JP2764296B2 - 同心多軸振動波モータ - Google Patents
同心多軸振動波モータInfo
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- JP2764296B2 JP2764296B2 JP1020630A JP2063089A JP2764296B2 JP 2764296 B2 JP2764296 B2 JP 2764296B2 JP 1020630 A JP1020630 A JP 1020630A JP 2063089 A JP2063089 A JP 2063089A JP 2764296 B2 JP2764296 B2 JP 2764296B2
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- supported
- rotor
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- General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は同心で多軸の出力を得ることの出来る振動波
モータに関する。
モータに関する。
「従来の技術」 多出力表面波モータとして特願昭62−184608号が提案
されているが、同心ではなかった。
されているが、同心ではなかった。
「発明が解決しようとする問題点」 従来の技術では同じ軸位置から複数の出力を得る場合
に不便があった。
に不便があった。
「問題点を解決するための手段」 本発明は、振動波モータから同心で多軸の出力を得る
ためのものであり、地板と、この地板に軸受を介して軸
支される円筒形の外側回転軸と、地板に固設され緩衝部
を隔てて設けられた内側および外側弾性振動体とこれら
弾性振動体を励振する励振用電極付の内側および外側圧
電素子とを有する円形のステータと、内側弾性振動体に
接する内側スライダを備え外側回転軸に軸支される内側
ロータと、外側回転軸に内挿された内側回転軸と、外側
弾性振動体に接する外側スライダを備え内側回転軸に軸
支される外側ロータと、外側回転軸の一端に支着され緩
衝材を介して内側ロータを内側ステータに押圧する内側
ばねと、内側回転軸の一端に支着され緩衝材を介して外
側ロータを外側ステータに押圧する外側ばねと、外側お
よび内側回転軸を内側および外側ばねに抗して押圧保持
する機構を備えた同心多軸振動波モータを提供する。
ためのものであり、地板と、この地板に軸受を介して軸
支される円筒形の外側回転軸と、地板に固設され緩衝部
を隔てて設けられた内側および外側弾性振動体とこれら
弾性振動体を励振する励振用電極付の内側および外側圧
電素子とを有する円形のステータと、内側弾性振動体に
接する内側スライダを備え外側回転軸に軸支される内側
ロータと、外側回転軸に内挿された内側回転軸と、外側
弾性振動体に接する外側スライダを備え内側回転軸に軸
支される外側ロータと、外側回転軸の一端に支着され緩
衝材を介して内側ロータを内側ステータに押圧する内側
ばねと、内側回転軸の一端に支着され緩衝材を介して外
側ロータを外側ステータに押圧する外側ばねと、外側お
よび内側回転軸を内側および外側ばねに抗して押圧保持
する機構を備えた同心多軸振動波モータを提供する。
「作用」 本発明の振動波モータによれば、同心の多軸が回転し
て独立した出力が取り出される。
て独立した出力が取り出される。
「実施例」 以下本発明の実施例を図を用いて説明する。第1図は
本発明の実施例の断面図を示し、図において1は地板、
2aは外側回転軸で地板1に固設された軸受1aに軸支され
ており円筒形状をなしている。3はステータで地板1に
固設され緩衝部3dを隔てて設けられた内側弾性振動体3a
aと外側弾性振動体3abとこれら弾性振動体3aaおよび3ab
を励振する励振用電極付の内側圧電素子3baと外側圧電
素子3bbとを有し同心二重ドーナツ状の円盤形状をなし
ている。3eは内側ステータ3aと支持部3f間の緩衝部であ
る。4aは内側ロータで内側弾性振動体3aaに接する内側
スライダ4aaを備え外側回転軸2aに軸支されている。2b
は内側回転軸で円筒形の外側回転軸2aに内挿されており
2bcは油貯め部である。4bは外側ロータで外側弾性振動
体3abに接する外側スライダ4baを備え内側回転軸2bに軸
支されている。6aは内側ばねで外側回転軸2aの図の上端
に支着され防振ゴム等の緩衝材5aを介して内側ロータ4a
を内側ステータ3aに押圧する。6bは外側ばねで内側回転
軸2bの上端に支着され緩衝材5bを介して外側ロータ4bを
外側ステータ3bに押圧する。7はEリングで外側回転軸
2aが内側ばね6aによって上方に押し上げられるのを係止
保持している。このとき外側回転軸の凹部2aaのクリア
ランス幅に余裕を持たせ、Eリングの厚さを調節するこ
とによってばねの押圧力を調節出来る。9は内側回転軸
2bが外側ばね6bによって上方に押し上げられる圧力を調
節保持するばねであり、地板1に固設された上地板1bに
ねじ結合されており、ボール8を介して内側回転軸を押
圧している10a、10bは内側および外側圧電素子3ba、3bb
に駆動電力を供給するリード線である。
本発明の実施例の断面図を示し、図において1は地板、
2aは外側回転軸で地板1に固設された軸受1aに軸支され
ており円筒形状をなしている。3はステータで地板1に
固設され緩衝部3dを隔てて設けられた内側弾性振動体3a
aと外側弾性振動体3abとこれら弾性振動体3aaおよび3ab
を励振する励振用電極付の内側圧電素子3baと外側圧電
素子3bbとを有し同心二重ドーナツ状の円盤形状をなし
ている。3eは内側ステータ3aと支持部3f間の緩衝部であ
る。4aは内側ロータで内側弾性振動体3aaに接する内側
スライダ4aaを備え外側回転軸2aに軸支されている。2b
は内側回転軸で円筒形の外側回転軸2aに内挿されており
2bcは油貯め部である。4bは外側ロータで外側弾性振動
体3abに接する外側スライダ4baを備え内側回転軸2bに軸
支されている。6aは内側ばねで外側回転軸2aの図の上端
に支着され防振ゴム等の緩衝材5aを介して内側ロータ4a
を内側ステータ3aに押圧する。6bは外側ばねで内側回転
軸2bの上端に支着され緩衝材5bを介して外側ロータ4bを
外側ステータ3bに押圧する。7はEリングで外側回転軸
2aが内側ばね6aによって上方に押し上げられるのを係止
保持している。このとき外側回転軸の凹部2aaのクリア
ランス幅に余裕を持たせ、Eリングの厚さを調節するこ
とによってばねの押圧力を調節出来る。9は内側回転軸
2bが外側ばね6bによって上方に押し上げられる圧力を調
節保持するばねであり、地板1に固設された上地板1bに
ねじ結合されており、ボール8を介して内側回転軸を押
圧している10a、10bは内側および外側圧電素子3ba、3bb
に駆動電力を供給するリード線である。
次に動作について説明する。駆動電力がリード線10a
および10bを通して独立に内側および外側圧電素子3baお
よび3bbに供給されると、内側および外側弾性振動体3aa
および3abにそれぞれ独立の振動が発生する。3aaおよび
3abの振動は緩衝部3dが設けられているので互に干渉し
たり、一方の振動で他方が振動を発生したりすることは
ない。したがって、内側および外側ロータ4a、4bは独立
に回転され、内側および外側の回転軸2a、2bから独立に
出力が取り出される。勿論いずれか一方のみから出力が
取り出されうることも明らかである。
および10bを通して独立に内側および外側圧電素子3baお
よび3bbに供給されると、内側および外側弾性振動体3aa
および3abにそれぞれ独立の振動が発生する。3aaおよび
3abの振動は緩衝部3dが設けられているので互に干渉し
たり、一方の振動で他方が振動を発生したりすることは
ない。したがって、内側および外側ロータ4a、4bは独立
に回転され、内側および外側の回転軸2a、2bから独立に
出力が取り出される。勿論いずれか一方のみから出力が
取り出されうることも明らかである。
第2図はステータ3の構造を示す部分斜視図であり、
特にステータ3が内側ステータ3aと外側ステータ3bとか
ら構成されていることを示す。
特にステータ3が内側ステータ3aと外側ステータ3bとか
ら構成されていることを示す。
第3図はステータ3の緩衝部3dの改良された構成を示
し、内、外側ステータ3a、3bの干渉を減らすために緩衝
部3dに切抜部3daを設けている。
し、内、外側ステータ3a、3bの干渉を減らすために緩衝
部3dに切抜部3daを設けている。
なお、本実施例では回転軸、ステータおよびロータ等
が同心2組の場合について説明したが、これらを同心3
組以上を組合せることにより、同心多軸のモータを構成
することが出来る。例えば同心3軸モータの場合には、
第1図の内側回転軸2bを円筒にし、凹部2bbを設けてこ
こにEリングをはめることにより内側ロータを押圧保持
し、内側回転軸の内側に第3の回転軸を設ける。あるい
はねじ9を内外二重とし、図の内側回転軸を外側ねじで
押圧保持し(ボールはなしで)、第3の回転軸を第1の
ように構成すればよい。ステータ、ロータ等は2軸の場
合と同様にして増設すればよいことは明らかである。
が同心2組の場合について説明したが、これらを同心3
組以上を組合せることにより、同心多軸のモータを構成
することが出来る。例えば同心3軸モータの場合には、
第1図の内側回転軸2bを円筒にし、凹部2bbを設けてこ
こにEリングをはめることにより内側ロータを押圧保持
し、内側回転軸の内側に第3の回転軸を設ける。あるい
はねじ9を内外二重とし、図の内側回転軸を外側ねじで
押圧保持し(ボールはなしで)、第3の回転軸を第1の
ように構成すればよい。ステータ、ロータ等は2軸の場
合と同様にして増設すればよいことは明らかである。
「発明の効果」 本発明の振動波モータによれば簡単な構成で同心で多
軸の出力が得られる。
軸の出力が得られる。
第1図乃至第3図は本発明の実施例を示し、第1図は本
発明の実施例の断面略図、第2図はステータの構造を示
す部分斜視略図および第3図はステータの緩衝部の改良
された構成を示す部分平面略図である。 1…地板、1a…軸受 1b…上地板、2a…外側回転軸 2b…内側回転軸、3…ステータ 3aa…内側弾性振動体 3ab…外側弾性振動体 3ba…内側圧電素子 3bb…外側圧電素子 3c…支持部、3d…緩衝部 4a…内側ロータ、4b…外側ロータ 4aa…内側スライダ 4ba…外側スライダ 6a…内側ばね、6b…外側ばね 7…Eリング、8…ボール 9…ねじ 10a、10b…リード線
発明の実施例の断面略図、第2図はステータの構造を示
す部分斜視略図および第3図はステータの緩衝部の改良
された構成を示す部分平面略図である。 1…地板、1a…軸受 1b…上地板、2a…外側回転軸 2b…内側回転軸、3…ステータ 3aa…内側弾性振動体 3ab…外側弾性振動体 3ba…内側圧電素子 3bb…外側圧電素子 3c…支持部、3d…緩衝部 4a…内側ロータ、4b…外側ロータ 4aa…内側スライダ 4ba…外側スライダ 6a…内側ばね、6b…外側ばね 7…Eリング、8…ボール 9…ねじ 10a、10b…リード線
Claims (1)
- 【請求項1】地板と、この地板に軸受を介して軸支され
る円筒形の外側回転軸と、前記地板に固設され緩衝部を
隔てて設けられた内側および外側弾性振動体とこれら弾
性振動体を励振する励振用電極付の内側および外側圧電
素子とを有する円形のステータと、前記内側弾性振動体
に接する内側スライダを備え前記外側回転軸に軸支され
る内側ロータと、前記外側回転軸に内挿された内側回転
軸と、前記外側弾性振動体に接する外側スライダを備え
前記内側回転軸に軸支される外側ロータと、前記外側回
転軸の一端に支着され緩衝材を介して前記内側ロータを
前記内側ステータに押圧する内側ばねと、前記内側回転
軸の一端に支着され緩衝材を介して前記外側ロータを前
記外側ステータに押圧する外側ばねと、前記外側および
内側回転軸を前記内側および外側ばねに抗して押圧保持
する機構を備えたことを特徴とする同心多軸振動波モー
タ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1020630A JP2764296B2 (ja) | 1989-01-30 | 1989-01-30 | 同心多軸振動波モータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1020630A JP2764296B2 (ja) | 1989-01-30 | 1989-01-30 | 同心多軸振動波モータ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02202383A JPH02202383A (ja) | 1990-08-10 |
JP2764296B2 true JP2764296B2 (ja) | 1998-06-11 |
Family
ID=12032553
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1020630A Expired - Fee Related JP2764296B2 (ja) | 1989-01-30 | 1989-01-30 | 同心多軸振動波モータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2764296B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62279980A (ja) * | 1986-05-29 | 1987-12-04 | Kanzaki Paper Mfg Co Ltd | 感熱記録体 |
-
1989
- 1989-01-30 JP JP1020630A patent/JP2764296B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02202383A (ja) | 1990-08-10 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |