JP2756889B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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大和 石川
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体基体中に不純物
領域を形成する半導体装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、不純物の熱拡散によって半導体基
体中に不純物領域を形成する場合、図8に示すように、
例えば、GaAsからなる半導体基体1の上面の所定箇
所に、p型不純物としてのZnの拡散源2を形成し、熱
処理時に不純物が外部に蒸発するのを防止するべくその
うえから全面にSiOなどからなる保護膜3を形成し
たうえで、概略600℃以上に加熱して半導体基体1中
に不純物を拡散させて不純物領域4を形成するようにし
ている(特開昭50−134365号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、保護膜3が半導体基体1と直接に接触している部
分が不純物の拡散領域4を越えて大きく広がっているの
で、熱処理によって半導体基体1中に不純物を拡散させ
る際、半導体基体1と保護膜3との熱膨張係数の差に起
因してその境界面に比較的大きな熱応力が発生し、その
境界面の付近において不純物の異常拡散が生じて、所定
部分のみに拡散層を形成することが困難であったり、製
造される半導体装置の特性が劣化してしまうことであ
る。図8中、5が不純物の異常拡散部分を示している。
【0004】その際、特に、半導体基体1と熱膨張係数
の近い材料を選定して保護膜3を形成するようにして
も、この不純物の異常拡散を完全になくすことはできな
い。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、半導体基体と
保護膜との熱膨張係数の差に起因して境界面に生ずる熱
応力による不純物の異常拡散の発生を防止するべく、半
導体基体上に保護膜がほとんどあるいは全く接触するこ
とがないように、半導体基体上に形成された不純物の拡
散源の部分のみを保護膜によって覆うようにしている。
【0006】
【実施例】本発明による半導体装置の製造方法にあって
は、図1に示すように、例えば、GaAsからなる半導
体基体1の上面の所定箇所に不純物の拡散源2を形成
し、熱処理時に拡散源2中の不純物が外部に蒸発するの
を防止するための保護膜3を拡散源2の部分のみを覆う
ように形成したうえで、砒素圧印加雰囲気中で概略60
0℃以上に数10分加熱して、半導体基体1中に不純物
を数μm拡散して不純物領域4を形成するようにしてい
る。
【0007】拡散源2には、例えば、拡散させる不純物
を含むスピンオングラスやスパッタ蒸着による酸化物な
どが用いられる。不純物としては、n型のものとして
S,Se,Si,Snなどが、p型のものとしてZn,
Beなどが用いられる。また、保護膜3としては、Si
,SiON,SiNなどが用いられる。
【0008】しかして、本発明によれば、保護膜3が半
導体基体1と直接に接触している部分がほとんどなく、
またその部分が半導体基体1内に拡散される不純物領域
4を越えることがなく、そのため、熱処理によって半導
体基体1中に不純物を拡散させる際に、半導体基体1と
保護膜3との熱膨張係数の差に起因する熱応力が問題と
ならず、不純物の異常拡散が生ずることがない。
【0009】図2ないし図6に、半導体基体1上に不純
物の拡散源2を形成し、その拡散源2の部分のみを覆う
保護膜3を形成するまでの製造工程の一例を示してい
る。
【0010】まず、図2に示すように、半導体基体1の
上面に拡散させる不純物を含んだスピンオングラスを回
転塗布し、熱処理することで不純物層6を形成する。な
お、不純物層6として、蒸着や化学気層堆積法で不純物
を半導体基体1上に層形成させるようにしてもよい。
【0011】次に、図3に示すように、半導体基体1上
の全面に形成された不純物層6の所定箇所にレジストマ
スク7をかけてそのマスク部分以外の不純物層6をエッ
チングすることによって半導体基体1上の所定箇所に拡
散源2を形成する。エッチングには希ふっ酸などを使
う。
【0012】レジストマスク7の除去後、図4に示すよ
うに、全面にSiOなどによる保護膜層8を形成す
る。
【0013】そして、図5に示すように、拡散源2に対
応した箇所にレジストマスク9をかけてそのマスク部分
以外の保護膜層8をエッチングすることによって拡散源
2の部分のみを覆う保護膜3を形成したうえで、図6に
示すように、レジストマスク9を除去する。
【0014】図7は本発明の他の実施例を示しており、
この場合は、半導体基体1上の全面に不純物層を形成
し、さらにそのうえから全面に保護膜層を形成したうえ
で、所定箇所にレジストマスクをかけてそのマスク部分
以外の不純物層および保護膜層を同時にエッチングし
て、拡散源2および保護膜3を図示のように積層状態に
形成し、レジストマスクを除去したうえで、前述と同様
の熱処理によって半導体基体1中に不純物を拡散して不
純物領域4を形成するようにしている。
【0015】しかして、この方法によれば、保護膜3が
半導体基体1と直接に接触している部分が全くなく、熱
処理によって半導体基体1中に不純物を拡散させる際
に、半導体基体1と保護膜3との熱膨張係数の差に起因
する熱応力が全く問題とならず、不純物の異常拡散が生
ずるようなことがなくなる。
【0016】また、一度のマスクおよびエッチング処理
により、半導体基体1上に拡散源2および保護膜3を微
細な構造をもって形成させることが可能で、工程も簡略
化できるようになる。
【0017】
【発明の効果】以上、本発明による半導体装置の製造方
法にあっては、半導体基体上の所定箇所に設けられた不
純物の拡散源を保護膜によって覆ったうえで、熱処理に
より半導体基体中に不純物を拡散させる際、保護膜が半
導体基体と直接に接触している部分がほとんどあるいは
全くないので、半導体基体と保護膜との熱膨張係数の差
に起因する熱応力が何ら問題とならず、そのため不純物
の異常拡散を生ずることなく、半導体基体中の所定領域
に不純物を拡散させることができ、特性に優れた半導体
装置を製造することができるという利点を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例により製造される半導体装置
を示す正断面図である。
【図2】半導体基体上に不純物層が形成された状態を示
す正断面図である。
【図3】レジストマスクをかけたうえで半導体基体上の
不純物層をエッチングして拡散源を形成した状態を示す
正断面図である。
【図4】拡散源が形成された半導体基体上の全面に保護
膜層を形成した状態を示す正断面図である。
【図5】レジストマスクをかけたうえで保護膜層をエッ
チングして拡散源の部分を覆う保護膜を形成した状態を
示す正断面図である。
【図6】レジストマスクを除去した状態を示す正断面図
である。
【図7】本発明の他の実施例により製造される半導体装
置を示す正断面図である。
【図8】従来の方法により製造される半導体装置を示す
正断面図である。
【符号の説明】
1 半導体基体 2 拡散源 3 保護膜 4 不純物領域 5 不純物の異常拡散部分

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基体上の所定箇所に不純物の拡散
    源を形成する工程と、その拡散源の部分のみを覆う保護
    膜を形成する工程と、熱処理により半導体基体中に不純
    物を拡散させる工程とをとり、半導体基体上の全面に不
    純物層を形成したうえで、その不純物層の所定箇所にマ
    スクをかけてその不純物層をエッチングすることによっ
    て半導体基体上の所定箇所に前記拡散源を形成し、マス
    ク除去したのちに、さらにそのうえから全面に保護膜層
    を形成したうえで、前記拡散源に対応した箇所にマスク
    をかけてその保護膜層をエッチングすることによって拡
    散源の部分のみを覆う前記保護膜を形成するようにした
    ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
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