JP2754846B2 - スチームアイロン - Google Patents

スチームアイロン

Info

Publication number
JP2754846B2
JP2754846B2 JP7044690A JP7044690A JP2754846B2 JP 2754846 B2 JP2754846 B2 JP 2754846B2 JP 7044690 A JP7044690 A JP 7044690A JP 7044690 A JP7044690 A JP 7044690A JP 2754846 B2 JP2754846 B2 JP 2754846B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nozzle
water
aluminum
dripping
steam iron
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP7044690A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03268794A (ja
Inventor
幸治 船越
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP7044690A priority Critical patent/JP2754846B2/ja
Publication of JPH03268794A publication Critical patent/JPH03268794A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2754846B2 publication Critical patent/JP2754846B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Irons (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は衣類等のしわ伸ばしを行うスチームアイロン
に関するものである。
従来の技術 従来、この種のスチームアイロンは第4図に示すよう
な構造になっていた。
すなわち、タンク1の底部に設けた滴下ノズル2を気
化室3の上部に配置して、上記タンク1内の水を気化室
3内へ導いており、ノズル孔4により滴下した水が完全
に気化して水漏れを起こさないよう制限して滴下させて
いる。5は上記滴下ノズル2を開閉して前記気化室3へ
の水の供給を制御する開閉桿である。
そして、上記滴下ノズル2は真鍮やセラミックで形成
したものが一般的であった。
発明が解決しようとする課題 しかし、このような構造のものでは滴下ノズルから気
化室へ安定して水が供給できず、良好なスチームの噴出
が得られないという問題があった。
すなわち、滴下ノズルに真鍮を用いた場合は、小さな
ノズル孔から安定して水を滴下させるために、水との濡
れ性を良好にする必要がある。そのために、滴下ノズル
の表面に親水性被膜を塗布することが考えられるが、密
着性が悪く被膜がとれて水のぬれ性が低下しスチームの
出方が悪くなったり、また、この被膜によって小さいノ
ズル孔が詰まってスチームが出なくなることもある。
一方、セラミックを用いた場合も、ノズル孔が小さい
ために滴下ノズルの成形時に必要な寸法精度が得られ
ず、滴下量にバラツキが生じるという問題があった。
そこで、本発明は簡単な構造の滴下ノズルにより安定
したスチームが噴出できるスチームアイロンを得ること
を目的としている。
課題を解決するための手段 そして、上記目的を達成するために本発明は、滴下ノ
ズルをアルミニュウムまたはアルミニュウム合金で構成
し、その表面に陽極酸化被膜を形成したものである。
作用 本発明のスチームアイロンは、上記構成により、陽極
酸化被膜である酸化アルミニュウム(Al2O3)のもつ親
水性により滴下ノズル表面の濡れ性が非常によく、小さ
なノズル孔より安定して水を滴下させることができるよ
うになる。
また、アルミニュウム基材と陽極酸化被膜との密着性
が非常に強固ではがれることもないのである。
実施例 以下、本発明の一実施例を添付図面にもとづいて説明
する。第1図および第2図において、10はヒータ11を埋
設したベースで、気化室12を形成している。13はこのベ
ース10の上方に設置したタンクで、底部には同タンク13
内の水を前記気化室12へ滴下させる滴下ノズル14を設け
ている。15はこの滴下ノズル14を開閉する開閉桿で、ス
チームボタン16のによって操作する。上記滴下ノズル14
は、例えばアルミニュウムまたはアルミニュウム合金で
作られており、その表面には陽極酸化により酸化アルミ
ニュウム被膜17を形成している。第2図に示した滴下ノ
ズル14の形状では、アルミ棒より切削加工により作製
し、その後陽極酸化処理をしている。
次に、この実施例の構成における作用について説明す
る。スチームボタン16の操作により開閉桿15を上昇させ
て滴下ノズル14を開くと、そのノズル孔18からタンク13
内の水が滴下ノズル14を通って気化室内12へ滴下する。
この場合、水は気化室12で瞬時に蒸発するように制限さ
れた小さなノズル孔18を通過する。しかしながら、ノズ
ル孔18の表面は多孔質で、親水性を有する酸化アルミ被
膜で覆われており、しかも、濡れ性がよいため図は途切
れることなく安定して滴下する。また、この滴下ノズル
部はベース10からの熱によって高温に加熱されるが、滴
下ノズルの表面と接しているの水が熱せられて気泡を発
生し、水の滴下が悪くなるのが通常であるが、本発明で
は、多孔質な酸化アルミ被膜が滴下ノズル14からの熱を
遮断して、気泡の発生を防ぐ熱緩衝被膜として作用す
る。また、陽極酸化被膜とアルミ基材との密着性は非常
によく、開閉桿の操作時にその下端が滴下ノズル14の表
面に当たっても被膜が剥離するようなこともない。
第3図は他の実施例を示したもので、例えばシリコン
ゴムのような耐熱性材料で作られた滴下ノズル19に、板
状のアルミニュウムで形成したノズル部20とから滴下ノ
ズルを構成したものである。ノズル部20は陽極酸化処理
をしたアルミニュウム板を加工してノズル孔21を設けた
ものであり、切削加工や滴下ノズル単品での陽極酸化処
理の後加工がなく、加工が容易に行えるという利点があ
る。
発明の効果 以上のように本発明は、滴下ノズルをアルミニュウム
で構成するとともに、この滴下ノズルの表面に陽極酸化
膜を形成したことにより、陽極酸化被膜である酸化アル
ミニュウム(Al2O3)のもつ親水性により滴下ノズル表
面の濡れ性が非常によく、小さなノズル孔より安定して
水を滴下させることができるようになる。
また、滴下ノズルの表面に陽極酸化被膜が強固に形成
されるため、開閉桿が繰返し衝突してもはがれてノズル
孔をつまらせることもない。
さらに、滴下ノズルの表面に形成した陽極酸化被膜が
滴下ノズル14からの熱を遮断して気泡の発生を防止する
ことができる。したがって、この気泡によってノズル孔
が塞がれることもなくなるなど、長期に亘って良好なス
チームが安定して噴出できる耐久性に優れたスチームア
イロンが得られるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示したスチームアイロンの
要部断面図、第2図は滴下ノズルの断面図、第3図は滴
下ノズルの他の実施例を示した断面図、第4図は従来の
スチームアイロンの部分断面図である。 10……ベース、12……気化室、13……タンク、 14……滴下ノズル、17……陽極酸化被膜室。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ヒータによって加熱されるベースと、この
    ベースに形成した気化室と、この気化室の上部に設置し
    たタンクと、このタンクと前記気化室を結ぶ通路に設け
    た滴下ノズルを備え、上記滴下ノズルをアルミニュウム
    で構成するとともに、この滴下ノズルの表面に陽極酸化
    膜を形成したスチームアイロン。
JP7044690A 1990-03-20 1990-03-20 スチームアイロン Expired - Fee Related JP2754846B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7044690A JP2754846B2 (ja) 1990-03-20 1990-03-20 スチームアイロン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7044690A JP2754846B2 (ja) 1990-03-20 1990-03-20 スチームアイロン

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03268794A JPH03268794A (ja) 1991-11-29
JP2754846B2 true JP2754846B2 (ja) 1998-05-20

Family

ID=13431735

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7044690A Expired - Fee Related JP2754846B2 (ja) 1990-03-20 1990-03-20 スチームアイロン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2754846B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH03268794A (ja) 1991-11-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2014142097A1 (ja) 蒸発源装置
WO2016038792A1 (ja) スチームアイロン
JP2001148347A (ja) 気化器及びこれを用いた半導体製造システム
JP2754846B2 (ja) スチームアイロン
CN114794566A (zh) 一种导液玻璃基体以及发热体的制备方法
JP4230068B2 (ja) 蒸着装置
US7516566B2 (en) Steam iron having a lightweight soleplate and flat resistive heating tracks for heating the soleplate
CN114794567A (zh) 发热体、雾化组件及电子雾化装置
JPS6154439B2 (ja)
JPS5933356Y2 (ja) スチ−ムアイロン
JPH02268800A (ja) スチームアイロン
JPH0229362Y2 (ja)
CN217364700U (zh) 横向导液的雾化芯
JP2605415B2 (ja) アイロン
JPH08181101A (ja) エッチング装置およびエッチング方法
JPS62183799A (ja) スチ−ムアイロン
KR100897556B1 (ko) 잉크젯 헤드의 노즐 제조방법
JPH07207434A (ja) 蒸着用ボート
JPS6213597Y2 (ja)
KR200150924Y1 (ko) 스팀 다리미
JP2004129986A (ja) 親水皮膜形成方法およびそれを用いた蒸気発生装置
JPH06319900A (ja) スチームアイロン
JPS6116796A (ja) スチームアイロン
JP2005191493A (ja) スリットコート式塗布方法
JPH01135397A (ja) スチームアイロン

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees