JP2758878B2 - チャック機構 - Google Patents

チャック機構

Info

Publication number
JP2758878B2
JP2758878B2 JP7333851A JP33385195A JP2758878B2 JP 2758878 B2 JP2758878 B2 JP 2758878B2 JP 7333851 A JP7333851 A JP 7333851A JP 33385195 A JP33385195 A JP 33385195A JP 2758878 B2 JP2758878 B2 JP 2758878B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tool
tapered surface
spindle
main shaft
force
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP7333851A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09174315A (ja
Inventor
貴明 吉廣
稔 長谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Canon Machinery Inc
Original Assignee
Nichiden Machinery Ltd
Nippon Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nichiden Machinery Ltd, Nippon Electric Co Ltd filed Critical Nichiden Machinery Ltd
Priority to JP7333851A priority Critical patent/JP2758878B2/ja
Publication of JPH09174315A publication Critical patent/JPH09174315A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2758878B2 publication Critical patent/JP2758878B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Automatic Tool Replacement In Machine Tools (AREA)
  • Gripping On Spindles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【発明の属する技術分野】本発明は、ツールを自動で交
換する際に用いられるチャック機構に関する。
【0001】
【従来の技術】従来、この種のチャック機構は、「ツー
ルエンジニア臨時増刊、1991年10月号」(大河出
版)第48頁に示されるように、一般的に、機械加工用
のドリル等をチャックするような大型のものしか提案さ
れていない。
【0002】図5は、この従来のチャック機構を示す断
面図であり、主軸21は、ツール30先端の外径よりギ
ャップγだけ大きい座ぐり穴22を有し、かつ軸先端外
周に傾斜角θのテーパコーン23が設けられ所定寸法の
スリットで等分周した複数のスプリングチャック24を
有する。チャックリング25は、先端部内径に主軸のテ
ーパコーン23と同一の傾斜角θを有するテーパコーン
26を備えるとともに、その外周に係入された複数の剛
球27を有し、主軸外形と嵌合および揺動が可能であ
る。締め付けリング28は、チャックリング25の外周
と嵌合し、主軸21との間に剛球27を係入するととも
に、主軸21のネジ部29に締結される。
【0003】この従来のチャック機構を用いた第1の把
持方法は、図示されていない回転駆動軸により締め付け
リング28を回転させることによって、剛球27を介し
てチャックリング25を軸方向に駆動する。これによ
り、スプリングチャック24を縮径させツール30を把
持する。
【0004】また、この従来の機構を用いた第2の把持
方法は、図示されていない主軸回転駆動系を活用するこ
とにより図示されていない上下動作可能なクランパによ
り締め付けリング28を固定し主軸21を回転させチャ
ックリング25を軸方向に駆動してスプリングチャック
24を縮径させツール30を把持する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のチャック機構を
用いた第1の把持方法では、締め付けリングの回転駆動
軸を備える必要があるため装置が大型化してしまうとい
う問題点がある。
【0006】一方、第2の把持方法では、主軸が回転す
ることにより把持時にツールの方向性が安定しないとい
う問題点がある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、本発明のチャック機構は、ツール外径よりもやや
大きい径を有する座ぐり穴を先端に備え、かつ該先端外
周に所定角度で広がる第1のテーパ面を有し、該第1の
テーパ面が押圧されることによってツールを保持する第
1の部材を備える主軸と、先端部内径に第1のテーパ面
の広がり角と同角度で広がる第2のテーパ面を備え、か
つ外周に第2の部材を有し、主軸の外周と嵌合するとと
もに摺動可能に配置される第3の部材と、第2の部材と
接触することによって第3の部材の摺動動作を制御する
第4の部材と、第2のテーパ面により第1のテーパ面を
主軸の軸方向に押し付けるように第3の部材に押圧力を
加えるスプリングとを備え、主軸を下降させて、第4の
部材から第3の部材にスプリングによる弾性力とは反対
方向に力を加えることによって、第1のテーパ面と第2
のテーパ面とを離間させ、第1の部材によるツールへの
保持力を解放するとともに、主軸を上昇させて、第4の
部材から第3の部材に加えられる力を解除することによ
って、第1のテーパ面で第2のテーパ面を押圧させて、
第1の部材によりツールを保持するものである。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、本発明の一実施形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0009】図1ないし図4は、本発明の一実施形態の
構成を示す図である。
【0010】図1を参照すると、主軸1は、ツール2中
央部分のチャックしろ部外径よりギャップγだけ大きい
径を有する座ぐり穴3を軸先端に有し、かつ軸先端外周
に角度θで広がるテーパコーン4を有し所定寸法のスリ
ットで等分周された複数のスプリングチャック5を備え
ている。なお、図1では、スプリングチャック5が後述
されるスプリング11の弾性力により変形しているため
にギャップγは0となっている。チャックリング6は、
先端部内径に主軸1のテーパコーン4と同角度θで広が
るテーパコーン7が形成され、かつフランジ8を有し、
主軸1の外周と嵌合するとともに、Z軸方向に摺動可能
である。ストッパ9は、主軸1先端外径とフランジ8外
径の中間寸法を径とする穴10を有し、その上面がフラ
ンジ8と平行となるように配置される。スプリング11
は、その弾性力により、チャックリング6先端のテーパ
コーン7が主軸1の外周に形成されたテーパコーン4を
軸方向に押し付けるように、チャックリング6外周に配
置される。スプリング押え12は、チャックリング6と
相対する位置に配置され、チャックリング6との間でス
プリング11を挟むように主軸1に固定される。ツール
ホルダ13は、ツール2と嵌合するホルダ穴14とツー
ル2に設けられツール2の傾斜角を決定する方向基準面
15と精度良く接する基準面16とを備える。なお、こ
のツールホルダ13は、ツールテーブル17上にツール
2と同数配置される。ツールテーブル17は、図示せぬ
エアシリンダにより上下動作が可能である。
【0011】なお、ストッパ9、ツールホルダ13およ
びツールテーブル17以外の構成は、全て主軸1に取り
付けられている。また、主軸1は、図示せぬ駆動手段に
よりZ軸方向に移動が可能である。
【0012】次に、既にチャック機構によりチャックさ
れているツールを他のツールに交換する動作について説
明する。なお、ツールをチャックしていない状態からツ
ール2をはじめてチャックする場合も、同様の動作で行
われる。
【0013】図1に示すように、ツール2がチャックさ
れたいる状態から、フランジ8の下面がストッパ9の上
面に接するように、ツールテーブル17を上昇させる。
さらに、図2に示すように、主軸1を、ツール2とツー
ルホルダ13が接する位置まで、下降させる。
【0014】次に、図3に示すように、主軸1を所定距
離αだけ下降させる。ツールテーブル17を上昇させる
ための荷重は、主軸1を下降させるための荷重よりも小
さく設定されており、ツール2をツールテーブル17に
密接させたまま主軸1を強制的に所定距離αだけ下降さ
せる。すると、チャックリング6は、ストッパ9により
上方に押され、テーパコーン4および7同士の接触が解
かれる。そして、テーパコーン4および7同士の接触に
より弾性変形していたスプリングチャック5が開き、ツ
ール2が解放される。この時点で、ツール2とスプリン
グチャック5とは、ギャップγだけ離れている。
【0015】解放されたツール2は、図4に示すよう
に、ツールテーブル17を下降させることにより所定の
ツールホルダ13に嵌合される。
【0016】次に、他のツールを新たにチャックする手
順について説明する。
【0017】ツールテーブル17は、交換すべきツール
2が主軸1下方に配置されるように、図示せぬ駆動軸に
より移動する。そして、ツールテーブル17を、前述の
図3に示す位置まで上昇させ、新たなツール2を主軸1
に挿入する。さらに、主軸1を、前述の図2に示す位置
まで上昇させることにより、チャックリング6が閉じ、
テーパコーン4および7同士は再び接触してスプリング
チャック5を弾性変形させ、これにより、ツール2がチ
ャックされる。この際、ツールテーブル17は、前述の
主軸1下降時の荷重よりも大きな荷重で上昇している。
したがって、主軸1の上昇に同期してツール2上面と主
軸1の座ぐり穴3が常に密接した状態で、主軸1が、図
2に示す位置まで上昇することになる。
【0018】さらに、主軸1を、前述の図1に示す位置
まで上昇させることにより、ツール2の交換が完了す
る。ツール2をチャックしている力Kは、スプリング1
1の弾性力をFとすると、K=F/tanθで表され
る。
【0019】このように、スプリングチャック5の開閉
動作は、主軸1外径を摺動面としたチャックリング6の
軸方向移動によりテーパコーン4および7同士が接触あ
るいは離間することによるくさび効果が利用される。
【0020】なお、ツール2上部と座ぐり穴3の上面と
を接触させることによって、Z方向の位置決め精度を向
上させることができる。また、チャック解放直後に、図
示せぬクランパによりツール2の方向基準面15をツー
ルホルダの基準面16に押し当てることにより、ツール
2の傾斜方向精度を向上させることができる。
【0021】また、主軸1の上下動作は、例えば、半導
体製造装置におけるデバイス搭載ヘッドに付属するZ駆
動軸を活用することが可能である。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のチャック
機構は、主軸先端をスプリングチャック構造にし、その
チャック力をスプリングで発生させ、主軸の上下動作に
よりツールを把持するために、構成の簡単化かつ小型化
を実現することができる。
【0023】さらに、ツールホルダに基準面を設けたた
めに、ツールの傾斜方向の精度を向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の構成を示す断面図であ
る。
【図2】本発明の一実施形態のツール交換時の動作を説
明するための構成を示す断面図である。
【図3】本発明の一実施形態のツール交換時の動作を説
明するための構成を示す断面図である。
【図4】本発明の一実施形態のツール交換時の動作を説
明するための構成を示す断面図である。
【図5】従来のチャック機構の構成を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 主軸 2 ツール 3 座ぐり穴 4、7 テーパコーン 5 スプリングチャック 6 チャックリング 8 フランジ 9 ストッパ 10 穴 11 スプリング 12 スプリング押え 13 ツールホルダ 14 ホルダ穴 15 方向基準面 16 基準面 17 ツールテーブル
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−75806(JP,A) 特開 平6−742(JP,A) 特開 平3−161233(JP,A) 特開 昭60−56841(JP,A) 特公 平1−20022(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B23B 31/20 B23Q 3/157

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ツール外径よりもやや大きい径を有する
    座ぐり穴を先端に備え、かつ該先端外周に所定角度で広
    がる第1のテーパ面を有し、該第1のテーパ面が押圧さ
    れることによって前記ツールを保持する第1の部材を備
    える主軸と、 先端部内径に前記第1のテーパ面の広がり角と同角度で
    広がる第2のテーパ面を備え、かつ外周に第2の部材を
    有し、前記主軸の外周と嵌合するとともに摺動可能に配
    置される第3の部材と、 前記第2の部材と接触することによって前記第3の部材
    の摺動動作を制御する第4の部材と、 前記第2のテーパ面で前記第1のテーパ面を前記主軸の
    軸方向に押し付けるように前記第3の部材に押圧力を加
    えるスプリングと 前記ツールを嵌合し、前記ツールに備えられた該ツール
    の傾斜角を決定する方向基準面と接触可能な基準面を有
    するツールホルダと、 前記ツールホルダが配置され、前記主軸の軸方向に移動
    可能であって、前記主軸が下降する際と該主軸が上昇す
    る際とで異なる荷重で前記ツールホルダを上昇させるツ
    ールテーブルと を備え、 前記主軸を下降させて前記ツールホルダに嵌合させ、前
    記第4の部材から前記第3の部材に前記スプリングによ
    る弾性力とは反対方向に力を加えることによって、前記
    第1のテーパ面と前記第2のテーパ面とを離間させ、前
    記第1の部材による前記ツールへの保持力を解放すると
    ともに、ツール交換時に前記ツールテーブルを上昇させて新たな
    ツールを前記主軸の前記座ぐり穴に密接させ、その後、
    前記主軸を上昇させて、前記第4の部材から前記第3の
    部材に加えられる前記力を解除することによって、前記
    第1のテーパ面で前記第2のテーパ面を押圧させて、前
    記第1の部材により前記新たなツールを保持することを
    特徴とするチャック機構。
JP7333851A 1995-12-22 1995-12-22 チャック機構 Expired - Lifetime JP2758878B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7333851A JP2758878B2 (ja) 1995-12-22 1995-12-22 チャック機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7333851A JP2758878B2 (ja) 1995-12-22 1995-12-22 チャック機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09174315A JPH09174315A (ja) 1997-07-08
JP2758878B2 true JP2758878B2 (ja) 1998-05-28

Family

ID=18270658

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7333851A Expired - Lifetime JP2758878B2 (ja) 1995-12-22 1995-12-22 チャック機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2758878B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106736675A (zh) * 2016-11-30 2017-05-31 重庆速腾机械制造有限公司 齿轮楔形柱固定装置

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108857504B (zh) * 2018-06-22 2020-11-10 滁州市可欣机械科技有限公司 一种机械加工去屑方法
CN109483264A (zh) * 2018-12-10 2019-03-19 陕西航空电气有限责任公司 一种以内孔及端面定位的分体式夹具

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6420022A (en) * 1987-07-15 1989-01-24 Kubota Ltd Guide of working machine for root vegetables
JP2831814B2 (ja) * 1990-07-12 1998-12-02 株式会社森精機製作所 工具用チャック

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106736675A (zh) * 2016-11-30 2017-05-31 重庆速腾机械制造有限公司 齿轮楔形柱固定装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH09174315A (ja) 1997-07-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7926162B2 (en) Method for clamping and subsequently machining a disk or ring-shaped workpiece
US5070592A (en) Spindle unit of a machine tool in which tools changing is available
JP2758878B2 (ja) チャック機構
JP3446921B2 (ja) ワーク把持装置
US3131946A (en) Draw-bar actuated centering device
JPH08155770A (ja) パレット等の着座装置
JP3576207B2 (ja) パレットのクランプ装置
JP3694788B2 (ja) 研削盤のチャック装置
CN113182909B (zh) 一种电机壳体的加工装置及其加工工艺
JP2017213635A (ja) チャック装置及びワークチャック方法
JP3875615B2 (ja) 工作機械
JPH07308840A (ja) 旋盤の被加工物保持装置
JPH07106517B2 (ja) ワークのクランプ装置
JPH0418729Y2 (ja)
JP7383278B2 (ja) 加工機用ワークホルダー
JPH0340493Y2 (ja)
JPS58114832A (ja) ビデイオデイスク用タ−ンテ−ブルの精密切削用治具
JP2923809B2 (ja) ディスク位置決めクランプ機構
JP2001121355A (ja) 工具の圧入方法及び圧入装置
JPH04223833A (ja) 工具ホルダークランプ装置
JPH06277915A (ja) コレット及びこれを用いたビデオヘッド調整機
JP2798226B2 (ja) 缶シーマのノックアウトパッド着脱機構
JPH09155609A (ja) コレットとスリーブとこれらを備える工具ホルダ
CN116038226A (zh) 一种弹簧管及护套的焊接工装
JPS643607Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19980224