JP3250546B2 - パケット交換装置及びそれに用いるマルチキャスト制御方法並びにその制御プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

パケット交換装置及びそれに用いるマルチキャスト制御方法並びにその制御プログラムを記録した記録媒体

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JP3250546B2
JP3250546B2 JP15885299A JP15885299A JP3250546B2 JP 3250546 B2 JP3250546 B2 JP 3250546B2 JP 15885299 A JP15885299 A JP 15885299A JP 15885299 A JP15885299 A JP 15885299A JP 3250546 B2 JP3250546 B2 JP 3250546B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はパケット交換装置及
びそれに用いるマルチキャスト制御方法並びにその制御
プログラムを記録した記録媒体に関し、特にATM(A
synchronous Transfer Mod
e)等のパケット通信技術を用いて特定の入力ポートと
出力ポートとの間でパケットをスイッチングするパケッ
ト交換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、音声通信やデータ通信だけでな
く、動画像をも含めたマルチメディア通信のニーズが高
まりつつあり、そのような広帯域通信の実現手段として
ATM(Asynchronous Transfer
Mode)を基本とする交換技術が実用化されつつあ
る。
【0003】ATM方式では音声や動画像等の連続情
報、データ等のバースト情報に依存することなく、また
各々の通信速度に依存することなく、全ての情報をセル
と呼ばれる固定情報に変換して高速転送する。すなわ
ち、ATM方式では物理回線上に多重に論理コネクショ
ンを張ることによって、回線を複数の呼に割当ててい
る。その後、各呼に応じた端末からの動画像データや音
声データ等を固定長の情報単位(セルという)に分解
し、順次回線に送出して多重化を実現している。
【0004】また、ATM方式が開発される以前より、
動画像データや音声データ等をパケットと呼ばれる情報
単位に組立てて、通信路上を伝送する技術が確立されて
いる。複数の異なる通信路を収容するパケット交換装置
はパケットの宛先に基づいて通信路間をスイッチングし
ている。セルはパケットの一種であるので、これ以後で
はパケットについて説明を行う。
【0005】パケットは宛先が一つであるユニキャスト
パケットと、複数の宛先を有するマルチキャストパケッ
トとに大別される。分岐点に位置するパケット交換装置
には複数のスイッチング宛先を有するマルチキャストパ
ケットを、その分岐先全てにスイッチングするマルチキ
ャスト機能が要求される。
【0006】従来、このようなマルチキャスト機能を備
えたパケット交換装置としては、電子情報通信学会19
99年総合大会予稿集:B−6−65に記載されたもの
がある。
【0007】図23は従来のパケット交換装置の全体ブ
ロック図であり、図24は従来のパケット交換装置の入
力バッファ部のブロック図であり、図25及び図26は
従来のパケット交換装置におけるマルチキャスト制御の
動作を説明する詳細図である。
【0008】これら図23〜図26において、従来のパ
ケット交換装置は入力ポート100−1〜100−n
(入力ポート100−3〜100−nは図示せず)と、
出力ポート101−1〜101−n(出力ポート101
−3〜101−nは図示せず)との間でパケットをスイ
ッチングするスイッチ交換部2と、入力ポートに到着し
たパケットを一時的に蓄積する入力バッファ部1−1〜
1−n(入力バッファ部1−3〜1−nは図示せず)
と、アービタ部3とから構成されている。
【0009】スイッチ交換部2の一構成例としては、格
子状にはりめぐらされた伝送路の交叉点を開閉する(O
N/OFFする)構成が考えられる。この構成では複数
の入力ポートが特定の出力ポートに対して同時にパケッ
トを送信すると、パケット衝突が発生してパケットによ
って運ばれるデータが破壊されてしまうので、同一タイ
ミングでは特定の出力ポートへパケットを送信する入力
ポートをたかだか一つに制限する必要がある。
【0010】アービタ部3は出力ポート101−1〜1
01−n上でパケット衝突が発生しないように、スイッ
チ交換部2のどの入出力ポート間でパケットをスイッチ
ングするかを決定し、どの出力ポート宛のパケットを送
出させるべきかを入力バッファ部1−1〜1−nに知ら
せる。
【0011】入力ポート100−1〜100−n毎に用
意される入力バッファ部1−1〜1−nは出力ポート1
01−1〜101−nに対応した論理キュー11−1〜
11−nを備えている。
【0012】入力ポート100−1〜100−nに到着
するパケットの宛先を調査し、所定の論理キューの最後
尾に蓄積するとともに、所定の論理キューの先頭をパケ
ットスイッチ交換部2へ送出する。
【0013】また、パケット入力部12は分岐先が元々
一つであるユニキャストパケットと分岐先が複数である
マルチキャストパケットとを区別し、ユニキャストパケ
ットは直接論理キュー11−1〜11−nに蓄積し、マ
ルチキャストパケットはマルチキャストキュー14に蓄
積する。
【0014】パケット出力部13は制御信号線4を介し
てアービタ部3から通知された出力許可先に基づいて適
切な論理キューを選択し、論理キューの先頭に蓄積され
たパケットを取出してスイッチ交換部2に送出する。
【0015】まず、従来の技術において、分岐先が元々
一つであるユニキャストパケットのスイッチング動作を
説明する。図25に示すように、入力ポート100−1
〜100−nに到着するパケットは宛先とする出力ポー
トに対応した所定の論理キューの最後尾に蓄積される。
【0016】アービタ部3は制御信号線4を介して全て
の入力バッファ部1−1〜1−nの状態を把握し、同一
の出力ポート101−1〜101−nに対してどれか一
つの入力バッファ部10−1〜10−nのみに出力許可
を与えるように調停を行う。全ての出力ポート101−
1〜101−nでパケット衝突が発生しないように調停
を行った後に、制御信号線4を介して出力許可先を入力
バッファ部1−1〜1−nに通知する。
【0017】出力許可を獲得した入力バッファ部1−1
〜1−nは出力が許可された出力ポート101−1〜1
01−nに対応する論理キューの先頭パケットを取出し
てスイッチ交換部2へ送出するとともに、スイッチ交換
部2はアービタ部3から得られる調停結果に基づいてパ
ケットを所定の出力ポート101−1〜101−nへス
イッチする。
【0018】図26に示すように、分岐先が複数である
マルチキャストパケットに対しては、入力バッファ部1
−1〜1−nはマルチキャストキュー14にマルチキャ
ストパケットを一時的に蓄積し、全ての分岐先対応にコ
ピーし、各々所定の論理キュー11−1〜11−nに格
納する。
【0019】コピー生成されたパケットはただ一つだけ
分岐先を有するユニキャストパケットとして取扱われ、
以上説明したユニキャストパケットに対するスイッチン
グ動作に基づいて各パケットを独立にスイッチングする
ことによって、マルチキャスト機能を実現している。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のパケッ
ト交換装置では、入力バッファ部においてマルチキャス
トパケットを分岐先に対応してコピー生成している。入
力ポートに到着するマルチキャストパケットの平均負荷
をρM 、平均分岐先数をMとすると、入力バッファ部か
ら送出される分岐先対応にコピーされたパケットの負荷
ρ1 は、 ρ1 =ρM ×M となる。すなわち、入力バッファ部に到着したマルチキ
ャストトラヒックはM倍の負荷に倍増されてスイッチ交
換部への入力リンク上を転送される。
【0021】ここで、ユニキャストトラヒックが利用で
きる帯域を計算してみると、入力ポートあるいは入力リ
ンクの総帯域をBWとすると、入力バッファ部に入る向
きの入力ポート上では、 ρ2 =BW−ρM であり、入力バッファ部から出る向きの入力リンク上で
は、 ρ2 ’=BW−ρ1 =BW−ρM ×M<ρ2 である。
【0022】すなわち、従来の技術の場合、マルチキャ
ストトラヒックはユニキャストトラヒックが使用できる
入力リンク上の帯域を減少させ、入力バッファにおいて
恒久的なパケットの滞留を引き起こすことになる。
【0023】また、従来の技術では入力ポートに到着す
るマルチキャストパケットの平均負荷ρM と平均分岐先
数Mの積ρ1 とが100%を超えるマルチキャストトラ
ヒックパターンを収容することができない。例えば、全
ての出力ポートを分岐先とするマルチキャストパケット
が負荷ρM =100%で到着する場合が顕著な例であ
る。
【0024】この場合、入力リンク上のマルチキャスト
トラヒック負荷は常に100%を超え、入力バッファ部
では恒常的な輻輳が発生してバッファ溢れが頻発する。
出力ポートが輻輳しているわけではないのに、入力バッ
ファ部でのパケット廃棄が原因で満足なスループットが
得られなくなる。
【0025】そこで、本発明の目的は上記の問題点を解
消し、ユニキャストトラヒックに干渉を及ぼすことな
く、あらゆるマルチキャストトラヒックパターンを収容
することができるパケット交換装置及びそれに用いるマ
ルチキャスト制御方法並びにその制御プログラムを記録
した記録媒体を提供することにある。
【0026】
【課題を解決するための手段】本発明によるパケット交
換装置は、複数のスイッチング宛先を有するマルチキャ
ストパケットをその分岐先全てにスイッチングするマル
チキャスト機能を備えたパケット交換装置であって、入
力ポートに到着するパケットを一時的に蓄積する蓄積手
段と、前記蓄積手段に蓄積されたパケットを目的の出力
ポートにスイッチングするスイッチ手段と、前記スイッ
チ手段でスイッチングされたパケットを当該出力ポート
に出力しかつ当該パケットを前記スイッチ手段の入力側
にループバック転送するスプリッタ手段と、前記スイッ
チ手段の入力側に設けられかつ前記スプリッタ手段でル
ープバック転送されたパケットを蓄積する中継蓄積手段
と、前記スプリッタ手段でループバック転送されたパケ
ットが目的のスイッチング宛先すべてに転送されている
時に当該パケットを廃棄する廃棄手段とを備え、前記ス
イッチ手段が前記蓄積手段及び前記中継蓄積手段からそ
れぞれ異なる経路で入力されるパケットを目的の出力ポ
ートにスイッチングするよう構成している。
【0027】本発明によるマルチキャスト制御方法は、
複数のスイッチング宛先を有するマルチキャストパケッ
トをその分岐先全てにスイッチングするマルチキャスト
機能を備えたパケット交換装置のマルチキャスト制御方
法であって、入力ポートに到着するパケットを一時的に
蓄積手段に蓄積するステップと、前記蓄積手段に蓄積さ
れたパケットを目的の出力ポートにスイッチングするス
テップと、スイッチングされたパケットを当該出力ポー
トに出力しかつ当該パケットを前記入力ポート側にルー
プバック転送するステップと、前記入力ポート側にルー
プバック転送されたパケットを中継蓄積手段に蓄積する
ステップと、前記入力ポート側にループバック転送され
たパケットが目的のスイッチング宛先すべてに転送され
ている時に当該パケットを廃棄するステップとを備え
前記蓄積手段及び前記中継蓄積手段からそれぞれ異なる
経路で入力されるパケットを目的の出力ポートにスイッ
チングするようしている。
【0028】本発明によるマルチキャスト制御プログラ
ムを記録した記録媒体は、複数のスイッチング宛先を有
するマルチキャストパケットをその分岐先全てにスイッ
チングするマルチキャスト機能を備えたパケット交換装
置にマルチキャスト制御を行わせるためのマルチキャス
ト制御プログラムを記録した記録媒体であって、前記マ
ルチキャスト制御プログラムは前記パケット交換装置
に、入力ポートに到着するパケットを一時的に蓄積手段
蓄積させ、前記蓄積手段に蓄積させたパケットを目的
の出力ポートにスイッチングさせ、スイッチングさせた
パケットを当該出力ポートに出力しかつ当該パケットを
前記入力ポート側にループバック転送させ、前記入力ポ
ート側にループバック転送させたパケットを中継蓄積手
段に蓄積させ、前記入力ポート側にループバック転送さ
せたパケットが目的のスイッチング宛先すべてに転送さ
れている時に当該パケットを廃棄させ、前記蓄積手段及
び前記中継蓄積手段からそれぞれ異なる経路で入力され
るパケットを目的の出力ポートにスイッチングさせてい
る。
【0029】すなわち、本発明のパケット交換装置は入
力ポートに到着するパケットを一時的に蓄積する論理キ
ューを備える入力バッファ部を持ち、この入力バッファ
部の入力側に、入力したパケットの識別子に対応させて
送出すべき複数の出力ポートを特定するためのタグ情報
を記憶するテーブルを備えかつ入力したパケットにタグ
情報を付加する第1のヘッダ解析部を設けている。
【0030】また、本発明のパケット交換装置は入力さ
れたパケットを一時的に蓄積する論理キューを備える中
継バッファ部を持ち、この中継バッファ部の入力リンク
のそれぞれに、入力したパケットに付与されたタグ情報
を参照して全ての分岐先にコピー転送の完了したパケッ
トを識別して廃棄する第2のヘッダ解析部を設けてい
る。
【0031】さらに、本発明のパケット交換装置は入力
バッファ部あるいは中継バッファ部から送出されたパケ
ットを所定の出力ポート宛にパケットをスイッチングす
るスイッチ交換部と、出力ポートへの出力許可をどの入
力バッファ部あるいは中継バッファ部に与えるかを決定
するアービタ部と、スイッチ交換部の出力側に設けられ
かつ入力されたパケットを複数にコピーして分岐出力さ
せるスプリッタ部とを備えている。
【0032】入力バッファ部は入力されたマルチキャス
トパケットに付与されたタグ情報を参照し、複数の分岐
先のうちのいずれか一つを宛先とするユニキャストパケ
ットとして処理することとし、その出力先へは送信済で
あることを示すようにタグ情報を更新して所定の論理キ
ューに蓄積した後、スイッチ交換部を経由させて所定の
出力ポート宛に送出するように制御される。
【0033】スプリッタ部はスイッチ交換部から出力さ
れたパケットを複数にコピーして分岐出力し、片方の出
力を出力ポートに接続し、もう片方の出力を中継バッフ
ァ部に接続するように制御される。
【0034】中継バッファ部は入力されたパケットに付
与されたタグ情報を参照し、複数の出力先のうちのいず
れか一つを出力先とするユニキャストパケットとして処
理することとし、その出力先へは送信済であることを示
すようにタグ情報を更新して所定の論理キューに蓄積し
た後、スイッチ交換部を経由させて所定の出力ポート宛
に送出するように制御される。
【0035】すなわち、入力バッファ部に到着したマル
チキャストパケットは複数の分岐先のうちの一つを宛先
とするユニキャストパケットとして目的の出力ポートに
スイッチングされた後、スプリッタ部によって中継バッ
ファ部にループバック転送される。中継バッファ部もま
た、到着したマルチキャストパケットを未だ転送されて
いない複数の分岐先のうちの一つを宛先とするユニキャ
ストパケットとして取扱い、目的の出力ポートにスイッ
チングするように制御される。このように、本発明で
は、マルチキャストパケットがスプリッタ部と中継バッ
ファ部とを経由しながら1分岐先ずつ配送される構成を
有している。
【0036】本構成では入力バッファ部に到着したマル
チキャストパケットが一度だけスイッチ交換部への入力
リンク上を転送される。すなわち、入力バッファ部でコ
ピー生成されかつ元は同一であるマルチキャストパケッ
トが入力リンクの帯域を浪費することはなく、従来の技
術の問題点であったユニキャストトラヒックへの干渉を
抑えることが可能となる。
【0037】また、全ての出力ポートを分岐先とするマ
ルチキャストパケットが負荷ρM =100%で入力ポー
トに到着する場合に対しても、スプリッタ部を経由して
中継バッファ部にループバックさせながら一分岐先ずつ
コピー転送するので、入力バッファ部あるいは中継バッ
ファ部を恒常的な輻輳状態に陥らせることなく収容する
ことが可能であり、従来の技術では収容することができ
なかった入力ポートに到着するマルチキャストパケット
の平均負荷ρM と平均分岐先数Mの積ρ1 とが100%
を超えるようなマルチキャストトラヒックパターンを収
容することが可能である。
【0038】アービタ部は出力ポートへの出力許可を入
力バッファ部に優先的に与えるように調停を行ったり、
あるいは中継バッファ部に優先的に与えるように調停を
行うことによって、優先権を与えられたバッファ部に必
要とされるバッファ量を削減することが可能である。
【0039】入力バッファ部はユニキャストパケット、
マルチキャストパケットそれぞれのために、宛先出力ポ
ート毎に独立した論理キューを備えるように構成するこ
とによって、入力バッファ部においてユニキャストパケ
ットとマルチキャストパケットとのどちらかに優先権を
与えるようにサービスすることが可能となる。
【0040】入力バッファ部あるいは中継バッファ部は
入力されたパケットに付与されたタグ情報を参照し、未
転送の分岐先のうち、予め決められた出力先順序にした
がう最前の出力先を宛先とするユニキャストパケットと
して処理することによって、同一コネクション上を連続
して到着する同一の分岐先パターンを有するマルチキャ
ストパケットに対して常に同じ出力先を選択するので、
順序関係を保存したまま全ての分岐先へのコピー転送を
可能とする。
【0041】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施例について図
面を参照して説明する。図1は本発明の一実施例による
パケット交換装置の構成を示すブロック図である。図1
において、本発明の一実施例によるパケット交換装置は
入力バッファ部1−1〜1−n(入力バッファ部1−3
〜1−nは図示せず)と、中継バッファ部5−1〜5−
n(中継バッファ部5−3〜5−nは図示せず)と、第
1のヘッダ解析部7−1〜7−n(第1のヘッダ解析部
7−3〜7−nは図示せず)と、第2のヘッダ解析部8
−1〜8−n(第2のヘッダ解析部8−3〜8−nは図
示せず)と、スプリッタ部6−1〜6−n(スプリッタ
部6−3〜6−nは図示せず)と、スイッチ交換部2
と、アービタ部3とから構成されている。
【0042】入力リンク200−1〜200−n(入力
リンク200−3〜200−nは図示せず)と出力リン
ク201−1〜201−2n[出力リンク201−3〜
201−n,201−(n+3)〜201−2nは図示
せず]との間でパケットをスイッチングするスイッチ交
換部2の構成例としては格子状にはりめぐらされた伝送
路の交叉点を開閉する(ON/OFFする)構成が考え
られる。
【0043】入力ポート100−1〜100−n(入力
ポート100−3〜100−nは図示せず)及び出力ポ
ート101−1〜101−n(出力ポート101−3〜
101−nは図示せず)には識別のための番号が割り当
てられている。ポート数をNとすると、0〜N−1の整
数が割り当てられている。但し、入力ポートの番号と、
その入力ポートに設置された入力バッファ部1−1〜1
−nの番号とは一致するものとする。
【0044】アービタ部3はどの入力バッファ部1−1
〜1−n及び中継バッファ部5−1〜5−nにはどの出
力ポート101−1〜101−nへの出力許可を与える
かを決定する調停処理を実行するとともに、調停結果に
したがって入力リンク200−1〜200−nと出力リ
ンク201−1〜201−nとの間でパケット交換する
ようにスイッチ交換部2を制御する。
【0045】図2は図1の第1のヘッダ解析部7の構成
を示すブロック図である。図2において、第1のヘッダ
解析部7は入力バッファ部1−1〜1−nの入力側に設
置され、フロー情報データベース71及びヘッダ処理部
72を備えている。
【0046】ヘッダ処理部72は入力ポート100−1
〜100−nに到着するパケットのヘッダ部分からフロ
ー識別子(FI)を抽出し、フロー識別子を検索キーと
してフロー情報データベース71を参照することによっ
てそのパケットの分岐先を認識する。例えば、フロー情
報データベース71には出力ポート対応にビット領域が
用意されたビットマップ(BM)がフロー識別子に対応
して用意されている。
【0047】ビットマップは分岐先である出力ポートに
相当するビット領域に“1”が、それ以外に“0”がそ
れぞれ記述されている。もし、マルチキャストパケット
を同一の出力ポートに複数分コピーして転送したいとい
う要求が潜在的にあるならば、同一の出力ポートに相当
するビット領域を複数分用意する構成でもよい。ここ
で、ビットマップの“1”の記述個所が1ヶ所のみであ
ればユニキャストパケットであり、複数であればマルチ
キャストパケットである。
【0048】第1のヘッダ解析部7はユニキャストパケ
ットであるか、マルチキャストパケットであるかに関係
なく一元的に取り扱えばよく、構成を簡単にすることが
可能である。
【0049】第1のヘッダ解析部7はビットマップをタ
グ情報としてパケットに付与して入力バッファ部1−1
〜1−nに転送する。尚、図示していないが、図1に示
す第1のヘッダ解析部7−1〜7−nは上記の第1のヘ
ッダ解析部7と同様の構成となっており、その動作も同
様である。
【0050】図3は図1の第2のヘッダ解析部8の構成
を示すブロック図である。図3において、第2のヘッダ
解析部8は中継バッファ部5−1〜5−nの入力側に設
置され、ヘッダ処理部81を備えている。
【0051】ヘッダ処理部81はパケットに付与された
ビットマップを参照し、いずれのビット領域にも“1”
が記述されていなければ、そのパケットを廃棄する。も
し、いずれかのビット領域に“1”が記述されていれ
ば、中継バッファ部5−1〜5−nに転送する。尚、図
示していないが、図1に示す第2のヘッダ解析部8−1
〜8−nは上記の第2のヘッダ解析部8と同様の構成と
なっており、その動作も同様である。
【0052】図4は図1の入力バッファ部1の構成を示
すブロック図である。図4において、入力バッファ部1
は論理キュー11−1〜11−nと、パケット入力部1
2と、パケット出力部13とを備えている。入力バッフ
ァ部1には識別のための番号が割り当てられており、ポ
ート数をNとして、0〜N−1の整数が割り当てられて
いる。
【0053】入力バッファ部1は出力ポート101−1
〜101−nに対応して区別される論理キュー11−1
〜11−nをその内部に構築しており、入力されるパケ
ットを宛先出力ポート101−1〜101−n毎に区別
して蓄積する。本実施例では説明の簡単化のために、論
理キュー11−1〜11−nが宛先出力ポート101−
1〜101−n別にパケットを蓄積するとしているが、
フロー別に蓄積する場合でも何ら変更を加えることなく
本発明を適用することができ、同一の効果を期待するこ
とができる。
【0054】また、入力バッファ部1に構築される出力
ポートに対応した論理キュー11−1〜11−nをサー
ビスクラス毎に用意することによって、容易にマルチト
ラヒッククラス環境を提供することができる。本実施例
では説明の簡単化のために、サービスクラスが一つであ
る場合を想定しているが、所望のサービスクラスの分だ
けいくらでも用意することが可能である。
【0055】パケット入力部12は到着するパケットに
付与されたビットマップから、そのパケットの未だ配送
されていない分岐先を認識する。その後、パケット入力
部12は予め決められた出力先順序にしたがってビット
マップを検索し、“1”が記述された最前の出力先をそ
の宛先として選択する。
【0056】出力ポートに対応するビット領域がビット
マップに用意される構成においては、開始ポート番号と
番号順の組合せで出力先順序を指定することが可能であ
る。出力先順序は入力バッファ部1毎に異なるように決
めておいてもよい。例えば、入力ポート#mに対応する
入力バッファ#mでは出力ポート#mから始まる#m→
#m+1→…→#n−1→#0→…→#m−1の順で分
岐先をサーチするように決めておいてもよいし、入力バ
ッファ部1に関係なく一律に出力ポート#0から始まる
#0→#1→…→#n−1の順でビットマップを検索す
るようにしてもよい。
【0057】パケット入力部12は出力先を選択した
後、選択された出力ポート101−1〜101−nに対
応するビット領域に“0”を記述するとともに、その出
力ポート101−1〜101−nに対応した論理キュー
11−1〜11−nに蓄積する。
【0058】上記のように、複数の分岐先の中から一つ
だけ出力先を選ぶ際の出力先選択順序が入力バッファ部
1で固定していれば、同一コネクション上を連続して到
着する同一の分岐先パターンを有するパケットに対し
て、常に同じ出力先を選択するので順序関係を保存した
まま全ての分岐先へのコピー転送が可能である。もちろ
ん、コネクション毎に出力先選択順序を決めておいても
同様の効果が得られる。
【0059】パケット出力部13は制御信号線4を介し
てアービタ部3から通知される出力を許可された出力ポ
ート101−1〜101−nに対応した論理キュー11
−1〜11−nの先頭パケットを取り出して入力リンク
200−1〜200−nに伝送する。尚、図示していな
いが、図1に示す入力バッファ部1−1〜1−nは上記
の入力バッファ部1と同様の構成となっており、その動
作も同様である。
【0060】図5は図1の入力バッファ部1の他の構成
例を示すブロック図である。図5において、入力バッフ
ァ部1はユニキャスト用論理キュー31−1〜31−n
と、マルチキャスト用論理キュー41−1〜41−n
と、パケット入力部12と、パケット出力部13とを備
えている。
【0061】ユニキャスト用論理キュー31−1〜31
−nはユニキャストパケットのための宛先出力ポート毎
に独立した論理キューであり、マルチキャスト用論理キ
ュー41−1〜41−nはマルチキャストパケットのた
めの宛先出力ポート毎に独立した論理キューである。
【0062】これらユニキャスト用論理キュー31−1
〜31−n及びマルチキャスト用論理キュー41−1〜
41−nを備えることによって、入力バッファ部1−1
〜1−nにおいてユニキャストパケットとマルチキャス
トパケットとのどちらかに優先権を与えるようにサービ
スすることが可能となる。
【0063】図6は図1の中継バッファ部5の構成を示
すブロック図である。図5において、中継バッファ部5
は論理キュー11−1〜11−nと、パケット入力部1
2と、パケット出力部13とを備えている。また、中継
バッファ部5には識別のための番号が割り当てられてお
り、ポート数をNとして、0〜N−1の整数が割り当て
られている。
【0064】中継バッファ部5は出力ポート101−1
〜101−nに対応して区別される論理キュー11−1
〜11−nをその内部に構築し、入力されるパケットを
宛先出力ポート101−1〜101−n毎に区別して蓄
積する。本実施例では説明の簡単化のために、論理キュ
ー11−1〜11−nは宛先出力ポート101−1〜1
01−n別にパケットを蓄積するとしているが、フロー
別に蓄積する場合でも何ら変更を加えることなく本発明
を適用することができ、同一の効果を期待することがで
きる。
【0065】パケット入力部12は到着するパケットに
付与されたビットマップから、そのパケットの未だ配送
されていない分岐先を認識する。その後、パケット入力
部12は予め決められた出力先順序にしたがってビット
マップを検索し、“1”の記述された最前の出力先をそ
の宛先として選択する。
【0066】出力ポートに対応するビット領域がビット
マップに用意される構成においては、開始ポート番号と
番号順の組合せで出力先順序を指定することが可能であ
る。出力先順序は中継バッファ部5毎に異なるように決
めておいてもよい。例えば、出力ポート#mに対応する
中継バッファ#mでは出力ポート#mから始まる#m→
#m+1→…→#n−1→#0→…→#m−1の順で分
岐先をサーチするように決めておいてもよいし、中継バ
ッファ部5に関係なく一律に出力ポート#0から始まる
#0→#1→…→#n−1の順でビットマップを検索す
るようにしてもよい。
【0067】パケット入力部12は出力先を選択した
後、選択された出力ポート101−1〜101−nに対
応するビット領域に“0”を記述するとともに、その出
力ポート101−1〜101−nに対応した論理キュー
11−1〜11−nに蓄積する。
【0068】上記のように、複数の分岐先の中から一つ
だけ出力先を選ぶ際の出力先選択順序が中継バッファ部
5で固定していれば、同一コネクション上を連続して到
着する同一の分岐先パターンを有するパケットに対し
て、常に同じ出力先を選択するので順序関係を保存した
まま全ての分岐先へのコピー転送が可能である。もちろ
ん、コネクション毎に出力先選択順序を決めておいても
同様の効果が得られる。
【0069】パケット出力部13は制御信号線4を介し
てアービタ部3から通知される出力を許可された出力ポ
ート101−1〜101−nに対応した論理キュー11
−1〜11−nの先頭パケットを取り出して入力リンク
200−(n+1)〜200−2nに伝送する。尚、図
示していないが、図1に示す中継バッファ部5−1〜5
−nは上記の中継バッファ部5と同様の構成となってお
り、その動作も同様である。
【0070】図7は図1のスプリッタ部6の構成を示す
ブロック図である。図7において、スプリッタ部6は1
方向から入力されたパケットを2方向にコピー出力する
機能モジュールであり、出力ポート101−1〜101
−n対応に用意されている。
【0071】スプリッタ部6はスイッチ交換部2の出力
リンク201−1〜201−nを入力とし、片方の出力
を出力ポート101−1〜101−nに接続し、もう片
方はその出力ポート101−1〜101−nに対応する
中継リンク300−1〜300−n(中継リンク300
−3〜300−nは図示せず)に接続する。
【0072】図8は図1のスイッチ交換部2の構成を示
すブロック図である。図8において、スイッチ交換部2
はスイッチング部21から構成されている。スイッチン
グ部21は2×N本の入力リンク200とN本の出力リ
ンク201との間で伝送路24を格子状にはりめぐらせ
ておき、伝送路間の交叉点23を開閉する(ON/OF
Fする)することによって、特定の入力ポートと出力ポ
ートとの間でパケットをスイッチングするように構成す
ることもできる。
【0073】また、パケットに宛先を示すルーティング
情報を付加するようにしておき、交叉点23においては
特定のルーティング情報を有するパケットのみをスイッ
チングするように構成してもよい。スイッチング部21
の制御に関する種々の変形は本発明の範囲内である。
【0074】図9は図1のスイッチ交換部2の他の構成
例を示すブロック図である。図9において、スイッチ交
換部2はスイッチング部21とコンセントレータ部22
とから構成されている。
【0075】スイッチング部21はN本の入力リンク2
00とN本の出力リンク201との間でパケットをスイ
ッチングする機能部であり、N本の入力リンク200と
N本の出力リンク201との間で伝送路24を格子状に
はりめぐらせておき、伝送路間の交叉点23を開閉する
(ON/OFFする)することによって、特定の入力リ
ンク200と出力リンク201との間でパケットをスイ
ッチングするように構成することもできる。
【0076】また、パケットに宛先を示すルーティング
情報を付加するようにしておき、交叉点23においては
特定のルーティング情報を有するパケットのみをスイッ
チングするように構成してもよい。スイッチング部21
の制御に関する種々の変形は本発明の範囲内である。
【0077】コンセントレータ部22は2×N本の入力
リンク200から入力されたパケットをN本の出力リン
ク201に集中化させる機能部である。アービタ部3は
N本の出力ポート101−1〜101−n上でパケット
衝突が発生しないように、入力バッファ部1−1〜1−
nまたは中継バッファ部5−1〜5−nに与える出力許
可を調停するので、コンセントレータ部22に同時に入
力されるパケットはたかだかN個となるように制御され
る。よって、コンセントレータ部22ではパケット廃棄
が起こらないですむ。
【0078】上記のようにスイッチ交換部2を構成する
ことで、N本の入力リンク200とN本の出力リンク2
01とを有する既存のスイッチ機能部をスイッチング部
21に流用することが可能である。
【0079】図10は図1のスイッチ交換部2の別の構
成例を示すブロック図である。図10において、スイッ
チ交換部2はスイッチング部21とコンセントレータ部
22と多重部25と分離部26とから構成されている。
【0080】スイッチング部21はN本の入力リンク2
00とN本の出力リンク201との間でパケットをスイ
ッチングする機能部であり、N本の入力リンク200と
N本の出力リンク201との間で伝送路24を格子状に
はりめぐらせておき、伝送路間の交叉点23を開閉する
(ON/OFFする)することによって、特定の入力リ
ンク200と出力リンク201との間でパケットをスイ
ッチングするように構成することもできる。
【0081】また、パケットに宛先を示すルーティング
情報を付加するようにしておき、交叉点23においては
特定のルーティング情報を有するパケットのみをスイッ
チングするように構成してもよい。スイッチング部21
の制御に関する種々の変形は本発明の範囲内である。
【0082】コンセントレータ部22は2×N本の入力
リンク200から入力されたパケットをN本の出力リン
ク201に集中化させる機能部である。アービタ部3は
N本の出力ポート101−1〜101−n上でパケット
衝突が発生しないように、入力バッファ部1−1〜1−
nまたは中継バッファ部5−1〜5−nに与える出力許
可を調停するので、コンセントレータ部22に同時に入
力されるパケットはたかだかN個となるように制御され
る。よって、コンセントレータ部22ではパケット廃棄
が起こらないですむ。
【0083】多重部25は複数の入力リンク200から
の出力を多重し、1本の多重リンク202上を経由させ
る機能部であり、分離部26は多重リンク202上を伝
送されるパケットを多重部25で多重される前の状態に
するためにパケットを分離する機能部である。
【0084】図10においては2つの入力リンクからの
出力を多重するよう構成しているが、それ以上の入力リ
ンクからの出力を多重するよう構成してもよい。多重リ
ンク202は多重度に応じて伝送速度が増加する。ま
た、多重部25においては入力バッファ部1−1〜1−
n同士または中継バッファ部5−1〜5−n同士を多重
するようにしてもよく、入力バッファ部1−1〜1−n
と中継バッファ部5−1〜5−nとを多重するようにし
てもよい。
【0085】上記のようにスイッチ交換部2を構成する
ことで、N本の入力リンク200とN本の出力リンク2
01とを有する既存のスイッチ機能部をスイッチング部
21に流用することが可能であり、入力バッファ部1−
1〜1−nまたは中継バッファ部5−1〜5−nとコン
セントレータ部22との間のリンク数をN本に減じるこ
とが可能である。
【0086】図11〜図18は本発明の一実施例による
マルチキャスト処理を示す状態図である。図11〜図1
8はポート数N=4のパケット交換装置において、マル
チキャスト通信を行う時のマルチキャスト処理を示して
いる。
【0087】図11はフロー識別子Bを有するパケット
(以下、パケットBと呼ぶ)が入力ポート#1に接続さ
れた入力バッファ#1に到着した状態を示している。図
12は第1のヘッダ解析部7がパケットBを処理する様
子を示している。
【0088】図13はパケットBが入力バッファ#1の
パケット入力部12に到着して、そのパケットを論理キ
ューに蓄積するまでの状態を示している。図14はパケ
ットBを有する入力バッファ#1がアービタ部3から出
力ポート#0への出力許可を獲得した状態を示してい
る。
【0089】図15は中継リンク#0を経由して中継バ
ッファ#0の第2のヘッダ解析部8に到着した状態を示
している。図16はパケットBが中継バッファ#0のパ
ケット入力部12に到着して、そのパケットを論理キュ
ーに蓄積するまでの状態を示している。
【0090】図17はパケットBを有する中継バッファ
#0がアービタ部3から出力ポート#3への出力許可を
獲得した状態を示している。図18は中継リンク#3を
経由して中継バッファ#3の第2のヘッダ解析部8に到
着した状態を示している。
【0091】図19及び図20は本発明の一実施例によ
るマルチキャスト処理を示すフローチャートである。こ
れら図1〜図20を参照して本発明の一実施例によるマ
ルチキャスト処理について説明する。ここで、入出力ポ
ート番号/入力バッファ番号としては0、1、2、3が
割り当てられているものとする。
【0092】尚、図19及び図20に示すマルチキャス
ト処理は本発明の一実施例によるパケット交換装置の各
部が図示せぬ制御メモリに記憶されたプログラムを実行
することで実現され、制御メモリとしてはROM(リー
ドオンリメモリ)やIC(集積回路)メモリ等が使用可
能である。
【0093】フロー識別子Bを有するパケット(以下、
パケットBと呼ぶ)が入力ポート#1に接続された入力
バッファ#1に到着すると(図19ステップS1)、第
1のヘッダ解析部7のヘッダ処理部72はフロー情報デ
ータベース71のフロー識別子Bに対応する欄を参照
し、ビットマップを獲得する(図19ステップS2)。
【0094】フロー識別子Bを有するパケットのビット
マップは“1001”である。ビットマップは左から順
に出力ポート#0、#1、#2、#3のビット欄を示
し、“1001”は出力ポート#0、#3にコピー転送
されることを示している。ヘッダ処理部72はこのビッ
トマップをタグ情報として付加して入力バッファ#1に
転送する(図19ステップS3)。
【0095】パケット入力部12は到着したマルチキャ
ストパケットに対して、その複数の分岐先のうちどれか
1つを選択して適切な論理キューに蓄積する処理を実行
する。本実施例において、パケット入力部12は一律に
出力ポート#0から始まる#0→#1→…→#n−1の
順でビットマップを検索し、“1”が記述されている最
若番号の出力ポートをその出力先して選択することとす
る。
【0096】もちろん、検索の開始ポート番号と番号順
とは入力バッファ部1−1〜1−n毎に異なるように決
めておいてもよい。例えば、入力ポート#mに対応する
入力バッファ#mでは出力ポート#mから始まる#m→
#m+1→…→#n−1→#0→…→#m−1の順でビ
ットマップを検索するように決めておいてもよい。ま
た、マルチキャストコネクション毎に検索の開始ポート
番号と番号順とを異なるように決めておいてもよい。
【0097】各入力バッファ部1−1〜1−n及び中継
バッファ部5−1〜5−nのそれぞれのパケット入力部
12において出力先選択順序がそれぞれ固定であれば、
同一コネクション上を連続して到着する同一の分岐先パ
ターンを有するマルチキャストパケットに対して、常に
同じ出力先を選択するので順序関係を保存したまま全て
の分岐先へのコピー転送が可能となる。
【0098】本実施例において、パケット入力部12は
#0→#1→…→#n−1の順でビットマップを検索し
た結果、パケットBを出力ポート#0宛のユニキャスト
パケットとして処理することに決定する(図19ステッ
プS4)。その後、パケット入力部12はビットマップ
の選択された出力ポート#0に対応するビット領域に
“0”を記述するとともに、出力ポート#0に対応した
論理キュー11−1に蓄積する(図19ステップS
5)。その結果、パケットBに付与されたタグ情報は
“0001”となる。
【0099】パケットBを有する入力バッファ#1がア
ービタ部3から出力ポート#0への出力許可を獲得する
と(図19ステップS6)、パケット出力部13は出力
ポート#0に対応した論理キュー11−1の先頭に蓄積
されているパケットBを取り出して入力リンク200−
1上へ転送する(図19ステップS7)。
【0100】スイッチ交換部2は入力バッファ#1から
出力ポート#0へパケットBをスイッチングし(図19
ステップS8)、パケットBを出力ポート#0に接続さ
れたスプリッタ部6−1に入力する。スプリッタ部6−
1はパケットBを2つにコピー出力するが、片方の出力
は出力ポート#0に接続されており、パケットBの複数
の分岐先のうちの一つである出力ポート#0へのコピー
転送がここで完了する。もう片方の出力は中継リンク#
0に接続されており、パケットBは中継リンク#0を経
由して中継バッファ#0に転送される(図19ステップ
S9)。
【0101】中継リンク#0を経由して中継バッファ#
0に対応する第2のヘッダ解析部8−1に到着すると、
第2のヘッダ解析部8−1はパケットに付与されたタグ
情報を参照し(図20ステップS10)、パケットが未
だコピー転送されていない分岐先を有しているかどうか
を判断し(図20ステップS11)、コピー転送すべき
分岐先がなければパケットを廃棄する(図20ステップ
S12)。
【0102】また、第2のヘッダ解析部8−1はコピー
転送すべき分岐先があれば、パケットを中継バッファ部
5−1に転送する(図20ステップS14)。この時点
で、パケットBに付与されたタグ情報は“0001”で
あり、さらに出力ポート#3にコピー転送されなければ
ならない状態なので、第2のヘッダ解析部8−1はパケ
ットBを通過させて中継バッファ#0に転送する。
【0103】パケットBが中継バッファ#0のパケット
入力部12に到着すると、パケット入力部12は到着し
たマルチキャストパケットに対して、その複数の分岐先
のうちどれか1つを選択して適切な論理キュー11−1
〜11−nに蓄積する処理を実行する。
【0104】本実施例において、パケット入力部12は
一律に出力ポート#0から始まる#0→#1→…→#n
−1の順でビットマップを検索し、“1”が記述されて
いる最若番号の出力ポートをその出力先して選択するこ
ととする。
【0105】もちろん、検索の開始ポート番号と番号順
とは中継バッファ部5−1〜5−n毎に異なるように決
めておいてもよい。例えば、出力ポート#mに対応する
中継バッファ部では、出力ポート#mから始まる#m→
#m+1→…→#n−1→#0→…→#m−1の順でビ
ットマップを検索するように決めておいてもよい。ま
た、マルチキャストコネクション毎に検索の開始ポート
番号と番号順とを異なるように決めておいてもよい。
【0106】各入力バッファ部1−1〜1−n及び中継
バッファ部5−1〜5−nのそれぞれのパケット入力部
12において出力先選択順序がそれぞれ固定であれば、
同一コネクション上を連続して到着する同一の分岐先パ
ターンを有するマルチキャストパケットに対して、常に
同じ出力先を選択するので順序関係を保存したまま全て
の分岐先へのコピー転送が可能である。
【0107】本実施例において、パケット入力部12は
#0→#1→…→#n−1の順でビットマップを検索し
た結果、パケットBを出力ポート#3宛のユニキャスト
パケットとして判定するように決定する(図20ステッ
プS15)。その後、パケット入力部12はビットマッ
プの選択された出力ポート#3に対応するビット領域に
“0”を記述するとともに、出力ポート#3に対応した
論理キュー11−4に蓄積する(図20ステップS1
6)。その結果、パケットBに付与されたタグ情報は
“0000”となる。
【0108】パケットBを有する中継バッファ#0がア
ービタ部3から出力ポート#3への出力許可を獲得する
と(図20ステップS17)、パケット出力部13は出
力ポート#3に対応した論理キュー11−4の先頭に蓄
積されているパケットBを取り出して入力リンク200
−4上へ転送する(図20ステップS18)。
【0109】スイッチ交換部2は中継バッファ#0から
出力ポート#3へパケットBをスイッチングし(図20
ステップS19)、パケットBを出力ポート#3に接続
されたスプリッタ部6−4に入力する。スプリッタ部6
−4はパケットBを2つにコピー出力するが、片方の出
力は出力ポート#3に接続されており、パケットBの複
数の分岐先のうちの一つである出力ポート#3へのコピ
ー転送がここで完了する。もう片方の出力は中継リンク
#3に接続されており、パケットBは中継リンク#3を
経由して中継バッファ#3に転送される(図20ステッ
プS20)。
【0110】パケットBが中継リンク#3を経由して中
継バッファ#3に対応する第2のヘッダ解析部8−4に
到着すると、この時点でパケットBに付与されたタグ情
報は“0000”であり、さらにコピー転送されなけれ
ばならない分岐先がない状態なので、第2のヘッダ解析
部8−4はパケットBを廃棄する。これによって、入力
ポート#1に到着したパケットBの出力ポート#0、#
3へのコピー転送が完了する。
【0111】上記の処理では到着したパケットがユニキ
ャストパケットであれば上記のステップS1〜S12の
処理となるが、マルチキャストパケットであれば上記の
ステップS1〜S11,S14〜S20の処理となり、
特にステップS10,S11,S14〜S20の処理は
転送先がなくなるまで繰返し行われる。パケット交換装
置は上記の処理を処理が終了するまで繰返し行う(図1
9ステップS1〜S9及び図20ステップS10〜S2
0)。
【0112】以上のように、本実施例によれば、マルチ
キャストパケットを1分岐先ずつ配送されるように構成
したので、あらゆるマルチキャストパターンを収容する
ことが可能である。また、入力バッファ部1−1〜1−
nに到着したマルチキャストパケットは一度だけスイッ
チ交換部2への入力リンク200−1〜200−n上を
転送されるように構成したので、入力リンク200−1
〜200−nの帯域を浪費することはなく、ユニキャス
トトラヒックへの干渉を抑えることが可能である。
【0113】図21及び図22は図1のアービタ部3の
動作を説明するための図である。これら図21及び図2
2においては入力バッファ#1と中継バッファ#3とが
出力ポート#0宛のパケットCを保有している状態を示
している。
【0114】アービタ部3は出力ポート101−1〜1
01−nへの出力許可を入力バッファ部1−2に優先的
に与えるように調停を行ったり、あるいは中継バッファ
部5−4に優先的に与えるように調停を行うように制御
することが可能である。
【0115】例えば、入力バッファ部1−2に優先的に
与えるように調停を行うように制御されている場合、入
力バッファ#1に出力ポート#0への出力許可を与える
(図21参照)。
【0116】また、中継バッファ部5−4に優先的に与
えるように調停を行うように制御されている場合、中継
バッファ#3に出力ポート#0への出力許可を与える
(図22参照)。
【0117】どちらかのバッファ部に優先的に出力許可
を与えることによって、優先権を与えられたバッファ部
に必要とされるバッファ量を削減することが可能であ
る。以上、本明細書及び図面で詳細に示した実施例は本
発明を限定するものではない。また、本発明の主旨及び
特許請求の範囲内での種々の変形は本発明の範囲内であ
る。
【0118】このように、入力バッファ部1−1〜1−
nに到着したマルチキャストパケットは、複数の分岐先
のうちの一つを宛先とするユニキャストパケットとして
目的の出力ポート101−1〜101−nにスイッチン
グされた後、スプリッタ部6−1〜6−nによって中継
バッファ部5−1〜5−nにループバック転送される。
中継バッファ部5−1〜5−nもまた、到着したマルチ
キャストパケットを未だ転送されていない複数の分岐先
のうちの一つを宛先とするユニキャストパケットとして
取り扱い、目的の出力ポートにスイッチングされるよう
に制御する。
【0119】上記のように、本発明ではマルチキャスト
パケットは1分岐先ずつ配送されるよう構成することに
よって、入力バッファ部1−1〜1−nに到着したマル
チキャストパケットが一度だけスイッチ交換部2への入
力リンク200−1〜200−n上を転送される。すな
わち、入力バッファ部1−1〜1−nでコピー生成さ
れ、元は同一であるマルチキャストパケットが入力リン
ク200−1〜200−nの帯域を浪費することはな
く、ユニキャストトラヒックへの干渉を抑えたマルチキ
ャスト機能を提供することができる。
【0120】また、全ての出力ポート101−1〜10
1−nを分岐先とするマルチキャストパケットが負荷ρ
M =100%で入力ポートに到着する場合に対しても、
スプリッタ部6−1〜6−nを経由して中継バッファ部
5−1〜5−nにループバックさせながら一分岐先ずつ
コピー転送している。
【0121】よって、入力バッファ部1−1〜1−nあ
るいは中継バッファ部5−1〜5−nを恒常的な輻輳状
態に陥らせることなく収容することが可能であり、入力
ポート100−1〜100−nに到着するマルチキャス
トパケットの平均負荷ρM と平均分岐先数Mの積ρ1 が
100%を超えるマルチキャストトラヒックパターンを
収容するマルチキャスト機能を提供することができる。
【0122】さらに、アービタ部3はある出力ポート1
01−1〜101−nへの出力許可を入力バッファ部1
−1〜1−nに優先的に与えるように調停を行ったり、
あるいは中継バッファ部5−1〜5−nに優先的に与え
るように調停を行うことによって、優先権を与えられた
バッファ部に必要とされるバッファ量を削減することが
可能である。
【0123】さらにまた、入力バッファ部1−1〜1−
nあるいは中継バッファ部5−1〜5−nのパケット入
力部12は入力されたパケットに付与されたタグ情報を
参照し、予め決められた出力先順序にしたがって最前の
出力先を宛先とするユニキャストパケットとして処理す
ることによって、同一コネクション上を連続して到着す
る同一の分岐先パターンを有するパケットに対して、常
に同じ出力先を選択するので順序関係を保存したまま全
ての分岐先へのコピー転送を可能とする。
【0124】尚、以上の各方法に係わる発明は装置に係
わる説明としても成立する。また、上記の説明は相当す
る手順あるいは手段をコンピュータに実行させるための
プログラムを記録した機械読取り可能な媒体としても成
立する。
【0125】尚、請求項の記載に関連して本発明はさら
に次の態様をとりうる。
【0126】(1)複数のスイッチング宛先を有するマ
ルチキャストパケットをその分岐先全てにスイッチング
するマルチキャスト機能を備えたパケット交換装置であ
って、入力ポートに到着するパケットを一時的に蓄積す
る論理キューを含む入力バッファ部と、前記入力バッフ
ァの入力側に設けられかつ入力したパケットの識別子に
対応させて送出すべき複数の出力ポートを特定するため
のタグ情報を記憶するテーブルの記憶内容を基に入力し
たパケットに前記タグ情報を付加する第1のヘッダ解析
部と、入力されたパケットを一時的に蓄積する論理キュ
ーを含む中継バッファ部と、前記中継バッファ部の入力
側に設けられかつ入力したパケットに付与された前記タ
グ情報を参照して全ての分岐先にコピー転送の完了した
パケットを識別して廃棄する第2のヘッダ解析部と、前
記入力バッファ部及び前記中継バッファ部の一方から送
出されたパケットを所定の出力ポート宛にパケットをス
イッチングするスイッチ交換部と、ある出力ポートへの
出力許可をどの入力バッファ部あるいは中継バッファ部
に与えるかを決定するアービタ部と、前記スイッチ交換
部の出力側に設けられかつ入力されたパケットを複数に
コピーして分岐出力させるスプリッタ部とを有すること
を特徴とするパケット交換装置。
【0127】(2)前記入力バッファ部は、入力された
パケットに付与された前記タグ情報を参照して複数の分
岐先のうちのいずれか一つを出力先とするユニキャスト
パケットとして処理し、その出力先へは送信済であるこ
とを示すように前記タグ情報を更新して所定の論理キュ
ーに蓄積した後に前記スイッチ交換部を経由させて所定
の出力ポート宛に送出するよう構成したことを特徴とす
る(1)記載のパケット交換装置。
【0128】(3)前記スプリッタ部は、前記スイッチ
交換部から出力されたパケットを複数にコピーして分岐
出力し、片方の出力を出力ポートに接続し、もう片方の
出力を前記中継バッファ部に接続するよう構成したこと
を特徴とする(1)または(2)記載のパケット交換装
置。
【0129】(4)前記中継バッファ部は、入力された
パケットに付与された前記タグ情報を参照して複数の分
岐先のうちのいずれか一つを出力先とするユニキャスト
パケットとして処理し、その出力先へは送信済であるこ
とを示すようにタグ情報を更新して所定の論理キューに
蓄積した後に前記スイッチ交換部を経由させて所定の出
力ポート宛に送出するよう構成したことを特徴とする
(1)から(3)のいずれか記載のパケット交換装置。
【0130】(5)前記スイッチ交換部は、2×N本
(Nは正の整数)の入力リンクとN本の出力リンクとを
含み、前記入力リンクから入力されたパケットを目的の
出力リンクにスイッチングするスイッチング部から構成
したことを特徴とする(1)から(4)のいずれか記載
のパケット交換装置。
【0131】(6)前記スイッチ交換部は、N本(Nは
正の整数)の入力リンクとN本の出力リンクとを含みか
つ前記入力リンクから入力されたパケットを目的の出力
ポートにスイッチングするスイッチング部と、2×N本
の入力リンクとN本の出力リンクを含みかつ前記2×N
本の入力リンクから入力されたパケットをN本の出力リ
ンクに集中化させるコンセントレータ部とから構成した
ことを特徴とする(1)から(4)のいずれか記載のパ
ケット交換装置。
【0132】(7)前記入力バッファ部は、宛先出力ポ
ート毎に独立した論理キューを備え、分岐先が元々一つ
であるユニキャストパケットと分岐先が複数であるマル
チキャストパケットとを区別なく蓄積するよう構成した
ことを特徴とする(1)から(6)のいずれか記載のパ
ケット交換装置。
【0133】(8)前記入力バッファ部は、ユニキャス
トパケットとマルチキャストパケットとのために宛先出
力ポート毎に独立した前記論理キューを備えるよう構成
したことを特徴とする(1)から(6)のいずれか記載
のパケット交換装置。
【0134】(9)前記中継バッファ部は、宛先出力ポ
ート毎に独立した論理キューを備えるよう構成したこと
を特徴とする(1)から(8)のいずれか記載のパケッ
ト交換装置。
【0135】(10)前記アービタ部は、前記出力ポー
トへの出力許可を前記入力バッファ部に優先的に与える
ように調停を行うことを特徴とする(1)から(9)の
いずれか記載のパケット交換装置。
【0136】(11)前記アービタ部は、前記出力ポー
トへの出力許可を前記中継バッファ部に優先的に与える
ように調停を行うことを特徴とする(1)から(9)の
いずれか記載のパケット交換装置。
【0137】(12)前記入力バッファ部及び前記中継
バッファ部の少なくとも一方は、入力されたパケットに
付与された前記タグ情報を参照して未転送の分岐先のう
ちの、予め決められた出力先順序にしたがって最前の出
力先を宛先とするユニキャストパケットとして処理し、
前記入力バッファ部及び前記中継バッファ部の少なくと
も一方毎あるいはマルチキャストコネクション毎に出力
先順序を予め決めておくことを特徴とする(1)から
(11)のいずれか記載のパケット交換装置。
【0138】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、複
数のスイッチング宛先を有するマルチキャストパケット
をその分岐先全てにスイッチングするマルチキャスト機
能を備えたパケット交換装置において、入力ポートに到
着するパケットを一時的に蓄積し、その蓄積されたパケ
ットを目的の出力ポートにスイッチングし、スイッチン
グされたパケットを当該出力ポートに出力しかつ当該パ
ケットを入力側にループバック転送し、入力側にループ
バック転送されたパケットを蓄積し、入力側にループバ
ック転送されたパケットが目的のスイッチング宛先にス
イッチングされている時に当該パケットを廃棄すること
によって、ユニキャストトラヒックに干渉を及ぼすこと
なく、あらゆるマルチキャストトラヒックパターンを収
容することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるパケット交換装置の構
成を示すブロック図である。
【図2】図1の第1のヘッダ解析部の構成を示すブロッ
ク図である。
【図3】図1の第2のヘッダ解析部の構成を示すブロッ
ク図である。
【図4】図1の入力バッファ部の構成を示すブロック図
である。
【図5】図1の入力バッファ部の他の構成例を示すブロ
ック図である。
【図6】図1の中継バッファ部の構成を示すブロック図
である。
【図7】図1のスプリッタ部の構成を示すブロック図で
ある。
【図8】図1のスイッチ交換部の構成を示すブロック図
である。
【図9】図1のスイッチ交換部の他の構成例を示すブロ
ック図である。
【図10】図1のスイッチ交換部の別の構成例を示すブ
ロック図である。
【図11】本発明の一実施例によるマルチキャスト処理
を示す状態図である。
【図12】本発明の一実施例によるマルチキャスト処理
を示す状態図である。
【図13】本発明の一実施例によるマルチキャスト処理
を示す状態図である。
【図14】本発明の一実施例によるマルチキャスト処理
を示す状態図である。
【図15】本発明の一実施例によるマルチキャスト処理
を示す状態図である。
【図16】本発明の一実施例によるマルチキャスト処理
を示す状態図である。
【図17】本発明の一実施例によるマルチキャスト処理
を示す状態図である。
【図18】本発明の一実施例によるマルチキャスト処理
を示す状態図である。
【図19】本発明の一実施例によるマルチキャスト処理
を示すフローチャートである。
【図20】本発明の一実施例によるマルチキャスト処理
を示すフローチャートである。
【図21】図1のアービタ部の動作を説明するための図
である。
【図22】図1のアービタ部の動作を説明するための図
である。
【図23】従来のパケット交換装置の構成を示すブロッ
ク図である。
【図24】従来のパケット交換装置の入力バッファ部の
構成を示すブロック図である。
【図25】従来のパケット交換装置における動作処理を
示す状態図である。
【図26】従来のパケット交換装置における動作処理を
示す状態図である。
【符号の説明】
1,1−1〜1−4 入力バッファ部 2 スイッチ交換部 3 アービタ部 4 制御信号線 5,5−1〜5−4 中継バッファ部 6,6−1〜6−4 スプリッタ部 7,7−1〜7−4 第1のヘッダ解析部 8,8−1〜8−4 第2のヘッダ解析部 11−1〜11−n 論理キュー 12 パケット入力部 13 パケット出力部 21 スイッチング部 22 コンセントレータ部 23 伝送路間の交叉点 24 伝送路 25 多重部 26 分離部 31−1〜31−n ユニキャスト用論理キュー 41−1〜41−n マルチキャスト用論理キュー 71 フロー情報データベース 72 ヘッダ処理部 81 ヘッダ処理部 100,100−1〜100−4 入力ポート 101,101−1〜101−4 出力ポート 200,200−1〜200−8, 200−(n+1), 200−(n+2) 入力リンク 201,201−1〜201−4 出力リンク 202 多重リンク 300,300−1〜300−4 中継リンク
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−186036(JP,A) 特開 平5−95354(JP,A) 特開 昭62−292043(JP,A) 特開2000−183908(JP,A) 特開 平7−336372(JP,A) 特表 平8−509339(JP,A) 1992信学秋季大会 B−353 infocom’91 p1289−1295 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 12/56

Claims (22)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のスイッチング宛先を有するマルチ
    キャストパケットをその分岐先全てにスイッチングする
    マルチキャスト機能を備えたパケット交換装置であっ
    て、入力ポートに到着するパケットを一時的に蓄積する
    蓄積手段と、前記蓄積手段に蓄積されたパケットを目的
    の出力ポートにスイッチングするスイッチ手段と、前記
    スイッチ手段でスイッチングされたパケットを当該出力
    ポートに出力しかつ当該パケットを前記スイッチ手段の
    入力側にループバック転送するスプリッタ手段と、前記
    スイッチ手段の入力側に設けられかつ前記スプリッタ手
    段でループバック転送されたパケットを蓄積する中継蓄
    積手段と、前記スプリッタ手段でループバック転送され
    たパケットが目的のスイッチング宛先すべてに転送され
    ている時に当該パケットを廃棄する廃棄手段とを有し、
    前記スイッチ手段が前記蓄積手段及び前記中継蓄積手段
    からそれぞれ異なる経路で入力されるパケットを目的の
    出力ポートにスイッチングするよう構成したことを特徴
    とするパケット交換装置。
  2. 【請求項2】 前記蓄積手段の入力側に設けられかつ入
    力されたパケットに付加された識別子に対応する出力先
    を特定するためのタグ情報を当該パケットに付加する付
    加手段と、前記蓄積手段に設けられかつ前記付加手段で
    当該パケットに付加されたタグ情報を基に複数の分岐先
    のうちのいずれか一つを宛先とするユニキャストパケッ
    トとして処理する手段と、前記蓄積手段に設けられかつ
    前記ユニキャストパケットとして処理した後に当該パケ
    ットのタグ情報を更新する手段とを含み、前記廃棄手段
    は前記タグ情報を参照して前記目的のスイッチング宛先
    すべてに転送されているか否かを判別するよう構成した
    ことを特徴とする請求項1記載のパケット交換装置。
  3. 【請求項3】 前記蓄積手段は、前記入力ポートに到着
    するパケットを一時的に蓄積する論理キューを含み、入
    力されたパケットに付与された前記タグ情報を参照して
    複数の分岐先のうちのいずれか一つを出力先とするユニ
    キャストパケットとして処理し、その出力先へは送信済
    であることを示すように前記タグ情報を更新して所定の
    論理キューに蓄積した後に前記スイッチ手段を経由させ
    て所定の出力ポート宛に送出するよう構成したを特徴と
    する請求項2記載のパケット交換装置。
  4. 【請求項4】 前記論理キューは、宛先出力ポート毎に
    独立して設けられ、分岐先が元々一つであるユニキャス
    トパケットと分岐先が複数であるマルチキャストパケッ
    トとを区別なく蓄積するよう構成したことを特徴とする
    請求項3記載のパケット交換装置。
  5. 【請求項5】 前記論理キューは、分岐先が元々一つで
    あるユニキャストパケットと分岐先が複数であるマルチ
    キャストパケットとに設けられかつそれぞれ宛先出力ポ
    ート毎に独立して設けられたことを特徴とする請求項3
    記載のパケット交換装置。
  6. 【請求項6】 前記スプリッタ手段は、前記スイッチ手
    段から出力されたパケットを複数にコピーして分岐出力
    し、前記分岐出力の一方を前記出力ポートに接続しかつ
    前記分岐出力の他方を前記中継蓄積手段に接続するよう
    構成したことを特徴とする請求項1から請求項5のいず
    れか記載のパケット交換装置。
  7. 【請求項7】 前記中継蓄積手段は、前記スプリッタ手
    段でループバック転送されたパケットを一時的に蓄積す
    る論理キューを含み、入力されたパケットに付与された
    前記タグ情報を参照して複数の未転送の分岐先のうちの
    いずれか一つを宛先とするユニキャストパケットとして
    処理し、その出力先へは送信済であることを示すように
    タグ情報を更新して所定の論理キューに蓄積した後に前
    記スイッチ手段を経由させて所定の出力ポート宛に送出
    するよう構成したを特徴とする請求項1から請求項6の
    いずれか記載のパケット交換装置。
  8. 【請求項8】 前記論理キューは、宛先出力ポート毎に
    独立して設けられたことを特徴とする請求項7記載のパ
    ケット交換装置。
  9. 【請求項9】 前記蓄積手段及び前記中継蓄積手段の少
    なくとも一方は、入力されたパケットに付与された前記
    タグ情報を参照して複数の未転送の分岐先のうちの予め
    決められた出力先順序にしたがって最前の出力先を宛先
    とするユニキャストパケットとして処理し、前記蓄積手
    段及び前記中継蓄積手段の少なくとも一方とマルチキャ
    ストコネクションとのうちの一方毎に前記出力先順序を
    予め決めておくようにしたことを特徴とする請求項2か
    ら請求項8のいずれか記載のパケット交換装置。
  10. 【請求項10】 前記スイッチ手段は、2×N本(Nは
    正の整数)の入力リンクとN本の出力リンクとを含みか
    つ前記入力リンクから入力されたパケットを目的の出力
    リンクにスイッチングする手段から構成したことを特徴
    とする請求項1から請求項9のいずれか記載のパケット
    交換装置。
  11. 【請求項11】 前記スイッチ手段は、N本(Nは正の
    整数)の入力リンクとN本の出力リンクとを含みかつ前
    記入力リンクから入力されたパケットを目的の出力ポー
    トにスイッチングする手段と、2×N本の入力リンクと
    N本の出力リンクとを含みかつ前記2×N本の入力リン
    クから入力されたパケットを前記N本の出力リンクに集
    中化させる手段とから構成したことを特徴とする請求項
    1から請求項9のいずれか記載のパケット交換装置。
  12. 【請求項12】 前記スイッチ手段は、N本(Nは正の
    整数)の入力リンクとN本の出力リンクとを含みかつ前
    記入力リンクから入力されたパケットを目的の出力ポー
    トにスイッチングする手段と、2×N本の入力リンクと
    N本の出力リンクとを含みかつ前記2×N本の入力リン
    クから入力されたパケットを前記N本の出力リンクに集
    中化させる手段と、複数の入力リンクからのパケットを
    1本の多重リンクに多重する多重手段と、1本の多重リ
    ンク上のパケットを複数のリンク上に分離する分離手段
    とから構成したことを特徴とする請求項1から請求項9
    のいずれか記載のパケット交換装置。
  13. 【請求項13】 前記出力ポートへの出力許可を前記蓄
    積手段及び前記中継蓄積手段のいずれに与えるかを決定
    するアービタ手段を含むことを特徴とする請求項1から
    請求項12のいずれか記載のパケット交換装置。
  14. 【請求項14】 前記アービタ手段は、前記出力ポート
    への出力許可を前記蓄積手段に優先的に与えるように調
    停を行うことを特徴とする請求項12記載のパケット交
    換装置。
  15. 【請求項15】 前記アービタ手段は、前記出力ポート
    への出力許可を前記中継蓄積手段に優先的に与えるよう
    に調停を行うことを特徴とする請求項12記載のパケッ
    ト交換装置。
  16. 【請求項16】 複数のスイッチング宛先を有するマル
    チキャストパケットをその分岐先全てにスイッチングす
    るマルチキャスト機能を備えたパケット交換装置のマル
    チキャスト制御方法であって、入力ポートに到着するパ
    ケットを一時的に蓄積手段に蓄積するステップと、前記
    蓄積手段に蓄積されたパケットを目的の出力ポートにス
    イッチングするステップと、スイッチングされたパケッ
    トを当該出力ポートに出力しかつ当該パケットを前記入
    力ポート側にループバック転送するステップと、前記入
    力ポート側にループバック転送されたパケットを中継蓄
    積手段に蓄積するステップと、前記入力ポート側にルー
    プバック転送されたパケットが目的のスイッチング宛先
    すべてに転送されている時に当該パケットを廃棄するス
    テップとを有し、前記蓄積手段及び前記中継蓄積手段か
    らそれぞれ異なる経路で入力されるパケットを目的の出
    力ポートにスイッチングするようしたことを特徴とする
    マルチキャスト制御方法。
  17. 【請求項17】 前記入力ポートに到着したパケットに
    付加された識別子に対応する出力先を特定するためのタ
    グ情報を当該パケットに付加するステップと、当該パケ
    ットに付加されたタグ情報を基に複数の分岐先のうちの
    いずれか一つを宛先とするユニキャストパケットとして
    処理するステップと、前記ユニキャストパケットとして
    処理した後に当該パケットのタグ情報を更新するステッ
    プとを含み、前記パケットを廃棄するステップは前記タ
    グ情報を参照して前記目的のスイッチング宛先すべてに
    転送されているか否かを判別するようにしたことを特徴
    とする請求項16記載のマルチキャスト制御方法。
  18. 【請求項18】 前記入力ポートに到着したパケットに
    付与された前記タグ情報を参照して複数の分岐先のうち
    のいずれか一つを宛先とするユニキャストパケットとし
    て処理し、その出力先へは送信済であることを示すよう
    に前記タグ情報を更新してから所定の出力ポート宛に送
    出するようにしたを特徴とする請求項17記載のマルチ
    キャスト制御方法。
  19. 【請求項19】 前記パケットを前記入力ポート側にル
    ープバック転送するステップは、スイッチングされたパ
    ケットを複数にコピーして分岐出力し、前記分岐出力の
    一方を前記出力ポートに送出しかつ前記分岐出力の他方
    を前記入力ポート側に送出するようにしたことを特徴と
    する請求項16から請求項18のいずれか記載のマルチ
    キャスト制御方法。
  20. 【請求項20】 前記入力ポート側にループバック転送
    されたパケットに付与された前記タグ情報を参照して複
    数の未転送の分岐先のうちのいずれか一つを宛先とする
    ユニキャストパケットとして処理し、その出力先へは送
    信済であることを示すようにタグ情報を更新して所定の
    出力ポート宛に送出するようにしたを特徴とする請求項
    17から請求項19のいずれか記載のマルチキャスト制
    御方法。
  21. 【請求項21】 入力されたパケットに付与された前記
    タグ情報を参照してそれが未だ出力されていない複数の
    分岐先のうちの予め決められた開始ポート番号から始ま
    る番号順にしたがって最若番号の出力ポートを宛先とす
    るユニキャストパケットとして処理するようにしたこと
    を特徴とする請求項17から請求項20のいずれか記載
    のマルチキャスト制御方法。
  22. 【請求項22】 複数のスイッチング宛先を有するマル
    チキャストパケットをその分岐先全てにスイッチングす
    るマルチキャスト機能を備えたパケット交換装置にマル
    チキャスト制御を行わせるためのマルチキャスト制御プ
    ログラムを記録した記録媒体であって、前記マルチキャ
    スト制御プログラムは前記パケット交換装置に、入力ポ
    ートに到着するパケットを一時的に蓄積手段に蓄積さ
    せ、前記蓄積手段に蓄積させたパケットを目的の出力ポ
    ートにスイッチングさせ、スイッチングさせたパケット
    を当該出力ポートに出力しかつ当該パケットを前記入力
    ポート側にループバック転送させ、前記入力ポート側に
    ループバック転送させたパケットを中継蓄積手段に蓄積
    させ、前記入力ポート側にループバック転送させたパケ
    ットが目的のスイッチング宛先すべてに転送されている
    時に当該パケットを廃棄させ、前記蓄積手段及び前記中
    継蓄積手段からそれぞれ異なる経路で入力されるパケッ
    トを目的の出力ポートにスイッチングさせることを特徴
    とするマルチキャスト制御プログラムを記録した記録媒
    体。
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