JP2755705B2 - ハニカムサンドイッチパネルの取付方法 - Google Patents

ハニカムサンドイッチパネルの取付方法

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JP2755705B2
JP2755705B2 JP20266289A JP20266289A JP2755705B2 JP 2755705 B2 JP2755705 B2 JP 2755705B2 JP 20266289 A JP20266289 A JP 20266289A JP 20266289 A JP20266289 A JP 20266289A JP 2755705 B2 JP2755705 B2 JP 2755705B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明はハニカムサンドイッチパネルを構造物躯体
に取付ける方法に関する。
〔発明が解決しようとする課題〕
一般にパネルを構造物躯体に取付け敷並べた場合、パ
ネル間の目地が不揃いであると外観が著しく悪くなる。
また、パネルサイズが大型になると反りが発生し易く、
これも外観の悪化を招くので、パネルの取付けに際して
は正確に目地を揃えると同時に反りの矯正や不陸の調整
等をしなければならなかった。
ハニカム構造のコア部の両面にスキン層を積層してな
ったハニカムサンドイッチパネルは軽量で強度も高いこ
とから壁、天井、床等のパネル材として、また、車両用
材としても広く用いられている。最近はサンドイッチパ
ネルの表面に天然石薄板を貼り付けたサンドイッチパネ
ルが開発され、天然石のもつ優れた質感を残したまま、
石材の欠点である重量を大幅に軽減し改良し得た新素材
として注目されている。
このようなサンドイッチパネルを構造物躯体に取付け
る方法としては、サンドイッチパネルが一般に軽量であ
ることを生かして接着剤による取付けが好ましい。しか
し、接着剤の硬化時間とパネルの位置決め(水平,垂直
方向の位置)および目地あわせ)とのマッチングがむず
かしく、問題であった。例えば、硬化時間が早い接着剤
を用いた場合は不陸調整(パネル面が均一、平坦となる
ように躯体の凹凸を調節して貼着すること)、あるいは
目地合わせのための位置決めが難しかった。また、硬化
時間が遅い接着剤を用いた場合は、貼付け時に位置決め
を正確にしても、硬化までの間にその位置を保持するた
めの治具、補助具が必要であり、費用および作業能率の
点で好ましいものではなかった。
この発明は上記事情に鑑みなされたものである。その
目的は、ハニカムサンドイッチパネルを構造物躯体に、
正確に位置決めして、不陸および目地不揃いを生じるこ
となく、かつ作業能率よく接着剤を用い取付けができる
ハニカムサンドイッチパネルの取付方法を提案するにあ
る。
〔課題を解決するための手段〕
このハニカムサンドイッチパネルの取付方法は、ハニ
カムコア層の両面にスキン層を積層してなるハニカムサ
ンドイッチパネルを構造物躯体に接着剤により固定する
際に、該パネルの端面からハニカムコア層周縁部に差込
んだネジを裏面スキン層を貫通して躯体下地にねじ込み
固定してパネルの位置決めをすることを特徴とする。
この取付方法で対象とするハニカムサンドイッチパネ
ルはハニカムコアの両面にスキン層を積層してなったも
のであり、コアとしては、金属箔例えばアルミニウム箔
やステンレス鋼箔、紙、プラスチックもしくは無機シー
トなどでハニカム構造に形成されたものを使用すること
が出来、一方、スキンとしては、金属、紙、合板、プラ
スチックまたは無機物の薄板材を利用することができ
る。またこれらを組み合わせたものも用いることが出来
る。金属スキンとしては、例えばアルミニウム、ステン
レス鋼、鉄およびチタン鋼並びにこれらの合金鋼からな
る薄板またはその加工品を利用することが出来る。さら
には、その意匠的効果を高めたスキン表面を塗装したパ
ネル、化粧フィルム、シート或いは石材、セラミックな
どをスキンの表面に貼り付けたパネルをも使用すること
が出来る。コア層を構成するハニカムのセルサイズは特
に規定されるものではないが、用いるネジの頭が1つの
セル内に収まる寸法が好ましい。
パネルを取付ける躯体下地としては、ネジ固定が出来
るものであればどのようなものでも良い。パネルと躯体
とを接着する接着剤は特に限定されるものではないが不
陸調節ができるマスチック接着剤が好ましい。
〔実 施 例〕
実施例 1 第1,2,3図においては、セルサイズ6.35mm厚み18mmの
アルミニウム箔を用いたハニカムコア層1の両面に厚さ
0.15mmのステンレス板のスキン層2,2を積層し、その片
表面に天然大理石薄板3(厚さ4.5mm)を貼り付けたハ
ニカムサンドイッチパネル4(640mm×1100mm)を、高
さ2.6mの断面方形の柱の四面の躯体下地5に接着剤によ
り固定して取付けた。
先ず、第1図に示すごとく、下地5のパネル4を固定
取付けるべき位置に、約30cmの間隔でエポキシ系マスチ
ック接着剤6(コニシEK360)を約50gr、合計12ケ所配
置しておき、中央部に2個のスペーサー7(厚さ4mmの
板)を固定しておき、パネル4を下から順に接着固定し
ていった。
この接着固定するに際し、パネル4の4隅部のハニカ
ムコア層1の周縁部内に端面から長さ25mmの木ネジ8を
差込み、裏面側のスキン層2を貫通して躯体下地5にね
じ込み、固定した。
この時に、パネル面平行方向の位置決めと同時に木ネ
ジ8とねじ込み度合によりパネル高さの位置決めを行な
った。
接着剤コニシEK360は十分に硬化し、接着固定するの
に10〜20時間を必要とするが、その間パネル4は正確に
所定の位置を維持し接着固定ができ、パネル間の目地を
正確に揃えて取付けることができた。また、取付け前に
はこのパネルには長手方向に1.5mmの表面が凹面となっ
た反りがあったが、この反りを矯正し、パネルの隣接面
間の位置合わせも正確にでき、平坦に揃ったパネル面を
形成できた。
比較例 1 実施例1にてネジによる位置決め仮固定の代わりに即
硬化性のセメントを用いて仮固定を試みた。固化時間が
10分以下の処方ではかた過ぎて取り扱いが困難であり、
固化時間20分の処方を用いた。30分間ほど手で押さえて
いなければ位置固定ができず、また、固化後クラックが
発生していた。
実施例 2 実施例1と同様にしてハニカムサンドイッチパネル4
を5〜10mmの不陸がある躯体下地5に取付けた。この場
合、不陸調整のために5〜15mmの調整幅が必要であり、
この調整は、第1図に示した接着剤6と6間に厚み2mm
の板を必要枚数交互に重ねて挟み込み行なった(図示せ
ず)。またパネル4のハニカムコア層1の周縁部に差込
んだ木ネジ8により固定し位置決めするに際し、第4図
に示すごとく、裏面スキン層2と躯体下地5との間にポ
リエチレン発泡体からなる弾性体を挟み込み、木ネジ8
のねじ込み度合と弾性体の弾性とにより、パネル4面の
高さを微調整した。
比較例 2 実施例2にて木ネジの代わりに即硬化性接着剤(アラ
バイトC−60N:チバガイギー社製)を用いて仮固定を試
みたが、粘度が低いためにタレがあり、また硬化時間が
早過ぎるため位置決めの微調整ができなかった。
〔発明の効果〕
この発明は以上の通りであり、このハニカムサンドイ
ッチパネルの取付方法は接着剤を用い、パネル間の目地
および表面を正確に揃え、作業能率よく取付けることが
できる。また、取付金具類が表面に露出し美観性を損な
うこともない。
【図面の簡単な説明】
図面はこの発明の実施例を示すものであり、第1図はパ
ネルを取付けるべく、接着剤を配置した躯体下地の平面
図、第2図は躯体下地に取付けたパネル断面図、第3図
はパネル隅部の一部断面で示す平面図、第4図は躯体下
地間に弾性体を挟み取付けたパネルの断面図である。 1……ハニカムコア層、2……スキン層、 3……天然大理石薄板、4……ハニカムサンドイッチパ
ネル、5……躯体下地、 6……エポキシ系マスチック接着剤、 7……スペーサー、8……木ネジ、 9……弾性体。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ハニカムコア層の両面にスキン層を積層し
    てなるハニカムサンドイッチパネルを構造物躯体に接着
    剤により固定する際に、該パネルの端面からハニカムコ
    ア層周縁部に差込んだネジを裏面スキン層を貫通して躯
    体下地にねじ込み固定してパネルの位置決めをすること
    を特徴とするハニカムサンドイッチパネルの取付方法。
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