JP2753899B2 - 鉄骨ボツクス柱の仮接合方法及び装置 - Google Patents
鉄骨ボツクス柱の仮接合方法及び装置Info
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- JP2753899B2 JP2753899B2 JP6145691A JP6145691A JP2753899B2 JP 2753899 B2 JP2753899 B2 JP 2753899B2 JP 6145691 A JP6145691 A JP 6145691A JP 6145691 A JP6145691 A JP 6145691A JP 2753899 B2 JP2753899 B2 JP 2753899B2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は鉄骨ボツクス柱の仮接合
方法及び装置に係るものである。
方法及び装置に係るものである。
【０００２】
【従来の技術】従来鉄骨ボツクス柱を仮接合する場合、
図７に示すように上柱ａ及び下柱ｂの側面に取付孔の穿
設されたエレクシヨンピースｃを取付け、同エレクシヨ
ンピースｃに取付孔を有する添板ｄを添接したのち、同
添板ｄと前記エレクシヨンピースｃの各取付孔に亘って
仮設ボルトｅを挿貫、緊締し、前記上柱ａ及び下柱ｂを
仮設的に接合している。（図７参照）
図７に示すように上柱ａ及び下柱ｂの側面に取付孔の穿
設されたエレクシヨンピースｃを取付け、同エレクシヨ
ンピースｃに取付孔を有する添板ｄを添接したのち、同
添板ｄと前記エレクシヨンピースｃの各取付孔に亘って
仮設ボルトｅを挿貫、緊締し、前記上柱ａ及び下柱ｂを
仮設的に接合している。（図７参照）
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記従来
の方法は、施工が煩雑で多くの労力と時間とを要すると
いう問題点があった。本発明は前記従来技術の有する問
題点に鑑みて提案されたもので、その目的とする処は鉄
骨ボツクス柱の仮接合をワンタツチ式に短時間で完了
し、施工時間を大幅に短縮する点にある。
の方法は、施工が煩雑で多くの労力と時間とを要すると
いう問題点があった。本発明は前記従来技術の有する問
題点に鑑みて提案されたもので、その目的とする処は鉄
骨ボツクス柱の仮接合をワンタツチ式に短時間で完了
し、施工時間を大幅に短縮する点にある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、本発明に係る鉄骨ボツクス柱の仮接合方法によれ
ば、柱底面に固着されたボトムプレートに、下端部に逆
円錐形脱落防止突起を具えた挿入ピンの上端ねじ部を螺
挿してなる上部鉄骨ボツクス柱と、柱頂面に固着された
トツププレートに前記挿入ピンの対応部分に同ピンの挿
入孔を穿設するとともに、同挿入孔の下面に、母線方向
に沿って割截部を有する逆円錐形の脱落防止筒を固着し
てなる下部鉄骨ボツクス柱とよりなり、同下部鉄骨ボツ
クス柱上に前記上部鉄骨ボツクス柱を吊り下ろし、同上
部鉄骨ボツクス柱の挿入ピンの脱落防止突起を前記下部
鉄骨ボツクス柱の脱落防止筒を貫通して、同脱落防止筒
の下面に前記脱落防止突起の上面を係止せしめるもので
ある。
め、本発明に係る鉄骨ボツクス柱の仮接合方法によれ
ば、柱底面に固着されたボトムプレートに、下端部に逆
円錐形脱落防止突起を具えた挿入ピンの上端ねじ部を螺
挿してなる上部鉄骨ボツクス柱と、柱頂面に固着された
トツププレートに前記挿入ピンの対応部分に同ピンの挿
入孔を穿設するとともに、同挿入孔の下面に、母線方向
に沿って割截部を有する逆円錐形の脱落防止筒を固着し
てなる下部鉄骨ボツクス柱とよりなり、同下部鉄骨ボツ
クス柱上に前記上部鉄骨ボツクス柱を吊り下ろし、同上
部鉄骨ボツクス柱の挿入ピンの脱落防止突起を前記下部
鉄骨ボツクス柱の脱落防止筒を貫通して、同脱落防止筒
の下面に前記脱落防止突起の上面を係止せしめるもので
ある。
【０００５】また本発明に係る鉄骨ボツクス柱の仮接合
装置は、柱底面に固着されたボトムプレートに、下端部
に逆円錐形脱落防止突起を具えた挿入ピンの上端ねじ部
を螺挿してなる上部鉄骨ボツクス柱と、柱頂面に固着さ
れたトツププレートに前記挿入ピンの対応部分に同ピン
の挿入孔を穿設するとともに、同挿入孔の下面に、母線
方向に沿って割截部を有する逆円錐形の脱落防止筒を固
着してなる下部鉄骨ボツクス柱とより構成されている。
装置は、柱底面に固着されたボトムプレートに、下端部
に逆円錐形脱落防止突起を具えた挿入ピンの上端ねじ部
を螺挿してなる上部鉄骨ボツクス柱と、柱頂面に固着さ
れたトツププレートに前記挿入ピンの対応部分に同ピン
の挿入孔を穿設するとともに、同挿入孔の下面に、母線
方向に沿って割截部を有する逆円錐形の脱落防止筒を固
着してなる下部鉄骨ボツクス柱とより構成されている。
【０００６】
【作用】本発明は前記したように構成されているので所
定位置にセツトされた下部鉄骨ボツクス柱に上部鉄骨ボ
ツクス柱を吊り下ろし、同柱のボトムプレートに螺挿さ
れた挿入ピンの下端部に設けた逆円錐形脱落防止突起
を、下部鉄骨ボツクス柱のトツププレートにおける前記
挿入ピンと対応する部分に穿設された挿入孔に挿入する
と、同挿入孔下面において前記トツププレートに固着さ
れた逆円錐形の脱落防止筒に貫入される。而して同脱落
防止筒は母線に沿って割截部が設けられているので、弾
性的に拡開し、前記挿入ピンの脱落防止突起が貫通し、
しかるのち前記脱落防止筒が弾性的に復元して、同脱落
防止筒の小径側の下端縁に、前記脱落防止突起の大径側
上端面が係止し、上部鉄骨ボツクス柱はその挿入ピンを
下部鉄骨ボツクス柱の挿入孔に貫入するだけで簡単に上
下両鉄骨ボツクス柱が仮接合されるものである。
定位置にセツトされた下部鉄骨ボツクス柱に上部鉄骨ボ
ツクス柱を吊り下ろし、同柱のボトムプレートに螺挿さ
れた挿入ピンの下端部に設けた逆円錐形脱落防止突起
を、下部鉄骨ボツクス柱のトツププレートにおける前記
挿入ピンと対応する部分に穿設された挿入孔に挿入する
と、同挿入孔下面において前記トツププレートに固着さ
れた逆円錐形の脱落防止筒に貫入される。而して同脱落
防止筒は母線に沿って割截部が設けられているので、弾
性的に拡開し、前記挿入ピンの脱落防止突起が貫通し、
しかるのち前記脱落防止筒が弾性的に復元して、同脱落
防止筒の小径側の下端縁に、前記脱落防止突起の大径側
上端面が係止し、上部鉄骨ボツクス柱はその挿入ピンを
下部鉄骨ボツクス柱の挿入孔に貫入するだけで簡単に上
下両鉄骨ボツクス柱が仮接合されるものである。
【０００７】
【実施例】以下本発明を図示の実施例について説明す
る。Ａは上部鉄骨ボツクス柱で、底面にボトムプレート
１が溶接によって一体に固着され、同ボトムプレート１
にはボルト状の挿入ピン２の上端ねじ部３が螺挿され、
同挿入ピン２の下端部には逆円錐形脱落防止突起４が一
体に設けられている。図中５は前記挿入ピン２のボルト
頭部である。
る。Ａは上部鉄骨ボツクス柱で、底面にボトムプレート
１が溶接によって一体に固着され、同ボトムプレート１
にはボルト状の挿入ピン２の上端ねじ部３が螺挿され、
同挿入ピン２の下端部には逆円錐形脱落防止突起４が一
体に設けられている。図中５は前記挿入ピン２のボルト
頭部である。
【０００８】Ｂは下部鉄骨ボツクス柱で、頂面にトツプ
プレート６が溶接等によって固着され、同トツププレー
ト６には前記挿入ピン２の対応部位に同ピン２の挿入孔
７が設けられるとともに、同挿入孔７に連通する逆円錐
形の脱落防止筒８が固着され、同筒８には母線方向に割
截部９が設けられている。図示の実施例は前記したよう
に構成されているので、上部鉄骨ボツクス柱Ａを下部鉄
骨柱Ｂに吊り下ろし、上部鉄骨ボツクス柱Ａの挿入ピン
２を下部鉄骨ボツクス柱Ｂの挿入孔７に挿入すると、前
記挿入ピン２における脱落防止突起４が下部鉄骨ボツク
ス柱Ｂの脱落防止筒８に嵌入し、同脱落防止筒８は割截
部９によって弾性的に拡開し、同脱落防止筒８を前記脱
落防止突起４が貫通したとき、同脱落防止筒８は弾性的
に復元し、同脱落防止筒８の下端縁に前記脱落防止突起
４の上端面が係止し、かくして上部鉄骨ボツクス柱Ａが
下部鉄骨ボツクス柱Ｂに仮接合される。
プレート６が溶接等によって固着され、同トツププレー
ト６には前記挿入ピン２の対応部位に同ピン２の挿入孔
７が設けられるとともに、同挿入孔７に連通する逆円錐
形の脱落防止筒８が固着され、同筒８には母線方向に割
截部９が設けられている。図示の実施例は前記したよう
に構成されているので、上部鉄骨ボツクス柱Ａを下部鉄
骨柱Ｂに吊り下ろし、上部鉄骨ボツクス柱Ａの挿入ピン
２を下部鉄骨ボツクス柱Ｂの挿入孔７に挿入すると、前
記挿入ピン２における脱落防止突起４が下部鉄骨ボツク
ス柱Ｂの脱落防止筒８に嵌入し、同脱落防止筒８は割截
部９によって弾性的に拡開し、同脱落防止筒８を前記脱
落防止突起４が貫通したとき、同脱落防止筒８は弾性的
に復元し、同脱落防止筒８の下端縁に前記脱落防止突起
４の上端面が係止し、かくして上部鉄骨ボツクス柱Ａが
下部鉄骨ボツクス柱Ｂに仮接合される。
【０００９】なお前記脱落防止突起４には図６に示す如
きテーパ面４ａが設けられ、挿入ピン２の長さに誤差が
あっても、上下鉄骨ボツクス柱の継手に遊びが生じるこ
とがなく固定されるようになっている。
きテーパ面４ａが設けられ、挿入ピン２の長さに誤差が
あっても、上下鉄骨ボツクス柱の継手に遊びが生じるこ
とがなく固定されるようになっている。
【００１０】
【発明の効果】このように本発明の方法によれば、上部
鉄骨ボツクス柱を下部鉄骨ボツクス柱に吊り下ろし、上
部鉄骨ボツクス柱のボトムプレートより垂下された挿入
ピンの逆円錐形脱落防止突起を、下部鉄骨柱のトツププ
レートの挿入孔に挿入し、同挿入孔の下面に固着された
母線方向に沿って割截部を有する逆円錐形の脱落防止筒
に貫通せしめることによって、ワンタツチで上下鉄骨ボ
ツクス柱を仮接合しうるものであって、同柱の仮接合作
業を短時間で完了し、施工時間を大幅に短縮しうるもの
である。
鉄骨ボツクス柱を下部鉄骨ボツクス柱に吊り下ろし、上
部鉄骨ボツクス柱のボトムプレートより垂下された挿入
ピンの逆円錐形脱落防止突起を、下部鉄骨柱のトツププ
レートの挿入孔に挿入し、同挿入孔の下面に固着された
母線方向に沿って割截部を有する逆円錐形の脱落防止筒
に貫通せしめることによって、ワンタツチで上下鉄骨ボ
ツクス柱を仮接合しうるものであって、同柱の仮接合作
業を短時間で完了し、施工時間を大幅に短縮しうるもの
である。
【図１】本発明に係る鉄骨ボツクス柱の仮接合方法の一
実施例の実施状況を示す斜視図である。
実施例の実施状況を示す斜視図である。
【図２】上下鉄骨ボツクス柱の仮接合部を示す縦断面図
である。
である。
【図３】上部鉄骨ボツクス柱の下端部を示す部分縦断面
図である。
図である。
【図４】上部鉄骨ボツクス柱の上端部を示す部分縦断面
図で図１の部分イの拡大図である。
図で図１の部分イの拡大図である。
【図５】脱落防止筒の底面図である。
【図６】図２の部分ロの拡大図である。
【図７】従来の上下鉄骨ボツクス柱の仮接合部を示す斜
視図である。
視図である。
Ａ 上部鉄骨ボツクス柱 Ｂ 下部鉄骨ボツクス柱 １ ボトムプレート ２ 挿入ピン ３ 上端ねじ部 ４ 脱落防止突起 ６ トツププレート ７ 挿入孔 ８ 脱落防止筒 ９ 割截部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 荒井 信行 東京都渋谷区千駄ヶ谷四丁目６番15号 株式会社フジタ内 (72)発明者 城 義昭 東京都渋谷区千駄ヶ谷四丁目６番15号 株式会社フジタ内 (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) E04B 1/24
Claims (2)
- 【請求項１】 柱底面に固着されたボトムプレートに、
下端部に逆円錐形脱落防止突起を具えた挿入ピンの上端
ねじ部を螺挿してなる上部鉄骨ボツクス柱と、柱頂面に
固着されたトツププレートに前記挿入ピンの対応部分に
同ピンの挿入孔を穿設するとともに、同挿入孔の下面
に、母線方向に沿って割截部を有する逆円錐形の脱落防
止筒を固着してなる下部鉄骨ボツクス柱とよりなり、同
下部鉄骨ボツクス柱上に前記上部鉄骨ボツクス柱を吊り
下ろし、同上部鉄骨ボツクス柱の挿入ピンの脱落防止突
起を前記下部鉄骨ボツクス柱の脱落防止筒を貫通して、
同脱落防止筒の下面に前記脱落防止突起の上面を係止せ
しめることを特徴とする鉄骨ボツクス柱の仮接合方法。 - 【請求項２】 柱底面に固着されたボトムプレートに、
下端部に逆円錐形脱落防止突起を具えた挿入ピンの上端
ねじ部を螺挿してなる上部鉄骨ボツクス柱と、柱頂面に
固着されたトツププレートに前記挿入ピンの対応部分に
同ピンの挿入孔を穿設するとともに、同挿入孔の下面
に、母線方向に沿って割截部を有する逆円錐形の脱落防
止筒を固着してなる下部鉄骨ボツクス柱とよりなること
を特徴とする鉄骨ボツクス柱の仮接合装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6145691A JP2753899B2 (ja) | 1991-03-26 | 1991-03-26 | 鉄骨ボツクス柱の仮接合方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6145691A JP2753899B2 (ja) | 1991-03-26 | 1991-03-26 | 鉄骨ボツクス柱の仮接合方法及び装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04297642A JPH04297642A (ja) | 1992-10-21 |
| JP2753899B2 true JP2753899B2 (ja) | 1998-05-20 |
Family
ID=13171566
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6145691A Expired - Fee Related JP2753899B2 (ja) | 1991-03-26 | 1991-03-26 | 鉄骨ボツクス柱の仮接合方法及び装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2753899B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH05201888A (ja) * | 1992-01-24 | 1993-08-10 | Nippon Steel Chem Co Ltd | ジメチルナフタレンの製造法 |
| JP2540845Y2 (ja) * | 1992-04-18 | 1997-07-09 | 菅原 炎 | コラム連結構造 |
-
1991
- 1991-03-26 JP JP6145691A patent/JP2753899B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04297642A (ja) | 1992-10-21 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |