JPH10174000A - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置

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JPH10174000A
JPH10174000A JP8329750A JP32975096A JPH10174000A JP H10174000 A JPH10174000 A JP H10174000A JP 8329750 A JP8329750 A JP 8329750A JP 32975096 A JP32975096 A JP 32975096A JP H10174000 A JPH10174000 A JP H10174000A
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JP
Japan
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exposure time
exposure
image
range
signal
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Withdrawn
Application number
JP8329750A
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English (en)
Inventor
Takeshi Watanabe
岳 渡辺
Masayoshi Sekine
正慶 関根
Makoto Hiramatsu
誠 平松
Yuji Koide
裕司 小出
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 広い露光制御範囲にわたって不自然さのない
画像が得られる撮像装置を提供する。 【解決手段】 被写体が暗く、AGCのゲインアップに
よっても適正な明るさの画像が得られなくなったとき、
電子シャッタによる露光時間を垂直同期信号期間の整数
倍とし、長時間露光を行う。これによりAGCによるノ
イズの少ない自然な画像を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CCD等の固体撮
像素子を撮像素子として用いた撮像装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】CCD固体撮像素子を用いて映像信号を
撮影する撮像装置においては、CCD電荷蓄積時間を可
変させる手法を用いて露光制御(露出制御ともいう)を
行う手段が使用されている。本手段においては、機械的
な絞りが不要なため撮像装置のコストを削減することが
できる。
【0003】(従来例1)CCD電荷蓄積時間を可変さ
せて、露光制御を行う従来例1の撮像装置を図9に示
す。
【0004】図9において、11のCCDはインタライ
ン転送型のCCD固体撮像素子、12のA/DはCCD
11から出力されるアナログ映像信号をデジタル映像信
号に変換するA/D変換器、13のTG/SSGは、C
CD駆動信号,その他同期信号を発生させる信号発生器
である。14のDSPは、A/D変換器12より出力さ
れる映像信号を処理し、輝度信号Y、色差信号Cr,C
bを出力する信号処理装置、15のMPUはDSP14
より出力される映像信号の処理、TG/SSG13の制
御を行う演算処理装置、16のMEMORYはMPU1
5より出力される映像信号を画像として記録するメモリ
装置である。
【0005】本撮像装置の動作を以下説明する。
【0006】本撮像装置は、TG/SSG13内部で生
成される同期信号に従って、CCD11、A/D変換器
12を制御し、CCD11より出力される映像信号をD
SP14に送出する。
【0007】DSP14は、A/D変換器12より出力
された映像信号を輝度信号Y、色差信号Cr,Cbへ変
換する処理を行う。DSP14はTG/SSG13より
出力される画素クロックYDに同期して、Y,Cr,C
bを出力する。MPU15は、DSP14より出力され
る映像信号Y,Cr,Cbを、TG/SSG13より出
力される垂直同期信号VDに同期してメモリ装置16へ
と記録する。メモリ装置16は、撮像装置より取り外し
可能な媒体であっても無くても良い。また、MPU15
は、内部に読み書き可能な計算用メモリ領域,レジスタ
を複数個装備している。
【0008】前述の撮像動作によって、TG/SSG1
3よりVD信号が出力されるたびに撮像動作が行われ
る。
【0009】露光量制御は、前述の撮影動作と同時に行
われ、1フレームの撮影が行われるごとに露光量制御が
行われる。
【0010】以下、図9,図10を用いて従来例1の露
光量制御の方法を説明する。
【0011】図10の信号VD,HD,YDは、それぞ
れ図9中TG/SSG13で生成される垂直同期信号,
水平同期信号,画素クロック信号であり、信号FTはC
CD11に蓄積された電荷を排出する信号である。ま
た、信号CH1,CH2はCCD読出しパルスであり、
これらパルスに同期してCCD11の感光部から転送部
へ電荷が送られ、この後TG/SSG13より出力され
るCCD信号読み出しパルスに同期してA/D変換器1
2へ映像信号が送られてゆく。
【0012】信号FTは、信号HDに同期して、図9中
MPU15内のレジスタに設定されている値Snに対応
したパルス数が、図10の時間aから出力される。
【0013】信号FTが出力されていない期間は、CC
D11に蓄積された電荷が排出されず撮影露光時間とな
り、この期間を露光時間とした画像は、次のフレームの
読出しパルス信号CH1,CH2でCCD11の転送部
にロードされる。
【0014】図10において露光時間は期間bであり、
Sn=0のとき露光時間bは最大で期間cと等しくな
る。Snと露光時間は線形で反比例し、Snが最大の時
に露光時間は最小となる。
【0015】前述の動作によって、図10中cの期間を
1周期とする1画面の撮影,露光制御が行われる。
【0016】(従来例2)CCD電荷蓄積時間を可変さ
せて、露光制御を行う従来例2の撮像装置を図11に示
す。ハードウエアの構成,撮像動作は従来例1と同様で
あり、従来例1と対応するブロックに同一符号を付し説
明を省略する。
【0017】以下、図11,図12,図13を用いて従
来例2の露光量制御の方法を説明する。
【0018】図12の信号VD,HD,YDは、それぞ
れ図11中TG/SSG13で生成される垂直同期信
号,水平同期信号,画素クロック信号であり、信号FT
はCCD11に蓄積された電荷を排出する信号である。
信号FTは信号HDに同期して、MPU15内のレジス
タR2に設定されている値Snに対応したパルス数が、
図12の時間aから出力される。信号FTが出力されて
いない期間はCCD11に蓄積された電荷が排出され
ず、撮影露光時間となる。
【0019】図12において露光時間は期間cであり、
Sn=0のとき露光時間cは最大になる。Snと露光時
間は線形で反比例し、Snが最大の時に露光時間は最小
となる。
【0020】以下、図13のフローチャートを用いて、
露光量制御方法を述べる。
【0021】図11中のMPU15により、フローチャ
ートに沿う次の1)〜9)の処理が行われる。
【0022】1)図12中のVD信号の立ち下がりに同
期して撮像動作を開始する(S21)。
【0023】2)MPU15は、図12の期間bにおい
て、DSP14より得られる画像信号から、露光量Ep
を測定する。DSP14より得られる画像信号は輝度信
号Y、色差信号CrおよびCbである。ここで、MPU
15は図12のbの期間のY信号の平均を求め、露光量
Epとする(S22)。
【0024】3)図12中bの期間が過ぎたのち、MP
U15はEpとEmを比較し(S23,S24)、Ep
=Emでなければ動作4)〜7)を行い、Ep=Emな
ら動作9)を行う。なお、Emは予め決められている適
正露光量(目標露光量ともいう)である。
【0025】4)現在設定されている電子シャッタ値S
nは、MPU15のレジスタR2に格納されている。撮
像装置が起動して最初に撮像動作を行う場合には、Sn
は予め設定されている値で使用する。
【0026】5)ここで、新たな電子シャッタ値Soを
求める。
【0027】Ep>Emであれば撮影画像は通常より明
るく撮影されていると判断できる。
【0028】従って、露光時間を減少させるため So=Sn+Sn/N を求める(S26)。
【0029】係数NはMPU内のレジスタR3に格納さ
れている定数である。
【0030】6)Ep<Emであれば撮影画像は通常よ
り暗く撮影されていると判断できる。
【0031】従って、露光時間を増加させるため So=Sn−Sn/N を求める(S25)。
【0032】7)新たな電子シャッタ値SoをTG/S
SG13に設定する。この電子シャッタ値Soに対応し
た露光量で、次の撮像動作が行われる(S28)。
【0033】8)MPU15は電子シャッタ値Soをレ
ジスタR2に保存する(S27)。
【0034】9)MPU15は、図12中のVD信号の
次回立ち下がりがTG/SSG13より送出されるまで
待つ。
【0035】以上のようにして、露光制御を行うもので
ある。
【0036】
【発明が解決しようとする課題】電子シャッタ可変手段
を持つ撮像装置を用いて、低輝度の撮影対象を撮影する
場合には、露光時間を増加させ、AGCのゲインを上げ
ることになる。
【0037】しかし前述の従来例1では、露光時間を図
4中cの期間までしか増加させることができず、AGC
2の増幅率を過度に上げるとノイズが目立ち不自然にな
るという問題がある。
【0038】一方、従来例2では、常に電子シャッタ値
はSn/Nしか変化しないため、露光量Epと適正露光
量Emに大きな差があっても、電子シャッタ値が急激に
変化することはない。よって、被写体の輝度が急激に変
化した場合、その変化への追従が遅れてしまい、また、
電子シャッタ値の変化を大きくするために値Nを小さく
すると、露光量Epと適正露光量Emに小さな差しかな
い場合においても電子シャッタ値が大きく変化してしま
うため、撮影画像に不自然な輝度変化が現れてしまうと
いう問題がある。
【0039】本発明は、このような状況のもとでなされ
たもので、広い露光制御範囲にわたって不自然さのない
画像が得られる撮像装置を提供することを目的とするも
のである。
【0040】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明では、撮像装置を次の(1)〜(7)のとお
りに構成する。
【0041】(1)固体撮像素子と、この固体撮像素子
の出力を可変増幅する増幅手段と、前記固体撮像素子の
露光時間範囲をその垂直同期信号期間の整数倍に可変す
る露光時間範囲可変手段と、露光量を評価し、前記増幅
手段のゲインと前記露光時間範囲可変手段の範囲を制御
する制御手段とを備えた撮像装置。
【0042】(2)制御手段は、増幅手段のゲインアッ
プによっても所定の露光量が得られないとき、露光時間
範囲可変手段の範囲を増大するものである前記(1)記
載の撮像装置。
【0043】(3)画像表示装置を備えた前記(1)記
載の撮像装置において、制御手段により露光時間範囲可
変手段の範囲を増大したとき、前記画像表示装置に同一
フレームの画像を続けて送出し、画像が表示されないフ
レームがなくなるようにする撮像装置。
【0044】(4)画像処理装置を備えた前記(1)記
載の撮像装置において、制御手段により露光時間範囲可
変手段の範囲を増大したとき、前記画像処理装置に同一
フレームの画像を続けて送出し、前記撮像装置内のMP
Uと前記画像処理装置との間の通信量を削減する撮像装
置。
【0045】(5)固体撮像素子と、この固体撮像素子
の露光量Epを検出する露光量検出手段と、この露光量
検出手段で検出した露光量Epと予め決められている目
標露光量Emとの差分Edを検出する差分検出手段と、
次回の撮像動作における前記撮像素子の露光時間So
を、前記差分検出手段で検出した差分Edと前記撮像素
子の今回の露光時間Snとにもとづいて制御する制御手
段とを備えた撮像装置。
【0046】(6)固体撮像素子はCCDである前記
(1)または(5)記載の撮像装置。
【0047】(7)制御手段は、次回の露光時間So
を、Nを任意数として、 So=Sn+Sn*Ed/N
により制御するものである前記(5)記載の撮像装
置。
【0048】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を“撮像
装置”の実施例により詳しく説明する。なお各実施例
は、動画撮影を想定しているが、静止画撮影においても
同様に実施することができる。
【0049】
【実施例】
(実施例1)図1は、実施例1である“撮像装置”の構
成を示すブロック図である。
【0050】図1において、1のCCDはインタライン
転送型の固体撮像素子、2のAGCはCCD1の信号出
力を増幅するゲイン可変の増幅器、3のA/DはAGC
2から出力されるアナログ映像信号をデジタル映像信号
に変換するA/D変換器、4のTG/SSGは、CCD
駆動信号,その他同期信号CH1,CH2,VD,H
D,YD,FTを発生させる信号発生器である。5のD
SPは、A/D変換器3より出力される映像信号を処理
し、輝度信号Y、色差信号Cr,Cbを出力する信号処
理装置、6のMPUは、DSP5より出力される映像信
号の処理および撮像装置の制御を行う演算処理装置、7
のMEMORYは、MPU6より出力される映像信号を
画像として記録するメモリ装置である。
【0051】最初に、本撮像装置の撮像動作を説明す
る。
【0052】本撮像装置は、TG/SSG4内部で生成
される同期信号に従って、CCD1,AGC2,A/D
変換器3を制御し、CCD1より出力される映像信号を
DSP5に送出する。DSP5は、A/D変換器3より
出力された映像信号を輝度信号Y、色差信号Cr,Cb
へ変換する処理を行う。DSP5は、TG/SSG4よ
り出力される画素クロックYDに同期して、信号Y,C
r,Cbを出力する。このとき、TG/SSG4より出
力される信号CH1,CH2,VD,HD,YD,FT
は、従来例1と同様である。
【0053】MPU6は、DSP5より出力される映像
信号Y,Cr,Cbを、TG/SSG4より出力される
垂直同期信号VDに同期してメモリ装置7へと記録す
る。メモリ装置7は、撮像装置より取り外し可能な媒体
であっても無くても良い。また、MPU6は内部に読み
書き可能な計算用メモリ領域、レジスタを複数個装備し
ている。
【0054】前述の撮像動作は、TG/SSG4より出
力されるVD信号に同期して動作する。すなわち、VD
信号に同期して1フレームが撮影される。この撮像動作
中に、本撮像装置は、DSP5より出力されるY信号の
平均をとり、露光データEpとする。露光データEp
は、MPU6に外部測光センサを付属させて測定しても
良い。
【0055】次に、本撮像装置の露光制御を図2のフロ
ーチャートを用いて、以下の1)〜4)において説明す
る。フローチャート処理はMPU6により行なわれる。
【0056】本撮像装置は、AGC2によってCCD出
力信号の大きさを制御できる間は、AGC2と電子シャ
ッタを組み合わせた制御を行う。一方、AGC2のゲイ
ンを増加させてノイズが目立つようになったら電子シャ
ッタの制御範囲を通常の整数倍にすることで、露光制御
を行う。
【0057】1)撮像動作開始(S1)と同時に、MP
U6は、前1フレームの撮像動作時に得た露光データE
pを使用して露光量評価を行う(S2)。MPU6は該
露光データEpが予め設定されている目標露光値Emよ
り低い場合、露光量Epを増やすため、電子シャッタ値
Snを減少させる。
【0058】電子シャッタ値Snと露光量Epとの関係
を図3に示す。
【0059】Snが最小値SnMinであるとき、最大
露光時間Ep=ExpMax1V、Snが最大値SnM
axであるとき、最小露光時間Ep=ExpMinであ
る。撮像装置の起動時における電子シャッタ初期値は図
3中のSn0である。このとき、MPU6はレジスタR
1に保存されている電子シャッタ値Sn=Sn0を図3
中のSnDだけ減少させ、Sn1とする。
【0060】新たに決定された電子シャッタ値をSoと
する。電子シャッタ値So=Sn1が計算され、レジス
タR1に代入されると共に、TG/SSG4に送られ
る。TG/SSG4は送られてきた電子シャッタ値に対
応した個数分のFTパルスを出力する。
【0061】2)ここで、MPU6は、新しい電子シャ
ッタ値SoとMPU6内のレジスタR2に予め設定され
ている値SnLimL,SnLimHと比較する。Sn
LimL,SnLimHの初期値はそれぞれ図3中のS
nLimL1,SnLimH1であり、 SnLimL1=SnMin+WLimL SnLimH1=SnMax−WLimH である。WLimL,WLimHはMPU6内で予め設
定されている値である。SLimL<So<SLimH
の範囲内であれば、次の露光評価動作までなにもしな
い。図3の例ではSo=Sn1はSLimL<So<S
LimHの範囲内であるのでMPU6は次フレームの露
光制御動作まで何もしない。
【0062】3)ここで、So<SnLimL(S3)
なら、AGC2を制御し、CCD1より出力される映像
信号の増幅率(ゲイン)を増加させる。AGC2の増幅
率Grは、MPU6内のレジスタR3にセットされてい
る値Gvと下の表のように対応している。
【0063】
【表1】
【0064】撮像装置のGv初期値は1であり、最初に
起動したときはGrの増幅率が1.5になっている。こ
のとき、CCD1から出力される映像信号と、AGC2
から出力される映像信号の信号レベル比は1.5であ
る。
【0065】So<SnLimLで、R3にセットされ
ているGvを1増加させる。MPU6からAGC2に制
御信号が送られ、AGC2の増幅率は2.0となる(S
5)。MPU6は増加させたGvの値をレジスタR3へ
保存する。ここで、R3に保存されているGvの値が3
であったなら、ゲインアップの上限であるのでゲインア
ップはできない。
【0066】そこで、MPUは露光時間を延ばすことで
露光量を増やす動作を行う(S6)。ここでMPU6
は、図4に示すように信号VDと同期して毎フレーム出
力されていたCCD転送パルスCH1,CH2を、図5
に示すように2フレームに一度出力するようにする。す
ると、図4において期間cの領域しか制御できなかった
露光時間が、図5のe+fの領域まで拡張される。図5
の例では、露光時間はdである。これに応じてSnが最
小値SnMinであるとき、最大露光時間Ep=Exp
Max2Vとなる。
【0067】図4の期間cは、図5の期間fおよび図3
におけるTerm1に対応し、図5の期間e+fは図3
におけるTerm2に対応する。このとき、露光時間E
pは図3におけるExpMax1V<Ep<ExpMa
x2Vの領域で制御される。また、MPU6はSnLi
mL,SnLimHはTerm2のSnLimL2,S
nLimH2に置き換える。また、図5において期間e
の間は撮像動作(CCD転送動作)を行わないが、露光
データ測定動作のみ行う。
【0068】4)3)とは逆にSo>SnLimHとな
った場合(S7)について以下述べる。
【0069】MPU6は、ゲインレベルGv=0でかつ
ExpMax1V<Ep<ExpMax2Vの時(Te
rm2)は、ExpMin<Ep<ExpMax1V
(Term1)の露光時間になるように、AGC2,T
G/SSG4へ制御信号を送る。AGC2,TG/SS
G4より送出される各信号は図5の状態から図4へと変
化する。
【0070】一方、ExpMax1V<Ep<ExpM
ax2VかつSo>SnLimHのときは、MPU6は
R3にセットされているGvを1減少させ、ゲインダウ
ンを行う(S8)。MPU6からAGC2に制御信号が
送られ、AGC2の増幅率は減少する。MPU6は減少
させたGvの値をレジスタR3へ保存する。ここで、R
3に保存されているGvの値が0であったなら、ゲイン
ダウンの下限であるのでゲインダウンはしない。
【0071】以上説明したように、本実施例によれば、
撮像装置の電子シャッタによる露光時間を通常(1フレ
ーム期間)の整数倍にすると共に、該手段とAGC2に
よる信号増幅・可変手段を組み合わせることで、低輝度
撮影対象に対する最適な露光制御を行うことができる。
【0072】(実施例2)図6は、実施例2である“撮
像装置”の構成を示すブロック図である。図6中ブロッ
ク1から7は図1と同じであり、長時間露光時のタイミ
ングは図5のとおりである。8はMPU6に接続した画
像表示装置、9はMPU6に接続した画像処理装置、1
0は画像処理装置9の画像表示装置である。
【0073】画像表示装置8は、撮像装置によって撮像
されている画像をリアルタイムで表示することで、電子
ファインダとして用いられる。また、メモリ7に記録さ
れた画像を閲覧することもできる。
【0074】画像処理装置9は、MPU6より出力され
る撮影画像の画像処理を行う。また、処理した結果を表
示装置10によって確認することが可能である。
【0075】本撮像装置において、MPU6は、表示装
置8の表示速度を検出する手段を持っている。この検出
手段によって得られる、表示装置8のフレーム表示周期
TdがExpMin<Td<ExpMax1Vであり、
かつ ExpMax1V<Ep<ExpMax2Vであ
るとき、MPU6は、撮影した画像を図5中の期間eの
間のみ表示装置8へ送出する。図5中の期間fでは画像
の撮影は行われないので、前回撮影した画像すなわち同
じ画像を再度送出する。
【0076】MPU6は画像処理装置9の処理速度を検
出する手段も持っている。この検出手段によって得られ
る、画像処理装置9の処理周期がTpがExpMin<
Tp<ExpMax1Vであり、かつExpMax1V
<Ep<ExpMax2Vであるとき、MPU6は、撮
影した画像を図5中の期間eの間のみ画像処理装置9へ
送出する。図5中の期間fでは画像の撮影は行われない
ので、前回撮影した画像を再度送出する。
【0077】また、MPU6は、表示装置10の表示速
度を検出する手段を持っている。この検出手段によって
得られる、表示装置10のフレーム表示周期Td2がE
xpMin<Td2<ExpMax1Vであり、かつE
xpMax1V<Ep<ExpMax2Vであるとき、
MPU6は、撮影した画像を図5中の期間eの間のみ画
像処理装置9へ送出する。図5中の期間fでは画像の撮
影は行われないので、前回撮影した画像を再度送出す
る。
【0078】以上説明したように、本実施例によれば、
実施例1と同様の効果が得られ、更に、撮像装置に接続
された表示装置8、あるいは表示装置10において、撮
影画像が表示されないフレームが出てしまう現象を防止
できる。
【0079】また、同時に画像処理装置9に送出する画
像を減らし、図6中6のMPU6と画像処理装置9間の
通信量を削減することも可能である。
【0080】(実施例3)図7は、実施例3である“撮
像装置”の構成を示すブロック図である。ハードウエア
の構成は、従来例2と同様であり、対応ブロックに従来
例2と同一符号を付し説明は省略する。撮影時のタイミ
ングは、従来例2と同様であり、図12を参照する。本
実施例の露光制御を図8のフローチャート、図12のタ
イミングチャートにより説明する。
【0081】図7中のMPU15により、図8のフロー
チャートに沿う次の1)〜8)の処理が行なわれる。
【0082】1)図12中のVD信号の立ち下がりに同
期して撮像動作を開始する(S31)。
【0083】2)MPU15は、図12の期間bにおい
て、DSP14より得られる画像信号から、露光量Ep
を測定する。DSP14より得られる画像信号は輝度信
号Y、色差信号CrおよびCbであるとする。ここで、
MPU15は図12中bの期間、Y信号の平均を求め、
Epとする(S32)。
【0084】3)図12中bの期間が過ぎたのち、MP
U15は露光量Epと適正露光量Emを比較し、Ep=
Emでなければ動作4)〜7)を行い、Ep=Emなら
動作8)を行う。
【0085】4)MPU15は差分Ed=Ep−Emを
求める(S34)。
【0086】5)現在設定されている電子シャッタ値S
nは、MPU15のレジスタR2に格納されている。撮
像装置が起動して最初に撮像動作を行う場合には、MP
U15はレジスタR1に格納されている初期値をSnに
代入し、使用する。これらSn,Ep,Emに対し、新
たな電子シャッタ値 So=Sn+Sn*Ed/N を求める(S35)。
【0087】係数NはMPU15内のレジスタR3に格
納されている任意の定数である。
【0088】6)新たな電子シャッタ値SoをTG/S
SG13に設定する。
【0089】7)MPU15は電子シャッタ値Soをレ
ジスタR2に保存する(S36)。この電子シャッタ値
Soに対応した露光量で、次の撮像動作が行われる(S
37)。
【0090】8)MPU15は、図12中のVD信号の
次回立ち下がりがTG/SSG13より送出されるまで
待つ(S37)。
【0091】MPU15のレジスタ表を下記に示す。
【0092】
【表2】
【0093】以上説明したように、本実施例によれば、
特に電子シャッタ可変範囲が広い撮像装置において、極
めて高速かつ自然な露光制御を行うことができる。
【0094】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
広い露光制御範囲にわたって不自然さのない画像を得る
ことができる。
【0095】詳しくは、請求項1〜請求項6記載の発明
によれば、低輝度撮影対象であってもノイズの少ない自
然な画像が得られる。また請求項5〜請求項7記載の発
明によれば、高速でかつ自然な露光制御ができ、不自然
さのない画像が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1の構成を示すブロック図
【図2】 実施例1の動作を示すフローチャート
【図3】 電子シャッタ値Snと露光量Epの関係を示
す図
【図4】 通常の露光時のタイミングチャート
【図5】 長時間露光時のタイミングチャート
【図6】 実施例2の構成を示すブロック図
【図7】 実施例3の構成を示すブロック図
【図8】 実施例3の動作を示すフローチャート
【図9】 従来例1の構成を示すブロック図
【図10】 従来例1のタイミングチャート
【図11】 従来例2の構成を示す図
【図12】 従来例2のタイミングチャート
【図13】 従来例2の動作を示すフローチャート
【符号の説明】
1 CCD 2 ゲイン可変の増幅器 4 信号発生器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小出 裕司 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固体撮像素子と、この固体撮像素子の出
    力を可変増幅する増幅手段と、前記固体撮像素子の露光
    時間範囲をその垂直同期信号期間の整数倍に可変する露
    光時間範囲可変手段と、露光量を評価し、前記増幅手段
    のゲインと前記露光時間範囲可変手段の範囲を制御する
    制御手段とを備えたことを特徴とする撮像装置。
  2. 【請求項2】 制御手段は、増幅手段のゲインアップに
    よっても所定の露光量が得られないとき、露光時間範囲
    可変手段の範囲を増大するものであることを特徴とする
    請求項1記載の撮像装置。
  3. 【請求項3】 画像表示装置を備えた請求項1記載の撮
    像装置において、制御手段により露光時間範囲可変手段
    の範囲を増大したとき、前記画像表示装置に同一フレー
    ムの画像を続けて送出し、画像が表示されないフレーム
    がなくなるようにすることを特徴とする撮像装置。
  4. 【請求項4】 画像処理装置を備えた請求項1記載の撮
    像装置において、制御手段により露光時間範囲可変手段
    の範囲を増大したとき、前記画像処理装置に同一フレー
    ムの画像を続けて送出し、前記撮像装置内のMPUと前
    記画像処理装置との間の通信量を削減することを特徴と
    する撮像装置。
  5. 【請求項5】 固体撮像素子と、この固体撮像素子の露
    光量Epを検出する露光量検出手段と、この露光量検出
    手段で検出した露光量Epと予め決められている目標露
    光量Emとの差分Edを検出する差分検出手段と、次回
    の撮像動作における前記撮像素子の露光時間Soを、前
    記差分検出手段で検出した差分Edと前記撮像素子の今
    回の露光時間Snとにもとづいて制御する制御手段とを
    備えたことを特徴とする撮像装置。
  6. 【請求項6】 固体撮像素子はCCDであることを特徴
    とする請求項1または請求項5記載の撮像装置。
  7. 【請求項7】 制御手段は、次回の露光時間Soを、N
    を任意数として、So=Sn+Sn*Ed/N により
    制御するものであることを特徴とする請求項5記載の撮
    像装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001111990A (ja) * 1999-10-12 2001-04-20 Calsonic Kansei Corp 車両用画像信号処理回路
JP2007074474A (ja) * 2005-09-08 2007-03-22 Sanyo Electric Co Ltd 撮影装置
WO2016009837A1 (ja) * 2014-07-15 2016-01-21 ソニー株式会社 画像処理装置および画像処理方法

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