JP2756425B2 - レール転倒防止装置 - Google Patents

レール転倒防止装置

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JP2756425B2
JP2756425B2 JP10754495A JP10754495A JP2756425B2 JP 2756425 B2 JP2756425 B2 JP 2756425B2 JP 10754495 A JP10754495 A JP 10754495A JP 10754495 A JP10754495 A JP 10754495A JP 2756425 B2 JP2756425 B2 JP 2756425B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冬期低温時にロングレ
ール区内の不良レールを交換したい時、後日夏期となっ
てレールが高温時になると莫大な圧縮軸力が発生し、レ
ールの張出による危険性が増大する。そのため設定替え
を必要とする。この設定替えでは緊張器が使用され、強
制的にレールを引寄せる緊張力を与える。しかしなが
ら、レール曲線部においては、この緊張力によりレール
の転倒がレールロング化に伴って増してくる。そのた
め、この小返し防止対策として用いるレール転倒防止装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】小返し防止対策として使用する保護具
は、レール転倒の危惧を回避するものとして転倒防止金
具や、転倒防止ローラ等があり、その転倒防止としては
50kgN、60kgレールパンドロール型等の種類が
あり、従来はその種類毎に各々異なる装置が用いられて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の転倒防止装置
は、前記したように、50kgN、60kgレール等毎
に用いられ、種類が異なっており、使用する場合に煩し
く面倒があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は斯様な実情に鑑
み、この課題に対処するために創案したもので、両側を
折曲げ側板に成形した本体の上面に、長手方向の中央線
上に、先端から締結ボルトを挿入できる切欠嵌合溝と、
上面から起立させた支持台を設け、更に、この支持台上
には前記中央線と平行に配した筒体を一体に設け、ま
た、本体の前記側板には、先端部に枕木に設けたパンド
ロール型ショルダに挿入するピンの挿入孔と、側板の下
縁に枕木に成形した受部と係止する段部を設け、更に、
前記筒体には、先端に、適当な偏心量でローラを軸支し
た偏心板と、両側に対応して第1、第2の案内溝と、第
1、第2案内溝と各々端部で連絡する案内周溝を備えた
芯軸を摺嵌し、また第1、第2案内溝の何れかに筒体か
らのピンを嵌め、また、筒体の後部には芯軸を押出す調
整ねじ杆を螺合して芯軸先端のローラをレール腹板に当
接させるようにした事を特徴としたレール転倒防止装置
として、50kgN、60kgレール等を前記芯軸を1
80°回転してローラのレール腹板に当接させる位置を
変えるようにして一つの装置により利用できるようにし
て煩さ面倒を省くと共に経費の節減を計るようにしたも
のである。
【0005】
【作用】ロングレールを設定替する作業では、レール緊
張器をセットし、レールを切断する時に引き戻されない
程度に張力をかけながらレールの伸びを見込んだ分余裕
を見た上でガス切断し、その後緊張器によって強制的に
レールを引寄せる緊張力を与えて、緊張力を保持しなが
らレールが移動しないようにする区間を残して締結装置
を伸縮側に向かって取外し、更に、レールと枕木の間に
低ローラを挿入してレールのバット位置を直し、切断し
たレールを溶接し、低ローラ等を撤去して締結装置でレ
ールを締結、緊張器セットを解除し、撤去作業を行い設
定替作業は完了するものであるが、緊張器によって強制
的にレールを引寄の際、緊張力をあたえると、ロングレ
ールが曲線部での設定では、レールは内方変位する。そ
こで、この小返し防止のため転倒防止装置を用いるよう
になる。この装置では、PC枕木に敷設されたレールR
と枕木9の間に低ローラを挿込み、更に、枕木9上に転
倒防止装置本体1を位置させると共に、本体1の側板1
aの下縁に設けた段部12,13の何れかを枕木9に成
形された受部14或いは15で受止め係止した後、本体
1の上面中央先端部に設けた切欠嵌合溝2にレール締結
ボルトBを上部から挿込んで枕木9にもうけたボルト孔
に締付け、係止受部と締付けボルトbにより固定した
後、本体1の上面に設けた筒体4内で芯軸5の先端に設
けた偏心板5aに軸支したローラ6を、レールRの種類
50kgN、60kgレールに適合する位置となるよう
筒体4内を案内溝5c及び周溝5bに沿って芯軸5を反
転させてローラ位置を選択し、筒体4の他端側からの調
整ボルト17の締付けで、芯軸5を介してローラ6を前
進させて、ローラ6をレールRの腹板Raに当接させて
受止め状態としてレールの小返りを防止するものであ
る。
【0006】また、前記説明は、締結ボルトBを使用し
た場合のもので、別の実施例としては、枕木9に埋設し
たショルダーの環部11を用いる場合は、本体1をショ
ルダーの環部11を跨がせて本体1の両側板1a,1a
に穿った挿入孔1b,1bと環部11にピン10を挿入
して本体1を枕木9上に位置して固定し、前記締付けボ
ルトBを用いたと同様の手段でレールRの腹板Raにロ
ーラbを当接させて受止めて転倒防止を行うものであ
る。
【0007】
【実施例】図は、本発明による転倒防止装置の一実施例
を示したもので、以下図に基づいて具体的に説明する。
【0008】1は、両端を折曲げ側板1a,1aとした
本体で、この本体1の上面は僅かに長方形として縦方向
中心線に沿って先端より締付用ボルトBを嵌める嵌合溝
2を切欠いて設けてある。更に、上面の一端側には、本
体1の端縁側に取付けて起立させた支持台3を設けると
共に、支持台3上には、前記中心線と平行にして配した
筒体4を一体に取付けてある。
【0009】前記筒体4には、先端に偏心板5aを設け
た芯軸5を挿嵌し、この偏心板5aは、後記レールRの
50kg、及び60kgの高さに対応できる偏心量をも
ってローラ6を軸受け片8を介して、軸6aにより軸支
して設けてある。前記芯軸5は他端側の外周に周溝5b
と、この周溝5bに端部で連絡させた案内溝5c,5c
を中間位置まで左右対応(180°)させて芯軸5に沿
って設け、更に、この案内溝5cには筒体4側からピン
となるねじ杆7を挿込み、芯軸5がねじ杆7に案内され
て前後方向に移動させると共に案内溝5cと連絡する周
溝5bにより180°回転可能にして対応する他方側の
案内溝5cにより案内されるようにしてある。
【0010】本体1の側板1a,1aには対応して枕木
9に設けたパンドロール型のショルダー係止用環部11
に挿入するピン10の挿入孔1b,1bを設けると共に
側板1aの下縁には切欠による第1段部12と第2段部
13を設け、枕木9に本体1を固定するとき枕木9に形
成された受部14、或るいは15に係止され受止められ
るようになっている。
【0011】筒体4の後端側にはねじ部16(図面では
ナット16を一体に設けてある)を有し、このねじ部1
6に調整ボルト17を螺合し、調整ボルト17のねじ込
みて調整ボルト17の先端で芯軸5を、ねじ杆7と案内
溝5cによって筒体4内で摺動移動してレールRの腹板
Raにローラ6を当接させて受止め転倒防止を行うよう
にする。
【0012】
【発明の効果】本発明は、折曲げによって両側板を備え
て形成した本体の上面中央部に、先端からボルトを嵌め
る切欠嵌合溝と両側板に挿入孔と下縁に、枕木に成形さ
れた受部と係止する段部を設け、更に、本体の上面には
長手方向に支持台を介して筒体を設け、この筒体内に、
先端に、偏心量をもってローラを軸支した偏心板を設け
ると共に、長手方向の側面に対応して案内溝と、案内溝
の一端に連設した周溝をもうけた芯軸を挿嵌し、筒体の
他端には調整ボルトを螺合するねじ部を設けて、前記偏
心板に設けたローラを対応させたロングレール50kg
或いは60kgの腹板に適応させるように反転させると
共に調整ボルトのねじ込みでローラをレール腹板まで押
出し当接させるようにした構成であって、筒体には、前
記したレール50kg或いは60kgの腹板に適応させ
る偏心量をもってローラを軸支した偏心板の芯軸を、反
転可能と進退可能な案内溝とピンを設けてローラを対向
させるようにしてレールの種類に応じてローラの位置を
選択できるようにして設けるので、一つの装置で数種類
のレールの転倒防止に使用できるので経済的であると共
に面倒がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるレール転倒防止装置の一集施例を
示した側面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】芯軸の斜視図である。
【図4】本体をパンドロールタイプのショルダーにセッ
トした時側面図である。
【図5】図4の平面図である。
【図6】レールにレール転倒装置を配置した平面図であ
る。
【符号の説明】
1 本体 1a 側板 1b 挿入孔 2 嵌合溝 3 支持台 4 筒体 5 芯軸 5a 偏心板 5b 周溝 5c 案内溝 6 ローラ 6a 軸 7 ねじ杆 8 軸受け片 9 枕木 10 ピン 11 環部 12,13 段部 14,15 受部 16 ねじ部 17 調整ボルト R レール Ra 腹板

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両側を折曲げ側板に成型した本体の上面
    に、長手方向の中央線上に、先端から締結ボルトを挿入
    できる切欠嵌合溝と、上面から起立させた支持台を設
    け、更に、この支持台上には前記中央線と平行に配した
    筒体を一体設け、また、本体の前記側板には、先端部に
    枕木に設けたパンドロール型ショルダに挿入するピンの
    挿入孔と、側板の下縁に枕木に成形した段部と係止する
    受部を設け、更に、前記筒体には、先端に、適当な偏心
    量でローラを軸支した偏心板と、両側に対応して第1、
    第2の案内溝と、第1、第2案内溝と各々端部で連絡す
    る案内周溝を備えた芯軸を摺嵌すると共に、第1、第2
    案内溝の何れかに筒体からのピンを嵌め、また、筒体の
    後部には芯軸を押出す調整ねじ杆を螺合して芯軸先端の
    ローラをレールの腹板に当接させるようにした事を特徴
    としたレール転倒防止装置。
JP10754495A 1995-05-01 1995-05-01 レール転倒防止装置 Expired - Lifetime JP2756425B2 (ja)

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