JP2761732B2 - 変倍光学装置 - Google Patents

変倍光学装置

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JP2761732B2 JP63201290A JP20129088A JP2761732B2 JP 2761732 B2 JP2761732 B2 JP 2761732B2 JP 63201290 A JP63201290 A JP 63201290A JP 20129088 A JP20129088 A JP 20129088A JP 2761732 B2 JP2761732 B2 JP 2761732B2
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Description

【発明の詳細な説明】 「技術分野」 本発明は、被写体情報を変倍して受光面に与える変倍
光学装置に関し、特に物像間距離を変化させて変倍を行
なう変倍光学装置に関する。
「従来技術およびその問題点」 変倍光学装置は、例えば変倍機能を持つ複写機に用い
られ、また最近では、イメージスキャナ、ファクシミ
リ、デジタル複写機等の、受光素子としてCCD等の光電
変換素子を用いた装置にも用いられている。
このような装置に用いられる変倍光学装置は、物像間
距離を一定に保持するズームレンズ系によるものと、固
定焦点の結像レンズを用い、物像間距離および結像レン
ズ位置を変化させて変倍を行なうものとに大別される。
前者は高精度の変倍が可能でしかも物像間距離が変化し
ないという利点があるが、ズームレンズが大型化するた
め、コスト、スペースの点から、小型化、低コスト化を
要求される装置への適用は難しい。これに対し後者は、
固定焦点レンズによるため安価であるが、一般的に固定
焦点レンズは特定の倍率位置において最良の像が生じる
ように設計されるため、変倍を行なうために被写体面お
よび像面に対して相対移動させると、結像性能が大きく
劣化するという問題点がある。
「発明の目的」 本発明は、その一態様によると、被写体面と、受光面
と、被写体面に置かれた被写体の像を受光面に結像する
結像レンズとを備え、変倍時には、被写体面と受光面と
の間の光学的距離を変化させる変倍光学装置において、
結像レンズを相対移動できる、被写体面側の主レンズ群
と、受光面側の補正レンズ群から構成し、この補正レン
ズ群を受光面に対して固定して設け、主レンズ群を被写
体面および受光面に対して相対移動させて変倍し、さら
に、補正レンズ群の焦点距離をfBとし、結像レンズ全体
の焦点距離をfとしたとき、 0<f/fB<0.5 を満足することを特徴としている。
補正レンズ群が正のパワーを持たない(0<f/fBを満
たさない)と、後群である補正レンズ群を固定すること
ができず、正のパワーが強すぎる(f/fB<0.5を満たさ
ない)と、全変倍範囲において焦点位置を補正すること
ができない。
また本発明は、別の態様によると、被写体面と、受光
面と、被写体面に置かれた被写体の像を受光面に結像す
る結像レンズとを備え、変倍時には、被写体面と受光面
との間の光学的距離を変化させる変倍光学装置におい
て、結像レンズを相対移動できる、被写体面側の主レン
ズ群と、受光面側の補正レンズ群から構成し、この補正
レンズ群を受光面に対して固定して設け、主レンズ群を
被写体面および受光面に対して相対移動させて変倍し、
さらに、主レンズ群と補正レンズ群は、ともに正の屈折
率を持っていて、その焦点距離をそれぞれfA、fBとした
とき、 2<fB/fA<8 を満足することを特徴としている。
fB/fAの値が2以下では、コマ収差補正が過度にな
り、また前群である主レンズ群の移動量が大きくなる。
また8以上では、十分な補正効果が得られない。さらに
高い結像性能を得るには、2.5<fB/fA<6を満足するこ
とが好ましい。
「発明の実施例」 以下図示実施例について本発明を説明する。第1図は
本発明による変倍光学装置の第一の実施例を示すもの
で、被写体面11と受光面12との間に、結像レンズ群20が
配置されている。結像レンズ群20は、ともに正のパワー
を持つ主レンズ群(前群)21と補正レンズ群(後群)22
とからなっていて、補正レンズ群22が受光面12に対して
固定した関係にある。つまり補正レンズ群22と受光面12
との距離lBは常に一定である。変倍は、この結像レンズ
群20の主レンズ群21を補正レンズ群22に対して所定の関
係で移動させるとともに、被写体面11を受光面12に対し
て所定の関係で移動させることで行なうことができる。
すなわち被写体面11から結像レンズ群20の主レンズ群21
迄の距離lAは、変倍率に応じて変化する。
この例では、変倍率が0.112x、0.168x、0.224xと大き
くなるにつれて被写体面11と受光面12が接近し、同時に
主レンズ群21が補正レンズ群22から離れる方向に移動し
て、受光面12上に被写体面11に置く被写体の像が結像さ
れる。
この第一の実施例において、結像レンズ20は結像する
という性質上、全体として正のパワーを有する。これに
対し、補正レンズ群21もまた、倍率が増大したとき焦点
位置を受光面12に一致させるように補正するという目的
上、正のパワーを持つことが必要である。そして補正レ
ンズ群21の焦点距離をfBとし、結像レンズ20全体の焦点
距離をfとしたとき、0<f/fB<0.5を満たすことが望
ましい。0<f/fBを満たさないと、補正レンズ群22を固
定することができず、f/fB<0.5を満たさないと、全変
倍範囲において焦点位置を補正することができない。
第2図は本発明の第二の実施例を示すものである。第
一の実施例と異なる点は、主レンズ群21を受光面12に対
して固定し、補正レンズ群22を主レンズ群21に対して移
動できるように構成した点である。この実施例では、主
レンズ群21と受光面12の距離lCが一定に保持され、変倍
率が大きくなるにつれて、補正レンズ群22が主レンズ群
21から離れていく。
第3図は本発明を適用する機器の構成例である。原稿
台ガラス31は上記被写体面11に相当し、CCD32は同受光
面12に相当する。この原稿台ガラス31は原稿33(被写
体)を載置してその平面方向に移動する。この原稿台ガ
ラス31の下には、原稿33を照明する照明光源34とミラー
35が配設され、このミラー35で反射した原稿33の像が結
像レンズ群20を介してCCD32に入射する。この実施例で
は、物像間距離を変化させて変倍を行なうために、破線
で示すように、結像レンズ群20を支持したレンズ台36と
CCD32がミラー35に対して接離可能となっている。レン
ズ台36は、主レンズ群21と補正レンズ群22の一方を固定
し、他方を所定の関係で移動させる。
次に結像レンズ群20の具体例について本発明を説明す
る。以下の具体例はいずれも第1図の実施例に対応す
る。
[具体例1] 第1表および第4図は、第一の具体例を示すものであ
る。第4図においてレンズ21a〜21fは一体の主レンズ群
21であり、補正レンズ群22は単レンズからなっている。
第5図は以上の結像レンズ群20の倍率m=0.168x(設
計値)におけるコマ収差図(e線)であり、第6図
(a),(b)は、補正レンズ群22を受光面12に対して
固定し主レンズ群21を上の表のように移動させた場合の
m=0.112xおよびm=0.224xにおけるコマ収差図(同)
である。このようにm=0.112xおよびm=0.224xにおけ
るコマ収差は、m=0.168xにおけるコマ収差とほとんど
遜色がない。ちなみに、第7図(a),(b)は、補正
レンズ群22を主レンズ群21に固定して移動させた場合の
m=0.112xおよびm=0.224xにおけるコマ収差を示すも
ので、本発明によってコマ収差の劣化が顕著に減少して
いることが理解される。この具体例では、fB=133.11
で、結像レンズ20全系の焦点距離f=39.149−39.916−
40.721に対して、f/fBの値は、0.294−0.300−0.306で
あり、0<f/fB<0.5の条件を満たしている。
[具体例2] 第2表および第8図は、第二の具体例を示すものであ
る。第8図においてレンズ21g〜21iは一体の主レンズ群
21であり、補正レンズ群22は単レンズからなっている。
第9図は以上の結像レンズ群20の倍率m=0.168x(設
計値)におけるコマ収差図(e線)であり、第10図
(a),(b)は、補正レンズ群22を受光面12に対して
固定し主レンズ群21を上の表のように移動させた場合の
m=0.112xおよびm=0.224xにおけるコマ収差図(同)
である。このようにm=0.112xおよびm=0.224xにおけ
るコマ収差は、m=0.168xにおけるコマ収差とほとんど
遜色がない。ちなみに、第11図(a),(b)は、補正
レンズ群22を主レンズ群21に固定して移動させた場合の
m=0.112xおよびm=0.224xにおけるコマ収差を示すも
ので、本発明によってコマ収差の劣化が顕著に減少して
いることが理解される。この具体例では、fB=553.08
で、結像レンズ20全系の焦点距離f=29.905−30.001−
30.098に対して、f/fBの値は、0.054−0.054−0.054で
あり、0<f/fB<0.5の条件を満たしている。
次に、主レンズ群21と補正レンズ群22の好ましい焦点
距離比についての実施例を、第3表ないし第9表、およ
び第12図ないし第18図について説明する。これらはいず
れも主レンズ群21が移動し、補正レンズ群22が受光面12
に対して固定されたもので、主レンズ群21は複合レン
ズ、補正レンズ群22は単レンズからなり、かつ主レンズ
群21および補正レンズ群22はともに正の焦点距離を持
つ。また各表および各図のAはレンズ構成図、同B、
C、Dはそれぞれ、変倍率が0.112x,0.168x,0.224xの場
合の諸収差を示す。各表には、主レンズ群21と補助レン
ズ群22の焦点距離fAとfB、及びその比fB/fAを示した。
これらの各表および各図から、2<fB/fA<8を満足す
ると、全変倍率において良好な結像性能が得られること
が理解される。また補正レンズ群22の後方の符合23は、
平面ガラスからなるCCD32のカバーガラス24である。従
ってその曲率半径r14,r15(r13,r14またはr12,r13)は
いずれも無限大(∞)である。
なお以下の各表においては、 ri;第i面の曲率半径 di;第i面と第i+1面の間隔 ni;第iレンズのe線の屈折率 νi;第iレンズのアッベ数 f;結像レンズ群20全体の焦点距離(e線) lA;被写体面11から主レンズ群21迄の距離 lB;補正レンズ群22から受光面12迄の距離 である。
次に第19図ないし第21図について、以上の変倍光学装
置をより具体的にした、本発明の実施例を説明する。固
定の原稿台ガラス40(被写体面11)の下部には、固定ベ
ース41が設けられており、この固定ベース41に、原稿台
ガラス40と平行なガイドバー42が固定されている。この
ガイドバー42には、移動ベース44が移動自在に支持され
ており、この移動ベース44に、主レンズ群21と補正レン
ズ群22からなる結像レンズ群20が搭載されている。補正
レンズ群22は、移動ベース44と一体の固定鏡筒48に固定
されており、主レンズ群21は、固定鏡筒48に摺動可能に
嵌めた摺動筒50に固定されている。さらに移動ベース44
には、補正レンズ群22の後方に位置させて受光面12とし
てのCCD51が固定されている。
摺動筒50には、その下部に駆動ピン54が突出形成され
ており、この駆動ピン54は、カムレバー55の一端に穿け
た連動孔56に嵌まっている。カムレバー55は、軸57で移
動ベース44上に枢着されており、その他端には、カムフ
ォロア58が枢着されている。カムフォロア58は、固定ベ
ース41に形成したカム溝60と係合する。カム溝60は、ガ
イドバー42に沿わせて形成されており、移動ベース44の
移動に伴ない、主レンズ群21を補正レンズ群22(CCD5
1)に対して例えば第1図の関係で移動させるように、
その形状が設定されている。
固定ベース41上には、パルスモータ62が固定されてお
り、その出力軸63は、親プーリ64と同軸で一体のギヤ65
と噛み合っている。また固定ベース41上には、ガイドバ
ー42の両端部に位置させて一対のプーリ66、67が設けら
れており、これらの親プーリ64、プーリ66および67間に
滑りのないようにして巻回したワイヤ68の両端が、それ
ぞれ移動ベース44に固定されている。
原稿台ガラス40の下面には、照明走査光学系70が配設
されている。この照明走査光学系70は、原稿台ガラス40
上の原稿O(被写体)を走査して、その反射光を結像レ
ンズ群20に入射させる周知のものである。この照明走査
光学系70は、2:1の速度比で移動する第一キャリッジ71
と、第二キャリッジ72とを備え、第一キャリッジ71に
は、照明光源73と、原稿Oで反射した照明光を被写体面
と平行な方向に反射する第一ミラー74とが搭載されてい
る。また第二キャリッジ72には、第一ミラー74で反射し
た光をこれと反対の方向に折り返して結像レンズ群20に
入射させる、第二ミラー75aと第三ミラー75bが搭載され
ている。なお第20図、第21図において、69は、移動ベー
ス44の位置検出足44aと協働して、移動ベース44の初期
位置を検出制御するフォトインタラプタである。
上記構成の本装置は、パルスモータ62を駆動して移動
ベース44を移動させることにより倍率を変更することが
できる。すなわち移動ベース44を移動させると、第1図
に示した関係とは逆に、被写体面11が固定、および受光
面12が移動する関係で物像間距離が変化し、倍率が変更
される。そして移動ベース44が移動すると、移動ベース
44に軸57で枢着されているカムレバー55も移動し、この
移動に伴ない、カム溝60と当接しているカムフォロア58
によって、カムレバー55が軸57を中心に所定量揺動す
る。このカムレバー55の揺動により、連動孔56および駆
動ピン54を介して、主レンズ群21が補正レンズ群22との
相対位置を変え、変倍に伴なう結像性能の劣化を防止す
る。
そして各倍率において、照明走査光学系70を走査する
と、第一キャリッジ71は、第19図に示す符号71′、71″
で示す位置に移動し、第二キャリッジ72は、同じく符合
72′、72″で示す位置に移動して、原稿Oからの反射光
を結像レンズ群20を介してCCD51に結像させる。第一キ
ャリッジ71と第二キャリッジ72を2:1の速度比で移動さ
せるのは、周知のように、原稿OとCCD51間の光路長を
一定にするためである。
第22図ないし第26図は、本発明のさらに他の実施例を
示すものである。この実施例は、原稿台ガラス40とCCD5
1を固定しながら、照明走査光学系70Aによって、物像間
距離を変化させる実施例である。いま第22図において、
照明走査光学系70Aの第二キャリッジ72が、第一キャリ
ッジ71に対して初期位置を調整可能であるとする。すな
わち、第二キャリッジ72が符合72A、72Bで示すように、
第一キャリッジ71に対して位置を変えることができ、そ
の調整後の位置関係により、両キャリッジ71、72が2:1
の速度比で原稿台ガラス40の下面を走行したとすると、
原稿台ガラス40とCCD51間の光学的距離、つまり物像間
距離は変化する。この実施例は、この着眼によって構成
されたものである。
そこで第23図、第24図について、この第一キャリッジ
71と第二キャリッジ72間の初期位置を変更する手段を説
明する。第一キャリッジ71と第二キャリッジ72は、それ
ぞれガイドバー96および97によって、原稿台ガラス40の
下面を移動自在に支持されている。ガイドバー96の両端
部には、プーリ軸76、77が配設され、このプーリ軸76、
77にそれぞれ、直径比が1:2の小プーリ78、79と、大プ
ーリ80、81が支持されている。そしてプーリ軸76と77の
一方のプーリ軸77は、パルスモータ82、そのピニオン8
3、およびこのピニオン83と噛み合う、プーリ軸77と一
体のギヤ84を介して回転駆動され、かつ、その大プーリ
81と小プーリ79の間には、クラッチ機構85が介在してい
る。
そして、大プーリ80と81間に巻回したワイヤ86には、
固定具87を介して第二キャリッジ72が固定され、小プー
リ78と79間に巻回したワイヤ88には、固定具89を介して
第一キャリッジ71が固定されている。
従って、上記照明走査光学系70Aによると、クラッチ8
5を切った状態でパルスモータ82を駆動すると、第二キ
ャリッジ72のみを移動させることができる。すなわち第
一キャリッジ71と第二キャリッジ72との初期位置を変え
ることができ、原稿台ガラス40とCCD51を固定したまま
で、第1図のように、原稿台ガラス40(被写体面11)と
CCD51(受光面12)間の光学的距離を倍率に応じて変え
ることができる。そして、クラッチ85を接続した状態で
パルスモータ82を駆動すれば、第一キャリッジ71と第二
キャリッジ72を2:1の速度比で移動させることができ
る。
次に固定ベース41上の結像レンズ群20の支持調整構造
を第22図、第25図および第26図について説明する。固定
ベース41上には、固定鏡筒48が固定されており、この固
定鏡筒48に補正レンズ群22が固定され、補正レンズ群22
の後方にCCD51が固定されている。固定鏡筒48には、主
レンズ群21を固定した摺動筒50が直進移動自在に嵌めら
れている。以上の構造は、第19図ないし第21図の構造と
同じである。
摺動筒50にはその下面に、ラック90が固定されてお
り、原稿台ガラス40には、このラック90と噛み合うピニ
オン91を有する駆動軸92が回転自在に支持されている。
この駆動軸92は、パルスモータ93およびこれの出力ピニ
オン94に連なるギヤ列95を介して回転駆動される。従っ
て、上記照明走査光学系70Aによる第一キャリッジ71と
第二キャリッジ72の初期位置の調整、つまり設定倍率に
応じ、主レンズ群21と補正レンズ群22が所定の間隔にな
るように、パルスモータ93を駆動制御すれば、原稿台ガ
ラス40とCCD51を固定したままで、物像間距離を変化さ
せる倍率変更、および変更に伴なう結像性能の劣化の防
止を同時に行なうことができる。このような制御は、第
一キャリッジ71と第二キャリッジ72の初期位置と、パル
スモータ93に与える駆動パルスの関係をあらかじめ求め
ることにより、簡単に行なうことができる。
この実施例に示した主レンズ群21の移動機構は、第19
図ないし第21図に示した実施例におけるカムレバー55、
カム溝60等による主レンズ群21の移動機構に代えること
ができる。第27図は、その実施例を示すもので、固定ベ
ース41上のガイドバー42に移動自在に支持された移動ベ
ース44′に、第22図、第25図および第26図の固定ベース
41上に支持された要素が搭載されている。移動ベース4
4′自体の移動制御は、第19図ないし第21図の実施例と
同様に行なうことができる。第27図においては、前の実
施例と同一の構成要素には同一の符合を付した。
「発明の効果」 以上のように本発明の変倍光学装置は、物像間距離を
変化させて変倍を行なう変倍光学装置において、結像レ
ンズを相対移動できる主レンズ群と補正レンズ群から構
成し、その一方を受光面に対して固定した位置関係と
し、他方を変倍率に応じて移動させる構成としたので、
すべての結像レンズ群が一体に移動していた従来のこの
種の変倍光学装置に比し、変倍に伴なう結像性能の劣化
を著しく小さくすることができる。そして主レンズ群と
補正レンズ群の一方は受光面に対して移動しないから、
結像レンズ群の移動機構も複雑化することがなく、した
がって小型で高性能で安価な変倍光学装置を得ることが
できる。特に主レンズ群と補正レンズ群の関係につい
て、請求項2ないし5の構成とすれば、優れた結像性能
が得られる。
さらに請求項6の本発明によれば、主レンズ群と補助
レンズ群のいずれか一方と受光面を移動ベースに固定す
るとともに、主レンズ群と補助レンズ群の他方をこの移
動ベース上で光軸方向に移動可能に支持し、この移動ベ
ースを変倍時に光軸方向に移動させて固定された被写体
面との距離を変化させる変倍手段と、この移動ベースの
移動位置に応じ、移動ベース上で可動の主レンズ群また
は補助レンズ群を所定の位置に移動させる補正手段とを
備えているから、移動ベースの移動制御によって、簡単
に主レンズ群と補助レンズ群の位置制御を行なうことが
できる。
そして請求項7によれば、パルスモータによって移動
ベースを駆動すると、固定ベースに形成されたカム溝に
よって移動ベース上の可動のレンズ群の位置が制御され
るから、移動ベースの移動力で可動レンズの位置制御が
できる。
また移動ベース上の可動レンズは、移動ベースを駆動
するパルスモータとは別のパルスモータによって移動制
御することもでき、この構成によれば、より精密な可動
レンズの位置制御ができる。
また請求項9の本発明装置によれば、被写体面を走査
する走査手段の第一キャリッジと第二キャリッジの初期
位置を調節することにより、被写体面および受光面をと
もに固定したまま、物像間距離を調節することができ、
固定ベース上で可動レンズの位置を調節するという構成
に合わせ、別の構造によって、物像間距離の変更による
変倍と、変倍に伴なう結像性能の劣化の防止とを図るこ
とができる。従って、特に被写体面および受光面を固定
する必要がある場合にも本発明の適用ができる。物像間
距離変更手段は、第一キャリッジと第二キャリッジに結
合された無端ワイヤを巻回した、直径比が1:2の同軸の
各一対のプーリと、この直径比が1:2のプーリ間に介在
させたクラッチ手段から構成すれば、容易にこれを構成
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図はそれぞれ本発明の変倍光学装置の異な
る実施例を示す、各要素の光軸方向位置関係図、第3図
は本発明装置の具体的構成例を示す正面図である。 第4図は本発明に用いる結像レンズの具体的構成例を示
すレンズの断面図、第5図は第4図の結像レンズのm=
0.168xにおけるコマ収差図、第6図(a),(b)は第
4図の結像レンズにおいて補正レンズ群を固定し主レン
ズ群を移動させたときの、m=0.112xおよびm=0.224x
におけるコマ収差図、第7図(a),(b)は第4図の
結像レンズにおいて補正レンズ群を主レンズ群と一体に
移動させたときの、m=0.112xおよびm=0.224xにおけ
るコマ収差図である。 第8図は本発明に用いる結像レンズの他の具体的構成例
を示すレンズの断面図、第9図は第8図の結像レンズの
m=0.168xにおけるコマ収差図、第10図(a),(b)
は第8図の結像レンズにおいて補正レンズ群を固定し主
レンズ群を移動させたときの、m=0.112xおよびm=0.
224xにおけるコマ収差図、第11図(a),(b)は第8
図の結像レンズにおいて補正レンズ群を主レンズ群と一
体に移動させたときの、m=0.112xおよびm=0.224xに
おけるコマ収差図である。 第12A図、第13A図、第14A図、第15A図、第16A図、第17A
図および第18A図はそれぞれ、本発明に用いる結像レン
ズの他の具体例を示すレンズの断面図、 第12B図、第13B図、第14B図、第15B図、第16B図、第17B
図および第18B図はそれぞれ、第12A図、第13A図、第14A
図、第15A図、第16A図、第17A図および第18A図の結像レ
ンズにおける変倍率0.112xの場合の各収差図、 第12C図、第13C図、第14C図、第15C図、第16C図、第17C
図および第18C図はそれぞれ、第12A図、第13A図、第14A
図、第15A図、第16A図、第17A図および第18A図の結像レ
ンズにおける変倍率0.168xの場合の各収差図、 第12D図、第13D図、第14D図、第15D図、第16D図、第17D
図および第18D図はそれぞれ、第12A図、第13A図、第14A
図、第15A図、第16A図、第17A図および第18A図の結像レ
ンズにおける変倍率0.224xの場合の各収差図である。 第19図ないし第21図は本発明による変倍光学装置のより
具体的な実施例を示すもので、第19図は正面図、第20図
は第19図の移動ベース部分の平面図、第21図は第20図の
A−A線に沿う断面図である。 第22図ないし第26図は本発明による変倍光学装置の他の
実施例を示すもので、第22図は正面図、第23図は照明走
査機構の平面図、第24図図は同正面図、第25図は第22図
の固定ベース部の平面図、第26図は第25図のB−B線に
沿う断面図である。 第27図は本発明による変倍光学装置のさらに他の実施例
を示す正面図である。 11……被写体面、12……受光面、20……結像レンズ群、
21……主レンズ群、22……補正レンズ群、31、40……原
稿台ガラス(被写体面)、32、51……CDD(受光面)、3
3……原稿(被写体)、34……照明光源、35……ミラ
ー、36……レンズ台、41……固定ベース、42……ガイド
バー、44……移動ベース、48……固定鏡筒、50……摺動
筒、54……駆動ピン、55……カムレバー、58……カムフ
ォロア、60……カム溝、62……パルスモータ、64……親
プーリ、66、67……プーリ、68、69……ワイヤ、70、70
A……照明走査光学系、71……第一キャリッジ、72……
第二キャリッジ、73……照明光源、74……第一ミラー、
75a……第二ミラー、75b……第三ミラー、76、77……プ
ーリ軸、78、79……小プーリ、80、81……大プーリ、82
……パルスモータ、85……クラッチ、90……ラック、91
……ピニオン、92……駆動軸、95……パルスモータ。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−122917(JP,A) 特許178447(JP,C2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G02B 9/00 - 17/08 G02B 21/02 - 21/04 G02B 25/00 - 25/04

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被写体面と、受光面と、被写体面に置かれ
    た被写体の像を受光面に結像する結像レンズとを備え、
    変倍時には、被写体面と受光面との間の光学的距離を変
    化させる変倍光学装置において、 上記結像レンズを相対移動できる、被写体面側の主レン
    ズ群と、受光面側の補正レンズ群から構成し、 この補正レンズ群を受光面に対して固定して設け、主レ
    ンズ群を被写体面および受光面に対して相対移動させて
    変倍し、 さらに、補正レンズ群の焦点距離をfBとし、結像レンズ
    全体の焦点距離をfとしたとき、 0<f/fB<0.5 を満足することを特徴とする変倍光学装置。
  2. 【請求項2】被写体面と、受光面と、被写体面に置かれ
    た被写体の像を受光面に結像する結像レンズとを備え、
    変倍時には、被写体面と受光面との間の光学的距離を変
    化させる変倍光学装置において、 上記結像レンズを相対移動できる、被写体面側の主レン
    ズ群と、受光面側の補正レンズ群から構成し、 この補正レンズ群を受光面に対して固定して設け、主レ
    ンズ群を被写体面および受光面に対して相対移動させて
    変倍し、 さらに、主レンズ群と補正レンズ群は、ともに正の屈折
    率を持っていて、その焦点距離をそれぞれfA、fBとした
    とき、 2<fB/fA<8 を満足することを特徴とする変倍光学装置。
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