JP2750029B2 - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

Info

Publication number
JP2750029B2
JP2750029B2 JP3238290A JP23829091A JP2750029B2 JP 2750029 B2 JP2750029 B2 JP 2750029B2 JP 3238290 A JP3238290 A JP 3238290A JP 23829091 A JP23829091 A JP 23829091A JP 2750029 B2 JP2750029 B2 JP 2750029B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
image signal
unit
main body
reading
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP3238290A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0583431A (ja
Inventor
弘 森
又平 小谷
元日古 林
正幸 八野田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Consejo Superior de Investigaciones Cientificas CSIC
Original Assignee
Consejo Superior de Investigaciones Cientificas CSIC
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Consejo Superior de Investigaciones Cientificas CSIC filed Critical Consejo Superior de Investigaciones Cientificas CSIC
Priority to JP3238290A priority Critical patent/JP2750029B2/ja
Priority to US07/946,672 priority patent/US5418630A/en
Publication of JPH0583431A publication Critical patent/JPH0583431A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2750029B2 publication Critical patent/JP2750029B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Facsimiles In General (AREA)
  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)
  • Storing Facsimile Image Data (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ハンドスキャナなどと
称される比較的小形で携帯可能な画像読取手段を備え、
該画像読取手段で読取った画像信号の相手側ファクシミ
リ装置への送信または記録紙への印字出力が可能なファ
クシミリ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ファクシミリ装置は、装置内部に固定さ
れた画像読取部を備えたものが一般的である。このよう
な従来のファクシミリ装置では、単票原稿(シート状原
稿)の読取りしか行えず、書籍などの製本化されたいわ
ゆるブックタイプの原稿の読取りは行えない。このため
ブックタイプの原稿は、一旦複写機で複写し、その複写
原稿をファクシミリ装置で読取って送信しなければなら
ず、手間がかかり、面倒である。そこで最近では、ハン
ドスキャナなどと称される比較的小形で、携帯可能な画
像読取装置を備えたファクシミリ装置が開発されてい
る。これによって、ブックタイプの原稿であっても直接
原稿像を読取らせることができ、便利である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のいわゆるハンド
スキャナ付ファクシミリ装置は、ハンドスキャナで読取
った原稿の画像信号を一旦ファクシミリ装置本体内部に
設けられた画像メモリに格納する。その後、操作者の操
作に従って、画像信号の相手側ファクシミリ装置への送
信、あるいは画像信号を記録紙に印字出力することによ
る複写を行う。したがって、ハンドスキャナとファクシ
ミリ装置本体とは、画像信号を送信するために配線材に
よって電気的に接続されている。このため、ハンドスキ
ャナによる画像読取りは、前記配線材の長さによって規
定される範囲内、すなわちファクシミリ装置本体から配
線材が届く範囲内でしか行うことができない。たとえ
ば、ファクシミリ装置本体が設置された部屋とは異なる
部屋にある書籍などを読取って送信しようとする場合、
その書籍をファクシミリ装置本体が設置されている部屋
まで持っていかなければならず、面倒である。
【0004】また、一般的なファクシミリ装置では、記
録紙切れが生じた際に記録紙が補充されるまでの間、代
行受信を行うための画像メモリが備えられている。画像
メモリの容量は、たとえばA4判原稿40枚分というよ
うに限られたものであり、代行受信の枚数が増加した場
合、対応できなくなる場合もある。画像メモリの容量拡
大は、装置の大形化を招来する。
【0005】本発明の目的は、携帯可能な画像読取手段
による原稿読取時の操作性および利便性が向上し、前記
画像読取手段を有効に利用することができるファクシミ
リ装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、原稿を光学的
に読取って画像信号に変換する第1画像読取手段と、画
像信号を記録紙に印字出力する画像記録手段と、電話回
線を介して画像信号の送信および受信を行う画像信号通
信手段とを備える本体と、原稿を光学的に読取って画像
信号に変換する携帯可能な第2画像読取手段とから成る
ファクシミリ装置において、前記第2画像読取手段は、
画像信号を記憶する画像メモリと、画像メモリに記憶さ
れている画像信号を本体に送信し、かつ本体からの画像
信号を受信する第1通信手段と、第2画像読取手段で原
稿を光学的に読取って変換した画像信号と、第1通信手
段によって受信した画像信号とを、画像メモリに記憶す
る第1制御手段とを含み、前記本体は、前記第2画像読
取手段からの画像信号を受信し、かつ第1画像読取手段
で原稿を光学的に読取って変換した画像信号と、画像信
号通信手段によって受信した画像信号とを、第2画像読
取手段に送信する第2通信手段と、前記第2通信手段に
よって受信した画像信号を画像記録手段または画像信号
通信手段に与える第2制御手段とを含むことを特徴とす
るファクシミリ装置である。
【0007】
【0008】さらに本発明は、前記本体は、ハンドセッ
トを備える電話部と、前記ハンドセットがオンフック状
態であるか、オフフック状態であるかを検出するフック
状態検出手段とを含み、前記第1制御手段は、第2画像
読取手段からの画像信号を、オンフック状態であるとき
は画像記録手段に与え、オフフック状態であるときは画
像信号通信手段に与えることを特徴とする。
【0009】さらにまた本発明は、前記第1および第2
通信手段は、光変調方式によって信号の送信および受信
を行うことを特徴とする。
【0010】さらにまた本発明は、前記第1および第2
通信手段は、光電変換方式によって信号の送信および受
信を行うことを特徴とする。
【0011】
【作用】本発明に従えば、第2画像読取手段は画像メモ
リを備え、読取った原稿の画像信号を記憶することがで
き、さらに記憶した画像信号は本体に送信される。本体
では、受信した画像信号を、画像記録手段に与えること
によって複写し、または画像信号通信手段に与えて相手
側ファクシミリ装置に送信する。
【0012】また本発明に従えば、本体は画像信号通信
手段からの画像信号を第2画像読取手段に送信し、第2
画像読取手段は本体から送信される画像信号を受信して
画像メモリに記憶する。
【0013】さらに本発明に従えば、本体には通話を行
うためのハンドセットを備える電話部が設けられ、オフ
フック状態検出手段によって前記ハンドセットのフック
状態が検出される。オンフック状態であるときは、すな
わち電話回線と本体とが接続されていないときは、受信
した画像信号を画像記録手段に与え、記録紙に印字出力
して複写を行う。オフフック状態であるときは、すなわ
ち本体と電話回線とが接続されているとき、つまり通話
中であるときは、受信した画像信号を画像信号通信手段
に与えて相手側ファクシミリ装置に送信する。
【0014】さらにまた本発明に従えば、本体と第2画
像読取手段との間の信号の送受信は、光変調方式によっ
て行われる。したがって、電波などを利用する無線通信
方式に比べて通信手段の構成を簡素化することができ、
本体および第2画像読取手段の構成の小形化および軽量
化を実現することができる。
【0015】さらにまた本発明に従えば、本体と第2画
像読取手段との間の信号の送受信は、光電変換方式によ
って行われる。したがって、電波などを利用する無線通
信方式に比べて、通信手段の構成を簡素化することがで
き、本体および第2画像読取手段の構成の小形化および
軽量化を実現することができる。さらに前述の光変調方
式に比べて送信距離は短くなるけれども、より構成を簡
素化することができ、前述の小形化および軽量化ととも
に低コスト化も実現することができる。
【0016】
【実施例】図1は、本発明の一実施例であるファクシミ
リ装置1の概略的構成を示すブロック図である。ファク
シミリ装置1は、本体2と、比較的小形で携帯可能な画
像読取装置(以下、ハンドスキャナとも言う)3とから
成る。本体2は、電話回線7に接続され、予め定める特
定の場所に設置される。ハンドスキャナ3は、本体2か
ら分離可能であり、読取った原稿の画像信号または本体
2から送信される画像信号を記憶する画像メモリ4を備
える。ハンドスキャナ3は、インタフェイス5を備え、
本体2のインタフェイス6との間で、画像信号および各
種制御信号の送信および受信を行う。本体2とハンドス
キャナ3との間は、いわゆるコードレスであり、無線通
信あるいは光通信によって接続される。本実施例では、
光通信の場合を説明する。
【0017】図2は、本体2の基本的構成を示すブロッ
ク図である。本体2は、CPU(中央演算処理装置)8
を備え、CPU8には、リードオンリメモリ(ROM)
9、ランダムアクセスメモリ(RAM)10、制御部1
1が接続される。ROM9には、本体2全体を制御する
各種のプログラムやパラメータなどが格納され、RAM
10には前記プログラム実行時に使用される作業領域や
各種制御データを格納するパラメータ記憶領域などが設
定される。CPU8は、ROM9に格納されるプログラ
ムを読出して実行し、制御部11を制御して本体2の動
作を制御する。
【0018】制御部11には、ハンドスキャナ3との間
で画像信号および各種制御信号の授受を行うためのイン
タフェイス6が接続される。また制御部11には、画像
データの変調および復調を行うモデム12が接続され、
モデム12には回線制御部13が接続される。回線制御
部13は電話回線7とモデム12とを接続し、または電
話回線7と後述する電話部とを接続する。電話回線7に
はフック検出回路14が接続され、該フック検出回路1
4には内蔵電話機15および外設電話機17が接続され
る。内蔵電話機15および外設電話機17は、それぞれ
ハンドセット16,18を備える。ハンドセット16,
18のフック状態は、フック検出回路14によって検出
され、検出信号は制御部11に与えられる。
【0019】さらに制御部11には、記録処理部19が
接続され、モデム12を介して受信した画像信号を記録
部20に与えて記録紙に出力する。また、制御部11に
は読取処理部21が接続され、読取部23によって読取
られた原稿像を、画像処理用メモリ22を用いて二値化
処理などを施して画像信号とし、制御部11に与える。
与えられた画像信号は、電話回線7を介して相手側端末
装置に送信されるか、あるいはインタフェイス6を介し
てハンドスキャナ3に送信される。
【0020】さらに制御部11には、ユーザにエラーの
発生などを報知するための圧電ブザ24と、本体2の各
種機能設定および動作の開始を指示するための複数のキ
ースイッチが備えられる操作部25とが接続される。本
体2は、電源回路26から電力が供給される。
【0021】図3は、ハンドスキャナ3の基本的構成を
示すブロック図である。ハンドスキャナ3は、CPU3
1を備え、該CPU31には、ROM32、RAM3
3、制御部34、メモリコントローラ35が接続され
る。ROM32には、ハンドスキャナ3の動作を制御す
るための各種プログラムおよび各種パラメータが格納さ
れ、RAM33には前述のプログラム実行時に使用され
る作業領域や、各種制御データを格納するための記憶領
域などが設定されている。CPU31は、ROM32に
格納されているプログラムを読出して実行し、制御部3
4およびメモリコントローラ35を制御する。
【0022】制御部34には、本体2との間で画像信号
および各種制御信号の送信および受信を行うためのイン
タフェイス5が接続される。また制御部34には、読取
処理部36が接続され、読取部37によって読取られた
原稿像を、画像処理用メモリ38を用いて二値化処理な
どを施して画像信号とし、制御部34に与える。与えら
れた画像信号は、インタフェイス5を介して本体2に送
信され、あるいはメモリコントローラ35を介して画像
メモリ4に与えられる。
【0023】さらに制御部34には、ハンドスキャナ3
の操作者にエラーの発生を報知するための圧電ブザ39
と、ハンドスキャナ3の動作状態を設定するための各種
キースイッチが備えられる操作部40とが接続される。
ハンドスキャナ3は、バッテリなどで実現される電源回
路41から駆動電力が供給される。
【0024】図4は、インタフェイス5,6の基本的構
成を示すブロック図である。インタフェイス5,6は、
それぞれ対を成す送信または受信ユニット51〜58;
61〜68を備える。本実施例では、8種類の信号(画
像信号を含む)の授受を光変調方式によって行う。下記
の表1には、相互に授受される信号の種類が示されてい
る。
【0025】
【表1】
【0026】インタフェイス5,6を構成する送信ユニ
ットおよび受信ユニットは、それぞれ同一の構成である
ので、ここでは受信ユニット51および送信ユニット6
1を説明する。制御部11から与えられる送信データS
Dは、変調回路45によって変調され、抵抗46を介し
て発光素子である発光ダイオード47のカソードに与え
られる。発光ダイオード47のアノードには定電圧Vcc
が与えられる。発光ダイオード47の光は、受光素子4
8によって受光され、電流電圧変換回路49によって電
圧波形信号に変換され、さらに復調回路50によって復
調され、受信データRDとしてハンドスキャナ3の制御
部34に与えられる。
【0027】同様に、ハンドスキャナ3の制御部34か
らの送信データSDは、送信ユニット52によって送信
され、受信ユニット62によって受信され、受信データ
RDとして本体2の制御部11に与えられる。送信ユニ
ット52は、前記送信ユニット61と同様の構成であ
り、また受信ユニット62は前記受信ユニット51と同
様の構成である。その他の信号に関しても、前述と同様
にインタフェイス5,6間において送信または受信され
る。
【0028】図5は、インタフェイス5,6の他の構成
例を示すブロック図である。図5では、光電変換方式に
よってインタフェイス5,6間の信号の授受を行う。図
5において、前述の図4と同一の構成には同一の参照符
号を付して説明する。図5に示す構成と、前述の図4に
示す構成とでは、各受信ユニットおよび各送信ユニット
の構成が異なるだけで、その他の構成および動作は、前
述の図4と同様である。
【0029】図5において、各受信ユニットおよび送信
ユニットはそれぞれ同一の構成であるので、ここでは受
信ユニット51および送信ユニット61を説明する。本
体2の制御部11から与えられる送信データSDは、駆
動回路71および抵抗72を介して発光素子である発光
ダイオード73のカソードに与えられる。発光ダイオー
ド73のアノードには、定電圧Vccが与えられる。発光
ダイオードからの光は、ホトトランジスタ74のベース
に入射される。ホトトランジスタ74は、そのコレクタ
には定電圧Vccが与えられ、そのエミッタは抵抗75を
介して接地されている。ホトトランジスタ74と抵抗7
5との接続点には、波形整形回路76が接続される。こ
の波形整形回路76からの出力が受信データRDとして
ハンドスキャナ3の制御部34に与えられる。
【0030】同様にハンドスキャナ3から画像データを
送信する場合、送信データSDは、送信ユニット52を
介して受信ユニット62に送信され、受信信号は受信デ
ータRDとして本体2の制御部11に与えられる。送信
ユニット52は、前記送信ユニット61と同様の構成で
あり、また受信ユニット62は前記受信ユニット51と
同様の構成である。その他の信号についても、それぞれ
対を成す受信ユニットおよび送信ユニットによってイン
タフェイス5,6間において、送信および受信される。
【0031】下記の表2は、ファクシミリ装置1の動作
モードを示している。
【0032】
【表2】
【0033】図6は、本体2の動作を説明するフローチ
ャートである。ステップa1では、本体2の操作部25
に備えられるスタートキーが押されたかどうかが判断さ
れる。スタートキーが押された場合はステップa2に進
み、押されていない場合はステップa5に進む。
【0034】ステップa2では、フック検出回路14に
よってハンドセット16,18がオフフック状態である
かどうかが判断される。オフフック状態でない場合、す
なわちオンフック状態である場合はステップa3に進
み、オフフック状態である場合はステップa4に進む。
【0035】ステップa3では、読取部23に原稿が供
給されているかどうかが判断される。原稿が供給されて
いない場合は、記録紙を一定長さだけ搬送するいわゆる
記録紙送りが行われる。原稿が供給されている場合は、
該原稿の読取りが行われ、かつ、読取った原稿像が記録
紙に印字される。すなわち、原稿の複写が行われる。
【0036】ステップa4では、ハンドセット16,1
8がオフフック状態であって原稿が供給されている場合
は、供給された原稿を送信する。また、ハンドセット1
6,18がオフフック状態であり、原稿がない場合は、
通信相手局からの画像データを受信する。受信したデー
タは、後述する手順にしたがって、記録紙に印字出力あ
るいは画像メモリ4に記憶される。
【0037】ステップa5では、ハンドスキャナ3が本
体2に装着されたかどうかが判断される。判断は、前記
スキャナ装着信号SSが受信されたかどうかに基づいて
行われる。なお、ここで言う装着とは、物理的な接触で
はなく、インタフェイス5,6による画像データおよび
各種制御信号の送受信が可能な状態とされたことを意味
する。ハンドスキャナ3が装着された場合はステップa
6に進み、装着されていない場合はステップa1に戻
る。
【0038】ステップa6では、ハンドスキャナ3から
のデータ送信があるかどうかが判断される。データ送信
がある場合はステップa7に進み、データ送信がない場
合はステップa1に戻る。
【0039】ステップa7では、ハンドセット16,1
8がオフフック状態であるかどうかが判断される。オフ
フック状態である場合、すなわち相手局との通信中であ
る場合はステップa8に進む。オフフック状態でない場
合、すなわちオンフック状態である場合はステップa1
3に進む。
【0040】ステップa8では、ハンドスキャナ3から
の画像データが受信される。ステップa9では、受信し
た画像データがデータ圧縮モードであるかどうかが判断
される。データ圧縮モードでない場合は、ステップa1
0において、データ圧縮が施された後にステップa11
に進む。データ圧縮モードである場合は、そのままステ
ップa11に進む。
【0041】ステップa11では、通信中の相手局に対
してハンドスキャナ3から受信した画像信号を送信す
る。ステップa12において、1ページ分の画像信号の
送信が終了したかどうかが判断され、終了していない場
合はステップa8に戻り、引続いて画像信号の送信が行
われる。1ページ分の画像信号の送信が終了した場合
は、一旦送信動作を中断し、送信すべき次ページの画像
信号がある場合は再びステップa8に戻り、画像信号の
送信動作を再開する。送信すべき次ページの画像信号が
ない場合は、画像信号の送信動作を終了する。このよう
に、ハンドスキャナ3の画像メモリ4に記憶されている
画像信号を本体2を介して相手局に送信することができ
る。
【0042】ステップa13では、ハンドスキャナ3か
らの画像信号が受信され、ステップa14において、受
信した画像信号がデータ圧縮モードであるかどうかが判
断される。データ圧縮モードである場合は、ステップa
15においてデータ伸長処理が施された後にステップa
16に進む。受信した画像信号がデータ圧縮モードでな
い場合は、そのままステップa16に進む。
【0043】ステップa16では、1ライン分のデータ
が受信されたかどうかが判断される。判断が肯定の場合
はステップa17に進み、判断が否定の場合はステップ
a13に進む。
【0044】ステップa17では、記録部20に備えら
れる記録紙搬送モータを1ライン分駆動し、ステップa
18において1ライン分の印字が行われる。
【0045】ステップa19では、1ページ分の印字が
終了したかどうかが判断される。終了していない場合は
ステップa13に戻り、引続いて印字動作が続行され
る。1ページ分の印字が終了した場合は印字動作を中断
し、次ページの画像信号が受信されたかどうかが判断さ
れ、次ページの画像信号が受信された場合はその画像信
号の印字動作を再開し、次ページの画像信号が受信され
ない場合は印字動作を終了する。このように、ハンドス
キャナ3の画像メモリ4に記憶されている画像信号を本
体2に送信し、記録紙に印字することによってハンドス
キャナ3によって読取った原稿の複写を行うことができ
る。
【0046】図7は、ハンドスキャナ3の動作を説明す
るフローチャートである。ステップb1では、ハンドス
キャナ3の操作部40に備えられるスタートキーが押さ
れたがどうかが判断される。スタートキーが押されると
ステップb2に進み、データ送信が可能であるかどうか
が判断される。すなわち、ハンドスキャナ3が本体2に
装着されたかどうかが判断される。なお、装着とは前述
したように物理的に接触ではなく、インタフェイス5,
6による画像信号および制御信号の送受信が可能な状態
を言う。データ送信が可能な場合はステップb3に進
み、データ送信が不可能である場合はステップb5に進
む。
【0047】ステップb3では本体2に対してデータ送
信が行われ、ステップb4においてデータ送信が終了し
たかどうかが判断される。送信動作が終了した場合は処
理を終了し、終了していない場合はステップb3に戻
り、引続きデータ送信が行われる。
【0048】ステップb2において、データ送信が不可
能である場合は、ハンドスキャナ3は原稿の読取り動作
が指示されたものと認識する。すなわちステップb5に
おいて、ラインタイミング信号が検出されたかどうかが
判断される。検出された場合はステップb6に進み、検
出されない場合はステップb10に進む。
【0049】ステップb6では1ライン分のデータの読
込みが行われ、ステップb7において読込まれたデータ
が画像メモリ4にストアされる。
【0050】ステップb8では、データ圧縮モードが設
定されているかどうかが判断され、設定されている場合
はステップb9に進み、読込んだデータにデータ圧縮処
理を施し、ステップb5に進む。データ圧縮モードが設
定されていない場合は、そのままステップb5に戻る。
以下同様に、ラインタイミング信号が検出される毎に1
ライン分のデータの読込み動作が行われる。
【0051】ステップb10において、一定時間経過し
てもラインタイミング信号が検出されない場合は原稿の
読取り動作、すなわち画像信号の記憶動作を終了する。
【0052】図8は、ファクシミリ装置1におけるファ
クシミリの受信時の動作を説明するフローチャートであ
る。ステップc1において、発呼局からの着信が確認さ
れると、ステップc2において、メモリ受信モードが設
定されているかどうかが判断される。メモリ受信モード
が設定されている場合はステップc3に進み、設定され
ていない場合はステップc10に進む。
【0053】ステップc3では、本体2はハンドスキャ
ナ3の状態を確認するために信号を送出する。この信号
には、ハンドスキャナ3が備える画像メモリ4のメモリ
残量および記憶されているデータのフォーマットを確認
するための信号が含まれる。
【0054】ステップc4では、ハンドスキャナ3から
の応答信号が受信される。この応答信号には、画像メモ
リ4のメモリ残量を表すデータおよび記憶されているデ
ータのフォーマットを表す情報が含まれる。
【0055】ステップc5では、前記応答信号に基づい
て、画像メモリ4に記憶されているデータが受信データ
であるかどうかが判断される。受信データである場合は
ステップc6に進み、受信データでない場合はステップ
c8に進む。
【0056】ステップc6では、前記応答信号に基づい
て、ハンドスキャナ3の画像メモリ4にメモリ残量があ
るかどうかが判断される。ここでは、少なくとも1ペー
ジ分の画像信号を格納するだけの容量が残っているかど
うかが確認される。メモリ残量がある場合はステップc
7に進み、メモリ残量がない場合はステップc8へ進
む。
【0057】ステップc7では、ハンドスキャナ3に受
信した画像信号を送信し、画像メモリ4に記憶させる。
【0058】ステップc8では、記録部20が記録紙切
れかどうかが判断される。すなわち、前記ステップc5
およびステップc6において、判断が否定の場合はハン
ドスキャナ3の画像メモリには受信した画像信号を記憶
させることができない状態であるので、いわゆるメモリ
受信を行わずに通常の記録紙への印字を行う必要があ
る。したがって、記録紙切れでない場合は上述の通常受
信が行われ、記録紙切れの場合はステップc9に進み、
エラーが発生したことを操作者に報知する。このエラー
報知は、圧電ブザ24を駆動してもよいし、図示しない
表示部にエラーメッセージを表示するようにしてもよ
い。
【0059】前述のステップc2において、メモリ受信
モードが設定されていない場合はステップc10におい
て、記録部20が記録紙切れかどうかが判断される。す
なわち、メモリ受信モードが設定されておらず、かつ、
記録紙切れでない場合は受信した画像信号を記録紙に印
字する、いわゆる通常受信が行われる。また、メモリ受
信モードが設定されていない場合であっても、記録部2
0が記録紙切れである場合は、いわゆる通常受信は行う
ことができず、したがってステップc3に進み、前述の
メモリ受信が行われる。
【0060】以上のように本実施例によれば、ハンドス
キャナ3は本体2から分離可能であり、画像メモリ4を
備え、かつ、本体2との間では、光通信方式によって画
像信号および各種制御信号の送受信を行うので、ハンド
スキャナ3の使用範囲が配線材によって限定されること
がなく、使用性および利便性が格段に向上する。
【0061】また、本体2に備えられる内蔵電話部15
または外設電話機17のハンドセット16,18のフッ
ク状態に基づいて、ハンドスキャナ3から送信される画
像信号を相手局に送信するか、あるいは記録紙に複写す
るかを判断するので、これらの動作を指示するためのキ
ー操作を行う必要がなく、操作性が向上する。
【0062】さらに、本体2が電話回線7を介して受信
した画像信号を必要に応じてハンドスキャナ3の画像メ
モリ4に転送して記憶させることができ、画像メモリ4
を有効に利用することができる。すなわち、たとえぱ記
録部20において記録紙切れなどの異常状態となり、受
信データの記録紙への記録ができない場合は、画像信号
を画像メモリ4に転送して記憶すればよい。
【0063】本体2とハンドスキャナ3とは、光電変換
方式あるいは光変調方式などの光通信によって接続され
ている。したがって、電波などを利用する無線通信に比
べてインタフェイス5,6の構成を簡素化することがで
き、ファクシミリ装置1の構成の小形化および低コスト
化を実現することができる。また、光変調方式を利用し
た場合は、送信距離は約1mと比較的長距離となる代わ
りにやや構成が複雑化するけれども、光電変換方式を採
用した場合は送信距離は数cmと短くなるけれども、回
路構成を簡素化することができる。
【0064】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、第2画像
読取手段は画像メモリを備え、読取った原稿の画像信号
を記憶することができ、さらに記憶した画像信号は本体
に送信される。本体では、受信した画像信号を、画像記
録手段に与えることによって複写し、または画像信号通
信手段に与えて相手側ファクシミリ装置に送信する。こ
のように本体とは独立して、すなわち従来のように配線
材によって制限されることなく第2画像読取手段を使用
することができ、利便性が向上するとともに利用範囲が
拡大される。
【0065】また本発明によれば、本体は画像信号通信
手段からの画像信号を第2画像読取手段に送信し、第2
画像読取手段は本体から送信される画像信号を受信して
画像メモリに記憶する。これによって、ファクシミリ装
置の機能を拡大することができる。
【0066】さらに本発明によれば、オンフック状態で
あるときは、すなわち電話回線と本体とが接続されてい
ないときは、受信した画像信号を画像記録手段に与え、
記録紙に印字出力して複写を行う。オフフック状態であ
るときは、すなわち本体と電話回線とが接続されている
とき、つまり通話中であるときは、受信した画像信号を
画像信号通信手段に与えて相手側ファクシミリ装置に送
信する。このように、ハンドセットのフック状態によっ
て、第2画像読取手段から送信される画像信号の処理を
自動的に判断して実行することができ、操作性が格段に
向上する。
【0067】さらにまた本発明によれば、本体と第2画
像読取手段との間の信号の送受信は、光変調方式によっ
て行われるので、電波などを利用する無線通信方式に比
べて通信手段の構成を簡素化することができ、本体およ
び第2画像読取手段の構成の小形化および軽量化を実現
することができる。
【0068】さらにまた本発明によれば、本体と第2画
像読取手段との間の信号の送受信は、光電変換方式によ
って行われるので、電波などを利用する無線通信方式に
比べて、通信手段の構成を簡素化することができ、本体
および第2画像読取手段の構成の小形化および軽量化を
実現することができる。さらに前述の光変調方式に比べ
て送信距離は短くなるけれども、より構成を簡素化する
ことができ、前述の小形化および軽量化とともに低コス
ト化も実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるファクシミリ装置1の
基本的構成を示すブロック図である。
【図2】ファクシミリ装置1の本体2の基本的構成を示
すブロック図である。
【図3】ファクシミリ装置1のハンドスキャナ3の基本
的構成を示すブロック図である。
【図4】本体2およびハンドスキャナ3にそれぞれ備え
られるインタフェイス5,6の構成を示すブロック図で
ある。
【図5】インタフェイス5,6の他の構成例を示すブロ
ック図である。
【図6】本体2の動作を説明するフローチャートであ
る。
【図7】ハンドスキャナ3の動作を説明するフローチャ
ートである。
【図8】ファクシミリ受信時の本体2の動作を説明する
フローチャートである。
【符号の説明】
1 ファクシミリ装置 2 本体 3 画像読取装置(ハンドスキャナ) 4 画像メモリ 5,6 インタフェイス 7 電話回線 8,31 CPU 14 フック検出回路 15 内蔵電話機 16,18 ハンドセット 17 外設電話機 20 記録部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 八野田 正幸 大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャー プ株式会社内 (56)参考文献 特開 平1−243770(JP,A) 特開 平2−76458(JP,A) 特開 昭62−18167(JP,A) 特開 昭58−68360(JP,A) 特開 昭63−28139(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04N 1/00 H04N 1/107 H04N 1/21

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿を光学的に読取って画像信号に変換
    する第1画像読取手段と、画像信号を記録紙に印字出力
    する画像記録手段と、電話回線を介して画像信号の送信
    および受信を行う画像信号通信手段とを備える本体と、 原稿を光学的に読取って画像信号に変換する携帯可能な
    第2画像読取手段とから成るファクシミリ装置におい
    て、 前記第2画像読取手段は、 画像信号を記憶する画像メモリと、 画像メモリに記憶されている画像信号を本体に送信し、
    かつ本体からの画像信号を受信する第1通信手段と、 第2画像読取手段で原稿を光学的に読取って変換した画
    像信号と、第1通信手段によって受信した画像信号と
    を、画像メモリに記憶する第1制御手段とを含み、 前記本体は、 前記第2画像読取手段からの画像信号を受信し、かつ第
    1画像読取手段で原稿を光学的に読取って変換した画像
    信号と、画像信号通信手段によって受信した画像信号と
    を、第2画像読取手段に送信する第2通信手段と、 前記第2通信手段によって受信した画像信号を画像記録
    手段または画像信号通信手段に与える第2制御手段とを
    含むことを特徴とするファクシミリ装置。
  2. 【請求項2】 前記本体は、 ハンドセットを備える電話部と、 前記ハンドセットがオンフック状態であるか、オフフッ
    ク状態であるかを検出するフック状態検出手段とを含
    み、 前記第1制御手段は、第2画像読取手段からの画像信号
    を、オンフック状態であるときは画像記録手段に与え、
    オフフック状態であるときは画像信号通信手段に与える
    ことを特徴とする請求項1記載のファクシミリ装置。
  3. 【請求項3】 前記第1および第2通信手段は、光変調
    方式によって信号の送信および受信を行うことを特徴と
    する請求項1または2記載のファクシミリ装置。
  4. 【請求項4】 前記第1および第2通信手段は、光電変
    換方式によって信号の送信および受信を行うことを特徴
    とする請求項1または2記載のファクシミリ装置。
JP3238290A 1991-09-18 1991-09-18 ファクシミリ装置 Expired - Fee Related JP2750029B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3238290A JP2750029B2 (ja) 1991-09-18 1991-09-18 ファクシミリ装置
US07/946,672 US5418630A (en) 1991-09-18 1992-09-18 Facsimile apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3238290A JP2750029B2 (ja) 1991-09-18 1991-09-18 ファクシミリ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0583431A JPH0583431A (ja) 1993-04-02
JP2750029B2 true JP2750029B2 (ja) 1998-05-13

Family

ID=17027993

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3238290A Expired - Fee Related JP2750029B2 (ja) 1991-09-18 1991-09-18 ファクシミリ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2750029B2 (ja)

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5868360A (ja) * 1981-10-19 1983-04-23 Canon Inc 画像記録装置
JPS6218167A (ja) * 1985-07-16 1987-01-27 Nec Corp フアクシミリ受信機
JPS6328139A (ja) * 1986-07-22 1988-02-05 Toshiba Corp 電気機器
JPH01243770A (ja) * 1988-03-25 1989-09-28 Toshiba Corp ファクシミリ装置
JPH0787503B2 (ja) * 1988-09-13 1995-09-20 シャープ株式会社 画像読取装置を有する通信装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0583431A (ja) 1993-04-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9049319B2 (en) Image communication apparatus wirelessly connectable to other apparatuses, system having the image communication apparatus, and method for controlling the same
US6476939B1 (en) Program for externally controlling a communication apparatus
US5537220A (en) Facsimile apparatus capable of connecting to mobile communicator and public communication line
US7310158B2 (en) Communication apparatus capable of communication with other apparatuses through wireless communication, communication system having the same communication apparatus, and method for controlling the same
US6801328B2 (en) Data processing apparatus operable in accordance with a connected IC card
US5418630A (en) Facsimile apparatus
US20020034965A1 (en) Communication apparatus wirelessly connectable to other apparatuses, communication system having the same communication apparatus, and method for controlling the same
JP2750029B2 (ja) ファクシミリ装置
KR100208034B1 (ko) 백업 밧테리가 없는 팩시밀리의 활동관리 방법
KR100194426B1 (ko) 팩시밀리의 상태를 알리는 음성메세지 송출방법
JP2862191B2 (ja) 記録装置
JP2741975B2 (ja) ファクシミリ装置
US6144725A (en) Data radio communication apparatus and system
US6674550B1 (en) Facsimile apparatus
JP2763406B2 (ja) 画像受信装置
JP3062145B2 (ja) コードレスハンドスキャナおよびファクシミリ通信システムにおけるデータ転送方法
JPS6170857A (ja) 通信装置
JP3219802B2 (ja) データ通信装置
JP3659704B2 (ja) 通信装置
EP0886433A2 (en) Communication device
JP3083004B2 (ja) ファクシミリ装置およびファクシミリ装置の記録方法
KR19990001873A (ko) 팩시밀리에서 화상데이터 수신중 기록지 없음 통보방법
JP3181652B2 (ja) ファクシミリシステム
JP2003189022A (ja) ファクシミリ装置
JPH05308461A (ja) ファクシミリ装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080220

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090220

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100220

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100220

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110220

Year of fee payment: 13

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees