JP2762666B2 - 刺繍データ処理装置 - Google Patents

刺繍データ処理装置

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JP2762666B2
JP2762666B2 JP7797990A JP7797990A JP2762666B2 JP 2762666 B2 JP2762666 B2 JP 2762666B2 JP 7797990 A JP7797990 A JP 7797990A JP 7797990 A JP7797990 A JP 7797990A JP 2762666 B2 JP2762666 B2 JP 2762666B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、刺繍ミシンによる縫目で埋められるべき複
数の閉領域を一斉に画面上に表示させるとともに、オペ
レータの指令に基づいてそれら閉領域の中からオペレー
タが希望する希望閉領域を選び出すことが可能な刺繍デ
ータ処理装置に関するものであり、特に希望閉領域を選
出する技術に関するものである。
発明の背景 本出願人は先に、アウトラインメモリ,アウトライン
表示制御手段,候補アウトライン決定手段および真正ア
ウトライン決定手段を含む刺繍データ処理装置を開発し
た。アウトラインメモリは、複数の閉領域をそれぞれ規
定する複数のアウトラインの各々のアウトラインデータ
を記憶するものである。アウトライン表示制御手段は、
それらアウトラインデータに基づいて、複数のアウトラ
インを一斉に画面上に表示させるものである。候補アウ
トライン決定手段は、オペレータが、画面上に表示され
ている複数のアウトラインのうち希望アウトラインの上
またはそれの近傍に一つの選択基点を設定すべく発した
指令に基づいて、選択基点を設定し、複数のアウトライ
ンのうちその選択基点に最も近いものを希望アウトライ
ンの候補に決定して、その候補アウトラインを画面上に
他のアウトラインとは異なる状態で表示させるものであ
る。真正アウトライン決定手段は、オペレータがその候
補アウトラインを真の希望アウトライン(以下、真正ア
ウトラインという)に決定すべく発した指令に基づい
て、その候補アウトラインを真正アウトラインに決定す
るものである。
発明が解決しようとする課題 画面上において複数の閉領域が隙間を隔てて互に接す
る場合、すなわち、アウトラインが重なり合うことなく
複数の閉領域が互に接する場合には、最も近いアウトラ
インが1つしか存在しない選択基点を設定することがで
きる。選択基点がこのように設定されれば、候補アウト
ライン決定手段は直ちにそれを候補アウトラインに決定
する。しかし、複数の閉領域がアウトラインにおいて互
に接する場合、すなわち、ある閉領域のアウトラインと
別の閉領域のアウトラインとが画面上において重なり合
って表示される場合には、選択基点に最も近いアウトラ
インが1つしか存在しない選択基点を設定することがで
きない場合がある。この場合には、選択基点をアウトラ
インの重合部の上またはそれの近傍に設定せざるを得
ず、その結果、選択基点に最も近いアウトラインが複数
存在することになる。このような事情から、候補アウト
ライン決定手段は、選択基点に最も近いアウトラインの
いずれかを候補アウトラインに決定するとともに、オペ
レータがその候補アウトラインを変更すべき指令を発し
たか否かを判定し、そうでなければ、候補アウトライン
決定手段の今回の作動が終了するが、そうであれば、選
択基点に最も近い複数のアウトラインのうち今回の候補
アウトラインとは異なるものを次回の候補アウトライン
に決定するように設定されている。
以上の説明から明らかなように、上記開発装置におい
ては、画面上において重なり合って表示されている複数
のアウトラインのいずれかを真正アウトラインとして選
び出すことが必要である場合には、オペレータによる発
令を何回も行わなければ真正アウトラインを選び出すこ
とができず、真正アウトラインの選出に手間がかかると
いう問題があった。
本発明はこの問題を解決することを課題として為され
たものである。
課題を解決するための手段 そして、本発明の要旨は、第1図に示すように、刺繍
データ処理装置を、刺繍ミシンによる縫目で埋められる
べき複数の閉領域をそれぞれ規定する複数のアウトライ
ンの各々のアウトラインデータを、それら各閉領域に対
して付与される番号と共に記憶するアウトラインメモリ
を有し、かつ、それらアウトラインデータに基づいて複
数の閉領域を一斉に画面上に表示させるとともに、オペ
レータがその表示結果に基づいて発した指令に基づい
て、それら閉領域の中からオペレータが希望する希望閉
領域を選び出すことが可能なものであって、(a)複数
の閉領域のうち予め定められている条件を満たす一つの
閉領域を希望閉領域の候補に決定し、その候補閉領域を
画面上に他の閉領域とは異なる状態で表示させる候補閉
領域決定手段と、(b)画面上の他の閉領域とは異なる
状態で表示される閉領域の番号を記憶する特別表示番号
メモリと、(c)オペレータがその特別表示番号メモリ
に記憶されている番号を変更すべく発した指令に基づい
てその番号を変更し、複数の閉領域のうちその変更され
た番号が付与されるものを新たな候補閉領域として画面
上に他の閉領域とは異なる状態で表示させる候補閉領域
変更手段と、(d)オペレータがその新たな候補閉領域
を真の希望閉領域に決定すべく発した指令に基づいて、
その新たな候補閉領域を真の希望閉領域に決定する真正
閉領域決定手段とを含むものとしたことにある。
作用 以上のように構成された本発明装置においては、オペ
レータの指令に基づいて、画面上に特別表示される候補
閉領域を特定する番号(以下、特別表示番号という)が
変更されることによって候補閉領域が変更される。その
ため、アウトラインが重なり合っている複数の閉領域の
中から希望閉領域を選出する場合でも、アウトラインが
重なり合っていることに起因してオペレータの指令に適
合しない閉領域が選出されることがないことから、希望
閉領域を選出するのに必要なオペレータの発令の回数が
少なくて済む。
オペレータが特別表示番号を変更すべく発する指令
は、変更前の候補閉領域から変更後の候補閉領域を得る
のに必要な候補閉領域の、画面上の位置に関する変更量
(以下、単に候補閉領域の位置変更量という)に応じて
決まる。そのため、特別表示番号の変更量と候補閉領域
の位置変更量との対応関係がオペレータにとって認識し
易いものであることが望ましい。また、刺繍データ処理
装置においては普通、複数の閉領域の各々のアウトライ
ンと共に、それら閉領域が縫目で埋められる順序を表す
縫い順番号が記憶されるようになっている。そして、複
数の閉領域の各々の、画面上における表示位置を縫い順
に関連付けて認識することはオペレータにとって比較的
簡単である。
これらの事情から、本発明における『番号』に縫い順
番号を選んだ場合には、特別表示番号の変更量と候補閉
領域の位置変更量との対応関係がオペレータにとって認
識し易くなって、オペレータによる希望閉領域の選出が
簡単になる。
刺繍データ処理装置においては、希望閉領域の選択
と、その希望閉領域についての刺繍データの作成とを順
に行う刺繍データ処理が複数回行われるのが一般的であ
る。つまり、オペレータにより希望閉領域の選択が一回
行われたならば、その今回の希望閉領域に関する刺繍デ
ータ処理が行われ、この処理が終了したならば、オペレ
ータにより今回とは異なる希望閉領域が選択され、その
後、その新たな希望閉領域に関する刺繍データ処理が行
われるのが一般的なのである。そして、各閉領域に関す
る刺繍データ処理は一般に、閉領域の縫い順と同じ順序
で行われる。
したがって、縫い順番号を本発明における『番号』を
選ぶとともに、候補閉領域決定手段を、前回の刺繍デー
タ処理において選択された希望閉領域を今回の刺繍デー
タ処理における候補閉領域に決定する態様とした場合に
は、候補閉領域変更手段によって特別表示番号を例えば
1ずつ増加させるだけで希望閉領域の選出が可能とな
り、オペレータによる希望閉領域の選出が一層簡単にな
る。なお、この態様の候補閉領域決定手段においては、
前回の刺繍データ処理において選択された希望閉領域が
本発明における『複数の閉領域のうち予め定められてい
る条件を満たす一つの閉領域』である。
なお付言すれば、候補閉領域決定手段は、複数の閉領
域のうち一定の番号が付与されるものを候補閉領域に決
定する態様であってもよい。なお、この態様の候補閉領
域決定手段においては、複数の閉領域のうち一定の番号
が付与されるものが本発明における『複数の閉領域のう
ち予め定められている条件を満たす一つの閉領域』であ
る。
さらに付言すれば、本発明は、アウトラインにおいて
互に接する複数の閉領域について作動する刺繍データ処
理装置のみならず、隙間を隔てて互に接する複数の閉領
域について作動する刺繍データ処理装置に適用すること
もできる。
発明の効果 以上の説明から明らかなように、本発明に従えば、複
数のアウトラインが重なり合っているか否かとは無関係
にオペレータの指令に適合した閉領域が選出されるか
ら、複数のアウトラインが重なり合っているために希望
閉領域の選出にかかる時間が長くなることが防止され
て、刺繍データの処理能率が向上するという効果が得ら
れる。
実施例 第2図に本発明の一実施例である刺繍データ処理装置
のブロック図を示す。図において、CPU(中央処理装
置)10には、ROM(読み出し専用記憶手段)12およびRAM
(読み書き可能記憶手段)14がバス(共用信号伝達路)
16によって接続されている。CPU10にはさらに、表示手
段制御回路18,補助記憶手段制御回路20,入力手段制御回
路22および位置指定入力手段制御回路24を介して、それ
ぞれ表示手段26,補助記憶手段28,入力手段30および位置
指定入力手段32が接続されている。補助記憶手段28はフ
ロッピーディスクにデータを記憶させたり、フロッピー
ディスクからそれに記憶されているデータを読み出すも
のである。そのフロッピーディスクには、刺繍ミシンに
よる刺繍によって形成されるべき複数の刺繍図形(文
字,数字,記号等を含む)の各々について、その刺繍図
形が複数の閉領域に分割された各閉領域を規定する複数
のアウトラインの各々のアウトラインデータが、それら
閉領域を縫目で埋めた場合に各閉領域が埋められる順序
を表す縫い順番号を表す縫い順番号データと共に予め記
憶されている。アウトラインデータは、アウトラインを
規定する複数の頂点の各々の座標を表す頂点データの集
合である。ROM12には、第3図にフローチャートで表さ
れるアウトライン選択用サブルーチンを含む種々の種々
の制御プログラムが記憶されており、CPU10はこの制御
プログラムに基づいてRAM14あるいは補助記憶手段28か
らデータを読み出しつつ刺繍データの処理を行う。入力
手段30は、CPU10の作動を制御するためにオペレータに
より操作される多数のキースイッチを備えたキーボード
を含んでいる。表示手段26は、補助記憶手段28に記憶さ
れている複数の刺繍図形を表示するCRTディスプレイを
含んでおり、位置指定入力手段32はそのCRTディスプレ
イの画面上の位置を指定するためのマウス(あるいはラ
イトペン)を含んでいる。RAM14には、第4図に示すよ
うに、後述のアウトラインメモリ40,アウトライン属性
メモリ44,先頭アウトライン用記憶順番号メモリ46,末尾
アウトライン用記憶順番号メモリ48,特別表示番号メモ
リ50等が設けられている。
次に作動を説明する。
本刺繍データ処理装置の電源が投入されれば、CPU10
は初期設定を行うとともに、表示手段26の画面上に第5
図に示すように、マウスの操作によって選択される複数
のメニューを表示させる。図において60は画面、62はマ
ウスのカーソルを示している。マウスの操作により複数
のメニューのうち『フロッピー』が選択されれば、CPU1
0はまず、マウスの操作により、補助記憶手段28に記憶
されている複数の刺繍図形のうち今回刺繍データを作成
するものを選択し、その選択された刺繍図形(以下、単
に今回の刺繍図形という)の複数のアウトラインデータ
を補助記憶手段28から読み出してアウトラインメモリ40
に記憶させる。
その後、CPU10はアウトライン選択モードへ移行す
る。本刺繍データ処理装置においては、アウトラインの
選択方式として縫い順利用方式と選択基点利用方式とが
準備されている。そして、キーボードまたはマウスの操
作により縫い順利用方式と選択基点利用方式とのいずれ
かが選択可能となっている。
まず、縫い順利用方式が選択された場合について説明
する。
CPU10は、各アウトラインデータがアウトラインメモ
リ40に記憶された記憶順を表す記憶順番号と、各アウト
ラインデータに属する複数の頂点データがアウトライン
メモリ40において記憶されている複数の記憶領域のうち
先頭のもののアドレス(以下、先頭アドレスという)と
の対応関係をアウトライン属性メモリ44に記憶させる。
その後、CPU10は、補助記憶手段28から今回の刺繍図形
の複数の縫い順番号データを読み出して、それら各縫い
順番号データをアウトライン属性メモリ44にアウトライ
ンデータに関連付けて記憶させる。さらに、CPU10は、
今回の刺繍図形に属する複数のアウトライン内を縫目で
埋めた場合に各アウトラインの直ぐ前に埋められるアウ
トライン(以下、手前アウトラインという。図において
も同じ)に対応する記憶順番号と、次に埋められるアウ
トライン(以下、次アウトラインという。図においても
同じ)に対応する記憶順番号とを求めるとともに、それ
ら記憶順番号をアウトライン属性メモリ44にアウトライ
ンデータに関連付けて記憶させる。アウトライン属性メ
モリ44に記憶されるデータの一例を第6図に表で表す。
その後、CPU10は縫い順利用方式アウトライン選択の
ための複数のメニュー(後に詳述する)を画面上に表示
させるとともに、アウトラインメモリ40に記憶されてい
る複数のアウトラインデータに基づいて、複数のアウト
ラインを一斉に画面上に表示させる。それの一例を第7
図に示す。
続いて、CPU10は第3図のルーチンを実行する。この
ルーチンにおいてはまず、ステップS1(以下、単にS1で
表す。他のステップについても同じ)において、複数の
アウトラインのうち、特別表示番号メモリ50に現に記憶
されている特別表示番号(以下、カレント特別表示番号
という)と等しい記憶順番号を有するもの(以下、カレ
ントアウトラインという)が初回の希望アウトラインの
候補(以下、候補アウトラインという)として他のアウ
トラインとは異なる状態で表示させられる。カレントア
ウトラインが特別表示させられるのであり、この特別表
示は例えば高輝度表示,反転表示等である。
なお、CPU10は、本刺繍データ処理装置の電源投入後
の、初回のアウトライン選択モードの開始時には、複数
のアウトラインのうちそれらアウトライン内に縫目で埋
めた場合に最初に埋められる先頭アウトラインに対応す
る記憶順番号を特別表示番号メモリ50に記憶させるよう
に設計されている。そのため、初回のアウトライン選択
モードの開始時には、先頭アウトラインが初回の候補ア
ウトラインとして特別表示されることになる。
また、CPU10は、2回目以後の各回のアウトライン選
択モードの開始時には、前回のアウトライン選択モード
の終了時におけるカレント特別表示番号を、今回のアウ
トライン選択モードの開始時におけるカレント特別表示
番号として利用するようにも設計されている。そのた
め、2回目以後の各回のアウトライン選択モードの開始
時には、前回のアウトライン選択モードにおいて最後に
特別表示させられたアウトラインが再び特別表示させら
れることになる。
S1においてはさらに、それの実行前に画面上において
今回特別表示するアウトラインとは異なるアウトライン
が特別表示されている場合には、その特別表示が通常表
示に変えられるようになっている。特別表示が行われて
いる画面の一例を第8図に示す。図において破線で示す
アウトラインが今回の候補アウトラインである。
その後、S2において、マウスに設けられた中止ボタ
ン,メニュー選択ボタン等のいずれかが操作されるのが
待たれる。操作されたならば、S3において、中止ボタン
が操作されたか否かが判定され、そうであればS3の判定
結果がyesとなり、S4において、後述のリターンコード
が0に設定された後、S23において、カレントアウトラ
インが通常表示させられる。以上で本ルーチンの一回の
実行が終了する。
これに対して、中止ボタンではないボタンが操作され
た場合には、S3の判定結果がnoとなり、S5において、そ
のボタンがメニュー選択ボタンであるか否か、すなわ
ち、複数のメニューのいずれかが選択されたか否かが判
定される。メニュー選択ボタンが操作されなかったので
あれば、判定の結果がnoとなり、S2に戻るが、操作され
たのであれば、S6〜S11において複数のメニューのうち
選択された選択メニューが判定される。
複数のメニューは『先頭』,『末尾』,『手前』,
『カレント』,『次』および『確定』の6つを含んでい
る。以下、各メニューの内容を説明する。
・『先頭』:複数のアウトラインの先頭アウトラインを
候補アウトラインとして選択する。
・『末尾』:複数のアウトラインのうちそれらアウトラ
イン内を縫目で埋めた場合に最後に埋められる末尾アウ
トラインを候補アウトラインとして選択する。
・『手前』:カレントアウトラインの手前アウトライン
を候補アウトラインとして選択する。
・『カレント』:カレントアウトラインを候補アウトラ
インとする。
・『次』:カレントアウトラインの次アウトラインを候
補アウトラインとして選択する。
・『確定』:現在の候補アウトラインを真の希望アウト
ライン(以下、真正アウトラインという)に決定する。
S6においては、選択メニューが『カレント』であるか
否かが判定される。そうであれば、S12において、カレ
ントアウトラインを通常表示させた後、S1に戻る。S1に
おいては、そのカレントアウトラインが特別表示され
る。その結果、同じアウトラインが続けて選択された場
合には、その同じアウトラインが特別表示から一時的に
通常表示に変えられることとなり、同じアウトラインが
選択されている事実がオペレータにより容易に認識され
得る。
選択メニューが『カレント』ではない場合には、S7に
おいて、選択メニューが『先頭』であるか否かが判定さ
れる。選択メニューが『先頭』であれば、S13におい
て、複数のアウトラインのうち縫い順番号が1であるも
のが先頭アウトラインとして検索され、その先頭アウト
ラインの記憶順番号が先頭アウトライン用記憶順番号メ
モリ46に記憶された後、カレント特別表示番号が先頭ア
ウトラインの記憶順番号と等しいか否かが判定される。
そうであれば、S14においてブザーが一定時間作動させ
られた後、S2に戻るが、そうでなければ、S15におい
て、カレント特別表示番号が先頭アウトラインの記憶順
番号とされた後、S1に戻る。S1においては、先頭アウト
ラインが特別表示させられる。
選択メニューが『先頭』でもない場合には、S8におい
て、選択メニューが『末尾』であるか否かが判定され
る。選択メニューが『末尾』であれば、S16において、
複数のアウトラインのうち縫い順番号がN(今回の刺繍
図形に属するアウトラインの数)に等しいものが末尾ア
ウトラインとして検索され、その末尾アウトラインの記
憶順番号が末尾アウトライン用記憶順番号メモリ48に記
憶されて、カレント特別表示番号が末尾アウトラインの
記憶順番号と等しいか否かが判定される。そうであれ
ば、S14を経てS2に戻るが、そうでなければ、S17におい
て、カレント特別表示番号が末尾アウトラインの記憶順
番号とされた後、S1に戻る。S1においては、末尾アウト
ラインが特別表示させられる。
選択メニューが『末尾』でもない場合には、S9におい
て、選択メニューが『手前』であるか否かが判定され
る。選択メニューが『手前』であれば、S18において、
カレント特別表示番号が先頭アウトラインの記憶順番号
と等しいか否かが判定される。そうであれば、S14を経
てS2に戻るが、そうでなければ、S19において、複数の
アウトラインのうち縫い順番号がカレントアウトライン
の縫い順番号から1を差し引いたものに等しいものが手
前アウトラインとして検索され、カレント特別表示番号
が手前アウトラインの記憶順番号とされた後、S1に戻
る。S1においては、手前アウトラインが特別表示させら
れる。
選択メニューが『手前』でもない場合には、S10にお
いて、選択メニューが『次』であるか否かが判定され
る。選択メニューが『次』であれば、S20において、カ
レント特別表示番号が末尾アウトラインの記憶順番号と
等しいか否かが判定される。そうであれば、S14を経てS
2に戻るが、そうでなければ、S21において、複数のアウ
トラインのうち縫い順番号がカレントアウトラインの縫
い順番号に1を加えたものに等しいものが次アウトライ
ンとして検索され、カレント特別表示番号が次アウトラ
インの記憶順番号とされた後、S1に戻る。S1において
は、次アウトラインが特別表示させられる。
選択メニューが『次』でもない場合には、S11におい
て、選択メニューが『確定』であるか否かが判定され
る。そうであれば、S22においてリターンコードが1と
され、S23において特別表示が通常表示に変えられた
後、本ルーチンの一回の実行が終了するが、そうでなけ
れば、S14を経てS2に戻る。
以上、縫い順利用方式が選択された場合について説明
しが、次に、選択基点利用方式が選択された場合につい
て説明する。なお、選択基点利用方式は周知のものであ
って、本発明を理解する上で不可欠ではないため、簡単
に説明する。
マウスの操作により画面上において希望アウトライン
上またはそれの近傍に選択基点が設定されれば、複数の
アウトラインのうちその選択基点に最も近いものが候補
アウトラインに決定される。このとき、選択基点に最も
近いアウトラインが複数存在する場合には、それらアウ
トラインのいずれかが今回の候補アウトラインに決定さ
れ、マウスの操作によりその今回の候補アウトラインを
変更したい旨のデータが入力されたか否かが判定され、
そうであれば、選択基点に最も近い複数のアウトライン
のうち今回の候補アウトラインとは異なる一つのアウト
ラインが次回の候補アウトラインに決定される。そし
て、マウスの操作により今回の候補アウトラインを真正
アウトラインに決定したい旨のデータが入力されれば、
その候補アウトラインが真正アウトラインに決定される
とともに、リターンコードが1とされるが、今回のアウ
トライン選択モードを中止したい旨のデータが入力され
れば、リターンコードが0とされる。
縫い順利用方式を用いる場合でも選択基点利用方式を
用いる場合でも、リターンコードの設定が終了したなら
ば一回のアウトライン選択モードが終了する。その後、
CPU10はリターンコードが0であるか1であるかを判定
する。0であれば、第5図に示す初期状態に戻るが、1
であれば、希望アウトラインに関する次の処理が行われ
る。後者の場合には、例えば、マウスおよびキーボード
の操作により希望アウトライン内を縫目で埋める縫糸の
色,縫目で埋める方向などが入力されれば、それら入力
結果を満たす刺繍データを作成する刺繍データ作成が行
われたり、刺繍開始指令が出されれば、刺繍ミシンによ
って今回の刺繍図形を被縫製物上に形成する刺繍が行わ
れる。
以上の説明から明らかなように、本実施例において
は、コンピュータの、第3図のS1およびS23を実行する
部分が候補閉領域決定手段を構成し、コンピュータの、
同図のS5〜S10およびS12〜S21を実行する部分が、マウ
スと共同して候補閉領域変更手段を構成し、コンピュー
タの、同図のS2〜S4,S11およびS22を実行する部分が真
正閉領域決定手段を構成している。
以上、本発明の一実施例を図面に基づいて詳細に説明
したが、その他にも当業者の知識に基づいて種々の変
形,改良を施した態様で本発明を実施することが可能で
ある。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の構成を概念的に示すブロック図であ
る。第2図は本発明の一実施例である刺繍データ処理装
置を示すブロック図である。第3図は上記実施例装置の
ROMに記憶されているプログラムのうち、本発明に関連
の深い部分のみを取り出して示すフローチャートであ
る。第4図は上記実施例装置のRAMの構成を概念的に示
す図である。第5図,第7図および第8図はそれぞれ、
上記実施例装置の画面の表示結果の一例を示す図であ
る。第6図は上記実施例装置のRAMのアウトライン属性
メモリに記憶されるデータの一例を示す表である。 40:アウトラインメモリ 44:アウトライン属性メモリ 50:特別表示番号メモリ 60:画面、62:カーソル

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】刺繍ミシンによる縫目で埋められるべき複
    数の閉領域をそれぞれ規定する複数のアウトラインの各
    々のアウトラインデータを、それら閉領域に対してそれ
    ぞれ付与される番号と共に記憶するアウトラインメモリ
    を有し、かつ、それらアウトラインデータに基づいて前
    記複数の閉領域を一斉に画面上に表示させるとともに、
    オペレータがその表示結果に基づいて発した指令に基づ
    いて、それら閉領域の中からオペレータが希望する希望
    閉領域を選び出すことが可能な刺繍データ処理装置であ
    って、 前記複数の閉領域のうち予め定められている条件を満た
    す一つの閉領域を前記希望閉領域の候補に決定し、その
    候補閉領域を前記画面上に他の閉領域とは異なる状態で
    表示させる候補閉領域決定手段と、 前記画面上に他の閉領域とは異なる状態で表示される閉
    領域の前記番号を記憶する特別表示番号メモリと、 オペレータがその特別表示番号メモリに記憶されている
    番号を変更すべく発した指令に基づいてその番号を変更
    し、前記複数の閉領域のうちその変更された番号が付与
    されるものを新たな候補閉領域として前記画面上に他の
    閉領域とは異なる状態で表示させる候補閉領域変更手段
    と、 オペレータがその新たな候補閉領域を真の希望閉領域に
    決定すべく発した指令に基づいて、その新たな候補閉領
    域を真の希望閉領域に決定する真正閉領域決定手段と、 を含むことを特徴とする刺繍データ処理装置。
JP7797990A 1990-03-27 1990-03-27 刺繍データ処理装置 Expired - Lifetime JP2762666B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006314430A (ja) * 2005-05-11 2006-11-24 Juki Corp 縫製データ編集表示装置

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