JP2754636B2 - Fm復調器 - Google Patents

Fm復調器

Info

Publication number
JP2754636B2
JP2754636B2 JP63326625A JP32662588A JP2754636B2 JP 2754636 B2 JP2754636 B2 JP 2754636B2 JP 63326625 A JP63326625 A JP 63326625A JP 32662588 A JP32662588 A JP 32662588A JP 2754636 B2 JP2754636 B2 JP 2754636B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
output
differential amplifier
rectangular wave
signal
amplifier circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP63326625A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02171007A (ja
Inventor
正之 小笹
友信 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP63326625A priority Critical patent/JP2754636B2/ja
Publication of JPH02171007A publication Critical patent/JPH02171007A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2754636B2 publication Critical patent/JP2754636B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Television Signal Processing For Recording (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は通信などの信号処理に適用されるFM復調器に
関するものである。
従来の技術 近年、通信などの信号処理にFM復調器が利用されてい
る。
以下に従来のFM復調器について説明する。
第4図は従来のFM復調器の構成図であり、1は信号入
力端子、2は信号出力端子、3はリミッタ回路、4は遅
延線回路、5は掛算器、6はローパスフィルタである。
従来例において、遅延線回路4を実現するために、抵
抗、コイル、コンデンサにより構成されたローパスフィ
ルタを用いている。その例を第5図に示す。第5図にお
いて、信号源はVSGであり、トランジスタQ1〜Q6、抵抗R
1〜R4、電流源I1〜I3、電流源V1、コンデンサC1はリミ
ッタ3を構成しており、抵抗R9,R10、コイルL1,L2、コ
ンデンサC5,C6、は遅延線回路4であり、これは4次の
ローパスフィルタ構成をなしている。また、トランジス
タQ17〜Q23、抵抗R7,R11,R12、コンデンサC7、電流源I1
0,I11、電圧源V3は掛算器5を構成しており、抵抗R8、
コンデンサC4はローパスフィルタ6を構成している。
ここで、遅延線回路4の遅れ時間△tについて考察す
る。
ローパスフィルタによって得られる遅延時間△tは、 R9=R10=R ……(1) L1=L2/2=LK ……(2) C5/2=C6=CK ……(3) を与えると、 で得られる。
ただし、nはフィルタの次数、f0は遮断周波数で、 であり、信号源VSGの周波数fSGの条件は、 fSG<<f0 ……(5) である。第5図におけるa点,b点,c点,f点,h点,i点の信
号波形を第3図に示す。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、上記の従来の構成では、遅延線にロー
パスフィルタを用いたので、広帯域で直線性のよいFM復
調特性を実現できないという問題を有していた。
つまり、広帯域で、直線性のよいFM復調器を実現する
には、遅延時間△tが、信号源の周波数fSGによらず一
定であることが重要である。ところが従来例の遅延線で
は、(5)式の条件が必要であり、広帯域で直線性のよ
いFM復調器を得るのは困難である。また、コイルを用い
ているので、完全なIC化も不可能である。
本発明は上記従来の問題点を解決するもので、復調特
性が広帯域で、直線性のよいIC設計に適したFM復調器を
提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 この目的を達成するために本発明のFM復調器は、出力
ダイナミックレンジで出力振幅を制限して、入力される
FM変調信号を第1の矩形波に変換する第1の差動増幅回
路(Q1,Q2)と、夫々のコレクタに電流源負荷(I5,I6)
を有した第1,第2のトランジスタ(Q7,Q8)のエミッタ
を共通接続して成り、前記第1の差動増幅回路の矩形波
出力に応答した出力電流を出力する第2の差動増幅回路
と、前記第1のトランジスタのコレクタ出力と接地間に
接続された第1の容量負荷(C2)と、前記第2のトラン
ジスタのコレクタ出力と接地間に接続された第2の容量
負荷(C3)と、前記第1,第2のトランジスタのコレクタ
出力に接続され、それらのコレクタ出力の振幅を制限す
る第1ならびに第2のダイオードリミッタ(Q9,Q10なら
びにQ11,Q12)と、前記第1,第2のトランジスタのコレ
クタ出力を増幅し、出力ダイナミックレンジで出力振幅
を制限して第2の矩形波を出力する第3の差動増幅回路
(Q13,Q14)と、前記第1の差動増幅回路(Q1,Q2)から
出力する第1の矩形波と、前記第3の差動増幅回路(Q1
3,Q14)から出力する第2の矩形波とを掛算する掛算器
(Q17〜Q22)と、前記掛算器の出力信号から前記FM変調
信号の原信号を抽出するローパスフィルタ(R8,C4)と
を備えている。
作用 この構成によって、第1の矩形波を増幅する第2の差
動増幅回路(Q7,Q8)と、それの出力信号を積分する第
1,第2の容量負荷(C2,C3)と、その出力振幅を制限す
る第1,第2のダイオードリミッタとによって、台形波信
号を発生させ、その台形波信号を増幅する第3の差動増
幅回路によって、第1の矩形波(b,c)により遅延した
第2の矩形波(f,g)を発生させ、第1の矩形波と第2
の矩形波とを掛算処理するため、掛算器の出力に高次の
高調波成分を含んだ出力信号が得られ、ローパスフィル
タの出力に広帯域で直線性のよいFM復調特性を得ること
ができる。
実施例 以下、本発明の一実施例について、図面を参照しなが
ら説明する。
第1図は本発明のFM復調器の構成を示すものである。
第1図において、1は信号入力端子、2は信号出力端
子、3はリミッタ回路、7は台形波発生器、8はリミッ
タ回路、5は掛算器、6はローパスフィルタである。
第1図a点での信号源は、 で表わされる。ここで、 ωC:キャリアの角周波数 kf:変調度 m(t):原信号 である。
さらに、リミッタ回路3により、信号源を矩形波に変
換する。第1図b点では、矩形波のフーリエ級数を用い
ると、リミッタ回路3の出力VLMT(t)は と表わせる。
次に、信号VLMT(t)を台形波発生器7により、立下
りと立上りに2△t区間傾きをもった台形波に変換す
る。さらに、リミッタ回路8を通過させることにより、
台形波を矩形波に変換する。その矩形波は信号V
LMT(t)より△T遅れているから、 で表わせる。
リミッタ回路3の出力とリミッタ回路8の出力を掛け
合わすと、h点の波形となる。
三角関数の公式、 より、(10)式は、 cos[(2k−1)θ(t) −(2l−1)θ(t−△t)] ……(12) と cos[(2k−1)θ(t) +(2l−1)θ(t−△t)] ……(13) との級数となる。
ここで、ローパスフィルタ6で原信号の周波数帯域を
抽出する。つまり、k=lの(12)式の成分のみの級数
和となる。したがって、i点の波形は ここで、f(x)=|x|なる三角波のフーリエ級数展
開は である。xに[θ(t)−θ(t−△t)]を代入す
る。
だから、 つまり、 Vout(t)∝△tm(t) ……(20) となり、FM復調でき、原信号m(t)を得る。
ここで、Voutは遅れ時間△tに比例しているから、△
tを一定にすることがFM復調特性の直線性をよくするこ
とになる。これには、遅延回路の周波数特性が一定であ
ることが条件となるが、台形波発生器を用いれば容易に
実現できる。
次に、本発明の具体例を第2図に示す。第2図におい
て、信号源はVSGであり、トランジスタQ1〜Q6、抵抗R1
〜R4、電流源I1〜I3、電圧源V1、コンデンサC1はリミッ
タ回路3を構成しており、トランジスタQ7〜Q12、電流
源I4〜I6、電圧源V2、コンデンサC2,C3は台形波発生器
7を構成しており、トランジスタQ13〜Q16、抵抗R5,R
6、電流源I7〜I9はリミッタ回路8を構成しており、ト
ランジスタQ17〜Q23、抵抗R7、電流源I10,I11は掛算器
5を構成しており、抵抗R8、コンデンサC4はローパスフ
ィルタ6を構成している。
台形波による遅れ時間△tを求める。
まず、 I5=I6=I4/2=I ……(21) C2=C3=CTPZ ……(22) トランジスタQ9〜Q12のVBEが等しいとすると、 である。Q9,Q12のトランジスタにより、2VBEの振幅制限
がかかるから、台形波の傾斜をもつ時間tTPZは、 で得られる。リミッタ回路8によって、ゼロクロス点で
変化する矩形波に変形されるから、 となる。したがって、VBE,CTPZ,Iは周波数によらないの
で、△tは一定となる。
である。したがって、復調の限界周波数fLMTは、 である。よって、I/CTPZを充分大きく設定すれば、限界
周波数fLMTを高くでき、広帯域のFM復調特性を実現でき
る。
実際の設計において、 fLMT=15.0MHz VBE =0.75V I =450μA と設定すると、 となり、ICの酸化膜容量等が実現できるオーダーとな
る。したがって、従来例のコイルを用いた場合よりも、
IC化に適しており、安価なFM復調器が可能となる。
発明の効果 本発明によれば、第1の矩形波を増幅する第2の差動
増幅回路、それの出力信号を積分する第1,第2の容量負
荷、その出力振幅を制限する第1,第2のダイオードリミ
ッタ等によって台形波信号を発生させ、第3の差動増幅
回路で遅延した第2の矩形波を発生させ、第1の矩形波
と第2の矩形波とを掛算処理するため、掛算器の出力に
高次の高調波成分を含んだ出力信号が得られ、復調特性
が広帯域で直線性のよいIC設計に適したFM復調器を実現
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のFM復調器の構成図、第2図は本発明の
一実施例におけるFM復調器の回路図、第3図は各点にお
ける信号波形図、第4図は従来のFM復調器の構成図、第
5図は従来のFM復調器の回路図である。 1……信号入力端子、2……信号出力端子、3,8……リ
ミッタ回路、5……掛算器、6……ローパスフィルタ、
7……台形波発生器。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】出力ダイナミックレンジで出力振幅を制限
    して、入力されるFM変調信号を矩形波に変換する第1の
    差動増幅回路と、 夫々のコレクタに電流源負荷を有した第1,第2のトラン
    ジスタのエミッタを共通接続して成り、前記第1の差動
    増幅回路の矩形波出力に応答した出力電流を出力する第
    2の差動増幅回路と、 前記第1のトランジスタのコレクタ出力と接地間に接続
    された第1の容量負荷と、 前記第2のトランジスタのコレクタ出力と接地間に接続
    された第2の容量負荷と、 前記第1,第2のトランジスタのコレクタ出力に接続さ
    れ、それらのコレクタ出力の振幅を制限する第1ならび
    に第2のダイオードリミッタと、 前記第1,第2のトランジスタのコレクタ出力を増幅し、
    出力ダイナミックレンジで出力振幅を制限して第2の矩
    形波を出力する第3の差動増幅回路と、 前記第1の差動増幅回路から出力する第1の矩形波と、
    前記第3の差動増幅回路から出力する第2の矩形波とを
    掛算する掛算器と、 前記掛算器の出力信号から前記FM変調信号の原信号を抽
    出するローパスフィルタとを備えたFM復調器。
JP63326625A 1988-12-23 1988-12-23 Fm復調器 Expired - Lifetime JP2754636B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63326625A JP2754636B2 (ja) 1988-12-23 1988-12-23 Fm復調器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63326625A JP2754636B2 (ja) 1988-12-23 1988-12-23 Fm復調器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02171007A JPH02171007A (ja) 1990-07-02
JP2754636B2 true JP2754636B2 (ja) 1998-05-20

Family

ID=18189888

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63326625A Expired - Lifetime JP2754636B2 (ja) 1988-12-23 1988-12-23 Fm復調器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2754636B2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55130206A (en) * 1979-03-30 1980-10-08 Hitachi Ltd Waveform conversion circuit and fm modulator using circuit thereof
JPS6070804A (ja) * 1983-09-28 1985-04-22 Hitachi Ltd Fm復調回路

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02171007A (ja) 1990-07-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5966297A (en) Large bandwidth analog isolation circuit
US6043943A (en) Asymmetry correction for a read head
JPH01500868A (ja) 直角信号発生器
JPS5986322A (ja) 減衰器補償装置
US5703509A (en) Frequency multiplier circuit
EP0522425B1 (en) Signal generating device
JP2754636B2 (ja) Fm復調器
WO1990006019A1 (en) Programmable triangle wave generator
JPS6159002B2 (ja)
JPS5947486B2 (ja) パルス幅変調増巾回路
JP3072003B2 (ja) アクティブバンドパスフィルタ
US4395642A (en) Sine-shaping circuit
JP3072002B2 (ja) アクティブバンドパスフィルタ
JPH0576202B2 (ja)
US4035738A (en) Low noise amplifier
JP2674096B2 (ja) 乗算回路
US4471315A (en) Differential amplifier circuit
JPS6145633Y2 (ja)
JPH05886B2 (ja)
JPS6351604B2 (ja)
JPH0573087B2 (ja)
JPH0511526U (ja) 複合増幅回路
JPS602802B2 (ja) 振巾変調回路
JPS59158607A (ja) パルス幅変調増幅回路
JPS60198906A (ja) Fm復調回路