JPH084680B2 - スチーム噴出器 - Google Patents

スチーム噴出器

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JPH084680B2
JPH084680B2 JP11696289A JP11696289A JPH084680B2 JP H084680 B2 JPH084680 B2 JP H084680B2 JP 11696289 A JP11696289 A JP 11696289A JP 11696289 A JP11696289 A JP 11696289A JP H084680 B2 JPH084680 B2 JP H084680B2
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JP
Japan
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steam
dispersion chamber
ejection holes
chamber
heat
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Application number
JP11696289A
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English (en)
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JPH02295600A (ja
Inventor
芳行 宇治野
徹 花田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、例えば、衣類等のしわ伸ばしを行うスチー
ム噴出器に関するものである。
従来の技術 従来、この種のスチーム噴出器は、ヒータで加熱され
る気化体とスチーム噴出盤が別々に形成されていた。そ
して水は気化体の熱で気化してスチームとなった後、ス
チーム噴出盤の分散室に至り、次いで複数のスチーム噴
出孔から分散噴出されるものである。スチームを分散噴
出させる理由は布地全体への浸透を向上させるところに
ある。
発明が解決しようとする課題 しかし、このような構造のものでは、気化体の熱が分
散室に伝達されにくいため、スチーム噴出当初、分散室
の温度が低いところへスチームが流入してくると、この
分散室で結露を生起し、噴出スチーム中に水滴が混在す
ることがあって、時として布地を濡らしてしまうことが
あった。
本発明はこのような従来の問題を解決したもので、分
散室の温度立ち上り特性を向上して分散室内での結露を
防止したところにあり、スチーム中の水滴の混在を無く
して衣類のしわ伸ばしを的確に行えるようにしたところ
にある。
課題を解決するための手段 上記目的を達成するための第一の手段は、ヒータで加
熱され、供給されてきた水を気化してスチームを発生す
る気化体と、複数のスチーム噴出孔およびこれらスチー
ム噴出孔へスチームを分散流動させる分散室を有し、か
つ上記気化体と別構成材で形成したスチーム噴出盤とを
具備し、上記気化体と分散室間をスチーム通路で連絡す
るとともに、この気化体と分散室を熱良導体で接続した
ものであり、第二の手段はヒータで加熱され、供給され
てきた水を気化してスチームを発生する気化体と、複数
のスチーム噴出孔およびこれらスチーム噴出孔へスチー
ムを分散流動させる分散室を有し、かつ上記気化体と別
構成材で形成したすスチーム噴出盤とを具備し、上記分
散室内には熱容量の小さい熱良導体を同分散室の内壁と
の間に間隙を設けて設置したものである。
作用 上記第一の手段では、スチーム噴出盤の分散室への気
化体からの熱供給は熱良導体を介して速やかに、しかも
効率よく行われることになる。第二の手段では、流入し
たスチームの熱で分散室内の熱良導体が迅速に温度上昇
してスチームの結露を防止する。
実施例 以下、本発明の一実施例を添付図面にもとづいて説明
する。
図において、筒状の把手1を後方へ突設した合成樹脂
よりなる噴出器本体2は、内部に熱良導体、例えば、ア
ルミニュウムなどから形成された気化体3を有し、下方
がスチーム噴出盤4で閉塞されている。上記気化体3は
その上面に蛇行上の気化室5をもち、また、電気ヒータ
6が埋設してある。気化室5の上方はアルミニュムなど
の熱良導体からなる板状の気化室蓋7で閉じられてお
り、さらにその終端から導設したゴムなどの断熱材から
なるスチーム通路8はスチーム噴出盤4の分散室9に連
通してある。スチーム噴出盤4はその周囲にブラシ10が
植設され、また分散室9に連通して複数のスチーム噴出
孔11が形成してある。一方、上記把手1内に水タンク12
が着脱自在に挿設してあって、気化室5と対応する水出
口13へ至る送水路14にはポンプ装置15と熱応動弁16が上
流側より順に介在されている。
上記ポンプ装置15は本実施例の場合手動式のものを採
用しており、把手1の下方へその中空状の操作体17を位
置させている。18、19はポンプ装置15の給水側と吐水側
とにそれぞれ設けた逆止弁である。また熱応動弁16は気
化室蓋7に取り付けたバイメタル20と応動するようにな
っており、気化室蓋7、すなわち、気化室5が水の気化
に十分なる温度にあるとき、バイメタル20によって開路
されるものである。
上記構成に於ける動作を述べると、今、水の入った水
タンク12を取り付けるとともに、電気ヒータ6に通電し
て気化体3に加熱し、熱応動弁16を開く。
ここで操作体17を介してポンプ装置15を駆動すると、
水タンク12の水は送水路14から水出口13へ導かれて気化
室5へ達し、気化される。そして、スチームはスチーム
通路8を通ってスチーム噴出盤4の分散室9に流動し、
最終的にそのスチーム噴出孔11より分散噴出されるもの
である。
ところで、スチーム噴出盤4の分散室9は、その上方
がアルミニュウム薄板などの熱容量の小さい蓋21で閉じ
られ、同じくアルミニュウム薄板などの熱容量の小さい
熱良導体22がこの分散室9の内壁との間に間隙を設けて
設置してある。また、スチーム噴出盤4には蓋21ととも
に、例えばアルミニュウム板などで形成した熱良導体23
を取り付けており、分散室9と気化体3を熱的に接続す
ることによって、実質的に気化体3の熱が分散室9へ円
滑に伝達されるように構成してある。したがって、気化
体3の温度上昇とともに分散室9の温度も上昇してスチ
ームを露結を防止する。
その結果、分散室9が熱良導体23によって加熱される
のに加えて、熱良導体22も分散室9の内壁との間に間隙
を有することから、スチーム噴出当初、そのスチーム熱
で迅速に温度上昇し、露結を生起しないようになる。
なお、実施例では熱良導体23を蓋21と別部材で構成し
ているが、蓋21と一体に形成してもよく、さらには、気
化体3と一体に設けて分散室9と接続させてもよい。
発明の効果 以上のように本発明は、気化体と分散室間をスチーム
通路で連絡するとともに、この気化体と分散室を熱良導
体で接続したことにより、気化体3の温度上昇とともに
分散室9の温度も上昇させることができ、分散室への気
化体からの熱供給が速やかに、しかも効率よく行われ
る。したがって、分散室の温度立ち上り特性を向上して
分散室内でのスチームの結露を防止し、スチーム中の水
滴の混在を無くして衣類のしわ伸ばしを的確に行えるも
のである。
また、分散室内に熱容量の小さい熱良導体を同分散室
の内壁との間に間隙を設けて設置したことにより、流入
したスチームの熱で分散室内の熱良導体が迅速に温度上
昇してスチームの結露を防止することができるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すスチーム噴出器の断面
図、第2図は第1図のA−A断面図、第3図はスチーム
噴出盤の下面図である。 3……気化体、4……スチーム噴出盤、6……ヒータ、
8……スチーム通路、9……分散室、11……スチーム噴
出孔、22、23……熱良導体。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ヒータで加熱され、供給されてきた水を気
    化してスチームを発生する気化体と、複数のスチーム噴
    出孔およびこれらスチーム噴出孔へスチームを分散流動
    させる分散室を有し、かつ上記気化体と別構成材で形成
    したスチーム噴出盤とを具備し、上記気化体と分散室間
    をスチーム通路で連絡するとともに、この気化体と分散
    室を熱良導体で接続したスチーム噴出器。
  2. 【請求項2】ヒータで加熱され、供給されてきた水を気
    化してスチームを発生する気化体と、複数のスチーム噴
    出孔およびこれらスチーム噴出孔へスチームを分散流動
    させる分散室を有し、かつ上記気化体と別構成材で形成
    したスチーム噴出盤とを具備し、上記分散室内に熱容量
    の小さい熱良導体を同分散室の内壁との間に間隙を設け
    て設置したスチーム噴出器。
JP11696289A 1989-05-10 1989-05-10 スチーム噴出器 Expired - Lifetime JPH084680B2 (ja)

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JP11696289A JPH084680B2 (ja) 1989-05-10 1989-05-10 スチーム噴出器

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JP11696289A JPH084680B2 (ja) 1989-05-10 1989-05-10 スチーム噴出器

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JPH02295600A JPH02295600A (ja) 1990-12-06
JPH084680B2 true JPH084680B2 (ja) 1996-01-24

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