JP2751813B2 - 容器供給装置 - Google Patents
容器供給装置Info
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- JP2751813B2 JP2751813B2 JP5345028A JP34502893A JP2751813B2 JP 2751813 B2 JP2751813 B2 JP 2751813B2 JP 5345028 A JP5345028 A JP 5345028A JP 34502893 A JP34502893 A JP 34502893A JP 2751813 B2 JP2751813 B2 JP 2751813B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は容器供給装置に関し、よ
り詳しくは、例えば、容器を整列してホルダ内に供給す
るのに好適な容器供給装置に関する。
り詳しくは、例えば、容器を整列してホルダ内に供給す
るのに好適な容器供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複数列のシュートを備えて、各シ
ュートから容器を下方に落下させて搬送コンベヤ上に縦
一列に整列する装置は知られている(例えば、実公平1
−41695号公報)。
ュートから容器を下方に落下させて搬送コンベヤ上に縦
一列に整列する装置は知られている(例えば、実公平1
−41695号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の装置において、処理能力を向上させるために上記シ
ュートの数を増加すると、装置の製造コストが高くな
り、かつ装置が大型化するという欠点が生じる。
来の装置において、処理能力を向上させるために上記シ
ュートの数を増加すると、装置の製造コストが高くな
り、かつ装置が大型化するという欠点が生じる。
【0004】
【課題を解決するための手段】このような事情に鑑み、
本発明は、複数並列されてそれぞれ容器が通過するシュ
ートと、各シュートにおける容器の通過経路に配設され
て、容器の通過を阻止する前進位置と容器の通過を許容
する後退位置とに移動可能な第1のストッパとを備え、
各シュートから容器を落下させて整列させるようにした
容器供給装置において、上記シュートと近接する下方
に、側方に移動可能な可動フレームを設け、該可動フレ
ームに、上記各シュートから落下する容器を受け入れる
複数の第1受入部と、各第1受入部の上記可動フレーム
の移動方向の一側に配設されて各シュートから落下する
容器を受け入れる第2受入部と、少なくとも上記第1受
入部に、容器を保持し、あるいは容器の保持状態を解放
する第2のストッパを設け、さらに、上記可動フレーム
を、シュートから落下する容器を上記第1受入部に受け
入れる第1位置と、シュートから落下する容器を第2受
入部に受け入れる第2位置とに移動させる駆動機構を設
け、上記可動フレームを第1位置に位置させた際には、
上記シュートから第1受入部に落下する容器を上記第2
のストッパによって保持し、上記可動フレームを第2位
置に位置させた際には、上記第2のストッパによる第1
受入部内の容器の保持状態を解放するとともに、上記第
1のストッパを後退位置に位置させて、シュートから落
下する容器が上記第2受入部を通過するように構成した
ものである。
本発明は、複数並列されてそれぞれ容器が通過するシュ
ートと、各シュートにおける容器の通過経路に配設され
て、容器の通過を阻止する前進位置と容器の通過を許容
する後退位置とに移動可能な第1のストッパとを備え、
各シュートから容器を落下させて整列させるようにした
容器供給装置において、上記シュートと近接する下方
に、側方に移動可能な可動フレームを設け、該可動フレ
ームに、上記各シュートから落下する容器を受け入れる
複数の第1受入部と、各第1受入部の上記可動フレーム
の移動方向の一側に配設されて各シュートから落下する
容器を受け入れる第2受入部と、少なくとも上記第1受
入部に、容器を保持し、あるいは容器の保持状態を解放
する第2のストッパを設け、さらに、上記可動フレーム
を、シュートから落下する容器を上記第1受入部に受け
入れる第1位置と、シュートから落下する容器を第2受
入部に受け入れる第2位置とに移動させる駆動機構を設
け、上記可動フレームを第1位置に位置させた際には、
上記シュートから第1受入部に落下する容器を上記第2
のストッパによって保持し、上記可動フレームを第2位
置に位置させた際には、上記第2のストッパによる第1
受入部内の容器の保持状態を解放するとともに、上記第
1のストッパを後退位置に位置させて、シュートから落
下する容器が上記第2受入部を通過するように構成した
ものである。
【0005】
【作用】上述した構成によれば、可動フレームを第1位
置に位置させて第1受入部に容器を受け入れて第2のス
トッパで保持した後、可動フレームを第2位置に位置さ
せて第1受入部に保持した容器の保持状態を解放すると
同時に、第1のストッパを後退位置に位置させてシュー
トから容器を落下させれば、上記シュートの数の2倍以
上の容器を下方に落下させて整列することができる。し
たがって、シュートの数を増加させることなく処理能力
が高い容器供給装置を提供することができる。
置に位置させて第1受入部に容器を受け入れて第2のス
トッパで保持した後、可動フレームを第2位置に位置さ
せて第1受入部に保持した容器の保持状態を解放すると
同時に、第1のストッパを後退位置に位置させてシュー
トから容器を落下させれば、上記シュートの数の2倍以
上の容器を下方に落下させて整列することができる。し
たがって、シュートの数を増加させることなく処理能力
が高い容器供給装置を提供することができる。
【0006】
【実施例】以下図示実施例について本発明を説明する
と、図1ないし図2において、1は容器供給装置であ
り、カップ状のホルダ2内に容器3を供給できるように
なっている。容器供給装置1は、下方側に位置する受渡
コンベヤ4と、その上方位置に配設した容器供給手段5
とを備えている。受渡コンベヤ4は、矢印方向に循環走
行できるようになっており、その載置面には走行方向と
直交させて等ピッチで複数のガイドバー6を取り付けて
いる。そして、これら隣り合うガイドバー6によって走
行方向に等ピッチでポケット7を形成してあり、受渡コ
ンベヤ4は、上記ガイドバー6を設けた1ピッチずつ間
欠的に移動されるようになっている。そして、ポケット
7が図1に示す挿入位置Aに停止している状態で、受渡
コンベヤ4の隣接位置に設けた供給コンベヤ8からポケ
ット7内に24個のホルダ2が挿入される。このように
ポケット7内に供給保持されたホルダ2は、隣接位置の
ホルダ2が相互に当接した状態となっている(図1
0)。挿入位置Aにおいてポケット7内に24個のホル
ダ2が供給保持されると、ガイドバー6が上述した1ピ
ッチ分だけ移動するので、ホルダ2を保持したポケット
7は、隣接する下流側となる容器の供給位置Bに移動し
て停止し、この供給位置Bで停止している時に、容器供
給手段5によって24本の容器3が上方側から各ホルダ
2内に供給される。このとき同時に、挿入位置Aでは上
述と同様に供給コンベヤ8からポケット7内に24個の
ホルダ2が挿入される。次に、ガイドバー6がさらに1
ピッチ分だけ下流側に移動すると、容器3を収納したホ
ルダ2を保持するポケット7が排出位置Cに移動して停
止し、その排出位置Cにおいて、図示しない排出手段に
よってポケット7に保持された24個のホルダ2は受渡
コンベヤ4と直交させて配設した排出コンベヤ11上に
排出される。このように挿入位置Aにおいて各ポケット
7に24個のホルダ2が挿入され、次に供給位置Bにお
いて容器供給手段5によって24個のホルダ2内にそれ
ぞれ容器3が供給され、次に排出位置Cにおいてホルダ
2がポケット7から排出されるようになっている。次
に、図3から図8に基づいて容器供給手段5の構成を説
明する。容器供給手段5は、最上方位置に鉛直下方にむ
けて設けたシュート12と、このシュート12の直下位
置に移動可能に設けた第1受渡機構13と、さらに第1
受渡機構13の直下位置、つまり上記供給位置B上に配
設した第2受渡機構14とから構成されている。シュー
ト12は、前後位置の壁部12a,12bと、それらの
内部を鉛直方向に配設した図示しない板状部材によって
図3の紙面と直交する方向に所定ピッチpで区画してあ
り、それによって合計12の鉛直方向の通路12cを形
成している。なお、このような構成の代わりに、上記各
通路12cを容器3が通過可能なパイプによって形成し
ても良い。シュート12の上方位置には図示しない容器
整列装置が設けてあり、この容器整列装置によって底部
が下方となるように整列された12本の容器3は上記シ
ュート12の各通路12c内に供給されるようになって
いる。シュート12の下端部12dの位置には、シリン
ダ機構15によって進退する第1のストッパとしての第
1ストッパ部材16を設けてあり、この第1ストッパ部
材16は、図3に破線で示した前進位置と想像線で示し
た後退位置とに往復移動されるようになっている。そし
て、前進位置にあるときには通路12c内に供給されて
いる最も下方側の容器3の底部と係合して該容器3およ
びそれよりも上方側に位置する容器3の通過を阻止する
一方、後退位置にあるときには、容器3が下方に向けて
落下するのを許容するようになっている。また、後方側
の壁部の所定高さ位置には、該壁部を貫通させてストッ
パ部材17を設けている(図3)。ストッパ部材17は
シリンダ機構の先端に取り付けてあり、上記第1ストッ
パ部材16と同期して進退移動されるようになってい
る。このストッパ部材17によって、最下方側に位置す
る12本の容器3をシュート12の下端部12dから下
方に落下させる際に、シュート12内の下方側から2番
目の容器3が最下方側の容器3に続いて落下しないよう
になっている。したがって、第1ストッパ部材16を進
退動させることによって、このシュート12の下端部1
2dから一度に12本の容器3の保持状態を解放して下
方に落下させることができる。第1受渡機構13,第2
受渡機構14の構成を説明する前に、容器供給手段5に
よってホルダ2内に容器3を供給する際の工程を図8に
よって簡単に説明する。すなわち、先ずシュート12の
下端部12dから落下した12本の容器3は、下方側の
第1受渡機構13に支持される(図8(a)、図8
(b))。次に、12本の容器3を保持した第1受渡機
構13を上記ピッチpの半分の寸法だけ平行移動させ
(図8(c))、その状態において、第1受渡機構13
に保持した12本の容器3と、シュート12に保持した
最下方の12本の容器3を同時に落下させる(図8
(d))。これにより、第2受渡機構14上には上記ピ
ッチpの半分のピッチで24本の容器3が保持され、こ
の後、第2受渡機構14による容器3の保持状態を解放
すると、24本の容器3が下方に落下して供給位置Bに
位置する24個のホルダ2内に供給される(図8
(e))。簡単に説明すると、本実施例では、このよう
にして供給位置Bにある24個のホルダ2内に容器3を
供給するようにしている。図3ないし図5に示すよう
に、第1受渡機構13は、固定フレーム上に上記ポケッ
ト7と平行に、かつ水平に支持した一対のガイドレール
18を備えており、このガイドレール18上に上下2枚
の板状部材を連結して構成した可動フレーム21を摺動
自在に載置している。この可動フレーム21には、固定
フレーム側に設けたシリンダ機構22のピストン22a
を連結している。シリンダ機構22が作動されていない
ときには、可動フレーム21は図4ないし図5に実線で
示す保持位置に停止しているが、シリンダ機構22が作
動されると、図5に想像線で示す様に、可動フレーム2
1全体がガイドレール18に沿って上記ピッチpの2分
の1ピッチだけ右方側となる解放位置まで移動するよう
になっている。可動フレーム21には、ガイドレール1
8に沿って上下一対のガイド軸23,24を軸方向に移
動可能に軸支してあり、各ガイド軸23,24には、落
下してくる容器3の外周部をガイドする左右一対の板状
ガイド25を上記ピッチpの2分の1ピッチごとに連結
している。これら各一対の板状ガイド25の先端部は可
動フレーム21の前方側の端面よりも外方に突出させて
あり、それらの間を容器3が通過できるようにしてい
る。そして、図6に示すように、一方のガイド軸23
は、ねじ軸26と一対のギヤ27とを介してモータ28
に連動しており、したがって、モータ28を正逆方向に
回転させることによって、ガイド軸23を軸方向に所要
量だけ移動できるようにしてあり、それによって、容器
3の外径に合わせて左右一対の板状ガイド25が隔てた
間隔を調整できるようになっている。また、図4に示す
ように、左右一対の板状ガイド25の間に位置する可動
フレーム21の前方側の端面には、鉛直方向に向けた各
一対の棒状ガイド31を連結するとともに、これら各棒
状ガイド31と対向する外方側は鉛直方向の壁面30に
よって覆っている。そして、本実施例では、左右各一対
の板状ガイド25および棒状ガイド31と壁面30とに
よって囲繞される空間部によって、容器3を受け入れる
第1受入部13aと第2受入部13bとを交互に構成し
ている(図4、図5)。 各第1受入部13aには、それ
を構成する一対の板状ガイド25の中間の位置に、それ
ぞれ第2のストッパとして第2ストッパ部材32を設け
ている(図4)。図4に示すように、これら第2ストッ
パ部材32の基部は、可動フレーム21側に設けた支持
軸33に回転自在に嵌装してあり、かつ可動フレーム2
1に設けたシリンダ機構34に連動させている。各第2
ストッパ部材32に連動させた各シリンダ機構34は同
期して作動される様になっており、図4に示すように可
動フレーム21が保持位置に停止しているときには、左
右の板状ガイド25の中央位置まで突出して水平に支持
されている。そして、このように保持位置にある各第2
ストッパ部材32は、上述したシュート12の各通路1
2cの直下位置に位置する様になっている。したがっ
て、上述したように、シュート12の第1ストッパ部材
16を後退させると、通路12cの下端部から12本の
容器3が下方にむけて落下し、それら12本の容器3
は、直下位置にある第1受渡機構13の各第1受入部1
3aに落下して第2ストッパ部材32によって支持され
る。この状態となると、上記シリンダ機構22が作動さ
れて、可動フレーム21全体を上記2分の1ピッチだけ
平行移動させて解放位置に停止させる。したがって、各
第1受入部13a内の第2ストッパ部材32に支持され
た容器3は、隣り合う通路12cの中間の位置に位置す
るようになり、かつ、第2ストッパ部材32を設けなか
った各第2受入部13bは各通路12cの直下に位置す
るようになる。そして、この状態となったら、第2スト
ッパ部材32を一斉に後退させると同時に、シュート1
2側の第1ストッパ部材16をも一斉に後退させる。し
たがって、各通路12c内の最下方に支持されていた1
2本の容器3が直下位置の各第2受入部13bを通過し
て下方側の第2受渡機構14上に落下して支持されると
ともに、第1受渡機構13の各第1受入部13a内に保
持していた12本の容器3も保持状態を解放されるの
で、下方側の第2受渡機構14上に落下して支持され
る。この後、解放位置に停止していた第1受渡機構13
は元の保持位置まで復帰して停止する。このようにし
て、本実施例では、隣り合う通路12cのピッチpの2
分の1のピッチで24本の容器3を第2受渡機構14上
に支持させるようにしている。次に、図3、図7および
図9によって第2受渡機構14を説明すると、第2受渡
機構14は、固定フレームに上記ポケット7と平行に軸
支した左右一対のガイド軸36,37を備えている。そ
れらガイド軸36,37には、左右各一対の板状ガイド
38を設けてあり、各板状ガイド38は上述した第1受
渡機構13側の板状ガイド25の直下位置に位置させて
いる。ガイド軸36は、ねじ軸26’と一対のギヤ2
7’を介してモータ28’に連動しており、モータ2
8’が正逆に回転されることによって、左右の板状ガイ
ド38の間隔を容器3の外径に応じて調整できるように
している。また、各一対の板状ガイド38の間に位置に
は、鉛直方向に支持した左右一対の棒状ガイド41を設
けてあり、これら棒状ガイド41と対向する外方側は、
上方側から連続する壁面30によって覆っている。そし
て、各一対の板状ガイド38と棒状ガイド41および壁
面30とによって容器3を受け入れる受入部を構成して
いる。本実施例では、上記一対の棒状ガイド41は、同
期して開閉する揺動アーム42の先端に取り付けてあ
り、この揺動アーム42はリンク43を介して固定フレ
ームに取り付けたシリンダ機構44に連動させている。
そして、上記第1受渡機構13およびシュート12の各
通路12cから上述したようにそれぞれ12本づつ合計
24本の容器3が落下するときには、揺動アーム42が
閉鎖されており、したがって、この閉鎖位置の左右一対
の棒状ガイド41と一対の板状ガイド38および壁面3
0とによって囲繞される空間内、すなわち各受入部に容
器3が落下できるようになっている。一方、この揺動ア
ーム42は、ホルダ2内に容器3が供給されると開放さ
れるようになっており、それによって、両棒状ガイド4
1が隔ててた間隔を大きくするようにしている。これに
よって、容器3を収納したホルダ2が供給位置Bから排
出位置Cに移動する際に、両棒状ガイド41の下端部が
ホルダ2内の容器3の上方部と当接しないようにしてい
る。さらに、図3に示すように、第2受渡機構14は壁
面30の下端部の位置に移動可能な第4ストッパ部材4
5を備えている。この第4ストッパ部材45は、図3に
示す前進位置にあるときには、壁面30よりも内方に位
置して容器3の底部と当接するようになっており、これ
に対して後退位置にあるときには、容器3の底部と当接
せずに、その容器3の落下を許容するようになってい
る。このように第2受渡機構14は、上記シュート12
のピッチpの2分の一のピッチで各一対の棒状ガイド4
1および板状ガイド38を設けてあり、通常は、上記第
4ストッパ部材45を前進位置に位置させて容器3の通
過を阻止するようにしている。そして、このように第4
ストッパ部材45が前進位置にあるときに、上述した第
1受渡機構13およびシュート12からそれぞれ各12
本の容器3を落下させるので、落下してきた24本の容
器3は第2受渡機構14の各板状ガイド38の間に保持
され、かつ第4ストッパ部材45によって支持される。
第2受渡機構14に支持された容器3のピッチは、供給
位置Bにあるポケット7内の24個のホルダ2のピッチ
と一致しているので、この後、第4ストッパ部材45を
後退位置まで後退させると、24本の容器3の保持状態
が解放されて、各容器3は下方側に位置するホルダ2内
に供給される。上述したように、本実施例の容器供給手
段5は、第1受渡機構13および第2受渡機構14によ
って、シュート12の隣り合う通路12cのピッチPの
2分の1のピッチで容器3をホルダ2に供給することが
できる。これによって、供給位置Bに保持した24個の
ホルダ2内に容器3を供給することができる。したがっ
て、本実施例によれば、シュート12における通路12
cの数を増加させることなく、装置の処理能力を向上さ
せることができる。このような本実施例に対して、従来
では上記両受渡機構13,14を備えていなかったもの
である。したがって、従来では装置の処理能力を向上さ
せるためには、シュート12における隣り合う通路12
cの数を増加させる必要があり、その場合には、装置の
製造コストが増加するとともに装置が大型化するという
欠点が生じていたものである。なお、上記実施例におけ
る第2受渡機構14は省略しても良い。また、上記実施
例では、第1受渡機構13における各第1受入部13a
だけに第2ストッパ部材32を設けているが、各第2受
入部13bにも第2ストッパ部材32を設けても良い。
そして、その場合には、先ず各第1受入部13aで容器
3を保持し、次に、可動フレーム21を上記ピッチpの
2分の1ピッチだけ平行移動させてから各第2受入部1
3bに容器3を受け入れて保持する。これによって24
すべての受入部13a,13bに容器3が保持され、そ
の状態から元の位置に復帰させる。そして、この状態に
置いて、すべての第2ストッパ部材32を後退させるこ
とによって、24本の容器3が下方に落下する。このよ
うな構成であっても良い。さらに、上記実施例では、上
記シュート12の各通路12cごとに、第2ストッパ部
材32を有する第1受入部13aと第2ストッパ部材3
2を備えない第2受入部13bとの合計2つの受入部を
配設していることになるが、上記シュート12の各通路
12cごとに合計3つの受入部を設けても良い。その場
合には、3つの受入部における2つにそれぞれ第2スト
ッパ部材32を設けることになる。さらに、本実施例
は、図10ないし図12に示すように、上記受渡コンベ
ヤ4の隣接位置にホルダ補充機構46を設けてあり、何
らかの理由でリジェクトされたホルダ2を上記受渡コン
ベヤ4のポケット7に補充出来るようにしている。この
ホルダ補充機構46は、上記受渡コンベヤ4を挟んで供
給コンベヤ8と反対側に設けてあり、所定の高さに支持
したL字形の載置板47と、この載置板47の上方を受
渡コンベヤ4の走行方向と平行に進退動する第1押出シ
リンダ48と、この載置板47の上方を受渡コンベヤ4
と直交方向に移動して、載置板47上から受渡コンベヤ
4のポケット7内に、それまでにリジェクトされていた
ホルダ2を補充する第2押出シリンダ49を備えてい
る。また、第1押出シリンダ48側には、リジェクトさ
れたホルダ2を載置板47上に補充する補充コンベヤ5
2を設けている。本実施例では、上記ホルダ補充機構4
6によって挿入位置Aにあるポケット7、あるいは挿入
位置Aよりも上流側にあるポケット7に、供給コンベヤ
8とは反対側からリジェクトされたホルダ2を補充して
供給するようになっている。すなわち、図12は、この
ホルダ補充機構46によるホルダ2の補充工程を示した
ものである。先ず、リジェクトされたホルダ2は上記補
充コンベヤ52によって上記第1押出シリンダ48側の
載置板47上に供給される。すると、第1押出シリンダ
48は、そのホルダ2を第2押出シリンダ49の位置ま
で移動させる(図12(a))。この間に、供給位置B
にあるポケット7内のホルダ2に上述したように容器3
が供給されるとともに、その下流側となる排出位置Cの
ポケット7では、ポケット7から排出されるべきホルダ
2が待機している。また、これと同時に、挿入位置Aで
は、供給コンベヤ8によって24個のホルダ2がポケッ
ト7内に徐々に挿入される(図12(a)、図12
(b))。次に、ホルダ補充機構46の第2押出シリン
ダ49に当接した補充側のホルダ3は、第2押出シリン
ダ49がポケット7と平行に、かつ所定量だけ右方側に
移動するので、挿入位置Aよりも一つ上流側に位置する
ポケット7内に左方側から挿入される(図12
(b))。この間に、挿入位置Aのポケット7内に上記
供給コンベヤ8によって24個のホルダ3が挿入される
とともに、供給位置Bにあるポケット7のホルダ2内に
容器2が供給される。また、それと同時に排出位置Cに
あるポケット7からホルダ2が排出される(図12
(b)、図12(c))。この後、ガイドバー6が各ポ
ケット1つ分だけ移動するので、既に挿入位置Aの上流
側で1つだけホルダ2が挿入されていたポケット7が挿
入位置Aに位置する。それと同時に、それまで挿入位置
Aにあったポケット7が供給位置Bに位置し、また供給
位置Bにあったポケット7が排出位置Cに移動する(図
12(d))。この後、既に挿入位置Aにあって1つだ
けホルダ2を保持したポケット7内に供給コンベヤ8か
ら23個のホルダ2が供給され、したがって挿入位置A
のホルダ7には合計24個のホルダ2が供給されること
になる(図12(e)、図12(f)、図12
(g))。また、この間に挿入位置Aの一つ上流側にあ
るポケット7には、上記ホルダ補充機構46によって、
それまでにリジェクトされていたホルダ2が挿入され
る。このような作動を繰り返すことによって、ホルダ補
充機構46によって、挿入位置Aの一つ上流側にあるポ
ケット7内にリジェクトされたホルダ2を補充するよう
にしている。このように、本実施例では、リジェクトさ
れたホルダ2をホルダ補充機構46によってポケット7
に補充して供給するようにしているが、補充作動のため
に受渡コンベヤ4を一時停止させる必要がない。したが
って、受渡コンベヤ4は通常どうり間欠的に隣り合うポ
ケット7を1ピッチづつ移動させればよい。このような
本実施例によれば、何らかの理由でリジェクトされたホ
ルダ2を、再度、その搬送経路に補充する際に、その都
度、供給コンベヤ8上のホルダ2を停止させていた従来
に比較して、ホルダ2が衝突する際の騒音を防止できる
ようになり、しかも、供給コンベヤ8上のホルダ2を停
止させるための特別な停止機構も必要ない。なお、上記
実施例では、上記ホルダ補充機構46によって図12の
左方側からポケット7内に容器を補充するようにしてい
るが、図12(g)に想像線で示すように、リジェクト
されたホルダ2を供給コンベヤ8と同じ側からポケット
に補充するようにしても良い。次に、図13は、ホルダ
補充機構46の他の実施例を示したものである。上記図
10ないし図12に示したホルダ補充機構46が、挿入
位置Aの一つ上流側の位置において、供給コンベヤ8か
らのホルダ2の供給に先立ってポケット7にリジェクト
されたホルダ2を補充していたのに対して、この図13
の実施例では、挿入位置Aに位置したポケット7に、供
給コンベヤ8による通常のホルダ2の挿入作動と同時
に、供給コンベヤ8とは反対側からリジェクトされたホ
ルダ2を補充するようにしたものである。このような構
成であっても図9ないし図11に示した実施例と同様の
作用効果を得ることができる。
と、図1ないし図2において、1は容器供給装置であ
り、カップ状のホルダ2内に容器3を供給できるように
なっている。容器供給装置1は、下方側に位置する受渡
コンベヤ4と、その上方位置に配設した容器供給手段5
とを備えている。受渡コンベヤ4は、矢印方向に循環走
行できるようになっており、その載置面には走行方向と
直交させて等ピッチで複数のガイドバー6を取り付けて
いる。そして、これら隣り合うガイドバー6によって走
行方向に等ピッチでポケット7を形成してあり、受渡コ
ンベヤ4は、上記ガイドバー6を設けた1ピッチずつ間
欠的に移動されるようになっている。そして、ポケット
7が図1に示す挿入位置Aに停止している状態で、受渡
コンベヤ4の隣接位置に設けた供給コンベヤ8からポケ
ット7内に24個のホルダ2が挿入される。このように
ポケット7内に供給保持されたホルダ2は、隣接位置の
ホルダ2が相互に当接した状態となっている(図1
0)。挿入位置Aにおいてポケット7内に24個のホル
ダ2が供給保持されると、ガイドバー6が上述した1ピ
ッチ分だけ移動するので、ホルダ2を保持したポケット
7は、隣接する下流側となる容器の供給位置Bに移動し
て停止し、この供給位置Bで停止している時に、容器供
給手段5によって24本の容器3が上方側から各ホルダ
2内に供給される。このとき同時に、挿入位置Aでは上
述と同様に供給コンベヤ8からポケット7内に24個の
ホルダ2が挿入される。次に、ガイドバー6がさらに1
ピッチ分だけ下流側に移動すると、容器3を収納したホ
ルダ2を保持するポケット7が排出位置Cに移動して停
止し、その排出位置Cにおいて、図示しない排出手段に
よってポケット7に保持された24個のホルダ2は受渡
コンベヤ4と直交させて配設した排出コンベヤ11上に
排出される。このように挿入位置Aにおいて各ポケット
7に24個のホルダ2が挿入され、次に供給位置Bにお
いて容器供給手段5によって24個のホルダ2内にそれ
ぞれ容器3が供給され、次に排出位置Cにおいてホルダ
2がポケット7から排出されるようになっている。次
に、図3から図8に基づいて容器供給手段5の構成を説
明する。容器供給手段5は、最上方位置に鉛直下方にむ
けて設けたシュート12と、このシュート12の直下位
置に移動可能に設けた第1受渡機構13と、さらに第1
受渡機構13の直下位置、つまり上記供給位置B上に配
設した第2受渡機構14とから構成されている。シュー
ト12は、前後位置の壁部12a,12bと、それらの
内部を鉛直方向に配設した図示しない板状部材によって
図3の紙面と直交する方向に所定ピッチpで区画してあ
り、それによって合計12の鉛直方向の通路12cを形
成している。なお、このような構成の代わりに、上記各
通路12cを容器3が通過可能なパイプによって形成し
ても良い。シュート12の上方位置には図示しない容器
整列装置が設けてあり、この容器整列装置によって底部
が下方となるように整列された12本の容器3は上記シ
ュート12の各通路12c内に供給されるようになって
いる。シュート12の下端部12dの位置には、シリン
ダ機構15によって進退する第1のストッパとしての第
1ストッパ部材16を設けてあり、この第1ストッパ部
材16は、図3に破線で示した前進位置と想像線で示し
た後退位置とに往復移動されるようになっている。そし
て、前進位置にあるときには通路12c内に供給されて
いる最も下方側の容器3の底部と係合して該容器3およ
びそれよりも上方側に位置する容器3の通過を阻止する
一方、後退位置にあるときには、容器3が下方に向けて
落下するのを許容するようになっている。また、後方側
の壁部の所定高さ位置には、該壁部を貫通させてストッ
パ部材17を設けている(図3)。ストッパ部材17は
シリンダ機構の先端に取り付けてあり、上記第1ストッ
パ部材16と同期して進退移動されるようになってい
る。このストッパ部材17によって、最下方側に位置す
る12本の容器3をシュート12の下端部12dから下
方に落下させる際に、シュート12内の下方側から2番
目の容器3が最下方側の容器3に続いて落下しないよう
になっている。したがって、第1ストッパ部材16を進
退動させることによって、このシュート12の下端部1
2dから一度に12本の容器3の保持状態を解放して下
方に落下させることができる。第1受渡機構13,第2
受渡機構14の構成を説明する前に、容器供給手段5に
よってホルダ2内に容器3を供給する際の工程を図8に
よって簡単に説明する。すなわち、先ずシュート12の
下端部12dから落下した12本の容器3は、下方側の
第1受渡機構13に支持される(図8(a)、図8
(b))。次に、12本の容器3を保持した第1受渡機
構13を上記ピッチpの半分の寸法だけ平行移動させ
(図8(c))、その状態において、第1受渡機構13
に保持した12本の容器3と、シュート12に保持した
最下方の12本の容器3を同時に落下させる(図8
(d))。これにより、第2受渡機構14上には上記ピ
ッチpの半分のピッチで24本の容器3が保持され、こ
の後、第2受渡機構14による容器3の保持状態を解放
すると、24本の容器3が下方に落下して供給位置Bに
位置する24個のホルダ2内に供給される(図8
(e))。簡単に説明すると、本実施例では、このよう
にして供給位置Bにある24個のホルダ2内に容器3を
供給するようにしている。図3ないし図5に示すよう
に、第1受渡機構13は、固定フレーム上に上記ポケッ
ト7と平行に、かつ水平に支持した一対のガイドレール
18を備えており、このガイドレール18上に上下2枚
の板状部材を連結して構成した可動フレーム21を摺動
自在に載置している。この可動フレーム21には、固定
フレーム側に設けたシリンダ機構22のピストン22a
を連結している。シリンダ機構22が作動されていない
ときには、可動フレーム21は図4ないし図5に実線で
示す保持位置に停止しているが、シリンダ機構22が作
動されると、図5に想像線で示す様に、可動フレーム2
1全体がガイドレール18に沿って上記ピッチpの2分
の1ピッチだけ右方側となる解放位置まで移動するよう
になっている。可動フレーム21には、ガイドレール1
8に沿って上下一対のガイド軸23,24を軸方向に移
動可能に軸支してあり、各ガイド軸23,24には、落
下してくる容器3の外周部をガイドする左右一対の板状
ガイド25を上記ピッチpの2分の1ピッチごとに連結
している。これら各一対の板状ガイド25の先端部は可
動フレーム21の前方側の端面よりも外方に突出させて
あり、それらの間を容器3が通過できるようにしてい
る。そして、図6に示すように、一方のガイド軸23
は、ねじ軸26と一対のギヤ27とを介してモータ28
に連動しており、したがって、モータ28を正逆方向に
回転させることによって、ガイド軸23を軸方向に所要
量だけ移動できるようにしてあり、それによって、容器
3の外径に合わせて左右一対の板状ガイド25が隔てた
間隔を調整できるようになっている。また、図4に示す
ように、左右一対の板状ガイド25の間に位置する可動
フレーム21の前方側の端面には、鉛直方向に向けた各
一対の棒状ガイド31を連結するとともに、これら各棒
状ガイド31と対向する外方側は鉛直方向の壁面30に
よって覆っている。そして、本実施例では、左右各一対
の板状ガイド25および棒状ガイド31と壁面30とに
よって囲繞される空間部によって、容器3を受け入れる
第1受入部13aと第2受入部13bとを交互に構成し
ている(図4、図5)。 各第1受入部13aには、それ
を構成する一対の板状ガイド25の中間の位置に、それ
ぞれ第2のストッパとして第2ストッパ部材32を設け
ている(図4)。図4に示すように、これら第2ストッ
パ部材32の基部は、可動フレーム21側に設けた支持
軸33に回転自在に嵌装してあり、かつ可動フレーム2
1に設けたシリンダ機構34に連動させている。各第2
ストッパ部材32に連動させた各シリンダ機構34は同
期して作動される様になっており、図4に示すように可
動フレーム21が保持位置に停止しているときには、左
右の板状ガイド25の中央位置まで突出して水平に支持
されている。そして、このように保持位置にある各第2
ストッパ部材32は、上述したシュート12の各通路1
2cの直下位置に位置する様になっている。したがっ
て、上述したように、シュート12の第1ストッパ部材
16を後退させると、通路12cの下端部から12本の
容器3が下方にむけて落下し、それら12本の容器3
は、直下位置にある第1受渡機構13の各第1受入部1
3aに落下して第2ストッパ部材32によって支持され
る。この状態となると、上記シリンダ機構22が作動さ
れて、可動フレーム21全体を上記2分の1ピッチだけ
平行移動させて解放位置に停止させる。したがって、各
第1受入部13a内の第2ストッパ部材32に支持され
た容器3は、隣り合う通路12cの中間の位置に位置す
るようになり、かつ、第2ストッパ部材32を設けなか
った各第2受入部13bは各通路12cの直下に位置す
るようになる。そして、この状態となったら、第2スト
ッパ部材32を一斉に後退させると同時に、シュート1
2側の第1ストッパ部材16をも一斉に後退させる。し
たがって、各通路12c内の最下方に支持されていた1
2本の容器3が直下位置の各第2受入部13bを通過し
て下方側の第2受渡機構14上に落下して支持されると
ともに、第1受渡機構13の各第1受入部13a内に保
持していた12本の容器3も保持状態を解放されるの
で、下方側の第2受渡機構14上に落下して支持され
る。この後、解放位置に停止していた第1受渡機構13
は元の保持位置まで復帰して停止する。このようにし
て、本実施例では、隣り合う通路12cのピッチpの2
分の1のピッチで24本の容器3を第2受渡機構14上
に支持させるようにしている。次に、図3、図7および
図9によって第2受渡機構14を説明すると、第2受渡
機構14は、固定フレームに上記ポケット7と平行に軸
支した左右一対のガイド軸36,37を備えている。そ
れらガイド軸36,37には、左右各一対の板状ガイド
38を設けてあり、各板状ガイド38は上述した第1受
渡機構13側の板状ガイド25の直下位置に位置させて
いる。ガイド軸36は、ねじ軸26’と一対のギヤ2
7’を介してモータ28’に連動しており、モータ2
8’が正逆に回転されることによって、左右の板状ガイ
ド38の間隔を容器3の外径に応じて調整できるように
している。また、各一対の板状ガイド38の間に位置に
は、鉛直方向に支持した左右一対の棒状ガイド41を設
けてあり、これら棒状ガイド41と対向する外方側は、
上方側から連続する壁面30によって覆っている。そし
て、各一対の板状ガイド38と棒状ガイド41および壁
面30とによって容器3を受け入れる受入部を構成して
いる。本実施例では、上記一対の棒状ガイド41は、同
期して開閉する揺動アーム42の先端に取り付けてあ
り、この揺動アーム42はリンク43を介して固定フレ
ームに取り付けたシリンダ機構44に連動させている。
そして、上記第1受渡機構13およびシュート12の各
通路12cから上述したようにそれぞれ12本づつ合計
24本の容器3が落下するときには、揺動アーム42が
閉鎖されており、したがって、この閉鎖位置の左右一対
の棒状ガイド41と一対の板状ガイド38および壁面3
0とによって囲繞される空間内、すなわち各受入部に容
器3が落下できるようになっている。一方、この揺動ア
ーム42は、ホルダ2内に容器3が供給されると開放さ
れるようになっており、それによって、両棒状ガイド4
1が隔ててた間隔を大きくするようにしている。これに
よって、容器3を収納したホルダ2が供給位置Bから排
出位置Cに移動する際に、両棒状ガイド41の下端部が
ホルダ2内の容器3の上方部と当接しないようにしてい
る。さらに、図3に示すように、第2受渡機構14は壁
面30の下端部の位置に移動可能な第4ストッパ部材4
5を備えている。この第4ストッパ部材45は、図3に
示す前進位置にあるときには、壁面30よりも内方に位
置して容器3の底部と当接するようになっており、これ
に対して後退位置にあるときには、容器3の底部と当接
せずに、その容器3の落下を許容するようになってい
る。このように第2受渡機構14は、上記シュート12
のピッチpの2分の一のピッチで各一対の棒状ガイド4
1および板状ガイド38を設けてあり、通常は、上記第
4ストッパ部材45を前進位置に位置させて容器3の通
過を阻止するようにしている。そして、このように第4
ストッパ部材45が前進位置にあるときに、上述した第
1受渡機構13およびシュート12からそれぞれ各12
本の容器3を落下させるので、落下してきた24本の容
器3は第2受渡機構14の各板状ガイド38の間に保持
され、かつ第4ストッパ部材45によって支持される。
第2受渡機構14に支持された容器3のピッチは、供給
位置Bにあるポケット7内の24個のホルダ2のピッチ
と一致しているので、この後、第4ストッパ部材45を
後退位置まで後退させると、24本の容器3の保持状態
が解放されて、各容器3は下方側に位置するホルダ2内
に供給される。上述したように、本実施例の容器供給手
段5は、第1受渡機構13および第2受渡機構14によ
って、シュート12の隣り合う通路12cのピッチPの
2分の1のピッチで容器3をホルダ2に供給することが
できる。これによって、供給位置Bに保持した24個の
ホルダ2内に容器3を供給することができる。したがっ
て、本実施例によれば、シュート12における通路12
cの数を増加させることなく、装置の処理能力を向上さ
せることができる。このような本実施例に対して、従来
では上記両受渡機構13,14を備えていなかったもの
である。したがって、従来では装置の処理能力を向上さ
せるためには、シュート12における隣り合う通路12
cの数を増加させる必要があり、その場合には、装置の
製造コストが増加するとともに装置が大型化するという
欠点が生じていたものである。なお、上記実施例におけ
る第2受渡機構14は省略しても良い。また、上記実施
例では、第1受渡機構13における各第1受入部13a
だけに第2ストッパ部材32を設けているが、各第2受
入部13bにも第2ストッパ部材32を設けても良い。
そして、その場合には、先ず各第1受入部13aで容器
3を保持し、次に、可動フレーム21を上記ピッチpの
2分の1ピッチだけ平行移動させてから各第2受入部1
3bに容器3を受け入れて保持する。これによって24
すべての受入部13a,13bに容器3が保持され、そ
の状態から元の位置に復帰させる。そして、この状態に
置いて、すべての第2ストッパ部材32を後退させるこ
とによって、24本の容器3が下方に落下する。このよ
うな構成であっても良い。さらに、上記実施例では、上
記シュート12の各通路12cごとに、第2ストッパ部
材32を有する第1受入部13aと第2ストッパ部材3
2を備えない第2受入部13bとの合計2つの受入部を
配設していることになるが、上記シュート12の各通路
12cごとに合計3つの受入部を設けても良い。その場
合には、3つの受入部における2つにそれぞれ第2スト
ッパ部材32を設けることになる。さらに、本実施例
は、図10ないし図12に示すように、上記受渡コンベ
ヤ4の隣接位置にホルダ補充機構46を設けてあり、何
らかの理由でリジェクトされたホルダ2を上記受渡コン
ベヤ4のポケット7に補充出来るようにしている。この
ホルダ補充機構46は、上記受渡コンベヤ4を挟んで供
給コンベヤ8と反対側に設けてあり、所定の高さに支持
したL字形の載置板47と、この載置板47の上方を受
渡コンベヤ4の走行方向と平行に進退動する第1押出シ
リンダ48と、この載置板47の上方を受渡コンベヤ4
と直交方向に移動して、載置板47上から受渡コンベヤ
4のポケット7内に、それまでにリジェクトされていた
ホルダ2を補充する第2押出シリンダ49を備えてい
る。また、第1押出シリンダ48側には、リジェクトさ
れたホルダ2を載置板47上に補充する補充コンベヤ5
2を設けている。本実施例では、上記ホルダ補充機構4
6によって挿入位置Aにあるポケット7、あるいは挿入
位置Aよりも上流側にあるポケット7に、供給コンベヤ
8とは反対側からリジェクトされたホルダ2を補充して
供給するようになっている。すなわち、図12は、この
ホルダ補充機構46によるホルダ2の補充工程を示した
ものである。先ず、リジェクトされたホルダ2は上記補
充コンベヤ52によって上記第1押出シリンダ48側の
載置板47上に供給される。すると、第1押出シリンダ
48は、そのホルダ2を第2押出シリンダ49の位置ま
で移動させる(図12(a))。この間に、供給位置B
にあるポケット7内のホルダ2に上述したように容器3
が供給されるとともに、その下流側となる排出位置Cの
ポケット7では、ポケット7から排出されるべきホルダ
2が待機している。また、これと同時に、挿入位置Aで
は、供給コンベヤ8によって24個のホルダ2がポケッ
ト7内に徐々に挿入される(図12(a)、図12
(b))。次に、ホルダ補充機構46の第2押出シリン
ダ49に当接した補充側のホルダ3は、第2押出シリン
ダ49がポケット7と平行に、かつ所定量だけ右方側に
移動するので、挿入位置Aよりも一つ上流側に位置する
ポケット7内に左方側から挿入される(図12
(b))。この間に、挿入位置Aのポケット7内に上記
供給コンベヤ8によって24個のホルダ3が挿入される
とともに、供給位置Bにあるポケット7のホルダ2内に
容器2が供給される。また、それと同時に排出位置Cに
あるポケット7からホルダ2が排出される(図12
(b)、図12(c))。この後、ガイドバー6が各ポ
ケット1つ分だけ移動するので、既に挿入位置Aの上流
側で1つだけホルダ2が挿入されていたポケット7が挿
入位置Aに位置する。それと同時に、それまで挿入位置
Aにあったポケット7が供給位置Bに位置し、また供給
位置Bにあったポケット7が排出位置Cに移動する(図
12(d))。この後、既に挿入位置Aにあって1つだ
けホルダ2を保持したポケット7内に供給コンベヤ8か
ら23個のホルダ2が供給され、したがって挿入位置A
のホルダ7には合計24個のホルダ2が供給されること
になる(図12(e)、図12(f)、図12
(g))。また、この間に挿入位置Aの一つ上流側にあ
るポケット7には、上記ホルダ補充機構46によって、
それまでにリジェクトされていたホルダ2が挿入され
る。このような作動を繰り返すことによって、ホルダ補
充機構46によって、挿入位置Aの一つ上流側にあるポ
ケット7内にリジェクトされたホルダ2を補充するよう
にしている。このように、本実施例では、リジェクトさ
れたホルダ2をホルダ補充機構46によってポケット7
に補充して供給するようにしているが、補充作動のため
に受渡コンベヤ4を一時停止させる必要がない。したが
って、受渡コンベヤ4は通常どうり間欠的に隣り合うポ
ケット7を1ピッチづつ移動させればよい。このような
本実施例によれば、何らかの理由でリジェクトされたホ
ルダ2を、再度、その搬送経路に補充する際に、その都
度、供給コンベヤ8上のホルダ2を停止させていた従来
に比較して、ホルダ2が衝突する際の騒音を防止できる
ようになり、しかも、供給コンベヤ8上のホルダ2を停
止させるための特別な停止機構も必要ない。なお、上記
実施例では、上記ホルダ補充機構46によって図12の
左方側からポケット7内に容器を補充するようにしてい
るが、図12(g)に想像線で示すように、リジェクト
されたホルダ2を供給コンベヤ8と同じ側からポケット
に補充するようにしても良い。次に、図13は、ホルダ
補充機構46の他の実施例を示したものである。上記図
10ないし図12に示したホルダ補充機構46が、挿入
位置Aの一つ上流側の位置において、供給コンベヤ8か
らのホルダ2の供給に先立ってポケット7にリジェクト
されたホルダ2を補充していたのに対して、この図13
の実施例では、挿入位置Aに位置したポケット7に、供
給コンベヤ8による通常のホルダ2の挿入作動と同時
に、供給コンベヤ8とは反対側からリジェクトされたホ
ルダ2を補充するようにしたものである。このような構
成であっても図9ないし図11に示した実施例と同様の
作用効果を得ることができる。
【0007】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、処理能
力が高い容器供給装置を提供できるという効果が得られ
る。
力が高い容器供給装置を提供できるという効果が得られ
る。
【図1】本発明の一実施例を示す概略の平面図
【図2】図1のII−II線に沿う要部の断面図
【図3】図1のIII−III線に沿う要部の断面図
【図4】図3のIV−IV線に沿う要部の断面図
【図5】図4の矢印Vに沿う矢視図
【図6】図4から続く左方側の部分の構成を示す断面図
【図7】図1のVII−VII線に沿う要部の断面図
【図8】容器供給手段5による容器3の供給過程を示す
原理図
原理図
【図9】図7のIX−IX線に沿う要部の断面図
【図10】図1の要部の詳細な平面図
【図11】図10の左側面図
【図12】ホルダ補充機構46によるホルダの補充過程
を示す工程図
を示す工程図
【図13】ホルダ補充機構46の他の実施例を示す平面
図
図
1 容器供給装置 2 ホルダ 3 容器 12 シュート 13 第1受渡機構 13a 第1受入部 13b 第2受入部 14 第2受渡機構 16 第1ストッパ部材(第1のストッパ) 32 第2ストッパ部材(第2のストッパ)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65G 47/14 B65G 47/08 B65G 11/20 B65G 47/74
Claims (1)
- 【請求項1】 複数並列されてそれぞれ容器が通過する
シュートと、各シュートにおける容器の通過経路に配設
されて、容器の通過を阻止する前進位置と容器の通過を
許容する後退位置とに移動可能な第1のストッパとを備
え、各シュートから容器を落下させて整列させるように
した容器供給装置において、 上記シュートと近接する下方に、側方に移動可能な可動
フレームを設け、該可動フレームに、上記各シュートか
ら落下する容器を受け入れる複数の第1受入部と、各第
1受入部の上記可動フレームの移動方向の一側に配設さ
れて各シュートから落下する容器を受け入れる第2受入
部と、少なくとも上記第1受入部に、容器を保持し、あ
るいは容器の保持状態を解放する第2のストッパを設
け、 さらに、上記可動フレームを、シュートから落下する容
器を上記第1受入部に受け入れる第1位置と、シュート
から落下する容器を第2受入部に受け入れる第2位置と
に移動させる駆動機構を設け、 上記可動フレームを第1位置に位置させた際には、上記
シュートから第1受入部に落下する容器を上記第2のス
トッパによって保持し、 上記可動フレームを第2位置に位置させた際には、上記
第2のストッパによる第1受入部内の容器の保持状態を
解放するとともに、上記第1のストッパを後退位置に位
置させて、シュートから落下する容器が上記第2受入部
を通過するように構成したことを特徴とする容器供給装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5345028A JP2751813B2 (ja) | 1993-12-20 | 1993-12-20 | 容器供給装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5345028A JP2751813B2 (ja) | 1993-12-20 | 1993-12-20 | 容器供給装置 |
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---|---|
JPH07172554A JPH07172554A (ja) | 1995-07-11 |
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Family
ID=18373800
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JP5345028A Expired - Fee Related JP2751813B2 (ja) | 1993-12-20 | 1993-12-20 | 容器供給装置 |
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2751813B2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01214517A (ja) * | 1988-02-19 | 1989-08-28 | Shinko Electric Co Ltd | 移送部品の振分け装置 |
JPH04367421A (ja) * | 1991-06-04 | 1992-12-18 | Pola Chem Ind Inc | チューブ容器の供給装置 |
-
1993
- 1993-12-20 JP JP5345028A patent/JP2751813B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH01214517A (ja) * | 1988-02-19 | 1989-08-28 | Shinko Electric Co Ltd | 移送部品の振分け装置 |
JPH04367421A (ja) * | 1991-06-04 | 1992-12-18 | Pola Chem Ind Inc | チューブ容器の供給装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPH07172554A (ja) | 1995-07-11 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19980127 |
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