JP2750755B2 - 液体噴射記録装置 - Google Patents

液体噴射記録装置

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JP2750755B2 JP1287089A JP28708989A JP2750755B2 JP 2750755 B2 JP2750755 B2 JP 2750755B2 JP 1287089 A JP1287089 A JP 1287089A JP 28708989 A JP28708989 A JP 28708989A JP 2750755 B2 JP2750755 B2 JP 2750755B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は液体噴射記録装置に係り、特に排紙部に加熱
定着手段を有する液体噴射記録装置に関する。
〔従来の技術〕
オフコンやワードプロセッサ等の出力装置としてのプ
リンタ、複写機あるいはファクシミリなどの記録装置
は、画像信号に基づいて、用紙等の記録媒体上に画像を
形成していくように構成されており、記録方式として
は、記録ヘッドを記録媒体に沿って移動させながら、そ
の動きに同期して所定位置に記録していくシリアル型の
記録装置の占める割合が大きい。
記録装置の一型式として、吐出口からの飛翔的インク
滴を記録媒体上に付着させて画像を形成するインクジェ
ット記録装置が使用されているが、このインクジェット
記録装置は、高速性、カラー化容易性等の観点から今後
さらに発展が期待される記録装置として位置付けされて
いる。
特に、最近スループット向上という観点から、液体イ
ンクの記録媒体上における早期定着を実現したいという
要求が強くあり、それを満足するためにも、排紙部に加
熱定着器を有する液体噴射記録装置が必要となってき
た。
〔発明が解決しようとする技術的課題〕
しかし、加熱定着器を用いると、第8図に示すよう
に、用紙やプラスチック薄板などの記録媒体1上に液体
インクの低沸点成分が急激に気化し、記録装置2内部に
滞留し、それが低温の部材に接触すると同時に結露し、
液化した蒸発分による部材の汚れ、ひいては該部材の浸
食で部材寿命の短縮を招いたりしていた。
また、キャリッジ3に搭載されている記録ヘッド(図
示せず)のフェイス面の吐出口近傍が結露したりすれ
ば、記録ヘッドからの吐出が不安定となる可能性があっ
た。さらに、滞留している気体が装置外に放出されれ
ば、装置使用者によっては異臭として感じてしまうこと
があった。
本発明は上記技術的課題に鑑みてなされたものであ
り、本発明の目的は、記録後の記録媒体からの蒸気をす
みやかに回収することにより、装置内結露による部材へ
の影響および装置外への滞留気体の放出を最小限に抑え
ることのできる液体噴射記録装置を提供することであ
る。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、液体を吐出して記録を行う吐出ヘッドと、
加熱定着手段と、前記吐出ヘッド及び前記加熱定着手段
を覆う外装と、を有する液体噴射記録装置において、前
記記録ヘッドにより記録された後に前記加熱定着手段に
より加熱された記録媒体からの蒸気を回収する液体揮発
分回収手段を、前記加熱定着手段と、前記外装に設けら
れた大気連通窓との間に有する構成とすることにより、
記録後の記録媒体からの蒸気をすみやかに回収するもの
である。
〔実施例〕
以下、図に示す実施例を用いて本発明の詳細を説明す
る。
第1図は本発明の前提となる構成を有する液体噴射記
録装置の排紙部の構成を示す斜視図である。なお、第1
図に示した装置は、バブルジェット方式のシリアルプリ
ンタである。
インクタンク付記録ヘッド4はキャリッジ5に搭載さ
れていると共に、該キャリッジ5はガイド軸6に摺動自
在に保存されており、プラテン7に対し平行移動可能と
なっている。
以上の構成により、インクタンク付記録ヘッド4を左
右方向(矢印A、B方向)に走査し、記録ヘッド4を駆
動することにより、1行分の記録が形成されるようにな
っている。
一方、送りローラ(図示せず)で記録媒体8を順次プ
ラテン7とインクタンク付記録ヘッド4の間で矢印Cで
示すごとく搬送することにより、記録媒体8上に複数行
の記録が形成される。
符号9はプラテン7からの記録媒体8の浮きを押さ
え、記録ヘッド4と記録媒体8の表面のギャップを確保
する紙押さえ板である。
さらに、前記プラテン7に隣接する位置には加熱定着
器10が配設されており、該加熱定着器10はプラテン7か
ら搬送されてきた記録媒体8を加熱し、記録媒体8上の
インクの蒸発を促進し、定着時間短縮に寄与するように
構成されている。
以上のような構成において、液体インクが着弾付着し
た直後の記録媒体8が加熱定着器10上を通過すると、該
加熱定着器10からの熱により、記録媒体8上の液体イン
クの低沸点成分が急激に気化し、記録装置11内部に滞留
し、ひいては、該記録装置11外部にまで放出されること
になる。
本発明の前提をなす構成では、第2図に示すように、
外装12の内壁の加熱定着器10の上部位置に、強い気体吸
着作用を有する固体成分を多量に含む液体揮発分回収手
段としてのシート13(以後、気体吸着シートと呼ぶ)を
配置し、該気体吸着シート13によって記録媒体8上から
蒸発してきた気体を吸着し、記録装置11外への放出が防
止されている。
なお、吸着剤の例としては、インクの蒸発分が殆ど水
であることから考えて、水分吸着用にシリカゲルを使用
し、有機系揮発分の吸着用には活性炭を使用することが
好ましい。
第3図及び第4図は気体吸着シート13の他の構造例を
示す。
第3図は加熱定着器10の上部に位置する気体吸着シー
ト13を凹凸形状に作製し、気体吸収面積を大きくしたも
のである。
また、第4図に示すものは、外装12の内壁に添って設
けた気体吸着シート13の他に上下方向に所定の間隔をお
いて多数の気体吸着シート13を設けた構成としたもの
で、気体吸着シート13を多層に設置することにより、気
体吸収面積を大きくしたものである。
第5図〜第7図は、それぞれ、本発明を適用した液体
噴射装置の各実施例の要部構成を示す模式的縦断面図で
ある。
第5図は、外装12の内壁の加熱定着器10の上部を覆
い、記録媒体8の面に対して、非平行に放熱性の高い金
属板14を設置した構成としたものである。
また、該放熱性金属板14の上部には外装12の内面と放
熱性金属板14の上面とで形成される空室15が設けられて
いる。さらに、放熱性金属板14の設置位置は記録媒体の
表面(加熱定着器10表面)位置に対し、直接熱エネルギ
ーを受けないように、ある程度の距離を有している。
該放熱性金属板14と外装12内面とで形成される空室15
の空気は、外部空気と常に接するよう外装12の上部の側
部に大気連通窓16を持ち、放熱性金属板14からの熱を簡
単に外に放出できるような構造となっている。
したがって、放熱性金属板14の表面温度は常に加熱定
着器10近傍よりかなり低く、気化したインク構成成分を
簡単に液化できる温度となっている。
上述した本実施例構成により、記録媒体8上から蒸発
してきた気体が放熱性金属14の下部表面で液化され、該
下部表面に付着した液体は、放熱性金属14が地面に対し
て非平行になっているので、重力により放熱性金属板14
の下部表面に沿って、該放熱性金属板14の一方の端部に
集まる。
そして、集まった液体は放熱性金属板14の右下端部に
配置された吸液手段としての吸湿部材17により吸収され
る構造となっている。
第6図は、第5図に示した放熱性金属板14が一枚もの
であったのに対し、放熱性金属板14を短冊状に複数枚に
分けて構成したもので、これによって、該放熱性金属板
14からの放熱効果をさらに高め、かつ第5図の放熱性金
属板14に比べて気体との接触面積が大きくなるようにし
たものである。
なお、第6図の放熱製金属板14のように複数枚に分割
形成する時も、該放熱性金属板14に付着した液滴がうま
く右下端部の吸湿部材17まで伝わるように、放熱性金属
板14の向きが調整されている。
なお、第7図は、第6図の放熱性金属板14の構成にお
いて、吸湿部材17の設置個所を増やした構成としたもの
である。
なお、第6図及び第7図に示した構造では、放熱性金
属板14の隙間から多少の気体の流出も考えられるので、
外装12内面に気体吸着シートを設置するとよい。
〔発明の効果〕
以上の説明から明らかなごとく、本発明によれば、液
体を吐出して記録を行う吐出ヘッドと、加熱定着手段
と、前記吐出ヘッド及び前記加熱定着手段を覆う外装
と、を有する液体噴射記録装置において、前記記録ヘッ
ドにより記録された後に前記加熱定着手段により加熱さ
れた記録媒体からの蒸気を回収する液体揮発分回収手段
を、前記加熱定着手段と、前記外装に設けられた大気連
通窓との間に有する構成としたので、記録後の記録媒体
からの蒸気をすみやかに回収することにより、液体噴射
記録装置内に滞留しているインク気化蒸気が該装置外部
に放出されるのを未然に防止するとともに、インク気化
蒸気の結露による部材への悪影響を防ぐことができる液
体噴射記録装置が提供される。
それによって、信頼性のある液体噴射記録装置を提供
でき、ひいては該液体噴射記録装置を設計する際におけ
る、部材の材料選択の幅の広がりおよび記録用インクに
使用する揮発性溶剤選択の幅の広がりを得ることも可能
となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の前提をなす液体噴射記録装置の排紙部
の構成を示す模式的斜視図、第2図〜第4図はそれぞれ
本発明の前提をなす液体噴射記録装置の要部を示す模式
的縦断面図、第5図〜第7図は本発明を適用した液体噴
射記録装置の各実施例の要部を示す模式的縦断面図、第
8図は従来の液体噴射記録装置の一例の要部を示す模式
的縦断面図である。 以下、図面の主要な部分を表す符号の説明をする。 1、8:記録媒体 2、11:記録装置 3、5:キャリッジ 4:吐出ヘッド(記録ヘッド) 6:ガイド軸 7:プラテン 9:紙押さえ板 10:加熱定着手段(加熱定着器) 12:外装 13:気体吸着シート 14:放熱性金属板 15:空室 16:大気連通窓 17:液体揮発分回収手段(吸湿部材) A、B:キャリッジの移動方向2種 C:記録媒体の移動方向
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 杉本 仁 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 大塚 尚次 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 平林 弘光 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 新井 篤 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−26751(JP,A)

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】液体を吐出して記録を行う吐出ヘッドと、
    加熱定着手段と、前記吐出ヘッド及び前記加熱定着手段
    を覆う外装と、を有する液体噴射記録装置において、 前記記録ヘッドより記録された後に前記加熱定着手段に
    より加熱された記録媒体からの蒸気を回収する液体揮発
    分回収手段を、前記加熱定着手段と、前記外装に設けら
    れた大気連通窓との間に有することを特徴とする液体噴
    射記録装置。
  2. 【請求項2】加熱定着時に発生するインク蒸発分を液化
    回収することを特徴とする請求項1に記載の液体噴射記
    録装置。
  3. 【請求項3】液化手段として放熱性金属板を用いたこと
    を特徴とする請求項2記載の液体噴射記録装置。
  4. 【請求項4】前記放熱性金属板を多層に設置したことを
    特徴とする請求項3に記載の液体噴射記録装置。
  5. 【請求項5】前記液体揮発分回収手段は放熱性金属板に
    沿って集まる液体を吸収する吸液手段であることを特徴
    とする請求項3または4に記載の液体噴射記録装置。
  6. 【請求項6】前記外装の内面に気体吸着剤を含む気体吸
    着シートを設置することを特徴とする請求項1〜5のい
    ずれかに記載の液体噴射記録装置。
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