JP2923809B2 - ディスク位置決めクランプ機構 - Google Patents

ディスク位置決めクランプ機構

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JP2923809B2
JP2923809B2 JP3013962A JP1396291A JP2923809B2 JP 2923809 B2 JP2923809 B2 JP 2923809B2 JP 3013962 A JP3013962 A JP 3013962A JP 1396291 A JP1396291 A JP 1396291A JP 2923809 B2 JP2923809 B2 JP 2923809B2
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cylinder
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誠章 木村
英夫 広川
勉 中台
勉 本郷
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Hitachi High Tech Corp
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Hitachi Electronics Engineering Co Ltd
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  • Holding Or Fastening Of Disk On Rotational Shaft (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、磁気ディスクなどの
検査装置に使用するディスクの位置決めクランプ機構に
関する。
【0002】
【従来の技術】情報処理装置に使用されるハード磁気デ
ィスク(以下単にディスクという)は表面に欠陥がある
と品質が低下するので、欠陥検査装置により検査され
る。検査装置においては、ディスクはクランプ機構によ
りクランプされて高速に回転する。磁気ディスクのサイ
ズには大小があり、これに対してクランプ機構(チャッ
ク機構というも同じ)は各種のものが考案され、先行技
術として小型ディスクに対応し、検査の自動化に適する
ものが提案され、この発明の発明者より「第02−14
3673号、平成2年6月10日、ディスククランプ機
構」(特開平4−38752号)が特許出願されてい
る。
【0003】図2(a) 〜(c) は上記の特許出願にかかる
ディスククランプ機構の構造を示すもので、その概要を
説明する。図(a) において、クランプ機構2は被検査の
ディスク1 を載置して回転するシリンダ21と、シリンダ
の中心を貫通しスプリング22により下方に付勢された中
心軸23と、その上端に固定されたヘッド板24があり、ヘ
ッド板には取り具25により押圧駒26が取り付けられ、押
圧駒はスプリング27により外方に付勢されている。一
方、シリンダ21の内周には傾斜面281 を有するアクチュ
エータ輪28が固定され、アクチュエータ輪は中心軸23に
嵌入されている。図(b) はヘッド板24と押圧駒26の外観
を示し、押圧駒はヘッド板に放射状に3個が配列されて
いる。図(c) はシリンダ21の外観を示し、上端の載置面
211 の内周にディスクを位置決めする位置決め片212 が
3箇所に設けてある。ディスク1の装着方法を述べる
と、中心軸23をエアシリンダにより上昇し(図(a) の状
態)、中心孔の円周を位置決め片に接触させてディスク
1が載置面211 に載置される。次にエアシリンダの押圧
を停止するとスプリング22により中心軸が下降し、斜面
281 により押圧駒26が押し出されて中心孔のエッジを押
圧し、ディスクがシリンダにの載置面211 にクランプさ
れる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上のクランプ機構2
においては、ディスク1は位置決め片212 により置決め
されるが、位置決め片は中心孔に正確に嵌合するように
精度よく製作されている。一方、ディスクは自動化され
たハンドリング機構により載置面211 に載置されるの
で、ハンドリング機構の制御を精度よく行わないと中心
孔の周辺が位置決め片に引っ掛かって安定に載置され
ず、従って確実にクランプされない。クランプ動作とシ
リンダの回転も自動化されており、不確実なクランプ状
態のまま回転するとディスクが破損する危険がある。こ
れに対して、載置された後にディスクを位置決めしてク
ランプする機構とすれば、自動ハンドリング機構にはあ
る程度の位置ズレが許されて制御が容易となるととも
に、ディスクは確実にクランプされて上記の危険が防止
される。
【0005】この発明は以上に鑑みてなされたもので、
シリンダの載置面にディスクを載置した後に、位置決め
とクランプ動作を行う位置決めクランプ機構を提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明はディスクの位
置決めクランプ機構であって、上端に被検査のディスク
を載置する載置面を有するシリンダと、シリンダの中心
を貫通しスプリングにより下方に付勢された中心軸と、
上下2段の段差を有し、シリンダの内部に固定されて中
心軸の外周表面に接触して摺動するアクチュエータ輪、
および中心軸の上端に固定された位置決めクランプ部を
具備する。位置決めクランプ部は、スプリングによりそ
れぞれ内方に付勢され、中心軸の下降に伴ってアクチュ
エータ輪の下側または上側の段差によりそれぞれ外方に
押し出され、中心孔のエッジを外方に押圧してディスク
を位置決めする複数の位置決め駒と、エッジを斜め下方
に押圧してディスクをシリンダの載置面にクランプする
複数の押圧駒とを交互に放射状に配列して構成される。
【0007】上記の下側および上側の段差は、下側の段
差により位置決め駒が押し出されて位置決めがなされた
後、上側の段差により押圧駒が押し出されてクランプが
なされるように構成される。
【0008】
【作用】以上の位置決めクランプ機構においては、中心
軸が上昇した状態では位置決め駒と押圧駒はスプリング
により内方に引っ込んでおり、ディスクは位置決めクラ
ンプ部を通してシリンダの載置面に載置される。この場
合、載置面は単なる平面であるので、中心孔の位置があ
る程度ズレていても安定に載置される。従って自動ハン
ドリング機構による載置は制御が容易である。載置され
た後にこの位置ズレを補正する位置決めが行われる。す
なわち、中心軸が下降すると複数の位置決め駒と押圧駒
がそれぞれ、アクチュエータ輪の下側または上側の段差
により押し出されて、ディスクの中心孔のエッジを複数
の箇所でそれぞれ外方または斜め下方に押圧する。この
場合、押圧の順序が大切であって、まず位置決め駒を押
圧してディスクと中心軸の中心が一致するように位置決
めを行い、ついで、押圧駒を押圧してディスクがシリン
ダの載置面にクランプされる。これを逆にしてクランプ
を先に行うと位置決めができないことは明らかである。
【0009】
【実施例】図1はこの発明の位置決めクランプ機構の一
実施例を示すもので、図(a) は中心軸が上昇してディス
クを載置する状態の垂直断面図、図(b) は位置決め駒と
押圧駒の配列を示す平面図、図(c) は中心軸が下降して
ディスクが位置決めクランプされた状態の一部垂直断面
図である。
【0010】図1(a) において、シリンダ31の上端にデ
ィスク1を載置する平面の載置面311 を設ける。シリン
ダの中心にスプリング32により下方に付勢された中心軸
33を貫通し、中心軸の上端に位置決めクランプ部4を固
定する。位置決めクランプ部は、中心軸に固定されたヘ
ッド板41と、ヘッド板の下側に、取り付けブロック42と
45により位置決め駒43と押圧駒46を、図(b) に示すよう
に3個づつ交互に放射状に取り付け、それぞれをスプリ
ング44と47により内方に付勢して構成される。次に、シ
リンダ31の内部にアクチュエータ輪34を固定し、その内
周を中心軸の外周に摺動接触させる。アクチュエータ輪
には下側の段差341 と上側の段差342 を設け、中心軸33
の下降により、それぞれが位置決め具43と押圧爪46を押
し出すものとし、これらの段差は、下側の段差が先に位
置決め駒を押圧し、その後に上側の段差が押圧駒を押圧
するように構成する。
【0011】上記の位置決めクランプ機構の動作を説明
すると、まず中心軸33が図示されていないエアシリンダ
により駆動されて上昇すると(図(a)の状態)、スプリ
ング44と47により位置決め駒43と押圧駒46は引っ込ま
れ、ハンドリング機構により位置決めクランプ部4を通
して被検査のディスク1がシリンダ31の載置面311 に載
置される。この場合、載置面311 に対して中心孔がある
程度位置ズレしていても構わない。次にエアシリンダの
駆動を停止すると中心軸がスプリング32により下降して
図(c) の状態となる。下降する過程においては、まず位
置決め駒44が下側の段差341 により押し出され、位置決
め駒に設けられた位置決め片431 が中心孔のエッジを押
圧してディスク1が位置決めされ、ついで上側の段差34
2 により押圧駒46が押し出され、エッジを斜め下方に押
圧してディスクがクランプされる。なお、押圧駒46はそ
の先端に図示のような斜面の押圧爪461 を形成して斜め
下方向の押圧力を発生させる。
【0012】
【発明の効果】以上の説明のとおり、この発明の位置決
めクランプ機構においては、シリンダの載置面は単なる
平面であるので、中心孔の位置がある程度ズレていても
ディスクは安定に載置され、載置された後に中心軸を下
降して位置決め駒により位置決めされ、ついで押圧駒に
よりシリンダの載置面にクランプされるもので、従来の
載置と位置決めとを同時に行う方法において発生した不
確実なクランプが回避されてディスクの破損が防止され
るとともに、載置に対する自動化ハンドリング機構の制
御が容易となる効果には大きいものがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の位置決めクランプ機構の一実施例
を示し、図(a) は中心軸が上昇した状態の垂直断面図、
図(b) は位置決め具と押圧爪の配列図、図(c) は中心軸
が下降した状態の垂直断面図である。
【図2】 特許出願にかかる先行技術のクランプ機構の
構造図である。
【符号の説明】
1 磁気ディスク(単にディスク) 2 クランプ機構 21 シリンダ 211 載置面 212 位置決め片 22 スプリング 23 中心軸 24 ヘッド板 25 取り付け具 26 押圧駒 27 スプリング 28 アクチュエータ輪 281 斜面 31 シリンダ 311 載置面 32 スプリング 33 中心軸 34 アクチュエータ輪 341 下側の段差 342 上側の段差 4 位置決めクランプ部 41 ヘッド板 42 取り付けブロック 43 位置決め駒 431 位置決め片 44 スプリング 45 取り付けブロック 46 押圧駒 47 スプリング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 本郷 勉 東京都千代田区大手町二丁目6番2号 日立電子エンジニアリング株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−38752(JP,A) 実開 昭60−106214(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G11B 17/02 - 17/038

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上端に被検査のディスクを載置する載置
    面を有するシリンダと、該シリンダの中心を貫通しスプ
    リングにより下方に付勢された中心軸と、上下2段の段
    差を有し、該シリンダの内部に固定されて該中心軸の外
    周表面に接触して摺動するアクチュエータ輪、および該
    中心軸の上端に固定された位置決めクランプ部を具備
    し、該位置決めクランプ部は、スプリングによりそれぞ
    れ内方に付勢され、上記中心軸の下降に伴って上記アク
    チュエータ輪の下側または上側の段差によりそれぞれ外
    方に押し出され、上記中心孔のエッジを外方に押圧して
    上記ディスクを位置決めする複数の位置決め駒と、該エ
    ッジを斜め下方に押圧して上記ディスクを上記載置面に
    クランプする複数の押圧駒とを交互に放射状に配列した
    ことを特徴とする、ディスク位置決めクランプ機構。
  2. 【請求項2】 請求項1の下側および上側の段差は、該
    下側の段差により上記位置決め駒が押し出されて上記位
    置決めがなされた後、該上側の段差により上記押圧駒が
    押し出されて上記クランプがなされるように構成された
    ことを特徴とする、請求項1記載のディスク位置決めク
    ランプ機構。
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JPH04241255A JPH04241255A (ja) 1992-08-28
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