JP2750951B2 - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置

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JP2750951B2
JP2750951B2 JP2291294A JP29129490A JP2750951B2 JP 2750951 B2 JP2750951 B2 JP 2750951B2 JP 2291294 A JP2291294 A JP 2291294A JP 29129490 A JP29129490 A JP 29129490A JP 2750951 B2 JP2750951 B2 JP 2750951B2
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登 松田
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は撮像装置に関し、特に、手ブレによる映像
への悪影響を防止することができるビデオカメラなどに
関する。
[従来の技術] 第25図は、手ブレ防止機能が付いた従来のビデオカメ
ラのブロック図である。第25図を参照してこのビデオカ
メラは、ビデオカメラの垂直方向の角速度を検出するた
めの角速度センサ12と、ビデオカメラの水平方向の角速
度を検出するための角速度センサ14と、角速度センサ1
2、14の出力に基づいて、ビデオカメラのブレ量を検出
し、ブレ量を表わすブレ信号を出力するためのブレ検出
回路16と、後述する光学系に含まれるズーム機構による
ズーム位置を検出し、ズーム位置を示す信号を出力する
ためのズーム位置検出回路10と、ズーム位置検出回路10
およびブレ検出回路16の出力に基づいて、所定の関数関
係に従って水平方向および垂直方向のブレ量を求め、水
平ブレ補正信号および垂直ブレ補正信号を出力するため
のブレコントロール回路18と、被写体からの入射光を集
光して所定の結像面上に被写体の光学像を結ばせるため
の光学系32と、光学系32の結像面上に配置された受光面
を有し、この光学像を電気信号に変換するためのCCDイ
メージセンサ34と、CCDイメージセンサ34の出力する電
気信号を処理して輝度信号YH、色差信号B−Y、R−Y
を出力するための信号処理回路36と、ブレコントロール
回路18から与えられる水平ブレ補正信号に応答し、信号
処理回路36から与えられる輝度信号YH、色差信号B−
Y、R−Yの、水平方向のブレを補正して出力するため
の水平手ブレ補正回路142と、水平ブレ補正回路142から
出力された輝度信号YH、色差信号B−Y、R−Yとをエ
ンコードし、輝度信号Yおよび色信号Cを出力するため
のエンコーダ40と、所定の周波数の信号を出力するため
の発振回路20と、発振回路20からの信号およびブレコン
トロール回路18からの垂直方向のブレ補正データとを受
取って、CCDイメージセンサ34を駆動するに必要なタイ
ミング信号、その他この装置の各部に必要なタイミング
信号を出力するためのタイミングジェネレータ22aと、
タイミングジェネレータ22aから与えられるタイミング
信号に応答して、CCDイメージセンサ34を駆動するため
の水平方向転送パルス、垂直方向転送パルスをそれぞれ
出力するためのH−ドライバ、V−ドライバ30と、タイ
ミングジェネレータ22aからのタイミング信号を受取っ
て、水平手ブレ補正回路142の動作に必要な同期信号を
出力するための同期信号生成回路(SSG)26aとを含む。
第26図を参照して、CCDイメージセンサ34は、垂直お
よび水平方向に沿ってマトリックス状に配置されたフォ
トダイオード200からなるフォトセルアレイ202と、各フ
ォトダイオード200に蓄積された電荷を読出し、垂直方
向に転送するための垂直レジスタ198と、垂直レジスタ1
98によって転送されてきた電荷を水平方向に転送して出
力するための水平レジスタ204と、水平レジスタ204から
出力された電荷を電圧に変換するための電荷/電圧変換
回路208と、後述する電荷の高速垂直転送時に、水平レ
ジスタ204に転送されてきた余剰の電荷を掃き捨てるた
めのオーバーフロードレイン206とを含む。
垂直レジスタ198は、フォトダイオード200の各列ごと
に設けられている。各フォトダイオードには、カラー画
像信号を出力するために、グリーン(G)、シアン(C
y)、マゼンタ(Mg)、黄色(Ye)のフィルタが設けら
れている。
第27図を参照して、水平手ブレ補正回路142は、信号
処理回路36(第25図)からYH信号を受取り、YH信号の水
平方向の手ブレを補償してエンコーダ40に出力するため
のY信号補正回路152と、信号処理回路36から色差信号
B−Y、R−Yを受取り、これら色差信号に水平方向の
手ブレの補償処理を行なってエンコーダ40に与えるため
の色系信号補正回路154と、SSG26a(第25図)から水平
同期信号HDとクロックFCKを、ブレコントロール回路18
から水平ブレデータをそれぞれ受取り、水平ブレデータ
に基づいてY信号補正回路152および色系信号補正回路1
54の動作のタイミングを制御することにより、これらの
水平方向の手ブレの補償処理を行なわせるためのメモリ
コントローラ156と、メモリコントローラ156に、所定の
周波数のクロック信号を与えるための発信回路(VCXO)
158とを含む。
Y信号補正回路152は、信号処理回路36から与えられ
るYH信号を増幅するためのアンプ160と、メモリコント
ローラ156から与えられるクロックに従って、アンプ160
の出力するアナログ信号をディジタル化するためのA/D
(アナログ/ディジタル)変換器162と、A/D変換器162
の出力するデータをメモリコントローラ156から与えら
れる書込用クロックに同期して順次格納し、メモリコン
トローラ156から与えられる読出クロックに同期して順
次出力するためのラインメモリ164と、メモリコントロ
ーラ156から与えられる読出クロックに同期して、ライ
ンメモリ164から出力されるディジタルデータをアナロ
グ信号に変換するためのD/A(ディジタル/アナログ)
変換器166と、D/A変換器166の出力に入力が接続された
ローパスフィルタ(LPF)168と、LPF168の出力に入力が
接続され、出力がエンコーダ40に接続されたバッファ17
0とを含む。
色系信号補正回路154は、信号処理回路36から色差信
号B−Yを受取り、それを増幅して出力するためのアン
プ172と、信号処理回路36から色差信号R−Yを受取
り、これを増幅して出力するためのアンプ174と、アン
プ172、174の出力に入力が接続され、メモリコントロー
ラ156から与えられるクロックに同期して色差信号B−
Y、R−Yを多重化して出力するためのマルチプレクサ
176と、マルチプレクサ176の出力に入力が接続され、メ
モリコントローラ156から与えられる書込クロックに同
期して、マルチプレクサ176の出力するアナログ信号を
ディジタル化するためのA/D変換器178と、A/D変換器178
の出力に入力が接続され、メモリコントローラ156から
与えられる書込クロックに同期して、A/D変換器178の出
力を順次格納し、メモリコントローラ156から与えられ
る読出クロックに同期して、格納したデータを順次出力
するラインメモリ180と、ラインメモリ180の出力に入力
が接続され、メモリコントローラ156から与えられる読
出クロックに同期してラインメモリ180からデータを読
出すことにより、ラインメモリ180の出力から色差信号
B−Yを取出し、これをアナログ化してエンコーダ40に
与えるためのB−Y信号処理回路182と、ラインメモリ1
80の出力に入力が接続され、メモリコントローラ156か
ら与えられる読出クロックに同期してラインメモリ180
からデータを読出すことにより、ラインメモリ180の出
力から色差信号R−Yを取出し、これをアナログ化して
エンコーダ40に与えるためのR−Y信号処理回路184と
を含む。
B−Y信号処理回路182は、ラインメモリ180の出力に
入力が接続され、メモリコントローラ156から与えられ
るB−Y信号読出クロックに同期してラインメモリ180
のデータを格納順に読出し、これをアナログ変換するた
めのD/A変換器186と、D/A変換器186の出力に入力が接続
されたLPF188と、LPF188の出力に入力が接続され、出力
がエンコーダ40に接続されたバッファ190とを含む。
R−Y信号処理回路184は、ラインメモリ180の出力に
入力が接続され、メモリコントローラ156から与えられ
るR−Y信号読出クロックに同期してラインメモリ180
のデータを読出し、これをアナログ変換するためのD/A
変換器192と、D/A変換器192の出力に入力が接続されたL
PF194と、LPF194の出力に入力が接続され、出力がエン
コーダ40に接続されたバッファ196とを含む。
第25図〜第31図を参照して、従来のビデオカメラは以
下のように動作する。垂直方向および水平方向の手ブレ
は、角速度センサ12、14により角速度として検出され
る。この角速度は電圧に変換されてブレ検出回路16に与
えられる。ブレ検出回路16は、角速度センサ12、14の出
力を積分することによりブラケットビデオカメラの動き
を検出し、ブレコントロール回路18にブレデータとして
与える。ズーム位置検出回路10は、光学系32のズーム機
構と連動しており、ズームレンズの位置すなわち画角を
表わすズーム位置信号をブレコントロール回路18に与え
る。
ブレコントロール回路18は、ブレ検出回路16からのブ
レデータおよびズーム位置検出回路10からのズーム位置
データとに基づき、水平方向および垂直方向のブレを補
正するためのブレ補正データを求める。ブレ補正データ
は、ブレデータとズーム位置データとを変数として所定
の関数で表わされる。水平方向とは、CCDイメージセン
サ34において行なわれる、副走査(水平走査)と同じ方
向を指す。垂直方向とは、CCDイメージセンサ34におい
て行なわれる。垂直方向の電荷転送(主走査)の方向を
指す。ブレコントロール回路18は、垂直ブレ補正データ
をタイミングジェネレータ22aに、水平ブレ補正データ
を水平手ブレ補正回路142に与える。
垂直方向のブレ補正は、タイミングジェネレータ22
a、H−ドライバ、V−ドライバ30、CCDイメージセンサ
34により以下のように行なわれる。第26図を参照して、
CCDイメージセンサ34の各フォトセル200は、光学系32を
経て入射する光線を光電変換し、電荷を蓄積する。各フ
ォトセル200に蓄積された電荷は、第28図(d)に示さ
れるような読出パルス212に応答して隣接する垂直レジ
スタ198上に読出される。垂直レジスタ198上に読出され
た電荷は、第28図(c)に示されるような垂直転送パル
スに応答して、1水平走査ごとに水平レジスタ204に向
けて1段ずつ転送される。水平レジスタ204に転送され
た電荷は、1水平走査線ごとにすべて電荷/電圧変換回
路208に順次転送され、読出信号に変換され信号処理回
路36に与えられる。
第28図(b)、(c)に示されるように、垂直転送パ
ルスは、通常1H(水平走査期間)に1回ずつ与えられ
る。しかし、垂直転送パルスを高速で連続的に垂直レジ
スタ198に与えることにより、垂直レジスタ上の電荷を
早送りすることができる。高速垂直転送により転送され
る電荷の段数(走査線数)を制御することにより、垂直
方向の画ブレ補正が行なわれる。
第28図(c)に示されるように、垂直ブランキング期
間VDにおいて、フォトセル200から垂直レジスタ198に電
荷を読出す期間を挟んで、前側と後側とで2回の高速垂
直転送を行なう。高速垂直転送により水平レジスタ204
に高速で転送された電荷は水平レジスタ204から溢れ出
す。溢れ出した電荷はオーバーフロードレイン206に掃
き捨てられて無効化される。
1垂直ブランキング期間において行なわれる2回の高
速垂直転送のうち、前側の高速垂直転送パルス201aによ
って行なわれる高速垂直転送は、当該垂直ブランキング
期間の直前の読出画面の下側の無効領域からの転送電荷
を無効化するためのものである。2番目の高速垂直転送
パルス210bによる転送は、次の読出画面の上側の無効領
域からの転送電荷を無効化するためのものである。すな
わち、高速垂直転送パルス210aによってフォトセルアレ
イ34の無効領域218aが無効化され、高速垂直転送パルス
210bによってフォトセルアレイ34の無効領域218aの電荷
が無効化される。
上述のように無効領域218a、218bからの転送電荷を無
効とし、その間の領域216から転送される電荷のみが画
像信号として取出される。上下の無効領域218a、218bの
段数(高速垂直転送パルスのパルス数に対応する)を変
化させることにより、有効領域216が、フォトセルアレ
イ34上で上下に移動する。タイミングジェネレータ22a
は、ブレコントロール回路18から与えられる垂直ブレ補
正データに基づいて、この上下の無効領域の段数を変化
させる。これにより、垂直方向の画ブレが補正される。
信号処理回路36に与えられたCCDイメージセンサ34の
出力は、回路36によって所定の増幅、γ補正、色分離の
処理などが行なわれ、輝度信号YH、色差信号B−Y、R
−Yに変換され、水平手ブレ補正回路142に与えられ
る。水平手ブレ補正回路142による水平方向の画ブレ補
正は以下のように行なわれる。
垂直方向と異なり、CCDイメージセンサにおいて水平
転送を高速に行なうことは非常に困難である。そのた
め、第27図に示されるようにラインメモリ164、185を用
い、これらへの書込および読出を制御することにより、
水平方向のブレ補正が行なわれる。
第27図を参照して、輝度信号YHは、アンプ160により
増幅され、A/D変換器162によりディジタル信号に変換さ
れてラインメモリ164に与えられる。色差信号B−Y、
R−Yもそれぞれアンプ172、174により増幅され、マル
チプレクサ176によって多重化された後、A/D変換器178
によりディジタル化されてラインメモリ180に与えられ
る。
ラインメモリ164、180に与えられるディジタル信号
は、第30図(b)に示されるように、ほぼ1水平走査線
分の時間にわたり与えられる。メモリコントローラ156
は、ラインメモリ164、180を制御することにより、与え
られる1H分の信号のうち、必要な部分のみをラインメモ
リ164、180に格納させる。
メモリコントローラ156は、D/A変換器166、186、192
に、書込クロックよりも少し低減なクロックを与える。
これにより、ラインメモリ164、180から読出されるデー
タには時間軸変換(伸張)が行なわれる。すなわち、D/
A変換器166、186、192から出力される信号は、第30図
(d)に示されるように、CCDイメージセンサ34から出
力される1水平走査線分の信号の一部を、1水平走査線
分に引伸ばしたものとなる。第30図(c)を参照して、
ラインメモリへの書込開始のタイミングを、ブレ水平ブ
レ補正データに基づいて前後させることにより、水平方
向の手ブレの補正が行なわれる。
すなわち、第31図を参照して、フォトセルアレイ34の
両端領域222a,222bの信号はラインメモリに書込まず、
有効領域220からの信号のみをラインメモリに書込む。
領域222a、222bの幅を、水平ブレを補償するように制御
することにより、有効領域220がフォトセルアレイ34上
で左右に移動する。これにより、画像の水平方向のブレ
が補正される。
水平手ブレ補正回路142から出力される輝度信号YH
色差信号B−Y、R−Yはエンコーダ40によりエンコー
ドされ、ブレ補正されたY信号およびクロマ(C)信号
として出力される。
上述のような補正回路を可能とするため、CCDイメー
ジセンサ34としては、本来必要な画素数よりも多い画素
数を有するものが用いられている。たとえば、NTSC方式
(たとえば水平方向有効画素数768、垂直方向有効画素
数494)のカメラにおいては、PAL方式(たとえば水平方
向有効画素数752、垂直方向有効画素数582)が用いられ
ている。
[発明が解決しようとする課題] 以上のように、従来のビデオカメラにおいてはブレの
補正範囲を確保するため、画素数の多い撮像素子が必要
とされている。たとえば、上述のようにNTSC方式用には
PAL方式用の撮像素子が使われる。しかし、PAL用には特
別な撮像素子を用意する必要がある。また、従来の装置
においては、水平方向に時間軸伸張が行なわれる。この
ため映像信号の水平解像度が悪くなるという問題点があ
る。さらに、A/D変換器、ラインメモリ、D/A変換器、メ
モリコントロールなどのディジタル回路を含むため、回
路規模が大きくなる。さらに、周知のようにディジタル
回路は消費電力が大きい。従来の装置ではまた、ライン
メモリを用いた時間軸変換が常に行なわれている。その
ため、ブレ補正をオフとした場合でも、ブレ補正をオン
とした場合と同じ解像度しか得られず、また消費電力も
ほとんど減少しない。そのため、携帯用のビデオカメラ
などにおいては特に、バッテリ容量の点で不利である。
他の従来方式として、画像の垂直補間を行なう方式も
あるが、この場合にも、ディジタル回路が多用されてい
るため、上述の問題はそのまま成立つ。さらにこの場合
には、画像の解像度は水平・垂直ともに劣化するという
問題点がある。
それゆえにこの発明の目的は、解像度を低下させず
に、TV方式に影響されずに実現することができ、かつ装
置を小型化することができる、手ブレ防止機能を有する
撮像装置を提供することである。
[課題を解決するための手段] 請求項1に記載の発明に係る撮像装置は、入射光を集
光することにより所定の結像面上に被写体の光学像を結
ばせるための光学系と、結像面に配置された受光面を有
し、光学像を電気信号に変換するための固体撮像素子と
を含む。受光面上には、複数の光電変換素子が予め定め
る主走査方向および主走査方向と交わる副走査方向にマ
トリックス状に配置されている。固体撮像素子の動きに
より、受光面上における光学像の位置は、固体撮像素子
の動きの関数として変化する。この装置はさらに、固体
撮像素子の動きを検出して動き検出信号を出力するため
の動き検出手段と、動き検出手段の出力に応答して、固
体撮像素子から出力された電気信号の、固体撮像素子の
動きによる変動を、上述関数により定まる関係に従って
補償するための補償手段と、電気信号を処理して、所定
のフレーム内に再生される映像信号に変換するための手
段と、フレームの周囲に隣接する、フレーム内の所定の
領域における映像信号の表示を抑制するために、映像信
号の所定部分に、予め定める表示抑制信号を挿入するた
めの表示抑制信号挿入手段とを含む。
請求項2に記載の発明に係る撮像装置は、請求項1に
記載の撮像装置であって、表示抑制信号挿入手段は、フ
レームの周囲のいずれからも離れたフレーム内の予め定
める矩形領域のみを残し、フレーム内の他の窓枠型の領
域の映像信号の表示を抑制するための窓枠領域表示抑制
手段を含む。
請求項3に記載の発明に係る撮像装置は、請求項2に
記載の撮像装置であって、さらに、互いに異なる第1お
よび第2の窓枠指定信号を切換えて発生するための手段
を含む。また、表示抑制信号挿入手段はさらに、窓枠指
定信号に応答して、矩形領域の大きさを変化させるため
の手段を含む。
請求項4に記載の発明に係る撮像装置は、請求項3に
記載の撮像装置であって、さらに動き検出信号のレベル
を検出して、動きレベル検出信号を出力するための動き
レベル検出手段と、動きレベル検出信号に応答して、窓
枠指定信号を切換えるための窓枠指定信号切換手段とを
含む。
請求項5に記載の撮像装置は、請求項2に記載の撮像
装置であって、さらに、連続的にそのレベルを変化させ
ることが可能なレベル可変信号を出力するためのレベル
可変信号出力手段を含む。また、表示抑制信号挿入手段
はさらに、レベル可変信号に応答して、矩形領域の大き
さを変化させるための手段を含む。
請求項6に記載の撮像装置は、請求項5に記載の撮像
装置においてさらに、動き検出信号のレベルを検出し、
動きレベル検出信号をレベル可変信号出力手段に与える
ためのレベル検出手段を含む。
請求項7に記載の撮像装置は、請求項1に記載の撮像
装置にあって、さらに、動き検出信号に応答して、上述
の関数に基づいて光学像の一部が受光面外に外れたこと
を検知して、第1の信号を出力するための手段と、第1
の信号に応答して、表示抑制信号挿入手段により表示抑
制信号が挿入される所定部分を定めるための手段とを含
む。
請求項8に記載の撮像装置は、請求項1に記載の撮像
装置にあって、表示抑制信号挿入手段は、予め定める色
彩を表わす所定の背景信号を発生するための手段と、映
像信号がフレームの所定の領域を表わしているか否かを
検出するための所定領域検出手段と、所定領域検出手段
に出力に応答して、所定の領域を表わしている部分の映
像信号を、背景信号で置換えるための手段とを含む。
請求項9に記載の撮像装置は、請求項1に記載の撮像
装置にあって、動き検出手段は、副走査方向への固体撮
像素子の動きを検出するための副走査方向動き検出手段
と、主走査方向への固体撮像素子の動きを検出するため
の主走査方向動き検出手段とを含む。この装置において
補償手段は、副走査方向への受光面の走査を、副走査方
向動き検出手段により検出された動き量に応じた数の、
副走査方向の画素数を走査するのに要する時間だけ時間
的にずらすための手段と、主走査方向への受光面の走査
を、主走査方向動き検出手段により検出された動き量に
応じた数の主走査方向の画素数を走査するのに要する時
間だけ時間的にずらすための手段とを含む。
[作用] 請求項1に記載の発明に係る撮像装置においては、フ
レーム内の、フレーム周囲に隣接する領域における映像
の表示が抑制される。したがって、撮像素子の受光面の
周辺部分に、映像信号の作成に用いられない部分を設け
ることができる。この部分をブレ補正のために用いるこ
とにより、撮像素子の受光面の大きさに規制されず、ブ
レ補正を行なうことができる。
請求項2に記載の発明に係る撮像装置においては、請
求項1に記載の装置による作用に加えてさらに、フレー
ムの中央に設けられた矩形領域のみに映像が表示され
る。矩形領域の上下左右においては、映像信号の表示が
抑制される。したがって、撮像素子の受光面上において
も、中央の矩形部分の上下左右にブレ補正のために必要
な領域を取ることができる。そのため上下左右いずれの
方向のブレであっても、ブレ補正を行なうことが可能と
なる。
請求項3に記載の発明に係る撮像装置にあっては、請
求項1、2に記載の装置による作用に加えてさらに、表
示が抑制される領域の大きさを変化させることができ
る。これにより、ブレが大きくなるときには予め窓枠領
域を大きく取ることにより、ブレ補正可能なブレ量を大
きくしておくことができる。また、ブレが小さくなる場
合には窓枠領域を小さくしておくことにより、映像の表
示される領域を大きくし、しかも十分ブレ補正を行なう
ことができる。
請求項4に記載の発明に係る撮像装置においては、請
求項1−3に記載の装置による作用に加えてさらに、ブ
レの大きさの平均的なレベルが自動的に検出され、検出
されたブレのレベルに応じて、窓枠領域の大きさが自動
的に何段階かに切換えられる。
請求項5に記載の発明に係る撮像装置においては、請
求項1、2に記載の発明による作用に加えて、窓枠領域
の大きさを連続的に変化させることができる。そのため
ブレの大きさに対応して最適な窓枠領域の大きさを設定
することができる。
請求項6に記載の発明に係る撮像装置においては、請
求項1、2、5に記載の発明による作用に加えてさら
に、ブレの大きさの平均的レベルが自動的に検出され、
窓枠領域の大きさがブレのレベルに応じた最適の大きさ
に連続的に変化される。
請求項7に記載の発明に係る撮像装置においては、請
求項1に記載の発明による作用に加えてさらに、光学像
の一部が受光面外に外れたことが検知され、この部分に
対応する映像信号に、表示抑制信号が挿入される。表示
画面上では、受光面から外れた光学像の部分に、表示抑
制信号による映像が挿入される。限られた面積の受光面
を用いて動き補償が行われる際に、映像自体が欠落して
しまう領域の表示のみが抑制される。他の正常な映像信
号が得られる領域については、動き補正を行なった上で
表示することができる。
請求項8に記載の発明に係る撮像装置においては、請
求項1に記載の発明による作用に加えて、映像の周辺部
分に、所望の色で背景を表示するような映像信号を挿入
することができる。これにより、撮像時に動き補償が有
効に行なわれた領域をモニタすることができる。それと
ともに、映像の無効部分の表示を見易くすることができ
る。
請求項9に記載の発明に係る撮像装置においては、請
求項1に記載の発明による作用に加えてさらに、副走査
方向における信号の時間軸変化も、主走査方向における
信号の補間処理も行なわれない。そのため、信号の解像
度を落とさずに動き補正を行なうことができる。
[実施例] 第1図〜第6図は、本発明の第1の実施例に係るビデ
オカメラのブロック図である。
第1図を参照して、このビデオカメラが第25図に示さ
れる従来のビデオカメラと異なるのは、従来のプレコン
トロール回路18に代えて、外部からブレ補正範囲切換信
号およびブレ補正ON/OFF信号を受取り、垂直ブレ補正デ
ータ42、水平ブレ補正データ44の他に、画面に窓枠を表
示するか否かを示すための表示ON/OFF信号46および表示
される窓枠の幅を指定するための窓枠幅選択信号48とを
出力するためのブレコントロール回路18aを含むこと
と、SSG26から水平同期信号HD、垂直同期信号VDを、ブ
レコントロール回路18aから水平ブレ補正データをそれ
ぞれ受取り、水平ブレ補正データに基づいて、同期信号
HD、VDから、ブレを補正するために必要な時間だけシフ
トした同期信号HD′、VD′を出力するための同期パルス
シフト回路24を新たに含むことと、従来のタイミングジ
ェネレータ22aに代えて、同期パルスシフト回路24から
与えられる、シフトした同期信号HD′、VD′に同期し、
ブレコントロール回路18aから与えられる垂直ブレ補正
データ42に基づいて、CCDイメージセンサ34を駆動する
ためのパルスを発生するタイミングジェネレータ22を含
むことと、ブレコントロール回路18aと、タイミングジ
ェネレータ22と、SSG26とに接続され、ブレコントロー
ル回路18aから表示ON/OFF信号46および窓枠幅選択信号4
8を、タイミングジェネレータ22からクロック信号F
CKを、SSG26から同期信号HD、VDを受取り、幅の可変な
窓枠の形をした領域を映像上に表示させるために、窓枠
を表示すべきタイミングを示す窓枠信号49を出力するた
めの切換式窓枠信号発生回路28および、信号処理回路36
とエンコーダ40との間に設けられ、切換式窓枠信号発生
回路28から与えられる窓枠信号49に応答して、外部から
与えられる色指定信号に従った色を有する窓枠を表示す
るための信号を、映像信号中に挿入するための窓枠ミッ
クス回路38を新たに含むこととである。
この実施例においては、CCDイメージセンサ34が、特
許請求の範囲に記載の固体撮像素子に、角速度センサ1
2、14およびブレ検出回路16が動き検出手段に、タイミ
ングジェネレータ22および同期パルスシフト回路24が補
償手段に、切換式窓枠信号発生回路28および窓枠ミック
ス回路38が表示抑制信号挿入手段に、それぞれ相当す
る。
第2図を参照して、同期パルスシフト回路24は、水平
ブレ補正データ44をブレコントロール回路18aから受取
り、水平同期信号HDおよび垂直同期信号VDの必要なシフ
ト量を演算により求めるための制御回路50と、SSG26か
ら水平同期信号HDを、タイミングジェネレータ22からク
ロック信号FCKをそれぞれ受取り、クロック信号FCKに同
期して水平同期信号HDのエッジを検出し、エッジ検出信
号を出力するためのエッジ検出回路52と、同じくタイミ
ングジェネレータ22からのクロック信号FCKを、SSG20か
ら垂直同期信号VDを受取り、クロック信号FCKに同期し
て垂直同期信号VDのエッジを検出し、エッジ検出信号を
出力するためのエッジ検出回路54と、エッジ検出回路5
2、制御回路50、タイミングジェネレータ22に接続さ
れ、エッジ検出回路52から与えられるエッジ検出信号を
クロック信号FCKに従ってシフトし、制御回路50によっ
て与えられる所定のシフト量だけ時間的にシフトさせて
出力するためのシフトカウンタ56と、シフトカウンタ56
の出力に入力が接続され、シフトカウンタ56からのシフ
トされたエッジ検出信号が入力される度に、その出力を
反転するフリップフロップ60と、エッジ検出回路54と制
御回路50とタイミングジェネレータ22とに接続され、エ
ッジ検出回路54から与えられるエッジ検出信号を、クロ
ック信号FCKに従ってシフトし、制御回路50によって与
えられる所定のシフト量の後出力するためのシフトカウ
ンタ58と、シフトカウンタ58の出力に入力が接続され、
シフトカウンタ58から入力されるシフトされたエッジ検
出信号に応答して、その出力を反転してシフトされた垂
直同期信号VD′として出力するためのフリップフロップ
62とを含む。
第3図を参照して、タイミングジェネレータ22は、発
信回路20からのクロック信号2FCKを分周し、クロック信
号FCKとして出力するための1/2分周回路64と、分周回路
64からのクロック信号FCKおよび同期パルスシフト回路2
4からの、シフト後の同期信号HD′、VD′とを受取り、
クロック信号FCKに同期した水平同期信号および垂直同
期信号として出力するための同期回路66と、ブレコント
ロール回路18aから垂直ブレ補正データ42を受取り、画
面の上下において高速垂直転送すべき段数を所定の演算
により求めるための制御回路68と、同期回路66から与え
られる水平同期信号によってクリアされ、1/2分周回路6
4から与えられるクロック信号FCKをカウントすることに
よって、画面の水平方向の位置を検出するための水平カ
ウンタ70と、水平カウンタ70の出力する信号をデコード
し、検出された位置に応じたパルスを発生するための水
平デコーダ76と、制御回路68から与えられる信号によっ
てリセットされ、同期回路66から与えられる水平同期信
号をカウントすることにより、画面の垂直方向の位置を
検出するための垂直カウンタ72と、垂直カウンタ72の出
力に応答し、検出された位置に応じて予め定められたパ
ルスを発生するための垂直デコーダ78と、同期回路66か
ら水平同期信号を、1/2分周回路64からクロック信号FCK
を受取り、高速垂直転送パルスを発生するための高速垂
直転送パルス発生回路74と、制御回路68および高速垂直
転送パルス発生回路74に接続され、高速垂直転送パルス
発生回路74により発生された高速垂直転送パルスを計数
し、制御回路68により設定されたパルス数に達したこと
を検出して、高速垂直転送パルス発生回路74によるパル
スの発生を終了させるための高速垂直転送パルスカウン
タ80と、発信回路20からのクロック信号2FCKと、1/2分
周回路64からのクロック信号FCKと、水平デコーダ76の
出力するパルスとを受取り、水平転送パルスなどを発生
してH−ドライバ、V−ドライバ30,CCDイメージセンサ
34に与えるためのゲート回路82と、水平デコーダ76、垂
直デコーダ78から出力されるパルス、高速垂直転送パル
ス発生回路74から出力される高速垂直転送パルスを与え
られ、垂直転送パルスなどを発生してH−ドライバ、V
−ドライバ30,CCDイメージセンサ34に与えるためのゲー
ト回路84とを含む。
第5図を参照して、切換式窓枠信号発生回路28は、ブ
レコントロール回路18aからの窓枠幅選択信号48を受取
り、窓枠信号の発生/消去の切換えが行なわれる画面上
の座標(水平方向位置、垂直方向位置)を演算により求
め、その値を示す信号を出力するための制御回路86と、
水平同期信号HDによってクリアされ、クロックFCKをカ
ウントすることにより、水平方向の走査位置を検出する
ための水平カウンタ88と、垂直同期信号VDによってクリ
アされ、水平同期信号HDをカウントすることにより、画
面の垂直方向の位置を検出するための垂直カウンタ92
と、水平カウンタ88のカウントに応答し、制御回路86に
よって設定された窓枠信号の発生位置を示す信号と水平
カウンタ88の出力とを照合し、出力する信号の値を切換
えるための水平デコーダ90と、同様に垂直カウンタ92の
出力と制御回路86の出力する垂直方向の窓枠信号の発生
位置を示す情報とを照合し、その出力を切換える垂直デ
コーダ94と、水平デコーダ90と、垂直デコーダ94との出
力に応答して、かつ表示ON/OFF信号46に応答して、必要
な場合に窓枠信号49を出力するためのゲート回路96とを
含む。
第6図を参照して、窓枠ミックス回路38は通常のスー
パーインポーズ回路と同様のものであって、表示される
窓枠の色を指定するための色指定信号を外部から受取
り、輝度信号、色差信号B−Y、R−Yの一定のレベル
を設定するためのレベル設定回路98と、一方の入力端子
に輝度信号YHが、他方の入力端子にYレベル設定信号10
0が入力され、窓枠信号49によって制御されて、輝度信
号YHとYレベル設定信号100とを切換えて、窓枠信号が
挿入された輝度信号YH′を出力するためのスイッチS1
と、入力の一方に色差信号B−Yが、他方にレベル設定
回路98からのB−Yレベル設定信号102がそれぞれ与え
られ、窓枠信号49によって制御され、この2つの信号を
切換えて窓枠信号挿入済みの色差信号(B−Y)′を出
力するためのスイッチS2と、入力端子の一方に色差信号
R−Yが、他方にレベル設定回路98からのR−Yレベル
設定信号104が与えられ、窓枠信号49によって制御され
てこれら2つの信号を切換え、窓枠信号挿入済みの色差
信号(R−Y)′を出力するためのスイッチS3とを含
む。
ブレコントロール回路18a(第1図)は、たとえばA/D
コンバータ内蔵型マイコンなどであって、以下のような
条件に従うプログラムによって、窓枠幅選択信号48を出
力するためのものである。今、ブレ補正範囲切換信号
が、窓枠幅を大、中、小の3通りに切換えることを指示
できるものとする。第4図を参照して、ブレ補正範囲大
が指定された場合、−30から+30までのブレデータを補
正することができるように、ブレコントロール回路18a
は窓枠選択信号48を、「大」を示す値とする。同様に
「中」が指定されたときには、−20〜+20のブレデータ
を補正することができるようにし、ブレコントロール回
路18aは窓枠幅選択信号を「中」を示す値に変更する。
ブレ補正範囲として「小」が選択されたときには、ブレ
コントロール回路18aは−10〜+10のブレが補正できる
ようにし、窓枠幅選択信号を「小」を示す値に変更す
る。
第1図〜第6図において、第25図〜第31図に示される
ビデオカメラと同一の部品には同一の参照符号および同
一の名称が与えられている。それらの機能も同一であ
る。したがって、ここではそれらについての詳しい説明
は繰返されない。
第1図〜第14図を参照して、この発明の第1の実施例
に係るビデオカメラは以下のように動作する。このビデ
オカメラの水平方向および垂直方向の手ブレは、角速度
センサ12、14によってそれぞれ角速度信号として得られ
る。この角速度信号はブレ検出回路16に与えられる。ブ
レ検出回路16は、この角速度信号を積分することにより
角度信号に変換し、さらに図示されないA/D変換器でデ
ィジタル量に変換し、ブレデータとしてブレコントロー
ル回路18aに与える。
ズーム位置検出回路10は前述のように光学系32のズー
ム機構に連動しており、光学系32の画角を示すディジタ
ル信号(ズーム信号)をブレコントロール回路18aに与
える。
ブレコントロール回路18aは、ズームデータおよびブ
レデータを所定の関数関係に従って変換することによ
り、ブレ補正データを得る。ブレコントロール回路18a
は、垂直方向のブレ補正量を表わす垂直ブレ補正データ
42をタイミングジェネレータ22に、水平方向の補正量を
表わす水平ブレ補正データ44を同期パルスシフト回路24
に与える。ブレコントロール回路18aはさらに、ブレ補
正範囲切換信号およびブレ補正ON/OFF信号に応答し、切
換式窓枠信号発生回路28を制御するための表示ON/OFF信
号46および窓枠幅選択信号48を出力する。
第2図を参照して、同期パルスシフト回路24の制御回
路50は、ブレコントロール回路18aからの水平ブレ補正
データ44を受取り、水平方向のブレを補正するために、
水平同期信号HD、VDをどれだけの時間ずらすべきかを計
算により求める。制御回路50は求められた値をシフトカ
ウンタ56、58に設定する。
エッジ検出回路52、54はそれぞれ水平同期信号HD、垂
直同期信号VDのエッジを検出して、シフトカウンタ56、
58にエッジ検出信号を与える。シフトカウンタ56、58は
それぞれ、エッジ検出回路52、54から与えられるエッジ
検出信号を順次格納し、クロック信号FCKに同期してシ
フトしていく。シフトカウンタ56、58はそれぞれ制御回
路50によって設定されたシフト段数のシフトが終わる
と、エッジ検出信号をそれぞれフリップフロップ60、62
に与える。フリップフロップ60、62は、シフトカウンタ
56、58からエッジ検出信号が入力される度にその出力を
反転する。これにより、フリップフロップ60、62からは
それぞれ、もとの水平同期信号HD、垂直同期信号VDか
ら、水平ブレを補正するのに必要なだけの時間ずらされ
た水平同期信号HD′、VD′が出力される。
第3図を参照して、発信回路20からのクロック信号2F
CKは、1/2分周回路64によって分周されてクロック信号F
CKとなり、同期回路66、水平カウンタ70、高速垂直転送
パルス発生回路74、ゲート回路82、および切換式窓枠信
号発生回路28(第1図)に与えられる。同期回路66は、
同期パルスシフト回路24から与えられる、シフト後の同
期信号HD′、VD′に応答し、水平同期信号を水平カウン
タ70、垂直カウンタ72、高速垂直転送パルス発生回路74
にそれぞれ与える。
制御回路68は、ブレコントロール回路18aから与えら
れる垂直ブレ補正データ42に基づいて、画面の上下で高
速垂直転送されるべきフォトセルの行数を演算し、高速
垂直転送パルスカウンタ80に設定する。
水平カウンタ70は、同期回路66から与えられる水平同
期信号によってリセットされ、クロック信号FCKをカウ
ントする。水平カウンタ70の出力するカウント値は、1
水平走査線中の位置を示す信号となる。この信号は水平
デコーダ76に入力される。水平デコーダ76は水平カウン
タ70によって検出された水平方向の位置に応じて、窓枠
表示に必要なパルスをゲート回路82および84に与える。
垂直カウンタ72は、制御回路68によってリセットさ
れ、同期回路66から与えられる水平同期信号をカウント
する。これにより、垂直カウンタ72の出力は、画面の垂
直方向の位置を示すものとなる。垂直デコーダ78は、垂
直カウンタ72の出力に応じて、画面上の位置に応じて窓
枠表示に必要なパルスをゲート回路84に与える。
高速垂直転送パルス発生回路74は、高速垂直転送パル
スカウンタ80に設定された数に達するまで、高速垂直転
送パルスを発生しゲート回路84に与える。高速垂直転送
パルス発生回路74の出力するパルス数が高速垂直転送パ
ルスカウンタ80に設定された値と等しくなった時点で、
高速垂直転送パルスカウンタ80は高速垂直転送パルス発
生回路74によるパルスの発生を抑制する。
ゲート回路82は、クロック信号2FCK、FCKおよび水平
デコーダ76から出力されるパルスに組合わせに応じて、
水平転送パルスなどをCCDイメージセンサ34、H−ドラ
イバ、V−ドライバ30に与える。ゲート回路84は、水平
デコーダ76、垂直デコーダ78、高速垂直転送パルス発生
回路74から与えられるパルスに応じて、垂直転送パルス
などのをH−ドライバ、V−ドライバ30、CCDイメージ
センサ34に与える。
ブレコントロール回路18aは、ブレ補正ON/OFF信号がO
Nを示すものである場合には、ブレ補正範囲切換信号に
応じて、第4図に示されるような窓枠幅選択信号48を切
換式窓枠信号発生回路28の制御回路86(第5図)に与え
る。制御回路86は、与えられた窓枠幅選択信号に応じ、
予め定められた値を水平カウンタ88、垂直カウンタ92に
設定する。水平カウンタ88は、水平同期信号HDによって
リセットされ、クロック信号FCKをカウントする。これ
により、現在走査中の画面の水平方向の位置が検出され
る。水平カウンタ88の値が水平デコーダ90に与えられ
る。水平デコーダ90は水平カウンタ88の値に応じ、請求
回路86によって設定された、窓枠の両側の部分を表示す
るための信号をゲート回路96に与える。
垂直カウンタ92は、垂直同期信号VDによってリセット
され、水平同期信号HDをカウントする。これにより、画
面の垂直方向の走査位置が検出される。垂直デコーダ94
は、垂直カウンタ92のカウントに応じ、制御回路86によ
って設定された、画面の上下に表示される窓枠を示す信
号をゲート回路96に与える。
ゲート回路96は、ブレコントロール回路18aから与え
られるブレ補正ON/OFF信号がONを示す場合または、水平
デコーダ90から与えられる信号または垂直デコーダ94か
ら与えられる信号がONの場合に、ハイレベルの窓枠信号
を出力する。ゲート回路96は、ブレコントロール回路18
aからのブレON/OFF信号46がOFFを示す場合、また水平デ
コーダ90、垂直デコーダ94から与えられる信号がともに
ローレベルの場合には、ローレベルの信号をそれぞれ窓
枠信号49として窓枠ミックス回路38(第1図)に与え
る。
第6図を参照して、窓枠ミックス回路38は以下のよう
に動作する。レベル設定回路98には、予め窓枠として表
示される色を指定する信号が与えられている。レベル設
定回路98は、与えられた色を表示するのに必要なYレベ
ル設定信号100、B−Yレベル設定信号102、R−Yレベ
ル設定信号104を、それぞれスイッチS1、S2、S3に与え
る。
窓枠信号49がローレベルの場合には、スイッチS1、S
2、S3はそれぞれ、輝度信号YH、色差信号B−Y、R−
Yをエンコーダ40に与える。窓枠信号49がハイレベルの
場合にはスイッチS1、S2、S3はそれぞれ、Yレベル設定
信号100、B−Yレベル設定信号102、R−Yレベル設定
信号104を選択して、エンコーダ40に与える。これによ
り、エンコーダ40に与えられる輝度信号YH′、色差信号
(B−Y)′、(R−Y)′には、画面の周囲に窓枠状
の領域を表示するような信号がスーパーインポーズされ
る。
エンコーダ40は窓枠ミックス回路38からの出力をエン
コーダし、輝度信号Yおよびクロマ信号Cとして出力す
る。
上述の窓枠ミックス回路38には、通常のビデオカメラ
のスーパーインポーズ回路がそのまま適用できる。この
場合窓枠として表示される色はどのような色に指定され
てもよい。このように窓枠を設けることにより、映像の
一部の表示が窓枠により抑制されることになる。この隠
れてしまう部分を映像のブレ補正による移動領域として
使用する、ということがこの発明の眼目である。
第7図〜第9D図を参照して、垂直および水平方向のブ
レ補正がより詳細に述べられる。垂直方向のブレ補正は
ほぼ従来方式と同様である。しかし、垂直転送パルスの
通常転送部に、段数の可変な部分(可変段数部分と呼
ぶ)がある点が従来と異なる。これは、従来方式では画
素数の多い撮像素子を使用していたのに対し、本発明に
おいては通常の画素数の撮像素子が用いられるためであ
る。
第7図(a)〜(d)を参照して、シフトされた垂直
同期信号VD′の垂直ブランキング期間の前後に、垂直デ
コーダ94(第5図)によって設定される、窓枠信号のハ
イレベルな部分が存在する(第7図(c))。この部分
では、映像ではなく窓枠信号が表示される。第7図
(d)に示されるように、従来と同様に垂直ブランキン
グ期間内で読出パルスを挟んで2回の高速垂直転送期間
が設けられている。さらにこの発明に係る垂直方向のブ
レ補正においては、読出後最初の高速垂直転送の後、窓
枠信号の立上がり直前から立下がり直前までに通常転送
可変領域が設けられている。
第8図(a)に示されるように、ブレが検出されない
ときには読出パルス直後の高速垂直転送は行なわれな
い。通常転送可変領域の段数(パルス数)も減ることは
ない。すなわち、第8図(a)に示される波形が、標準
時(センタ)の垂直転送パルスの波形図となる。
第8図(b)を参照して、ブレで有効画像領域が下側
に最大位置まで移動したときには、読出パルス直後の高
速垂直転送の段数が最大となる。通常転送可変領域の段
数も減らない。
第8図(c)を参照して、ブレにより有効画像領域が
上側に最大位置まで移動したときは、読出パルス直後の
高速垂直転送は行なわれず、また通常転送可変領域の減
少段数が最大(通常転送可変領域内に垂直転送パルスが
存在しない状態)になる。
すなわち、ブレがないときの垂直ブレ補正データを0
としたとき、以下のようにすることによって垂直方向の
ブレ補正の制御を行なうことができる。下向きにブレを
検出したときの水平ブレ補正データをプラス(正)とす
る。上向きにブレを検出したときの垂直ブレ補正データ
をマイナス(負)とする。このとき、正のデータによっ
て読出後の高速垂直転送段数を定め、負のデータによっ
て通常転送可変領域の段数を定める。こうすることによ
り、垂直方向の任意のブレを補正することができる。
第9A図〜第9D図を参照して、水平方向のブレ補正は以
下のように行なわれる。SSG26から出力される水平同期
信号HD、垂直同期信号VDが、それぞれ第9A図(a)、
(b)に示されるような波形を有するものとする。切換
式窓枠信号発生回路28の水平デコーダ90(第5図)から
出力される窓枠信号は、第9A図(c)に示されるよう
に、水平ブランキング期間の前後においてハイレベルと
なる。
同期パルスシフト回路24は、水平方向のブレが検出さ
れていないときには、第9B図(a)、(b)に示される
ように、同期信号HD、VDをそのまま同期信号HD′、VD′
として出力する。この場合、フォトセルアレイの中央部
分で撮像された映像が信号処理回路36から出力されるこ
とになる。
同期パルスシフト回路24は、前後の水平ブレが生じた
場合には、第9C図、第9D図に示されるように同期信号H
D′、VD′を前後にシフトさせる。この信号をタイミン
グジェネレータ22に与えることにより、信号処理回路36
には、CCDイメージセンサ34から、第9B図と第9C図、第9
D図との間のシフト量に応じた時間だけずれた信号が入
力されることになる。この信号は信号処理回路36から窓
枠ミックス回路38を経てエンコーダ40に与えられる。
エンコーダ40は、SSG26から与えられる、基準となる
同期信号HD、VDに同期した複合ブランキング信号C−BL
Kや、複合同期信号C−SYNCパルスなどにより駆動され
ている。そのため、エンコーダ40から出力される信号を
再生した画面上では、映像が水平ブレ補正データに応じ
た量だけ左右に移動することになる。もともとの映像が
水平ブレによって左右に移動しているわけであるから、
画面上ではこのブレは補償され、映像が停止しているよ
うに見える。
以上説明したビデオカメラにより撮影された映像信号
を再生すると、第10図に示されるようなものとなる。第
10図を参照して、映像が再生されるフレームとしてのモ
ニタ画面144は、周囲の窓枠領域146と、周囲から窓枠領
域によって分離され、映像が再生される再生領域148と
に分割されている。窓枠領域146には、窓枠ミックス回
路38に与えられる色指定信号によって定められる色が表
示されている。再生領域148中には、ブレの補正された
映像が表示される。
たとえば第11図を参照して、ブレによって撮像領域15
0が、撮像領域上に結像される像に対して、矢印で示さ
れる方向に相対的に移動したものとする。この場合、撮
像領域の中央に位置していた被写体の像は、撮像領域右
下に移動することになる。前述したような垂直ブレ補正
および水平ブレ補正により、撮像領域150の右下部分の
映像が再生領域148上に表示される。これにより、再生
領域148上の画像からは、ブレによる悪影響が除去され
ている。さらに、窓枠領域146の存在により、有効画像
領域以外の部分、すなわちブレ補正に使われる部分の信
号の表示は抑制されている。このため、表示される映像
領域が小さくなるものの、違和感なくブレ補正された映
像信号を見ることができる。
再び第1図を参照して、ブレコントロール回路18aに
は、ブレ補正範囲を切換えるための信号が与えられる。
ブレコントロール回路18aは、第4図に示されるような
条件に従って窓枠幅選択信号48を切換式窓枠信号発生回
路28の制御回路86(第5図)に与える。制御回路86は、
与えられた窓枠幅選択信号48に応じて水平カウンタ88、
垂直カウンタ92の設定を変更する。この変更により、第
12図〜第14図に示されるように、表示される窓枠の幅を
変更させることができる。
たとえば、人間が静止してビデオカメラを操作する場
合などのようにブレが小さいと考えられる場合には、第
12図に示されるように、窓枠の幅を小さく設定してお
く。ブレが小さい場合には、この程度の窓枠の幅でも十
分補正を行なうことができる。この場合、映像が再生さ
れる領域は大きくなり、従来のビデオカメラとあまり変
わらない感覚で撮影することができる。歩きながら撮影
する場合のようの手ブレが多いと予想されるときには、
第14図に示されるように窓枠の幅を広く設定することが
できる。これによりブレ補正に必要な領域を広く取るこ
とができ、大きな手ブレでも十分補正することができ
る。中間では、第13図に示されるように、中程度の幅を
有する窓枠を用いれば良い。
すなわち、いかなる撮影条件においても、最適なブレ
適正を行なうことができる。
第15図には、本発明の第2の実施例に係るビデオカメ
ラのブロック図が示されている。第15図を参照して、こ
の第2の実施例のビデオカメラが第1図に示される第1
の実施例のビデオカメラと異なるのは、ブレコントロー
ル回路18aに代えて、連続的に変化させることが可能
な、たとえばボリュームなどによって発生されるブレ補
正範囲調整信号を入力され、ブレ補正範囲調整信号に応
じた量を最大限とするブレ補正データを出力するととも
に、表示される窓枠の幅を連続的に変化させるための窓
枠調整信号106を出力するためのブレコントロール回路1
8aを含むことと、何段階かに窓枠の幅を変えることがで
きる切換式窓枠信号発生回路28に代えて、窓枠調整信号
106に応答して、表示される窓枠の幅を連続的に変化さ
せることができる連続可変窓枠信号発生回路108を含む
こととである。第1図と第15図とにおいて、同一の部品
には同一の参照符号および名称が与えられている。それ
らの機能も同一である。したがって、ここではそれらに
ついての詳しい説明は繰返されない。
第16図を参照して、連続可変窓枠信号発生回路108
は、SSG26(第15図)から水平同期信号HDを、タイミン
グジェネレータ22からクロック信号FCKを、ブレコント
ロール回路18bから窓枠調整信号106をそれぞれ与えら
れ、走査中の水平方向の位置をカウントするための水平
カウンタ88と、SSG26(第15図)から水平同期信号HD、
垂直同期信号VDを、ブレコントロール回路18bから窓枠
調整信号106をそれぞれ受取り、垂直方向の走査位置を
検知するための垂直カウンタ92と、水平カウンタ88の出
力に応答して、窓枠調整信号106に応じて変化する、1
水平走査線内で窓枠が表示される部分を示す信号を出力
するための水平デコーダ90と、垂直カウンタ92の出力お
よび窓枠調整信号106に応答して、窓枠が表示されるべ
き垂直方向の位置を示す信号を出力する垂直デコーダ94
と、水平デコーダ90および垂直デコーダ94の出力に応答
して、デコーダ90、94の出力の少なくとも一方がハイレ
ベルのときにはハイレベルとなるような窓枠信号49を出
力するためのゲート回路110とを含む。
第15図〜第17図を参照して、このビデオカメラは以下
のように動作する。ブレコントロール回路18bは、外部
から与えられるブレ補正範囲調整信号に応答して、第17
図に示されるような変化をする窓枠調整信号106を連続
可変窓枠信号発生回路18に与える。
第17図を参照して、窓枠調整信号電圧は、点Pにおい
てクリッピングされている。このようにクリッピングし
ているのは、それ以上の窓枠を表示すると、画面のほと
んどが窓枠で覆われてしまうことになり、違和感が生ず
るためである。第17図に示されるようにクリッピングを
行なうことにより、窓枠がある程度以上の幅になるとそ
れ以上の補正は行なわれない。
また、第17図を参照してすぐわかるように、ブレ補正
範囲調整電圧を0とすれば、窓枠調整信号電圧も0とな
る。これにより、窓枠の幅が0となると同時に、ブレ補
正もOFFとなる。したがって、第1図に示される第1の
実施例のように、ブレ補正ON/OFFを指定するための信号
を別に設ける必要がない。
第16図を参照して、窓枠調整信号106により、水平カ
ウンタ88、垂直カウンタ92に、それぞれ水平方向におけ
る窓枠信号を出力すべき位置、垂直方向における窓枠信
号を出力すべき位置が設定される。
水平カウンタ88は、水平同期信号HDによってクリアさ
れ、クロック信号FCKをカウントする。これにより、走
査中の画面の水平方向の位置が検出される。水平デコー
ダ90は水平カウンタ88によって検出された水平方向の位
置と、窓枠調整信号106によって指定された窓枠を表示
すべき位置とに基づいて、水平期間内で窓枠を表示すべ
き期間にハイレベルとなる信号をゲート回路110に与え
る。
垂直カウンタ92は、垂直同期信号VDによってクリアさ
れ、水平同期信号HDをカウントする。これにより、画面
の垂直方向の位置が検出される。垂直デコーダ94は、垂
直カウンタ92によって検出された垂直方向の位置と、窓
枠調整信号106によって指定された窓枠の幅とから、垂
直方向で窓枠信号を出力すべき期間にハイレベルとなる
信号をゲート回路110に与える。
ゲート回路110は、水平デコーダ90および垂直デコー
ダ94の出力に応答し、窓枠を表示すべき期間においてハ
イレベルとなる窓枠信号49を窓枠ミックス回路38(第15
図)に与える。
前述のように窓枠調整信号106はブレ補正範囲調整信
号に応じて連続的に変化できる。したがって、窓枠ミッ
クス回路38によってミックスされ表示される窓枠の幅
も、ブレ補正範囲調整信号に応じた連続的な値をとる。
このように窓枠の幅を可変にし、かつ補正可能な範囲
も窓枠の幅と連動して変化させることにより、何段階か
に切換える場合よりもさらにきめ細かくブレ補正の範囲
を調整することができる。
第18図は、この発明の第3の実施例に係るビデオカメ
ラのブロック図である。第18図を参照して、このビデオ
カメラが第15図に示されるビデオカメラと異なるのは、
ブレ検出回路16に接続され、検出されたブレの平均値を
検出するための平均値回路112と、平均値回路112に接続
され、平均値回路112の出力するブレ平均値信号116に応
答して、表示されるべき窓枠の幅およびブレ補正範囲を
定めるためのブレ補正範囲調整信号を自動的に出力する
ための窓枠制御回路114とを新たに含むことと、ブレコ
ントロール回路18bに代えて、窓枠制御回路114から与え
られるブレ補正範囲調整信号および外部から与えられる
ブレ補正ON/OFF信号に応答して、ブレ補正量を定めると
ともに窓枠の幅を規定する窓枠調整信号106を出力する
ためのブレコントロール回路18cを含むこととできる。
第18図と第15図とにおいて、同一の部品には同一の参
照符号および同一の名称が与えられている。それらの機
能も同一である。したがって、ここではそれらについて
の詳しい説明は繰返されない。
第19図を参照して、平均値回路112は、ブレ検出回路1
6からブレデータを受取り、ブレデータの絶対値を示す
信号に変換するための絶対値回路120と、絶対値回路120
から出力されるブレデータの絶対値を積分し、ブレ平均
値信号116として出力するための積分回路122とを含む。
第20図を参照して、窓枠制御回路114は、積分回路122
からブレ平均値信号116を受取り、そのゲインを調整す
るためのゲイン調整回路124と、ゲイン調整回路124の出
力を増幅し、ブレ補正範囲調整信号118として出力する
ためのアンプ126とを含む。
平均値回路112の積分回路122の時定数は十分大きくと
られている。これにより、表示される窓枠の幅が急峻な
変化をすることが避けられている。窓枠制御回路114
は、ブレの平均値信号をブレコントロール回路18cに与
えるためのインターフェイスを行なうと同時に、表示さ
れる窓枠の幅があまり短い周期で変動しないようにする
ための判断を行なっている。
第18図に示されるビデオカメラの動作のうち特徴的な
ものは、以下のとおりである。平均値回路112は、ブレ
検出回路16の出力の平均値を検出し、ブレ平均値信号11
6として窓枠制御回路114に与える。窓枠制御回路114
は、与えられたブレ平均値に応じて最適なブレ補正量お
よび窓枠表示幅を与えるように電圧が変化するブレ補正
範囲調整信号118をブレコントロール回路18cに与える。
ブレコントロール回路18cは、ブレON/OFF信号がONの
場合には、窓枠制御回路114から与えられるブレ補正範
囲調整信号118に応答して、ブレ補正範囲を変化させる
と同時に、窓枠調整信号106の電圧を第17図に示される
ように変化させる。
連続可変窓枠信号発生回路108の動作は、第15図に示
される第2の実施例のビデオカメラと全く同様である。
したがって、以下ではそれらについての詳しい説明は繰
返されない。
このビデオカメラにおいては、平均値回路112によっ
てブレ量の平均値が検出され、窓枠制御回路114によっ
て適切なブレ補正範囲が選択される。したがって、操作
者が予めブレ補正量、窓枠の幅を設定する必要がない。
また、手ブレの補正を行なわない場合にはブレON/OFF信
号をOFFとしておけばよい。
第20図に示される窓枠制御回路114は、ブレ補正範囲
調整信号118を連続的に変化させるものであった。しか
し、ブレ補正範囲調整信号118は必ずしも連続的に変化
される必要はない。たとえば、第21図に示されるよう
に、ブレ補正範囲調整信号118を段階的に変化させるも
のも考えられる。
第21図を参照して、この窓枠制御回路114aは、第20図
に示される窓枠制御回路114と交換することができるも
のであって、ブレ平均値信号116を受取り、予め定める
一定の値との大小を比較してその結果を出力するための
コンパレータ128と、同じくブレ平均値信号116を受取
り、コンパレータ128において比較される値よりも大き
な値とブレ平均値とを比較してその結果を出力するため
のコンパレータ130と、コンパレータ128、130の出力の
組合わせに応じて予め定められた電圧を有するブレ補正
範囲調整信号118を出力するためのゲート回路132とを含
む。
たとえば、ブレ平均値信号116の値がコンパレータ12
8、130のいずれにおいても比較の対象値より小さい場
合、ゲート回路132は「小」を示すブレ補正範囲調整信
号118を出力する。これにより、ブレ補正量および窓枠
の幅は小さく設定される。ブレ平均値の値がコンパレー
タ128においては比較の対象値よりも大きく、コンパレ
ータ130においては比較の対象値よりも小さい場合、ゲ
ート回路132は「中」を示すブレ補正範囲調整信号118を
出力する。これにより、ブレ補正量および窓枠幅は中程
度のものに設定される。ブレ平均値信号116の値がコン
パレータ128、130のいずれの比較の対象値よりも大きい
場合、ゲート回路132は「大」を示すブレ補正範囲調整
信号118を出力する。これにより、ブレ補正量および窓
枠幅は最大の値に設定される。
第21図に示されるような窓枠制御回路114aを用いるこ
とによっても、自動的に適度な幅を有する窓枠を表示す
ることおよび適度なブレ補正量を設定することができ
る。
第22図は、この発明の第4の実施例に係るビデオカメ
ラのブロック図である。このビデオカメラは、第1〜第
3の実施例と異なり、画面の窓枠を表示するものではな
い。この装置においてはその代わりに、撮像素子の有効
領域以外の部分から生ずる信号をマスキングし、あるい
はその部分に任意の色が与えられた背景を表示するもの
である。
第22図を参照して、このビデオカメラが第1図に示さ
れる第1の実施例のビデオカメラと異なるのは、表示ON
/OFF信号46および窓枠幅選択信号48を出力するためのブ
レコントロール回路18aに代えて、水平ブレデータ136お
よび垂直ブレデータ138を出力するためのブレコントロ
ール回路18dを含むこと、窓枠の幅を何段階かに切換え
るための窓枠信号を発生するための切換式窓枠信号発生
回路28に代えて、有効画像領域以外の領域(背景)部分
にだけ挿入するための背景信号を発生するための背景信
号発生回路134を含むこととである。背景信号発生回路1
34の出力する背景信号140は窓枠ミックス回路38に与え
られる。窓枠ミックス回路38は、第6図に示される第1
の実施例におけるものと全く同様である。
第22図と第1図とにおいて、同一の部品には同一の参
照符号および同一の名称が与えられている。それらの機
能も同一である。したがって、ここではさらについての
詳しい説明は繰返されない。
第23図を参照して、背景信号発生回路134は、水平ブ
レデータ136を与えられ、予め定められた水平ブレデー
タの量と背景領域との関係を示す関数に基づいて、水平
方向の背景領域の位置を算出し、水平方向の背景信号の
位置の移動を制御するための制御回路226と、水平同期
信号HDとクロック信号FCKと制御回路226の出力とを与え
られ、走査中の水平方向の位置を検出するための水平カ
ウンタ228と、水平カウンタ27の出力を与えられ、制御
回路226によって設定された背景信号の挿入位置に基づ
いて、背景信号を挿入すべき期間を示す信号を出力する
ための水平デコーダ230と、垂直ブレデータ138を与えら
れ、予め与えられた垂直ブレ量と背景信号の挿入位置と
の関係に基づいて背景信号の挿入位置を算出し、背景信
号の垂直方向の位置の移動を制御するための制御回路23
2と、水平同期信号HDと垂直同期信号VDと制御回路232の
出力とを与えられ、走査中の垂直方向の位置を検出する
ための垂直カウンタ234と、垂直カウンタ234の検出した
垂直方向の位置および、制御回路232によって算出され
た背景信号の位置とに基づいて、背景信号が挿入される
べき期間を示す信号を出力するための垂直デコーダ236
と、水平デコーダ230および垂直デコーダ236から与えら
れる信号の少なくとも一方が背景信号の挿入期間である
ことを示している場合に、ハイレベルの背景信号140を
出力するためのゲート回路238とを含む。
第23図を参照して、背景信号発生回路134は以下のよ
うに動作する。制御回路226、制御回路232はそれぞれ水
平ブレデータ136および垂直ブレデータ138を受取り、水
平方向の背景領域の開始位置または終了位置を、予め設
定された関数に従って算出し、水平カウンタ228および
垂直カウンタ234にそれぞれ設定する。水平カウンタ228
は水平同期信号HDによってリセットされ、クロック信号
FCKをカウントする。これにより、水平方向の走査位置
が検出される。水平デコーダ230は水平カウンタ228の検
出した水平方向の位置と、制御回路226によって算出さ
れた有効画像領域と背景領域との位置関係を参照し、背
景信号が挿入されるべき期間にハイレベルとなる信号を
ゲート回路238に与える。垂直カウンタ234は垂直同期信
号VDによってリセットされ、水平同期信号HDをカウント
する。これにより、画面の垂直方向の位置が検出され
る。垂直デコーダ236は、垂直カウンタ234によって検出
された垂直方向の位置と、制御回路232によって算出さ
れた背景領域の開始または終了位置とに基づいて、背景
信号が挿入されるべき期間にハイレベルとなる信号をゲ
ート回路238に与える。
ゲート回路238は、水平デコーダ230および垂直デコー
ダ236から与えられる信号の少なくとも一方がハイレベ
ルの場合には、背景信号140をハイレベルとし、双方が
ローレベルのときには背景信号140をローレベルとす
る。
第22図を参照して、背景信号140は窓枠ミックス回路3
8に与えられる。窓枠ミックス回路38は、背景信号140が
ハイレベルの場合だけ、色指定信号で指定された色を有
する背景信号を映像信号中にミックスする。これによ
り、エンコーダ40から出力される映像信号は、第24図に
示されるようになる。
第24図を参照して、ブレ量が0のときには表示は第24
図(a)に示されるようになる。すなわち、このとき画
像は撮像素子の受光面全体に拡がっており、かつその全
体が無駄なくモニタ画面144に表示される。すなわち、
モニタ画面144上には背景領域は表示されない。
画像がブレのために斜め上方または斜め下方にずれた
場合、モニタ画面144に表示される映像は第24図(b)
〜(e)に示されるようになる。このとき、モニタ画面
144のうち、撮像素子の有効領域からはずれた部分(斜
線で示される)には、背景信号発生回路134から与えら
れた背景信号によって、所望の色の背景が表示される。
このように、窓枠表示ではなく、背景信号を用いるこ
とにより、ブレのない場合には画面を一杯に有効に使う
ことができ、ブレのある場合にも有効画像のない部分の
みの表示が抑制されるだけである。したがって、固体撮
像素子の撮像した映像を有効に表示することができる。
また、背景領域には所望の色の背景が表示されるため、
映像が見苦しくなることもない。
以上、この発明が4つの実施例に基づいて説明され
た。以上の実施例の説明から明らかなように、本発明に
よれば、手ブレが適正な適正範囲内で補正され、安定な
映像を得ることができる。また、従来のビデオカメラと
異なり、標準的な画素数の撮像素子を使用することがで
きる。そのため、NTSC方式、PAL方式などのTV方式に影
響されずに実施することができる。また、上述の実施例
において示されたブロック図から明らかなように、ライ
ンメモリやフィールドメモリ、A/D、D/A変換器およびデ
ィジタル処理回路などが不要であるか、あるいは従来の
ビデオカメラに比べて大幅に削減される。そのため、こ
の発明に係るビデオカメラにおいては大幅なコストダウ
ンと、消費電力の大幅な削減が可能である。また、本発
明に係るビデオカメラにおいては、水平方向の時間軸変
換や垂直方向の補間処理などは行なわれない。また、ブ
レ補正ON/OFFにかかわらず、撮像素子の性能の許す最大
の解像度を得ることができる。時間軸変換を行なってい
ないため、ブレ補正をONしたときに画像が拡大されて画
角が変化することもない。
なお、上述の第4の実施例に係る装置においては、モ
ニタ時には第24図(a)〜(e)に示される状態でモニ
タし、再生時にたとえば第10図に示されるような窓枠を
スーパーインポーズして再生することもできる。このよ
うにすることにより、撮影時には画像の広い領域を確認
することができ、かつ再生時には第1〜第3の実施例と
同じように画像を再生することができる。
[発明の効果] 以上のように請求項1に記載の発明に係る撮像装置に
よれば、映像上に窓枠を表示することにより、撮像素子
の受光面上に、ブレ補正のために用いられる領域を設け
ることができる。したがって、撮像素子の受光面の大き
さに規制されずブレ補正を行なうことができ、TV方式に
関係なくブレ補正を行なうことができる撮像装置を提供
することができる。ディジタル機器を多用することもな
いため回路規模を縮小でき、コストダウン、消費電力の
大幅削減も可能になる。また、時間軸変換により画角を
変えることもないため、画像の解像度がおちることもな
い。
請求項2に記載の発明に係る撮像装置によれば、請求
項1に記載の発明による効果に加えて、上下左右いずれ
の方向へのブレに対しても、ブレ補正を行なうことが可
能となる。そのため、ブレ補正をより適切に行なうこと
ができる。
請求項3に記載の発明に係る撮像装置によれば、請求
項1と2に記載の発明による効果に加えてさらに、予想
されるブレに応じて窓枠の大きさを変化でき、それに応
じて補正可能なブレ量を調整することができる。したが
って、予想されるブレに応じてブレ補正を重視するか、
あるいは画角の大きさを重視するかの選択を自由に行な
うことができる。
請求項4に記載の発明に係る撮像装置においては、請
求項1−3に記載の発明による効果に加えてさらに、窓
枠領域の大きさを自動的に切換えることができる。操作
者が予め窓枠の大きさを設定する必要はなく、かつ実際
のブレに応じて窓枠の大きさが適切に切換えられるた
め、ブレ補正を伴なう撮影をより容易に行なうことがで
きる。
請求項5に記載の発明に係る撮像装置においては、請
求項1に記載の発明による効果に加えて、ブレの大きさ
に応じて最適な窓枠領域の大きさを自由に設定すること
ができる。したがって、操作者の好みと撮影条件に応じ
て、適切なブレ補正を、望ましい画角で実現することが
できる。
請求項6に記載の発明に係る撮像装置においては、請
求項1、2、5に記載の発明による効果に加えてさら
に、窓枠領域の大きさが実際のブレの大きさに応じて最
適に保たれる、操作者が窓枠領域の大きさを設定する必
要もなく、かつ窓枠領域の大きさがブレの実際の大きさ
を適切に反映しているため、ブレ補正を伴なう撮影をよ
り容易に行なうことができる。
請求項7に記載の発明に係る撮像装置においては、請
求項1に記載の発明による効果を加えて、限られた面積
の受光面を用いてブレ補償を行なったときに、映像自体
が欠落してしまう領域のみの表示が抑制される。他の領
域については動き補正を行なった上で表示することがで
き、固体撮像素子の受光面を有効に利用することができ
る。
請求項8に記載の撮像装置においては、請求項1に記
載の発明による効果に加えてさらに、映像の周辺部分
に、所望の色で背景を表示し、映像の表示を抑制するこ
とができる。これにより、この領域に対応する固体撮像
素子の受光面を利用してブレ補正を行なうことができる
と同時に、受光面を有効に利用することができる。さら
に、映像の無効部分の表示を見易くすることができる。
請求項9に記載の撮像装置においては、請求項1に記
載の発明による効果に加えて、副走査方向の信号の時間
軸変換も、主走査方向における信号の補間操作なども行
なわれない。そのため、固体撮像素子の解像度を落とす
ことがなく、ブレ補正時にも良好な画質で撮影すること
ができる。
すなわち、請求項1−9に記載のいずれの発明によっ
ても、解像度を低下させずに、TV方式に影響されずに実
現することができ、かつディジタル回路の回路規模を小
さくすることができる手ブレ防止機能の付いた撮像装置
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例のビデオカメラブロック
図であり、 第2図は同期パルスシフト回路のブロック図であり、 第3図はタイミングジェネレータのブロック図であり、 第4図はブレコントロール回路の動作を説明するための
図であり、 第5図は切換式窓枠信号発生回路のブロック図であり、 第6図は窓枠ミックス回路のブロック図であり、 第7図〜第9D図は本発明の第1の実施例のビデオカメラ
の動作を説明するための波形図であり、 第10図〜第14図は本発明の第1の実施例のビデオカメラ
の動作を説明するためのモニタ画面の模式図であり、 第15図は第2の実施例のビデオカメラのブロック図であ
り、 第16図は連続可変窓枠信号発生回路のブロック図であ
り、 第17図はブレ補正範囲調整信号と窓枠調整信号との電圧
の関係を示す図であり、 第18図は本発明の第3の実施例に係るビデオカメラのブ
ロック図であり、 第19図は平均値回路のブロック図であり、 第20図は窓枠制御回路のブロック図であり、 第21図は他の窓枠制御回路のブロック図であり、 第22図は本発明の第4の実施例に係るビデオカメラのブ
ロック図であり、 第23図は背景信号発生回路のブロック図であり、 第24図は第4の実施例のビデオカメラの動作を示すため
の、モニタ画面の模式図であり、 第25図は従来のビデオカメラのブロック図であり、 第26図はCCDイメージセンサの模式的ブロック図であ
り、 第27図は水平手ブレ補正回路のブロック図であり、 第28図は従来のビデオカメラによる垂直方向のブレ補正
の動作を説明するための波形図であり、 第29図は垂直方向のブレ補正の原理を説明するためのフ
ォトセルアレイの模式図であり、 第30図は従来のビデオカメラによる水平方向のブレ補正
の原理を示す波形図であり、 第31図は水平方向のブレ補正の原理を説明するためのフ
ォトセルアレイの模式図である。 図中、12、14は角速度センサ、16はブレ検出回路、18a
〜18dはブレコントロール回路、22はタイミングジェネ
レータ、24は同期パルスシフト回路、28は切換式窓枠信
号発生回路、34はCCDイメージセンサ、38は窓枠ミック
ス回路、108は連続可変窓枠信号発生回路、112は平均値
回路、114は窓枠制御回路、134は背景信号発生回路を示
す。 なお、図中同一符号は同一、または相当部分を示す。

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入射光を集光することにより所定の結像面
    上に被写体の光学像を結ばせるための光学系と、 前記結像面に配置された受光面を有し、前記受光面上に
    は複数の光電変換素子が予め定める主走査方向および前
    記主走査方向と交わる予め定める副走査方向にマトリッ
    クス状に配置されており、前記受光面を前記主走査方向
    および前記副走査方向に走査することにより、前記光学
    像を電気信号に変換するための固体撮像素子と、 前記固体撮像素子の動きを検出して、前記固体撮像素子
    の動きを示す動き検出信号を出力するための動き検出手
    段と、 前記固体撮像素子の動きにより、前記受光面上における
    前記光学像の位置は、前記固体撮像素子の動きの関数と
    して変化し、 前記動き検出手段の出力に応答して、前記固体撮像素子
    から出力された前記電気信号の、前記固体撮像素子の動
    きによる変動を、前記関数により定まる関係に従って補
    償するための補償手段と、 前記電気信号を処理して、所定のフレーム内に再生され
    る映像信号に変換するための手段と、 前記フレームの周囲に隣接する、前記フレーム内の所定
    の領域における前記映像信号の表示を抑制するために、
    前記映像信号の所定部分に予め定める表示抑制信号を挿
    入するための表示抑制信号挿入手段とを含む撮像装置。
  2. 【請求項2】前記表示抑制信号挿入手段は、前記フレー
    ム内の、前記フレームの周囲のいずれからも離れた予め
    定める矩形領域のみを残し、前記フレーム内の他の窓枠
    形の窓枠領域の前記映像信号の表示を抑制するための、
    窓枠領域表示抑制手段を含む、請求項1に記載の撮像装
    置。
  3. 【請求項3】さらに、互いに異なる第1および第2の窓
    枠指定信号を切換えて発生するための手段を含み、 前記表示抑制信号挿入手段はさらに、前記窓枠指定信号
    に応答して、前記矩形領域の大きさを変化させるための
    手段を含む、請求項2に記載の撮像装置。
  4. 【請求項4】さらに、前記動き検出信号のレベルを検出
    して動きレベル検出信号を出力するための動きレベル検
    出手段と、 前記動きレベル検出信号に応答して、前記窓枠信号を切
    換えるための窓枠信号切換手段とを含む、請求項3に記
    載の撮像装置。
  5. 【請求項5】さらに、連続的にそのレベルを変化させる
    ことが可能なレベル可変信号を出力するためのレベル可
    変信号出力手段を含み、 前記表示抑制信号挿入手段はさらに、前記レベル可変信
    号に応答して、前記矩形領域の大きさを変化させるため
    の手段を含む、請求項2に記載の撮像装置。
  6. 【請求項6】さらに、前記動き検出信号のレベルを検出
    し、前記動き検出信号のレベルを示す動きレベル検出信
    号を前記レベル可変信号出力手段に与えるためのレベル
    検出手段を含む、請求項5に記載の撮像装置。
  7. 【請求項7】さらに、前記動き検出信号に応答して、前
    記関数に基づいて前記光学像の一部が前記受光面外に外
    れたことを検知して、第1の信号を出力するための手段
    と、 前記第1の信号に応答して、前記表示抑制信号挿入手段
    により前記表示抑制信号が挿入される前記所定部分を定
    めるための手段とを含む、請求項1に記載の撮像装置。
  8. 【請求項8】前記表示抑制信号挿入手段は、予め定める
    色彩を表わす所定の背景信号を発生するための手段と、 前記映像信号が、前記フレームの前記所定の領域を表わ
    しているか否かを検出するための所定領域検出手段と、 前記所定領域検出手段の出力に応答して、前記所定の領
    域を表わしている部分の前記映像信号を、前記背景信号
    で置換えるための手段を含む、請求項1に記載の撮像装
    置。
  9. 【請求項9】前記動き検出信号は、 前記副走査方向への前記固体撮像素子の動きを検出する
    ための副走査方向動き検出手段と、 前記主走査方向への前記固体撮像素子の動きを検出する
    ための主走査方向動き検出手段とを含み、 前記補償手段は、 前記副走査方向への前記受光面の走査を、前記副走査方
    向動き検出手段により検出された前記副走査方向への前
    記固体撮像素子の動きの量に応じた数の、前記副走査方
    向の画素数を走査するのに要する時間だけ時間的にずら
    すための手段と、 前記主走査方向への前記受光面の走査を、前記主走査方
    向動き検出手段により検出された前記固体撮像素子の動
    きの量に応じた数の前記主走査方向の画素数を走査する
    のに要する時間だけ時間的にずらすための手段とを含
    む、請求項1に記載の撮像装置。
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