JP3741775B2 - ズームレンズ駆動制御装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はズームレンズの駆動制御装置に関し、特に、放送用あるいは業務用として使用されるテレビカメラ用ズームレンズの変倍用可動レンズ群と焦点調節用可動レンズ群を各々駆動制御するズームレンズ駆動制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ズームレンズにおいては、一般にズーム比と称される変倍比を、物体距離が無限遠にある場合の広角端と望遠端とのレンズ全系の焦点距離の比で表している。これまでのズ−ムレンズの多くは焦点調節機構が変倍機構より物体側にあり、このような構成のものでは、物体距離を有限距離とした場合でも広角端と望遠端の結像倍率の比は上記のようにして表されたズーム比と等しくなっており、対象物体の距離が至近距離から無限遠に到るいずれの位置にあっても上記焦点距離の比をもってズ−ム比を表せば十分であった。
【0003】
一方、上述したタイプのズ−ムレンズに対し、最近、焦点調節機構が変倍機構より像側にある、いわゆるリアフォーカスタイプのズームレンズも用いられるようになってきている。
しかし、このようなタイプのものでは、ズーム比を、上述した如く、物体距離が無限遠である場合の広角端と望遠端のレンズ全系の焦点距離の比で表すと、物体位置が有限距離となった場合において広角端と望遠端の結像倍率の比が前記ズーム比とは異なってしまう。
【0004】
特に、各レンズ群が物体側より順に正、負、負、正、正の屈折力を有する5群構成のズ−ムレンズであって、第1、3、5レンズ群を各々固定とし、第2レンズ群を光軸方向に移動することにより全体の焦点距離を変化させるとともに、第4レンズ群を光軸方向に移動することにより結像位置の変動を補正しようとするズ−ムレンズの場合には、ズーミング時において物体距離にかかわらず第2レンズ群の総移動量を一定にすると、図6に示すように、広角端から望遠端に近づくに従い、実際の結像倍率の比の、上記焦点距離の比からの低下が著しくなる。
【0005】
すなわち、ズ−ムレンズの実際の使用に際して、被写体に近づいた状態でズーミングした場合には、その被写体像を予定している程度まで拡大することができないこととなる。
このような問題を解決するため、本願出願人は、物体距離が有限の場合におけるズ−ミング時の広角端と望遠端との結像倍率の比が、物体距離が無限遠の場合におけるそれら広角端と望遠端におけるレンズ全系の焦点距離の比と一致するように、変倍に寄与するレンズ群の広角端から望遠端までの総移動量を、対象物体までの距離に応じて変化させるように構成されたズームレンズを発明し、既に開示している(特願平7-186310号)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
このように、上記ズームレンズにおいては焦点調節操作を行う際に、焦点調節用の可動レンズ群のみならず変倍用の可動レンズ群も移動させることに特徴を有している。
しかしながら、このようにしてズームレンズの各可動レンズ群を駆動制御する場合には、従来技術のように、設定された倍率の値から、一義的に変倍用の可動レンズ群の移動位置を求めることは困難である。
【0007】
したがって、上述したズームレンズの各可動レンズ群を駆動制御するためには、そのレンズ構成に応じたレンズ駆動制御装置が必要となる。
本発明は、上記事情に鑑みなされたもので、焦点調節を行う際に焦点調節用の可動レンズ群のみならず変倍用の可動レンズ群も移動されるズームレンズの各可動レンズ群を、円滑かつ簡易に駆動制御し得るズームレンズ駆動制御装置を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明のズームレンズ駆動制御装置は、変倍用の可動レンズ群と焦点調節用の可動レンズ群を含むズームレンズの駆動制御装置において、
変倍用の可動レンズ群の広角端から望遠端までの総移動量を、対象物体までの距離に応じて変化させるように、かつ、焦点調節用の可動レンズ群の至近側から無限遠側までの総移動量を変倍の設定値に応じて変化させるように該ズームレンズを各可動レンズ群毎に駆動制御してなり、
変倍の指示値および物体距離の指示値に基づき、前記変倍用の可動レンズ群が移動すべき位置に関するデータを出力する変倍用可動レンズ群位置データ出力手段と、
変倍の指示値および物体距離の指示値に基づき、前記焦点調節用の可動レンズ群が移動すべき位置に関するデータを出力する焦点調節用可動レンズ群位置データ出力手段と、
前記2つのデータ出力手段からの出力データに基づき前記2つの可動レンズ群が各々そのデータ位置に移動するように、これら2つの可動レンズ群を各々駆動制御するレンズ駆動制御手段とを備えてなり、
前記レンズ駆動制御手段は、物体距離が有限の場合におけるズーミング時の広角端と望遠端との結像倍率の比が、物体距離が無限遠の場合におけるそれら広角端と望遠端におけるレンズ全系の焦点距離の比と一致するように、前記変倍用の可動レンズ群の広角端から望遠端までの移動量を、対象物体までの距離の増加に応じて減少させるような駆動制御を行うことを特徴とするものである。
【0009】
また具体的には、前記ズームレンズが、物体側より順に正の屈折力を有する第1レンズ群、負の屈折力を有する第2レンズ群、負の屈折力を有する第3レンズ群、正の屈折力を有する第4レンズ群、正の屈折力を有する第5レンズ群を配列され、前記第2レンズ群を光軸方向に移動することにより全体の焦点距離を変化させ、前記第4レンズ群を光軸方向に移動することにより結像位置の変動を補正するとともに物体距離の変化に伴う結像位置の変化を補正し、かつ物体距離が有限の場合におけるズ−ミング時の広角端と望遠端との結像倍率の比が、物体距離が無限遠の場合におけるそれら広角端と望遠端におけるレンズ全系の焦点距離の比と一致するように、前記第2レンズ群の広角端から望遠端までの移動量を、対象物体までの距離の増加に応じて減少させるよう構成する。
【0010】
さらに、前記2つのデータ出力手段がメモリに記憶されたテーブルであることが好ましい。
また、前記2つのデータ出力手段が、所定の演算式であることが好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて、本発明の実施形態について説明する。
図1は本発明の実施形態によるズームレンズ駆動制御装置を示すブロック図である。
【0012】
また、図1にはこのズームレンズ駆動制御装置により駆動されるズームレンズが示されている。このズームレンズは物体側より順に全体として正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、負の屈折力を有する第3レンズ群G3と、絞り1と、正の屈折力を有する第4レンズ群G4と、正の屈折力を有する第5レンズ群G5を配列してなり、ズーミング時において第1レンズ群G1,第3レンズ群G3および第5レンズ群G5は固定とされ、主として変倍機能を有する第2レンズ群G2および主として焦点調節機能を有する第4レンズ群G4は可動とされる。
【0013】
このズームレンズから射出された光束は、上記第5レンズ群G5と結像面2との間の光軸X上に配された3色分解プリズム3、ならびに赤外光をカットするフィルタ、ローパスフィルタおよびCCDカバーガラス4を介して結像面2上に結像される。
【0014】
一方、本実施形態に係るズームレンズ駆動制御装置は、第2レンズ群G2を光軸Xに沿って移動させることにより全系の焦点距離fを変化させ、第4レンズ群G4を光軸Xに沿って移動させることにより第2レンズ群G2の移動に伴う結像位置の変動を補正する。
さらに、これとともに、物体距離の変化による結像位置の変化を上記第4レンズ群G4を移動させることにより補正し、かつ物体距離に応じて広角端から望遠端までの第2レンズ群G2の総移動量を変化させるようにしている。
【0015】
すなわち、物体距離が無限遠である場合、広角端から望遠端までの第2レンズ群G2の移動量はa1であり、このとき第4レンズ群G4は変倍の中間域で最も像側に位置するように移動し、望遠端では固定の第3レンズ群G3に接近するようにレンズの駆動制御を行う。物体距離が至近距離の場合、広角端から望遠端までの第2レンズ群G2の移動量は上記a1よりも大きいa2であり、第4レンズ群G4は変倍の中間域で最も像側に位置するように移動し、望遠端では固定の第3レンズ群G3に接近するが、望遠端での2つのレンズ群G3、G4の距離は、上述した物体距離が無限遠にある場合と比べると大きなものとなるようにレンズの駆動制御を行う。
【0016】
なお、物体距離が無限遠と至近距離の間にある場合には第2レンズ群G2の移動量はa1とa2の間の値となるように駆動制御される。
このように、広角端から望遠端までの第2レンズ群G2の移動量は、物体距離が無限遠である場合よりも物体距離が至近距離である場合の方が大きく、第4レンズ群G4は、これら各場合における第2レンズ群G2の移動に伴う結像位置の変動を補正するように移動するよう駆動制御される。
【0017】
このように第2レンズ群G2および第4レンズ群G4を駆動制御することにより、物体が無限遠から至近距離の間のいずれの位置にあっても、望遠端と広角端との結像倍率の比をそれらの焦点距離の比と一致させることができる。
このように構成された本実施形態によれば、図5に示すように、物体が無限遠から至近距離の間のいずれかの位置にあっても、望遠端と広角端との結像倍率の比をそれらの焦点距離の比と一致させることができる。この点において、図6に示す如き特性を示す従来例のものから大きく改善されていることが明らかである。
【0018】
次に、図1に示すズームレンズ駆動制御装置について説明する。このズームレンズ駆動制御装置は、ズームレンズの駆動制御を行うCPU11と、ズーム倍率を指示する倍率指示操作部(ボリューム)12と、物体までの距離を指示する物体距離指示操作部(ボリューム)13と、これらの操作部により指示されたアナログ値をデジタルデータに変換してCPU11に送出するA−D変換部14、15を備えている。さらに、CPU11からの倍率指示データと距離指示データに基づき、第2レンズ群G2および第4レンズ群G4の移動位置データを得る2つのテーブル17、18を格納されたメモリ(ROM)16と、ROM16から送出された第2レンズ群G2および第4レンズ群G4の移動位置データに応じてCPU11から出力されたレンズ群駆動信号に基づき、該2つのレンズ群G2、G4を各々所定の移動位置に移動せしめる2つの駆動機構19、20を備えている。
【0019】
上記倍率指示操作部12と物体距離指示操作部13は外部から操作可能とされていてもよいし、例えば物体距離指示操作部13をオートフォーカス機能に連動して操作されるようにしてもよい。
また、上記ROM16内に格納されたテーブル1(17)およびテーブル2(18)は図2に示す如き構成とされている。
【0020】
すなわち、テーブル1(17)は図2(A)に示すように、倍率指示データと距離指示データ各々に対応して第2レンズ群G2の移動位置データ(P1,0、P1,1……P20,∞)を求めることができるようにしたものであり、また、テーブル2(18)は図2(B)に示すように、倍率指示データと距離指示データ各々に対応して第4レンズ群G4の移動位置データ(Q1,0、Q1,1……Q20,∞)を求めることができるようにしたものである。
【0021】
これらのテーブル17、18は、上述した如き動作をなすズームレンズ毎に、所期の目的を達成し得る第2レンズ群G2と第4レンズ群G4の移動位置を予め求めておき、その求めた移動位置データを各テーブル17、18内の所定位置に書き込むことにより作成される。
【0022】
さらに具体的には、テーブル1(17)の移動位置データとテーブル2(18)の移動位置データは、各可動レンズ群G2、G4がその位置に配された場合に、結像位置の変動を補正し、物体距離の変化に伴う結像位置の変化を補正し得るように、さらに物体距離が有限の場合におけるズーミング時の広角端と望遠端の結像倍率の比が、物体距離が無限遠の場合におけるそれら広角端と望遠端におけるレンズ全系の焦点距離の比と一致するように設定されている。
【0023】
例えば、倍率指示データが2倍で距離指示データが2mの場合には、第2レンズ群G2の移動位置データP2,2が図2(A)に示すテーブル1(17)から求められ、第4レンズ群G4の移動位置データQ2,2が図2(B)に示すテーブル2(18)から求められる。
また、上記図1に示すレンズ群G2の駆動機構19およびレンズ群G4の駆動機構20は各々モータドライバおよびレンズ駆動モータを備えている。
【0024】
次に、図3を用いてCPU11による駆動制御の手順について説明する。まず、CPU11より倍率指示操作部12の倍率指示値(倍率指示データ)が読み取られる(S1)。次に、CPU11により物体距離指示操作部13の距離指示値(距離指示データ)が読み取られる(S2)。
なお、これらの倍率指示値および距離指示値は、前述したように,A−D変換部14、15によりデジタルデータとして倍率指示データおよび距離指示データに変換されている。
【0025】
次に、CPU11は、読み取った倍率指示データおよび距離指示データに基づき、ROM16内のテーブル1(17)から、対応する第2レンズ群G2の移動位置データを読み取る(S3)。すなわち、図2(A)に示すテーブル1(17)において、指定された倍率指示データに対応する行と、指定された距離指示データに対応する列の交点に示された第2レンズ群G2の移動位置データを読み取る。
【0026】
さらに、CPU11は、読み取った倍率指示データおよび距離指示データに基づき、ROM16内のテーブル2(18)から、対応する第4レンズ群G4の移動位置データを読み取る(S4)。すなわち、図2(B)に示すテーブル2(18)において、指定された倍率指示データに対応する行と、指定された距離指示データに対応する列の交点に示された第4レンズ群G4の移動位置データを読み取る。
【0027】
このようにして、CPU11には、倍率指示データと物体の距離指示データの2つの情報を考慮した第2レンズ群G2と第4レンズ群G4の移動位置データが読み込まれる。
次に、CPU11は、第2レンズ群G2の移動位置データに応じた第2レンズ群駆動信号を第2レンズ群駆動機構19に送出し、さらに第4レンズ群G4の移動位置データに応じた第4レンズ群駆動信号を第4レンズ群駆動機構20に送出する。この後、第2レンズ群駆動機構19が第2レンズ群G2を、また、第4レンズ群駆動機構20が第4レンズ群G4を各々上記移動位置データで指示された位置に移動させる(S5)。
【0028】
これにより、広角端から望遠端までの第2レンズ群G2の移動量は、物体距離が無限遠である場合よりも物体距離が至近距離である場合の方が大きく、第4レンズ群G4は、これら各場合における第2レンズ群G2の移動に伴う結像位置の変動を補正するように移動することになる。
このようにして第2レンズ群G2および第4レンズ群G4を駆動制御することにより、物体が無限遠から至近距離の間のいずれの位置にあっても、望遠端と広角端との結像倍率の比をそれらの焦点距離の比と一致させることができる位置に移動させることができることとなる。
【0029】
なお、本発明のズームレンズ駆動制御装置としては上記実施形態のものに限られるものではなく、種々の態様の変更が可能である。
例えば、上記実施形態においては倍率指示データおよび距離指示データに応じて、2つのデーブル17、18により2つのレンズ群G2、G4の移動位置データを求めているが、上記2つのデータに応じて所定の演算式により、これら2つのレンズ群G2、G4の移動位置データを求めてもよい。この場合の演算式は、例えば、第2レンズ群G2については図4(A)に示すような各曲線を表す演算式を、また第4レンズ群G4については図4(B)に示すような各曲線を表す演算式を用いるようにすればよい。
【0030】
また、上記実施形態における装置構成は適宜変更が可能である。
さらに、駆動制御するズームレンズとしても、レンズ群の数や配列順序、各レンズ群を構成するレンズの枚数や形状は適宜選択し得る。
【0031】
【発明の効果】
本発明のズームレンズ駆動制御装置によれば、倍率指示データと物体の距離指示データに基づき、各可動レンズ群の移動位置データを得ることのできる可動レンズ群位置データ出力手段を設けているので、焦点調節を行う際に焦点調節用の可動レンズ群のみならず変倍用の可動レンズ群も移動させるズームレンズに対応した駆動制御を円滑かつ簡易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るズームレンズ駆動制御装置の構成を示すブロック図
【図2】図1に示すテーブルを概念的に示す図
【図3】図1に示すCPUの操作手順を示すフローチャート
【図4】倍率指示データと物体の距離指示データに基づき各可動レンズ群の位置データを求める際の各データ間の関係を示すグラフ
【図5】本実施形態を用いた場合の、物体距離に応じた、ズーム比の変化と結像倍率の比の変化との関係を示すグラフ
【図6】従来例を用いた場合の、物体距離に応じた、ズーム比の変化と結像倍率の比の変化との関係を示すグラフ
【符号の説明】
G2 変倍用の可動レンズ群
G4 焦点調節用の可動レンズ群
11 CPU
12 倍率指示操作部
13 物体距離指示操作部
14、15 A−D変換部
16 ROM
17 テーブル1
18 テーブル2
19 第2レンズ群の駆動機構
20 第4レンズ群の駆動機構
Claims (4)
- 変倍用の可動レンズ群と焦点調節用の可動レンズ群を含むズームレンズの駆動制御装置において、
変倍用の可動レンズ群の広角端から望遠端までの総移動量を、対象物体までの距離に応じて変化させるように、かつ、焦点調節用の可動レンズ群の至近側から無限遠側までの総移動量を変倍の設定値に応じて変化させるように該ズームレンズを各可動レンズ群毎に駆動制御してなり、
変倍の指示値および物体距離の指示値に基づき、前記変倍用の可動レンズ群が移動すべき位置に関するデータを出力する変倍用可動レンズ群位置データ出力手段と、
変倍の指示値および物体距離の指示値に基づき、前記焦点調節用の可動レンズ群が移動すべき位置に関するデータを出力する焦点調節用可動レンズ群位置データ出力手段と、
前記2つのデータ出力手段からの出力データに基づき前記2つの可動レンズ群が各々そのデータ位置に移動するように、これら2つの可動レンズ群を各々駆動制御するレンズ駆動制御手段とを備えてなり、
前記レンズ駆動制御手段は、物体距離が有限の場合におけるズーミング時の広角端と望遠端との結像倍率の比が、物体距離が無限遠の場合におけるそれら広角端と望遠端におけるレンズ全系の焦点距離の比と一致するように、前記変倍用の可動レンズ群の広角端から望遠端までの移動量を、対象物体までの距離の増加に応じて減少させるような駆動制御を行うことを特徴とするズームレンズ駆動制御装置。 - 前記ズームレンズが、物体側より順に正の屈折力を有する第1レンズ群、負の屈折力を有する第2レンズ群、負の屈折力を有する第3レンズ群、正の屈折力を有する第4レンズ群、正の屈折力を有する第5レンズ群を配列され、前記第2レンズ群を光軸方向に移動することにより全体の焦点距離を変化させ、前記第4レンズ群を光軸方向に移動することにより結像位置の変動を補正するとともに物体距離の変化に伴う結像位置の変化を補正し、かつ物体距離が有限の場合におけるズーミング時の広角端と望遠端との結像倍率の比が、物体距離が無限遠の場合におけるそれら広角端と望遠端におけるレンズ全系の焦点距離の比と一致するように、前記第2レンズ群の広角端から望遠端までの移動量を、対象物体までの距離の増加に応じて減少させるよう構成されてなることを特徴とする請求項1記載のズームレンズ駆動制御装置。
- 前記2つのデータ出力手段がメモリに記憶されたテーブルであることを特徴とする請求項1または2記載のズームレンズ駆動制御装置。
- 前記2つのデータ出力手段が、所定の演算式であることを特徴とする請求項1または2記載のズームレンズ駆動制御装置。
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