JP2752889B2 - 葉タバコ収穫機 - Google Patents

葉タバコ収穫機

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JP2752889B2
JP2752889B2 JP5217784A JP21778493A JP2752889B2 JP 2752889 B2 JP2752889 B2 JP 2752889B2 JP 5217784 A JP5217784 A JP 5217784A JP 21778493 A JP21778493 A JP 21778493A JP 2752889 B2 JP2752889 B2 JP 2752889B2
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Japan
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leaves
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tobacco
traveling device
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洋三 森
昭彦 関
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Bummei Noki KK
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Bummei Noki KK
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01DHARVESTING; MOWING
    • A01D45/00Harvesting of standing crops
    • A01D45/16Harvesting of standing crops of tobacco

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Environmental Sciences (AREA)
  • Harvesting Machines For Specific Crops (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、葉タバコの幹から葉を
もぎ取って収穫する葉タバコ収穫機に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、葉タバコの葉は、1本の幹に複数
枚着生しており、例えば、幹の下部に着生している下葉
と、幹の中途部に着生している本葉と、幹の上部に着生
している天葉とでは、葉の質が異なるために、それぞれ
区分けして葉もぎ作業をしている。
【0003】そして、かかる葉もぎ作業は、タバコの葉
が幹の周面に上方へ向けて螺旋状に間隔を開けて着生
し、様々な方向を向いているために、機械によりもぎ取
ると、取残しがあったり、葉を損傷等させて商品価値を
落とす等の問題があって、手作業により行なわれている
のが現状であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、タバコの葉
を手作業によりもぎ取るのは、上記した葉の取残しや葉
の損傷等は防止できるものの、重労働で手間がかかりす
ぎ、コストパフォーマンスが悪いという問題があった。
特に、密生している下葉の収穫時には、腰をかがめなけ
ればならず、作業姿勢が悪いために苦痛を強いられてい
た。
【0005】そのために、葉の取残しや損傷等を防止す
ると共に、自動的に葉もぎのできる葉タバコ収穫機の開
発が望まれていた。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明では、葉
タバコの畦を跨いで自走可能な走行装置に、葉タバコの
幹から葉をもぎ取る葉もぎ装置を取付けた葉タバコ収穫
機において、走行装置には、左右一対の走行部の直上方
位置にそれぞれ支持台を設け、両支持台間に門型に形成
した支持枠ケースを跨架し、同支持枠ケースの天井壁形
成部の中央部に、前後方向に伸延する取付支軸をブラケ
ットを介して横架する一方、葉もぎ装置には、前後一対
の門型フレームの前後に対向する縦フレーム形成部間
に、それぞれ左右一対の振動作用部を横架し、各振動作
用部に葉もぎ部をそれぞれ取付けて、両葉もぎ部を上下
方向に振動可能とすると共に、両葉もぎ部を左右に対向
させて配置し、前記走行装置の取付支軸に、上記葉もぎ
装置の門型フレームの横フレーム形成部の中央部を着脱
自在に枢支して、葉もぎ装置を取付支軸を中心に左右揺
動自在に吊下し、左右一対の葉もぎ部には、それぞれ前
後方向に伸延する回転体取付フレームを設け、各回転体
取付フレームに、複数個の葉もぎ用回転体を前後方向に
間隔を開けて上下方向の軸線廻りに回転自在に取付ける
と共に、左右一対の葉もぎ用回転体同士を対向させて配
置し、各葉もぎ用回転体には、放射状に伸延する複数個
の葉もぎ用突片を設けたことを特徴とする葉タバコ収穫
機を提供せんとするものである。
【0007】また、本発明は、左右一対の葉もぎ部に
は、地上高調節、前端側と後端側との高低差調節、及び
左右相対間隔調節をそれぞれ行なうための調節部を設け
たこと、及び、走行装置の左右側下部に、もぎ葉受体を
それぞれ取付けると共に、両もぎ葉受体は、前後幅を葉
もぎ部の前後幅と略同一幅に形成して、基端縁部を上下
揺動自在に枢支し、先端縁部を畦の裾部より頂部に略沿
わせて伸延させて形成したことにも特徴を有する。
【0008】
【作用】葉タバコの幹から葉を収穫する際には、走行装
置を葉タバコの畦を跨いだ状態で、かつ、同走行装置に
取付けた葉もぎ装置の左右一対の葉もぎ部間に幹を通し
ながら走行させる。
【0009】この際、左右一対の葉もぎ部は振動作用部
により上下方向に振動しており、かかる葉もぎ部の左右
に対向させて配置した葉もぎ用回転体間を、葉タバコ
は、相対的に後方へ移動することになり、しかも、両葉
もぎ用回転体に設けた放射状に伸延する複数個の葉もぎ
用突片が幹に当接して上下摺動し、同葉もぎ用突片が葉
の付根部を下方へ押し下げて脱葉する。
【0010】この場合、左右に対向配置した葉もぎ用回
転体の葉もぎ用突片が左右側方より対向して幹の相対移
動に連動して回転しながら上下動するために、幹の周面
に螺旋状に着生している葉の付根部に確実に押下げ力を
作用して、葉を損傷させることなく脱葉する。
【0011】しかも、このように左右に対向する葉もぎ
用回転体を前後方向に複数組配設しているために、幹が
葉もぎ部間を移動する間に、両葉もぎ部が上下動する範
囲内にある葉は確実に脱葉することができる。
【0012】さらに、葉もぎ装置は、走行装置に横架し
た前後方向に伸延する取付支軸に着脱自在かつ左右揺動
自在に吊下して取付けているために、同葉もぎ装置を走
行装置から取外してメンテナンス等を楽に行なうことが
できると共に、葉タバコが畦の伸延方向に沿って植設さ
れることなく、曲がった状態で植設されている場合や、
畦が曲がっている場合にも、畦に沿って走行する走行装
置に対して、吊下状態の葉もぎ装置は、左右方向に自由
に揺動しながら、各葉タバコの幹を左右一対の葉もぎ部
間に円滑かつ確実に導くことができて、かかる幹や葉を
損傷させることなく確実に脱葉・収穫することができ
る。
【0013】左右一対の葉もぎ部の地上高調節、前端側
と後端側との高低差調節、及び左右相対間隔調節をそれ
ぞれ調節部により調節可能とした場合には、1本の幹に
着生している葉を、いわゆる下葉、本葉、天葉等の部位
毎に、確実に脱葉・収穫することができる。
【0014】走行装置の左右側下部に、もぎ葉受体をそ
れぞれ取付けると共に、両もぎ葉受体は、前後幅を葉も
ぎ部の前後幅と略同一幅に形成して、基端縁部を上下揺
動自在に枢支し、先端縁部を畦の裾部より頂部に略沿わ
せて伸延させて形成した場合には、葉もぎ部によりもぎ
取られて落下する葉をもぎ葉受体により確実に受取るこ
とができ、しかも、畦が曲がっている場合にも、各もぎ
葉受体が上下揺動して姿勢を変更するために、各もぎ葉
受体が畦に衝突等するのを防止することができて、円滑
かつ確実な脱葉・収穫作業を行なうことができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら
説明する。
【0016】図1〜図3に示すAは、本発明に係る葉タ
バコ収穫機であり、同葉タバコ収穫機Aは、葉タバコの
畦を跨いで自走可能な走行装置1に、葉タバコの幹から
葉をもぎ取る葉もぎ装置2を取付け、同葉もぎ装置2の
直下方位置には左右一対のもぎ葉受体3,3を配設して
構成している。
【0017】走行装置1は、図1〜図3に示すように、
左右一対のクローラ式の走行部10,10 の直上方位置にそ
れぞれ支持台11,11 を設け、両支持台11,11 間に門型に
形成した支持枠ケース12を跨架し、右側の支持台11上に
エンジン13と、同エンジン13に連動連結したミッション
ケース14と、操作部15とを設け、同ミッションケース14
と右側の走行部10の駆動輪(図示せず)とを駆動ケース
16を介して連動連結する一方、ミッションケース14と左
側の走行部10の駆動輪(図示せず)とを、支持枠ケース
12内に配設した伝動機構(図示せず)及び駆動ケース
(図示せず)を介して連動連結し、左右側支持台11,11
の後端部には、それぞれ作業者着座用の座席17,17 を連
結体18,18 を介して連結している。19は、エンジン13に
連動連結した油圧ポンプ、20は油圧バルブ、21は操作
部、22,23,24は、それぞれ収穫葉載置部である。
【0018】葉もぎ装置2は、図1〜図4に示すよう
に、門型の支持枠ケース12に着脱自在かつ左右揺動自在
に取付けており、支持枠ケース12の天井壁形成部12a の
中央部に前後方向に伸延する取付支軸25をブラケット2
6,26 を介して横架し、同取付支軸25の前端部と後端部
とにそれぞれ前後一対の門型フレーム27,28 の横フレー
ム形成部27a,28a の中央部を左右揺動自在に取付け、同
門型フレーム27,28 の前後に対向する縦フレーム形成部
27b,27b,28b,28b 間にそれぞれ左右一対の振動作用部2
9,29 を横架し、各振動作用部29,29 に葉もぎ部30,30
をそれぞれ取付け、両葉もぎ部30,30 を左右に対向させ
て配置している。
【0019】そして、門型フレーム27,28 の縦フレーム
形成部27b,27b,28b,28b には、図2及び図3に示すよう
に、それぞれ多数個の取付位置調節孔31を上下縦方向に
一定の間隔を開けて形成して、各取付位置調節孔31中に
挿通する位置決めピン57,57により振動作用部29,29 を
上下位置調節自在かつ前端側と後端側の高低差調節自在
に取付けている。
【0020】振動作用部29は、図4〜図6に示すよう
に、前後に対向する縦フレーム形成部27b,28b にそれぞ
れ筒状取付体32,33 を嵌合状態に取付け、両筒状取付体
32,33間に前後方向に伸延する左右一対の作用部フレー
ム34,34 を取付ピン35,35 を介して横架し、同作用部フ
レーム34,34 の中途部間に、前記油圧ポンプ19に油圧バ
ルブ20を介して連通連結した油圧モータ36を取付けると
共に、同油圧モータ36の近傍に位置する作用部フレーム
34,34 の部分に、左右幅方向に軸線を向けた回転体駆動
軸37を横架し、油圧モータ36の出力軸38に取付けたスプ
ロケット39と、回転体駆動輪37の一端に取付けたスプロ
ケット40との間にチェーン41を巻回し、回転体駆動軸37
の中途部に偏心円板42を取付け、同偏心円板42の外周面
にロッド取付用リング43をベアリング44を介して取付
け、同リング43の前側周面にコネクティングロッド45の
基端を取付け、作用部フレーム34,34 の前部間と後部間
とにそれぞれ前後側レバー体46,47 の中途部を枢軸48,4
9 により枢支している。
【0021】そして、前側レバー体46は、上方と後方と
下方とにそれぞれ向けて伸延させて上方伸延レバー部46
a と後方伸延レバー部46b と下方伸延レバー部46c とを
形成し、上方伸延レバー部46a の先端部に前記コネクテ
ィングロッド45の先端を連結する一方、後側レバー体47
は、後方と下方とにそれぞれ向けて伸延させて後方伸延
レバー部47a と下方伸延レバー部47b とを形成し、前側
レバー体46と後側レバー体47の各下方伸延レバー部46c,
47a 同士をタイロッド55を介して連結すると共に、後方
伸延レバー部46b,47b 間に葉もぎ部30を横架している。
【0022】また、作用部フレーム34,34 の前側部に
は、図5に示すように、前後方向に伸延する長孔56,56
を形成し、両長孔56,56 中に取付ピン35を前後摺動自在
に挿通し、同取付ピン35に前側の筒状取付体32を取付け
ている。
【0023】このようにして、振動作用部29,29 の前端
側と後端側の高低差調節を行なった際に、前後側筒状取
付体32,33 間で作用部フレーム34,34 を長孔56,56 を介
して自由に傾斜姿勢に変更できるようにしている。
【0024】葉もぎ部30は、図4に示すように、前側レ
バー体46の前方伸延レバー部46b の先端部と、後側レバ
ー体47の前方伸延レバー部47a の先端部とに、それぞれ
L字状アーム50,51 の上端部を連結する一方、両L字状
アーム50,51 の内側端部間に前後方に伸延させて形成し
た回転体取付フレーム52を横架し、同回転体取付フレー
ム52の下面に複数個の葉もぎ用回転体53を前後方向に一
定の間隔を開けて上下方向に軸線を向けた回転体支軸54
により回転自在に取付けている。
【0025】そして、葉もぎ用回転体53は、図7及び図
8に示すように、回転体支軸54に遊嵌したボス部53a の
周壁に八本の棒状の葉もぎ用突片53b を放射状に伸延さ
せて形成している。
【0026】しかも、図7及び図8に示すように、左右
側の葉もぎ部30,30 にそれぞれ設けた葉もぎ用回転体5
3,53 は、左右に対向させて配置すると共に、葉もぎ用
突片53b,53b の先端部が相互に前後に重合するように配
置している。aは、機体の進行方向である。この場合、
曲立した幹Mもスムーズに左右一対の回転体取付フレー
ム52,52 間を通過することができるように、両フレーム
52,52 の間隔は幹Mの外径の約3倍程度に設定するのが
好ましい。
【0027】また、L字状アーム50,51 は、図4に示す
ように、それぞれ上下方向伸延部50a,51a と左右幅方向
伸延部50b,51b の外側端部に複数個左右幅方向に間隔を
開けて形成した連結孔50d,51d のいずれか一個を符合さ
せて、連結ボルト50e,51e により連結している。
【0028】このようにして、左右幅方向伸延部50b,51
b に形成した連通孔50d,51d を選択することにより、葉
もぎ部30の左右幅方向の位置調節、すなわち、左右一対
の葉もぎ部30,30 の左右相対間隔調節を行なうことがで
きるようにしている。なお、連通孔50d を左右幅方向に
伸延する長孔に形成して、左右相対位置調節が行なえる
ようにすることもできる。
【0029】しかも、前側のL字状アーム51の左右幅方
向伸延部51b は、前方へ凸状に弯曲する四分の一円弧状
に形成して、分草機能と、直上方に位置する葉の下方垂
れ下り防止機能をもたせて、同左右側方向伸延部51の下
方に位置する上下幅の葉のみを確実にもぎ取ることがで
きるようにしている。
【0030】また、作用部フレーム34の前端部には、図
4に示すように、分草兼タバコ葉掻上げ体57を取付け、
図1に示すように、同作用部フレーム34の前端部から後
端部にわたって回転体取付フレーム52に向けて葉さばき
用のゴム垂れ体58を垂下している。
【0031】左右側支持台11,11 には、図1〜図3に示
すように、それぞれ前後幅を葉もぎ部30の前後幅と略同
一幅に形成したもぎ葉受体3,3を取付けており、もぎ
葉受体3は、図9に示すように、支持台11に固設した縦
壁部3aと、同縦壁部3aの下端縁部より内方へ向けて水平
に伸延させて形成した水平部3bと、同水平部3bの内側縁
部より畦Uの一側半部の弯曲面形状に沿わせて形成した
弯曲部3cとから形成し、縦壁部3aの下端縁部に揺動支軸
61を取付け、同揺動支軸61の前後端部に水平部3bの前後
端部をボス部63,63 を介して上下揺動自在に枢支すると
共に、同弯曲部3cの先端部と縦壁部3aとの間に前後一対
の可撓性の紐状連結体62,62 を介設している。
【0032】本発明の実施例は、上記のように構成して
いるものであり、本実施例によれば、次のような作用効
果が生起される。
【0033】すなわち、葉タバコの幹から葉を収穫する
際には、走行装置1を葉タバコの畦を跨いだ状態で、か
つ、同走行装置1に取付けた葉もぎ装置2の左右一対の
葉もぎ部30,30 間に幹を通しながら走行させる。
【0034】この際、左右一対の葉もぎ部30,30 は振動
作用部29,29 により上下方向に振動しており、かかる葉
もぎ部30,30 の左右に対向させて配置した葉もぎ用回転
体53,53 間を、葉タバコは、図7及び図8に示すよう
に、相対的に後方へ移動することになり、しかも、両葉
もぎ用回転体53,53 に設けた放射状に伸延する複数個の
葉もぎ用突片53b,53b が幹Mに当接して上下摺動し、葉
もぎ用回転体53全体で葉面を押し下げると共に、葉もぎ
用突片53b が葉Hの付根部hを下方へ押し下げて確実に
脱葉する。
【0035】この場合、左右に対向配置した葉もぎ用回
転体53の葉もぎ用突片53b が左右側方より対向して幹M
の相対移動に連動して回転しながら上下動するために、
幹Mの周面に螺旋状に着生している葉Hの全体及び付根
部hに確実に押下げ力を作用して、葉Hを損傷させるこ
となく確実に脱葉する。
【0036】しかも、このように左右に対向する葉もぎ
用回転体53を前後方向に複数組配設しているために、幹
Mが葉もぎ部30,30 間を移動する間に、図10(イ)〜
(ニ)に示すように、幹Mからいずれの方向に着生して
いる葉Hでも、両葉もぎ部30が上下動する範囲内にある
葉は確実に脱葉することができる。
【0037】さらには、走行装置1に葉もぎ装置2を着
脱自在かつ左右揺動自在に取付けているために、葉もぎ
装置2を走行装置1から取外してメンテナンス等を行な
うことができると共に、葉タバコが畦上にて同一直線上
に並んで立っていない場合や、葉タバコが傾斜姿勢等の
不規則な姿勢で立っている場合、さらには、葉タバコの
畦が曲がっている場合に、立毛(立木)、及び畦に沿っ
て走行する走行装置1に対して、葉もぎ装置2は左右に
揺動しながら各葉タバコの幹を左右一対の葉もぎ部30,3
0 間に導くことができて、かかる幹Mや葉Hを損傷させ
ることなく確実に脱葉・収穫を行なうことができる。
【0038】また、左右一対の葉もぎ部30,30 の地上高
調節、前端側と後端側との高低差調節、及び左右相対間
隔調節をそれぞれ各調節部により調節することができる
ために、1本の幹Mに着生している葉を、いわゆる下
葉、本葉、天葉等の部位毎に、確実に脱葉・収穫するこ
とができる。
【0039】特に、畦Uの近傍位置にて幹Mに着生して
いる下葉も、葉もぎ部30,30 を可及的に畦に近接させた
地上高に位置調節することにより、収穫時に最も苦労の
多い下葉の全葉収穫も、確実に行なうことができる。
【0040】この際、もぎ葉受体3,3を取外しておく
ことにより、葉もぎ部30,30 の位置調節を楽に行なうこ
とができるものであり、この場合、もぎ葉Hは、左右側
の座席18,18 にそれぞれ着座した作業者が手で回収す
る。
【0041】そして、葉もぎ部30,30 によりもぎ取られ
て落下する葉Hは、もぎ葉受体3,3により確実に受け
ることができ、しかも、畦が曲がっている場合にも、各
もぎ葉受体3,3の弯曲部3c,3c が随時揺動支軸61,61
を中心に上下揺動して姿勢を変更し、弯曲部3c,3c が畦
Uに衝突等するのを防止することができるために、円滑
かつ確実な脱葉・収穫作業を行なうことができる。
【0042】また、もぎ葉受体3,3上に落下した葉H
は、左右側の座席18,18 にそれぞれ着座した作業者が、
それぞれ部位毎にたばねて収穫葉載置台19,20,21上に載
置することができる。
【0043】この際、走行する機体の振動により各もぎ
葉受体3,3の弯曲部3c,3c も上下揺動して、弯曲部3
c,3c 上に落下した葉Hは、縦壁部3aと水平部3bと弯曲
部3cとにより形成される略U字状溝部3d内に、整然と方
向性をもって収集されるために、後続の作業者による部
位毎の葉Hのたばね作業が楽に行なえる。
【0044】そして、各弯曲部3c,3c を振動手段により
振動させることによって、弯曲面3c,3c 上に落下した葉
Hを強制的に滑動させて、上記略V字状溝部3d,3d 内に
整然と収集させることもできる。
【0045】また、各もぎ葉受体3,3は、全体的に前
高後低の傾斜姿勢にて取付けておくことにより、上記略
V字状溝部3d,3d 内に整然と収集される葉Hを直後方に
着座している作業者の手元側に滑動させることができ
て、後続の葉Hのたばね作業をスムーズに行なうことが
できる。
【0046】
【発明の効果】本発明によれば、次のような効果が得ら
れる。
【0047】 1本の幹に、螺旋状に着生しているタ
バコ葉のいずれの付根部にも、剪断力として葉もぎ用突
片の押下げ力を作用させることができるために、葉や幹
を損傷させることなく、機械的に迅速かつ確実に脱葉す
ることができて、タバコ葉の収穫作業を機械化により効
率良く行なうことができる。
【0048】 葉もぎ装置は走行装置にアタッチメン
トとして着脱自在に取付けることができるために、葉も
ぎ装置を取外してメンテナンス等を楽に行なうことがで
きると共に、走行装置を別の作業に利用することもでき
る。
【0049】 葉もぎ装置は、走行装置に横架した前
後方向に伸延する取付支軸に着脱自在かつ左右揺動自在
に吊下して取付けているために、同葉もぎ装置を走行装
置から取外してメンテナンス等を楽に行なうことができ
ると共に、葉タバコが畦の伸延方向に沿って植設される
ことなく、曲がった状態で植設されている場合や、畦が
曲がっている場合にも、畦に沿って走行する走行装置に
対して、吊下状態の葉もぎ装置は、左右方向に自由に揺
動しながら、各葉タバコの幹を左右一対の葉もぎ部間に
円滑かつ確実に導くことができて、かかる幹や葉を損傷
させることなく確実に脱葉・収穫することができる。
【0050】 左右一対の葉もぎ部は、地上高調節、
前端側と後端側の高低差調節、及び左右相対間隔調節を
それぞれ行なうことができるために、所望の部位の葉を
確実に脱葉収穫することができる。
【0051】 もぎ取った葉は、走行装置の左右側下
部にそれぞれ取付けたもぎ葉受体により受けることがで
き、しかも、両もぎ葉受体は、基端縁部を上下揺動自在
としているために、曲がった畦に沿って走行装置を走行
させた場合にも、各もぎ葉受体が上下揺動して姿勢を変
更することにより畦に衝突等することがなく、円滑な脱
葉・収穫作業を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る葉タバコ収穫機の側面図。
【図2】同収穫機の正面図。
【図3】同収穫機の背面図。
【図4】葉もぎ装置の斜視図。
【図5】同葉もぎ装置の振動作用部の側面図。
【図6】同振動作用部の平面図。
【図7】葉もぎ部の平面説明図。
【図8】同葉もぎ部の側面説明図。
【図9】もぎ葉受体の斜視説明図。
【図10】葉もぎ用回転体の作用説明図。
【符号の説明】
A 葉タバコ収穫機 1 走行装置 2 葉もぎ装置 3 もぎ葉受体 29 振動作用部 30 葉もぎ部 53 葉もぎ用回転体

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 葉タバコの畦を跨いで自走可能な走行装
    (1) に、葉タバコの幹から葉をもぎ取る葉もぎ装置
    (2) を取付けた葉タバコ収穫機において、 走行装置(1) には、左右一対の走行部(10,10) の直上方
    位置にそれぞれ支持台(11,11) を設け、両支持台(11,1
    1) 間に門型に形成した支持枠ケース(12)を跨架し、同
    支持枠ケース(12)の天井壁形成部(12a) の中央部に、前
    後方向に伸延する取付支軸(25)をブラケット(26,26) を
    介して横架する一方、 葉もぎ装置(2) には、前後一対の門型フレーム(27,28)
    の前後に対向する縦フレーム形成部(27b,27b,28b,28b)
    間に、それぞれ左右一対の振動作用部(29,29)を横架
    し、各振動作用部(29,29) に葉もぎ部(30,30) をそれぞ
    れ取付けて、両葉もぎ部(30,30) を上下方向に振動可能
    とすると共に、両葉もぎ部(30,30) を左右に対向させて
    配置し、 前記走行装置(1) の取付支軸(25)に、上記葉もぎ装置
    (2) の門型フレーム(27,28) の横フレーム形成部(27a,2
    8a) の中央部を着脱自在に枢支して、葉もぎ装置(2) を
    取付支軸(25)を中心に左右揺動自在に吊下し、 左右一対の葉もぎ部(30,30) には、それぞれ前後方向に
    伸延する回転体取付フレーム(52,52) を設け、各回転体
    取付フレーム(52,52) に、複数個の葉もぎ用回転体(53,
    53) を前後方向に間隔を開けて上下方向の軸線廻りに回
    転自在に取付けると共に、左右一対の葉もぎ用回転体(5
    3,53) 同士を対向させて配置し、 各葉もぎ用回転体(53,53) には、放射状に伸延する複数
    個の葉もぎ用突片(53b,53b) を設けたことを特徴とする
    葉タバコ収穫機。
  2. 【請求項2】 左右一対の葉もぎ部(30,30) には、地上
    高調節、前端側と後端側との高低差調節、及び左右相対
    間隔調節をそれぞれ行なうための調節部を設けたことを
    特徴とする請求項1記載の葉タバコ収穫機。
  3. 【請求項3】 走行装置(1) の左右側下部に、もぎ葉受
    体(3,3) をそれぞれ取付けると共に、両もぎ葉受体(3,
    3) は、前後幅を葉もぎ部(30,30) の前後幅と略同一幅
    に形成して、基端縁部を上下揺動自在に枢支し、先端縁
    部を畦の裾部より頂部に略沿わせて伸延させて形成した
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の葉タバコ収穫
    機。
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