JP2750826B2 - フィルム包装体の開梱装置 - Google Patents

フィルム包装体の開梱装置

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JP2750826B2
JP2750826B2 JP33544294A JP33544294A JP2750826B2 JP 2750826 B2 JP2750826 B2 JP 2750826B2 JP 33544294 A JP33544294 A JP 33544294A JP 33544294 A JP33544294 A JP 33544294A JP 2750826 B2 JP2750826 B2 JP 2750826B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はフィルム包装体の開梱装
置に関し、より詳しくは比較的軽い空容器のような被包
装物を中敷シートを介してバラで積上げ、ストレッチ包
装又はシュリンク包装したフィルム包装体を開梱するた
めの改良された開梱装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来よりガラス壜、PET壜、金属鑵な
どの空容器の多くは、図26に示すように、パレット4
a上に、これら空容器4bを厚手の板紙の中敷シート4
cを介して積上げ、その外側をシュリンク包装又はスト
レッチ包装して飲料メーカー等に納入されていた。この
ようなフィルム包装体を自動的に開梱する装置としては
本願人の出願にかかる特開平4−253626号公報及
び特願平4−188935号、特願平6−173155
号各明細書記載の提案がなされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の開梱装置では、フィルム包装体の一側面でフィルムを
上下方向に切断して、図28a,bに示すように一対の
揺動アーム11a,11bの先端の上部グリッパー10
a,10bでフィルム5を挟持し、該揺動アームを旋回
させてフィルムを一直線になるような左右に開扉して開
梱するので、開梱装置の上流及び下流にそれぞれ開扉直
後の揺動アームの先端までの距離だけ、他の装置を設置
できないスペースが生じる。本発明はかかる事情に鑑み
なされたもので、その課題はフィルム包装体の一側面で
フィルムを上、下方向に切断して、一対の揺動アームの
先端の上部グリッパーでフィルムを挟持して、該揺動ア
ームを旋回させて、フィルムを左右に開扉して開梱する
とき、開梱装置の上流及び下流に生じる他の装置を設置
できないスペースを最少限にしたフィルム包装体の開梱
装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明のフィルム包装体の開梱装置はパレットとそ
の上に積載した被包装物をフィルムで包装して一体化し
た包装体を開梱する装置において、前方と後方に位置す
る2本の支柱と、その支柱の間に開梱すべき包装体を搬
送する手段を有し、前記前方の支柱には前記被包装物を
包装しているフィルムの下端を挟持して、前後に作動す
る2組の下部グリッパーを取付け、該支柱には更に、前
記2組の下部グリッパーの間に位置し、前記フィルムを
表裏から挟持する二対の挟持ローラー及び前記フィルム
を切断するカッターとからなり、前記支柱に沿って昇降
する切断ユニットを取付け、また、前記後方の支柱には
該支柱に沿って昇降するキャリエージを取付け、該キャ
リエージには前記包装体の頂面を押圧して固定する押え
装置と、該押え装置の左右の対称位置に支点を有し、先
端部に前記包装体上のフィルムの上端を挟持し、前後、
上下に作動する2組の上部グリッパーを備え、切断した
フィルムを左右に開扉する一対の揺動アームを取付けた
フィルム包装体の開梱装置において、前記フィルム包装
体の両側面後方上、下端近傍のフィルムを吸着して、外
側後方に概ね90°旋回する少なくとも4個の開扉補助
吸盤と、前記揺動アームの旋回角度を90°未満に制限
する機構を設けたことを特徴とする。
【0005】本発明装置では、シュリンク包装体とスト
レッチ包装体の両方を開梱できるように、前記押え装置
の下面に、少なくとも該押え装置の前辺のほぼ全幅と、
前辺から後辺にわたる吸着溝を設け、該吸着溝に沿って
熱線ナイフを取付け、かつ前記2組の下部グリッパーを
それぞれ被包装物の進行方向前方及び後方に開梱中の該
被包装物の端縁を超えて移動させる手段を設けてもよ
い。その場合は、前記下部グリッパーの可動爪の形状は
切込部と、該切込部と隣接して形成される突刺部とを有
する半長円形とするのが好ましい。
【0006】また、本発明のフィルム包装体の開梱装置
には除去したフィルムを集束し、ベルト状に圧縮して排
出するため、前記一対の揺動アームの支点近傍でフィル
ムの上端を挟持する一対の後方の昇降グリッパーと、被
包装物から除去したフィルムを集束するリング状集束ガ
イドと、該ガイド内にフィルムを押込むプッシャーと、
前記集束ガイドの出口で、該集束ガイドに押込まれたフ
ィルムを連続して、圧縮して、排出するニップローラー
とを設けてもよい。
【0007】また、必要に応じ、前記キャリエージ上
に、前後に作動して、包装体の頂面を覆うフィルムと側
面に巻付けられている複数層のストレッチ・フィルムと
をヒートシールして一体化するヒートシーラーを設け、
また、切断ユニットにおけるフィルムを表裏から挟持す
る二対の挟持ローラーの内、表面からフィルムを押える
側のローラー2本にフィルムをヒートシールするための
ヒーターを組込んでもよい。また、上部グリッパーの各
爪はそれぞれ開閉する手段を備えていることが望まし
い。
【0008】
【作用】本発明装置では、開梱すべきフィルム包装体が
ストレッチ包装体の場合には、該包装体の一側面上でフ
ィルムを上下方向に切断し、一対の揺動アームの先端の
上部グリッパーでフィルムを挟持させ、該揺動アームを
旋回させて切断したフィルムを左右に開扉する際、同時
に該包装体の少なくとも両側面後方上、下端近傍の4ヶ
所において開扉補助吸盤でフィルムを吸着させ、該吸盤
を外側後方に概ね90°旋回させてフィルムを緊張させ
たまま包装体後方の両コーナーから分離することによ
り、フィルムが被包装物の表面に接触した状態で収縮し
て、これら接触している被包装物を移動させ、セパレー
トシートから落下させるのを防ぐと共に、被包装物から
フィルムを分離するための揺動アームの旋回角度を最少
限に押えるという作用が達成される。
【0009】また、開梱すべきフィルム包装体が、熱収
縮性フィルムのひだ付袋を被包装物の上から被せて加熱
収縮させたシュリンク包装体の場合には、本発明装置の
押え装置の下面に、少なくとも該押え装置の前辺とほぼ
全幅と前辺から後辺にわたる吸着溝を設け、該吸着溝に
沿って熱線ナイフを取付けることにより、被包装物の頂
面のフィルムを少なくとも該頂面の前面の全幅と、前辺
から後辺にわたり切断して、ストレッチ包装体と同様に
上部グリッパーでフィルムの上端を挟持させ、切断ユニ
ットを上昇させて、フィルムを上下方向に切断し、切断
したフィルムを揺動アームで左右に開扉することを可能
にする。
【0010】また、フィルムの開扉に同調して、2組の
下部グリッパーをそれぞれフィルム端部を挟持させたま
ま、被包装物の前、後端縁を超えて移動させることによ
り、包装体前面の両コーナーの下面に巻込んだフィルム
をはずすことを可能にし、ストレッチ包装体だけでな
く、シュリンク包装体をも開梱するという作用が達成さ
れる。
【0011】また、下部グリッパーの可動爪の形状を切
込部と該切込部に隣接して形成される突刺部とを有する
概ね半長円形とすることにより、包装体の四隅だけでな
く、4辺に沿う部分でも、シュリンクフィルムが包装体
の下面に巻込まれている場合には、下部グリッパーの可
動爪で挟持部分のフィルムを突破って下部グリッパーに
フィルム下端部を挟持させるという作用が達成される。
【0012】更に、本発明装置のキャリエージ上に、前
記一対の揺動アームの支点近傍で昇降する一対の後方の
グリッパーと、リング状集束ガイドと、プッシャーと、
前記集束ガイドの出口に一対のニップローラーを設ける
と、グリッパーで開扉したフィルムが垂れ下がらないよ
うに、その上端を挟持して、リング状集束ガイドの前方
に保持すると共に、プッシャーでリング状集束ガイド内
に押込んで集束し、ついでニップローラーで帯状に圧縮
して、減容して排出するという作用が達成される。
【0013】また、前記キャリエージ上に、前後に作動
して、包装体の頂面を覆うフィルムと側面に巻付けられ
ている複数層のストレッチフィルムとをヒートシールし
て一体化するヒートシーラーを設け、また、切断ユニッ
トにおけるフィルムを表裏から挟持する二対の挟持ロー
ラーの内、表面からフィルムを押える側のローラー2本
にフィルムをヒートシールするためのヒーターを組込む
ことにより、包装体の頂面をフィルムで覆い、その側面
にストレッチフィルムをスパイラル状に巻付けたストレ
ッチ包装体の開梱に際し、フィルムを一体化して除去
し、前記集束・圧縮機構で減容して排出するという作用
が達成される。
【0014】更に、上部グリッパーの各爪にそれぞれ開
閉手段を設けると、開梱した粘着性ストレッチフィルム
を上部グリッパーから離しやすくするという作用が達成
される。
【0015】
【実施例】以下、本発明を図面により説明するが、本発
明はこれらに限定されない。図1は、ストレッチ包装体
を開梱する本発明装置の全体像を説明するための斜視図
であり、図2は側面図である。図を見易くするため、一
部の装置を切除又は省略して図示している。図1及び2
において、1はベースフレーム、2a,2bは前方、後
方支柱、3はコンベア、4aはパレット、4bは被包装
物、5はストレッチ・フィルムである。
【0016】前方支柱2aには、固定爪7aと可動爪7
bを有する前後に作動する2組の下部グリッパー7が取
付けられ、更に2対の挟持ローラー8a,8b及びヒー
トカッター9からなる切断ユニット17が取付けられ、
前方支柱2aに沿って昇降する。また、後方支柱2bに
は支柱に沿って昇降するキャリエージ19が取付けら
れ、該キャリエージ19には押え装置用アーム18とそ
の先端に押え装置6が取付けられている。更に前記キャ
リエージ19上の前記押え装置6の左右の対称位置に
は、先端にそれぞれ前後、上下に作動する上部グリッパ
ー10a,10bを備えた揺動アーム11a,11bが
取り付けられている。
【0017】本発明装置は被包装物4bの両側面後方
上、下端近傍のフィルムを吸着して外側後方に90°旋
回する4個の開扉補助吸盤を有しているが、これらの
内、上方の吸盤50a,50bはキャリエージ19上
に、また下方の吸盤50c,50dはベースフレーム1
上に取付けられている。また、キャリエージ19には、
一対の後方のグリッパー25a,25bと排出プッシャ
ー12と、リング状集束ガイド13と、排出ニップロー
ラー14と、ヒートシーラー15が設置されている。な
お、図1のコンベア3はチェーンコンベアーに限らず、
ローラーコンベアでも、自走運搬車などでもよい。
【0018】図3は、図2の上部に図示された後方支柱
2bに設置された構造物の平面図であり、また図4は図
2の下部に図示された前方支柱2aに設置された構造物
の平面図である。図5は下部グリッパー7a,7bの拡
大側面図、図6は切断ユニット17の拡大側面図、図7
は上部グリッパー10a,10bの拡大側面図、図8は
開扉補助吸盤50a,50b,50c,50dの拡大斜
視図、図9は後方のグリッパー25a,25bの概略側
面図、図10は図9の概略平面図、図11は下部グリッ
パー7a,7bの作動を説明するための概略側面図、図
12〜図14はフィルムを開扉する工程を説明するため
の概略平面図である。
【0019】上記の各図面において、同一符号は同じ意
味を有し、16はスライドレール、20はキャリエージ
19昇降用モーター(図示を省略)、21は切断ユニッ
ト17昇降用モーター(図示を省略)、22は挟持ロー
ラー8a,8b駆動用モーター、30a,30bは下部
グリッパー7を前後進させるエアシリンダー、31a,
31bは下部グリッパー7を開閉するエアシリンダー、
32a,32bは上部グリッパー10a,10bを上下
動させるエアシリンダー、33a,33b,33c,3
3dはそれぞれ上部グリッパー10a,10bの爪1
0′a,10′b,10′c,10′dを開閉するエア
シリンダー、34a,34bは上部グリッパー10a,
10bを前後進させるエアシリンダー、35a,35b
は揺動アーム11a,11bを揺動させるための市販の
流量比例電磁弁を取付けたエアシリンダー、36は排出
プッシャー12を前後動させるエアシリンダー、37a
はヒートシーラー15を上下動させるエアシリンダー、
37bはヒートシーラー15を前後動させるエアシリン
ダーである。
【0020】38a,38b,38c,38dは開扉補
助吸盤50a,50b,50c,50dを旋回させるロ
ータリアクチュエーター、40は被包装物4bの先端を
検知して開梱位置に来たときコンベア3を停止させるビ
ームスイッチ、41は押え装置6が被包装物4bの頂面
を押えたことを検知して、キャリエージ19を停止させ
るリミット・スイッチ、42は切断ユニット17をその
ストロークの下死点で停止させるリミット・スイッチ、
43は切断ユニットをそのストロークの途中で一時停止
させるためのリミット・スイッチ、44は切断ユニット
17をその上死点で停止させるためのリミット・スイッ
チ、72a,72bは後方のグリッパーを昇降するエア
シリンダー、73a,73bは後方のグリッパーを開閉
するエアシリンダーである。
【0021】次に、ストレッチ包装体を開梱する場合の
本発明装置の作動について説明する。まずストレッチ包
装体4bはコンベア3によって上流より搬入され、ビー
ムスイッチ40により、該包装体の進行方向ほぼ中央
が、前方、後方支柱2a,2bの前に来たとき、自動的
に停止する。このとき、図1の2組の下部グリッパー7
は図2に示す位置で待機し、その下方に、図4の挟持ロ
ーラー8a,8bとヒートカッター9からなる切断ユニ
ット17が待機している。また、キャリエージ19の押
え装置用アーム18に取付けられている押え装置6、揺
動アーム11a,11b及び揺動アームの先端に取付け
られている上部グリッパー10a,10bはそれぞれ図
2に示す状態で待機している。
【0022】ストレッチ包装体が定位置で停止すると、
押え装置6が下降し、該包装体の頂面を押え、図1に示
すリミット・スイッチ41によって停止する。次に図1
1のA、B、C、Dに示すように、下部グリッパー7が
前進して固定爪7aと可動爪7bが閉じ(ストレッチ)
フィルム5の下端を挟持した後、定位置まで後退し、
(ストレッチ)フィルム5をパレット4a及び被包装物
4bから引離す。次いで挟持ローラー8a,8bが回転
を開始し、(ストレッチ)フィルム5を表裏から挟持し
て上昇すると、ヒートカッター9もこれに同調して上昇
し、ヒートカッター9が(ストレッチ)フィルム5の切
断を開始する。なお、挟持ローラー8a,8bは上昇中
被包装物4bに接触しないよう、被包装物4bから充分
な距離だけ離れた位置にセットする。
【0023】挟持ローラー8a,8bはストレッチ包装
体の上端部近傍で、図1に示すリミット・スイッチ43
によって停止する。次いで上部グリッパー10a,10
bが下降し、挟持ローラー8a,8bの左右の位置で、
(ストレッチ)フィルム5の上端を挟持する。このとき
は、図7に示すようにエアシリンダー33a,33bの
みが作動し、爪10′a,10′bを閉じる。次いで、
挟持ローラー8a,8bはストレッチ包装体の上端まで
上昇し、図1に示すリミット・スイッチ44で停止す
る。このとき、(ストレッチ)フィルム5は2組の下部
グリッパー7は上部グリッパー10a,10bに挟持さ
れ、緊張した状態のまま、左右に完全に分離されてい
る。
【0024】このとき、開扉補助吸盤50a,50b,
50c,50dがそれぞれロータリー・アクチュエータ
ー38a,38b,38c,38dの作動で図12に実
線で示す位置まで概ね90°旋回し、被包装物4bの両
側面後方上下端部近傍の位置でフィルム5に接触し、該
部分のフィルムを吸着する。
【0025】次いで、下部グリッパー7の固定爪7aと
可動爪7bが開いて(ストレッチ)フィルム5を開放
し、上部グリッパー10a,10bが上昇し、揺動アー
ム11a,11bが揺動して切断されたストレッチ・ス
イッチ5を左右に開扉する。このとき、エアシリンダー
34a,34bが作動して、図12〜図14に示すよう
に、揺動アーム11a,11bを伸長させ、上部グリッ
パー10a,10bを前方に押出す。この動作によっ
て、揺動アーム11a,11bが切断された(ストレッ
チ)フィルム5を開扉するとき、上部グリッパー10
a,10bは開扉中フィルムを緊張させたまま、収縮さ
せず保つことができる。
【0026】なお、揺動アーム11a,11bの作動源
であるエアシリンダー35a,35bには図示されてい
ない流量比例電磁弁が取付けられていて、フィルムの開
扉をスムースにするため、揺動アームの揺動速度(すな
わち、等速旋回速度)を自由に選択できるばかりでな
く、揺動の途中で、揺動アームを一時停止させたり、揺
動中、その(旋回)速度を変化させることもできる。
【0027】揺動アーム11a,11bが旋回を開始す
ると、これに同調して、ロータリーアクチュエーター3
8a,38b,38c,38dが前記と逆方向に作動
し、開扉補助吸盤50a,50b,50c,50dはそ
れぞれフィルム5を吸着したまま、前記と逆方向に90
°旋回し、元の位置に戻る(図13参照)。開扉補助吸
盤50a,50b,50c,50dの原点復帰作動と同
調して、エアシリンダー34a,34bが前記と逆方向
に作動して、上部グリッパー10a,10bを後退させ
る。揺動アーム11a,11bの旋回角度はエアシリン
ダー35a,35bのストロークによって、被包装物4
bからフィルム5を分離するのに必要最少限の角度に限
定される。
【0028】開扉補助吸盤50a,50b,50c,5
0dが概ね90°旋回して原点に戻り、フィルム5を被
包装物4bの後面から分離した時点で、後方のグリッパ
ー25a,25bがそれぞれエアシリンダー72a,7
2bの作動で下降し、次いでエアシリンダー73a,7
3bが作動して、フィルム5の上端を被包装物4bの後
面側の2ヶ所で挟持すると、開扉補助吸盤50a,50
b,50c,50dは吸引を停止し、エアシリンダー7
2a,72bが後方のグリッパー25a,25bを再び
上昇させ、フィルム5をリング状集束ガイド13の高さ
まで吊上げる。このとき、上部グリッパー10a,10
bが開いてフィルム5を解放し、揺動アーム11a,1
1bはエアシリンダー35a,35bの作動で旋回して
原点に戻る。(図14参照)
【0029】なお、比較的粘着力の強いストレッチ・フ
ィルムを使用したときには、揺動アーム11a,11b
が切断したフィルムを開扉した後、上部グリッパー10
a,10bがフィルム5を解放すべく開いても、フィル
ム5が上部グリッパー10a,10bから離れないこと
がある。本実施例の装置では、図7に示すように、上部
グリッパー10a,10bを構成する爪10′aと1
0′c、10′bと10′dにそれぞれ1本ずつのエア
シリンダー33a,33c,33b,33dが取付けら
れていて、フィルム5を解放するときは、爪10′aと
10′c、10′bと10′dを互いに反対の方向に旋
回させてグリッパー10a,10bを開くことによりこ
の問題を解決している。
【0030】次いで、図14のように被包装物4bから
分離され、後方のグリッパー25a,25bによって挟
持されている(ストレッチ)フィルム5に向って、排出
プッシャー12が前進し、リング状集束ガイド13に
(ストレッチ)フィルム5を押込み始めるとエアシリン
ダー73a,73bが作動して後方のグリッパー25
a,25bが開いて、該フィルムの上端を解放する。排
出プッシャー12が更に前進し、ストレッチ・フィルム
5を排出ニップローラー14の間に挿入する。排出ニッ
プローラー14はリング状集束ガイド13を通過して集
束された(ストレッチ)フィルム5を帯状に圧縮・減量
して排出する。開梱された被包装物4b及びパレット4
aは揺動アーム11a,11bの停止後の適当な時点に
コンベア3によって排出される。
【0031】また、被包装物4bの頂面を別のフィルム
(以下「トップシート」という)で覆った後、ストレッ
チ包装した包装体の場合、本発明装置では、コンベア3
によって搬入されたストレッチ包装体が開梱位置で停止
してから、ストレッチ・フィルム5の切断が完了するま
での間の適当な時点で、エアシリンダー37aを作動さ
せてヒートシーラー15を下降させ、ついでエアシリン
ダー37bを作動させて該ヒートシーラーを前進させ、
該包装体の上端部近傍で、該包装体の側面に巻きつけら
れている複数層のストレッチ・フィルムとトップシート
をヒートシールして一体化することにより、開梱後、ス
トレッチ・フィルムとトップシートを連続して帯状に圧
縮して排出することができる。
【0032】以下、図15〜図17を参照して、本発明
装置の別の実施態様について説明する。本発明装置にお
いて、揺動アーム11a,11bを揺動させる作動源と
して図3に示す流量比例電磁弁を取付けたエアシリンダ
ー35a,35bの代りにサーボモーターを用いてもよ
い。図15は本発明装置の別の実施態様において、後方
支柱に設置された構造物の平面図で、図中の符号は図1
〜図19におけるのと同じ意味を有し、23はサーボモ
ーター、24は減速機である。なお、ストレッチ・フィ
ルム5として、粘着性フィルムの代りに非粘着性フィル
ムを使用すると、ストレッチ包装体上の複数層のフィル
ムは一体化されておらず、開梱後排出プッシャー12
で、リング状集束ガイド13に押込むとき、単層のフィ
ルムに分離してしまい、連続作業に支障をきたすことが
ある。
【0033】この問題を解決するため、本発明装置で
は、切断ユニット17の二対の挟持ローラーを構成する
4本のローラーの内、フィルム5をその表面から押える
2本のローラー8bにヒートシール用ヒーターを組込む
ことにより、ストレッチ・フィルム5の切断線の両側を
実質的に連続線状にヒートシールして複数層のフィルム
を一体化させている。すなわち、図16に示すように、
フィルムを外側から挟持する挟持ローラー8bは複数の
ナイロンディスクを組合せて凸部81と凹部82を形成
し、凸部81にはニクロム線60を配置し、その上をテ
フロンテープで覆い、また、凹部82には前記ニクロム
線60に給電するためのスリップリング61を配し、該
ローラーの下側には前記スリップリング61に接する給
電子62が取付けられている。また、フィルムをその内
側から挟持する挟持ローラー8aも、8bと同様ナイロ
ンローラーとし、その表面にシリコンラバーの層を設
け、その上をテフロンテープで覆う構造としている。本
発明装置はシュリンク包装体とストレッチ包装体のいづ
れも開梱することのできるフィルム包装体の開梱装置と
することができる。図18はシュリンク包装体とストレ
ッチ包装体のいづれも解梱できる本発明装置の全体像を
示す斜視図、図19は図18の装置の押え装置の底面
図、図20はその平面図、図21は図19のA−A′線
に沿った断面図、図22は図18の装置の前方支柱に設
置された構造物の平面図、図23は下部グリッパーの拡
大側面図、図24は図23の正面図、図25は図18の
装置のコンベアの概略側面図である。図中の符号は図1
〜図17におけるのと同じ意味を有し、3aはコンベア
3のチェーン、3bはコンベア3のスプロケット、7
c,7dは下部グリッパーを被包装物4bの進行方向前
方と後方に移動させるための移動レールである。
【0034】52は押え装置6の下面に設けられたZ字
形の吸着溝、53は吸着溝52に沿ったZ字形に配置さ
れた熱線ナイフ、54は吸着溝52から吸気するための
パイプ、55a,55b,55cは吸着溝52とパイプ
54を結ぶ吸気口、56はパイプ54と図示されていな
い減圧源(バキュームポンプ)を結ぶ吸気口、70a,
70bは下部グリッパー7をコンベア3の進行方向前
方、後方に開梱中の被包装物4b(又はパレット4a)
の端縁を超えて移動させるエアシリンダー、71は熱線
ナイフ53を昇降させるエアシリンダーである。
【0035】なお、図25に示すチェーンコンベアは開
梱時パレットの周縁下面に巻き込んだシュリンク・フィ
ルムをはずして除去できるようにチェーンの間隔を狭く
すると共に、開梱中の被包装物パレット4a,4bの周
縁下面にチェーン3aが接触しないようにスプロケット
3bを介して迂回させている。このチェーンコンベアも
また、適当な構造のローラーコンベア、自走運搬車など
他の搬送手段に置換えることができる。
【0036】以下、図18に示す本発明装置の作動につ
いて説明するが、ストレッチ包装体の開梱については、
すでに述べた図1の実施例の場合と全く同様なので詳細
な説明は省略する。図1の装置と同じように、シュリン
ク包装された被包装物4bがコンベア3で搬入され、コ
ンベア3がビームスイッチ40によって定位置で停止す
ると、押え装置6が下降し、被包装物4bの頂面を押え
る。下部グリッパー7の可動爪7bは図22に示すよう
に切込部pと該切込部に隣接して形成される突刺部qと
を有する概ね半円形であり、(シュリンク)フィルム5
がパレット4aの下に巻込んでいても、これを突破っ
て、図11のA,B,C,Dに示す順序でフィルム5を
下端を挟持して後退する。
【0037】上記とほぼ併行して、図示されていない減
圧源(バキューム・ポンプ)が作動して、押え装置6の
下面にZ字形に設けられている吸着溝52が被包装物4
bの頂面の(シュリンク)フィルム5を吸着する(図2
1参照)。押え装置6はフィルム5を除去するのに必要
な適当な距離だけ上昇して停止する。この停止位置はタ
イマーなどの適当な手段で予じめ設定しておくことがで
きる。次にエアシリンダー71が作動して熱線ナイフ5
3を吸着されているフィルム5に確実に当接される高さ
まで下降し、通電され、被包装物の頂面をZ字形に切断
する。吸気が停止され、熱線ナイフ53はエアシリンダ
ー71の作動で元の高さまで上昇する。
【0038】挟持ローラー8a,8bがフィルムに表裏
から挟持して上昇し、ヒートカッター9で、フィルム5
を切断する工程はストレッチ包装体を開梱する場合につ
いて説明した通りである。また被包装物の頂面のフィル
ムはすでにZ字形に切断されているので、上部グリッパ
ーはその切れ目でフィルム上端を挟持して、切断ユニッ
ト17が切断した線からフィルムを左右に開扉すること
ができる。但し、シュリンク・フィルムはストレッチ・
フィルムほど弾力性がないので、このとき、エアシリン
ダー34a,34bで揺動アーム11a,11bを伸長
させ、フィルム5を緊張させることは、Z字形切れ目を
更に拡げることに連ながり、適当ではない。
【0039】開扉補助吸盤50a,50b,50c,5
0dが図12に示すようにそれぞれロータリーアクチュ
エーター38a,38b,38c,38dの作動で概ね
90°旋回し、被包装物4bの両側面後方上、下端部近
傍の位置でフィルム5に接触し、該部分のフィルムを吸
着するとフィルムの開扉が開始される。揺動アーム11
a,11bが先端の上部グリッパー10a,10bで切
断したフィルム5の上端を挟持したまま旋回を開始する
と、これに同調して、下部グリッパー7がフィルムの下
端を挟持したまま、移動レール7c,7d上を、エアシ
リンダー70a,70bの作動によってパレット4a、
被包装物4bの進行方向前方及び後方に、該被包装物4
b(又はパレット4a)の端縁を超えて移動し、被包装
物の前方二隅角部でパレット4bの下に巻込んでいるシ
ュリンクフィルムを該部分からはずし、次にエアシリン
ダー31a,31bの作動で下部グリッパー7はフィル
ム5を解放する。
【0040】また、同時に、ロータリーアクチュエータ
ー38a,38b,38c,38dが前記と逆方向に作
動し、開扉補助吸盤50a,50b,50c,50dは
それぞれフィルム5を吸着したまま、前記と逆方向に9
0°旋回し、元の位置に戻ると、パレット4aの後方二
隅角部の下に巻込んでいるシュリンクフィルムが該部分
からはずれる。揺動アーム11a,11bの旋回角度は
エアシリンダー35a,35bのストロークによって被
包装物4bからフィルム5を分離するのに必要最少限の
角度に限定される。
【0041】開扉補助吸盤50a,50b,50c,5
0dが概ね90°旋回して、フィルム5を被包装物4b
の後面から分離すると後方のグリッパー25a,25b
がそれぞれエアシリンダー72a,72bの作動で下降
し、次いでエアシリンダー73a,73bが作動して、
フィルム5の上端を被包装物4bの後面側の2ヶ所で挟
持すると、開扉補助吸盤50a,50b,50c,50
dは吸引を停止し、エアシリンダー72a,72bが後
方のグリッパー25a,25bを再び上昇させ、フィル
ム5をリング状集束ガイド13の高さまで吊上げる。プ
ッシャー12が前進し、リング状集束ガイド13にフィ
ルム5を押込み始めると上部グリッパー10a,10b
が図7に示すエアシリンダー33a,33b,33c,
33dの作動で開いて、フィルム5を解放し、揺動アー
ム11a,11bはエアシリンダー35a,35bの作
動で旋回して原点に戻る。排出プッシャー12が更に前
進し、フィルム5を排出ニップローラー14間に挿入す
ると該ローラーは、リング状集束ガイド13を通過して
集束されたフィルム5を帯状に圧縮、減容して排出す
る。開梱された被包装物4b及びパレット4aは揺動ア
ーム11a,11bの停止後の適当な時点にコンベア3
によって排出される。なお、シュリンクフィルムの場合
は、フィルムは包装体の頂面と側面の二部分に分かれて
いないので、ヒートシーラー15は作動させない。
【0042】また、シュリンク包装体を開梱するため、
押え装置6の下面に設ける吸着溝52と熱線ナイフ53
の形状は必らずしも前記実施例のようにZ字形には限定
されず、少なくとも被包装物の頂面の前辺全幅と前辺か
ら後辺にわたる線条を包含する形状であれば、T字形、
H字形などとしてもよい。但し、図26に示すようなシ
ュリンク包装体の場合は、切断線が被包装物の頂面上に
形成される三角ポケット84の領域を通過しないことが
望ましい。更に、図22に示す挟持ローラー8bは、図
16に示すヒートシール用ヒーターを組込んだ挟持ロー
ラーとしてもよい。
【0043】
【発明の効果】本発明ではフィルム包装体の一側面でフ
ィルムを上、下方向に切断して、一対の揺動アームの先
端の上部グリッパーで、フィルムを挟持し、該揺動アー
ムを旋回させて、フィルムを左右に開扉して開梱する装
置に、前記包装体の両側面後方上、下端近傍のフィルム
を吸着して、外側後方に概ね90°旋回する少なくとも
4個の開扉補助吸盤と前記揺動アームの旋回角度を90
°未満に制限する機構を設けることにより、被包装物が
セパレートシートから落下するのを防ぎ、かつ揺動アー
ムの旋回角度を、被包装物からフィルムを分離するのに
必要最少限に制限することができる。以上、詳述したよ
うに、本発明によれば、前記したようにフィルムを左右
に開扉して開梱するとき、開梱装置の上流及び下流に生
じる他の装置を設置できないスペースを最少限にしたフ
ィルム包装体の開梱装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ストレッチ包装体を開梱する本発明の開梱装置
の全体像を示す斜視図である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】後方支柱に設置された構造物の平面図である。
【図4】前方支柱に設置された構造物の平面図である。
【図5】下部グリッパーの拡大側面図である。
【図6】切断ユニットの拡大側面図である。
【図7】上部グリッパーの拡大側面図である。
【図8】開扉補助吸盤の斜視図である。
【図9】後方のグリッパーの概略側面図である。
【図10】図9の概略平面図である。
【図11】下部グリッパーの作動を説明するための概略
側面図である。
【図12】フィルムを開扉する工程を説明するための概
略平面図である。
【図13】図12に続く、フィルムの開扉工程を説明す
るための概略平面図である。
【図14】図13に続く、フィルムの開扉工程を説明す
るための概略平面図である。
【図15】本発明装置の後方支柱に設置された別の態様
の構造物の平面図である。
【図16】本発明装置の前方支柱に設置された別の態様
の構造物の平面図である。
【図17】本発明装置の別の態様の切断ユニットの拡大
側面図である。
【図18】シュリンク包装体とストレッチ包装体のいづ
れも解梱することのできる本発明装置の全体像を示す斜
視図である。
【図19】図18の装置の押え装置の底面図である。
【図20】図19の押え装置の平面図である。
【図21】図19のA−A′線に沿った断面図である。
【図22】図18の装置の前方支柱に設置された構造物
の平面図である。
【図23】図22に示す下部グリッパーの拡大側面図で
ある。
【図24】図23の正面図である。
【図25】図18の装置のコンベアの概略側面図であ
る。
【図26】ストレッチ包装体の側面図である。
【図27】シュリンク包装体の一例を示す斜視図であ
る。
【図28】従来のフィルム包装体の開梱装置のフィルム
を開扉する作動を説明するための概略平面図で、a及び
bは作動の各段階を示す。
【符号の説明】
1:ベースフレーム、2a:前方支柱、2b:後方支
柱、3:コンベア、3a:チェーン、3b:スプロケッ
ト、4a:パレット、4b:被包装物、4c:中敷シー
ト、5:フィルム、6:押え装置、7:下部グリッパ
ー、7a:下部グリッパーの固定爪、7b:下部グリッ
パーの可動爪、7c,7d:下部グリッパーの移動レー
ル、8a,8b:挟持ローラー、9:ヒートカッター、
10a,10b:上部グリッパー、10′a,10′
b,10′c,10′d:爪、11a,11b:揺動ア
ーム、11c:揺動アームの支点、12:排出プッシャ
ー、13:リング状集束ガイド、14:排出ニップロー
ラー、15:ヒートシーラー、16:スライドレール、
17:切断ユニット、18:押え装置用アーム、19:
キャリエージ、20:キャリエージ昇降用モーター、2
1:切断ユニット昇降用モーター、22:挟持ローラー
駆動用モーター、23:揺動アーム作動用サーボモータ
ー、24:減速機、25a,25b:後方の(昇降)グ
リッパー、30:下部グリッパー前後動用エアシリンダ
ー、31:下部グリッパー開閉用エアシリンダー、32
a,32b:上部グリッパーを上下動させるエアシリン
ダー、33a,33b,33c,33d:上部グリッパ
ーを開閉するエアシリンダー、34a,34b:上部グ
リッパーを前後動させるエアシリンダー、35a,35
b:揺動アームを揺動させるエアシリンダー、36:排
出プッシャーを前後動させるエアシリンダー、37a:
ヒートシーラーを上下動させるエアシリンダー、37
b:ヒートシーラーを前後動させるエアシリンダー、3
8a,38b,38c,38d:開扉補助吸盤を旋回さ
せるロータリーアクチュエーター、40:ビームスイッ
チ、41:リミットスイッチ、42:リミットスイッ
チ、43:リミットスイッチ、44:リミットスイッ
チ、50a,50b,50c,50d:開扉補助吸盤、
52:吸着溝、53:熱線ナイフ、54:パイプ、55
a,55b,55c:吸気口、56:吸気口、60:ニ
クロム線、61:スリップリング、62:給電子、6
3:モーター、70a,70b:下部グリッパーをコン
ベアに沿って移動するエアシリンダー、71:熱線ナイ
フを昇降するエアシリンダー、72a,72b:後方の
(昇降)グリッパーを昇降するエアシリンダー、73
a,73b:後方の(昇降)グリッパーを開閉するエア
シリンダー、81:ヒートシールローラーの凸部、8
2:ヒートシールローラーの凹部、83:三角ポケッ
ト、84:ヒートシール
フロントページの続き (72)発明者 立脇 淳一 大阪府高槻市大塚町1丁目9番3号 王 子製袋株式会社 機械工場内 (72)発明者 山坂 一也 大阪府高槻市大塚町1丁目9番3号 王 子製袋株式会社 機械工場内 (56)参考文献 特開 平6−8926(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65B 69/00

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前方と後方に位置する2本の支柱と、そ
    の支柱の間に開梱すべきフィルム包装体を搬送する手段
    を有し、前記前方の支柱には被包装物を包装しているフ
    ィルムの下端を挟持して、前後に作動する2組の下部グ
    リッパーと、前記2組の下部グリッパーの間に位置し、
    前記フィルムを表裏から挟持する二対の挟持ローラー及
    び前記フィルムを切断するカッターとを有していて、前
    記支柱に沿って昇降する切断ユニットを取付け、また、
    前記後方の支柱には該支柱に沿って昇降するキャリエー
    ジを取付け、該キャリエージには前記包装体の頂面を押
    圧して固定する押え装置と、該押え装置の左右の対称位
    置に支点を有し、先端部に前記包装体上のフィルムの上
    端を挟持し、前後、上下に作動する2組の上部グリッパ
    ーを備え、切断したフィルムを左右に開扉する一対の揺
    動アームを取付けたフィルム包装体の開梱装置におい
    て、前記フィルム包装体の両側面後方上、下端近傍のフ
    ィルムを吸着して、外側後方に概ね90°旋回する少な
    くとも4個の開扉補助吸盤と、前記揺動アームの旋回角
    度を90°未満に制限する機構を設けたことを特徴とす
    るフィルム包装体の開梱装置。
  2. 【請求項2】 前記押え装置の下面に少なくとも該押え
    装置の前辺のほぼ全幅と、前辺から後辺にわたる吸着溝
    を設け、該吸着溝に沿って熱線ナイフを取付け、かつ前
    記2組の下部グリッパーをそれぞれ被包装物の進行方向
    前方及び後方に、該被包装物の端縁を超えて移動させる
    手段を設けた請求項1に記載のフィルム包装体の開梱装
    置。
  3. 【請求項3】 前記下部グリッパーの可動爪の形状が、
    切込部と、該切込部と隣接して形成される突刺部とを有
    する概ね半長円形である請求項1又は2に記載のフィル
    ム包装体の開梱装置。
  4. 【請求項4】 前記キャリエージ上に、前記一対の揺動
    アームの支点近傍で被包装物を包装しているフィルムの
    上端を挟持する一対のグリッパーと、被包装物から除去
    したフィルムを集束するリング状集束ガイドと、該ガイ
    ドにフィルムを押込むプッシャーと、前記集束ガイドの
    出口で、該ガイドに押込まれたフィルムを連続して圧縮
    して排出するニップローラーとを設けた請求項1〜3の
    いずれか1項に記載のフィルム包装体の開梱装置。
  5. 【請求項5】 前記キャリエージ上に、前後に作動し、
    前記包装体の頂面を覆うフィルムと側面に巻付けられて
    いる複数層のフィルムとをヒートシールして一体化する
    ヒートシーラーを設けた請求項1〜4のいずれか1項に
    記載のフィルム包装体の開梱装置。
  6. 【請求項6】 前記切断ユニットの、フィルムを表裏か
    ら挟持する二対の挟持ローラーの内、表面からフィルム
    を押える側のローラー2本に、フィルムをヒートシール
    するためのヒーターを組込んだ請求項1〜5のいずれか
    1項に記載のフィルム包装体の開梱装置。
  7. 【請求項7】 前記2組の上部グリッパーの各爪がそれ
    ぞれ開閉する手段を備えた請求項1〜6のいずれか1項
    に記載のフィルム包装体の開梱装置。
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