JPH08118077A - 管接続用溶接治具 - Google Patents

管接続用溶接治具

Info

Publication number
JPH08118077A
JPH08118077A JP16754294A JP16754294A JPH08118077A JP H08118077 A JPH08118077 A JP H08118077A JP 16754294 A JP16754294 A JP 16754294A JP 16754294 A JP16754294 A JP 16754294A JP H08118077 A JPH08118077 A JP H08118077A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe
welding
body ring
attached
jig
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP16754294A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasushi Aeba
靖 饗庭
Ryo Endo
領 遠藤
Takehiro Murayama
武弘 村山
Minoru Yamada
実 山田
Hiroshi Iwasaki
寛 岩崎
Wataru Kinouchi
渉 木ノ内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from JP4477794A external-priority patent/JPH07227698A/ja
Application filed by IHI Corp filed Critical IHI Corp
Priority to JP16754294A priority Critical patent/JPH08118077A/ja
Publication of JPH08118077A publication Critical patent/JPH08118077A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 管の芯だし、目違い合わせ、矯正を確実にし
かも容易に行うことができ、開先隙間の調整、治具の移
動、取り外しなどを容易に行うことができるようにした
管接続用溶接治具を提供すること。 【構成】 溶接用開口部(21) を設けた2つの半円筒状
体(1,2)をヒンジ(3)により互いに回動自在に連
結し、他端に締結具(4)を備えた本体リング(5)
と、本体リングの円周方向に各列3本以上で既設管側と
新設管側のいずれか一方に2列以上、他方に1列以上設
けた目違い合わせ用ボルト(8)とからなるもの、さら
に、これの本体リングの周囲に溶接開先隙間保持具(1
5)、管軸方向位置調整用ボルト(16)、複数の仮置台
及びローラ(22,22)などの1つ又は2つ以上を取り付
けたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、芯だし、目違い合わ
せ、開先隙間調整などができる管接続用溶接治具に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、管接続用溶接治具として、図11に
示すように2本の連結支持体の両端に設けた上部フレ−
ムと、上部フレ−ムに着脱自在に取り付けることができ
る下部フレ−ムと、上部フレ−ムと下部フレ−ムに取り
付けた調芯ねじなどとからなり、一方の上部フレ−ムに
下部フレ−ムと止めピンを用いて既設管を取り付け、他
方の上部フレ−ムに下部フレ−ムと止めピンを用いて新
設管を取り付け、調芯ねじで芯合わせをした後溶接をす
るようにしたもの(例えば、特開平1─262097公
報参照。)が知られている。
【0003】さらに、図12に示しすようにヒンジを介し
開閉着脱自在で、新設管側に仮止め溶接用の切欠部が設
けてある抱持部と、抱持部の両端を締結する締結具と、
抱持部の外周面より先端側に突出し、新設管の外面へ当
接自在なロックボルトを有する複数本のボルトホルダ−
などとからなり、既設管と新設管との突合わせ部が切欠
部から見えるように固定し、その後仮止め溶接をするよ
うにしたもの(例えば、特開昭63─90397号公報
参照。)が知られいる。
【0004】また、図13に示すようにヒンジで結合した
一対の半円形のクランプの他端部を結合ボルトで固定配
管に着脱自在にした固定配管側治具と、同じ構造の取付
配管側治具と、両治具に設けられた取付矯正ボルトと、
両治具の間隔を調整する手段と、取付配管側治具を微小
移動して取付配管の軸芯位置を変える手段からなり、取
付矯正ボルトによって両配管を矯正及び固定し、間隔を
調整する手段によって開先間隔を調整し、軸芯位置を変
える手段によって取付配管の軸芯を移動して両配管の軸
芯を一致するようにしたもの(例えば、特開平5─19
2793号公報参照。)が知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
図11に示したものは、調芯ねじが1列であるために、管
接続用溶接治具を既設管に堅固に固定することができ
ず、また仮置台を備えていないので、芯合わせをするこ
とが難しく、また既設管と新設管の溶接開先隙間を所定
の値にするための手段及び移動するための手段を備えて
いないなどの問題点がある。さらに、従来の図12に示し
たものは、目違い合わせ用ボルトが取り付けられていな
いので、目違い合わせ及び矯正が困難であり、既設管と
新設管との溶接開先隙間を確保するための手段及び該治
具を移動するための手段を備えていないなどの問題点が
ある。
【0006】また、従来の図13に示したものは、既設管
と新設管との溶接開先隙間を確保するための手段が取り
付けられているが、構造が複雑であり、取付矯正ボルト
が1列であるために、管接続用溶接治具を固定配管に堅
固に固定することができず、仮受台が備えられていない
ので、特に、固定配管の芯合わせが難しく、さらに移動
するための手段を備えていないなどの問題点がある。本
発明は、上記課題を解決するためのもので、管の芯だ
し、目違い合わせ及び矯正を確実にしかも容易に行うこ
とができ、管の取り外し及び移動が容易で、溶接開先隙
間を正確にしかも容易に調整することができるようにし
た管接続用溶接治具を提供することを目的とするもので
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、溶接用開口部を設けた2つの半円筒状体
をヒンジにより互いに回動自在に連結し、他端にボル
ト、クランプなどの締結具を備えた本体リングと、本体
リングの円周方向に各列3本以上で既設管側と新設管側
のいずれか一方に2列以上、他方に1列以上設けた目違
い合わせ用ボルトとからなるもの、また、これの本体リ
ングの周囲に、上下動用ボルトの先端に固定した三角柱
状の隙間用くさびなどを有する複数の溶接開先隙間保持
具及び先端部にボ−ル、車輪などからなる回転体を取り
付けた複数の管軸方向位置調整用ボルトの1つ又は2つ
を取り付けたもの、さらに、これらのものの本体リング
の内側の既設管側に複数の直方体の仮置台を取り付け、
新設管側に複数の入口側を薄くしたテ−パ−状の仮置台
を取り付けたもの、さらにまた、本体リングを構成して
いる2個の半円筒状体のそれぞれの他端の内側に回転ロ
ーラを取り付けたことである。なお、本発明でいう「新
設管」とは、後から移動して接続する管のことであり、
「既設管」とは、新設管を移動するより前からそこに在
るもので、新設管を接続する相手のことである。
【0008】
【作用】上記のように構成した管接続用溶接治具の本体
リングは、締結具を絞めることによって円筒状になるよ
うにしたものであり、本体リングに設けた各列3本以上
で2列以上の目違い合わせ用ボルトは、前後進すること
によって既設管又は新設管の端部の芯だし、矯正などを
しながら既設管の端部に堅固に固定するものであり、他
の1列のものは、前後進することによって新設管又は既
設管の芯だし、目違い合わせをしながら新設管を固定す
るものである。そして、本体リングに設けた溶接開口部
は、主として仮付け溶接をするためのものである。本体
リングに取り付けた溶接開先隙間保持具は、溶接開先隙
間を調整するためのものであり、上下動ボルトを回すこ
とによって既設管の端部と新設管の端部の突合わせ面に
隙間用くさびを押し込んで溶接開先隙間を所定の間隔に
するか、又は新設管を挿入する前に、溶接開先隙間保持
具の隙間用くさびを既設管の端部に必要な間隔になるよ
うに差し込んで置き、新設管を挿入して既設管の端部と
新設管の端部との溶接開先隙間を所定の間隔にするもの
である。
【0009】本体リングに設けた管軸方向位置調整用ボ
ルトは、本発明の管接続用溶接治具を移動するためのも
ので、目違い合わせ用ボルト及び溶接開先隙間保持具の
隙間用くさびを後退させ、管軸方向位置調整用ボルトを
回すことによって先端の回転体が他のものより突き出る
ような状態にして使用するものである。本体リングに設
けた仮置台は、既設管と新設管の仮置き及び芯だしに使
用するためのもので、新設管側の仮置台の入口側を薄く
してテ−パ−状にしているのは、新設管の挿入をし易く
するためである。本体リングを構成している2個の半円
筒状体のそれぞれの他端の内側に設けたローラは、締結
具を取り外して管接続用溶接治具を吊り上げて既設管と
新設管から取り外すときに、図10の(b)に示したよ
うに該治具の閉じる方向の力を受けてもローラが回転す
るので、取り外しが容易になる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1は本発明の1例を示す管接続用溶接治
具の断面図、図2は本発明の他の例を示す管接続用溶接
治具の断面図、図3は図1のA−A断面矢視図、図4は
図1のB−B断面図、図5は図1のC−C断面図、図6
は溶接開先隙間保持具の斜視図、図7は図1のD−D断
面図、図8は図1のE−E断面図、図9は図2のF−F
断面図である。本発明の管接続用溶接治具は、主として
既設管(24)の端部に新設管(25)の端部を仮付け溶接
するために使用するもので、本体リング(5)と本体リ
ング(5)に取り付けた目違い合わせ用ボルト(7)と
からなり、さらに、これに溶接開先隙間保持具(15)、
管軸方向位置調整用ボルト(16)、仮置台(19,20) 又
はローラ(22)を取り付けたものであるが、実施例の1
つは、本体リング(5)に目違い合わせ用ボルト
(7)、溶接開先隙間保持具(15)、管軸方向位置調整
用ボルト(16)及び仮置台(19,20) を取り付けたもの
で、実施例の他のものは、本体リング(5)に目違い合
わせ用ボルト(7)、溶接開先隙間保持具(15)、管軸
方向位置調整用ボルト(16)及びローラ(22)を取り付
けたものである。
【0011】本体リング(5)は、図1、図2及び図3
に示したように溶接用開口部(21)を設けた2つの半円
筒状体(1,2)をヒンジ(3)により互いに回動自在
に連結し、他端に雌ねじと締結ボルトからなる締結具
(4)を備えており、他端を締結具(4)で固定すると
円筒状になるもので、周囲に目違い合わせ用ボルト
(7)、溶接開先隙間保持具(15)、管軸方向位置調整
用ボルト(16)、仮置台(19,20)又はローラ(22) 及
び吊り用のアイボルト(6)が取り付けられている。溶
接用開口部(21)は、既設管(24)と新設管(25)を仮付け
溶接するためのもので、既設管と新設管との突合わせ面
の上に7か所設けてあり、その大きさは仮付け溶接に必
要な大きさである。吊り用のアイボルト(6)はヒンジ
(3)の上に固定している。
【0012】本体リング(5)に設けている目違い合わ
せ用ボルト(7)は、図1及び図7に示したように本体
リング(5)の円周方向に3列に設けており、各列に3
0度間隔で12か所に本体リング(5)に固定した雌ね
じ(8)に螺合している。3列のうちの2列は既設管用
であって、本体リング(5)に設けた溶接用開口部(2
1)より既設管側にあり、他の1列は新設管用であっ
て、溶接用開口部(21)より新設管側にある。
【0013】本体リング(5)に取り付けている溶接開
先隙間保持具(15)は、図5及び図6に示すように本体
リング(5)の既設管と新設管との突合わせ面に跨がる
位置に略120度間隔で3か所に取り付けてあり、本体
リング(5)に固定した内部にT字溝(12)がある門型
のTスロット治具(9)と、T字溝(12)の中を摺動す
るT溝ナット(11)と、T溝ナット(11)に螺合する上
下動用ボルト(10)と、上下動用ボルト(10)の先端に
固定した三角柱状の隙間用くさび(13)とからなってい
る。隙間用くさび(13)は、上下動用ボルト(10)の先
端に設けたT字状キ−に隙間用くさび(13)に設けたT
字状のキ−溝をはめ、キ−溝の入口に抜け止めピン(1
4)を入れて固定している。このような構造にしている
ので、上下動用ボルト(10)を回すことによって、隙間
用くさび(13)を上下動することができ、しかもT溝ナ
ット(11)をT字溝(12)の中で摺動させることによっ
て、管の軸線方向に移動することができる。
【0014】本体リング(5)に設けている管軸方向位
置調整用ボルト(16)は、本発明の管接続用溶接治具を
管の軸線方向に移動するためのもので、図4に示したよ
うに先端に車輪の役目をするボ−ル(18)を取り付けた
構造のフリ−ベアボルトであり、本体リング(5)の上
方でヒンジ(3)を挟んで2か所に2列計4本設けてあ
り、本体リング(5)に固定した雌ねじ(17)に螺合し
ている。管軸方向位置調整用ボルト(16)を使用して本
発明の管接続用溶接治具を移動するには、目違い合わせ
用ボルト(7)及び溶接開先隙間保持具(15)の隙間用
くさび(13)を引っ込め、管軸方向位置調整用ボルト
(16)のボ−ル(18)がこれらのものの先端より突き出
るような状態にして押すか又は引っ張るかして行う。
【0015】本体リング(5)の内側に設けている仮置
台(19,20)は、本体リングの内側に本体リング(5)
の下方で締結具(4)を挟んで2か所に2個ずつ計4個
設けてあり、そのうちの2個が、既設管用であり、他の
2個が新設管用である。図8に示すように既設管用の仮
置台(19)の形状は、直方体であり、新設管用の仮置台
(20)の形状は、新設管が入り易くなるように入口側の
厚さを薄くしたテ−パ−状である。
【0016】ローラ(22、22)は、図2及び図9に示し
たように本体リング(5)を構成している2個の半円筒
状体(1,2)のそれぞれの他端の内側に溶接で固定し
た軸受(23,23)によって回転自在に支持されている。
このようにローラ(22、22)を取り付けておくと、管接
続用溶接治具を取り外す際、ローラ(22、22)が図10
(a) に示したように仮付けされた既設管と新設管に接触
して回転するので、上に引き揚げるだけで本体リング
(5)が自動的に開いて取り外すことができるが、ロー
ラ(22、22)を取り付けてないと、本体リング(5)の
他端の内側が図10(b) に示したように仮付けされた既設
管と新設管に接触するので、摩擦が大きく、本体リング
(5)を人力などで開きながら上に引き揚げないと取り
外すことができない。
【0017】次に、本発明の管接続用溶接治具の使用方
法を説明する。ホイスト又は管軸方向位置調整用ボルト
(16)を使用して管接続用溶接治具を溶接用開口部(2
1)の略中心の位置に既設管の端部が来るように運び、
そこに置く。その後締結具を締め付け、目違い合わせ用
ボルト(7)を用いて該治具が仮置台(19) に乗る位置
までジャッキアップし、下方の目違い合わせ用ボルト
(7)で軽く固定し、目違い合わせ用ボルト(7)を用
いて仮芯調整及び仮歪みを矯正しながら最終的に既設管
に固定する。次に、新設管を該治具に挿入し、仮置台
(20) に乗せ、目違い合わせ用ボルト(7)を用いて芯
調整を行い、目違い合わせ用ボルト(7)を軽く締め付
け、必要ならば、溶接開先隙間保持具(15)の隙間用く
さび(13)を既設管と新設管との突合わせ面の上になる
ように管の軸線方向に移動し、上下動用ボルト(10)を
回して該隙間用くさび(13)を既設管と新設管との突合
わせ面に押し込んでそれらの開先隙間を所定の間隔に
し、目違い合わせ用ボルト(7)を締め付けて目違い合
わせをしながら最終的に新設管を固定する。その後溶接
用開口部(21)から仮付け溶接を行い、仮付け溶接が終
了すると、目違い合わせ用ボルト(7)と隙間用くさび
(13)を後退させ、管軸方向位置調整用ボルト(16)を
使用して次の溶接個所に運ぶか、又は締結具を外してホ
イストで次の溶接個所に運んで使用する。
【0018】ローラ(22)を設け、仮置台(19,20)が設
けていない管接続用溶接治具の場合には、仮置台(19)
の代わりに下方の複数の目違い合わせ用ボルト(7)を
使用して上記のように管接続用溶接治具を既設管に固定
した後、新設管を該治具に挿入し、下方の複数の目違い
合わせ用ボルト(7)上に乗せ、上記のようにして新設
管を固定し、その後仮付け溶接を行う。仮付け溶接が終
了した後、目違い合わせ用ボルト(7)と隙間用くさび
(13)を後退させ、締結具(4)を外してホイストで該
治具を持ち揚げると、本体リング(5)の他端の内側に
設けたローラ(22) が、図10の(a) に示したように仮付
けした管の外面に沿って本体リング(5)を開きながら
上方に移動し、該治具は取り外されるので、次の溶接個
所に運んで使用する。
【0019】上記実施例では、本体リング(5)に溶接
用開口部(21)を7つ設けているが、既設管と新設管の
径などを考慮して適宜増減することができる。また、目
違い合わせ用ボルト(7)は、円周方向に各列に30゜
間隔で12か所に設けているが、既設管と新設管の径な
どを考慮して適宜増減することができ、列は3列である
が、必要に応じて適宜増加するこどができる。また、管
軸方向位置調整用ボルト(16)は、2本ずつ2列計4本
設けているが、3本ずつ2列にすることもできるし、2
本ずつ3列とし、そのうちの2列を既設管側に取付け、
他の1列を新設管側に取付けるなど適宜増加することが
できる。 さらに、ローラ(22)は、本体リング(5)
の半円筒状体(1,2)の他端に沈み込むように取り付
けられているが、仮置台(19,20)と同様な高さに取り付
けて仮置台の代替物としても使うことができる。さらに
また、ローラ(22)は、本体リング(5)の半円筒状体
(1,2)の他端にそれぞれに一個ずつ取り付けられて
いるが、他端の端部でなくてある程度ヒンジ(3)側に
入った処に設けることができるし、一個でなく複数個ず
つ設けることもできる。
【0020】なお、本発明は、上記以外の点において、
図面に説明したもののみに限定されることなく、本発明
の要旨を逸脱しない限り種々の変更を加え得ることはも
ちろんである。
【0021】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成して
いるので、以下に記載するような優れた効果を奏する。 (1)目違い合わせ用ボルトを既設管又は新設管のいず
れかに少なくとも2列に設けたたために、本発明の治具
を堅固に固定することができるので、管の芯だし、目違
い合わせ、矯正を正確でしかも容易に行うことができ
る。 (2)溶接開先隙間保持具(15)を取り付けたので、溶
接開先隙間を正確にしかも容易に調整することができ
る。 (3)管軸方向位置調整用ボルト(16)を設けたので、
本発明の管接続用溶接治具の管の軸線方向への移動を容
易にすることができる。
【0022】(4)新設管側の仮置台(20)の入口側を
薄くしてテ−パ−状のものとしたので、新設管の挿入が
容易にできる。 (5)本体リングを2つの半円筒状体からなるものにし
たので、構造が簡単で強度が高く、目違い合わせ用ボル
ト(7)を3列以上にすることが容易であり、また管軸
方向位置調整用ボルト(16)、溶接開先隙間保持具(1
5)なども容易に取り付けることができる。 (6)本体リング(5)を2つの半円筒状体(1,2)
をヒンジにより連結した構造としたので、締結具(4)
を外すことによって取り外しと移動が容易にできる。 (7)本体リング(5)を構成している2個の半円筒状
体(1,2)のそれぞれの他端の内側にローラ(22) を
設けたので、一人でも簡単に取り外すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1 例を示す管接続用溶接治具の断面図
である。
【図2】本発明の他の例を示す管接続用溶接治具の断面
図である。
【図3】図1のA−A断面矢視図である。
【図4】図1のB−B断面図である。
【図5】図1のC−C断面図である。
【図6】本発明の溶接開先隙間保持具の斜視図である。
【図7】図1のD−D断面図である。
【図8】図1のE−E断面図である。
【図9】図2のF−F断面図である。
【図10】ローラを取り付けた管接続用溶接治具とローラ
を取り付けてない管接続用溶接治具との使用状態を示す
説明図である。
【図11】従来の管接続用溶接治具の斜視図である。
【図12】従来の他の管接続用溶接治具の正面図である。
【図13】従来のもう一つの管接続用溶接治具の斜視図で
ある。
【符号の説明】
1、2 半円筒状体 3 ヒンジ 4 締結具 5 本体リング 7 目違い合わせ用ボルト 9 Tスロット治具 10 上下動用ボルト 11 T溝ナット 13 隙間用くさび 15 溶接開先隙間保持具 16 管軸方向位置調整用ボルト 18 ボ−ル 19 直方体の仮置台 20 テ−パ−状の仮置台 21 溶接用開口部 22 ローラ 23 軸受 24 既設管 25 新設管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山田 実 神奈川県横浜市磯子区新中原町1番地 石 川島播磨重工業株式会社横浜技術研究所内 (72)発明者 岩崎 寛 東京都江東区毛利一丁目19番10号 石川島 播磨重工業株式会社江東事務所内 (72)発明者 木の内 渉 東京都江東区毛利一丁目19番10号 石川島 播磨重工業株式会社江東事務所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶接用開口部(21)を設けた2個の半円
    筒状体(1,2)をヒンジ(3)により互いに回動自在
    に連結し、他端に締結具(4)を備えた本体リング
    (5)と、本体リング(5)の円周方向に各列3本以上
    で既設管側と新設管側のいずれか一方に2列以上、他方
    に1列以上設けた目違い合わせ用ボルト(7)とからな
    ることを特徴とする管接続用溶接治具。
  2. 【請求項2】 上下動用ボルト(10)の先端に固定した
    三角柱状の隙間用くさび(13)を有する溶接開先隙間保
    持具(15)を本体リング(5)の周囲に複数個取り付け
    たことを特徴とする請求項1記載の管接続用溶接治具。
  3. 【請求項3】 先端部に回転体(18)を取り付けた管軸
    方向位置調整用ボルト(16)を本体リング(5)の上方
    に複数本設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2
    記載の管接続用溶接治具。
  4. 【請求項4】 本体リング(5)の既設管(24)側の内
    側に複数個の直方体の仮置台(19)を取り付け、本体リ
    ング(5)の新設管(25)側の内側に複数個の入口側を
    薄くしたテ−パ−状の仮置台(20)を取り付けたことを
    特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3記載の管接
    続用溶接治具。
  5. 【請求項5】 本体リング(5)を構成している2個の
    半円筒状体(1,2)のそれぞれの他端の内側に回転ロ
    ーラ(22) を取り付けたことを特徴とする請求項1、請
    求項2又は請求項3記載の管接続用溶接治具。
JP16754294A 1994-02-21 1994-06-28 管接続用溶接治具 Pending JPH08118077A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16754294A JPH08118077A (ja) 1994-02-21 1994-06-28 管接続用溶接治具

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4477794A JPH07227698A (ja) 1994-02-21 1994-02-21 管接続用溶接治具
JP6-44777 1994-02-21
JP16754294A JPH08118077A (ja) 1994-02-21 1994-06-28 管接続用溶接治具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08118077A true JPH08118077A (ja) 1996-05-14

Family

ID=26384739

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16754294A Pending JPH08118077A (ja) 1994-02-21 1994-06-28 管接続用溶接治具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08118077A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006341263A (ja) * 2005-06-08 2006-12-21 Hitachi Engineering & Services Co Ltd 配管内面の段差調整装置
JP2011152566A (ja) * 2010-01-27 2011-08-11 Sugatec Corp 配管部材端部仮固定装置
US20130122133A1 (en) * 2007-09-28 2013-05-16 George A. Holmes Continuous Bi-Metallic Twin Bore Barrel for Screw Extruder and Method of Making Same
KR101314154B1 (ko) * 2012-03-14 2013-10-04 웰텍 주식회사 루트 갭 유지장치
CN105396904A (zh) * 2015-12-22 2016-03-16 中国石油天然气集团公司 一种用于矫正输送管管口形状的矫正装置
CN110539094A (zh) * 2019-08-30 2019-12-06 西安航天动力机械有限公司 薄壁圆筒激光切断装置及加工方法
CN113732613A (zh) * 2021-09-14 2021-12-03 中国矿业大学 一种新型焊接夹具及使用方法

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006341263A (ja) * 2005-06-08 2006-12-21 Hitachi Engineering & Services Co Ltd 配管内面の段差調整装置
JP4579060B2 (ja) * 2005-06-08 2010-11-10 株式会社日立エンジニアリング・アンド・サービス 配管内面の段差調整装置
US20130122133A1 (en) * 2007-09-28 2013-05-16 George A. Holmes Continuous Bi-Metallic Twin Bore Barrel for Screw Extruder and Method of Making Same
JP2011152566A (ja) * 2010-01-27 2011-08-11 Sugatec Corp 配管部材端部仮固定装置
KR101314154B1 (ko) * 2012-03-14 2013-10-04 웰텍 주식회사 루트 갭 유지장치
CN105396904A (zh) * 2015-12-22 2016-03-16 中国石油天然气集团公司 一种用于矫正输送管管口形状的矫正装置
CN110539094A (zh) * 2019-08-30 2019-12-06 西安航天动力机械有限公司 薄壁圆筒激光切断装置及加工方法
CN113732613A (zh) * 2021-09-14 2021-12-03 中国矿业大学 一种新型焊接夹具及使用方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6782646B2 (ja) 固定治具、鋼材保持装置、及び鋼材保持方法
CA1269873A (en) Weld fixture mounting method and apparatus
JP4231053B2 (ja) H型鉄骨の上フランジ接続用スプライス板の組み付け用治具及びこれを用いた組み付け方法
CN1325333A (zh) 管子夹持组件
JP6751796B1 (ja) 鋼管位置合わせ治具
JPH08118077A (ja) 管接続用溶接治具
JPH07227698A (ja) 管接続用溶接治具
KR102012391B1 (ko) 파이프 플랜지 가접지그
US5738386A (en) Lightweight pipe clamp
KR20210149339A (ko) 파이프 설치용 지그장치
CA2421555C (en) Swaged tube fitting collar and die
US4465314A (en) Material handling apparatus
JPH07185878A (ja) 管開先変形矯正用冶具
CN212811414U (zh) 一种耐低温电机
CN214066762U (zh) 一种锚杆拉拔仪
CN113814762A (zh) 一种可调节式自定心夹具装置
CN210713414U (zh) 一种可固定的玻璃幕墙驳接爪
US4930326A (en) Manual hose end crimper
JPS6347431Y2 (ja)
JPH05192794A (ja) 配管用開先合せ装置
JPH0614945Y2 (ja) 配管用アウタ−クランプ装置
JPS6116888Y2 (ja)
JPS62230479A (ja) 管の円周溶接装置
CN219311114U (zh) 一种法兰面螺栓加工用夹具
JPH0247351Y2 (ja)