JP2754233B2 - 工作機械設備 - Google Patents

工作機械設備

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JP2754233B2
JP2754233B2 JP1088426A JP8842689A JP2754233B2 JP 2754233 B2 JP2754233 B2 JP 2754233B2 JP 1088426 A JP1088426 A JP 1088426A JP 8842689 A JP8842689 A JP 8842689A JP 2754233 B2 JP2754233 B2 JP 2754233B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (a).産業上の利用分野 本発明は、複数の工作機械、パレットに対してワーク
の着脱作業が行われるローディングステーション及びそ
れ等工作機械とローディングステーション間でパレット
に載置されたワークを搬送するワーク搬送手段からなる
工作機械設備に関する。
(b).従来の技術 従来、この種の工作機械設備において、ローディング
ステーションでパレットに装着された加工済ワークの取
外し作業を行う際には、加工済ワーク中の不良品を良品
と分類する必要がある。
(c).発明が解決しようとする問題点 しかし、加工済ワーク中の不良品を良品と分類する際
には、作業者に対しての不良品を良品と区別する指示が
不十分であると、不良品が良品に紛れ込む可能性があ
る。特に、多数個取りの場合など、一つのパレットに複
数のワークが装着されている場合には、多数の良品の中
に少数の不良品が含まれている形になるため、作業者が
不良品を見過ごす可能性が大きい。
本発明は、上記した事情に鑑み、作業者に対して不良
品を良品と区別する指示をするに好適な工作機械設備を
提供することを目的とする。
(d).問題点を解決するための手段 本発明は、ローディングステーション(10)に段取り
指示端末(11)を設け、前記段取り指示端末(11)に、
パレット(9)に設けられた各ワーク装着面(31)毎に
区分されたワーク検査結果情報(PIF)を出力するワー
ク検査結果情報出力手段(9a、26)を接続し、前記ワー
ク検査結果情報出力手段(9a、26)から段取り指示端末
(11)に出力された前記パレット(9)に関するワーク
検査結果情報(PIF)を前記ワーク装着面(31)毎に検
索し、加工済ワーク(33)中の不良品と良品と区別する
検索手段(12)を設け、前記検索手段(12)による検索
結果をワーク装着面(31)毎に表示する表示手段(13)
を設けて構成される。
また、本発明は、ローディングステーション(10)に
段取り指示端末(11)を設け、前記段取り指示端末(1
1)に、パレット(9)に設けられた各ワーク装着面(3
1)毎に区分されたワーク検査結果情報(PIF)を出力す
るワーク検査結果情報出力手段(9a、26)を接続し、ワ
ーク装着位置指令図(WPF)を格納するワーク装着位置
指令図メモリ(17)を設け、前記ワーク検査結果情報出
力手段(9a、26)から段取り指示端末(11)に出力され
た前記パレット(9)に関するワーク検査結果情報(PI
F)に基づいて、ワーク装着位置指令図(WPF)から各装
置位置の加工済ワーク(33)中の不良品と良品と区別し
て示すワーク検査結果情報指令図(WTF)をワーク装着
面(31)毎に作成するワーク検査結果情報指令図作成手
段(12)を設け、作成されたワーク検査結果情報指令図
(WTF)を表示する表示手段(13)を設けるように構成
される。
なお、括弧内の番号等は、図面における対応する要素
を示す、便宜的なものであり、従って、本記述は図面上
の記載に限定拘束されるものではない。以下の
「(e).作用」の欄についても同様である。
(e).作用 一つのワーク装着面(31)に装着された複数の加工済
ワーク(33)中の不良品が、良品と異なった形で表示手
段(13)に表示されるように作用する。
(f).実施例 以下、図面に基づき、本発明の実施例を説明する。
第1図は、本発明による工作機械設備の一実施例を示
す斜視図、 第2図は、ローディングステーションの一例を示すブ
ロック図、 第3図は、ホストコンピュータの一例を示すブロック
図、 第4図は、工作機械における制御装置の一例を示すブ
ロック図、 第5図は、ワーク装着情報の一例を示す模式図、 第6図は、ワーク管理テーブルの一例を示す模式図、 第7図は、端末制御プログラムの一例を示すフローチ
ャート、 第8図は、ワーク装着位置指令図の画像データの一例
を示す模式図、 第9図は、ワーク装着位置指令図の装着位置番号対応
表の一例を示す模式図、 第10図は、第5図に示すワーク装着情報の表示態様の
一例を示す図、 第11図は、パレット情報の一例を示す模式図、 第12図は、スキップ情報の一例を示す模式図、 第13図は、ワークの検査結果を付加したパレット情報
の一例を示す模式図、 第14図は、第13図に示すパレット情報の表示態様の一
例を示す図、 第15図は、スキップ制御プログラムの一例を示すフロ
ーチャート、 第16図は、加工プログラムの一例を示すフローチャー
トである。
工作機械設備1は、第1図に示すように、複数のワー
クストッカ2により形成された多段ストッカ3を複数個
有しており、それ等多段ストッカ3は、マシニングセン
タ等の工作機械5間に適宜配列設置されている。各多段
ストッカ3は、同一寸法で同一配列及び個数のワークス
トッカ2から構成されているモジュール構成であり、従
って、多段ストッカ3の増設等はモジュール毎にモジュ
ール単位で行われる。
多段ストッカ3と工作機械5の間には、両者及び多段
ストッカ3間を連絡する形で、搬送路34を構成するガイ
ドライン7が形成されており、ガイドライン7上には搬
送リフト6が矢印A、B方向に移動自在に設けられてい
る。搬送リフト6には支柱6bが設けられており、支柱6b
にはテーブル6aが上下方向、即ち矢印C、D方向に昇降
自在に設けられている。テーブル6aは、ワークストッカ
2とテーブル6a間、テーブル6aと工作機械5間でワーク
の搭載されるパレット9をやりとりし、かつパレット9
の搬送リフト6による搬送中には、パレット9を確実に
保持する役目をする。
複数の多段ストッカ3のうち、1個の多段ストッカ3
には、第1図に示すように、ワークのローディングステ
ーション10が設置されており、ローディングステーショ
ン10では未加工ワークのパレット9上への装着及び未加
工ワークの装着されたパレット9の各ワークストッカ2
への格納、更には加工済みワークの各ストッカ2からの
回収を行う。
ローディングステーション10には、第1図に示すよう
に、作業台23が設けられており、該作業台23には、第2
図に示すように、パレット搭載テーブル23aが、中心軸C
Lを中心に矢印E、F方向に回転自在に設けられてい
る。そして、パレット搭載テーブル23aの側面23bには、
それぞれ異なったワーク装着面識別信号を出力し得る4
個のワーク装着面指示部32が、中心軸CLに対して90゜の
等角度間隔に設けられている。また、作業台23には、パ
レット情報読み書きヘッド20a及びワーク装着面識別信
号検出センサ21aが、前記パレット搭載テーブル23aに近
接した位置に設けられている。また、ローディングステ
ーション10には、第1図に示すように、段取り指示端末
11が設けられている。前記段取り指示端末11は、第2図
に示すように、主制御部12を有しており、主制御部12に
はバス線22を介して、ディスプレイ13、キーボード、マ
ウス、タッチスイッチ等の入力部15、ワーク装着情報メ
モリ16、ワーク装着位置指令図メモリ17、システムプロ
グラムメモリ18、パレット情報メモリ19、パレット情報
入出力制御部20、ワーク装着面識別部21等が接続してお
り、パレット情報入出力制御部20には前記パレット情報
読み書きヘッド20aが接続し、ワーク装着面識別部21に
は前記ワーク装着面識別信号検出センサ21aが接続して
いる。更に主制御部12には、通信回線25を介してホスト
コンピュータ26が接続している。
ホストコンピュータ26は、第3図に示すように、加工
管理部27を有しており、加工管理部27には、バス線53を
介して、加工プログラムメモリ28、加工スケジュールメ
モリ29、パレット管理メモリ50、ストッカメモリ51、リ
フト制御部52等が接続している。そして、リフト制御部
52には、搬送リフト6が接続している。
一方、工作機械5には、第1図に示すように、加工テ
ーブル5aが矢印G、H方向に回転自在に設けられてお
り、また、パレット交換装置5b、5cが前記加工テーブル
5aに対してパレット9を供給自在なる形に設けられてい
る。そして、前記パレット交換装置5bに近接した位置に
は、パレット情報読取りヘッド41aが設けられ、前記パ
レット交換装置5cに近接した位置には、パレット情報書
込みヘッド41bが設けられている。また、前記加工テー
ブル5aに近接した位置には、主軸5dが回転駆動自在に設
けられており、該主軸5dには工具が着脱自在に装着され
ている。
また、前記工作機械5は、第4図に示すように、主制
御部36を有しており、該主制御部36には、バス線35を介
して、加工プログラムメモリ37、スキップ情報メモリ3
9、パレット情報メモリ40、パレット情報入出力制御部4
1、加工テーブル制御部43、加工制御部45、システムプ
ログラムメモリ46等が接続しており、更に主制御部36に
は、通信回線24を介してホストコンピュータ26が接続し
ている。そして、パレット情報入出力制御部41には、前
記パレット情報読取りヘッド41a及びパレット情報書込
みヘッド41bが接続している。また、加工テーブル制御
部43には、前記加工テーブル5aが接続している。
また、前記パレット9には、第2図に示すように、4
つのワーク装着面31A、31B、31C、31D(以下、各ワーク
装着面を区別する場合にのみ“31A"、“31B"、“31C"、
“31D"の記号を使用し、各ワーク装着面を区別しない場
合には単に“31"と表示する。)が形成された四角柱形
の治具台30が装着されている。そして、各ワーク装着面
31には複数のワーク33を装着することができる。また、
パレット9には、パレット情報格納素子9aが設けられて
いる。
工作機械設備1は、以上のような構成を有するので、
工作機械設備1によりワークの加工を連続的に行うに
は、ホストコンピュータ26の加工管理部27は、加工スケ
ジュールメモリ29内に格納された加工スケジュールMSC
から加工すべきワークに対応するワーク番号WNO(“123
4")を読み取る。即ち、加工スケジュールMSCには、ワ
ーク番号WNOが工作機械5によって加工が行われるべき
ワークの順序に並んで格納されているので、加工管理部
27は加工スケジュールMSCの先頭から順にワーク番号WNO
を読み取っていけばよい。次に、加工管理部27は、パレ
ット管理メモリ50に格納されたワーク装着情報ファイル
WSFを検索して、加工スケジュールMSCから読み取ったワ
ーク番号WNO“1234"に対応するワーク装着情報WSIを読
み出す。ワーク装着情報WSIには、第5図に示すよう
に、ワーク番号WNO(“1234")、前記ワーク番号WNO“1
234"に対応するワーク33が装着されるパレット9のパレ
ット番号PNO(“001")が格納されている。また、ワー
ク装着情報WSIには、前記パレット9に装着された治具
台30の各ワーク装着面31毎に整理された形で、当該ワー
ク装着面31に装着されたワークに対して行われる加工の
内容を示す工程番号PRC、ワークを装着すべき位置を示
す装着フラグSFLが格納されており、更に装着フラグSFL
は、各ワーク装着面31におけるワーク装着位置に対応し
た形で定義された装着位置番号SPN順に並んだ形で格納
されている。前記装着フラグSFLは、各ワーク装着面31
上のワーク33を装着すべき位置が符号“1"、ワーク33を
装着すべきでない位置が符号“0"で指示されている。加
工管理部27は、前記ワーク装着情報WSIからパレット番
号PNO“001"を読み込む。そして、ワークストッカメモ
リ51に格納されたワーク管理テーブルTABLを検索してパ
レット番号PNO“001"のパレット9が格納されているワ
ークストッカ2のストッカ番号SNOを確認する。即ち、
ワークストッカメモリ51には、第6図に示すように、多
段ストッカ3の各モジュール毎にワーク管理テーブルTA
BLが格納されており、各ワーク管理テーブルTABLには、
対応する多段ストッカ3のモジュール番号MNO、各ワー
クストッカ2のストッカ番号SNO(第6図に示す例にお
いては、多段ストッカ3は水平方向に連結された5個の
ワークストッカ2が上下方向に3段積み重ねられた、合
計15個のワークストッカ2からなる。)、各ワークスト
ッカ2に格納されるパレットのパレット番号PNO、前記
パレットに装着されたワークのワーク番号WNO、ワーク
名称NAME、加工プログラム番号PRN、加工に要する時間
(スケジュールタイム)MT等が格納されている。また、
ワーク管理テーブルTABLにおいてパレット番号PNOが格
納されていない場合には、当該ワークストッカ2にはパ
レットが格納されていない旨を示し、また、ワーク管理
テーブルTABLにおいてパレット番号PNOのみが格納され
ワーク番号WNOが格納されていない場合には、当該ワー
クストッカ2にはワークの装着されていないパレットが
格納されている旨を示す。また、ワーク管理テーブルTA
BLにおいてワーク番号WNOの部分がハッチングされてい
る場合は、当該ワークは加工済である旨を示し、ハッチ
ングされていない場合には、当該ワークは未加工である
旨を示す。そして、加工管理部27は、ワーク管理テーブ
ルTABLによって、パレット番号PNO“001"のパレット9
が格納されているワークストッカ2のモジュール番号MN
O“2"及びストッカ番号SNO“14"を確認すると、リフト
制御部52によって搬送リフト6を駆動制御し、モジュー
ル番号MNO“2"及びストッカ番号SNO“14"のワークスト
ッカ2へ移動させ、該ワークストッカ2に格納されたパ
レット9を取り出し、ローディングステーション10に搬
送させる。また、加工管理部27は、ローディングステー
ション10の段取り指示端末11に対して、通信回線25を介
してワークの取付け指令WACを出力すると共に、ワーク
装着情報WSIを出力する。そして、段取り指示端末11の
主制御部12はシステムプログラムメモリ18から端末制御
プログラムTCPを読み出し、該端末制御プログラムTCPに
基づいて、ワーク装着情報WSIから後述のワーク装着情
報指令図WSFを作成してディスプレイ13に表示する。
即ち、第7図に示すように、端末制御プログラムTCP
は、ステップST1で、ホストコンピュータ26から第5図
に示すワーク装着情報WSIを受け取り、ワーク装着情報
メモリ16に格納する。次に、パレット9がローディング
ステーション10に搬送され、パレット搭載テーブル23a
上に設置されると、作業者はパレット搭載テーブル23a
を第2図矢印E、F方向に適宜回転させ、パレット9に
設けられたパレット情報格納素子9aを作業台23に設けら
れたパレット情報読み書きヘッド20aに対向させる。な
お、この際に、治具台30に設けられたワーク装着面31A
がワーク装着面検出センサ21a側に向いた形となる。こ
の時、パレット搭載テーブル23aに設けられた4個のワ
ーク装着面指示部32の内、1個のワーク装着面指示部32
がワーク装着面検出センサ21aと対向するので、ワーク
装着面検出センサ21aに対向した当該ワーク装着面指示
部32をワーク装着面31Aを示すワーク装着面指示部32Aと
規定する。そして、残り3個のワーク装着面指示部32に
対しては、前記ワーク装着面指示部32Aから矢印E方向
に順に、ワーク装着面指示部32B、32C、32Dと規定し、
各ワーク装着面指示部32B、32C、32Dがそれぞれワーク
装着面31B、31C、32Dと対応するようにする。即ち、各
ワーク装着面指示部32A、32B、32C、32Dから出力される
異なったワーク装着面識別信号を、それぞれワーク装着
面31A、31B、31C、31Dを示すワーク装着面識別信号ID
A、IDB、IDC、IDDと規定する。以下、各ワーク装着面指
示部を区別する場合は“32A"、“32B"、“32C"、“32D"
の記号を使用し、各ワーク装着面を区別しない場合に
は、単に“32"と表示する。そして、第7図ステップST2
で、主制御部12は、パレット情報入出力制御部20、パレ
ット情報読み書きヘッド20aによって、パレット情報格
納素子9aに格納されたパレット番号PNO(“001")を読
み出し、前記ワーク装着情報WSIのパレット番号PNOと比
較する。そして、両パレット番号PNOが一致しない場合
は、ローディングステーション10に搬送されて来たパレ
ット9とホストコンピュータ26から転送されて来たワー
ク装着情報WSIに指示されたパレットが相違するものと
判定して、ステップST23に入り、作業者に対してアラー
ムを出す。また、両パレット番号PNOが一致した場合は
ステップST3に入る。ステップST3では、主制御部12はホ
ストコンピュータ26の加工管理部27から指令された作業
内容を判断し、指令がワークの取付け指令WACである場
合はステップST4に入る。そして、作業者はパレット搭
載テーブル23aを第2図矢印E、F方向に適宜回転さ
せ、治具台30に設けられたワーク装着面31A、31B、31
C、31Dの内、これからワーク33の装着作業を行う任意の
ワーク装着面31を所定の作業方向、即ち、作業面側に向
ける。すると、該ワーク装着面31に対応するワーク装着
面指示部32が作業台23上のワーク装着面識別信号検出セ
ンサ21aと対向する。なお、前述のようにパレット情報
格納素子9aをパレット情報読み取りヘッド20aに対向さ
せると、同時にワーク装着面31Aに対応するワーク装着
面指示部32Aがワーク装着面識別信号検出センサ21aに対
向し、ワーク装着面31Aがワークの装着作業を行う装着
面として設定された状態(即ち、装着面31Aが作業面側
に向く)となるので、必ずしもパレット搭載テーブル23
aを回転させる必要はない。そして、ワーク装着面指示
部32Aが、ワーク装着面識別信号検出センサ21aに対向し
た状態となると、主制御部12は、ワーク装着面識別部2
1、ワーク装着面識別信号検出センサ21aによって、ワー
ク装着面指示部32Aからワーク装着面識別信号IDAを受
け、ワーク装着面31Aを識別する。ワーク装着面指示部3
2Aには、該ワーク装着面指示部32Aに対応するワーク装
着面31Aを表示するワーク装着面識別信号IDAが電子的、
磁気的、その他の手段により格納されているので、ワー
ク装着面識別信号検出センサ21aを介したワーク装着面3
1Aの識別は、該ワーク装着面識別信号IDAを読み取るこ
とにより容易に行うことができる。そして、第7図ステ
ップST5で、主制御部12は、ワーク装着情報メモリ16に
格納されたワーク装着情報WSI中を検索し、ワーク装着
面31Aに装着すべきワーク33Aのワーク番号WNO“1234"を
読み出し、更に、ワーク装着面31Aに対応する工程番号P
RC−A“3"(“−A"は、ワーク装着面31Aに対応するも
のの意である。以下同様。)及び装着フラグSFL−Aを
読み出す。次に、第7図ステップST6において、主制御
部12は、ワーク装着位置指令図メモリ17に格納されたワ
ーク装着位置指令図ファイルWFFを検索し、第5図に示
すワーク装着情報WSIで指示された、パレット番号PNOが
“001"のパレット9のワーク装着面31が第1装着面31A
に関するワーク装着位置指令図WPFを読み出す。ワーク
装着位置指令図WPFは、ワーク装着位置指令図メモリ17
内にパレット番号PNO及び当該パレット番号PNOに対応す
るパレット中のワーク装着面31の識別記号IDP(本実施
例の場合、4つのワーク装着面を識別する識別記号とし
て“A"、“B"、“C"、“D"が用いられている。)と共に
格納されているので、ワーク装着情報WSIによりパレッ
ト番号PNO及び当該パレット内におけるワーク装着面の
識別記号IDPが判明すれば対応するワーク装着位置指令
図WPFは直ちに読み出すことが出来る。なお、ワーク装
着位置指令図WPFは、画像データGDTと装着位置番号対応
表SNTから構成されている。第8図に示す画像データGDT
は、治具台30のワーク装着面31A上へ、ワーク番号WNO
“1234"、工程番号PRC−A“3"のワーク33Aを装着する
際の装着位置を、パレット番号PNO及びワーク装着面31
の識別記号IDPと共に示している。そして、第9図に示
すデータ番号対応表DNTは、前記画像データGDT上におけ
るワーク33の装着可能な位置の座標(X,Y)が、装着位
置番号SPN順に並んで格納されている。そして、第7図
ステップST7で、主制御部12は、まず、前記画像データG
DTをディスプレイ13上に、第10図に示すように、対応す
る装着位置番号SPN及びパレット番号PNO、ワーク番号WN
O、装着面の識別記号IDP、工程番号PRC−A等と共に表
示する。次に、主制御部12は、ワーク装着情報WSI−A
に基づいてワーク装着情報指令図WSF−Aを作成する。
即ち、ディスプレイ13上に線図の形で表示されている画
像データGDTの6個のワーク装着位置の内、ワーク装着
情報WSIの装着フラグSFL−Aにおいて符号“1"が与えら
れた装着位置番号SPNが1、2、3、4に対応する位置
を、装着位置番号対応表SNTに基づいて判断し、その位
置に色彩を施して表示する。従って、ワーク装着情報指
令図WSF−Aは、第10図において斜線で示すように、ワ
ーク装着情報WSIにおいて指示された装着面31Aにおける
ワーク33Aを装着すべき装着位置番号SPNが1、2、3、
4に対応した位置、即ち、座標(PX1、PY1)、(PX2、P
Y2)、(PX3、PY3)、(PX4、PY4)に対応した画像領域
のみが着色され、ワーク33Aの装着位置が認識しやすい
形で表示される。そして、作業者は第10図のディスプレ
イ13のワーク装着情報指令図WSF−Aを見ながら、ワー
ク装着面31A上の所定の位置にワーク33Aを取付けてゆく
が、装着位置が着色して表示されるのでワーク33Aの装
着位置を誤認するようなことはない。また、前記ディス
プレイ13には、ワーク装着面31Aに対応するワーク装着
情報WSI−Aのみがワーク装着情報指令図WSF−Aとして
表示されるので、別のワーク装着面に関するワーク装着
情報と取り違えるようなことはない。こうして、ワーク
装着面31Aにワーク33Aを装着してゆくが、使用すべき治
具が破損している等の何等かの理由でワーク33Aが装着
できない場合がある。例えば、まず、装着位置番号SPN
が1の座標(PX1、PY1)の装着位置にワーク33A1の装着
が完了し(尚、ワーク33Aの装着順序は任意でよいこと
は勿論である。)、装着位置番号SPNが2の座標(PX2
PY2)の装着位置にワーク33A2を装着する際に当該ワー
ク33A2が装着できないことが分った場合には、作業者
は、ワーク33A2を装着せずに、装着位置番号SPNが3の
座標(PX3、PY3)の装着位置へのワーク33A3の装着作業
に係り、ワーク33A3を所定の位置に装着し、次に装着位
置番号SPNが4の座標(PX4、PY4)の装着位置にワーク3
3A4を装着する。こうして、ワーク装着面31Aに、装着位
置番号SPNが2の座標(PX2、PY2)の装着位置のワーク3
3A2を除く全ての装着すべき位置にワーク33Aの装着が完
了すると、作業者が、第2図に示す入力部15を操作する
ことによって、第7図ステップST8、ステップST9におい
て、第5図に示すワーク装着情報WSI中の装着フラグSFL
−Aにおいて装着されなかったワーク33A2の位置に対応
する符号、即ち、装着位置番号SPNが2の符号を“1"か
ら“0"に改訂する。この際に、作業者は、入力部15とし
てタッチスイッチを使用してディスプレイ13上のワーク
33A2の位置に直接触れるか、又は、マウス等を使用して
ディスプレイ13上にカーソル等を表示させ、該カーソル
等をワーク33A2の位置に移動させてマウス等に設けられ
たスイッチを押すことにより訂正信号AS1を出力し、ワ
ーク33A2の位置に施された色を消去するような形で入力
するため、入力は短時間で簡単に行え、入力ミスが発生
することを防ぐことができる。そして、第7図ステップ
ST10において、主制御部12は、ワーク装着情報WSI中か
ら改訂された装着フラグSFL−Aを抜き出して、ワーク
装着面31Aに対応するパレット情報PIF−Aを作成する。
パレット情報PIF−Aは、装着フラグSFL−Aと同様に、
第11図に示すように、装着位置番号SPN順に並んだ形で
ワーク33Aの装着状況が符号“1"又は“0"で示されい
る。即ち、ワーク装着面31Aに装着されたワーク33A1、3
3A3、33A4の位置については装着位置番号SPNが1、3、
4において符号“1"で指示され、何等かの理由でワーク
33A2が装着されなかった位置及びワーク33Aの装着が本
来指示されていなかった位置、即ち、装着位置番号SPN
が2、5、6においては、符号“0"で示される。そし
て、作成されたパレット情報PIF−Aは、パレット情報
メモリ19に格納される。
次に、作業者はパレット搭載テーブル23aを第2図矢
印F又はE方向に90゜回転させ、ワーク装着面31B又は3
1Dをワークを装着する作業面側に向け、ワーク装着面指
示部32B又は32Dをワーク装着面識別信号検出センサ21a
に対向させると共に、入力部15によってパレット回転信
号S1を入力する。すると、主制御部12は、第7図ステッ
プST11において作業完了信号S2の入力がないので、ステ
ップST12に入り、パレット回転信号S1を受け、ステップ
ST4に入る。そして、ワーク装着面31Bが作業面側に向け
られ、該装着面に対応するワーク装着面指示部32Bが、
ワーク装着面識別信号検出センサ21aに対向した状態に
されると、主制御部12は、ワーク装着面識別信号検出セ
ンサ21aによってワーク装着面指示部32Bからワーク装着
面識別信号IDBを受け、該ワーク装着面31Bを識別する。
そして、主制御部12は、上述のワーク装着面31Aの場合
と同様に、ステップST5でワーク装着情報WSIを検索し、
ワーク番号WNO“1234"、パレット番号PNO“001"、工程
番号PRC−B“4"及び装着フラグSFL−Bを読み出して、
ステップST6でワーク装着位置指令図ファイルWFFを検索
し、パレット番号PNO“001"、ワーク装着面31が第2装
着面31Bに関するワーク装着位置指令図WPFを読み出し、
ステップST7で、ディスプレイ13上に図示する。そし
て、装着フラグSFL−Bに基づいてディスプレイ13上の
図のワークを装着すべき位置を着色してワーク装着情報
指令図WSF−Bを作成し、表示する。そして、作業者
は、ディスプレイ13のワーク装着情報指令図WSF−Bを
見ながらワーク装着情報指令図WSF−Bのワーク番号WNO
が“1234"で示された工程番号PRC−Bが“4"に対応する
ワーク33Bをワーク装着面31B上の所定の位置に装着し、
装着できないワークがあった場合には装着フラグSFL−
Bを改訂する入力を行う。そして、主制御部12は、ステ
ップST8、ステップST9で装着フラグSFL−Bを改訂し、
ステップST10で改訂された装着フラグSFL−Bに基づい
てパレット情報PIF−Bを作成し、パレット情報メモリ1
9に格納する。
そして、ワーク装着面31C、31Dについても、上述のワ
ーク装着面31A、31Bと同様にして、ワーク装着情報WSI
−C、WSI−Dに基づいてワーク装着情報指令図WSF−
C、WSF−Dを作成してディプレイ13に表示し、装着フ
ラグSFL−C、SFL−Dを改訂して、改訂された装着フラ
グSFL−C、SFL−Dに基づいてパレット情報PIF−C、P
IF−Dを作成して、パレット情報メモリ19に格納する。
こうして、全てのワーク装着面31A、31B、31C、31D
に、ワーク33A2等のワークを装着できない位置を除く全
ての装着すべき位置に、ワーク33の装着が完了すると、
作業者は、パレット搭載テーブル23aを第2図矢印E、
F方向に適宜回転させ、パレット9に設けられたパレッ
ト情報格納素子9aを、作業台23に設けられたパレット情
報読み書きヘッド20aに対向させる。そして、段取り指
示端末11の入力部15を操作して作業完了信号S2を入力す
る。そして、ステップST11において、主制御部12が作業
完了信号S2に受けるとステップST13に入り、主制御部12
は、パレット情報メモリ19に格納されている各ワーク装
着面31に対応したパレット情報PIF(PIF−A、PIF−
B、PIF−C及びPIF−D)を、パレット情報入出力制御
部20、パレット情報読み書きヘッド20aによって、パレ
ット9のパレット情報格納素子9aに書き込む。そして、
段取り指示端末11の主制御部12は、ホストコンピュータ
26に対して取付け終了信号S3を出力する。
そして、段取り指示端末11から取付け終了信号S3が出
力されると、第3図に示すホストコンピュータ26の加工
管理部27は、ストッカメモリ51に格納された第6図に示
すワーク管理テーブルTABLを検索して、パレットの格納
されていないワークストッカ2のストッカ番号SNOを確
認する。そして、モジュール番号MNO“2"及びストッカ
番号SNO“08"が確認されると、加工管理部27は、ワーク
管理テーブルTABLのモジュール番号MNO“2"及びストッ
カ番号SNO“08"の箇所に、ローディングステーション10
において段取りの完了したパレット9のパレット番号PN
O“001"、パレット9に装着されたワーク33のワーク番
号WNO“1234"等を書き込むと共に、リフト制御部52よっ
て搬送リフト6を駆動制御して、段取りの終了したパレ
ット9をモジュール番号MNO“2"及びストッカ番号SNO
“08"のワークストッカ2に収納する。そして、パレッ
ト9は、加工スケジュールMSCに基づいて加工を行うた
めに各工作機械5に搬送されるまで、前記ワークストッ
カ2に格納される。また、パレット9がローディングス
テーション10から搬出されると、ホストコンピュータ26
は加工スケジュールメモリ29内の9加工スケジュールMS
Cを参照して、新たなパレットをローディングステーシ
ョン10に搬入すると共に、段取り指示端末11に対して新
たなパレットに対応するワーク装着情報WSIを出力す
る。そして、上述の場合と同様にして、作業者が所定の
ワークを前記パレットの所定の位置に装着してゆく。
ワークストッカ2に格納されたパレット9に装着され
たワーク33は、ホストコンピュータ26の加工スケジュー
ルメモリ29内に格納された加工スケジュールMSCに従っ
て、工作機械5によって加工される。あるパレット9に
装着されたワーク33を工作機械5によって加工する際に
は、加工に先立って、ホストコンピュータ26の加工管理
部27は、加工プログラムメモリ28内に格納された当該ワ
ーク33の装着されたパレット9に対応する連結加工プロ
グラムPROを読み出し、該連結加工プログラムPROを通信
回線24を介して工作機械5に転送する。第4図に示す工
作機械5の主制御部36は、ホストコンピュータ26から受
け取った連結加工プログラムPROを加工プログラムメモ
リ37に格納する。前記連結加工プログラムPROは、第16
図に示すように、ワーク番号WNO“1234"のワーク33を工
作機械5によって加工する場合の全ての工程、即ち第1
工程から第5工程までの加工プログラム(PRO1〜PRO5
即ち、パレット9に装着されたワークの加工において使
用される可能性のある全ての加工プログラムが結合され
た形となっている。従って、連結加工プログラムPROは
パレット9に装着された特定のワーク及び特定の加工工
程に対応した専用の加工プログラムではないため、パレ
ット9に装着されたワークであれば全て当該連結加工プ
ログラムPROに基づいて加工を行うことができる。そし
て、ホストコンピュータ26の加工管理部27は、加工スケ
ジュールメモリ29内に格納された加工スケジュールMSC
においてパレット9に装着されたワーク33を加工する順
番がくると、リフト制御部52よって搬送リフト6を駆動
制御して、モジュール番号MNO“2"及びストッカ番号SNO
“08"の前記ワークストッカ2からパレット9を取り出
し、工作機械5に搬送する。また、工作機械5に対し
て、通信回線24を介してパレット9の治具台30の各ワー
ク装着面31A、31B、31C、31Dに装着させたワーク33A、3
3B、33C、33Dを加工する際の工程番号PRC−A“3"、PRC
−B“4"、PRC−C“4"、PRC−D“3"を装着面の識別記
号IDPと共に出力する。
そして、工作機械5にパレット9が搬送され、パレッ
ト交換装置5b上に、パレット情報格納素子9aがパレット
情報読取りヘッド41aに対向した形で設置されると、工
作機械5の主制御部36は、第4図のシステムプログラム
メモリ46に格納された第15図に示すスキップ制御プログ
ラムSCPを読み出し、該スキップ制御プログラムSCPに基
づいてワーク33の加工を行う。即ち、まず、第15図ステ
ップSP1において、第4図に示す主制御部36は、パレッ
ト情報入出力制御部41、パレット情報読取りヘッド41a
によって、パレット9のパレット情報格納素子9aに格納
されたパレット情報PIFを読み出し、パレット情報メモ
リ40に格納する。そして、主制御部36は、ステップSP2
で、パレット情報PIFに基づいて、ワーク装着面31毎に
整理された形のスキップ情報SIFを作成する。即ち、ワ
ーク装着面31Aに対応するスキップ情報SIF−Aを作成す
る際には、第11図に示すワーク装着面31Aに対応するパ
レット情報PIF−Aの装着フラグにおいて、符号“1"が
与えられた全ての装着位置番号SPNの符号をホストコン
ピュータ26から指示された、ワーク装着面31Aに装着さ
れたワーク33Aを加工する際の加工工程を示す工程番号P
RC−A“3"に改訂する。従って、作成されたワーク装着
面31Aに対応するスキップ情報SIF−Aは、第12図に示す
ように、実行工程番号IPNが装着位置番号SPN順に並んだ
形で格納され、ワーク33Aが装着された位置に対応する
装着位置番号SPNが1、3、4の実行工程番号IPNには、
ホストコンピュータ26から指示された工程番号PRC−A
“3"が与えられ、ワーク33Aが装着されていない位置に
対応する装着位置番号SPNが2、5、6の実行工程番号I
PNには、パレット情報PIF−Aの符号“0"がそのまま与
えられる。同様にして、スキップ情報SIF−B、SIF−
C、SIF−Dについては、パレット情報PIF−B、PIF−
C、PIF−Dにおいて符号“1"が与えられた全ての装着
位置番号SPNの実行工程番号IPNに、ホストコンピュータ
26から指示された工程番号PRC−B“4"、PRC−C“4"、
PRC−D“3"がそれぞれ与えられ、パレット情報PIF−
B、PIF−C、PIF−Dにおいて符号“0"が与えられた全
ての装着位置番号SPNの実行工程番号IPNに、符号“0"が
与えられる。そして、主制御部36は、作成されたスキッ
プ情報SIF(SIF−A、SIF−B、SIF−C及びSIF−D)
をスキップ情報メモリ39に格納する。そして、主制御部
36は、スキップ情報SIFの作成されたパレット9をパレ
ット交換装置5bから加工テーブル5aへ移動させ、パレッ
ト9上の治具台30のワーク装着面31Aが工具の装着され
た主軸5dと対向する形で、パレット9を加工テーブル5a
上に載置する。そして、パレット9に装着されたワーク
33は主軸5dによって加工される。なお、パレット9が加
工テーブル5aに移動すると、パレット交換装置5bには搬
送リフト6によって新たなパレットが搬送され、前記パ
レット9に装着されたワーク33の加工中に、次に加工の
行なわれるワークの装着された新たなパレットに関する
スキップ情報が作成される。そして、ステップSP3にお
いて、主制御部36は、スキップ情報メモリ39に格納され
たスキップ情報SIFを検索し、主軸5dと対向する所定の
加工位置に位置決めされたワーク装着面31Aに対応する
第12図に示すスキップ情報SIF−Aを読み出す。そし
て、ステップSP4において、ワーク装着面31Aに装着され
た各ワーク33Aについて、第16図に示す連結加工プログ
ラムPROに基づいて加工を行う。
連結加工プログラムPROにおいては、まず、ステップS
S1において、スキップ情報SIF−Aから装着位置番号SPN
が1、即ちワーク33A1の実行工程番号IPN“3"を読み出
す。そして、ステップSS2において、前記実行工程番号I
PNを判定し、実行工程番号IPNが“1"でない場合(この
場合、実行工程番号IPNは“3")は、ステップSS3の第1
工程加工プログラムPRO1の実行をスキップして、ステッ
プSS4に入る。そして、ステップSS4で実行工程番号IPN
を判定して、実行工程番号IPNが“2"でない場合は、ス
テップSS5の第2工程加工プログラムPRO2の実行をスキ
ップして、ステップSS6に入る。そして、ステップSS6で
実行工程番号IPNを判定して、実行工程番号IPNが“3"で
ある場合は(この場合、実行工程番号IPNは“3"なの
で)、ステップSS7に入り、主制御部36は、第3工程加
工プログラムPRO3に基づいて、加工制御部45によって工
具の装着された主軸5d等を駆動制御して、ワーク33A1
加工を行う。加工が終了するとステップSS8に入り、ス
テップSS8で実行工程番号IPNを判定して、実行工程番号
IPNが“4"でない場合は、ステップSS9の第4工程加工プ
ログラムPRO4の実行をスキップして、ステップSS10に入
る。そして、ステップSS10で実行工程番号IPNを判定し
て、実行工程番号IPNが“5"でない場合は、ステップSS1
1の第5工程加工プログラムPRO5の実行をスキップし
て、第15図のスキップ制御プログラムSCPに戻り、ステ
ップSP5に入る。これにより、連結加工プログラムPROの
内、実行工程番号IPNで指示された工程番号PRC、例えば
工程番号PRC−A“3"についてのみ、実際の加工が装着
フラグが“1"の装着位置番号SPNのワーク33に対して行
われることになる。ステップSP5においては、ワーク装
着面31Aの全てのワーク装着位置のワーク33Aの加工が終
了したか、即ちスキップ情報SIF−Aの装着位置番号SPN
が1から6に対応するワークについての加工プログラム
PROの実行が終了したかを判定し、終了していない場合
は、ステップSP4に入り、スキップ情報SIF−Aの次の装
着位置番号SPNが2について、第16図に示す連結加工プ
ログラムPROを実行する。
まず、ステップSS1において、スキップ情報SIF−Aか
ら装着位置番号SPNが2の実行工程番号IPN“0"を読み込
む。この装着位置番号SPNの2は、ローディングステー
ション10における段取り作業の際に装着できなかったワ
ーク33A2に対応するものであり、装着位置番号SPNが2
に対応するワーク装着面31A上の位置には、実際は何も
装着されていない。従って、ステップSS2において、実
行工程番号IPNが“1"でないので、ステップSS3の第1工
程加工プログラムPRO1の実行がスキップされ、ステップ
SS4で実行工程番号IPNが“2"でないので、ステップSS5
の第2工程加工プログラムPRO2の実行がスキップされ、
ステップSS6で実行工程番号IPNが“3"でないので、ステ
ップSS7の第3工程加工プログラムPRO3の実行がスキッ
プされ、ステップSS8で実行工程番号IPNが“4"でないの
で、ステップSS9の第4工程加工プログラムPRO4の実行
がスキップされ、更に、ステップSS10で実行工程番号IP
Nが“5"でないのでステップSS11の第5工程加工プログ
ラムPRO5の実行がスキップされ、主軸5d等は全く作動し
ないまま第15図のスキップ制御プログラムSCPに戻る。
従って、ワーク33A2が装着されていないにもかかわらず
主軸5d等が作動するエアカットが生じることが防止で
き、エアカットによって加工時間が長くなることがな
い。同様にして、スキップ制御情報SIF−Aの全ての装
着位置番号SPN(1〜6)について加工プログラムPROを
実行して、ワーク装着面33Aに装着されたワーク33A1、3
3A3、33A4について工程番号PRC−A“3"、即ち第3工程
の加工が終了すると、第15図のスキップ制御プログラム
SCPのステップSP6に入る。ステップSP6においては、全
てのワーク装着面31についての加工が終了したかを判定
し、終了していない場合はステップSP7に入り、主制御
部36は、加工テーブル制御部43によって加工テーブル5a
を第1図矢印H方向に90゜回転させ、次に加工すべきワ
ーク33Bの装着されている治具台30のワーク装着面31Bを
主軸5dに対向させる。次に、ステップSP3で、主制御部3
6は、スキップ情報メモリ39に格納されたスキップ情報S
IFを検索し、所定の加工位置に位置決めされたワーク装
着面31Bに対応するスキップ情報SIF−Bを読み出し、ス
テップSP4において、前記スキップ情報SIF−Bに指示さ
れた実行工程番号IPNに従って、ワーク装着面31Bに装着
された各ワーク33Bについて、ワーク装着面31Aと同様に
して連結加工プログラムPROに基づいて所定の加工を行
う。
そして、ワーク装着面31C、31Dに装着されたワーク33
C、33Dついても同様にして、主制御部36は、加工テーブ
ル5aを矢印H方向に90゜ずつ回転させ、所定の加工位置
に位置決めされたワーク装着面31C、31Dに対応するスキ
ップ情報SIF−C、SIF−Dを読み出し、スキップ情報SI
F−C、SIF−Dに指示された実行工程番号IPNに基づい
て、加工プログラムPROによる加工を行う。以上によ
り、パレット9の各ワーク装着面31に実際に装着された
ワーク33に対してのみ、ワーク装着情報WSIに指示され
た工程内容の加工が行われることになる。
そして、全てのワーク装着面31につての所定の加工が
終了すると工作機械5に設けられた計測器等によって加
工の完了したワーク33の検査を行う。主制御部36は、計
測の終了したパレット9を加工テーブル5aからパレット
交換装置5cに移動させ、パレット情報格納素子9aがパレ
ット情報書込みヘッド41bと対向する形でパレット9を
パレット交換装置5c上に載置する。また、加工テーブル
5aには、パレット交換装置5bから新たなパレットが移動
して、当該パレットに装着されたワークに関する加工が
行なわれる。一方、パレット交換装置5cにパレット9が
載置されると、主制御部36は、ステップSP8において、
前記計測器等による前記ワーク33の検査結果(加工の完
了したワーク33の良品、不良品の別)をパレット情報PI
Fとして、パレット情報入出力制御部41、パレット情報
書込みヘッド41bによってパレット9のパレット情報格
納素子9aに書き込む。この際、検査結果は、ワーク装着
面31毎に整理され、装着位置番号SPN順に並べられて、
検査フラグとして元のパレット情報PIFに付け加えられ
る形でパレット情報格納素子9aに格納される。即ち、第
13図に示すように、治具台30のワーク装着面31Aに装着
された加工済ワーク33A1、33A3、33A4の検査の結果、例
えば装着位置番号SPNが“1"のワーク33A1が不良品と判
定され、装着位置番号SPNが“3"及び“4"のワーク33
A3、33A4が良品と判断されたとき、その検査フラグは、
不良品であるワーク33A1に対応する装着位置番号SPNが
1に対応する欄には符号“0"が与えられ、良品であるワ
ーク33A3、33A4に対応する装着位置番号SPNが3、4に
対応する欄については符号“1"が与えられる。また、ワ
ーク33Aの装着されていない位置に対応する装着位置番
号SPNが2、5、6には、検査フラグとして符号“0"が
与えられるので、元のパレット情報PIF−Aに付け加え
ると、新たなパレット情報PIF−Aでは、不良品である
ワーク33A1に対応する装着位置番号SPNが1の符号は、
“10"となり、良品であるワーク33A3、33A4に対応する
装着位置番号SPNが3、4の符号は、共に“11"となり、
ワーク33Aの装着されていない位置に対応する装着位置
番号SPNが2、5、6の符号は、全て“00"となる。同様
にして、ワーク装着面31B、31C、31Dに装着された加工
済ワーク33B、33C、33Dについても、検査の結果、良品
と判定された各ワーク33に対応する装着位置番号SPNの
パレット情報PIFの符号を“11"とし、不良品と判定され
た各ワーク33に対応する装着位置番号SPNのパレット情
報PIFの符号を“10"とし、ワーク33の装着されていない
各位置に対応する装着位置番号SPNのパレット情報PIFの
符号を“00"とする。
そして、全てのワーク33の検査が終了して、新たなパ
レット情報PIFがパレット情報格納素子9aに格納される
と、工作機械5の主制御部36はホストコンピュータ26に
加工終了信号MSを出力し、これを受けて、第3図に示す
ホストコンピュータ26の加工管理部27は、ワークストッ
カメモリ51内のワーク管理テーブルTABLを参照して、パ
レット9を工作機械5から、他のパレットが格納されて
いないワークストッカ2へ搬送リフト6によって搬送す
る。同時に、加工管理部27は、前記ワーク管理テーブル
TABLの当該ワークストッカ2に対応する箇所に、パレッ
ト9のパレット番号PNO“001"、ワーク番号WNO“1234"
等を書き込み、更に、ワーク番号WNOの部分に加工済を
表すハッチングを施す。
そして、ホストコンピュータ26の加工管理部27は、加
工スケジュールメモリ29内の加工スケジュールMSCを参
照して、前記パレット9を搬送リフト6によってワーク
ストッカ2からローディングステーション10に搬送す
る。そして、パレット9がローディングステーション10
に搬送されると、加工管理部27は、段取り指示端末11に
対して、通信回線25を介してワークの取外し指令WUCを
出力すると共に、ワーク装着情報WSIを出力する。そし
て、上述のワークの取付けの際と同様に、段取り指示端
末11の主制御部12は、システムプログラムメモリ18から
端末制御プログラムTCPを読み出し、該端末制御プログ
ラムTCPに基づいて、取外しの指示をディスプレイ13に
表示する。
即ち、第7図に示すように、端末制御プログラムTCP
は、ステップST1で、ホストコンピュータ26から第5図
に示すワーク装着情報WSIを受け取り、ワーク装着情報
メモリ16に格納する。次に、パレット9がローディング
ステーション10に搬送され、パレット搭載テーブル23a
上に設置されると、作業者はパレット搭載テーブル23a
を第2図矢印E、F方向に適宜回転させ、パレット9の
パレット情報格納素子9aを、作業台23上のパレット情報
読み書きヘッド20aと対向させる。なお、前述のワーク
の取付の場合と同様に、パレット情報格納素子9aをパレ
ット情報読み書きヘッド20aと対向させたときに、同時
にワーク装着面31Aがワーク装着面識別検出センサ21a側
に向いた形となるので、このときワーク装着面識別信号
検出センサ21aに対向したパレット搭載テーブル23aのワ
ーク装着面指示部32をワーク装着面31Aを示すワーク装
着面指示部32Aと規定し、同時にワーク装着面指示部32
B、32C、32Dを各々ワーク装着面31B、31C、31Dに対応す
る形で規定する。そして、第7図ステップST2で、主制
御部12は、パレット情報入出力制御部20、パレット情報
読み書きヘッド20aによって、パレット情報格納素子9a
に格納されたパレット番号PNO(“001")を読み出し、
前記ワーク装着情報WSIのパレット番号PNOと比較する。
そして、両パレット番号が一致するとステップST3に入
る。ステップST3では、主制御部12はホストコンピュー
タ26の加工管理部27から指令された作業内容を判断し、
指令がワークの取外し指令WUCである場合はステップST1
4に入る。そして、主制御部12は、パレット情報入出力
制御部20、パレット情報読み書きヘッド20aによって、
パレット9のパレット情報格納素子9aに格納されたパレ
ット情報PIFを読み込み、パレット情報メモリ19に格納
する。次に、ステップST15で、主制御部12は、ワーク装
着面識別部21、ワーク装着面識別信号検出センサ21aに
よって、ローディングステーション10の作業面側に位置
決めされたワーク装着面31Aに対応するワーク装着面指
示部32Aからワーク装着面識別信号IDAを受け、これから
ワーク33の取外し作業を行うワーク装着面31Aを識別す
る。次に、ステップST16で、主制御部12は、ワーク装着
情報メモリ16に格納されたワーク装着情報WSIを検索
し、ワーク装着面31Aに装着されたワーク33Aのワーク番
号WNO“1234"、パレット番号PNO“001"、工程番号PRC−
A“3"を読み出す。なお、ワークの取付けの場合と異な
り、取外しの場合は装着フラグSFLは読み出さない。次
に、ステップST17において、主制御部12は、ワーク装着
位置指令図メモリ17に格納されたワーク装着位置指令図
ファイルWFFを検索し、ワーク装着情報WSIで指示され
た、パレット番号PNO“001"、ワーク装着面31が第1装
着面31Aに関するワーク装着位置指令図WPFを読み出す。
該ワーク装着位置指令図WPFはワークの取付けの場合と
同一のものであり、第8図に示す画像データGDTと第9
図に示す装着位置番号対応表SNTから構成されている。
そして、主制御部12は前記画像データGDTをディスプレ
イ13上に、第14図に示すように、対応する装着位置番号
SPN及びパレット番号PNO、ワーク番号WNO、装着面の識
別記号IDP、工程番号PRC−A等と共に表示する。そし
て、ステップST18で、主制御部12は、パレット情報メモ
リ19内に格納されたパレット情報PIFを検索し、識別さ
れたワーク装着面31Aに対応する第13図に示す検査フラ
グの付加されたパレット情報PIF−Aを読み出す。そし
て、ステップST19に入り、取り外すべきワーク33A1、33
A3、33A4についてのパレット情報PIF−Aの検査結果を
ワーク検査結果情報指令図WTF−Aとして、第14図に示
すように、ディスプレイ13に表示する。即ち、ステップ
ST19で、主制御部12は、ディスプレイ13上に線図の形で
表示されている画像データGDTの6個のワーク装着位置
の内、パレット情報PIF−Aにおいて符号“10"が与えら
れた装着位置番号SPNが1に対応する位置、従って、検
査の結果、加工不良と判断されたワークが装着された位
置を、装着位置番号対応表SNTに基づいて判断し、その
位置に加工不良ワークを表示する所定の色彩を施して表
示する。また、パレット情報PIF−Aにおいて符号“11"
が与えられた装着位置番号SPNが3、4に対応する位
置、従って、検査の結果、適正な状態で加工されたもの
と判断されたワークが装着された位置を、装着位置番号
対応表SNTに基づいて判断し、その位置に符号“10"とは
異なった適正ワークを表示する所定の色彩を施して表示
する。従って、ワーク検査結果情報指令図WTF−Aは、
第14図において示すように、符号“10"が附された不良
品であるワーク33A1が装着された座標(PX1、PY1)、即
ち、装着位置番号SPNが1に対応した位置が加工不良ワ
ークを表示する色に着色され、符号“11"が附された良
品であるワーク33A3、33A4が装着された座標(PX3、P
Y3)、(PX4、PY4)、即ち、装着位置番号SPNが3、4
に対応した位置が、座標(PX1、PY1)の位置の色とは異
なった適正ワークを表示する色に装着され、装着された
ワーク33の検査結果が認識しやすい形で表示される。
尚、ディスプレイ13に表示する際に、不良品と良品を判
別できればよいのでワーク33A1等の不良品と判定された
ワークのみを表示するようにしてもよい。
そして、作業者は、前記ディスプレイ13のワーク検査
結果情報指令図WTF−Aを見ながら、ローディングステ
ーション10の作業面側に位置決めされた状態のワーク装
着面31Aから加工済ワーク33A1、33A3、33A4を取外し、
不良品であるワーク33A1を、良品であるワーク33A3、33
A4と分類する。この際、良品と不良品とがディスプレイ
13上で異なった色で表示されるため、良品であるワーク
33A3、33A4と、不良品であるワーク33A1を容易に区別す
ることができる。また、前記ディスプレイ13には、ロー
ディングステーション10で作業面側に位置決めされたワ
ーク装着面31Aに対応するパレット情報PIF−Aのみがワ
ーク検査結果情報指令図WTF−Aとして表示されるの
で、別のワーク装着面に関するパレット情報PIFと取り
違えるようなことはない。
こうして、ワーク装着面31Aに装着された全てのワー
ク33Aの取外し、不良品の分類が完了すると、次に、作
業者はパレット搭載テーブル23aを第2図矢印F又はE
方向に回転させ、次にワーク33を取り外すべきワーク装
着面31B又は31Dをローディングステーション10の作業面
側に位置決めし、ワーク装着面指示部32B又は32Dをワー
ク装着面識別信号検出センサ21aに対向させると共に、
入力部15によってパレット回転信号S1を入力する。する
と、主制御部12は、第7図ステップST20において作業完
了信号S2の入力がないので、ステップST21に入り、パレ
ット回転信号S1を受け、ステップST15に入る。そして、
ワーク装着面31Bに対応するワーク装着面指示部32Bが、
ワーク装着面識別信号検出センサ21aに対向した状態に
されて、ワーク装着面31Bがローディングステーション1
0の作業面側に位置決めされると、ワーク装着面識別信
号検出センサ21aがワーク装着面指示部32Bからワーク装
着面識別信号IDBを読み取り、該ワーク装着面31Bを識別
する。そして、主制御部12は、上述のワーク装着面31A
の場合と同様に、ステップST16でワーク装着情報WSIを
検索し、ワーク番号WNO“1234"、パレット番号PNO“00
1"、工程番号PRC−B“4"を読み出して、ステップST17
でワーク装着位置指令図ファイルWFFを検索し、パレッ
ト番号PNO“001"、ワーク装着面31が第2装着面31Bに関
するワーク装着位置指令図WPFを読み出し、ディスプレ
イ13上に図示する。そして、ステップST18で、検査フラ
グの付加されたパレット情報PIF−Bを読み出し、ステ
ップST19で、パレット情報PIF−Bに基づいてディスプ
レイ13上にワーク33Bの良品と不良品を区別してワーク
装着位置指令図WPFを着色し、ワーク検査結果情報指令
図WTF−Bとして表示する。そして、作業者は、ディス
プレイ13のワーク検査結果情報指令図WTF−Bを見なが
ら、作業面側に位置決めされたワーク装着面31B上の加
工済ワーク33Bを取外し、不良品を良品と分類する。
そして、ワーク装着面31C、31Dについても、上述のワ
ーク装着面31A、31Bと同様にして、主制御部12は、パレ
ット情報PIF−C、PIF−Dに基づいてワーク検査結果情
報指令図WTF−C、WTF−Dを作成してディスプレイ13に
不良品を良品と区別して表示し、作業者によってワーク
33C、ワーク33Dが取り外され、不良品があれば、良品と
分類される。
こうして、全てのワーク装着面31A、31B、31C、31Dに
装着された加工済ワーク33の取外し、不良品の良品との
分類が終了すると、作業者は、段取り指示端末11の入力
部15を操作して作業完了信号S2を入力する。作業完了信
号S2を受けると主制御部12はホストコンピュータ26に作
業完了信号S2を転送し、ホストコンピュータ26の加工管
理部27は当該パレット9に関する全てのワーク33の取外
し作業が完了したことを認識する。次いで、加工管理部
27は加工スケジュールメモリ29を検索し、以後の工作機
械設備1において、パレット9に装着されるワーク番号
がWNOが“1234"に関する加工が有るか否かを判定する。
その結果、以後の加工においてもワーク番号WNOが“123
4"の加工がないものと判定された場合には、段取り指示
端末11に対して作業終了信号WFSを出力すると共に、リ
フト制御部52に対してローディングステーション10でワ
ーク33の取外しが完了したパレット9を多段ストッカ3
の適宜なワークストッカ2に収納するように指令する。
また、段取り指示端末11は、端末制御プログラムTCPの
ステップST22に入り、ホストコンピュータ26側から作業
終了信号WFSが出力されてきた場合には、当該パレット
9に対する段取り作業は終了したものとして当該端末制
御プログラムTCPの実行を終了する。
また、ホストコンピュータ26側で加工スケジュールメ
モリ29を検索した結果、ワーク番号WNOが“1234"の加工
が更に指示されていた場合には、段取り指示端末11に対
してワーク取付け指令WACを出力する。すると、段取り
指示端末11は、端末制御プログラムTCPのステップST22
からステップST3に入り、前述のワーク33の取付けと同
様にして、取外しの終了した治具台30に、再び、ワーク
番号WNOが“1234"の未加工ワーク33の取付けを行う。
尚、上述の実施例においては、治具台30の各ワーク装
着面31に、同一のワーク番号WNO“1234"のワーク33を装
着したが、ワーク装着面31毎に、異なったワーク番号WN
Oのワークを装着することもできる。この場合には、第
5図に示すワーク装着情報WSIにおいて、ワーク番号WNO
についても、工程番号PRC、装着フラグSFLと同様にワー
ク装着面31毎に整理した形で格納する。また、1つのワ
ーク装着面31に数種のワークを取付けてよいことは勿論
である。この場合には、ワーク検査結果情報指令図WTF
において良品と不良品を異なった色で区別したように、
ワーク装着情報指令図WSF又はワーク検査結果情報指令
図WTFにおいて、ワークの種類毎に表示方法を異にして
判別しやすいようにすればよい。また、パレット情報PI
Fに、装着フラグだけでなく工程番号を格納して、工作
機械5において、スキップ情報SIFを作成せずに、直
接、パレット情報PIFに基づいて加工プログラムPROを実
行するようにしてもよいことは勿論である。また、ワー
ク検査結果情報をパレット情報PIFとして、パレット9
に設けられたパレット情報格納素子9aに格納する場合に
ついて述べたが、ワーク検査結果情報を各工作機械5か
らホストコンピュータ26に出力し、ホストコンピュータ
26からローディングステーション10の段取り指示端末11
に出力するようにしてもよいことは勿論である。
(g).発明の効果 以上、説明したように本発明は、複数の工作機械5を
有し、パレット9に対してワーク33の着脱作業が行われ
るローディングステーション10を設け、パレット9上に
載置されたワーク33を搬送し、前記各工作機械5又は前
記ローディングステーション10に供給する搬送リフト6
等のワーク搬送手段を有する工作機械設備1において、
ローディングステーション10に段取り指示端末11を設
け、前記段取り指示端末11に、前記パレット9に設けら
れた各ワーク装着面31毎に区分されたパレット情報PIF
等のワーク検査結果情報を出力するパレット情報格納素
子9a、ホストコンピュータ26等のワーク検査結果情報出
力手段を接続し、前記ワーク検査結果情報出力手段から
段取り指示端末11に出力された前記パレット9に関する
ワーク検査結果情報を前記ワーク装着面31毎に検索し、
加工済ワーク33中の不良品と良品と区別する主制御部12
等の検索手段を設け、前記検索手段による検索結果をワ
ーク装着面31毎に表示するディスプレイ13等の表示手段
を設けて構成したので、一つのワーク装着面31に装着さ
れた複数の加工済ワーク33中の不良品が、良品と異なっ
た形で表示手段に表示される。従って、加工済ワーク中
の不良品を良品と分類する際に、作業者が不良品を認識
しやすく、多数の良品の中に含まれる少数の不良品を見
過ごす可能性が小さいので、不良品が良品に紛れ込むこ
とを防ぐことができる。
また、本発明は、複数の工作機械5を有し、パレット
9に対してワーク33の着脱作業が行われるローディング
ステーション10を設け、パレット9上に載置されたワー
ク33を搬送し、前記各工作機械5又は前記ローディング
ステーション10に供給する搬送リフト6等のワーク搬送
手段を有する工作機械設備1において、ローディングス
テーション10に段取り指示端末11を設け、前記段取り指
示端末11に、前記パレット9に設けられた各ワーク装着
面31毎に区分されたパレット情報PIF等のワーク検査結
果情報を出力するパレット情報格納素子9a、ホストコン
ピュータ26等のワーク検査結果情報出力手段を接続し、
ワーク装着位置指令図WPFを格納するワーク装着位置指
令図メモリ17を設け、前記ワーク検査結果情報出力手段
から段取り指示端末11に出力された前記パレット9に関
するワーク検査結果情報に基づいてワーク装着位置指令
図WPFから各装着位置の加工済ワーク33中の不良品と良
品と区別して示すワーク検査結果情報指令図WTFをワー
ク装着面31毎に作成する主制御部12等のワーク検査結果
情報指令図作成手段を設け、作成されたワーク検査結果
情報指令図WTFを表示するディスプレイ13等の表示手段
を設けて構成されるので、加工済ワーク33中の不良品が
ワーク検査結果情報指令図WTFとして良品と区別して表
示手段に図示され、作業者は、加工済ワーク33中の不良
品を短時間で正確に認識することができ、不良品が良品
に紛れ込むことを防ぐことができる。また、作業に要す
る時間を大幅に短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明による工作機械設備の一実施例を示す
斜視図、 第2図は、ローディングステーションの一例を示すブロ
ック図、 第3図は、ホストコンピュータの一例を示すブロック
図、 第4図は、工作機械における制御装置の一例を示す制御
ブロック図、 第5図は、ワーク装着情報の一例を示す模式図、 第6図は、ワーク管理テーブルの一例を示す模式図、 第7図は、端末制御プログラムの一例を示すフローチャ
ート、 第8図は、ワーク装着位置指令図の画像データの一例を
示す模式図、 第9図は、ワーク装着位置指令図の装着位置番号対応表
の一例を示す模式図、 第10図は、第5図に示すワーク装着情報の表示態様の一
例を示す図、 第11図は、パレット情報の一例を示す模式図、 第12図は、スキップ情報の一例を示す模式図、 第13図は、ワークの検査結果を付加したパレット情報の
一例を示す模式図、 第14図は、第13図に示すパレット情報の表示態様の一例
を示す図、 第15図は、スキップ制御プログラムの一例を示すフロー
チャート、 第16図は、加工プログラムの一例を示すフローチャート
である。 1……工作機械設備 5……工作機械 6……ワーク搬送手段(搬送リフト) 9……パレット 9a……ワーク検査結果情報出力手段(パレット情報格納
素子) 10……ローディングステーション 11……段取り指示端末 12……検索手段、ワーク検査結果情報指令図作成手段
(主制御部) 13……表示手段(ディスプレイ) 17……ワーク装着位置指令図メモリ 31……ワーク装着面 33……ワーク PIF……ワーク検査結果情報(パレット情報) WPF……ワーク装着位置指令図 WTF……ワーク検査結果情報指令図
フロントページの続き (72)発明者 三輪 昌弘 愛知県丹羽郡大口町大字小口字乗船1番 地 ヤマザキマザック株式会社本社工場 内 (56)参考文献 特開 昭62−246462(JP,A) 特開 昭60−67056(JP,A) 特開 昭62−282848(JP,A) 実開 昭64−23342(JP,U)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の工作機械を有し、パレットに対して
    ワークの着脱作業が行われるローディングステーション
    を設け、パレット上に載置されたワークを搬送し、前記
    各工作機械又は前記ローディングステーションに供給す
    るワーク搬送手段を有する工作機械設備において、 前記ローディングステーションに段取り指示端末を設
    け、 前記段取り指示端末に、 前記パレットに設けられた各ワーク装着面毎に区分され
    たワーク検査結果情報を出力するワーク検査結果情報出
    力手段を接続し、 前記ワーク検査結果情報出力手段から段取り指示端末に
    出力された前記パレットに関するワーク検査結果情報を
    前記ワーク装着面毎に検索し、加工済ワーク中の不良品
    と良品と区別する検索手段を設け、 前記検索手段による検索結果をワーク装着面毎に表示す
    る表示手段を設けて構成した工作機械設備。
  2. 【請求項2】複数の工作機械を有し、パレットに対して
    ワークの着脱作業が行われるローディングステーション
    を設け、パレット上に載置されたワークを搬送し、前記
    各工作機械又は前記ローディングステーションに供給す
    るワーク搬送手段を有する工作機械設備において、 前記ローディングステーションに段取り指示端末を設
    け、 前記段取り指示端末に、 前記パレットに設けられた各ワーク装着面毎に区分され
    たワーク検査結果情報を出力するワーク検査結果情報出
    力手段を接続し、 ワークの装着位置が示されたワーク装着位置指令図を格
    納するワーク装着位置指令図メモリを設け、 前記ワーク検査結果情報出力手段から段取り指示端末に
    出力された前記パレットに関するワーク検査結果情報に
    基づいて、ワーク装着位置指令図から各装着位置の加工
    済ワーク中の不良品と良品と区別して示すワーク検査結
    果情報指令図をワーク装着面毎に作成するワーク検査結
    果情報指令図作成手段を設け、 作成されたワーク検査結果情報指令図を前記ワーク装着
    面毎に表示する表示手段を設けて構成した工作機械設
    備。
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