526396 A JP 9526396A JP 2812295 B2 JP2812295 B2 JP 2812295B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、非同期転送モード
の通信回線を通じてセルを転送するセル転送装置に係わ
り、特に単一の回線で伝送可能な容量を超過した場合で
もセルの輻輳を回避することのできるセル転送装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】パケットを単位として行う通信には、実
際の転送に先立って呼設定を行い、経路固定の通信路を
確立するいわゆるコネクション型のものと、このような
固定的な通信路の確立を行わないコネクション・レス型
のものがある。伝送するデータには、通常、伝送順序が
存在しているので、通信経路を変更できないコネクショ
ン型の通信ではこの順序を守るため単一の伝送路でデー
タの伝送を行う。したがって、単一の伝送路の伝送容量
を超過する送信データが発生すると、輻輳が生じてしま
う。
【0003】これに対し、コネクション・レス型の通信
を行うパケット交換網では、パケット自体が順序情報を
有しているので、同一の対局間で複数の経路を用いてデ
ータ転送を行っても、各パケットの順序情報を基にして
受信側で元の順序に再構築することができる。このた
め、コネクション・レス型の通信を行うパケット交換網
では、1つの伝送路の伝送容量を超過するトラヒックが
発生しても、他の経路を通じて伝送することで、輻輳を
回避することができる。
【0004】特開平5−236015号公報には、複数
のパケット交換機を用いて輻輳を回避するパケット交換
装置が開示されている。この装置では1つのパケット交
換機において自装置のパケットスイッチが輻輳状態にな
ったとき、パケット交換処理をせず、そのまま他のパケ
ット交換機にパケットを転送する。そしてパケットを転
送されたパケット交換機側でパケットの交換処理を行わ
せるようになっている。
【0005】特開平5−37561号公報には、輻輳状
態を回避するための迂回機能を備えたパケット交換機が
開示されている。この装置では自装置の出力バッファに
おける輻輳状態を検出したとき、自装置の持つルーティ
ングテーブルに従い、輻輳の生じない他の出力ポートに
パケットを転送している。また、いずれの出力ポートに
転送しても輻輳の生じる場合には、輻輳回避用に設けた
バッファにパケットを一時的に蓄積するようになってい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このようにコネクショ
ン・レス型の通信では、パケット自体が伝送順序の情報
を有しているので、先に説明した先行技術で示されてい
るように迂回経路の振り分けを適当に行えば輻輳を回避
することができる。しかしながら、非同期通信モード(A
synchronous Transfer Mod 以下ATMと表わす。)の
通信でその伝送単位として用いるセルは、対局アドレス
の情報は有するものの、伝送されるセル間の順序情報は
備えていない。このため、パケット交換網のように任意
の迂回経路を設定したり、任意の他の交換装置に転送し
て迂回させると、対局に到達するセルの順序が本来の伝
送すべき順序と相違してしまう。ATM通信では、送受
信間において転送セルの個数の整合をとることはできる
が、順序情報を持たないのでセルの順序を再構築するこ
とはできない。したがって輻輳の生じるような状態が発
生したとき順序を保持する情報を付加せず単に迂回させ
ると、受信側で正常にデータを復元することができない
という問題がある。
【0007】そこで本発明の目的は、セルの転送順序を
保持しながら輻輳を回避することのできるセル転送装置
を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、入力されるセルを所定の送信先に送出するまで一時
的に格納する出力バッファと、この出力バッファに格納
されているセルを第1の回線を通じて送信先に順次送出
する第1のセル送出手段と、出力バッファに格納されて
いるセルの個数が所定のしきい値を越えたことを検出す
る検出手段と、この検出手段によってしきい値を越えた
ことが検出されたとき出力バッファに格納されているセ
ルのうち次に送出すべきものから所定数のセルを第1の
回線以外の迂回回線を通じて送信先に送出する第2のセ
ル送出手段と、検出手段によってしきい値を越えたこと
が検出されたとき第1のセル送出手段が次に送出するセ
ルを所定数のセルが迂回回線を通じて伝送される旨を表
わした制御セルに切り替える制御セル挿入手段と、この
制御セルが第1のセル送出手段によって送出されたとき
これに続いて第1のセル送出手段の送出するセルを出力
バッファに格納されている迂回回線を通じて伝送される
所定数のセルの次の送出順のセルに切り替える迂回セル
スキップ手段とをセル転送装置に具備させている。
【0009】すなわち請求項1記載の発明では、出力バ
ッファに蓄積されたセルの数がしきい値を越えたとき、
所定数のセルを迂回回線を通じて転送する。第1の回線
では、迂回させた個数分だけスキップさせてセルを送出
するとともに、スキップの直前のセルと直後のセルの間
に所定数のセルが迂回されたことを示す制御セルを挿入
する。これにより受信側の装置は、第1の回線から制御
セルを検出したとき、迂回回線を通じて転送されるセル
の個数を予め認識できる。したがって、制御セルの直前
のセルを格納した領域の後ろに迂回セルの個数分の空き
領域を空け、それ以後に第1の回線から受信したセルを
その後ろの領域に格納し、迂回回線からのセルを空き領
域に格納すれば、セルの順序を正しく整列させることが
できる。
【0010】請求項2記載の発明では、所定の送信元か
ら第1の回線を通じて送られてくるセルを受信する第1
の受信手段と、この第1の受信手段で受信したセルがそ
の次のセルから所定数のセルを第1の回線以外の迂回回
線を通じて伝送する旨を表わした制御セルであるか否か
を検出する制御セル検出手段と、第1の受信手段で受信
したセルが制御セルでないとき受信したセルを順次所定
のバッファメモリに格納する第1の格納手段と、第1の
受信手段で受信したセルが制御セルのとき第1の回線を
通じて制御セルに続けて受信されるセルを第1の格納手
段がバッファメモリに格納する際の格納先の領域を所定
数のセルを格納するだけの空き領域を空けた後ろの領域
に変更する格納先変更手段と、迂回回線を通じて送られ
てくる所定数のセルを受信する第2の受信手段と、この
第2の受信手段の受信した所定数のセルを受信された順
に従い空き領域に格納する第2の格納手段とをセル転送
装置に具備させている。
【0011】すなわち請求項2記載の発明では、第1の
回線から制御セルを検出したとき、第1の回線からそれ
以後に受信されるセルの格納先を、迂回されたセルの個
数分だけの空き領域を空けた後ろの領域に変更してい
る。また、迂回回線から受信したセルを制御セルを受信
したときに設けた空き領域に格納している。これにより
第1の回線から受信したセル流の中の正しい位置に迂回
回線から受信したセルを挿入でき、セルの順序を正しく
整列させることができる。
【0012】請求項3記載の発明では、迂回回線は複数
設けられており、第2のセル送出手段は、各迂回回線の
トラヒック量を基にしてセルを迂回させる回線をこれら
迂回回線の中から選択してる。
【0013】すなわち請求項3記載の発明では、セルを
迂回させるとき、複数存在する迂回回線の中からそれら
のトラヒックに応じて適切な迂回回線を選択している。
たとえば、専用の迂回回線を設けずに主回線に用いてい
る複数の回線の中から空き容量の最も大きいものを迂回
回線に選択すれば、回線を効率良く利用しながら輻輳を
防止することができる。
【0014】請求項4記載の発明では、検出手段は、出
力バッファに蓄積されるセルの単位時間当たりの増加量
を検出する増加量検出手段を備え、迂回回線を通じて伝
送されるセルの個数を検出した増加量に応じて設定して
いる。
【0015】すなわち請求項4記載の発明では、単位時
間当たりのセルの増加量によって迂回させるセルの個数
を変更している。単位時間当たりのセルの増加量が大き
いほど、バースト性が高いと判断することができる。そ
こで、増加量に応じて迂回させるセルの数を増加させれ
ば、超過の度合いに見合った個数のセルを迂回させるこ
とができ、バースト性の高い場合でも的確に輻輳を回避
することができる。
【0016】請求項5記載の発明では、制御セルは、迂
回回線を通じて伝送される所定数のセルとの対応付けを
表わした制御セルごとに固有のタグ情報を有し、迂回回
線を通じて伝送される所定数のセルの前後には対応する
制御セルと同一の値のタグ情報を有する識別セルが付加
されている。
【0017】すなわち請求項5記載の発明では、制御セ
ルおよび迂回されるセルの前後に付される識別セルに
は、迂回処理ごとに固有であってこれに共通の値のタグ
情報を付している。これにより迂回処理が複数並行して
生じても、迂回元のセル流に迂回されたセルを正しく対
応させることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
【0019】
【実施例】図1は、本発明の一実施例におけるセル転送
装置の構成の概要を表わしたものである。ここでは、第
1のセル転送装置11と第2のセル転送装置12との間
で通信を行うものとし、これらセル転送装置11、12
の間には複数の上り回線13、下り回線14が設けられ
ている。回線は、一定の帯域を有する接続管理上の管理
単位であり、物理的な伝送路を意味するものではない。
したがって、これら複数の回線は、異なる物理伝送路、
あるいは同一の物理伝送路内のいずれに存在してもよ
い。また、輻輳の発生する可能性のない通常状態で対局
にセルを伝送する回線を主回線と、輻輳を回避するため
にセルを迂回させる回線を迂回回線と呼ぶことにする。
【0020】第1および第2のセル転送装置11、12
の内部構成は同一であり、ここでは第1のセル転送装置
11について説明し、第2のセル転送装置12の説明は
省略する。第1のセル転送装置11は、送信すべきセル
を一時的に蓄積する出力バッファ部21と、セルを主回
線と迂回回線のいずれを通じて送出するかを切り替える
迂回回線切替部22と、セルを迂回させる際に用いる各
種の制御セルを生成する制御セル生成部23を備えてい
る。これらは送信側の機能を果たす回路部分である。
【0021】受信側の機能を果たす回路部分として、対
局からのセルを受信し制御セルを抽出する制御セル受信
部24と、制御セルに含まれる情報を解析するタグ解析
部25と、主回線と迂回回線を通じて送られてきたセル
の順序を再構築するための入力バッファ部26を備えて
いる。
【0022】セル転送装置は、主回線の帯域を超過する
可能性の生じたとき、一定数のセルを迂回回線を通じて
伝送することで輻輳を防ぐようになっている。たとえ
ば、第m番目のセルから第m+n番目のセルを迂回回線
に迂回させると、主回線上では第m−1番目の次が第m
+n+1番目のセルになり迂回させた分だけセルが抜け
る。このことを受信側で認識可能にするために、第m−
1番目と第m+n+1番目のセルの間に、所定の切替制
御セルを挿入する。
【0023】一方、迂回回線を通じて送る第m番目から
第m+n番目のセルの前後には、その先頭と末尾を示す
ためのスタートセルおよびストップセルを付加する。そ
して、主回線で抜けたセルと、迂回回線からの迂回セル
とを対応付けるために、切替制御セル、スタートセル、
ストップセルにはこれらに共通であって迂回処理ごとに
固有のタグ情報を付加するとともに、切替制御セルに迂
回されたセルの数を表わす情報を含めている。
【0024】受信側は、受信したセルを順次入力バッフ
ァ部26に格納するが、切替制御セルが到来すると、こ
の次以降に主回線を通じて送られてくるセルを、迂回セ
ルの個数分だけの空き領域を空けた後ろの領域に格納す
る。そして、切替制御セルのタグ情報と同一のタグ情報
を有するスタートセルとストップセルで挟まれたセルを
迂回回線から検出し、これを先の空き領域に格納する。
これにより、受信側されたセルは、入力バッファ上で本
来の伝送順序に整列される。
【0025】図2は、図1に示した出力バッファ部の構
成の概要を表わしたものである。出力バッファ部21
は、セルを蓄積する出力セルバッファ31を備えてい
る。出力セルバッファ31は、リングバッファになって
おり、FIFO(First In FirstOut)の処理により、輻
輳の可能性のない通常時は入力された順にセルの読み出
しが行われる。
【0026】主回線読出アドレス制御部32は、主回線
に送出するセルを出力セルバッファ31から読み出す際
の読出アドレス信号33を生成する回路部分である。迂
回回線読出アドレス制御部34は、迂回回線に送出する
セルを出力セルバッファ31から読み出す際の読出アド
レス信号35を生成する回路部分である。主回線読出ア
ドレス制御部32には、セルを迂回させる際に、迂回分
のセルを読み飛ばすための制御信号としての主セル読出
制御信号36が図1に示した制御セル生成部23から入
力される。迂回回線読出アドレス制御部34には、セル
を迂回させる際に、迂回セルを読み出すための制御信号
としての迂回セル読出制御信号37が制御セル生成部2
3から入力される。
【0027】出力セルバッファ31は、セルの蓄積量を
表わすセル蓄積量信号38を常時出力している。閾値超
過判別部39は、セル蓄積量信号38を基にしてセルの
蓄積量が閾値を越えているか否かを検出する回路部分で
ある。閾値の値は制御セル生成部23から閾値信号41
として入力される。セル蓄積量が閾値を超過していると
き、閾値超過検出信号42が出力される。また、閾値超
過判定部39は、セル蓄積量の単位時間当たりの増加量
を表わしたセル蓄積速度信号43を出力する。出力セル
バッファ31は、主回線と迂回回線の双方に並行してセ
ルを送出可能な速度でセルを読み出すことができるよう
になっている。
【0028】図3は、図1に示した制御セル生成部の構
成の概要を表わしたものである。制御セル生成部22
は、セルを迂回させる迂回回線を選択する迂回回線決定
部51と、迂回回線および迂回させるセルの個数を設定
する迂回回線制御部52と、切替制御セル、スタートセ
ル、ストップセルを生成する迂回制御セル生成部53を
備えている。迂回回線制御部52には、出力バッファ部
21からセル蓄積速度信号43と、閾値超過検出信号4
2が入力される。また迂回回線制御部52は、迂回を行
うか否かの基準となる閾値を表わした閾値信号41を出
力する。
【0029】迂回制御セル生成部53には、迂回回線制
御部52から、迂回回線を表わした迂回回線指定信号5
4と、迂回させるセルの個数を表わした迂回セル数信号
55が入力される。これらの信号を基に迂回制御セル生
成部53は、切替制御セル56、スタートセル57、ス
トップセル58と、切り替えのタイミングを表わした切
替制御信号59および切替元の主回線および切替先の迂
回回線を表わした回線切替情報61を出力する。さら
に、図2に示した出力バッファ部21に入力される主回
線セル読出制御信号36および迂回回線読出制御信号3
7を出力する。
【0030】迂回回線は、専用のものを設ける必要は無
く、通常状態で主回線として使用される複数の回線のう
ちのいずれかを用いればよい。たとえば、迂回回線決定
部51により各回線の空き容量を調べ、利用可能な空き
容量の最も大きいもの、あるいは迂回さきるべきセルを
伝送可能なだけの空き容量を有するものを迂回回線とし
て選択すればよい。また、迂回させるセルの個数は、予
め固定値としてを設定してもよいし、セル蓄積速度に応
じて迂回させるセルの個数を増減させてもよい。ここで
は、セル蓄積速度信号43に比例して迂回させるセルの
個数を増加させている。単位時間当たりのセルの増加量
が大きいほどバースト性が高い判断できる。そこで、増
加量に応じて迂回させるセルの数を増加させれば、送信
量の超過度合いに見合った個数のセルを迂回させること
ができ、的確に輻輳を回避することができる。
【0031】図4は、切替制御セルの構成の一例を表わ
したものである。切替制御セルは、ヘッダ61、関連タ
グ62、迂回回線転送セル数63、エラーチエックブロ
ック64から構成されている。関連タグ62は、切替制
御セルと、スタートセルと、ストップセルとを対応付け
るための識別情報であり、迂回させる際に生成されるこ
れらの3つの制御セルに共通の値が設定される。また関
連タグ62の値は、迂回処理が発生するごとに更新さ
れ、実施する迂回ごとに固有の値になっている。これに
より、迂回処理が複数並行して発生しても、どの切替制
御セルと、どのスタートセルおよびストップセルとが対
応しているかを受信側で認識することができる。
【0032】迂回回線転送セル数63は、迂回されるセ
ルの数を表わしている。ヘッダ61には、仮想パス識別
子や仮想チャンネル識別子等のヘッダ情報が格納され
る。またエラーチエックブロックは、セルの伝送誤りを
検出するための符号が格納される。
【0033】図5は、スタートセルおよびストップセル
の構成の一例を表わしたものである。これらのセルは、
ヘッダ71、関連タグ72、スタート/ストップ表示7
3、エラーチェックブロック74から構成される。ヘッ
ダ71、関連タグ72、エラーチェックブロック74に
ついては切替制御セルの同様でありその説明を省略す
る。スタート/ストップ表示73は、このセルがスター
トセルとストップセルのいずれのセルであるかを示す情
報である。
【0034】図6は、図1に示した迂回回線切替部の構
成の概要を表わしたものである。迂回回線切替部22
は、迂回回線切替スイッチ81と、主回線用の出力スイ
ッチ82および迂回回線用の出力スイッチ83とから構
成される。迂回回線切替スイッチ81には、図2に示し
た出力セルバッファ31の出力セル84と、図3に示し
た迂回制御セル生成部53の出力する切替制御セル5
6、スタートセル57、ストップセル58、切替制御信
号59および回線切替情報61が入力される。
【0035】迂回回線切替スイッチ81は、切替制御信
号59および回線切替情報61に従い、切替制御セル5
6が主回線用の出力スイッチ82に、スタートセル5
7、ストップセル58が迂回回線用の出力スイッチ83
に入力されるように出力先を切り替える。また出力セル
バッファ31から入力される出力セル84のうち、迂回
させるべきセルは迂回回線用の出力スイッチ83に、そ
れ以外のセルは主回線用の出力スイッチ82にそれぞれ
入力されるように切り替える。切替制御信号59は、回
線の切替タイミンングを表わしており、迂回回線切替ス
イッチ81および出力スイッチ82、83の切替タイミ
ングを同期させる。
【0036】主回線用の出力スイッチ82は、切替制御
信号59に同期して出力セルバッファ31からのセルと
切替制御セル56のいずれか一方を選択して主回線84
に送出する。迂回回線用の出力スイッチ83は、切替制
御信号59に同期して出力セルバッファ31からのセル
とスタート・ストップセルのいずれかを選択して迂回回
線85に送出する。
【0037】図7は、主回線および迂回回線に送出され
るセルと各種信号の波形を表わしたものである。切替制
御信号(同図a)は、ローレベルの“オフ”状態のとき
主回線の選択状態を示し、ハイレベルの“オン”状態の
とき迂回回線の選択状態を示している。切替制御信号が
“オフ”の状態である時刻T11までは、主回線(同図
b)にだけ出力セルバッファ31からのセルが送出され
る。時刻T11の直前において、主回線読出アドレス制御
部32から出力される主回線読出アドレス(同図c)の
値は“Ac”であり。主回線にはアドレス“Ac”の領
域から読み出されたセル91が送出される。
【0038】時刻T11までは切替制御信号が“オフ”で
ありセルを迂回させないので、迂回回線(同図d)には
何もセルが送出されていない。また、時刻T11までは迂
回回線読出アドレス制御部からの迂回回線読出アドレス
(同図e)は出力されない。
【0039】出力セルバッファ31の蓄積量が閾値を超
過して切替制御信号が“オン”になった時刻T11の直後
に切替制御セル92が主回線に送出される。これと同時
に迂回回線にはスタートセル93が送出される。ここ
で、迂回セルの個数が“Nsc”個であるとする。その
後、出力セルバッファ31内に連続するセル列の中か
ら、迂回セル数(Nsc)だけスキップした“Ac+N
sc+1”の主回線読出アドレス94が主回線読出アド
レス制御部32から出力される。そして読み出されたセ
ル95が主回線に送出される。以後、主回線読出アドレ
スは“1”ずつ増加され、対応するセルが主回線を通じ
て順次送出される。
【0040】迂回回線読出アドレス制御部34は、スタ
ートセルが送出された時点から切替制御セルの直前に主
回線から送出されたセル(Ac)91の次のアドレス
(Ac+1)から順に(Ac+Nsc)までの迂回回線
読出アドレスを順次生成する。これに従って、迂回回線
へは、スタートセル91に続けてセル(Ac+1)96
からセル(Ac+Nsc)97まで順次送出される。セ
ル(Ac+Nsc)97の送信終了時刻T12において、
切替制御信号が“オン”から“オフ”の状態に変化し、
これに同期して迂回回線にはストップセル98が送出さ
れる。このように主回線の伝送能力を超過する分のセル
を迂回回線を通じ主回線による転送と並行して転送する
ことにより、輻輳が回避される。
【0041】次に、対局から送られてくるセルの受信に
ついて説明する。
【0042】受信側は、切替制御セルを受信するまで
は、到来するセルを順次入力バッファ部26に格納す
る。切替制御セルを受信すると、この次以降に主回線を
通じて送られてくるセルを迂回セルの個数分だけ空けた
後ろの記憶領域に格納する。また、切替制御セルのタグ
情報と同一のタグ情報を有するスタートセルとストップ
セルで挟まれたセルを迂回回線から検出し、これを先に
空けておいた記憶領域に格納するようになっている。
【0043】図8は、図1に示した制御セル受信部の構
成の概要を表わしたものである。制御セル受信部24
は、受信したセルを監視して切替制御セル、スタートセ
ル、ストップセルを検出し、これらに含まれる情報の解
析を行う制御セル監視部101を入力回線102ごとに
備えている。制御セル監視部101は、切替制御セル、
スタートセル、ストップセルを検出する制御セル検出部
111と、検出したセルに含まれる情報を解析し切替情
報の抽出を行う制御セル解析部112とから構成され
る。
【0044】切替セル検出部111は、受信したセルの
うち制御セル以外のセル113を出力する。制御セル解
析部112は、検出した制御セルの内容を解析し、タグ
情報114、迂回セル数115および制御セル種別11
6を出力する。また切替制御セルを検出したとき、アド
レスの切替タイミングを表わした切替制御信号117を
出力する。
【0045】図9は、図1に示したタグ解析部の構成の
概要を表わしたものである。タグ解析部25は、制御セ
ル受信部24からタグ情報114および制御セル種別1
16を全ての入力回線について入力し、受信した制御セ
ルのタグ情報の照合を行うタグ照合部121を備えてい
る。また図8に示した制御セル検出部111の出力する
セル113の入力された迂回セルバッファ部122を各
入力回線ごとに有する。迂回セルバッファ部122は、
迂回セルが切替制御セルよりも先に到来したとき、迂回
セルを切替制御セルが到着するまで保持する迂回セルバ
ッファ123をそれぞれ備えている。スイッチ部124
は、各入力回線から受信した迂回セルが迂回元の主回線
からのセルを出力する主セル路125と組になっている
迂回セル路126に出力されるように切り替える部分で
ある。
【0046】タグ照合部121は、入力されるタグ情報
および制御セル種別を対応付けて登録するタグ情報テー
ブルを備えおり、入力されるタグ情報114および制御
セル種別116をこれに順次登録する。そしてタグ情報
テーブルを参照し切替制御セルと、これと同一のタグ情
報を有するスタートセル、ストップセルで挟まれた迂回
セルとの対応付けを行うようになっている。タグ照合部
121は、同一のタグ情報を有する切替制御セルよりも
先にスタートセルが到来したときストップセルまでの間
の迂回セルを迂回セルバッファに格納するための保持信
号127を出力する。また、スイッチ部124での切替
タイミングおよび切替先を指定する切替指示信号128
を出力する。
【0047】図10は、タグ情報テーブルの登録内容の
一例を表わしたものである。タグ情報テーブルには、タ
グ番号131と、そのタグ番号の切替制御セルを受信し
た入力回線を示す制御セル受信回線132と、スタート
セルの受信回線を示すスタートセル受信回線133と、
ストップセルの受信回線を示すストップセル受信回線1
34が登録される。各入力回線には、“L1”、“L
2”等の回線番号が割り付けられている。“未”は、該
当するセルが未だ受信されていないことを示している。
たとえば、タグ番号“1”の切替制御セルが“L1”の
入力回線から受信され、同一のタグ番号のスタートセル
が“L2”の入力回線から受信し、タグ番号“1”のス
トップセルが未だ受信されていないことを示している。
【0048】図10に示した登録内容からは、タグ番号
“1”の切替制御セルを受信した“L1”の入力回線か
らのセルを出力している主セル路と組になっている迂回
セル路に、“L2”の入力回線から受信した迂回セルを
出力すればよいことがわかる。タグ照合部121は、タ
グ情報テーブルを参照して、同一のタグ値を持つ制御セ
ルの受信状況を監視する。このため、タグ情報テーブル
には、図10に示すように全ての入力回線の全ての制御
セルについてのタグ情報が、タグ値ごとに対応付けられ
て登録される。各タグ値に対応する登録内容は、そのタ
グ番号についての切替処理が終了するまで保持される。
【0049】図11は、図1に示した入力バッファ部の
構成の概要を表わしたものである。入力バッファ部26
は、主セル路125から入力されるセルの書き込みアド
レスを生成する主回線書込アドレス制御部141と、迂
回セル路126から入力されるセルの書込アドレスを生
成する迂回回線書込アドレス制御部117を備えてい
る。これらには図8に示した切替セル解析部112から
切替制御信号117および迂回セル数115がそれぞれ
入力されている。
【0050】入力セルバッファ143は、セルの順序を
整列させるためのバッファである。読出アドレス制御部
144は、入力セルバッファ143に格納されているセ
ルを順次読み出す回路である。主回線書込アドレス制御
部141は、主セル路125を通じて入力されるセルを
順次、入力セルバッファ143に書き込む。この際、切
替制御セルの受信されたタイミングを示す切替制御信号
117が“オン”になると、迂回セル数115の示す個
数分のセルを格納できるだけ空き領域が設けられるよう
に生成する書込アドレスをスキップさせる。迂回回線書
込制御部142は、切替制御信号117が“オン”にな
ってから“オフ”になるまでの間、迂回セル路126か
ら入力されるセルを主回線からの書込アドレスをスキッ
プさせた空き領域に順次書き込む。
【0051】タグ解析部25は、主回線からの切替制御
セルが到来するよりも先に同一のタグ値のスタートセル
が受信されたときは、迂回回線を通じて受信したセル
を、迂回セルバッファ123に格納する。そして、対応
する切替制御セルを受信したとき迂回セルバッファ12
3内の迂回セルを順次迂回セル路126を通じて入力バ
ッファ部26に送出する。これにより、制御セルの到来
順序にかかわらず、入力バッファ部26は、切替制御信
号を基準としたタイミングで先に説明したような書き込
み動作を行うことができる。
【0052】図12は、切替制御セルが先に到来したと
きの入力セルバッファにセルの格納される様子を模式的
に表わしたものである。主回線(同図a)を通じて時刻
21に切替制御セル(C)151が受信されるまでは、
主回線を通じて伝送されてきたセル(D1)152が、
入力セルバッファ領域154に順次格納される。切替制
御セル151を受信した以後は、迂回セル数分だけの空
き領域155だけ書き込みアドレスがジャンプされ、時
刻T21以後に受信したセル(D2)156は、領域15
7に格納される。
【0053】迂回回線(同図b)から時刻T22にスター
トセル(S)158が受信されると、それ以後、スター
トセルに続けて迂回回線から受信されるセル(D4)1
59は、ジャンプさせた空き領域155に迂回回線書込
制御部142により順次書き込まれる。これと並行して
主回線から受信されるセル(D3)161は、主回線書
込制御部141によって領域157に連続する領域16
2に順次書き込まれる。時刻T23には迂回回線からスト
ップセル(E)163が受信される。この時点で領域1
55は迂回回線から受信したセル(D4)159が全て
書き込まれる領域157との間に空き領域がなくなる。
以後は迂回回線からのセルの書き込みは行われず、主回
線から受信されるセルだけが順次領域162に書き込ま
れる。
【0054】図13は、スタートセルが切替制御セルよ
りも先に到来したときの入力セルバッファにセルの格納
される様子を模式的に表わしたものである。迂回回線
(同図b)からスタートセル(S)171の到来した時
刻T31には、未だ主回線(同図a)を通じて切替制御セ
ル(C)172が到来していない。このため、迂回回線
から受信したセルの書込アドレスを確定することができ
ない。そこで、迂回回線から受信されるセルは、迂回セ
ルバッファ123に一時的に保持される。主回線から切
替制御セル172の受信される時刻T32までの間は、主
回線から受信したセル(D1)173だけが入力セルバ
ッファの領域174に順次書き込まれる。
【0055】主回線から切替制御セル172を受信した
時、主回線書込アドレス制御部141は、主回線書込ア
ドレスを迂回セル数分だけ後方にジャンプさせ、それ以
後に受信されるセル(D2)175を領域176に順次
書き込む。また、切替制御セル172が受信された時刻
32以後、迂回セルバッファ123に格納されているセ
ルが順次読み出され(同図c)、スタートセルに続く迂
回セル177(D3)は、主回線書込アドレスをジャン
プさせることで確保しておいた空き領域178に順次書
き込まれる。迂回セルバッファ123からストップセル
(E)179が読み出された時刻T33には、領域178
は迂回セルによって全て埋められる。これ以後は、迂回
回線からの書き込みは行われず、主回線からのセルの書
き込みだけが順次行われる。
【0056】入力セルバッファに格納されているセル
は、アドレス順に順次、読出アドレス制御部144(図
11)によって読み出される。この際、主回線書込アド
レスをジャンプさせた空き領域に迂回回線からのセルが
未だ書き込まれていない部分が読み出されないように、
主回線書込アドレス制御部141および迂回回線書込ア
ドレス制御142は読出アドレス制御部144を制御し
ている。
【0057】このように入力セルバッファ143には、
主回線からのセルと迂回回線からのセルが同時に並行し
て書き込まれる期間がある。このため、セル転送装置内
部におけるデータの処理速度は、主回線と迂回回線の双
方により伝送される容量より高速にしている。これによ
り情報発生源の実伝送速度を維持することが可能となっ
ている。
【0058】以上説明した実施例では、タグを用いて迂
回セルと主回線との対応付けを行ったが、これに代え
て、迂回回線として使用される回線番号を示す情報を用
いても同様の機能を得ることができる。
【0059】
【発明の効果】このように請求項1記載の発明によれ
ば、迂回されたセルの抜けた箇所に迂回セルの個数を表
わした制御セルを挿入したので、受信側は制御セルを受
信した時点で迂回されたセルの個数を認識することがで
きる。これを基に、制御セルの直前のセルの格納領域の
後ろに迂回セル分の空き領域を空けて制御セルに続く主
回線からのセルを格納し、迂回回線からのセルをこの空
き領域に格納すれば、セルの順序を正しく整列させるこ
とができる。このように、複数経路を用いてもセルを正
しい順序で伝送することができるので、バースト的な容
量の超過が起きたときでも、輻輳を回避することができ
る。
【0060】また請求項2記載の発明によれば、第1の
回線から制御セルを検出したとき、第1の回線からそれ
以後に受信されるセルの格納先を、迂回されたセルの個
数分だけの空き領域を空けた後ろの領域に変更してい
る。また、迂回回線から受信したセルを制御セルを受信
したときに設けた空き領域に格納している。これらによ
り、複数の回線に分流されたセルを受信してもセルの順
序を正しく整列させることができる。
【0061】さらに請求項3記載の発明によれば、セル
を迂回させるとき、複数存在する迂回回線の中からそれ
らのトラヒックに応じて適切な迂回回線を選択してい
る。たとえば、専用の迂回回線を設けずに主回線として
いる用いている複数の回線の中から空き容量の最も大き
いものを迂回回線に選択すれば、回線を効率良く利用し
ながら輻輳を防止することができる。
【0062】また請求項4記載の発明によれば、単位時
間当たりのセルの増加量によって迂回させるセルの個数
を変更している。これにより、送信量の超過の度合いに
見合った個数のセルを迂回させることができ、バースト
性の高い状態であっても的確に輻輳を回避することがで
きる。
【0063】さらに請求項5記載の発明によれば、制御
セルおよび迂回セルの前後に付される識別セルには、迂
回処理ごとに固有であってこれに共通の値のタグ情報を
付している。これにより迂回処理が複数並行して生じて
も、迂回元のセル流に迂回させたセルを対応させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるセル転送装置の構成
の概要を表わしたブロック図である。
【図2】図1に示した出力バッファ部の構成の概要を表
わしたブロック図である。
【図3】図1に示した制御セル生成部の構成の概要を表
わしたブロック図である。
【図4】切替制御セルの構成の一例を表わした説明図で
ある。
【図5】スタートセルおよびストップセルの構成の一例
を表わした説明図である。
【図6】図1に示した迂回回線切替部の構成の概要を表
わしたブロック図である。
【図7】主回線および迂回回線に送出されるセルと各種
信号の波形を表わした説明図である。
【図8】図1に示した制御セル受信部の構成の概要を表
わしたブロック図である。
【図9】図1に示したタグ解析部の構成の概要を表わし
たブロック図である。
【図10】タグ情報テーブルの登録内容の一例を表わし
た説明図である。
【図11】図1に示した入力バッファ部の構成の概要を
表わしたブロック図である。
【図12】切替制御セルが先に到来したときの入力セル
バッファにセルの格納される様子を模式的に表わした説
明図である。
【図13】スタートセルが切替制御セルよりも先に到来
したときの入力セルバッファにセルの格納される様子を
模式的に表わした説明図である。
【符号の説明】
11、12 セル転送装置 13、14 回線 21 出力バッファ部 22 迂回回線切替部 23 制御セル生成部 24 制御セル受信部 25 タグ解析部 26 入力バッファ部 31 出力セルバッファ 32 主回線読出アドレス制御部 34 迂回回線読出アドレス制御部 39 閾値超過判定部 51 迂回回線決定部 52 迂回回線制御部 53 迂回制御セル生成部 62、72 関連タグ 63 迂回回線転送セル数 73 スタート/ストップ表示 81 スイッチ 82、83 出力スイッチ 92、151、172 切替制御セル 93、158、171 スタートセル 98、163 ストップセル 111 制御セル検出部 112 制御セル解析部 121 タグ照合部 123 迂回セルバッファ 124 スイッチ 141 主回線書込アドレス制御部 142 迂回回線書込アドレス制御部 143 入力セルバッファ 144 読出アドレス制御部
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04L 12/28

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力されるセルを所定の送信先に送出す
    るまで一時的に格納する出力バッファと、 この出力バッファに格納されているセルを第1の回線を
    通じて前記送信先に順次送出する第1のセル送出手段
    と、 前記出力バッファに格納されているセルの個数が所定の
    しきい値を越えたことを検出する検出手段と、 この検出手段によって前記しきい値を越えたことが検出
    されたとき前記出力バッファに格納されているセルのう
    ち次に送出すべきものから所定数のセルを前記第1の回
    線以外の迂回回線を通じて前記送信先に送出する第2の
    セル送出手段と、 前記検出手段によって前記しきい値を越えたことが検出
    されたとき前記第1のセル送出手段が次に送出するセル
    を前記所定数のセルが前記迂回回線を通じて伝送される
    旨を表わした制御セルに切り替える制御セル挿入手段
    と、 この制御セルが前記第1のセル送出手段によって送出さ
    れたときこれに続いて第1のセル送出手段の送出するセ
    ルを前記出力バッファに格納されている前記迂回回線を
    通じて伝送される前記所定数のセルの次の送出順のセル
    に切り替える迂回セルスキップ手段とを具備することを
    特徴とするセル転送装置。
  2. 【請求項2】 所定の送信元から第1の回線を通じて送
    られてくるセルを受信する第1の受信手段と、 この第1の受信手段で受信したセルがその次のセルから
    所定数のセルを前記第1の回線以外の迂回回線を通じて
    伝送する旨を表わした制御セルであるか否かを検出する
    制御セル検出手段と、 前記第1の受信手段で受信したセルが前記制御セルでな
    いとき受信したセルを順次所定のバッファメモリに格納
    する第1の格納手段と、 前記第1の受信手段で受信したセルが前記制御セルのと
    き前記第1の回線から通じて制御セルに続けて受信され
    るセルを前記第1の格納手段が前記バッファメモリに格
    納する際の格納先の領域を前記所定数のセルを格納する
    だけの空き領域を空けた後ろの領域に変更する格納先変
    更手段と、 前記迂回回線を通じて送られてくる前記所定数のセルを
    受信する第2の受信手段と、 この第2の受信手段の受信した所定数のセルを受信され
    た順に従い前記空き領域に格納する第2の格納手段とを
    具備することを特徴とするセル転送装置。
  3. 【請求項3】 前記迂回回線は複数設けられており、前
    記第2のセル送出手段は、各迂回回線のトラヒック量を
    基にしてセルを迂回させる回線をこれら迂回回線の中か
    ら選択することを特徴とする請求項1記載のセル転送装
    置。
  4. 【請求項4】 前記検出手段は、前記出力バッファに蓄
    積されるセルの単位時間当たりの増加量を検出する増加
    量検出手段を備え、前記迂回回線を通じて伝送されるセ
    ルの個数を検出した増加量に応じて設定することを特徴
    とする請求項1記載のセル転送装置。
  5. 【請求項5】 前記制御セルは、前記迂回回線を通じて
    伝送される前記所定数のセルとの対応付けを表わした制
    御セルごとに固有のタグ情報を有し、前記迂回回線を通
    じて伝送される所定数のセルの前後には対応する制御セ
    ルと同一の値のタグ情報を有する識別セルが付加されて
    いることを特徴とする請求項1または請求項2記載のセ
    ル転送装置。
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