JP2761537B2 - ワイヤーハーネス及びその製造法 - Google Patents

ワイヤーハーネス及びその製造法

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JP2761537B2 JP61304018A JP30401886A JP2761537B2 JP 2761537 B2 JP2761537 B2 JP 2761537B2 JP 61304018 A JP61304018 A JP 61304018A JP 30401886 A JP30401886 A JP 30401886A JP 2761537 B2 JP2761537 B2 JP 2761537B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は布線用電線とこの電線を利用して形成した扁
平状のワイヤーハーネス及びその製造法に関する。 (従来の技術) 従来、扁平状のワイヤーハーネスとその製造法につい
ては特公昭56−32721号公報に開示されるようなものが
ある。 すなわち、このワイヤーハーネスA′は第6図に示し
たような形状からなり、その製造法は第5図に部分斜視
図で示したように、絶縁性のマットaの面に多数設けた
突起b等を介して所望の配線形状に導電性の芯線cを布
線固定すると共に、その上面に樹脂材料等からなる絶縁
体を噴霧して芯線cを一体に被覆し、絶縁被覆が施こさ
れない芯線端末を適宜処理して構成されるものである。 第6図において複数本の芯線cはその端末部を除き絶
縁体dにより扁平状に成形され、端末部にはコネクタf
等に挿着される端子eが接続される。 しかし、かかる従来の扁平状のワイヤーハーネスA′
にあっては、マットa上に布線される複数本の芯線cが
回路負荷に対応して、第7図に示されるように異なる線
径の芯線c1,c2で構成されことがある。マットa面に布
線された異なる線径の芯線c1,c2の上部に被覆されるd
は、太径の芯線c2を基準として上面が一様な平面となる
ように施されるため、細径の芯線c1上に被覆される絶縁
体dの層が厚くなる。とくに、布線された複数本の芯線
のうち細径の芯線c1の割合が大きいときは、ワイヤーハ
ーネスA′の芯線被覆に要する絶縁体dの量が総体的に
過剰となり、ワイヤーハーネスA′の重量も不必要に増
大するといる問題点がある。 本発明は、かかる従来の扁平状ワイヤーハーネスA′
及びその製造法に伴なう上記の問題点に着目してなされ
たもので、線径の異なる電線で扁平状に形成されるワイ
ヤーハーネスにおいても芯線に被覆される絶縁体量を最
小限に抑制することによりコスト低減をはかるととも
に、重量を減少することにより配索性の向上をはかり得
る布線用電線を利用した扁平状のワイヤーハーネス及び
その製造法を提供することを目的とする。 (問題点を解決するための手段) すなわち、本発明のワイヤーハーネスは複数本の導電
性芯線を撚り合わせまたは編み上げて形成した導電性芯
線束を加圧成形してその断面を扁平状に形成したのち、
焼鈍して成る布線用電線を扁平面を同一平面上に揃えて
複数本並設し、前記布線用電線表面の隙間に入り込む溶
融絶縁体で一体に被覆して成るものである。又、本発明
の上記ワイヤーハーネスの製造法は、前記布線用電線を
所望形状に形成した絶縁性マット面に所要の配線経路に
扁平面を該マット面に沿わせて布線し、前記布線用電線
表面の隙間に入り込む溶融絶縁体で一体に被覆する構成
から成る。 以下に本発明を、実施例を示す図面に従って詳細に説
明する。 第1図及び第2図において、A1及びA2はそれぞれ布線
用電線を示している。第1図に示される布線用電線A
1は、複数本の導電性芯線1を撚線機を用いて適宜の撚
り形状に撚り合わせて形成した芯線束A1′をプレス機を
用いて所定の厚さに加圧成形したのち、芯線1を構成す
る金属材料に応じた再結晶化温度以上(銅線の場合約45
0〜550℃)に焼鈍処理することにより軟質化させて形成
される。又、第2図に示される布線用電線A2は、複数本
の導電性芯線1を編上機を用いて筒状の編み形状に編み
上げて形成した芯線束A2′を前記の芯線束A1′の場合と
同様に加圧成形及び焼鈍処理することにより形成され
る。 次に第3図は本発明のワイヤーハーネスBを長さ方向
と直角の断面で表わしたもので、A−1,A−2,A−3は所
要の回路負荷に応じ、芯線本数をそれぞれ変えて形成し
た本発明の布線用電線を示し、それぞれは扁平面を同一
平面上に揃えて並設され、絶縁体2により一体に被覆さ
れている。又、それぞれの布線用電線A−1,A−2,A−3
の厚さはできるだけ均一な一定厚さに成形されているこ
とが望ましい。 次に本発明の扁平状ワイヤーハーネスBの製造法を作
用とともに説明する。 先ず、所要の回路負荷に対応する断面を有する前記し
た布線用電線A−1,A−2,A−3をそれぞれ第4図に示さ
れるように布線板3上に所望の形状にセットされた絶縁
性マットaの面に所要の配線経路に従って布線する。こ
の場合布線は電線A−1,A−2,A−3の各扁平面をマット
aの面に沿わせて行なうが、布線用電線は扁平に形成さ
れているため、予めマットaの面に布線経路を沿って接
着剤を塗布しておくことにより固定を容易に行なうこと
ができる。なお第4図において4は布線用電線が巻回さ
れるリール、5は布線機を示す。又、布線用電線A−1,
A−2,A−3は扁平状に成形するための加圧加工処理にお
いて、本来軟質の電線は硬質化されるが、焼鈍処理によ
り軟質化され、布線用電線は扁平な断面形状を有するに
も拘らず幅方向の曲げを自由に行なうことが可能とな
り、マットaに対する上記の布線を容易に行なうことが
できる。 次いで布線を終了したマットaを、布線板3ごと図示
しない加熱炉に導入して溶融絶縁体を噴霧する。この場
合、マットaの周囲にはガイド枠(図示せず)が囲撓さ
れており、溶融絶縁体2はガイド枠内で布線された電線
A−1,A−2,A−3の間隙及び上面に充填され、第3図に
示されるように各電線A−1,A−2,A−3の周囲に絶縁体
2が一体に被覆された扁平状のワイヤーハーネス原型が
作成される。 この絶縁体2の被覆処理工程において、布線用電線A
−1,A−2,A−3は撚り合せ又は編み上げにより形成され
ているため、表面の隙間に溶融絶縁体が入り込み、電線
A−1,A−2,A−3と被覆された絶縁体2との結合が極め
て強固に形成される。 溶融絶縁体2が被覆された加熱状態のワイヤーハーネ
ス原型は、次いで図示しない冷却炉に導入して絶縁体を
凝固させる。得られたワイヤーハーネス原型はその端部
芯線がマットaの外部に露出して形成され、端部芯線に
常法による端子装着等の端末処理を行なうことにより本
発明のワイヤーハーネスBが製造される。この端末処理
は端部芯線に絶縁体被覆がなされていないため極めて容
易に行なうことができる。 (発明の効果) 以上説明したように、上記布線用電線を使用して本発
明のワイヤーハーネスを製造するときは、肉厚が薄くて
均一な扁平状のワイヤーハーネスが得られ、又、芯線束
に被覆される絶縁体の所要量を最少限に抑制することが
可能となり、コスト低減並びに重量減少による配索の作
業性向上をはかることができる。さらに、布線用電線が
扁平状に成形されているため、ワイヤーハーネス製造に
際してのマット面に対する布線固定が容易となり、又、
芯線束が撚り合わせ又は編み上げにより形成されている
ため溶融絶縁体が芯線束表面の凹所によく充填されて布
線用電線と絶縁体との結合が強固となり、絶縁体量の低
減をはかったにも拘らず耐久性のすぐれたワイヤーハー
ネスが得られるなどの利点が得られる。
【図面の簡単な説明】 第1図及び第2図は本発明の布線用電線の実施例を示す
一部切欠斜視図、第3図は本発明のワイヤーハーネスの
実施例を示す縦断面図、第4図はワイヤーハーネスの製
造工程の一部説明図、第5図は従来の芯線布線状態の説
明図、第6図は従来の扁平状のワイヤーハーネスの斜視
図、第7図は芯線の径が異なる場合の作用説明図を示
す。 1…芯線、2…絶縁体、A1,A2,A−1,A−2,A−3…布線
用電線、a…マット。

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.複数本の導電性芯線を撚り合わせまたは編み上げて
    形成した導電性芯線束を加圧成形してその断面を扁平状
    に形成したのち、焼鈍して成る布線用電線を扁平面を同
    一平面上に揃えて複数本並設し、前記布線用電線表面の
    隙間に入り込む溶融絶縁体で一体に被覆して成ることを
    特徴とするワイヤーハーネス。 2.複数本の導電性芯線を撚り合わせまたは編み上げて
    形成した導電性芯線束を加圧成形してその断面を扁平状
    に形成したのち、焼鈍して成る布線用電線を所望形状に
    形成した絶縁性マット面に所要の配線経路に扁平面を該
    マット面に沿わせて布線し、前記布線用電線表面の隙間
    に入り込む溶融絶縁体で一体に被覆することを特徴とす
    るワイヤーハーネスの製造法。
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