JP2756943B2 - 歪の少ない合板 - Google Patents

歪の少ない合板

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JP2756943B2 JP8023300A JP2330096A JP2756943B2 JP 2756943 B2 JP2756943 B2 JP 2756943B2 JP 8023300 A JP8023300 A JP 8023300A JP 2330096 A JP2330096 A JP 2330096A JP 2756943 B2 JP2756943 B2 JP 2756943B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、歪の少ない合板に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、合板は、合板適用材として選別さ
れた原木(主として南洋材)から削成され且つ所要寸法
に切揃えられた同厚又は厚さの異る複数枚の単板を重ね
合わせて製造されるが、その際、合板の厚さ方向の中心
に対して対称に位置すべき一対又はそれ以上の対の単板
に関しては、その厚さや概略的な繊維方向を互いに一致
させ(一般的には、奇数枚の単板の繊維方向を順次交叉
させる配列形態を採る)、合板の厚さ方向の中心に中立
面が定まるよう配慮するが、その木理(繊維の配向性)
に関しては、合板適用材として選別された原木から単板
を削成している関係上、製品の品質に影響がないためか
全く考慮されてない。また前記合板適用材と合板不適材
の選別は、例えば伐採時・積出し時・荷下し時等の都
度、経験則等に照らして実施されており、合板不適材と
して除外された原木は、伐採或は積出されずに放置され
るか、若しくは製材等の他の用途に振向けられているの
が実情である。因に、この原木を合板適用材と合板不適
材とに選別する要因を列挙すると、接着不良を起こす含
有成分の有無・乾燥し易さ、しにくさ・悪臭の有無等が
挙げられるが、加えて、更に大きな要因は、少なくとも
一部の繊維が著しく非通直であるか否かの点にあり、か
かる原木は、従来合板適用材とされた、全体的に繊維が
殆ど通直な原木(以下、良質原木と略称する)に比べる
と、旋削抵抗・曲げ応力等が大きく、旧来のベニヤレー
スで旋削すると単板の表面が粗雑化し易いこと等から、
その利用が敬遠されているのである。しかしながら、近
年における木材資源の枯渇化は、このように少なくとも
一部の繊維が著しく非通直な原木(以下、低質原木と略
称する)を無視することができなくなり、その有効的な
利用を図る必要性が増大してきた。そこで、本出願人
は、先に「ベニヤレース」(特公昭56−16729号
公報)・「ベニヤレース」(特公昭59−19007号
公報)或は「ロータリーレース」(特公昭61−218
05号公報)等に代表的な例を開示する如く、原木の切
削に要する動力の一部又は全部を、原木の外周から有効
に供給すると共に、原木と単板との境界を適切に加圧で
きるよう構成した、画期的な外周駆動型ベニヤレースを
開発し、前記の如き低質原木の旋削を著しく容易化し
て、その利用度の向上に相応の効果を挙げるに至った。
しかし、利用度が向上するにつれて、合板の品質に関す
る新たな問題点が明瞭化してきた。即ち、低質原木から
削成された単板の木理は、当然非通直であって、所謂交
走木理と総称される非通直木理、更に詳しくは、斜走木
理を主体として、交錯木理・波状木理等が様々に入交じ
った状態の木理が内在するが、このような単板を従前通
り無作為に組合わせて接着すると、合板の局部乃至は全
面に反り・波打ち等の歪が発生し易く、実用的に支障が
あるほど合板の品質を劣化させる不都合も少なからず散
見されるので、単板としての利用価値は極めて低いもの
であった。そこで、本発明の開発過程においては、膨大
な実験とその実験に基づく検証とを繰り返し、前記歪の
誘因を究明せんと図ったが、必らずしもその全容を解明
するには至らず、実際には、後記誘因以外の誘因も複合
的に作用していると思慮され、歪の発生を完全に抑制す
る為には、更に一段の改良が望まれるものの、少なくと
も後記誘因に適切に対処すれば、無作為な組合わせを採
る従来の合板に比べて、歪の発生を効果的に抑制できる
ことが確認された。従って、以下先づ解明できた誘因に
ついて述べることにする。尚、単板は、繊維方向には比
較的強靭で、圧縮・引張り・曲げ等の外力に強い反面、
繊維直交方向には極めて軟弱であり、例えば含有水分量
の多寡によって繊維と直交する方向にのみ顕著に伸縮す
るなど、著しく異方性を有する特異な材料であることは
公知の通りであり、前記交走木理が内在する場合には、
伸縮方向が局部毎に(厳密には表裏両面でも)異るの
で、種々の要因によって伸縮する際に歪が生じるのは当
然であって、このような特性が、合板の歪の大きな誘因
であることは言うまでもない。そこでその誘因を取り払
うべく、単板に直接薬品類を作用させて前記特性を変え
ることもできなくはないが、そうすることは経済性から
して実用的でなく、また本発明の要旨からも外れること
から、ここでは便宜上、単板自体の歪に関しては、詳細
な説明を省略することにする。扨て、従来、合板の製造
には、尿素樹脂・メラミン樹脂・フェノール樹脂等の合
成樹脂類、又はそれらの変性樹脂・共縮合樹脂・混合樹
脂等を主体とする熱硬化性の接着剤が多用されている。
これらの接着剤は、多量の水等の溶剤を含む(大多数の
接着剤の溶剤は水であって、例えば最も使用が多い尿素
樹脂接着剤の含水率は、35〜55%に達するが、アル
コール等を溶剤とする接着剤も一部ある)液状にて製造
・市販されており、必要に応じて、更に水等の溶剤、木
粉・小麦粉等の増量剤、塩化アンモン等の硬化剤、或は
その他の充填剤・増粘剤・可塑剤等の添加剤を配合の
上、適度に乾燥した単板の接着面へ塗布し、他の単板を
重ね合わせた後に、熱圧して硬化させる使用形態が採ら
れている。そして前記溶剤は、その一部が接着剤の一部
と併せて単板に吸収され、更に接着剤を硬化させる為の
加熱に伴って、残りの溶剤が順次接着剤から放散される
ので、結果的に、接着剤は著しく収縮しつつ硬化するこ
とになる。勿論、単板自体も、接着剤の付着に伴って一
旦膨潤し、次いで接着剤硬化時の加熱に伴って乾燥収縮
するから、接着剤の収縮に追従する要素はあるが、前記
異方性からして、その追従方向は繊維と直交する方向に
限定され、而も放散される溶剤を吸収することによる二
次的膨潤もあるので、接着剤の収縮に完全に追従するこ
とは事実上不可能である。その結果、単板には、接着剤
の収縮に起因する大きな圧縮力が作用するのである。従
って、異方性を有する単板は、主として繊維と直交する
方向へ限定的に若干縮小されることになるが、その際、
たとえ前述の如く、合板の厚さ方向の中心に対して対称
的な位置に配置する対の単板の、厚さと概略的な繊維方
向を各対毎に一致させ、でき上る合板の厚さ方向の中央
に中立面が定まるよう配慮したとしても、該中立面を中
心として、一方の表層側と他方の表層側とに、縮小方向
或は縮小割合の差異が生じれば、その合板に歪が発生す
ることは容易に理解されよう。そこで、前記中立面を中
心とする一方の表層側と他方の表層側に縮小方向或は縮
小割合の差異を生じさせる要因について言及すると、接
着剤の収縮に伴う圧縮力、並びに接着剤(溶剤)の吸収
・発散による単板自体の膨潤・収縮は、前記両表層側と
もほぼ均等と看做して差支えなく、また中立面を包含す
る単板(奇数枚の組み合わせの場合)の表裏両面におけ
る局部毎の縮小方向及び縮小割合の差も僅かであるか
ら、結局、合板の厚さ方向の対称位置にある対の単板同
士の局部或は全面に亙る縮小方向或は縮小割合の差異
が、主として歪の誘因となるのである。因に、良質原木
から旋削された単板は木理が全面的にほぼ通直であって
(参考写真1参照)、その縮小方向が全面に亙りほぼ一
定である。従って、たとえ無作為に組み合わせても、厚
さ方向の中心に対して対称的な位置にある対の単板同士
の縮小方向が全面的にほぼ一定であり、それに伴って縮
小割合も全面的にほぼ一様となる結果、実用的に支障が
あるほどの歪を誘発する虞れはない。しかし低質原木か
ら旋削された単板については、交走木理の部分に於ける
縮小方向が局部毎に異るが故に、無作為な組み合わせに
伴い、厚さ方向の中心に対して対称的な位置にある対の
単板同士の縮小方向が局部乃至は全面(交走木理に対応
する)に亙って異り、それに伴って縮小割合も局部乃至
は全面に亙って異るので、合板の局部乃至は全面に歪が
発生する結果となる。本発明は、前記誘因に適切に対応
し、低質原木から旋削された交走木理が内在する単板を
用いて、従来よりも歪の少ない合板を得るべく開発した
ものである。即ち、本発明は、合板の厚さ方向の中心に
対して対称的な位置にある少なくとも一対の単板同士
が、交走木理をほぼ同一部位に揃えていることを特徴と
する歪の少ない合板と(請求項1)、合板の厚さ方向の
中心に対して対称的な位置にある少なくとも一対の単板
同士が、交走木理をほぼ同一部位に揃えており、而も継
合わせ部を有しない一枚板で成る歪の少ない合板と(請
求項2)、合板の厚さ方向の中心に対して対称的な位置
にある少なくとも一対の単板同士が、交走木理をほぼ同
一部位に揃えており、而も継合わせ部を有する継単板で
成る歪の少ない合板と(請求項3)、から成る。
【0003】
【実施例】以下、本発明を図面に例示した実施の一例と
共に更に詳述する。但し、現実の木理は極めて微細且つ
複雑であり(参考写真2〜4参照)、単板の全面に亙り
木理を写実的に表示することは困難であるから、便宜上
図面においては、概略的な繊維方向を間接表示する場合
に通常用いられる年輪模様を代用的に表示した。更に言
及すると、針葉樹等から旋削される単板に顕著に表われ
る年輪模様や、南洋材から旋削される単板に表われる疑
似的な年輪模様と、木理との間には必ずしも一定の相関
関係はないが、少なくとも年輪模様が一致すれば、木理
も当然一致することは容易に理解されるであろう。本発
明に係る合板は、例えば図1・図2・図3に例示する如
く、交走木理をほぼ同一部位に揃えた同じ厚さの表面用
単板11と裏面用単板12とを、合板Aの厚さ方向の中
心に対して対称的に配置し、接着剤を介して中芯用単板
13に接着し、必要に応じて四周を任意寸法に切り揃え
る方法により製造され、厚さ方向の中心に対して対称的
な位置にある対の単板同士(11・12)が、交走木理
をほぼ同一部位に揃えられて成る3層合板Aとして形成
される。図中X−Xは、合板Aの厚さ方向の中心を示す
中心線、11a・12aは導管である。このように構成
された3層合板Aは、たとえ交走木理の存在により、表
面用単板11及び裏面用単板12の局部毎の縮小方向が
様々に異っても、中立面に対する表面用単板11と裏面
用単板12の局部毎の縮小方向は全面的にほぼ一様とな
り、またそれに伴って縮小割合も全面的にほぼ一様とな
るので、無作為な組み合わせを採る従来の3層合板に比
べれば、歪の発生が大幅に抑制され、実用に供した場合
支障が生ずるほど品質が劣化する虞れは殆どなくなるの
で効果的である。尚、本発明が対象とする合板の積層態
様としては、前記実施例の如き3層に限らず、一般的な
5層以上の奇数枚層は勿論のこと、例えば図4に例示す
る如く、通常の中芯用単板に該当する部分が、繊維方向
を同方向に揃えた同じ厚さの二枚の単板によって形成さ
れて成る、積層数が偶数(実施例は4)の合板B、或は
例えば図5に例示する如く、隣合う任意複数対(実施例
は中芯用単板の外側に位置する2対)の単板同士が、繊
維方向を同方向に揃えて接着されて成る合板Cなど、通
常の態様以外にも種々の態様が存在し、要は、常法通
り、合板の厚さ方向の中心に中立面が定まるべく、合板
の厚さ方向の中心に対して対称的な位置に配置する全て
の対の単板同士の厚さと概略的な繊維方向を、各対毎に
一致させる構成を採る合板であれば、積層数を含めてそ
の積層態様に特に限定はなく、各単板の厚さについて
も、従来と同程度の誤差は当然許容する。また前記の如
き誘因によって惹起される歪を可及的に抑制するには、
積層態様に拘りなく、合板の厚さ方向の中心に対して対
称的な位置にある全ての対の単板同士の交走木理をほぼ
同一部位に揃えて構成するのが望ましいが、必らずしも
このように全ての対の単板同士を同一に構成する必要は
なく、要は、合板の厚さ方向の中心に対して対称的な位
置にある対の単板の内、任意の対の単板同士が、交走木
理をほぼ同一部位に揃えられていれば、全く無作為な組
み合わせを採る場合に比べて、平均して歪が少なくなる
ので効果的である。勿論、述上のような対の定尺単板
は、前記実施例の如く、全く継合わせ部を有しない一枚
板の単板、所謂ワンピース単板に限らず、例えば不定形
な原木の外周部分等から削成される幅狭単板を所要定尺
長さに継合わせたものなど、所定寸法に満たない半端な
単板の複数枚を連接状に継合わせた形態、つまり、どこ
かに一箇所乃至はそれ以上の継合わせ部を有する継単板
であっても、要は交走木理がほぼ同一部位に揃えられて
いれば足りるが、製造コスト・生産性等の点からする
と、継合わせ部を有しない一枚板の単板の方が優位であ
る。以上の如く、本発明に係る合板は、交走木理をほぼ
同一部位に揃えた対の定尺単板を、少なくとも一対用い
ることが必須条件であるから、次にその取得手段につい
て述べる。公知の通り、通常の原木の旋削形態は、1枚
の切削用刃物を用いて、原木から所望厚さの単板を一枚
分だけ旋削するものであり、削成される未整形単板か
ら、前述の如き対の定尺単板を取得するには、互いに交
走木理が類似する部分を選び出す作業と、それらの部分
から、所定寸法の対の定尺単板を作成する作業とが必要
である故に、極く稀な期間を除いては、有効に対の定尺
単板を取得することができない。即ち、通常の旋削形態
により原木を旋削する途上に於て、極く少数回だけ原木
の外周長さが所要定尺長さの略整数倍となる期間があ
り、該期間に限っては、互いに交走木理が類似する部分
を選び出さなくても、削成される未整形単板を所定長さ
毎に切断するだけで、交走木理をほぼ同一部位に揃えた
幅方向に継合わせ部を有しない対の定尺単板を有効に取
得することができる。しかしながら、他の大多数の期間
は、原木の外周長さが所要定尺長さの非整数倍であっ
て、仮に原木の外周長さが所要定尺長さに満たない場合
であれば、当然のこと乍ら幅方向に継合わせ部を有しな
い対の定尺単板を取得することができないから、互いに
交走木理が類似する部分を選び出して所定寸法に満たな
い対の幅狭単板を作成する作業と、それら対の幅狭単板
の複数枚を所定寸法に継合わせて対の定尺単板を作成す
る作業とが必要であり、また逆に原木の外周長さが所要
定尺長さ以上である場合には、互いに交走木理が類似し
ており、而も幅方向に継合わせ部を有しない対の定尺単
板が取得可能な部分を選び出す作業と、該部分から優先
的に幅方向に継合わせ部を有しない対の定尺単板を作成
する作業と、残余の所定寸法に満たない幅狭単板の複数
枚を所定寸法に継合わせて対の定尺単板を作成する作業
とが必要であり、更には原木一回転毎の周長差に相当す
る非類似部分を、継合わせの都度切除すれば、材料歩留
りの無駄も多くなるなど、いずれにしても、有効に対の
定尺単板を取得することができない。従って、通常の原
木の旋削形態を前提とする対の定尺単板の取得手段は、
実用的に難点のある取得手段であると言える。そこで本
願発明者は、以下に詳述する対の定尺単板の取得手段を
新たに開発するに至ったのである。即ち、新たに開発し
た対の定尺単板の取得手段の一つは、例えば図6に例示
する如く、軸方向の適宜間隔毎に多数の突刺体21を有
する外周駆動部材22、分割状の押圧部材23、切削用
刃物24、スピンドル25等を備えた公知の外周駆動型
ベニヤレース2を用いて、(必要に応じては、予め任意
厚さの単板を削成することによって、不定形な原木の外
形を一旦円柱状に形成する工程を経て)低質原木1から
所望厚さの2倍の厚さを有する厚単板14を旋削する工
程と、回転軸31を有する切断刃32、弾性体33を有
する搬送ロール兼用の刃受体34等を備えた公知の切断
装置3を用いて、前記厚単板14を所望切断線にて順次
切断し、所定寸法の厚定尺単板15を作成する工程と、
軸方向の適宜間隔毎に多数の突刺体41と弾性体42と
を交互に有する搬送部材43、一枚板状の規制部材4
4、分割用刃物45等を備えた分割装置4を用いて、前
記厚定尺単板15を厚さ方向に2分割する工程とを実施
することにより、対の定尺単板16・17を取得するも
のである。斯様な取得手段によれば、旋削する原木の外
周長さに全く拘りなく、少なくとも厚単板が帯状に削成
される期間中は、幅方向に継合わせ部を有しない対の定
尺単板を能率良く多量に取得することができ、而も互い
に交走木理が近似する部分を選び出す作業を全く必要と
せずに、各定尺単板の交走木理を極めて精度良く同一部
位に揃えることができるので甚だ実用的である。勿論、
必要に応じては、厚定尺単板を厚さ方向に2分割する工
程を、厚定尺単板を作成する工程とは切離した場所で別
の時期(例えば乾燥装置を通して厚定尺単板を半乾燥し
た後)に実施することも可能であり、或は後述する他の
取得手段の場合も含め、不定形な原木の外形を一旦円柱
状に形成する工程を、別のベニヤレースに於て実施して
も差支えない。また対の定尺単板の取得手段の他の一つ
は、前記取得手段の工程の一部を前後に組替えたもので
あって、例えば図7に例示する如く、公知の外周駆動型
ベニヤレース2を用いて、低質原木1から所望厚さの2
倍の厚さを有する厚単板14を旋削する工程と、各々が
軸方向の適宜間隔毎に多数の突刺体51を有する上下一
対の搬送部材52・52、上下一対の分割状の規制部材
53、分割用刃物54等を備えた分割装置5を用いて、
前記厚単板14を厚さ方向に2分割して対の未整形単板
18・19を形成する工程と、各未整形単板18・19
の交走木理をほぼ同一部位に揃えて互いに重ね合わせ、
先記公知の切断装置3を用いて、各未整形単板18・1
9を所望切断線にて順次切断し、所定寸法の対の定尺単
板16・17を作成する工程とを実施して、対の定尺単
板16・17を取得するものである。斯様な取得手段に
よっても、旋削する原木の外周長さに全く拘りなく、少
なくとも厚単板が帯状に削成される期間中は、幅方向に
継合わせ部を有しない対の定尺単板を能率良く多量に取
得することができるので実用的である。尚、原木のいず
れの部分から削成されても、各未整形単板の交走木理は
極めて近似的である故に、各未整形単板から対の定尺単
板を作成するに際しては、前記実例の如く、各未整形単
板を分割前と同様の状態に重ね合わせて一緒に切断する
だけの極めて簡単な作業によって、交走木理を精度良く
同一部位に揃えることができるので実用的であり、特に
未整形単板が帯状に形成される場合については、図示は
省略したが、例えば分割装置5の後位において、各未整
形単板を別々に一旦巻取り処理した後に、図9に例示す
る如く、任意の別の場所において各未整形単板18・1
9を巻取り軸6・6から同時に巻戻して分割前と同様の
状態に重ね合わせ、可動刃71・固定刃72等を備えた
公知の切断装置7を用いて、各未整形単板18・19を
所望切断線にて順次切断し、所定寸法の対の定尺単板1
6・17を作成する工程を実施することも可能であり、
同様に実用的である。また同じく、未整形単板が帯状に
形成される場合については、図示は省略したが、各切断
刃の作動時期を電気的又は機械的に同調させた2基の切
断装置を用いて、各未整形単板を個別に所望切断線にて
順次切断するようにした構成であっても、最初に一度だ
け各未整形単板の交走木理がほぼ同一となるように切断
線を揃える簡単な作業によって、それ以後も引続き交走
木理を精度良く同一部位に揃えることができる。また前
記二つの取得手段に共通する特徴として、厚定尺単板又
は厚単板を厚さ方向に2分割して、所望厚さの定尺単板
又は未整形単板を得るのに要する分割抵抗が、原木から
直に同じ厚さの定尺単板又は未整形単板を得るのに要す
る切削抵抗よりも幾分少なくて済むことが確認された。
故に、前記分割用刃物の刃先角度を、ベニヤレースの切
削用刃物の刃先角度よりも鋭利にすることが可能であ
り、刃先角度を鋭利にすれば、ベニヤレースの切削面よ
りも一段と滑らかな分割面が得られるので、対の定尺単
板を合板の最表層に用いる場合には、分割面側を合板の
表面側に向けて接着する形態も採用することができる。
また対の定尺単板の取得手段の他の一つは、例えば図8
に例示する如く、外周駆動部材22、押圧部材23、切
削用刃物24、スピンドル25等の外に、前記切削用刃
物24から旋削方向に適宜距離隔てた位置に、該切削用
刃物24と同期して原木求芯方向へ移動する別の切削用
刃物24a、多数の突刺体21aを有する外周駆動部材
22a、分割状の押圧部材23a等を備えた複式外周駆
動型ベニヤレース8を用いて、低質原木1から2枚の所
望厚さの未整形単板18・19を重複的に旋削する工程
と、2基の公知の切断装置3を用いて、各未整形単板1
8・19の交走木理が一致する個所に互いの切断線が揃
うよう、各切断装置3の切断刃32の作動時期を電気的
又は機械的に同調させて、各未整形単板18・19を所
望切断線にて順次切断し、所定寸法の対の定尺単板16
・17を作成する工程とを実施して、対の定尺単板16
・17を取得するものである。斯様な取得手段によって
も、旋削する原木の外周長さに全く拘りなく、少なくと
も未整形単板が帯状に削成される期間中は、幅方向に継
合わせ部を有しない対の定尺単板を能率良く多量に取得
することができるので実用的であり、またこの場合も、
各帯状の未整形単板の交走木理は極めて近似的である故
に、互いの切断線が揃うよう、各切断装置の切断刃の作
動時期を電気的又は機械的に同調させる作業が、原則的
には最初の一度だけで足りる。勿論、本手段に於ても、
未整形単板が帯状に削成される場合には、図示は省略し
たが、例えばベニヤレースの近辺において、各未整形単
板を別々に一旦巻取り処理した後に、図9に例示する如
く、任意の別の場所において各未整形単板18・19を
巻取り軸6・6から同時に巻戻しつつ交走木理をほぼ同
一部位に揃えて互いに重ね合わせ、切断装置7を用い
て、各未整形単板18・19を所望切断線にて順次切断
し、所定寸法の対の定尺単板16・17を作成する工程
を実施することが可能である。尚、斯様な取得手段に用
いるベニヤレースとして、前記実例の如く、別の切削用
刃物24aを、切削用刃物24と正反対側に備えれば、
構造的に至便であるが、必らずしもその構造に限定する
ものではなく、要は重複的に未整形単板を旋削し得る位
置であれば足り、更に別の切削用刃物24a(外周駆動
部材22a、押圧部材23a)を移動させる送り機構
も、切削用刃物24の送り機構と同様で差支えないが、
いずれにせよ、各送り機構の原木一回転当りに対する移
動量を、所望厚さの未整形単板の2倍に設定する必要が
ある。また対の定尺単板の取得手段の他の一つは、例え
ば図10に例示する如く、一枚板状の押圧部材23b、
切削用刃物24、スピンドル25等の外に、前記切削用
刃物24から旋削方向に適宜距離隔てた位置に、該切削
用刃物24と同期して原木求芯方向へ移動する別の切削
用刃物24a、押圧部材23c等を備えた複式スピンド
ル駆動型ベニヤレース9に、更に原木軸心方向及び原木
求芯方向の両方向へ移動可能な丸鋸状の切り込み形成部
材10と、該切り込み形成部材10の切り込み深さを規
制する回転式案内部材20とを備え、前記切り込み形成
部材10によって、低質原木1の外周方向の所定寸法毎
に、該低質原木1の回転軸芯に沿って所望厚さの2倍の
深さの切り込み30を形成する工程と、前記削用刃物2
4・24aによって、前記切り込み30を有する低質原
木1から2枚の所望厚さの定尺単板16・17を重複的
に旋削する工程とを、交互に間歇的に繰返し実施して、
交走木理をほぼ同一部位に揃えた対の定尺単板16・1
7を取得するものである。斯様な取得手段によれば、能
率性は、先記三つの取得手段に比べて劣るものの、少な
くとも原木の外形が真円柱状となってからは、旋削する
原木の外周長さに全く拘りなく、幅方向に継合わせ部を
有しない対の定尺単板を多量に取得することができ、而
も互いに交走木理が近似する部分を選び出す作業を全く
必要とせずに、各定尺単板の交走木理を極めて精度良く
同一部位に揃えることができるので実用的である。尚、
最表層以外の部分に用いる単板については、仮に幾分切
り込みの跡が残存しても、実用的には殆ど問題無いの
で、最表層以外の部分に用いる単板を取得する期間につ
いては、低質原木の外周に対する切り込みが若干深くな
っても差支えなく、また切り込み形成部材の形態につい
ても、前記実例の如き丸鋸状に限らず、例えば先記切断
装置3の切断刃32の如く、単に繊維を切断する形態の
ものであっても、要は低質原木の外周方向の所定寸法毎
に、該低質原木の回転軸芯に沿って所望厚さの2倍の深
さの切り込みを形成し得るものであれば足り、更に別の
切削用刃物等の配設位置、送り機構の構成等に関して
も、前記取得手段に用いた複式外周駆動型ベニヤレース
の説明に準じて差支えない。勿論、いずれの取得手段に
おいても、用いる装置類は、各実例に例示した形式に限
定するものではなく、例えば各実例に例示した、ベニヤ
レース・分割装置・切断装置等を、その前後の装置の機
能を損なわない範囲で相互に置換したり、或は他に公知
の形式が実在する装置については、必要に応じて、それ
ら他の公知の形式と置換することが可能であり、また各
装置に於ける部材の形状も、その機能を損なわない範囲
で適宜設計変更して差支えない。また、本発明に係る合
板の形成に用いる対の定尺単板としては、所定寸法に満
たない半端な単板の複数枚を連接状に継合わせた形態、
つまり、どこかに一箇所乃至はそれ以上の継合わせ部を
有する継単板であってもよいことは、既述の通りである
から、必要に応じては、不定形な原木の外周部分から削
成される半端な単板等を所要定尺寸法に継合わせて対の
定尺単板を作成する手段を、先記各取得手段のいずれか
と平行して付随的に、或は先記各取得手段とは切離して
独立的に実施して差支えなく、製造コスト・生産性等の
劣性は実用化に際しての致命的な弱点ではない。即ち、
補足的に言及すると、図示は省略したが、単板を繊維と
直交方向或は同方向に継合わせる手段は、斯界に於て既
に多数発明されているので、それら公知の継合わせ手段
の内から、適当な手段を選んで、例えば不定形な原木の
外周部分から削成される所定寸法に満たない厚単板の複
数枚を連接状に継合わせて、所定寸法の厚定尺単板を作
成する工程と、該厚定尺単板を厚さ方向に2分割する工
程とを実施することによって、比較的簡単に所望の対の
定尺単板を取得することができる。述上の如き種々の取
得手段によって取得した対の定尺単板を用いて、先に説
明した通りの形態で合板を形成することにより、所望通
りの歪の少ない合板が製造できる。尚、通常、単板は、
含水率5〜15%程度に乾燥してから合板に形成する
が、低質原木から旋削された交走木理が内在する単板
を、ロールドライヤー等を用いて、比較的緩やかに拘束
しつつ乾燥すると、歪・裂け・欠落等が生じて、実用上
支障があるので、例えば先に本出願人が出願した「単板
の乾燥方法」(特公昭61−32591号公報)・「単
板加熱装置」(特公昭61−45150号公報)・「ベ
ニヤ単板の乾燥装置」(特開昭63−46375号公
報)或は「ベニヤ単板の乾燥装置」(特開昭63−91
477号公報)等に開示される乾燥装置の如く、広い面
又は可及的多数の点を以って、単板を比較的強固に拘束
する形式の乾燥装置を用いて乾燥するのが好ましい。し
かしながら、特に合板の最表層に用いる単板は、滑らか
な表面を得るべく、比較的薄くする必要があるから、前
記形式の乾燥装置によっても、歪・裂け・欠落等が生じ
ない理想的な乾燥が難しい。そこで、通常では実施され
ていない含水率35%以上の半乾燥乃至未乾燥状態のま
まの接着を試みたところ、隣接する単板が通常通り乾燥
されていれば、前記汎用接着剤にて支障なく接着し得る
ことが確認されたので、先記対の定尺単板の少なくとも
一対を、でき上る合板の厚さ方向の中心に対して対称的
な位置に配置するに際し、合板の最表層に位置する対の
定尺単板を、半乾燥乃至未乾燥の状態にて用いて、合板
を製造しても差支えない。斯様な製造方法は、交走木理
が内在する薄い単板の乾燥の困難性を回避する一つの有
効な手段であると言え、而も、仮に半乾燥乃至未乾燥の
単板を無作為に組み合わせたとすると、接着時の加熱に
伴う単板自体の乾燥収縮の差異に起因する歪の発生が顕
著で、実用性に欠けるが、このように最表層に用いる単
板の交走木理をほぼ同一部位に揃える構成を採れば、接
着時の加熱に伴う単板自体の乾燥収縮が、中立面の両側
で全面に亙ってほぼ拮抗し、歪の発生が抑止されるの
で、実用的であり、更に半乾燥乃至未乾燥の単板は、収
縮が殆どなく平担であるから、交走木理を同一部位に揃
えることも比較的容易であった。但し、半乾燥乃至未乾
燥の単板が、一般的な加熱盤の構成材質である鉄と接触
して反応すると、表面が黒く汚染する場合があるので、
接着剤を硬化させる為に用いる加熱盤の材質を、ステン
レス・アルミニューム等から成る非反応性の材質とする
のが望ましく、また単板自体の乾燥収縮を平均化させる
為には、通常の平担な加熱面を有する加熱盤によって熱
圧するよりも、多数の鋭利な微小突刺体を分散状に突設
した加熱面を有する加熱盤を用い、前記微小突刺体を単
板に食込ませて、単板自体の乾燥収縮を規制しつつ熱圧
するのが効果的であった。また単板に微細な割れ或は切
り込みを形成する、所謂テンダーライジング処理を施せ
ば、単板の柔軟性・伸縮性が増大することは公知の通り
であり、本発明の実施に際しても、交走木理を同一部位
に揃える対の定尺単板や、それ以外の単板を対象とし
て、乾燥前・乾燥後或は前記の如き半乾燥乃至未乾燥の
まま接着する際に、種々の方式のテンダーライジング処
理を施して実験したところ、いずれも歪の低減に相応に
効果的であったが、特に乾燥前に施す場合には、割れ或
は切り込みの間隔が広いと、乾燥収縮に起因してそれら
が拡大され、単板及び合板の品質を損なう虞があるの
で、前記間隔を可及的に細かくするのが望ましい。尚、
本発明が対称とする低質原木としては、従来多用されて
いる南洋材に限らず、例えば一般的な針葉樹は、全体的
には木理がほぼ通直であるが、特に節及び節回りについ
ては、木理が著しく非通直であることは公知の通りであ
り、これらを含めて、あらゆる樹種の低質原木を対称と
するものである。
【0004】
【発明の効果】以上明らかな如く、本発明に係る合板
は、単板の交走木理を無作為に組み合わせて製造された
合板に比べ平均して歪が少なくなり、結果的に、低質原
木から旋削される単板の利用価値が向上するので効果的
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る合板を製造する製造方法の工程を
例示する工程説明図である。
【図2】図1に於けるa部の部分拡大図である。
【図3】図1に於けるb部の部分拡大図である。
【図4】本発明に係る合板の他の実施例の側面説明図で
ある。
【図5】本発明に係る合板の他の実施例の側面説明図で
ある。
【図6】本発明に係る合板の製造に用いる対の定尺単板
の取得手段の工程を例示する工程説明図である。
【図7】本発明に係る合板の製造に用いる対の定尺単板
の取得手段の工程を例示する工程説明図である。
【図8】本発明に係る合板の製造に用いる対の定尺単板
の取得手段の工程を例示する工程説明図である。
【図9】巻戻し処理工程を例示する工程説明図である。
【図10】本発明に係る合板の製造に用いる対の定尺単
板の取得手段の工程を例示する工程説明図である。
【符号の説明】
A,B,C・・・合板、X−X・・・合板の厚さ方向の
中心を示す中心線、1・・・低質原木、11a,12a
・・・導管、11・・・表面用単板、12・・・裏面用
単板、13・・・中芯用単板、14・・・厚単板、15
・・・厚定尺単板、16,17・・・定尺単板、18,
19・・・未整形単板、2・・・外周駆動型ベニヤレー
ス、21,21a・・・突刺体、22,22a・・・外
周駆動部材、23,23a,23b,23c・・・押圧
部材、24,24a・・・切削用刃物、25・・・スピ
ンドル、3・・・切断装置、31・・・回転軸、32・
・・切断刃、33・・・弾性体、34・・・刃受体、4
・・・分割装置、41・・・突刺体、42・・・弾性
体、43・・・搬送部材、44・・・規制部材、45・
・・分割用刃物、5・・・分割装置、51・・・突刺
体、52・・・搬送部材、53・・・規制部材、54・
・・分割用刃物、6・・・巻取軸、7・・・切断装置、
71・・・可動刃、72・・・固定刃、8・・・複式外
周駆動型ベニヤレース、9・・・複式スピンドル駆動型
ベニヤレース、10・・・切り込み形成部材、20・・
・案内部材、30・・・切り込み
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鶴田 松永 愛知県知多郡東浦町大字森岡字上今池13 −3(番地なし) (56)参考文献 特開 昭61−213102(JP,A) 特開 平2−242081(JP,A) 実開 昭51−95094(JP,U)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合板の厚さ方向の中心に対して対称的な
    位置にある少なくとも一対の単板同士が、交走木理をほ
    ぼ同一部位に揃えていることを特徴とする歪の少ない合
  2. 【請求項2】 合板の厚さ方向の中心に対して対称的な
    位置にある少なくとも一対の単板同士が、交走木理をほ
    ぼ同一部位に揃えており、而も継合わせ部を有しない一
    枚板で成ることを特徴とする歪の少ない合板
  3. 【請求項3】 合板の厚さ方向の中心に対して対称的な
    位置にある少なくとも一対の単板同士が、交走木理をほ
    ぼ同一部位に揃えており、而も継合わせ部を有する継単
    板で成ることを特徴とする歪の少ない合板
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