JP2755069B2 - 自動変速機の変速制御装置 - Google Patents

自動変速機の変速制御装置

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JP2755069B2 JP29580492A JP29580492A JP2755069B2 JP 2755069 B2 JP2755069 B2 JP 2755069B2 JP 29580492 A JP29580492 A JP 29580492A JP 29580492 A JP29580492 A JP 29580492A JP 2755069 B2 JP2755069 B2 JP 2755069B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動変速機の変速制御装
置、特に、シフトレバーの変速操作に応じてマニュアル
バルブが変速要素に達する油圧供給路を切り換えて、自
動変速を行なうと共にシフトレバーの変速作動量に応じ
て変速段表示を行なう自動変速機の変速制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】車両の動力伝達系には変速機が配設さ
れ、その変速制御をクラッチの切り替え操作無しで行な
える自動変速機が多用されている。この自動変速機はト
ルクコンバータと遊星歯車とその遊星歯車の配列を切り
替える変速要素としてのブレーキ部材やクラッチ部材を
備えた油圧回路とで構成されている。この油圧回路はシ
フトレバーに連動するマニュアルバルブや、複数の油圧
切り換え弁や、その油圧切り換え弁のパイロット圧を調
整する複数の電磁制御弁を備える。ここで、各電磁制御
弁は変速制御手段により指定される適正変速段を確保す
べく、切り替え制御される。他方、図8に示すように、
マニュアルバルブ100はそのスプール101が変速機
のケーシング102に枢支される回転軸103と一体の
操作片104によって切り換え操作されている。ここで
操作片104にはカム部105が形成され、同カム部が
ピン106を介してスプール101を長手方向に摺動さ
せてパーキングP、リバースR、ニュートラルN、ドラ
イブDの各変速位置に切り換えを行なうものである。
【0003】回転軸103の上端にはレバー107が一
体的に取付けられ、同レバー107に変速ケーブル等を
介して図示しないシフトレバーが連結される。ここで回
転軸103はレバー107の近くにインヒビタスイッチ
108を備え、このスイッチによって変速リンク系の実
変速位置信号を変速制御手段側に出力し、変速制御を行
なっている。ここでインヒビタスイッチ108はロータ
リ型スイッチであり、図8,図9に示すように、変速機
本体2に固着され互いに結合される上下基板109,1
10を備え、同基板は回転軸3に遊嵌されている。上下
基板109,110間には回転軸3及びレバー107と
一体の回動片111が配設される。同回動片111の回
動端には摺動接点120,121が取り付けられ、下基
板110の上面には同基板に対して絶縁処理された弧状
の固定接点112,113,114,115が装備され
る。ここでの回転軸3はシフトレバーの操作量に応じて
回転作動角を増減させ、これによってインヒビタスイッ
チ108は図10に示すように、作動角θに応じた変速
位置信号を出力する。これと同時に回転軸3の回転作動
角θの変位量に応じて操作片7上のカム部材701がマ
ニュアルバルブ8のスプール9をピン10を介して切り
換え作動させ、各変速段位置に選択的にスプール9を保
持できる。
【0004】なお、図10には回動片111と一体の回
転軸3側の各作動角θに相当する各変速位置(パーキン
グP、リバースR、ニュートラルN、ドライブD)と各
変速位置信号(P位置信号、R位置信号、N位置信号、
D位置信号)の出力可能域とを展開図として表した。こ
こで、変速機がニュートラルN位置よりドライブD位置
に変速操作される場合のA/Tの状態及びインヒビタス
イッチの作動角θの相互関係を図11に経時的に示し
た。この場合、自動変速機(A/T)がNレンジに保持
される間、インヒビタスイッチ108は作動角領域a1
に位置し、N位置信号を出力する。操作者がシフトレバ
ーをNレンジよりDレンジ側に操作を開始すると、イン
ヒビタスイッチは作動角領域a1よりa2に進み、ここ
で図示しないインジケータはN位置信号のみの表示より
N位置及びD位置信号の表示に切り換わる。この状態よ
り更にシフトレバーの操作量が増加するとマニュアルバ
ルブ100はドライブD位置に切り換わり、クラッチ要
素(前進側)への油圧供給が成される。この結果、前進
クラッチは結合状態に切り替わり、車両は動き出すこと
と成る。
【0005】このように、シフトレバーの切り換え操作
が進む場合において、インヒビタスイッチ108の作動
角が変位し、作動角領域a3よりa4に進入した時、イ
ンヒビタスイッチ108はD位置信号を出力し、インジ
ケータがDレンジのみを表示する。これに応じて制御手
段はD位置信号を取り込み、Dレンジと判定し、ドライ
ブDに応じた変速制御を実行する。これによって変速機
がDレンジ状態に保持される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来装置では、特に、ニュートラルN位置よりドライブ
D位置に向けてゆっくりと変速操作される場合、インジ
ケータによる変速段位置の表示がDレンジのみの表示に
切り換わるのに先立ち、作動角領域a3においてドライ
ブD前進変速段を達成するためのクラッチ要素へ制御油
圧を供給するので、車両が走行を開始してしまい、その
後でインジケータがDレンジのみの表示に入っている。
このように表示よりも先に走行に入ってしまい、運転者
にとっては不意の前進又はクラッチ結合ショックを受
け、これが違和感を生じさせるという不具合がある。ま
た、ニュートラルN位置よりリバースR位置に向けてゆ
っくりと変速操作される場合も上記と同様の不具合があ
る。本発明の目的は変速操作に伴う違和感を生じさせる
ことのない自動変速機の変速制御装置を提供することに
有る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明はシフトレバーの変速操作量に応じて油圧
回路のマニュアルバルブが切り換わり、同マニュアルバ
ルブを介して新たな変速段を達成するための変速要素に
切り換え油圧を供給すると共にインヒビタスイッチが新
たな変速段相当の変速位置信号を変速制御手段に出力
し、同変速制御手段が上記変速位置信号に応じた変速制
御を行なって新たな変速段を保持すると共に上記変速位
置信号に応じた変速段表示をインジケータで行なうもの
で、特に、上記変速要素へ上記切り換え油圧を供給する
油圧供給路に開閉弁を装着し、上記変速制御手段が上記
変速位置信号に応じた変速段表示をインジケータで行な
った上で、上記変速要素の油圧供給路上の開閉弁をオン
作動させることを特徴とする。
【0008】
【作用】変速制御手段がインヒビタスイッチの発する変
速位置信号を受けると同時に、インジケータによる変速
段表示を行ない、その上で、開閉弁をオン作動させるの
で、新たな変速段表示の後で、新たな変速段に応じた変
速要素へ適確な油圧供給が成され、新たな変速段に応じ
た変速制御を行うことができる。
【0009】
【実施例】第1図の自動変速機の変速制御装置はエンジ
ンEに連結された動力伝達系上の自動変速機1に装着さ
れる。ここで自動変速機1はトルクコンバータ2と変速
機3と、変速機3内の遊星歯車列25の配列を切り替え
る変速要素としてのブレーキ部材やクラッチ部材を備え
た油圧回路4とで構成されている。ここで、自動変速機
の変速制御装置(以後単に変速制御装置と記す)は、変
速機3内の変速要素としてのフロントクラッチ5、リア
クラッチ6、ローリバースブレーキ7と、これらをオイ
ルポンプ8を介してオイルパン9に結ぶ油圧回路4と、
油圧回路4内の複数の電磁制御弁(第1,第2図中には
6つの電磁制御弁11,12,13,14,15,16
を示した)と、これら電磁制御弁を駆動制御する制御手
段としてのコントローラ17とで構成されている。
【0010】ここでの変速機3は図示しないシフトレバ
ーの操作に連動して油圧回路4内のマニュアルバルブ1
8を切り換え、これに応じて各変速要素が接離操作し、
しかも、シフトレバーの操作に連動して図8、図9で説
明したと同様のインヒビタスイッチ19が切り換え作動
し変速操作量に応じて変速位置信号をコントローラ17
に出力する。このコントローラ17は各電磁制御弁を選
択的に制御して適正油圧を各変速要素に供給して、リバ
ースR、ニュートラルN、Lレンジ、2速レンジ、Dレ
ンジでの各変速処理を達成し、同時にインヒビタ信号表
示用のインジケータ55によって各変速段位置(変速レ
ンジ)を表示している。なお、ここでのインヒビタ信号
表示用のインジケータ55は運転席前方の計器盤内に配
備され、パーキングP、リバースR、ニュートラルN、
ドライブDの各変速レンジをインヒビタスイッチ19の
出力に応じて選択的に表示できるように構成されてい
る。
【0011】ここで変速機3は遊星歯車列25及びこの
遊星歯車列25の切り換えを行なう変速要素としてフロ
ントクラッチ20と、リアクラッチ21と、ローリバー
スブレーキ22と、ワンウェイクラッチ23と、キック
ダウンブレーキ24とを備え、これらのうちキックダウ
ンブレーキ24のみが周知の電磁アクチュエータ241
を介してコントローラ17に操作され、その他は油圧回
路4の油圧により操作される。
【0012】ここで遊星歯車列25は中心軸27と一体
のサンギア28と、キャリア29に枢支される内遊星ギ
ア30及び外遊星ギア31と、リア回転板33に支持さ
れたリングギア32とで構成される。中心軸27はリア
クラッチ21を介してトルコン出力軸26と一体のフロ
ント回転板261と連結され、キャリア29はワンウェ
イクラッチ23を介してケーシング34に連結されると
共にローリバースブレーキ22を介してケーシング34
に連結される。外遊星ギア31には中心軸27に遊嵌す
る外筒体35と一体の第2サンギア36が噛み合う。こ
の外筒体35の先端にはキックダウンブレーキドラムが
一体結合され、同ドラムはトルコン出力軸26にフロン
トクラッチ20を介して連結され、しかもキックダウン
ブレーキ24を介してケーシング34に連結される。な
お、この遊星歯車列25の出力回転はリア回転板33と
一体の出力ギア37を介して及びフロントデフ39に伝
えられる。
【0013】図3には変速機3の油圧回路4の要部のみ
を簡略して示した。この油圧回路4はオイルパン9内に
連通するメインパイプ40を備え、同パイプはオイルポ
ンプ8に連通すると共に分岐部が戻り側(吸い込み側)
Exに連通する。オイルポンプ8の吐出側はライン圧路
41に連通し、同ライン圧路の1つの分岐路はマニュア
ルバルブ18に連通し、他の分岐路はライン圧を制御す
る周知のレギュレータバルブ42に連通し、更に他の分
岐路は過剰圧を逃がすラインリリーフバルブ43に連通
する。
【0014】マニュアルバルブ18はシフトレバーの操
作に連動して軸方向に切り換え移動されるスプール弁4
4を備える。同スプール弁44はニュートラルN位置で
は第1第2ポート181,182を閉じ(図3に実線で
示した)、リバースR位置ではライン圧路41を第1ポ
ート181に連通させ、ドライブD位置では第2ポート
182を連通させる。ここでの第1ポート181は2−
3シフトバルブ45を介してフロントクラッチ20に連
通し、1−2シフトバルブ46を介してローリバースブ
レーキ22に連通する。第2ポート182は分岐して延
出し、一部は図5に示したプレッシャーコントロールバ
ルブ47を介してリヤクラッチ21に連通し、他の2つ
の分岐路は2−3シフトバルブ45及び1−2シフトバ
ルブ46に連通する。
【0015】2−3シフトバルブ45はスプール弁49
を備え、バネとシフトコントロールバルブ48からのパ
イロット圧のバランス位置に切り換えられ、ここではパ
イロット圧がローレベルでフロントクラッチ20側の第
1クラッチ油路50と第1ポート181を連通させ、パ
イロット圧がハイレベルで第1クラッチ油路50と第2
ポート182を連通させる。1−2シフトバルブ46は
スプール弁51を備え、バネとシフトコントロールバル
ブ48からのパイロット圧のバランス位置に切り換えら
れ、ここではパイロット圧がローレベルでローリバース
ブレーキ22側のブレーキ油路52と第2ポート182
を連通させ、パイロット圧がハイレベルでブレーキ油路
52と第1ポート181を連通させる。リヤクラッチ2
1側と第2ポート182との間を結ぶ第2クラッチ油路
53にはプレッシャーコントロールバルブ47が配備さ
れる。
【0016】図5に示すように、プレッシャーコントロ
ールバルブ47はスプール弁54を備え、同弁がバネと
パイロット圧ポート471のパイロット圧のバランス位
置に切り換え保持される。ここでパイロット圧ポート4
71にはライン圧路41が絞り472及びプレッシャー
コントロールバルブ47を介して連通され、ここには絞
り472及びコントローラ17の制御出力でデューティ
ー作動するプレッシャーコントロールバルブ47で調圧
されたパイロット圧が供給される。このため、マニュア
ルバルブ18からの油圧はスプール54の作動に応じて
第2クラッチ油路53に供給される。
【0017】これら第1クラッチ油路50、第2クラッ
チ油路53、リバース油路52にはそれぞれ第1開閉弁
14、第2開閉弁15、リバース開閉弁16が配設され
る。これらは第1クラッチ油路50、第2クラッチ油路
53、リバース油路52を遮断する常閉弁として図4に
示すように同様の構成を採る。そして各開閉弁はコント
ローラ17の制御信号によってオンすると各油路50,
53,52を開放するように構成されている。コントロ
ーラ17は周知のマイクロコンピュータにより主要部分
が形成され、その入力ポート側にはエンジンEのアクセ
ル開度量を負荷情報として出力する負荷センサ59、エ
ンジンEの回転数情報を出力するエンジン回転センサ5
6、変速機の入力回転情報を出力する入力回転センサ5
7、同変速機の出力回転情報を出力する出力回転センサ
58等が接続されている。なお、両回転センサ57,5
8はパルスゼネレータであり、一方のセンサ57は図示
しないキックダウンブレーキドラム35の回転情報を出
力し、他方のセンサ58はトランスファーシャフト38
の回転情報を出力する。
【0018】このような装置の作動を図7の自動変速機
(A/T)の切り換え状態とインヒビタスイッチの作動
角θの変化状態を経時的に説明する。この場合、図示し
ないシフトレバーがニュートラルN位置に保持されてい
るとし、この際コントローラ17はNレンジで各開閉弁
14,15,16をオフ状態にリセットしておく。
【0019】図示しないシフトレバーがニュートラルN
位置よりドライブDレンジ側に変速操作されるとする。
この場合、図6に示すように、インヒビタスイッチ19
の回転角度位置、即ち各変速位置信号は領域b1にあ
り、この間インヒビタ信号表示用のインジケータ55は
Nレンジ信号を出力する。更に、シフトレバーが変速変
位され領域b2に切り換わると、インヒビタ信号表示用
インジケータ55は無信号状態に入り、変速位置表示が
消える。更にシフトレバーが変速変位され領域b2に完
全に切り換わると、マニュアルバルブ18がD変速位置
に達し、インジケータは無信号状態に入る。この時油圧
回路4はマニュアルバルブ18の第1ポート181は閉
じ、第2ポート182はライン圧を受け、コントローラ
17はシフトコントロールバルブ48を操作し、2−3
シフトバルブ45及び1−2シフトバルブ46に高レベ
ルのパイロット圧を供給する。
【0020】この場合、2−3シフトバルブ45が第2
ポート182を第1クラッチ油路50に連通し、1−2
シフトバルブ46が第2ポート182とリバース油路5
2とを遮断する。しかも、プレッシャーコントロールバ
ルブ47によってライン圧が調圧されて第2クラッチ油
路53に進む。この段階で各開閉弁14,15,16は
閉(オフ)状態にあり、各変速要素は非作動にある。更
にシフトレバーがドライブD側に変速処理されると、イ
ンジケータ55は領域b3に進入し、これによりインジ
ケータ55は無信号よりDレンジ表示に入る。更に、シ
フトレバーがドライブD側に完全に切り換わると、イン
ジケータ55はDレンジ表示を継続し、コントローラ1
7はドライブD位置信号を取り込み、変速位置がDレン
ジとしての処理に入る。これによって、コントローラ1
7は負荷情報やエンジンEの回転数情報等の運転情報に
応じて油圧回路4の第1開閉弁14,第2開閉弁15を
オン、リバース開閉弁16を閉(オフ)状態に切り換
え、しかも、その他の各電磁制御弁11,12,13を
選択的に駆動制御し、適確なパイロット圧を発生させ、
各油路を適確な油圧に保持する。
【0021】このため、ここでは、まずインジケータ5
5の表示がDレンジ表示に切り替わって、その後からD
レンジ相当の変速要素の切り換えが完了するので、運転
者は変速時の違和感を生じさせることがない。同様に、
NレンジよりRレンジへの切り換え時には、マニュアル
バルブ18の第1ポート181がライン圧を受け、第2
ポート182は閉鎖される。そして、インヒビタスイッ
チの作動角領域がb2よりb3に切り替わった時点で、
インジケータ55がRレンジを表示し、コントローラ1
7がRレンジ相当の処理に入る。これによって、コント
ローラ17はRレンジの表示後に第1開閉弁14,リバ
ース開閉弁16をオンし、リバース開閉弁16を閉(オ
フ)状態に切り換え保持する。これによって、Rレンジ
相当の変速要素の切り換えが完了する。
【0022】この様に、シフトレバーがNレンジより新
たな変速段に切り換えられる際にコントローラ17はN
レンジで各開閉弁14,15,16をオフ状態にリセッ
トしておき、その上で新たな変速段への切り換えが成さ
れると、新たな変速段の表示後に各開閉弁14,15,
16を選択的にオンして、各変速要素を駆動し、新たな
変速段での変速制御を実行する。このため、表示に先立
つ新たな変速処理は成されず、変速に伴う違和感を生じ
させることは無い。しかも、新たな変速段表示の時点で
は油圧回路4の切り換えが各開閉弁14,15,16の
切り換えを残して主要部で達成されており、表示後に応
答性良く新たな変速段への切り換えが完了することと成
る。
【0023】
【発明の効果】以上のように、本発明ではニュートラル
N位置よりドライブD位置またはニュートラルN位置よ
りリバースR位置に向けてゆっくりと変速操作した際に
インヒビタスイッチが発する変速位置信号をインジケー
タにより表示させた上で、新たな変速段達成のための変
速要素の駆動を規制する開閉弁をオン作動させるので、
これによって変速要素への油圧供給が適確に成され、変
速操作に伴う違和感を運転者に生じさせること無く、適
確な変速レンジの切り換えが無されることと成る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としての自動変速機の変速制
御装置の全体構成図である。
【図2】図1の自動変速機内の油圧回路が行なう各変速
要素の駆動パターン図である。
【図3】図1の自動変速機内の要部の簡略油圧回路図で
ある。
【図4】図3内に設けられた開閉弁の概略構成図であ
る。
【図5】図3内に設けられたプレッシャーコントロール
バルブの概略構成図である。
【図6】図1の自動変速機の変速制御装置で用いるイン
ヒビタスイッチの作動角に沿った変速位置信号の出力領
域と油圧回路の作動領域及びスタータ作動領域の相関を
示す特性線図である。
【図7】図1の自動変速機の変速制御装置のインヒビタ
スイッチの作動角と自動変速機の切り換え状態を経時的
に示すブロック図である。
【図8】自動変速機に装着されえるインヒビタスイッチ
の概略断面図である。
【図9】図8のインヒビタスイッチの平面図である。
【図10】従来の自動変速機の変速制御装置で用いるイ
ンヒビタスイッチの作動角に沿った変速位置信号の出力
領域と油圧回路の作動領域及びスタータ作動領域の相関
を示す特性線図である。
【図11】図11の自動変速機の変速制御装置のインヒ
ビタスイッチの作動角と自動変速機の切り換え状態を経
時的に示すブロック図である。
【符号の説明】
1 自動変速機 2 トルクコンバータ 3 変速機 4 油圧回路 8 オイルポンプ 11 電磁制御弁 12 電磁制御弁 13 電磁制御弁 14 第1開閉弁 15 第2開閉弁 16 リバース開閉弁 17 コントローラ 18 マニュアルバルブ 19 インヒビタスイッチ 20 フロントクラッチ 21 リヤクラッチ 22 ローリバースブレーキ 55 インジケータ E エンジン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 近藤 哲弘 東京都港区芝五丁目33番8号・三菱自動 車工業株式会社内 (72)発明者 弓削 満 京都府京都市右京区太秦巽町1番地・三 菱自動車エンジニアリング株式会社 京 都事業所内 (56)参考文献 実開 平4−41147(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16H 61/00 F16H 63/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シフトレバーの変速操作量に応じて油圧回
    路のマニュアルバルブが切り換わり、同マニュアルバル
    ブを介して新たな変速段を達成するための変速要素に切
    り換え油圧を供給すると共にインヒビタスイッチが新た
    な変速段相当の変速位置信号を変速制御手段に出力し、
    同変速制御手段が上記変速位置信号に応じた変速制御を
    行なって新たな変速段を保持すると共に上記変速位置信
    号に応じた変速段表示をインジケータで行なう自動変速
    機の変速制御装置において、上記変速要素へ上記切り換
    え油圧を供給する油圧供給路に開閉弁を装着し、上記変
    速制御手段が上記変速位置信号に応じた変速段表示をイ
    ンジケータで行なった上で、上記変速要素の油圧供給路
    上の開閉弁を開作動させることを特徴とする自動変速機
    の変速制御装置。
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