JP2750436B2 - アルケニルエーテル化合物及びそれを含む液晶組成物 - Google Patents

アルケニルエーテル化合物及びそれを含む液晶組成物

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JP2750436B2 JP63234531A JP23453188A JP2750436B2 JP 2750436 B2 JP2750436 B2 JP 2750436B2 JP 63234531 A JP63234531 A JP 63234531A JP 23453188 A JP23453188 A JP 23453188A JP 2750436 B2 JP2750436 B2 JP 2750436B2
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    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
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    • C07C255/54Carboxylic acid nitriles having cyano groups bound to carbon atoms of six-membered aromatic rings of a carbon skeleton containing cyano groups and etherified hydroxy groups bound to the carbon skeleton
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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    • C09K19/00Liquid crystal materials
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    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C2601/00Systems containing only non-condensed rings
    • C07C2601/12Systems containing only non-condensed rings with a six-membered ring
    • C07C2601/14The ring being saturated

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は新規な有機化合物に関し、更に詳しくは液晶
組成分として有用なアルケニルエーテル化合物及びそれ
を含む液晶組成物に関する。
〔従来の技術〕
液晶は最近、表示装置用の誘電体として極めて重要性
を増してきているが、その理由は液晶物質の誘電率及び
屈折率の異方性に基づく電気光学効果にある。液晶に基
づく表示方式には、動的散乱方式、相転移方式、DAP方
式、ゲストホスト方式や90゜ツイストセルを用いるTN方
式及び180゜〜270゜ツイストセルを用いるSTNまたはSBE
方式があげられる。液晶が液晶表示に用いられるために
は多くの必要な特性を満たさねばならない。例えば液晶
相温度範囲が広いこと、環境因子(水分、熱、空気、
光、電気等)に対して安定であること、無色であるこ
と、さらに用いる表示方式に適した物性値を有すること
などである。この表示方式に必要な特性は、例えば表示
方式がSBE方式の場合は、電圧−透過率特性(γ特性)
が急峻であることであり、このγ特性の急峻さを表す一
つのパラメーターとして弾性定数比K33/K11及びK33/K22
があり、弾性定数比K33/K11及びK33/K22の値が大きいと
γ特性が急峻になる(JAPAN DISPLAY 1986 Preceding p
388〜391)。ここで、K11は広がりの弾性定数、K22はね
じれの弾性定数、K33は曲がりの弾性定数である。
現在、単一の化合物でこれらの必要な特性を全てみた
す化合物はなく、実際には数種の液晶化合物をまたは数
種の液晶化合物に潜在的に液晶性を有する化合物もしく
は非液晶化合物を混合した液晶混合物が使用されてい
る。そのため、液晶化合物が他の液晶化合物に対して相
溶性が良いことも要求される。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明の目的は上記の如き諸特性を備えた液晶性化合
物及び液晶組成物を提供しようとするものである。ここ
で液晶性化合物とは、通常の液晶相を示す化合物のほか
に、それ自体では見掛上液晶相を示さないが、他の液晶
化合物に溶解した場合に液晶挙動のある面に有効に作用
する化合物を含むものとする。
〔発明の構成−問題点を解決するための手段〕
本発明は、一般式 (〔I〕式中、Rは任意の位置にトランス配置の二重結
合を持つ炭素数2〜8のアルケニル基を表し、nは0〜
4の整数を表す。) で示されるアルケニルエーテル化合物及び該化合物を含
有する液晶組成物である。
本発明の〔I〕式の化合物を具体的に例示すると
〔I〕式においてn−0の場合は 4−(トランス−4′−ビニルオキシシクロヘキシル)
ベンゾニトリル 4−〔トランス−4′−(トランス−1−プロペニルオ
キシ)シクロヘキシル〕ベンゾニトリル 4−(トランス−4′−アリルオキシシクロヘキシル)
ベンゾニトリル 4−〔トランス−4′−(トランス−1−ブテニルオキ
シ)シクロヘキシル〕ベンゾニトリル 4−〔トランス−4′−(トランス−2−ブテニルオキ
シ)シクロヘキシル〕ベンゾニトリル 4−〔トランス−4′−(3−ブテニルオキシ)シクロ
ヘキシル〕ベンゾニトリル 4−〔トランス−4′−(トランス−1−ペンテニルオ
キシ)シクロヘキシル〕ベンゾニトリル 4−〔トランス−4′−(トランス−2−ペンテニルオ
キシ)シクロヘキシル〕ベンゾニトリル 4−〔トランス−4′−(トランス−3−ペンテニルオ
キシ)シクロヘキシル〕ベンゾニトリル 4−〔トランス−4′−(4−ペンテニルオキシ)シク
ロヘキシル〕ベンゾニトリル 4−〔トランス−4′−(トランス−1−ヘキセニルオ
キシ)シクロヘキシル〕ベンゾニトリル 4−〔トランス−4′−(トランス−2−ヘキセニルオ
キシ)シクロヘキシル〕ベンゾニトリル 4−〔トランス−4′−(トランス−3−ヘキセニルオ
キシ)シクロヘキシル〕ベンゾニトリル 4−〔トランス−4′−(トランス−4−ヘキセニルオ
キシ)シクロヘキシル〕ベンゾニトリル 4−〔トランス−4′−(5−ヘキセニルオキシ)シク
ロヘキシル〕ベンゾニトリル 4−〔トランス−4′−(トランス−1−ヘプテニルオ
キシ)シクロヘキシル〕ベンゾニトリル 4−〔トランス−4′−(トランス−2−ヘプテニルオ
キシ)シクロヘキシル〕ベンゾニトリル 4−〔トランス−4′−(トランス−3−ヘプテニルオ
キシ)シクロヘキシル〕ベンゾニトリル 4−〔トランス−4′−(トランス−4−ヘプテニルオ
キシ)シクロヘキシル〕ベンゾニトリル 4−〔トランス−4′−(トランス−5−ヘプテニルオ
キシ)シクロヘキシル〕ベンゾニトリル 4−〔トランス−4′−(6−ヘプテニルオキシ)シク
ロヘキシル〕ベンゾニトリル 4−〔トランス−4′−(トランス−1−オクテニルオ
キシ)シクロヘキシル〕ベンゾニトリル 4−〔トランス−4′−(トランス−2−オクテニルオ
キシ)シクロヘキシル〕ベンゾニトリル 4−〔トランス−4′−(トランス−3−オクテニルオ
キシ)シクロヘキシル〕ベンゾニトリル 4−〔トランス−4′−(トランス−4−オクテニルオ
キシ)シクロヘキシル〕ベンゾニトリル 4−〔トランス−4′−(トランス−5−オクテニルオ
キシ)シクロヘキシル〕ベンゾニトリル 4−〔トランス−4′−(トランス−6−オクテニルオ
キシ)シクロヘキシル〕ベンゾニトリル 4−〔トランス−4′−(7−オクテニルオキシ)シク
ロヘキシル〕ベンゾニトリル などがあげられ、〔I〕式においてn=1の場合は 4−〔トランス−4′−(ビニルオキシメチル)シクロ
ヘキシル〕ベンゾニトリル 4−〔トランス−4′−(トランス−1−プロペニルオ
キシメチル)シクロヘキシル〕ベンゾニトリル 4−〔トランス−4′−(アリルオキシメチル)シクロ
ヘキシル〕ベンゾニトリル 4−〔トランス−4′−(トランス−1−ブテニルオキ
シメチル)シクロヘキシル〕ベンゾニトリル 4−〔トランス−4′−(トランス−2−ブテニルオキ
シメチル)シクロヘキシル〕ベンゾニトリル 4−〔トランス−4′−(3−ブテニルオキシメチル)
シクロヘキシル〕ベンゾニトリル 4−〔トランス−4′−(トランス−1−ペンテニルオ
キシメチル)シクロヘキシル〕ベンゾニトリル 4−〔トランス−4′−(トランス−2−ペンテニルオ
キシメチル)シクロヘキシル〕ベンゾニトリル 4−〔トランス−4′−(トランス−3−ペンテニルオ
キシメチル)シクロヘキシル〕ベンゾニトリル 4−〔トランス−4′−(4−ペンテニルオキシメチ
ル)シクロヘキシル〕ベンゾニトリル 4−〔トランス−4′−(トランス−1−ヘキセニルオ
キシメチル)シクロヘキシル〕ベンゾニトリル 4−〔トランス−4′−(トランス−2−ヘキセニルオ
キシメチル)シクロヘキシル〕ベンゾニトリル 4−〔トランス−4′−(トランス−3−ヘキセニルオ
キシメチル)シクロヘキシル〕ベンゾニトリル 4−〔トランス−4′−(トランス−4−ヘキセニルオ
キシメチル)シクロヘキシル〕ベンゾニトリル 4−〔トランス−4′−(5−ヘキセニルオキシメチ
ル)シクロヘキシル〕ベンゾニトリル 4−〔トランス−4′−(トランス−1−ヘプテニルオ
キシメチル)シクロヘキシル〕ベンゾニトリル 4−〔トランス−4′−(トランス−2−ヘプテニルオ
キシメチル)シクロヘキシル〕ベンゾニトリル 4−〔トランス−4′−(トランス−3−ヘプテニルオ
キシメチル)シクロヘキシル〕ベンゾニトリル 4−〔トランス−4′−(トランス−4−ヘプテニルオ
キシメチル)シクロヘキシル〕ベンゾニトリル 4−〔トランス−4′−(トランス−5−ヘプテニルオ
キシメチル)シクロヘキシル〕ベンゾニトリル 4−〔トランス−4′−(6−ヘプテニルオキシメチ
ル)シクロヘキシル〕ベンゾニトリル 4−〔トランス−4′−(トランス−1−オクテニルオ
キシメチル)シクロヘキシル〕ベンゾニトリル 4−〔トランス−4′−(トランス−2−オクテニルオ
キシメチル)シクロヘキシル〕ベンゾニトリル 4−〔トランス−4′−(トランス−3−オクテニルオ
キシメチル)シクロヘキシル〕ベンゾニトリル 4−〔トランス−4′−(トランス−4−オクテニルオ
キシメチル)シクロヘキシル〕ベンゾニトリル 4−〔トランス−4′−(トランス−5−オクテニルオ
キシメチル)シクロヘキシル〕ベンゾニトリル 4−〔トランス−4′−(トランス−6−オクテニルオ
キシメチル)シクロヘキシル〕ベンゾニトリル 4−〔トランス−4′−(7−オクテニルオキシメチ
ル)シクロヘキシル〕ベンゾニトリル などがあげられ、〔I〕式においてn=2の場合は 4−〔トランス−4′−(ビニルオキシエチル)シクロ
ヘキシル〕ベンゾニトリル 4−〔トランス−4′−(トランス−1−プロペニルオ
キシエチル)シクロヘキシル〕ベンゾニトリル 4−〔トランス−4′−(アリルオキシエチル)シクロ
ヘキシル〕ベンゾニトリル 4−〔トランス−4′−(トランス−1−ブテニルオキ
シエチル)シクロヘキシル〕ベンゾニトリル 4−〔トランス−4′−(トランス−2−ブテニルオキ
シエチル)シクロヘキシル〕ベンゾニトリル 4−〔トランス−4′−(3−ブテニルオキシエチル)
シクロヘキシル〕ベンゾニトリル 4−〔トランス−4′−(トランス−1−ペンテニルオ
キシエチル)シクロヘキシル〕ベンゾニトリル 4−〔トランス−4′−(トランス−2−ペンテニルオ
キシエチル)シクロヘキシル〕ベンゾニトリル 4−〔トランス−4′−(トランス−3−ペンテニルオ
キシエチル)シクロヘキシル〕ベンゾニトリル 4−〔トランス−4′−(4−ペンテニルオキシエチ
ル)シクロヘキシル〕ベンゾニトリル 4−〔トランス−4′−(トランス−1−ヘキセニルオ
キシエチル)シクロヘキシル〕ベンゾニトリル 4−〔トランス−4′−(トランス−2−ヘキセニルオ
キシエチル)シクロヘキシル〕ベンゾニトリル 4−〔トランス−4′−(トランス−3−ヘキセニルオ
キシエチル)シクロヘキシル〕ベンゾニトリル 4−〔トランス−4′−(トランス−4−ヘキセニルオ
キシエチル)シクロヘキシル〕ベンゾニトリル 4−〔トランス−4′−(5−ヘキセニルオキシエチ
ル)シクロヘキシル〕ベンゾニトリル 4−〔トランス−4′−(トランス−1−ヘプテニルオ
キシエチル)シクロヘキシル〕ベンゾニトリル 4−〔トランス−4′−(トランス−2−ヘプテニルオ
キシエチル)シクロヘキシル〕ベンゾニトリル 4−〔トランス−4′−(トランス−3−ヘプテニルオ
キシエチル)シクロヘキシル〕ベンゾニトリル 4−〔トランス−4′−(トランス−4−ヘプテニルオ
キシエチル)シクロヘキシル〕ベンゾニトリル 4−〔トランス−4′−(トランス−5−ヘプテニルオ
キシエチル)シクロヘキシル〕ベンゾニトリル 4−〔トランス−4′−(6−ヘプテニルオキシエチ
ル)シクロヘキシル〕ベンゾニトリル 4−〔トランス−4′−(トランス−1−オクテニルオ
キシエチル)シクロヘキシル〕ベンゾニトリル 4−〔トランス−4′−(トランス−2−オクテニルオ
キシエチル)シクロヘキシル〕ベンゾニトリル 4−〔トランス−4′−(トランス−3−オクテニルオ
キシエチル)シクロヘキシル〕ベンゾニトリル 4−〔トランス−4′−(トランス−4−オクテニルオ
キシエチル)シクロヘキシル〕ベンゾニトリル 4−〔トランス−4′−(トランス−5−オクテニルオ
キシエチル)シクロヘキシル〕ベンゾニトリル 4−〔トランス−4′−(トランス−6−オクテニルオ
キシエチル)シクロヘキシル〕ベンゾニトリル 4−〔トランス−4′−(7−オクテニルオキシエチ
ル)シクロヘキシル〕ベンゾニトリル などがあげられ、〔I〕式においてn=3の場合は 4−〔トランス−4′−(ビニルオキシプロピル)シク
ロヘキシル〕ベンゾニトリル 4−〔トランス−4′−(トランス−1−プロペニルオ
キシプロピル)シクロヘキシル〕ベンゾニトリル 4−〔トランス−4′−(アリルオキシプロピル)シク
ロヘキシル〕ベンゾニトリル 4−〔トランス−4′−(トランス−1−ブテニルオキ
シプロピル)シクロヘキシル〕ベンゾニトリル 4−〔トランス−4′−(トランス−2−ブテニルオキ
シプロピル)シクロヘキシル〕ベンゾニトリル 4−〔トランス−4′−(3−ブテニルオキシプロピ
ル)シクロヘキシル〕ベンゾニトリル 4−〔トランス−4′−(トランス−1−ペンテニルオ
キシプロピル)シクロヘキシル〕ベンゾニトリル 4−〔トランス−4′−(トランス−2−ペンテニルオ
キシプロピル)シクロヘキシル〕ベンゾニトリル 4−〔トランス−4′−(トランス−3−ペンテニルオ
キシプロピル)シクロヘキシル〕ベンゾニトリル 4−〔トランス−4′−(4−ペンテニルオキシプロピ
ル)シクロヘキシル〕ベンゾニトリル 4−〔トランス−4′−(トランス−1−ヘキセニルオ
キシプロピル)シクロヘキシル〕ベンゾニトリル 4−〔トランス−4′−(トランス−2−ヘキセニルオ
キシプロピル)シクロヘキシル〕ベンゾニトリル 4−〔トランス−4′−(トランス−3−ヘキセニルオ
キシプロピル)シクロヘキシル〕ベンゾニトリル 4−〔トランス−4′−(トランス−4−ヘキセニルオ
キシプロピル)シクロヘキシル〕ベンゾニトリル 4−〔トランス−4′−(5−ヘキセニルオキシプロピ
ル)シクロヘキシル〕ベンゾニトリル 4−〔トランス−4′−(トランス−1−ヘプテニルオ
キシプロピル)シクロヘキシル〕ベンゾニトリル 4−〔トランス−4′−(トランス−2−ヘプテニルオ
キシプロピル)シクロヘキシル〕ベンゾニトリル 4−〔トランス−4′−(トランス−3−ヘプテニルオ
キシプロピル)シクロヘキシル〕ベンゾニトリル 4−〔トランス−4′−(トランス−4−ヘプテニルオ
キシプロピル)シクロヘキシル〕ベンゾニトリル 4−〔トランス−4′−(トランス−5−ヘプテニルオ
キシプロピル)シクロヘキシル〕ベンゾニトリル 4−〔トランス−4′−(6−ヘプテニルオキシプロピ
ル)シクロヘキシル〕ベンゾニトリル 4−〔トランス−4′−(トランス−1−オクテニルオ
キシプロピル)シクロヘキシル〕ベンゾニトリル 4−〔トランス−4′−(トランス−2−オクテニルオ
キシプロピル)シクロヘキシル〕ベンゾニトリル 4−〔トランス−4′−(トランス−3−オクテニルオ
キシプロピル)シクロヘキシル〕ベンゾニトリル 4−〔トランス−4′−(トランス−4−オクテニルオ
キシプロピル)シクロヘキシル〕ベンゾニトリル 4−〔トランス−4′−(トランス−5−オクテニルオ
キシプロピル)シクロヘキシル〕ベンゾニトリル 4−〔トランス−4′−(トランス−6−オクテニルオ
キシプロピル)シクロヘキシル〕ベンゾニトリル 4−〔トランス−4′−(7−オクテニルオキシプロピ
ル)シクロヘキシル〕ベンゾニトリル などがあげられ、〔I〕式においてn=4の場合は 4−〔トランス−4′−(ビニルオキシブチル)シクロ
ヘキシル〕ベンゾニトリル 4−〔トランス−4′−(トランス−1−プロペニルオ
キシブチル)シクロヘキシル〕ベンゾニトリル 4−〔トランス−4′−(アリルオキシブチル)シクロ
ヘキシル〕ベンゾニトリル 4−〔トランス−4′−(トランス−1−ブテニルオキ
シブチル)シクロヘキシル〕ベンゾニトリル 4−〔トランス−4′−(トランス−2−ブテニルオキ
シブチル)シクロヘキシル〕ベンゾニトリル 4−〔トランス−4′−(3−ブテニルオキシブチル)
シクロヘキシル〕ベンゾニトリル 4−〔トランス−4′−(トランス−1−ペンテニルオ
キシブチル)シクロヘキシル〕ベンゾニトリル 4−〔トランス−4′−(トランス−2−ペンテニルオ
キシブチル)シクロヘキシル〕ベンゾニトリル 4−〔トランス−4′−(トランス−3−ペンテニルオ
キシブチル)シクロヘキシル〕ベンゾニトリル 4−〔トランス−4′−(4−ペンテニルオキシブチ
ル)シクロヘキシル〕ベンゾニトリル 4−〔トランス−4′−(トランス−1−ヘキセニルオ
キシブチル)シクロヘキシル〕ベンゾニトリル 4−〔トランス−4′−(トランス−2−ヘキセニルオ
キシブチル)シクロヘキシル〕ベンゾニトリル 4−〔トランス−4′−(トランス−3−ヘキセニルオ
キシブチル)シクロヘキシル〕ベンゾニトリル 4−〔トランス−4′−(トランス−4−ヘキセニルオ
キシブチル)シクロヘキシル〕ベンゾニトリル 4−〔トランス−4′−(5−ヘキセニルオキシブチ
ル)シクロヘキシル〕ベンゾニトリル 4−〔トランス−4′−(トランス−1−ヘプテニルオ
キシブチル)シクロヘキシル〕ベンゾニトリル 4−〔トランス−4′−(トランス−2−ヘプテニルオ
キシブチル)シクロヘキシル〕ベンゾニトリル 4−〔トランス−4′−(トランス−3−ヘプテニルオ
キシブチル)シクロヘキシル〕ベンゾニトリル 4−〔トランス−4′−(トランス−4−ヘプテニルオ
キシブチル)シクロヘキシル〕ベンゾニトリル 4−〔トランス−4′−(トランス−5−ヘプテニルオ
キシブチル)シクロヘキシル〕ベンゾニトリル 4−〔トランス−4′−(6−ヘプテニルオキシブチ
ル)シクロヘキシル〕ベンゾニトリル 4−〔トランス−4′−(トランス−1−オクテニルオ
キシブチル)シクロヘキシル〕ベンゾニトリル 4−〔トランス−4′−(トランス−2−オクテニルオ
キシブチル)シクロヘキシル〕ベンゾニトリル 4−〔トランス−4′−(トランス−3−オクテニルオ
キシブチル)シクロヘキシル〕ベンゾニトリル 4−〔トランス−4′−(トランス−4−オクテニルオ
キシブチル)シクロヘキシル〕ベンゾニトリル 4−〔トランス−4′−(トランス−5−オクテニルオ
キシブチル)シクロヘキシル〕ベンゾニトリル 4−〔トランス−4′−(トランス−6−オクテニルオ
キシブチル)シクロヘキシル〕ベンゾニトリル 4−〔トランス−4′−(7−オクテニルオキシブチ
ル)シクロヘキシル〕ベンゾニトリル などがあげられる。
本発明の化合物は、単体では必ずしも液晶相を示すも
のではないが、環境因子(水分、熱、空気、光、電気
等)に対して安定であり、無色であり、他の液晶化合
物、例えばエステル系、シツフ系、エタン系、アゾキシ
系、ビフエニル系、シクロヘキサン系、ピリジン系、ピ
リミジン系等の既存の液晶性化合物との相溶性が優れて
いるので、それらの化合物または混合物と混合すること
により種々の用途に適した液晶材料とすることができ
る。そして、本発明の化合物は、誘電率の異方性(△
ε)が大きく、弾性定数比K33/K11及びK33/K22が大き
い。
〔化合物の製法〕
次に本発明の製造法を例示する。
本発明の〔I〕式の化合物は、以下の式に従つて合成
できる。
(式中、Rは炭素数2〜8のアルケニル基を表し、X
は塩素、臭素、ヨウ素、その他の脱離基、好ましくはト
シルオキシ基及びメシルオキシ基を表す。)すなわち、
〔4−(4′−シアノフエニル)−トランス−シクロヘ
キシル〕アルカノール〔II〕と化合物〔III〕を塩基で
処理することにより得られる。この塩基としては、ナト
リウムアミド、炭酸カリウム、トリエチルアミン、水酸
化ナトリウム、酸化バリウム、酸化銀、水素化ナトリウ
ム、ナトリウムメトキシド、カリウムターシヤリーブト
キシドなどを使用することができ、溶媒としては、ジメ
チルスルホキシド、ジメチルホルムアミド、ジメトキシ
エタン、テトラヒドロフランなどが用いられる。
出発物質の1つである〔II〕式の化合物は、n=0の
場合、4−(4′−シアノフエニル)シクロヘキサノン
を還元することによつて得られる。この場合の還元剤と
しては、水素化リチウムアルミニウム、水素化ビス(メ
トキシエトキシ)アルミニウムナトリウム、水素化トリ
ターシヤリーブトキシリチウムアルミニウム、水素化ホ
ウ素リチウム、水素化ホウ素カリウム、水素化ホウ素ナ
トリウム、水素化シアノホウ素ナトリウム、ジボラン、
水素化ジイソブチルアルミニウム、水素化アルミニウ
ム、水素化トリブチルスズがあげられ、好ましくは水素
化トリターシヤリーブトキシリチウムアルミニウム、水
素化ホウ素リチウム、水素化ホウ素カリウム、水素化ホ
ウ素ナトリウム、水素化ホウ素シアノナトリウムが用い
られる。
また、〔II〕式においてn=1の化合物〔IIa〕は、
次式に従つて合成できる。
すなわち、トランス−4−メトキシメチル−1−
(4′−シアノフエニル)シクロヘキサン〔VII〕に、
ヨウ化トリメチルシランを作用させれば、化合物〔II
a〕が得られる。ここで化合物〔VII〕は既知物質であ
り、例えば本出願人が先に出願した特開昭58−59956号
に記載した方法により合成できる。化合物〔IIa〕は、
この外4−(4′−シアノフエニル)シクロヘキサノン
の炭素数を延長することによつても合成できる。
〔II〕式でn=2〜4の化合物は化合物〔IIa〕の炭
素鎖を延長することにより合成できる。
本発明の〔I〕式の化合物は、次式の如き経路によつ
ても合成できる。
(式中、Rは前記と同じであり、Xは塩素、臭素、ヨ
ウ素、その他の脱離基、好ましくはトシルオキシ基、メ
シルオキシ基を表す。) すなわち、化合物〔IV〕とアルケニルアルコール
〔V〕を前述の製法に於いて使用するのと同じ塩基及び
溶媒中処理することにより得られる。
〔I〕式の化合物は、更に次式のような方法でも合成
できる。
(上式中、R′は水素及び炭素数1〜7のアルキル基
を表し、X′はフツ素、臭素及びヨウ素を表し、mは0
〜7であり、Rは前記と同じ。) すなわち、化合物〔VI〕を塩基で処理することにより
得られる。塩基としては、カリウムターシヤリーブトキ
シド、1,5−ジアザビシクロ(5.4.0)ウンデク−5−エ
ン、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、ナトリウムメ
トキシド、ピリジン、酸化銀などが用いられる。
本発明の液晶組成物は少くとも2つの液晶又は液晶性
化合物を含み、その少くとも一方は前記〔I〕式にて表
わされる液晶性化合物であることを特徴とする。
本発明の液晶組成物の成分として〔I〕式と混合して
用いられる化合物としては、次の(i)〜(xxxiii)式
で表わされる既知の液晶性化合物群をあげることができ
る。
を示し、Yは−CN、ハロゲン原子、R1又は−OR1を示
し、RおよびR1はアルキル基を示す。
〔実施例〕
以下実施例により本発明を更に具体的に説明するが、
本発明はこれらの例に限定されるものではない。
また各例中にて、記号は次の通りとする。
C−N点:結晶−ネマチツク相転移点 N−I点:ネマチツク相−等方性液体相転移点 実施例1 〔4−〔トランス−4′−(アリルオキシメチル)シク
ロヘキシル〕ベンゾニトリル(〔I〕式でRがCH2=CHC
H2−、nが1のもの)の合成〕 水素化ナトリウム1.8g(0.08モル)の入つた500ml三
つ口フラスコにテトラヒドロフラン100mlを滴下し、10
℃まで冷却後、〔トランス−4−(4′−シアノフエニ
ル)シクロヘキシル〕メタノール10.8g(0.05モル)の5
0mlテトラヒドロフラン溶液を滴下した。10℃で30分間
撹拌後、アリルブロマイド9.1g(0.08モル)の30mlテト
ラヒドロフラン溶液を加え、室温で4時間撹拌した。そ
の後水及びトルエンをそれぞれ100ml加え水層除去後、
更に有機層を100mlの水で3回洗浄し硫酸マグネシウム
で乾燥した。乾燥剤を別後減圧濃縮して17.8gの油状
物質を得、これをシリカゲルカラムクロマトグラフイー
(トルエン溶媒)で精製し、アルコールで2回再結晶
後、乾燥して標題化合物1.2g(0.005モル)を得た。こ
のもののm.p.は17.0〜17.9℃であり、又そのNMRスペク
トルは標題化合物であることを示していた。
実施例2 〔4−〔トランス−4′−(3−ブテニルオキシメチ
ル)シクロヘキシル〕ベンゾニトリル(〔I〕式でRが
CH2=CH(CH2−、nが1のもの)の合成〕 100mlの三ツ口フラスコにトランス−4−(4′−シ
アノフエニル)シクロヘキサンカルボキシアルデヒド2.
1g(0.01モル)、3−ブテン−1−オール5.2ml及びト
リエチルシラン1.8mlを加え、撹拌し0℃に冷却した。
これにトリフルオロ酢酸4.6mlを加え、5℃で30分撹拌
した。
水30mlとトルエン30mlを加え、水層除去後、2N水酸化
ナトリウム溶液で洗浄し、さらに中性になるまで水洗し
た。硫酸マグネシウムにてトルエン溶液を乾燥して、硫
酸マグネシウムを除去後、減圧下にてトルエンを留去
し、3.9gの無色の油状物質を得た。このものをシリカゲ
ルカラムクロマトグラフイー(溶媒トルエン)にて精製
し、目的の4−〔トランス−4′−(3−ブテニルオキ
シメチル)シクロヘキシル〕ベンゾニトリル0.3gを得
た。得られた化合物のNMRスペクトルは、標題化合物を
示唆した、又そのm.p.は12.7〜13.4℃であつた。
実施例3 〔4−〔トランス−4′−(アリルオキシ)シクロヘキ
シル〕ベンゾニトリル(〔I〕式でRがCH2=CHCH2−、
nが0のもの)の合成〕 (i) 4−トランス−フエニルシクロヘキサノールの
合成 水素化リチウムアルミニウム9.9g(0.26モル)の入つ
た1三ツ口フラスコに、0℃でテトラヒドロフラン20
0mlを滴下し、十分懸濁させた後フエニルシクロヘキサ
ノン91.3g(0.52モル)の200mlテトラヒドロフラン溶液
を滴下した。室温で2時間撹拌後、再び0℃に冷却して
酢酸エチル20mlを滴下し、さらに希塩酸100mlを加え
た。反応溶液中の不溶物を吸引過にて取り除き、液
に酢酸エチル100mlを加えて抽出し、有機層を100mlの水
で3回洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥した。硫酸マグ
ネシウムを別後、減圧濃縮して98.5gの白色結晶を得
た。アルコールにて再結晶後乾燥して55gの4−トラン
ス−フエニルシクロヘキサノールを得た。融点は117〜1
19℃であつた。
(ii) 4−〔トランス−4′−(アセチルオキシ)シ
クロヘキシル〕ヨードベンゼンの合成 100ml三ツ口フラスコに(i)で得られた化合物8.8g
(0.05モル)、酢酸35ml、水10ml、ヨウ素酸2.1g(0.01
モル)、ヨウ素5.6g(0.02モル)、四塩化炭素4ml、硫
酸1.4mlを加え撹拌し8時間還流した。反応終了後室温
に冷却したところへ10%のチオ硫酸ナトリウム水2mlを
加えた。トルエン100mlを加え、分液ロートに移しトル
エン層を水層が中性になるまで水洗しトルエンを減圧下
で留去した。カラムに充填したシリカゲル層にn−ヘプ
タン溶媒にて通し、シリカゲル層を通過したn−ヘプタ
ン溶液を減圧濃縮した。得られた12.4gの油状物質をア
ルコールにて再結晶して乾燥し3.7gの4−〔トランス−
4′−(アセチルオキシ)シクロヘキシル〕ヨードベン
ゼンを得た。融点は84.4〜85.4℃であり、NMRスペクト
ルもこれを示唆した。
(iii) 4−〔トランス−4′−(アセチルオキシ)
シクロヘキシル〕ベンゾニトリルの合成 100ml三ツ口フラスコに(ii)で得られた化合物3.7g
(0.01モル)、シアン化第1銅1.2g(0.012モル)及び
N,N−ジメチルホルムアミド15mlを加え撹拌し6時間還
流した。室温まで冷却後、28%アンモニア水4ml及びト
ルエン50mlを加え抽出した。6N塩酸30mlで洗浄し次に2N
水酸化ナトリウム溶液30mlで洗浄したのち、更に中性に
なるまで水洗した。トルエン層を無水硫酸マグネシウム
で乾燥後、乾燥剤を除去して減圧下でトルエンを留去す
ると、白色結晶が得られた。四塩化炭素により再結晶
し、乾燥して2.3gの4−〔トランス−4′−(アセチル
オキシ)シクロヘキシル〕ベンゾニトリルを得た。融点
は130.2〜130.9℃であり、NMRスペクトルもこれを示唆
した。
(iv) 4−〔トランス−4′−(ヒドロキシ)シクロ
ヘキシル〕ベンゾニトリルの合成 100ml三ツ口フラスコに(iii)で得られた化合物2.3g
(0.01モル)、炭酸カリウム1.4g(0.01モル)、メタノ
ール30ml及び水30mlを加え、60℃で1時間還流した。酢
酸エチル30mlを加え、抽出し、水30mlで3回有機層を洗
浄した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、乾燥
剤を除去して減圧下で酢酸エチルを留去すると、1.5gの
白色結晶が得られた。n−ヘプタンと酢酸エチルの混合
溶媒で再結晶し乾燥後1.4gの標題化合物を得た。融点は
121.0〜122.4℃であつた。
(v) 4−〔トランス−4′−(アリルオキシ)シク
ロヘキシル〕ベンゾニトリルの合成 実施例1に準ずる方法で標題化合物を得た。融点は9
2.9〜93.8℃であつた。
実施例4(組成物) 上記に示したネマチツク液晶組成物AのN−I点は7
2.4℃、誘電率の異方性△εは11.0(ε =15.4、ε
=4.4)、20℃での粘度は27.5cp、屈折率の異方性Δη
は0.137、しきい値電圧1.78V、弾性定数比K33/K11及びK
33/K22はそれぞれ2.2及び2.5であつた。このネマチツク
液晶組成物Aに、本発明の化合物で実施例1に示した4
−〔トランス−4′−(アリルオキシ)シクロヘキシ
ル〕ベンゾニトリル15重量部を加えた液晶組成物の誘電
率の異方性Δεは11.6(ε =16.7、ε=5.1)に上
昇し、しきい値電圧は1.51Vに下降し、より低い電圧で
液晶表示装置を駆動できるようになり、弾性定数比K33/
K11及びK33/K22はそれぞれ2.23及び3.6と大きくなり、
電圧−透過率特性の急峻性が向上した。
比較例 前述のネマチツク液晶組成物Aにγ特性の急峻性が最
も良いとされているものの1つである4−〔トランス−
4′−(3−ブテニル)シクロヘキシル〕ベンゾニトリ
ルを15重量部加えた液晶組成物のK33/K11は2.23、K33/K
222.8で、実施例2に示した本発明の液晶組成物と比較
すると、K33/K11は同等であつたが、K33/K22は低い値で
あつた。
実施例5(組成物) 実施例4で使用したネマチツク液晶組成物Aに本発明
の化合物で実施例2に示した4−〔トランス−4′−
(3−ブテニルオキシ)シクロヘキシル〕ベンゾニトリ
ル15重量部を加えた液晶組成物のΔεは11.3、Δηは0.
129、20℃での粘度は28.2cpであつた。
〔発明の効果〕
本発明の化合物をネマチツク液晶組成物に加えること
によりその誘電異方性Δεを大きくし、従つてしきい値
電圧は低くなり、又、弾性定数比K33/K11及びK33/K22
いずれも大きくなつて電圧−透過率特性(γ特性)が急
峻になり、特にSBE方式を利用した液晶表示素子に適し
た液晶組成物が得られる。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式 (〔I〕式中、Rは末端に二重結合をもつか、または任
    意の位置にトランス配置の二重結合を持つ炭素数2〜8
    のアルケニル基を表し、nは0〜4の整数を表す。) で示されるアルケニルエーテル化合物。
  2. 【請求項2】少なくとも1種の特許請求の範囲第1項記
    載のアルケニルエーテル化合物を構成成分とすることを
    特徴とする液晶組成物。
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