JP2759959B2 - ズームレンズ鏡胴 - Google Patents

ズームレンズ鏡胴

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JP2759959B2
JP2759959B2 JP63090543A JP9054388A JP2759959B2 JP 2759959 B2 JP2759959 B2 JP 2759959B2 JP 63090543 A JP63090543 A JP 63090543A JP 9054388 A JP9054388 A JP 9054388A JP 2759959 B2 JP2759959 B2 JP 2759959B2
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雅之 上山
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    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B7/00Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements
    • G02B7/02Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses
    • G02B7/04Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses with mechanism for focusing or varying magnification
    • G02B7/10Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses with mechanism for focusing or varying magnification by relative axial movement of several lenses, e.g. of varifocal objective lens

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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は少くとも2つのレンズ成分がズーミング時に
一体的に移動するズームレンズのズームレンズ鏡胴に関
する。
従来の技術 例えば、第5図に示すように、4成分のズームレンズ
として、第1レンズ群(L1)と第4レンズ群(L4)が一
体的に移動する型式のものがよく知られている。
一般に、4成分ズームレンズでは、第1レンズ群(L
1)の外径が大きく、他のレンズ群(L2),(L3),(L
4)の外径は比較的小さいので、鏡胴のコンパクト性を
考え、固定カム環(1)、ズームカム環(2)はレンズ
群(L2)、(L3),(L4)を覆う形で、第1レンズ群
(L1)より後方フィルム面側に位置させられている。こ
の場合に、第1レンズ群(L1)と第4レンズ群(L4)を
何らかの方法で連結する必要がある、従来は、第4レン
ズ群(L4)の移動玉枠(7)を第1レンズ群(L1)側に
延長して、第2のレンズ群(L2)、第3レンズ群(L3)
のための移動玉枠(5),(6)の切欠きを貫いて第1
レンズ群(L1)に連結していた。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、このような構成にすると、第4レンズ
群(L4)を保持する移動玉枠(7)の延長部材(7′)
は、第1レンズ群(L1)と固定カム環(1)並びにズー
ムカム環(2)の前端面との間を通り抜けなければなら
ず、延長部材(7′)の肉厚分だけ固定カム環(1)、
ズームカム環(2)の光軸方向の長さに制約ができる。
つまり、固定カム環(1)、ズームカム環(2)は、第
1レンズ群(L1)の後端から延長部材(7′)の肉厚分
と、ズーミングによるレンズのテレ状態時(第2レンズ
群(L2)がフィルム面側に移動した場合)の光路からの
逃げ分だけ、フィルム面側に位置させねばならず、各レ
ンズ群の移動量が大きい時には不利になる。どうしても
大きな移動量が必要なときには、固定カム環(1)、ズ
ームカム環(2)の外径を第1レンズ群(L1)より大き
くする必要があり、鏡胴のコンパクト性が失われてしま
う。
従って、本発明は、鏡胴のコンパクト性を保ったま
ま、光学系の全長に対してズーミング時の移動量が大き
くとれるズームレンズ鏡胴を提供することにある。
課題を解決するための手段 上記目的を達成するために、本発明によるズームレン
ズ鏡胴は、第1のズーム成分と一体的に移動する少なく
とも一つの第2のズーム成分を有するズームレンズのズ
ームレンズ鏡胴であって、固定環と、上記固定環の周り
を回転可能に支持されている回転環と、上記固定環と回
転環の外周側に保持されて、第1のズーム成分である第
1のレンズ群を移動するための第1の移動ブロックと、
上記固定環と回転環の内周側に保持されて、前記第1の
レンズ群より外径の小さい第2のズーム成分である第2
のレンズ群を移動するための第2の移動ブロックと、上
記固定環、回転環を貫通して上記第1の移動ブロックと
第2の移動ブロックを連結するピンとを有し、上記回転
環の回転に伴って上記第1の移動ブロックと第2の移動
ブロックが一体的に移動することでズーミングを行うこ
とを特徴とする。さらに、上記第1の移動ブロックは、
ピンと結合する第1部材と、第1部材に対して光軸方向
に移動可能な第2部材からなることを特徴する。
作用 従って、第1の移動ブロックと第2の移動ブロックを
接続するための部材あるいはスペースが固定環および回
転環の光軸方向の長さを規制することがなくなり、鏡胴
のコンパクト性を保ったままで、ズーミング時それぞれ
の移動ブロックの移動量を大きくすることが可能とな
る。
実施例 以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
第1図は、本発明の一実施例を表す4成分ズームレン
ズ鏡胴の断面図である。固定カム環(1)はカメラボデ
ィ側のマウントと結合して固定される部材であり、ズー
ミングのための固定カムが切られている。ズームカム環
(2)は固定カム環(1)にバヨネット結合されてお
り、固定カム環(1)に対して、光軸方向には固定さ
れ、回転方向には、所定位置まて自由に回転できるよう
に保持されている。またズームカム環(2)にはズーミ
ングのための移動カムが切られている。
それぞれのレンズ群(L2),(L3),(L4)を保持す
る移動玉枠(5),(6),(7)は、固定カム環
(1)の固定カムとズームカム環(2)の移動カムとが
作る交点に沿って移動可能なように、ピン(9),(1
0),(11)で保持されている。図では、ピン(9),
(10),(11)が同一直線上に乗っているように描かれ
ているが、実際にはカム相互間の重複がないようにずら
されて配置されている。また、それぞれの移動玉枠
(5),(6),(7)は、固定カム環(1)、ズーム
カム環(2)の全周に沿って120°ずつの間隔で合計3
ケ所でピンに保持されている。
第4レンズ群(L2)用の移動玉枠(7)を保持してい
るピン(11)は、また同時にヘリコイド環(12)を保持
している。ヘリコイド環(12)の外周にはヘリコイドが
設けられ、このヘリコイドを介して、第1レンズ群(L
1)を保持している移動玉枠(8)と結合している。従
って、第1レンズ群(L1)と第4レンズ群(L4)は、ピ
ン(11)とヘリコイド環(12)を介して連結されたこと
になり、第1レンズ群(L1)と第4レンズ群(L4)はズ
ーミング時一体的に移動する。従って、移動玉枠(7)
はピン(11)を植設している部分までの長さで十分であ
る。
第2図は、ズームカム環(2)の展開図である。実線
で書かれているカムは移動カム(A),(B),(C)
を表し、破線で書かれているカムは固定カム環(1)に
切られている固定カム(A′),(B′),(C′)を
表している。ピン(11)が係合している移動カム(A)
と固定カム(A′)は第1レンズ群(L1)及び第4レン
ズ群(L4)用であり、ピン(9)が係合している移動カ
ム(B)と固定カム(B′)は第2レンズ群用、ピン
(10)が係合している移動カム(C)と固定カム
(C′)は第3レンズ群用である。尚、第1図及び第3
図の状態は、このズームレンズのワイド状態を表してい
る。
ズーミングはズームリング(3)を回転させることに
よって行う。ズームリング(3)の回転は、レバー
(4)を介してズームカム環(2)に伝えられ、ズーム
カム環(2)は固定カム環(1)に対して光軸回りの回
転運動を行う。従って、ズームカム環(2)に切られた
移動カム(A),(B),(C)と固定カム環(1)に
切られた固定カム(A′),(B′),(C′)に係合
しているピン(9),(10),(11)は、ズームカム環
(2)の回転角に応じて、固定カム(A′),
(B′),(C′)に沿って所定量だけ前後に移動する
ため、各レンズ群は所定のズーム軌跡を描いてズーミン
グが達成される。
尚、本発明は上記実施例に限られるものではなく、第
3図に示すように、第4レンズ群(L4)を保持する移動
玉枠(7)を延長して、例えば、固定カム環(1)、ズ
ームカム環(2)の中央部で移動玉枠(7)とヘリコイ
ド環(12)を連結ピン(13)で結合するようにしてもよ
い。この場合のズームカム環(2)の展開図は、第4図
のようになる。移動玉枠(7)を保持するピン(11)
は、先の実施例と同様に、ズームカム環(2)の回転に
より移動カム(A),固定カム(A′)の交点に沿って
ズームカム環(2)の前端まで移動する。これに対し
て、連結ピン(13)は移動カム(A″),固定カム
(A′)の交点に沿って移動し、固定カム環(1)、ズ
ームカム環(2)の切欠きを越えて、ピン(11)がズー
ムカム環(2)の前端で停止するまで移動する。但し、
移動カム(A″)のカム形状は図にある通りのものであ
る必要はなく、連結ピン(13)が固定カム(A′)に沿
って移動し、ズームカム環(2)を越えていけるもので
あればどのようなものでもよい。
また、上記実施例では、固定カム環(1)にはピン
(9),(10),(11)の直進を案内するように、固定
カムがピンの大きさに応じた直線溝であるように示され
ているが、この直進溝をピンの大きさより大きくしてお
き、固定カム環(1)の内周側に固定カムとして、移動
玉枠の直進を案内する直線状の突起を設けるようにして
もよい。この場合、移動玉枠には、この直線状の突起に
係合する溝が設けられる。
発明の効果 以上、詳細に説明してきたように、本発明のズームレ
ンズ鏡胴によれば、第1の移動ブロックが固定環及び回
転環の外周側に設けられ、また、第2の移動ブロックが
固定環及び回転環の内周側に設けられ、それぞれの移動
ブロックは固定環及び回転環を介してピンで接続されて
いるので、接続に必要とするスペースが固定環及び回転
環の光軸方向の長さを規制することがない。
従って、本発明のズームレンズ鏡胴は、鏡胴のコンパ
クト性を保ったまま、ズーミング時の移動量を大きくす
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によりズームレンズ鏡胴の1つの実施例
を示す断面図、第2図は第1図に示す実施例のズームカ
ム環の展開図、第3図は本発明によるズームレンズ鏡胴
の他の実施例を示す断面図、第4図は第3図に示す実施
例のズームカム環の展開図、第5図は従来のズームレン
ズ鏡胴の断面図である。 L1…第1のズーム成分 L4…第2のズーム成分 1…固定カム環 2…ズームカム環 8…第1の移動玉枠 7…第2の移動玉枠 11,13…ピン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G02B 7/10 G02B 7/04

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1のズーム成分と一体的に移動する少な
    くとも一つの第2のズーム成分を有するズームレンズの
    ズームレンズ鏡胴であって、 固定環(1)と、 上記固定環の周りを回転可能に支持されている回転環
    (2)と、 上記固定環と回転環の外周側に保持されて、第1のズー
    ム成分である第1のレンズ群(L1)を移動するための第
    1の移動ブロック(8,12)と、 上記固定環と回転環の内周側に保持されて、前記第1の
    レンズ群(L1)より外径の小さい第2のズーム成分であ
    る第2のレンズ群(L4)を移動するための第2の移動ブ
    ロック(7)と、 上記固定環、回転環を貫通して上記第1の移動ブロック
    と第2の移動ブロックを連結するピン(11)と を有し、 上記回転環の回転に伴って上記第1の移動ブロックと第
    2の移動ブロックが一体的に移動することでズーミング
    を行うことを特徴とするズームレンズ鏡胴。
  2. 【請求項2】上記第1の移動ブロックは、ピンと結合す
    る第1部材(12)と、第1部材に対して光軸方向に移動
    可能な第2部材(8)からなることを特徴とする請求項
    1記載のズームレンズ鏡胴。
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JPH01261611A (ja) 1989-10-18

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