JP2747826B2 - カラー写真プリンタおよび露出制御方法 - Google Patents

カラー写真プリンタおよび露出制御方法

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JP2747826B2 JP63260344A JP26034488A JP2747826B2 JP 2747826 B2 JP2747826 B2 JP 2747826B2 JP 63260344 A JP63260344 A JP 63260344A JP 26034488 A JP26034488 A JP 26034488A JP 2747826 B2 JP2747826 B2 JP 2747826B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、カラー写真プリンタの露出を制御する方法
および対応するカラー写真プリンタに関するものであ
る。
〔従来の技術、発明が解決しようとする課題および課題を解決するための手段〕
この種の露出制御機構を装備したカラープリンタは、
例えば、米国特許第4,589,766号から公知である。この
公報に記載の装置の場合、プリント原稿の光電走査装置
の(色特性の)スペクトル感度をプリント材料のスペク
トル感度とできる限り正確に一致させると云う公知の要
求(例えば、アール.ダブリュー.ジー.フント(R.W.
G.Hunt),“色の再生(The Repvoduction of Colou
r)”、第284頁参照)を特殊な光学的測定フイルタによ
って満足することを試みている。しかしながら、少なく
とも、特に極端な精度が必要であるため適切な測定フイ
ルタは作製困難であり、対応して高価であると云う点に
おいて、この方法は不利である。更に、条件が変化した
場合、特に、プリント材料のスペクトル感度が変化した
場合、常に、対応して適合した新しい測定フイルタを使
用しなければならないので、経費が更に増加する。
さて、請求項第1項および第11項に定義の如き発明に
よって、上記問題点を排除し、特に、露出制御の基準と
なるプリント原稿の色成分値を特殊の測定フイルタを使
用せずに求めると云う目的を達成する。この場合、しか
も、プリント材料のスペクトル感度曲線に対して最適な
適合を達成し、更に、変化した与件に対する適合を容易
且つ簡単に実現できなければならない。
所要の複写光量を求める際の別の問題点は、異種のプ
リント材料製品のスペクトル感度が正に著しく異なると
云う事実にある。従って、プリント材料に適合した測定
値(色成分、密度値、etc.)が、如何なるプリント材料
製品に合わせたかに応じて、同一の原稿についても、正
に大きい変動を受ける。この事実は、例えば、米国特許
第4,902,067号、第4,101,216号および第4,279,505号に
記載の如く且つまた本出願人のスキヤンニング・カラー
・プリンタ3141の操作説明書(オペレーテメング・マニ
アル)プログラム7,8に記載の露出制御法の如く、例え
ば、皮膚の色、色調的に中立の面、照明カラースポッ
ト、優先色調、etc.を検知し、対応して考慮するため、
コピー原稿の色調解析が問題となる場合は、もちろん極
めて不利に作用する。この問題点は、請求項第18項に記
載の本発明に係る方法の実施態様によって克服される。
本発明の有利な実施態様を従属請求項に示した。
〔実施例及び発明の効果〕
図面を参照して以下に本発明を詳細に説明する。
本発明に係るカラープリンタは、−プリント原稿の測
定装置に関する下記の差異を除いて−この種の公知の装
置、例えば、特に米国特許第4,092,067号、第4,101,216
号および第4,279,505号に詳細に説明された。世界的に
汎用されている本出願人の高性能プリンタモデルNo.313
9,3140,3141または3142と同様に構成できる。従って、
本説明の構成部分として上記公報および上記高性能プリ
ンタの操作説明書を詳細に説明する。
第1図に、この種のカラープリンタのうち本発明の理
解に必要な本質的コンポーネントを模式的に示した。上
記複写機は、焼付光源1と、サーボ制御された一群のカ
ラーシャッタ2と、結像光学系3と、測定光源および光
電受光器で象徴的に示した光電測定装置4と、電子式露
出制御機構5とを含む。焼付光源1から来る光を受ける
プリント原稿Nは、光学系3によって感光性プリント材
料M上に結像される。この場合、各部分露出のための複
写光量は、プリント原稿の範囲にもとづく光行の光電測
定および測定値解析にもとづき、露出制御機構5によっ
て求め、カラーシャッタ2によって制御する。
上述の高性能プリンタの場合、プリント原稿の範囲に
もとづく光電測定は、例えば、原稿について約100走査
範囲(点)の分解能で行う。各走査範囲において、赤、
青および緑についてプリント材料の感度にほぼ対応する
3つの色成分値を適切な測定フイルタによって求める。
次いで、複写光量を定めるため、各基準にもとづき、
(通常は色密度値の形)の3×約100の上記色成分値を
評価する。
さて、本発明に係るカラープリンタは、第1に、露出
制御の基準となるプリント原稿の色成分値を得る態様に
関して公知のプリンタと異なる。走査は、従来と同様、
範囲にもとづき行うが、色成分は、光学フイルタによっ
て直接に測定するのではなく、プリント原稿の各走査範
囲から来る測定光を分光的に分解し、測定したスペクト
ル値を電子的または計算によってプリント材料のスペク
トル感度曲線に対応して加重するとともに積分または加
算することによって色成分値を求める。次いで、露出制
御のため、かくして得られた色成分値を通常の態様で評
価する。
第2図に、上記目的に適した光電測定装置を模式的に
示した。この場合、矢印Fの方向へ段階的に移動される
プリント原稿Nを縞状に測定する。この場合、2つの送
りステップの間で、それぞれ、プリント原稿の送り方向
に直角に延びる走査縞Sに測定光Lを照射する。次い
で、プリント原稿Nを通過した光を走査縞Sに平行なプ
リズムPまたは別の適切な要素(例えば、回折格子、ス
ペクトルフイルタ)によってスペクトル分解し、光電変
換器の2次元パネルに送る。(この場合、走査縞Sは、
公知の態様で、図示していない光学要素によって変換器
パネルA上に結像される。)好ましくはCCD像センサ
(電荷結合デバイス、荷電結合像センサユニット)とし
て構成された上記パネルAにおいて、各光電センサAij
は、平行な列iおよびこの列に直角な行jに配置してあ
る。行jは、走査縞Sに平行に延び、上記走査縞を多数
の小さい本質的に点状の走査範囲Siに分割する。この場
合、1つの行j内の各光電センサAijは、(仮想の)走
査範囲Siの光のみを受光する。一方、1つの列iにある
光電センサAijは、何れも、同一の走査範囲Siの光を受
光するが、この光は、測定光のスペクトル分解にもとづ
き、異なる波長範囲Δλjからなる。即ち、列iは、コ
ピー原稿の送り方向Fに直角な方向の分解能を決定し、
行jは、スペクトル分解能(Δλj)を定める。送り方
向の局部的分解能は、送りステップの大きさによって与
えられ、一般に、送り方向に直角な方向の分解能とほぼ
等大に選択する。
即ち、1つの列iの光電センサAijは、プリント原稿
Nの関連の走査範囲Siについて、上記走査範囲のプリン
ト原稿のスペクトル透過率を表わす一組の電気信号を発
生する。上記電気信号は、公知の態様で、例えば、米国
特許第4,610,537号に記載の態様で、読取られ、増幅さ
れ、暗信号に関して修正され、デジタル化され、計算機
6に送られる。測定技術的理由(動的圧縮)から、計算
機6に送られたデジタル信号が走査範囲のスペクトル透
過値ではなくスペクトル密度値を表わすよう、対数増幅
を行うのが好ましい。
現行のCCD像センサは、約500×500の各光電センサを
含む。かくして、両方向の局部的分解能を等大と仮定す
れば、理論的に、プリント原稿を1mmよりも良いスペク
トル分解能で約250,000の走査範囲に分解することがで
きる。しかしながら,経費を妥当な範囲に抑えるため、
実際には、送りステップを対応して粗くし、場合によっ
ては、隣接の光電センサの信号を統合することによっ
て、プリント原稿について約1,000〜2,000の走査範囲の
局部的分解能および5〜40nm(好ましくは、約10〜20n
m)のスペクトル分解能に制限する。かくして、プリン
ト原稿について、常に、約9000〜140,000の処理すべき
測定値が生ずる。
プリント原稿の光電スペクトル走査は、もちろん、図
示の手段以外の手段によって実施することもできる。例
えば、光電センサの2次元パネルの代わりに、一次元の
光電センサ列を使用することもできる。この場合、各走
査範囲へのプリント原稿の分割は、例えば、対応する点
状照明または光電センサ列の走査運動によって達成でき
る。極端な事例では、唯一つの光電センサで作業できる
が、これは、もちろん、高速プリンタの場合は、多数の
測定を連続的に行う必要があるので、実際的ではない。
計算機6において、測定せるスペクトル密度値が常数
化され、かくして、プリント原稿の実際の透過値とは異
なりなお走査装置(測定光源+光学系)の色特性を含む
スペクトル透過率測定値が得られる。以下に、各走査範
囲の測定された不連続のスペクトル密度値をDλで表わ
し、不連続のスペクトル透過値をTλで表わした。密度
値Dλおよび透過値Tλの総計を同じくD(λ),T
(λ)で表わした。
第3,4図に、2種のカラーネガフイルムについて測定
したスペクトル密度D(λ)を示した。この場合、各測
定スペクトルは、ニュートラルグレーのカラー原稿から
投影された露出の異なるプリント原稿に対応する。最下
位の曲線は、カラーネガフイルムの当該のマスクスペク
トルDM(λ)を示す。波長範囲(λ軸)は、λmin=400
nmからλmax=740nmであり、ラスタは20nmである。密度
値(D軸)は、0から3までの範囲である(無次元)。
第5図に、同じく400〜700nmの波長範囲について、各
プリント材料(写真用紙)の(正規化された)スペクト
ル感度曲線E青(λ)、E緑(λ)およびE赤(λ)を
示した。感度値(E軸)は、0〜1の範囲にある。図示
の如く、感度曲線は、光学フイルタによって所要精度で
複写するのが極めて困難な急勾配のフランクを有する。
関連の文献(例えば、既述の米国特許第4,589,766
号)にもとづき、プリント材料の3つの感光層に作用す
る光Biは、3つの積分によって与えられる。
式中、Ei(λ)は、プリント材料の3つの層のスペク
トル感度を表わし、T(λ)は、プリント原稿の(実
際の)スペクトル透過度を表わし、I(λ)は、光学系
の色特性、即ち、特に、複写光源のスペクトル強度曲線
を表わす。
さて、光電走査装置4の色特性をプリント材料のスペ
クトル感度Ei(λ)に適合させるため、本発明にもとづ
き、対応する光学フイルタを測定光路に挿入せず、各走
査範囲について測定せる各スペクトル透過値を、プリン
ト材料のスペクトル感度値、測定装置の色特性および投
影装置(複写光源+光学系)の色特性によって加重し、
全波長範囲λmin…λmaxにわたって積分または加算す
る。即ち、各走査範囲について3つの色成分値Fi(i=
青、緑、赤)を下式から計算できる。
式中、T(λ)およびEi(λ)は、既述の意味を有
し、Im(λ)およびIk(λ)は、それぞれ、測定装置お
よび複写装置のスペクトル色特性を表わす。上式のパラ
メータおよび測定値は、非連続の形であるので、実際に
は、下記の和を使用する。
光学的走査装置の色特性Im(λ)は、複写装置の色特
性Ik(λ)と同様、プリント原稿なしの測定によって求
めることができる。プリント材料のスペクトル感度Ei
(λ)は、データシートから既知であるが、公知の方法
にもとづき求める。Im(λ),Ik(λ)およびEi(λ)
のすべての非連続値は、計算機6と共働するリストの形
の記憶装置6aにファイルされる。この場合、もちろん、
3つの各数値Ikλ,ImλおよびEiλは、唯一つのまたは
2つのパラメータに結合できる。更に、各プリント材料
の複数の組の感度値Ei(λ)を記憶するのが好ましい。
複写装置または走査装置の色特性Ik(λ)およびまたは
Im(λ)を時々あらたに求め、実際の数値を記憶するの
が好ましい。計算技術的理由から、(記憶せるまたは測
定せる)量logEiλ・Dλ,etc.から出発してFiの上式の
各積を計算するのが有利である。
3つの色成分値F色、F緑およびF赤は、本質的に、
公知のフイルタで測定した各走査範囲の透過度に対応す
る。上記色成分値は、簡単な対数化によって対応する色
密度Db,DgおよびDrに換算し、次いで、公知の態様で、
例えば、米国特許第4,092,067号、第4,101,216号および
第4,279,505号にもとづきまたは本出願人の高性能プリ
ンタの既述の操作説明書にもとづき、複写光量の計算に
利用する。この場合、上記色成分値は、これまで写真濃
度計で求めた密度値の代わりとなる。
これまで、ネガの形のプリント原稿に関連して本発明
に係る方法を説明した。しかしながら、もちろん、本方
法は、ポジプリント原稿にも適する。反射原稿の場合
は、スペクトル透過値の代わりに、対応するスペクトル
拡散反射値を使用する。スペクトル透過値およびスペク
トル拡散反射値は、以下で、スペクトル値として表わ
す。
プリント材料のスペクトル感度によるスペクトル値の
評価(加重)は、純粋に計算で行うのが好ましい。しか
しながら、もちろん、電子的加重も可能である。この場
合、例えば、光電測定装置の感度を対応して波長に依存
して調節する。これは、例えば、CCD像センサの各光電
センサAijの読取時、当該の増幅係数を対応して調節す
ることによって実現できる。
本発明に係る方法の重要な利点は、原稿のスペクトル
測定値から、純粋に計算で(または電子的に)。即ち、
手操作でまたは機械的に測定フイルタを交換することな
く、各プリント材料のスペクトル感度に最適に適合した
測定値を求めることができると云う点にある。本発明に
係る方法の場合、プリント材料に適合し、透過曲線およ
び公差に関して高度の要求を満足しなければならず、従
って、比較的高価な測定フイルタは、全く不要である。
これは、しばしば異なるメーカのプリンタ材料を使用す
るが、この際、従来は多数組のこの種のフイルタが必要
であることから云って、ますます重要である。更に、新
しく市販される各プリント材料についてこの種のフイル
タをあらたに計算し、用意しなければならないことにな
る。本発明の場合、記憶された感度曲線にもとづき純粋
に数値的に適合をとるので、上記問題点はない。この場
合、もちろん、測定光と複写光との間に且つまた測定光
路と露出光路との間に場合によっては存在するスペクル
差および使用した光電変換器のスペクトル感度は、極め
て簡単に計算に組込むことができる。
本発明に係る方法または本方法の依拠するプリント原
稿のスペクトル測定の別の本質的利点は、装置経費を増
加することなく、コピー材料に適合した上述の測定値以
外に、原稿に適合し、本発明の別の重要なアスペクトに
もとづき同じく露出制御のために評価できる別の測定値
を求めることができると云う点にある。
プリント材料に適合した測定値および原稿に適合した
測定値は、異なる目的に使用される。後者は、プリント
原稿の像内容の色調解析(例えば、写真モチーフ内の色
調的に中立な対象の確認)に使用され、一方、前者にも
とづき、できる限り色縞のないコピーが生ずるよう(例
えば、色調的に中立な写真モチーフがプリントに同じく
色調的に中立に現れるよう)露出パラメータ(複写光
量)を求めることができる。即ち、欧州特許A−026107
4に記載の如く、透明ポジの複写の場合、一方では、場
合によっては存在する原稿の色調エラーを検知するた
め、人間の眼に適合した感度でプリント原稿を測定し、
他方では、できる限り色調に忠実な再生を達成するた
め、プリント材料に適合した測定値を複写光量の決定に
使用するのが有効である。
カラーネガの場合、原稿に適合した判定値群によっ
て、より良い色調確認(例えば、皮膚の色、中立面、et
c.)を行うことができ、従って、優勢色調をより確実に
確認できる。即ち、本発明の別の考え方にもとづき、例
えば、この種の原稿特有の測定量を求める際、特に、原
稿色素(フイルム色素)、即ち、黄、シアン、紫のスペ
クトル吸収が最大値を示すスペクトル範囲の測定値を利
用するのが有利である。この場合、本発明の別の考え方
にもとづき、マスクの原稿材料特有の性質がモチーフ特
有の測定値に作用しないよう、プリント原稿の各走査範
囲のスペクトル密度値Dλ)を処理前にプリント材料の
マスクのスペクトル密度値に関して標準化(即ち、マス
クのスペクトル密度値の減算)するのが好ましい。プリ
ント材料の性質のみを考慮し、従って、同一のプリント
原稿について、使用するコピー材料に応じて著しく異な
る結果を与えることになる測定に比して、本発明に係る
方法は、像の撮影時にプリント原稿が実際に“見た”も
のに関してより正確な情報を与える。
第6,7図に、第3,4図の密度スペクトルD(λ)にもと
づき計算して当該のマスクスペクトルに対して標準化し
た密度スペクトルD(λ)を示した。同図から明らか
な如く、この標準化によってスペクトルは本質的に同化
される。標準化されたスペクトルは、原稿材料特有の性
質によって殆んど擾乱されないので、像内容をより多く
表現する。
標準化のため、即ち、測定されたスペクトル密度値D
λを原稿マスクの当該のスペクトル密度値DMλだけ減少
するため、もちろん、マスクスペクトルDM(λ)に加え
てまたはその代わりに、多数のコピー原稿または適切な
各テスト用プリント原稿の走査範囲密度スペクトルに関
して計算した平均密度スペクトル(または同様の透過ス
ペクトル)を使用できる。
プリント材料に適合した一組だけの測定データを露出
制御に利用する場合も、マスク密度スペクトルまたは平
均密度スペクトルに関して走査範囲密度スペクトルを正
規化すれば、モチーフ特有のデータを求めるのに有利で
ある。
プリント原稿のマスクスペクトルDM(λ)を求めるた
めに、隣接の駒の間のウエブまたはプリント原稿の別の
末露出範囲を利用できる。更に、多数の走査範囲(像
点)スペクトルにもとづく推定によってマスクスペクト
ルを得ることができる。この場合、各波長範囲につい
て、各像点スペクトルの最小密度値(または同等の最大
透過度)を求める。例えば第8図から明らかな如く、か
くして求めた下部包絡線Inf(λ)(鎖線で示した)
は、少数の各スペクトルD(λ)においてすでに、比較
のために測定したマスクスペクトルDM(λ)(最下位の
曲線)と良く一致する。
1つまたは好ましくは複数のコピー原稿のスペクトル
値にもとづき、好ましくは更に、未露出の原稿部分のス
ペクトル値にもとづき、更に、原稿製品の自動確認を行
うこともできる。この種の製品確認は、かくして慣用の
フイルムコード(DXコード)の確認のための特殊な測定
装置が不要となるので、有利である。特に、この種のコ
ードを有していない原稿フォーマットおよび原稿製品の
場合も自動確認を行うことができる。更に、上記自動確
認によって、規格から著しく外れた原稿製品を確認で
き、特殊な修正パラメータおよび露出パラメータにもと
づきプリントすることができる。
更に、製品に関係なく任意のマスク密度を検知すれ
ば、測定技術的に有利である。何故ならば、かくして、
フイルム材料、高い貯蔵温度、現像ミス、etc.の重畳の
結果としての附加効果も考慮できるからである。
この種の製品確認のため、異なる原稿製品は、マスク
密度のスペクトル推移に関しても3つの色素のスペクト
ル吸収曲線の位置および巾に関しても部分的に相互に異
なると云う事実を利用できる(吸収曲線の差異にもとづ
く確認法は、例えば、米国特許第4,422,752号に記載さ
れている)。スペクトルマスク密度DM(λ)の測定につ
いてはすでに説明した。3つの吸収曲線のスペクトル推
移の推定は、例えば、多数の走査範囲スペクトル値にも
とづき、各波長範囲について各走査スペクトルの最大密
度値(または同等の最小透過度)を求めることによって
行う。この場合も、かくして求めたスペクトルデータを
原稿マスクスペクトルに関して正規化すれば有利であ
る。
求めたデータにもとづき、公知のパターン/信号確認
法によって原稿製品の分類を実施できる(例えば、ニー
マン(Niemann):“メソーデン デァー ムスターエ
ルケンヌング (Methoden der Mustererkennung)”、
フランクフルト/マイン(Frankfurt/Main)、アカデ
ム.フェルラークスゲゼルシャフト(Akadem.Verlagsge
sellschaft,1974:ファン トリース (Van Trees):
“検出、判断及び調整理論(Detection,Estimation and
Modulation Theory)",ニューヨーク(New York),ウ
イレイ(Wiley),1968を参照されたい)。この種の原稿
製品確認は、公知の測定法によっては全くまたは少くと
も同等の精度では実施できない。もちろん、透明ポジの
プリント原稿の場合も、本発明に係る方法は製品確認ま
たは区別に関して有利である。
第5図から明らかな如く、プリント材料のスペクトル
感度Ei(λ)は、比較的急勾配のフランクを特徴とす
る。対応して、上記曲線は、比較的高いスペクトル分解
能(約1〜3nm、好ましくは、約2nm)でプロットしなけ
ればならず、上述の計算のために記憶する。一方、第3,
4図に示した如く、プリント原稿のスペクトル密度値D
(λ)は、比較的なだらかなフランクを有する。従っ
て、プリント原稿のスペクトル測定には、約5〜40nm
(好ましくは、約10〜20nm)の本質的に低いスペクトル
分解能で十分である。この事実は、本発明の別のアスペ
クトにもとづき、プリント原稿のスペクトル測定のため
の測定技術的経費を比較的低く抑えるのに利用できる。
既述の如く、色成分を求めるには、記憶されたスペク
トル感度曲線と測定せる走査範囲スペクトルとを数値結
合(加重)する必要がある。このためには、同一の分解
能を有する二組のデータが必要である。このため、本発
明の別の重要なアスペクトにもとづき、測定されたスペ
クトル値Dλが、内挿せる中間値λとともに、記憶さ
れた感度曲線Ei(λ)(第12a図)と同一のスペクトル
感度を有するよう、低い分解能で測定した走査範囲スペ
クトル値Dλ(第12b図)から適切な内挿法(例えば、
三次のスプライン法)によって中間値λを計算する。
更に、第12d図に、第12c図の測定値Dλおよび中間値
λと第12a図の記憶された数値Ei(λ)とを結合した結
果を示した。
第5図から明らかな如く、各種プリント材料のスペク
トル感度の間には大きい差がある。従って、1つのプリ
ント材料から別のプリント材料へ切換えた場合、原稿が
同一であっても、プリント材料に適合した測定値(色成
分)は大きい変動を受ける。この事実は、プリント原稿
を色調解析する場合(皮膚の色および色調的に中立の面
の確認、照明カラースポット、etc.の確認)、もちろ
ん、不利に作用する。従って、プリント原稿の色調解析
のため、本発明の別のアスペクトにもとづき、プリント
材料の感度ではなくプリント原稿のスペクトル吸収曲線
に適合した一定の測定値を使用する。この場合、通常の
プリント原稿の吸収曲線が比較的低い極大値を有し(第
11図)、極大値のスペクトル位置が、異なる製品の間で
あまり変化しないことが(第6,7図参照)好ましい。か
くして、モチーフ特有の測定値を(十分に)原稿製品に
関係なく一様に求めることができる。この場合、450nm
(黄色素について)、550nm(紫色素について)および6
95nm(シアン色素について)の近傍に極大値を有する細
い感度(巾約10nm)によってスペクトル密度値(および
内挿せる中間値)を加重する。上記感度をGi(λ)(i
=黄、紫、シアン)で表わせば、下式にもとづき、各走
査範囲について、測定せる(および、場合によっては、
内挿せる)スペクトル密度値Dλおよびマスクのスペク
トル密度値DMλから原稿に適合した測定値DViが得られ
る。
即ち、本発明に係る方法のこの実施例にもとづき、プ
リント原稿の各走査範囲についてスペクトル測定値から
2組のデータ、即ち、プリント材料に適合した3つの色
成分Fiまたは対応する色密度Diとプリント原稿に適合し
た3つの色密度値DViとが得られる。色調的に中性の原
稿面が同じく色調的に中性のプリントを生ずることによ
り、プリント材料に適合した色密度Diを露出制御に利用
し、一方、原稿に適合した色密度DViを原稿内容の解析
およびこの解析にもとづく露出修正に利用できる。これ
は、例えば、基本的に、米国特許第4,092,067号、第4,1
01,216号、第4,279,505号および出願人の上記高性能プ
リンタの操作説明書に記載の方法の場合と同様に行い得
る。この場合、各走査範囲(像点)の測定値(色密度値
Di)は、当該の像点がある性質(例えば、色調の不平衡
(優勢色)、etc.)を有するか否かに応じて、異なる態
様で(例えば、異なる重みで)焼付光量の計算に組入れ
る。ある基準に対する像点の結合のチェックは、公知の
方法の場合、焼付光量の計算に使用する測定値と同一の
プリント材料に適合した測定値にもとづいて行うが、本
発明に係る方法の場合は、プリント原稿に適合した特殊
な測定値にもとづいて行う。換言すれば、どの像点をど
の様に焼付光量の計算に組入れるかと云う決定は、プリ
ント原稿に適合した色密度値DViにもとづいて行うが、
焼付光量の本来の計算は、プリント材料に適合した色成
分Fiまたは対応する色密度Diにもとづいて行う。
プリント材料に適合した一組のデータおよびプリント
原稿の材料に適合した別個の一組のデータにもとづき露
出制御を行うと云う前述の本発明に係る方式は、上述の
理由からプリント原稿の光電スペクトル走査に対して最
も合目的的で最も有利であるが、もちろん、この種の走
査に限定されるものではない。もちろん、2組のデータ
(色成分Fiまたは対応する色密度Diおよび別個の色成分
または色密度DVi)は、通常の態様で、例えば、対応す
る光学的過によって求めることもできる。
焼付特性が平均値と明らかに異なるプリント原稿は、
概ね、マスクスペクトルの明確な差を特徴とする。第9
図に、4種のプリント原稿製品(ネガフイルム)の(測
定せる)マスク(密度)スペクトルDM(λ)を示した。
かくして、簡単な方法によって、特定の製品を良好に区
別または確認できる。即ち、例えば、確認のためには、
記憶された基準マスクスペクトルと測定せる(または上
述の如く推定せる)マスクスペクトルとの差を計算すれ
ばよい。適切な補足特徴として、ある波長(例えば、40
nm、530nm、580nm)のマスクスペクトルの勾配を使用す
ることもできる。
第10図に示した如く、測定して当該のマスクスペクト
ルに対して正規化した密度スペクトルD(λ)の量、
即ち、測定して正規化した当該の最大スペクトル密度値
λの総量に関して鎖線で示した上部分絡線Sup
(λ)を求めれば、プリント原稿の3つの色素の実際の
吸収曲線の性質を示す曲線が得られる。上記曲線の赤範
囲および青範囲の各極大値MR,MBから例えば0.3密度単位
だけ小さい点R1,R2,B1,B2のスペクトル位置(波長)、
緑範囲の極大値MGから例えば0.1密度単位だけ小さい点G
1,G2のスペクトル位置および3つの極大値MR,MB自体の
密度値(高さ)は、マスクペクトルに加えて、フイルム
種類確認の特徴として使用できる。第11図に、比較のた
め、上記プリント原稿の実際の(1に対して正規化せ
る)吸収曲線を示した。同図から明らかな如く、上部包
絡線と実際の曲線とは極めて良好に一致する。
異なる原稿製品の確認または区別は、通常の態様で、
例えば、米国特許第4,150,894号および上記公報に引用
の刊行物に記載の如く、露出制御機構の操作に利用でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係るカラープリント機の略図、第2
図は、第1図のプリント機の測定装置の略図、第3〜12
図は、本発明に係る方法を説明するためのグラフであ
る。 1……焼付光源、2……カラーシャッタ、3……結像光
学系、4……光電測定装置、5……電子式露出制御機
構、6……計算機、A……光電変換器のパネル、L……
測定光、N……プリント原稿

Claims (25)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プリント原稿を範囲に基づき光電走査して
    カラー写真プリンタの露出を制御する方法であって、プ
    リント原稿の各走査範囲について、プリント材料のスペ
    クトル感度曲線に適合した色成分値を求め、対応する基
    準値と比較して上記色成分値から所要の焼付け光量を求
    める形式のものにおいて、プリント原稿の各走査範囲か
    ら来る測定光を多数の細いスペクトル範囲に分解し、各
    スペクトル範囲についてスペクトル値を測定し、プリン
    ト材料のスペクトル感度曲線に対応するスペクトル値の
    加重または評価および積分または加算によって色成分値
    を求めることを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】スペクトル値の測定は、スペクトル値の加
    重または評価および積分または加算に用いられるよりも
    粗い波長ラスタにより低い解析で行い、測定されない中
    間スペクトル値を補間することを特徴とする請求項第1
    項記載の方法。
  3. 【請求項3】スペクトル値を5〜40nmの分解能で測定す
    ることを特徴とする請求項第2項記載の方法。
  4. 【請求項4】スペクトル値および中間スペクトル値の加
    重または評価および積分または加算を1〜3nmの分解能
    で行うことを特徴とする請求項第2項記載の方法。
  5. 【請求項5】スペクトル値の加重または評価は、スペク
    トル値を測定する光電測定装置の感度に対応する調節に
    よって行われることを特徴とする請求項第1〜4項記載
    のうちの1つに記載の方法。
  6. 【請求項6】各走査範囲から来る測定光をスペクトル分
    解し、光電測定装置の裂に配置した光電センサへ向け、
    各光電センサに異なる狭い波長範囲の光を送ることを特
    徴とする請求項第1〜5項記載のうちの1つに記載の方
    法。
  7. 【請求項7】プリント原稿の光電走査時に、それぞれ、
    多数の走査範囲を含むプリント原稿を同時に測定し、上
    記プリント原稿から来る全測定光をスペクトル分解し、
    光電測定装置の1つの列に属する光電センサには同一走
    査範囲の、しかしながら、波長範囲の異なる光が送ら
    れ、1つの行に属する光電センサは、異なる走査範囲
    の、しかしながら、同一波長範囲の光が送られるよう、
    行列に配置した光電センサのパネルにプリント原稿を結
    像することを特徴とする請求項第1〜6項記載のうちの
    1つに記載の方法。
  8. 【請求項8】電荷結合光電変換器を光電センサとして使
    用することを特徴とする請求項第6項または第7項に記
    載の方法。
  9. 【請求項9】被測光のスペクトル分解のため、プリズ
    ム、スペクトルフィルタまたは回折格子を使用すること
    を特徴とする請求項第6項または第7項に記載の方法。
  10. 【請求項10】プリント原稿のマスクのスペクトル値を
    求め、プリント原稿の解析時および/または焼付光量の
    計算時に一緒に考慮することを特徴とする請求項第1〜
    9項記載のうちの1つに記載の方法。
  11. 【請求項11】プリント材料上にプリント原稿を結像す
    る投影装置と、プリント原稿を範囲にもとづき光電走査
    し、この際、各走査範囲についてプリント材料のスペク
    トル感度曲線に適合した色成分値を求める測定装置と、
    測定装置および投影装置と共働してプリント材料に送ら
    れる焼付光量を定める露出制御機構とを有するカラー写
    真プリンタにおいて、測定装置が、プリント原稿の各走
    査範囲から来る測定光を多数の細いスペクトル範囲に分
    解し、各スペクトル範囲についてスペクトル値を形成す
    る分光手段と、スペクトル感度曲線に対応するスペクト
    ル値の加重または評価および積分または加算によって上
    記スペクトル値から露出制御の基準をなす色成分値を求
    める電子計算手段とを含むことを特徴とするプリンタ。
  12. 【請求項12】分光手段が、プリズム、スペクトルフィ
    ルタまたは回折格子を含むことを特徴とする請求項第11
    項記載のプリンタ。
  13. 【請求項13】分光手段が、光電測定装置の光電センサ
    の感度に関してスペクトル値の加重または評価を行う電
    子手段を含むことを特徴とする請求項第11項または第12
    項記載のプリンタ。
  14. 【請求項14】電子計算手段が、プリント材料のスペク
    トル感度曲線の記憶装置と、記憶した感度曲線によって
    測定したスペクトル値の加重または評価を行う計算機と
    を含むことを特徴とする請求項第11〜13項のうちの1つ
    に記載のプリンタ。
  15. 【請求項15】計算機が、測定したスペクトル値から中
    間スペクトル値を内挿し、色成分値の決定に関連させる
    ことを特徴とする請求項第14項記載のプリンタ。
  16. 【請求項16】分光手段が、約5〜約40nmの分解能で働
    くことを特徴とする請求項第11〜15項のうちの1つに記
    載のプリンタ。
  17. 【請求項17】分光手段が、電荷結合光電変換器の1次
    元または2次元フィールドを有することを特徴とする請
    求項第11〜16項のうちの1つに記載のプリンタ。
  18. 【請求項18】プリント原稿を範囲にもとづき光電走査
    してカラー写真プリンタの露出を制御する方法であっ
    て、プリント原稿の各走査範囲について、プリント材料
    のスペクトル感度曲線に適合した色成分値を求め、対応
    する基準値と比較して上記色成分値から所要の焼付光量
    を求め、さらにプリント原稿の各走査範囲の色組成を所
    定の基準に基づき解析し、上記解析に基づき、焼付光量
    を求める際にプリント原稿の当該の走査範囲の色成分値
    を考慮するか否かを且つまたどの様に考慮するかを決定
    する形式のものにおいて、プリント原稿の各走査範囲か
    ら来る測定光を多数の細いスペクトル範囲に分解し、各
    スペクトル範囲についてスペクトル値を測定し、プリン
    ト原稿の各走査範囲について、プリント材料に適合した
    色成分値以外に、プリント原稿の材料のスペクトル吸収
    曲線に適合した別個の色成分値を求め、プリント原稿材
    料に適合した別個の上記色成分値に基づき、プリント原
    稿の走査範囲の解析を行うことを特徴とする方法。
  19. 【請求項19】別個の色成分値を求めるため、プリント
    原稿の材料の色素のスペクトル吸収が最大値を示すよう
    なスペクトル範囲において原稿の主査範囲を光電測定す
    ることを特徴とする請求項第18項記載の方法。
  20. 【請求項20】プリント原稿の材料のマスクの透過度ま
    たは密度を求め、別個の色成分値を求める際、上記プリ
    ント原稿の材料の色素のスペクトル吸収が最大値を示す
    ようなスペクトル範囲の測定値を上記スペクトル範囲の
    マスクの透過度で除するか、上記スペクトル範囲のマス
    クの密度だけ減少することによって、マスクの透過度ま
    たは密度に対して測定値を標準化することを特徴とする
    請求項第18項または第19項記載の方法。
  21. 【請求項21】上記スペクトル範囲が、ほぼ450nm、550
    nmおよび695nmにあり、その帯域巾がそれぞれ約10nmで
    あることを特徴とする請求項第19項記載の方法。
  22. 【請求項22】プリント原稿の各走査範囲を分光走査
    し、分光走査時に得られたスペクトル値を電子的にまた
    は計算的に濾過することによって、プリント材料に適合
    した色成分値および/またはプリント原稿に適合した別
    個の色成分値を求めることを特徴とする請求項第18〜21
    項のうちの1つに記載の方法。
  23. 【請求項23】プリント原稿がフィルムである場合にお
    いて、該フィルムのマスクのスペクトル値からフィルム
    の種類を確認することを特徴とする請求項第22項記載の
    方法。
  24. 【請求項24】フィルムの材料のマスクのスペクトル透
    過度または密度を標準化することによりスペクトル値を
    求め、該標準化されたスペクトル値に基づいてフィルム
    の種類の確認することを特徴とする請求項第23項に記載
    の方法。
  25. 【請求項25】プリント材料上にプリント原稿を結像す
    る投影装置と、プリント原稿を範囲にもとづき光電走査
    し、この際、各走査範囲についてプリント材料のスペク
    トル感度曲線に適合した色成分値を求め、測定装置およ
    び投影装置と共働してプリント材料に送られる焼付光量
    を定める露出制御機構とを有するカラー写真プリンタに
    おいて、測定装置が、プリント原稿の各走査範囲から来
    る測定光を多数の細いスペクトル範囲に分解し、各スペ
    クトル範囲についてスペクトル値を形成する分光手段
    と、プリント原稿の各走査範囲について、プリント材料
    に適合した色成分値以外に、プリント原稿のスペクトル
    吸収曲線に適合した別個の色成分値を求める補助手段を
    含むことを特徴とするプリンタ。
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