JP2762653B2 - 無線呼出方式における自動位相調整方式 - Google Patents

無線呼出方式における自動位相調整方式

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は無線呼出方式にかかり、特に子局の位相調整
部において設定されている遅延量が無効とされた場合
に、位相調整部を迅速に設定してその間における受信率
の低下を防止する自動位相調整方式に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
第4図に示す無線呼出方式では、親局21と複数の子局
22とを有線伝送路で接続し、かつこれら子局22と複数の
基地局23とを有線伝送路で接続している。また、基地局
23に設けた送信機と呼出受信機24とを無線伝送路で接続
している。そして、親局21においては、呼出信号を作成
して送出し、子局22ではその信号を受信し位相を調整
し、この信号を各基地局23の送信機から放送して呼び出
しを行っている。
このような無線呼出方式においては、複数の送信機か
らの電波の強さが同じ程度のエリアの一部では、各々の
送信機からの呼び出し信号のズレにより受信電界強度が
小さくなり、このエリアでは受信機の受信率が悪くな
る。これを防ぐ手段として各送信機からの呼び出し信号
の位相をそろえる方式が用いられている。この方式によ
り、複数の送信機からの電波の強さが同じ程度のエリア
でも受信率の低下を防ぐことができる。
ここで、第4図に示した方式における自動位相調整は
次のようにして行われる。
最初に位相調整をする送信機を決める。ここでは基地
局Aと基地局Bの各送信機に対して考えるものとする。
次に、これら基地局A,Bが接続される親局21から基地局
Aの送信パワーをONにするよう制御信号を出力する。こ
の制御信号は基地局Aのみ送信パワーをONにするよう基
地局ごとに決められた番号に1対1に対応した番号を含
んでいる。この制御信号に続いて、ある定められたビッ
ト列を出力する。このビット列は空間に放射され、受信
機24で受信され、かつこの受信機24から該親局21に接続
された子局22に戻される。
子局22では親局21からのビット列と受信機24からのビ
ット列の位相を比較し、その遅延量を求める。このビッ
ト列の適当な繰り返し送出終了後、基地局Aに送信パワ
ーをOFFするよう制御信号を出力する。
基地局Bの場合も同じようにして遅延量を求める。
各々の場合に求めた遅延量の差を基地局Aに接続され
ている子局22内の位相調整部に設定する。このようにし
て基地局Aから放送される信号の位相を基地局Bからの
位相に合わせることができる。同じように他の基地局に
も順次適用させる事により、全基地局の位相調整が可能
となる。
なお、位相調整を実施する送信機の順序はあらかじめ
決められているものとする。〔発明が解決しようとする
課題〕 上述した従来の自動位相調整方式においては、子局22
に設けられた位相調整部に設定された遅延量は、メモリ
又は同等の機能を持つ回路に記憶されている。ここで電
源断等のような障害によって、記憶されていた遅延量が
失われた場合には、この障害が復旧しても遅延量は最適
な値ではなくなり、送信機から放送される信号の位相が
合わなくなる。したがって、次の位相調整が上述したよ
うな手順で実施されるまでの間、各基地局間のエリアの
一部では受信電界強度が小さくなり、この間受信機の受
信率が低下してしまうという問題がある。
本発明の目的は、遅延量が無効とされた場合でも、直
ちに位相調整部において有効な遅延量を設定し、位相の
ズレによる受信率の低下を防止する自動位相調整方式を
提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の自動位相調整方式は、子局には位相調整部に
設定された遅延量が有効か無効かを示す手段と、位相調
整信号の送出を子局から親局へ要求する手段とを備え、
親局には子局からの位相調整信号送出の要求により位相
調整信号を送出する手段を備えている。
ここで、子局における、遅延量が有効か無効を示す手
段はメモリ部で構成され、位相調整信号の送出を要求す
る手段は子局制御部であり、メモリ部は位相調整部から
の信号で有効信号を、パワーオンリセット回路部からの
信号で無効信号をそれぞれ子局制御部に出力することが
できる。
また、親局における、子局からの要求信号により位相
調整信号を送出する手段は、信号受信部での受信信号に
基づいて位相調整信号を編集して信号送出部から送出さ
せる親局制御部で構成される。
〔作用〕
本発明によれば、子局においては遅延量が無効なとこ
ろを検出して直ちに有効な遅延量を設定し、親局ではこ
れに対応して有効な遅延量を設定し、障害が発生した後
においても直ちに位相のズレを抑制する。
〔実施例〕
次に、本発明を図面を参照して説明する。
第1図は本発明の子局の一実施例の内部構成を示すブ
ロック図、第2図はその位相調整部とその周辺部の回路
図、第3図は親局の内部構成を示すブロック図である。
なお、これら子局と親局は第4図に示した無線呼出方式
に適用されるものとする。
第1図に示す子局において、符号1は親局からの位相
調整信号を受信して各位相調整部へ分配する信号受信
部、2は遅延量を外部から与えられてその値に従って位
相を遅延させる位相調整部、3は親局からの位相調整信
号と受信機からの位相調整信号の位相差を測定する遅延
量測定部、4は遅延量が有効か無効かを示すメモリ部で
ある。また、5は位相調整部2に設定すべき遅延量を算
出し設定する機能と、遅延量が無効であるところを検出
し、親局へ位相調整信号送出を要求する機能をもつ子局
制御部、6は子局制御部5からの要求信号を親局へ出力
する信号送信部、7はパワーオン時にリセット信号を出
力するパワーオンリセット回路部である。
ここで、前期メモリ部4は、第2図のようにセット端
子Sに位相調整部2を接続し、リセット端子Rにパワー
オンリセット回路部7を接続し、かつその出力を前記子
局制御部5に接続している。
一方、第3図に示す親局において、符号11は子局から
の信号を受信する信号受信部、12は子局へ位相調整信号
を送信する信号送信部、13は位相調整信号の編集と送出
制御を行う親局制御部、14は位相調整をする送信機の順
番を指定するコマンドを入力するためのコンソールと親
局制御部13が通信できるようにする為のコンソールイン
ターフェース部である。
以上のように構成された子局及び親局を備えた無線呼
出方式においては、通常動作時では、子局制御部5は信
号受信部1を通して親局からの位相調整信号を受信,分
析する。子局は自分の配下の送信機に対して位相調整の
要求があった場合、遅延測定部3から遅延量を読み出し
て遅延量を算出し位相調整部に設定する。同時にメモリ
部4はセット端子Sを通して出力Qを論理“1"すなわち
遅延量が有効であることを示す。
そこで、位相調整部2に供給される電源が一旦切れ、
その後復旧した場合、パワーオンリセット回路部7はメ
モリ部4全てをリセットする。すなわちパワーオンリセ
ット回路部7からのリセット信号がメモリ部4のリセッ
ト端子Rに入り、出力Qを論理“0"にする。子局制御部
5はメモリ部4の出力Qを監視して論理“0"すなわち遅
延量が無効であることを検出した場合、その位相調整部
2に接続された送信機の番号を算出し、その送信機番号
を含んだ位相調整信号を送出するよう要求する信号を信
号送信部6に設定し親局へ送る。
親局では制御部13が上記の要求信号を信号受信部11か
ら受信し、要求信号に従い位相調整信号を編集し、信号
受信部12から放送する。この放送はそれまでの位相調整
を中断して行われる。子局では放送された位相調整信号
を受信して有効な遅延量を設定する。
したがって、子局においてはメモリ部4及び子局制御
部5において遅延量が無効なところを検出すたときには
速やかに有効な遅延量を設定し、かつ親局ではこれに対
応して有効な遅延量を設定することにより、障害が復旧
された際における位相のズレを抑制し、復旧後における
受信率が低下される期間を短くすることが可能となる。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明は、子局においては遅延量
が無効なところを検出して直ちに有効な遅延量を設定
し、親局ではこれに対応して有効な遅延量を設定するの
で、障害が発生しかつ復旧された際における位相のズレ
を抑制し、復旧後における受信率を改善することができ
る効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の自動位相調整方式にかかる子局の内部
構成を示すブロック図、第2図は位相調整部及びメモリ
部の回路図、第3図は親局の内部構成を示すブロック
図、第4図は本発明が適用される無線呼出方式の構成図
である。 1……信号受信部、2……位相調整部、3……遅延量測
定部、4……メモリ部、5……子局制御部、6……信号
送信部、7……パワーオンリセット信号発生部、11……
信号受信部、12……信号送信部、13……親局制御部、14
……コンソールインターフェース部、21……親局、22…
…子局、23(A,B,C)……基地局、24……受信機。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の子局と親局とを有線伝送路で接続
    し、かつこれら子局と複数の送信機とを有線伝送路で接
    続し、前記送信機と受信機とを無線伝送路で接続し、前
    記子局は位相調整部を有して接続される送信機ごとに信
    号を遅延させるようにした位相調整方式において、前記
    子局には位相調整部に設定された遅延量が有効か無効か
    を示す手段と、位相調整信号の送出を子局から親局へ要
    求する手段とを備え、前記親局には子局からの位相調整
    信号送出の要求により位相調整信号を送出する手段を備
    えることを特徴とする無線呼出方式における自動位相調
    整方式。
  2. 【請求項2】子局における、遅延量が有効か無効かを示
    す手段はメモリ部で構成され、位相調整信号の送出を要
    求する手段は子局制御部として構成され、メモリ部は位
    相調整部からの信号で有効信号を、パワーオンリセット
    回路部からの信号で無効信号をそれぞれ子局制御部に出
    力する特許請求の範囲第1項記載の無線呼出方式におけ
    る自動位相調整方式。
  3. 【請求項3】親局における、子局からの要求信号により
    位相調整信号を送出する手段は、信号受信部での受信信
    号に基づいて位相調整信号を編集して信号送信部から送
    出させる親局制御部として構成されてなる特許請求の範
    囲第1項記載の無線呼出方式における自動位相調整方
    式。
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