JP2757943B2 - グロスマット調床材 - Google Patents
グロスマット調床材Info
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- JP2757943B2 JP2757943B2 JP63244521A JP24452188A JP2757943B2 JP 2757943 B2 JP2757943 B2 JP 2757943B2 JP 63244521 A JP63244521 A JP 63244521A JP 24452188 A JP24452188 A JP 24452188A JP 2757943 B2 JP2757943 B2 JP 2757943B2
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- Japan
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- ink
- clear
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- gloss
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- Laminated Bodies (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は住宅及び店舗関係の内装床材に関するもので
ある。
ある。
従来、住宅及び店舗関係の内装床材は、クッション層
に印刷層を熱転写し、ウエアレア(保護層)をコートし
た後、加熱によりクッション層を発泡させ、かつ、ウエ
アレアをゲル化することによりつくられている。
に印刷層を熱転写し、ウエアレア(保護層)をコートし
た後、加熱によりクッション層を発泡させ、かつ、ウエ
アレアをゲル化することによりつくられている。
上記した従来の床材は、凹凸効果はあるものの、表面
の艶が均一となり、艶差を生じさせることが困難である
という問題があった。
の艶が均一となり、艶差を生じさせることが困難である
という問題があった。
本発明は上記問題を解決するためになされたものであ
り、本発明はクッション層の上に印刷層及びクリアー層
の表面側をこの順に設け、クリアー層にはマットインキ
層を埋め込む形で形成し、かつ表面に保護層を設けてな
るグロスマット調床材である。
り、本発明はクッション層の上に印刷層及びクリアー層
の表面側をこの順に設け、クリアー層にはマットインキ
層を埋め込む形で形成し、かつ表面に保護層を設けてな
るグロスマット調床材である。
以下、本発明について具体的に説明する。
本発明において、クッション層は床材に用いられるク
ッション層であれば任意のものを用いることができる。
通常、アスベスト紙又はガラス繊維入りベース紙にポリ
塩化ビニル、ウレタン等のような熱発泡性、非発泡性等
の熱可塑性樹脂を1〜5mmの厚さにゾルコートしたも
の、又は厚さ1〜5mm程度の熱可塑性樹脂単体が好適に
用いられる。
ッション層であれば任意のものを用いることができる。
通常、アスベスト紙又はガラス繊維入りベース紙にポリ
塩化ビニル、ウレタン等のような熱発泡性、非発泡性等
の熱可塑性樹脂を1〜5mmの厚さにゾルコートしたも
の、又は厚さ1〜5mm程度の熱可塑性樹脂単体が好適に
用いられる。
次に印刷層は、クッション層の表面に直接もしくは転
写印刷法により印刷で設ける。印刷方法はグラビア、オ
フセット、フレキソ、活版等であり、転写もしくは直刷
りである。これに用いるインキは常用のものでよく、塩
酢ビ系、アクリル系の樹脂を主体に、通常用いる顔料を
加えて製造する。
写印刷法により印刷で設ける。印刷方法はグラビア、オ
フセット、フレキソ、活版等であり、転写もしくは直刷
りである。これに用いるインキは常用のものでよく、塩
酢ビ系、アクリル系の樹脂を主体に、通常用いる顔料を
加えて製造する。
次にクリアー層としては、ポリ塩化ビニル、アクリ
ル、ウレタンエラストマー、フッ素系樹脂等が用いられ
る。そしてクリアー層がポリ塩化ビニルの場合、厚み50
〜300μm程度で、可塑剤が5〜40PHR程度添加されてい
るものが好ましい。クリアー層の形成は予めフィルム化
したものを印刷層上にラミネートする方法によっても、
ゾルコート法等の塗布方法によってもよい。ゾルコート
の場合は、クッション層の上にマイヤーバーコート、エ
アーナイフコート、リバースロールコート、ロータリー
スクリーン等の手法にて塩化ビニルゾルをコートする。
ル、ウレタンエラストマー、フッ素系樹脂等が用いられ
る。そしてクリアー層がポリ塩化ビニルの場合、厚み50
〜300μm程度で、可塑剤が5〜40PHR程度添加されてい
るものが好ましい。クリアー層の形成は予めフィルム化
したものを印刷層上にラミネートする方法によっても、
ゾルコート法等の塗布方法によってもよい。ゾルコート
の場合は、クッション層の上にマイヤーバーコート、エ
アーナイフコート、リバースロールコート、ロータリー
スクリーン等の手法にて塩化ビニルゾルをコートする。
形成されたクリアー層には、マットインキ層を埋め込
むために表面層に機械エンボスをほどこす。
むために表面層に機械エンボスをほどこす。
次にマットインキ層はマット材としてシリカ、硫酸バ
リウム等を0.1〜10%混入したインキ樹脂を用いること
ができる。インキ樹脂としては、アクリル、ウレタン、
塩酢ビ樹脂等でよく、硬化剤を添加してもよい。インキ
顔料は通常用いるものでよい。又マットインキ層は通常
ワイピングの手法を用いてクリアー層のエンボス凹部に
のみ埋め込む。
リウム等を0.1〜10%混入したインキ樹脂を用いること
ができる。インキ樹脂としては、アクリル、ウレタン、
塩酢ビ樹脂等でよく、硬化剤を添加してもよい。インキ
顔料は通常用いるものでよい。又マットインキ層は通常
ワイピングの手法を用いてクリアー層のエンボス凹部に
のみ埋め込む。
次に保護層としては、耐摩耗性を重視しウレタン系、
塩酢ビ系等の樹脂が通常用いられる。これには硬化剤を
添加してもよい。そして塗工方法としては、グラビア、
ロールコート、エアーナイフコート等でよい。特にグラ
ビアコートのようにエンボスさてできた凹部に保護層形
成用の樹脂が入りにくい方法を用いるとグロスマット効
果(保護層とマットインキ層との艶の差)が顕著になり
好ましい。ほかの方法によった場合でも凹部に入る保護
層形成用樹脂が少なければマットインキ層に吸収される
ので、グロスマット効果がある。
塩酢ビ系等の樹脂が通常用いられる。これには硬化剤を
添加してもよい。そして塗工方法としては、グラビア、
ロールコート、エアーナイフコート等でよい。特にグラ
ビアコートのようにエンボスさてできた凹部に保護層形
成用の樹脂が入りにくい方法を用いるとグロスマット効
果(保護層とマットインキ層との艶の差)が顕著になり
好ましい。ほかの方法によった場合でも凹部に入る保護
層形成用樹脂が少なければマットインキ層に吸収される
ので、グロスマット効果がある。
次に本発明の床材は、例えば上記のようにして得られ
たクッション層、印刷層、クリアー層(凹部およびその
部分のマットインキ層を含む)および保護層からなる積
層体全体を加熱発泡することにより作ることができる。
たクッション層、印刷層、クリアー層(凹部およびその
部分のマットインキ層を含む)および保護層からなる積
層体全体を加熱発泡することにより作ることができる。
なお、エンボスやワイピングを、クリアー層をクッシ
ョン層上に設けてから行うのではなく、クッション層と
ラミネートする前のクリアー層単体に行ってもよい。
ョン層上に設けてから行うのではなく、クッション層と
ラミネートする前のクリアー層単体に行ってもよい。
本発明の床材を図面について説明すると、図面は本発
明の床材の縦断面図であり、図中、1はクッション層、
2は印刷層、3はクリアー層、4はマットインキ層、5
は保護層である。
明の床材の縦断面図であり、図中、1はクッション層、
2は印刷層、3はクリアー層、4はマットインキ層、5
は保護層である。
本発明の床材では、クリアー層の凹部にマットインキ
層を充填することで製品表面に艶のある部分とない部分
を設けることにより表面質感を向上させることができ
る。またマットインキ層がクリアー層の中に埋め込まれ
た形となっているため、床材としての耐摩耗性を有す
る。
層を充填することで製品表面に艶のある部分とない部分
を設けることにより表面質感を向上させることができ
る。またマットインキ層がクリアー層の中に埋め込まれ
た形となっているため、床材としての耐摩耗性を有す
る。
三宝樹脂(株)製DH−10326(ポリ塩化ビニルフィル
ム)、厚み0.15mm、可塑剤(ジオクチルフタレート)18
PHRクリアーシートに昭和インク工業(株)化Xインキ
を用いグラビア印刷法にて木目柄を裏刷りして印刷層を
形成する。
ム)、厚み0.15mm、可塑剤(ジオクチルフタレート)18
PHRクリアーシートに昭和インク工業(株)化Xインキ
を用いグラビア印刷法にて木目柄を裏刷りして印刷層を
形成する。
この印刷面と逆側に木目の導管形状に機械エンボスを
行う。この時のエンボスの深さは80μmであった。
行う。この時のエンボスの深さは80μmであった。
次に2液硬化型ウレタン形マットインキ〔昭和インク
(株)製WPインキ〕にてワイピングを行い上記導管形状
のシート凹部にマットインキを埋め込みマットインキ層
を形成した。
(株)製WPインキ〕にてワイピングを行い上記導管形状
のシート凹部にマットインキを埋め込みマットインキ層
を形成した。
またワイピング面に諸屋インキ(株)製ウレタンコー
ト剤UM24、KM24をグラビア印刷にて5g/m2コートして保
護層を設けた。
ト剤UM24、KM24をグラビア印刷にて5g/m2コートして保
護層を設けた。
別に30g/m2のガラス不織布に発泡性塩化ビニルゾルを
コーティングし、ゲル化させ、クッション層を形成し
た。
コーティングし、ゲル化させ、クッション層を形成し
た。
このコートまでほどこした塩ビ印刷シートを印刷面と
クッション層が合わさるようにして表面温度170℃の熱
をロールを通し熱融着させた。このようにしてできたシ
ートを200〜220℃のオーブンにて2分間保持しクッショ
ン層の発泡性塩化ビニルゾルを発泡させて製品床材を得
た。
クッション層が合わさるようにして表面温度170℃の熱
をロールを通し熱融着させた。このようにしてできたシ
ートを200〜220℃のオーブンにて2分間保持しクッショ
ン層の発泡性塩化ビニルゾルを発泡させて製品床材を得
た。
第1図は本発明の床材の縦断面図である。 1…クッション層、2…印刷層、3…クリアー層、4…
マットインキ層、5…保護層。
マットインキ層、5…保護層。
Claims (3)
- 【請求項1】クッション層の上に印刷層及びクリアー層
をこの順に設け、クリアー層の表面側には部分的に、艶
の無いマットインキ層を該クリアー層の表面から突出せ
ず埋め込む形で形成し、かつ該マットインキ層非形成部
の直上の表面に艶の有る保護層を設けてなるグロスマッ
ト調床材。 - 【請求項2】クリアー層がポリ塩化ビニルシートである
請求項1記載のグロスマット調床材。 - 【請求項3】マットインキ層が、機械エンボスにより得
られたクリアー層の凹部にワイピングにより形成された
ものである請求項1記載のグロスマット調床材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63244521A JP2757943B2 (ja) | 1988-09-30 | 1988-09-30 | グロスマット調床材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63244521A JP2757943B2 (ja) | 1988-09-30 | 1988-09-30 | グロスマット調床材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0296052A JPH0296052A (ja) | 1990-04-06 |
JP2757943B2 true JP2757943B2 (ja) | 1998-05-25 |
Family
ID=17119922
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63244521A Expired - Lifetime JP2757943B2 (ja) | 1988-09-30 | 1988-09-30 | グロスマット調床材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2757943B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10147913A (ja) * | 1996-11-20 | 1998-06-02 | Sekisui Jushi Co Ltd | 車線分離標 |
KR100409091B1 (ko) * | 2001-11-15 | 2003-12-11 | 주식회사 엘지화학 | 인쇄와 엠보무늬가 일치하는 장척 바닥 장식재의 구성 및그 제조방법 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0232979Y2 (ja) * | 1985-08-02 | 1990-09-06 | ||
JPS6229244U (ja) * | 1986-08-06 | 1987-02-21 |
-
1988
- 1988-09-30 JP JP63244521A patent/JP2757943B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0296052A (ja) | 1990-04-06 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090313 Year of fee payment: 11 |
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EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
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