JP2747741B2 - 洗車機 - Google Patents
洗車機Info
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- JP2747741B2 JP2747741B2 JP27506690A JP27506690A JP2747741B2 JP 2747741 B2 JP2747741 B2 JP 2747741B2 JP 27506690 A JP27506690 A JP 27506690A JP 27506690 A JP27506690 A JP 27506690A JP 2747741 B2 JP2747741 B2 JP 2747741B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- avoidance
- vehicle
- blower nozzle
- level
- lifting
- Prior art date
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- Vehicle Cleaning, Maintenance, Repair, Refitting, And Outriggers (AREA)
- Drying Of Solid Materials (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、自動車の洗浄および乾燥を自動的に連続
して行うタイプの洗車機に関する。
して行うタイプの洗車機に関する。
[従来技術] 一般に、この種の洗車機においては、自動車の車体に
ルーフキャリア、タクシー表示灯、スポイラー等の突出
物が取り付けられていると、洗浄用ブラシや乾燥用ブロ
ワノズルがこうした部分に接して破損させる危険がある
ため、前記突出物付近に至るとブラシやブロワノズルを
上方に回避させて破損を防止していた。この場合、前記
ブラシやブロワノズルは一定の上方待機位置に回避保持
されるため、この回避状態ではブラシによる洗浄はもち
ろんブロワノズルによる乾燥効果も得られないのが実情
であった。
ルーフキャリア、タクシー表示灯、スポイラー等の突出
物が取り付けられていると、洗浄用ブラシや乾燥用ブロ
ワノズルがこうした部分に接して破損させる危険がある
ため、前記突出物付近に至るとブラシやブロワノズルを
上方に回避させて破損を防止していた。この場合、前記
ブラシやブロワノズルは一定の上方待機位置に回避保持
されるため、この回避状態ではブラシによる洗浄はもち
ろんブロワノズルによる乾燥効果も得られないのが実情
であった。
[発明が解決すべき課題] ところでブロワノズルは、回避状態であってもブロワ
ノズルを必要最小限の車体に接近した位置で回避するよ
うにすれば、その噴出空気が車体に当たり前記突出物部
分の乾燥を促進することができる。よって、この発明の
課題とするところは、回避状態におけるブロワノズルを
上方待機位置より低い車体と接近した位置で回避させ、
回避部分の乾燥ができないかという点にある。
ノズルを必要最小限の車体に接近した位置で回避するよ
うにすれば、その噴出空気が車体に当たり前記突出物部
分の乾燥を促進することができる。よって、この発明の
課題とするところは、回避状態におけるブロワノズルを
上方待機位置より低い車体と接近した位置で回避させ、
回避部分の乾燥ができないかという点にある。
[課題を解決するための手段] この発明は、通常は上方の待機位置に保持され作動時
に下降され自動車の上面形状に沿って昇降する乾燥用ブ
ロワノズルを備え、自動車車体の洗浄後に同車体の乾燥
を連続して行うタイプの洗車機において、自動車の上面
レベルを設定する上面レベル設定手段、洗車機の自動車
に対する前後作動位置を検出する作動位置検出手段、前
記ブロワノズルを下降および上昇させると共に上記上方
待機位置より下方の所定位置に保持する機能を備えた昇
降手段、該昇降手段による前記ブロワノズルの昇降位置
を検出する昇降位置検出手段、前記昇降手段を作動させ
てブロワノズルを車体面から離反動作させるべく自動車
に対する前後の回避開始位置と回避終了位置とを与える
回避位置設定手段、前記上面レベル設定手段で設定した
自動車の上面レベルに応じて、前記回避位置設定手段で
与える回避開始位置および回避終了位置に基づいて行わ
れる離反動作におけるブロワノズルの高さ位置を回避レ
ベルとして前記上方待機位置より下方に設定可能な回避
レベル設定手段、乾燥動作に伴い作動位置検出手段で検
出した作動位置が回避位置設定手段で与える回避開始位
置に至ると、昇降位置検出手段で与える昇降位置が回避
レベル設定手段で設定した回避レベルに至るまで昇降手
段を作動させ、この回避レベルにブロワノズルを保持
し、また同じく回避終了位置に至ると、昇降手段を作動
させて回避レベルに保持されたブロワノズルを自動車上
面に沿う位置へ下降させるよう制御する制御手段とを備
えて、上記課題の解決をはかったものである。
に下降され自動車の上面形状に沿って昇降する乾燥用ブ
ロワノズルを備え、自動車車体の洗浄後に同車体の乾燥
を連続して行うタイプの洗車機において、自動車の上面
レベルを設定する上面レベル設定手段、洗車機の自動車
に対する前後作動位置を検出する作動位置検出手段、前
記ブロワノズルを下降および上昇させると共に上記上方
待機位置より下方の所定位置に保持する機能を備えた昇
降手段、該昇降手段による前記ブロワノズルの昇降位置
を検出する昇降位置検出手段、前記昇降手段を作動させ
てブロワノズルを車体面から離反動作させるべく自動車
に対する前後の回避開始位置と回避終了位置とを与える
回避位置設定手段、前記上面レベル設定手段で設定した
自動車の上面レベルに応じて、前記回避位置設定手段で
与える回避開始位置および回避終了位置に基づいて行わ
れる離反動作におけるブロワノズルの高さ位置を回避レ
ベルとして前記上方待機位置より下方に設定可能な回避
レベル設定手段、乾燥動作に伴い作動位置検出手段で検
出した作動位置が回避位置設定手段で与える回避開始位
置に至ると、昇降位置検出手段で与える昇降位置が回避
レベル設定手段で設定した回避レベルに至るまで昇降手
段を作動させ、この回避レベルにブロワノズルを保持
し、また同じく回避終了位置に至ると、昇降手段を作動
させて回避レベルに保持されたブロワノズルを自動車上
面に沿う位置へ下降させるよう制御する制御手段とを備
えて、上記課題の解決をはかったものである。
上記回避位置設定手段は、下記実施例においては制御
ボード35に含まれ、第9図ステップ(41)〜(47)のよ
うに機能する。回避開始位置とは実施例の回避始点MSに
相当し、回避終了位置とは実施例の回避終点MEに相当す
る。また上記回避レベル設定手段も下記実施例の制御ボ
ード35に含まれ、回避レベルは第8図において得るメモ
リMHに基づいて第11図ステップ(67)のように設定され
る。
ボード35に含まれ、第9図ステップ(41)〜(47)のよ
うに機能する。回避開始位置とは実施例の回避始点MSに
相当し、回避終了位置とは実施例の回避終点MEに相当す
る。また上記回避レベル設定手段も下記実施例の制御ボ
ード35に含まれ、回避レベルは第8図において得るメモ
リMHに基づいて第11図ステップ(67)のように設定され
る。
[実施例] 以下その実施例について図面を基に説明する。
第1図は本発明一実施例の正面説明図、第2図は同側
面説明図である。1は洗車機本体で、門型に形成されレ
ール2・2上を自動車を跨ぐように往復走行する。3・
3は洗車機本体1の走行用モータで、車輪4・4を駆動
する。5はモータ3・3の出力シャフトに取り付けられ
たロータリーエンコーダで、シャフトの所定回転ごとに
パルス出力するもので、洗車機本体1の走行位置の検出
に用いられる。
面説明図である。1は洗車機本体で、門型に形成されレ
ール2・2上を自動車を跨ぐように往復走行する。3・
3は洗車機本体1の走行用モータで、車輪4・4を駆動
する。5はモータ3・3の出力シャフトに取り付けられ
たロータリーエンコーダで、シャフトの所定回転ごとに
パルス出力するもので、洗車機本体1の走行位置の検出
に用いられる。
6は上面洗浄ブラシで、昇降装置7により昇降され主
に自動車上面をブラッシングする。この昇降装置7に
は、上面洗浄ブラシ6の昇降位置を検出するためのロー
タリーエンコーダ8が取り付けられている。9・9は側
面洗浄ブラシで、左右対称位置に対をなして設けられ自
動車の前後・両側面をブラッシングする。10〜14はいず
れも散布ノズルで、ノズル10・14は主に洗浄水を、ノズ
ル11・13は洗剤を、ノズル12はワックスをそれぞれ散布
する。15は上面乾燥用のブロワノズル、16・16は側面乾
燥用のブロワノズルで、洗車機本体1に内蔵されるブロ
ワ17・17とダクト18を介して接続し、自動車の車体面に
空気を噴射し洗車に伴い車体に付着した洗浄水を吹き落
とす。19は上面乾燥用ブロワノズル15と関連して動作す
る車体検出ユニット、20は洗車機本体1の前面に設けら
れる操作パネルで、詳しくは後述する。
に自動車上面をブラッシングする。この昇降装置7に
は、上面洗浄ブラシ6の昇降位置を検出するためのロー
タリーエンコーダ8が取り付けられている。9・9は側
面洗浄ブラシで、左右対称位置に対をなして設けられ自
動車の前後・両側面をブラッシングする。10〜14はいず
れも散布ノズルで、ノズル10・14は主に洗浄水を、ノズ
ル11・13は洗剤を、ノズル12はワックスをそれぞれ散布
する。15は上面乾燥用のブロワノズル、16・16は側面乾
燥用のブロワノズルで、洗車機本体1に内蔵されるブロ
ワ17・17とダクト18を介して接続し、自動車の車体面に
空気を噴射し洗車に伴い車体に付着した洗浄水を吹き落
とす。19は上面乾燥用ブロワノズル15と関連して動作す
る車体検出ユニット、20は洗車機本体1の前面に設けら
れる操作パネルで、詳しくは後述する。
第3図は上記上面乾燥用のブロワノズル15部および車
体検出ユニット19部を示す正面図である。車体検出ユニ
ット19は、洗車エリアを挾んで対称に設けられたキャリ
ア21・21に取り付けられ、発光器22aと受光器22bとを対
向させた光電スイッチ22−1〜22−5を複数(本例では
5個)設けている。この光電スイッチ22−1〜22−5は
第4図に示すよう配置され、洗車機本体1の前側Fに4
個の光電スイッチ22−1〜22−4が、後方Rの上寄りに
1個の光電スイッチ22−5が配されている。キャリア21
・21は、垂直なレール23に沿って昇降自在に形成され、
チェーン24およびシャフト25を介しモータ26により上昇
・下降および定位置保持といった動作を行う。モータ26
はインバータにより駆動され、光電スイッチ22からの信
号に応じて可変速制御される。32は前記モータ26の出力
シャフトに取り付けられたロータリーエンコーダ、33・
34はキャリア21の上限位置および下限位置を検出するリ
ミットスイッチである。従って、車体検出ユニット19が
洗車エリアにある自動車の上面を光電スイッチ22が常に
所定の状態で検知するようキャリア21・21を昇降させ、
これに伴うロータリーエンコーダ32からの信号をカウン
トして車体検出ユニット19の昇降位置を求めれば、車体
上面レベルを連続して検出できる。なお、車体検出ユニ
ット19はリミットスイッチ33で与える上限位置(待機位
置)に保持され、車体上面レベルの検出時には一旦リミ
ットスイッチ34で与える下限位置まで降下される。
体検出ユニット19部を示す正面図である。車体検出ユニ
ット19は、洗車エリアを挾んで対称に設けられたキャリ
ア21・21に取り付けられ、発光器22aと受光器22bとを対
向させた光電スイッチ22−1〜22−5を複数(本例では
5個)設けている。この光電スイッチ22−1〜22−5は
第4図に示すよう配置され、洗車機本体1の前側Fに4
個の光電スイッチ22−1〜22−4が、後方Rの上寄りに
1個の光電スイッチ22−5が配されている。キャリア21
・21は、垂直なレール23に沿って昇降自在に形成され、
チェーン24およびシャフト25を介しモータ26により上昇
・下降および定位置保持といった動作を行う。モータ26
はインバータにより駆動され、光電スイッチ22からの信
号に応じて可変速制御される。32は前記モータ26の出力
シャフトに取り付けられたロータリーエンコーダ、33・
34はキャリア21の上限位置および下限位置を検出するリ
ミットスイッチである。従って、車体検出ユニット19が
洗車エリアにある自動車の上面を光電スイッチ22が常に
所定の状態で検知するようキャリア21・21を昇降させ、
これに伴うロータリーエンコーダ32からの信号をカウン
トして車体検出ユニット19の昇降位置を求めれば、車体
上面レベルを連続して検出できる。なお、車体検出ユニ
ット19はリミットスイッチ33で与える上限位置(待機位
置)に保持され、車体上面レベルの検出時には一旦リミ
ットスイッチ34で与える下限位置まで降下される。
ブロワノズル15は両側方にアーム27・27を延出し、そ
の端部をキャリア21・21により担持されてキャリア21・
21の昇降に伴い上下動する。28・28はブロワノズル15の
係止装置で、前記アーム27・27と係合する係止アーム29
と、係止アーム29を係合する方向に付勢するバネ30と、
バネ30の付勢に抗して係止アーム29・29の係合を解くよ
う動作するソレノイド31・31とからなっている。
の端部をキャリア21・21により担持されてキャリア21・
21の昇降に伴い上下動する。28・28はブロワノズル15の
係止装置で、前記アーム27・27と係合する係止アーム29
と、係止アーム29を係合する方向に付勢するバネ30と、
バネ30の付勢に抗して係止アーム29・29の係合を解くよ
う動作するソレノイド31・31とからなっている。
ここで洗浄工程等の乾燥に先立つ工程においては、係
止装置28・28によりブロワノズル15を係止したままキャ
リア21・21を昇降させ、光電スイッチ22−1〜22−4お
よびロータリーエンコーダ32からの信号に基づき車体上
面レベルの検出を行う。また乾燥工程においては、ソレ
ノイド31・31を作動させて係止装置28・28の係合を解
き、ブロワノズル15をキャリア21・21に担持させて昇降
させ車体面の乾燥をはかる。この乾燥工程では光電スッ
チ22−4・22−5からの車体検出信号に基づいてキャリ
ア21・21を昇降させ、ブロワノズル15を車体上面に沿っ
て移動させる。
止装置28・28によりブロワノズル15を係止したままキャ
リア21・21を昇降させ、光電スイッチ22−1〜22−4お
よびロータリーエンコーダ32からの信号に基づき車体上
面レベルの検出を行う。また乾燥工程においては、ソレ
ノイド31・31を作動させて係止装置28・28の係合を解
き、ブロワノズル15をキャリア21・21に担持させて昇降
させ車体面の乾燥をはかる。この乾燥工程では光電スッ
チ22−4・22−5からの車体検出信号に基づいてキャリ
ア21・21を昇降させ、ブロワノズル15を車体上面に沿っ
て移動させる。
第5図は上記実施例の制御系を示すブロック図であ
る。35はマイクロコンピュータを含む制御ボード、36は
制御ボード35からの信号出力に応じてモータ駆動用のイ
ンバータやエアシリンダ駆動用の電磁弁等の通電操作を
行う駆動ボードである。制御ボード35では、操作パネル
20における操作入力に応じて駆動ボード36へ信号出力し
洗車を実行させると共に、前記各エンコーダ5・8・32
および車体検出ユニット19からの信号をモニタして後述
する所定の制御を行う。また制御ボード35は、所定の制
御データを記憶したROM37と、前記各エンコーダ5・32
および車体検出ユニット19からの信号を基に得た車高デ
ータを記憶するRAM38とを備えている。
る。35はマイクロコンピュータを含む制御ボード、36は
制御ボード35からの信号出力に応じてモータ駆動用のイ
ンバータやエアシリンダ駆動用の電磁弁等の通電操作を
行う駆動ボードである。制御ボード35では、操作パネル
20における操作入力に応じて駆動ボード36へ信号出力し
洗車を実行させると共に、前記各エンコーダ5・8・32
および車体検出ユニット19からの信号をモニタして後述
する所定の制御を行う。また制御ボード35は、所定の制
御データを記憶したROM37と、前記各エンコーダ5・32
および車体検出ユニット19からの信号を基に得た車高デ
ータを記憶するRAM38とを備えている。
操作パネル20には、洗車コース選択キー41、スタート
キー42、回避位置設定キー43が備えられ、選択キー41で
希望の洗車コースを選択しスタートキー42を押せば洗車
を開始することができる。回避位置設定キー43は、タク
シー表示灯やルーフキャリアといった洗車を回避すべき
部分が所定位置にある場合に使用する対象物指定キー43
1と、対象物指定キーでは回避できない部分の回避を行
う回避操作キー432とからなっている。ここで、洗車開
始に際し対象物指定キー431で回避すべき部分を指定し
ておけば、タクシー表示灯やルーフキャリアといった指
定対象物にブラシやブロワノズルを接触させることなく
回避して洗車を実行させることができる。また、対象物
指定キー431では指定できない回避部分は、洗車中にブ
ラシまたはブロワノズルが回避すべき位置に至ったとき
に回避操作キー432を操作すれば、ブラシまたはブロワ
ノズルを自動車から離反させることができる。回避操作
キー432において、「昇降」キーを押せば上面洗浄ブラ
シ6を昇降操作でき、「開閉」キーを押せば側面洗浄ブ
ラシ9・9を開閉操作できる。
キー42、回避位置設定キー43が備えられ、選択キー41で
希望の洗車コースを選択しスタートキー42を押せば洗車
を開始することができる。回避位置設定キー43は、タク
シー表示灯やルーフキャリアといった洗車を回避すべき
部分が所定位置にある場合に使用する対象物指定キー43
1と、対象物指定キーでは回避できない部分の回避を行
う回避操作キー432とからなっている。ここで、洗車開
始に際し対象物指定キー431で回避すべき部分を指定し
ておけば、タクシー表示灯やルーフキャリアといった指
定対象物にブラシやブロワノズルを接触させることなく
回避して洗車を実行させることができる。また、対象物
指定キー431では指定できない回避部分は、洗車中にブ
ラシまたはブロワノズルが回避すべき位置に至ったとき
に回避操作キー432を操作すれば、ブラシまたはブロワ
ノズルを自動車から離反させることができる。回避操作
キー432において、「昇降」キーを押せば上面洗浄ブラ
シ6を昇降操作でき、「開閉」キーを押せば側面洗浄ブ
ラシ9・9を開閉操作できる。
次に、実施例の動作を説明する。以上の構成からなる
実施例では、洗車機本体1を1回ないし複数回にわたり
往復走行させ車体のブラッシングを伴う洗車を行い、最
終の復工程でブロワノズルを作動させて乾燥を行う。以
下その洗車動作要部を第6図を用いて説明する。
実施例では、洗車機本体1を1回ないし複数回にわたり
往復走行させ車体のブラッシングを伴う洗車を行い、最
終の復工程でブロワノズルを作動させて乾燥を行う。以
下その洗車動作要部を第6図を用いて説明する。
操作パネル20において洗車開始操作があれば、カウン
タC1に0セットし(1)、続いてキャリア21・21をリミ
ットスイッチ34で与える下限位置まで降下させ、カウン
タC2に初期値を代入する(2)。ここで、ブロワノズル
15は係止装置28・28によって係止されキャリア21・21の
みが降下する。また、カウンタC1は前記エンコーダ5の
パルス信号を計数して洗車機本体1の走行位置を与え、
カウンタC2はエンコーダ32のパルス信号を計数してキャ
リア21・21の昇降位置を与えるものである。こうして初
期動作を終えると、まず洗車機本体1を往行させ洗車を
開始する(3)。この最初の往工程においては、車体検
出ユニット19を作動させて車体の上面レベルを検出し、
その検出データを前記RAM38に記憶して上面洗車ブラシ
6およびブロワノズル15の昇降制御に活用する。
タC1に0セットし(1)、続いてキャリア21・21をリミ
ットスイッチ34で与える下限位置まで降下させ、カウン
タC2に初期値を代入する(2)。ここで、ブロワノズル
15は係止装置28・28によって係止されキャリア21・21の
みが降下する。また、カウンタC1は前記エンコーダ5の
パルス信号を計数して洗車機本体1の走行位置を与え、
カウンタC2はエンコーダ32のパルス信号を計数してキャ
リア21・21の昇降位置を与えるものである。こうして初
期動作を終えると、まず洗車機本体1を往行させ洗車を
開始する(3)。この最初の往工程においては、車体検
出ユニット19を作動させて車体の上面レベルを検出し、
その検出データを前記RAM38に記憶して上面洗車ブラシ
6およびブロワノズル15の昇降制御に活用する。
こうして第1往工程を実行し同工程が終了すればキャ
リア21・21をリミットスイッチ33で与える上限位置へ復
帰させ(4)、次工程へ移行する。ここで、操作パネル
20において選択された洗車が1往復洗車であれば、直ち
にステップ(5)より乾燥工程を実行し、2往復以上の
洗車であれば所定の各工程を実行した後にステップ
(5)より実行する。
リア21・21をリミットスイッチ33で与える上限位置へ復
帰させ(4)、次工程へ移行する。ここで、操作パネル
20において選択された洗車が1往復洗車であれば、直ち
にステップ(5)より乾燥工程を実行し、2往復以上の
洗車であれば所定の各工程を実行した後にステップ
(5)より実行する。
ステップ(5)において、係止装置28・28の係合を解
きブロワノズル15をキャリア21・21に担持させた状態
で、キャリア21・21を下限位置まで降下させる。ここ
で、洗車機本体1はこれ以前の往工程の終了に伴い側面
洗浄ブラシ9・9が自動車の後端位置まで至った状態で
停止しており、ブロワノズル15を下端位置まで降下させ
ても車体と接することはない。続いて洗車機本体1を復
行させて乾燥工程を実行し(6)、同工程を終了すれば
キャリア21・21と共にブロワノズル15を上限位置まで上
昇させ(7)、一連の洗車動作を終了する。
きブロワノズル15をキャリア21・21に担持させた状態
で、キャリア21・21を下限位置まで降下させる。ここ
で、洗車機本体1はこれ以前の往工程の終了に伴い側面
洗浄ブラシ9・9が自動車の後端位置まで至った状態で
停止しており、ブロワノズル15を下端位置まで降下させ
ても車体と接することはない。続いて洗車機本体1を復
行させて乾燥工程を実行し(6)、同工程を終了すれば
キャリア21・21と共にブロワノズル15を上限位置まで上
昇させ(7)、一連の洗車動作を終了する。
第7図〜第9図は前記ステップ(3)の第1往工程に
おける要部動作を示すフローチャートで、第7図は車体
上面レベル検出時のキャリア21・21の昇降方法、第8図
はキャリア21・21の昇降に伴うエンコーダ32からのパル
ス入力時の割込み処理、第9図は洗車機本体1の走行に
伴うエンコーダ5からのパルス入力時の割込み処理をそ
れぞれ示している。
おける要部動作を示すフローチャートで、第7図は車体
上面レベル検出時のキャリア21・21の昇降方法、第8図
はキャリア21・21の昇降に伴うエンコーダ32からのパル
ス入力時の割込み処理、第9図は洗車機本体1の走行に
伴うエンコーダ5からのパルス入力時の割込み処理をそ
れぞれ示している。
第7図において、車体検出ユニット19の上側に位置す
る光電スイッチ22−4における光信号が車体に遮られ検
出状態にあると(11)、モータ26を高速駆動してキャリ
ア21・21を急速上昇させる(12)。上から2番目の光電
スイッチ22−3が検出状態にあると(13)、モータ26を
所定速度で駆動してキャリア21・21を上昇させる(1
4)。下側の位置する光電スイッチ21−1が非検出状態
にあると(15)、モータ26を高速で逆転してキャリア21
・21を急速降下させる(16)。下から2番目の光電スイ
ッチ22−2が非検出状態にあると(17)、モータ26を所
定速度で逆転してキャリア21・21を降下させる(18)。
また、上記以外の場合すなわち光電スイッチ22−1・22
−2が検出状態にあり光電スイッチ22−3・22−4が非
検出状態にあると、モータ26を停止してキャリア21・21
を一定位置に保持する(19)。
る光電スイッチ22−4における光信号が車体に遮られ検
出状態にあると(11)、モータ26を高速駆動してキャリ
ア21・21を急速上昇させる(12)。上から2番目の光電
スイッチ22−3が検出状態にあると(13)、モータ26を
所定速度で駆動してキャリア21・21を上昇させる(1
4)。下側の位置する光電スイッチ21−1が非検出状態
にあると(15)、モータ26を高速で逆転してキャリア21
・21を急速降下させる(16)。下から2番目の光電スイ
ッチ22−2が非検出状態にあると(17)、モータ26を所
定速度で逆転してキャリア21・21を降下させる(18)。
また、上記以外の場合すなわち光電スイッチ22−1・22
−2が検出状態にあり光電スイッチ22−3・22−4が非
検出状態にあると、モータ26を停止してキャリア21・21
を一定位置に保持する(19)。
このように、自動車の上面が常に光電スイッチ22−2
と22−3との間にあるようキャリア21・21を昇降させ、
これに伴うキャリアの位置を第8図のようにロータリー
エンコーダ32からのパルス信号をカウントし、車体上面
レベルを検出するのである。
と22−3との間にあるようキャリア21・21を昇降させ、
これに伴うキャリアの位置を第8図のようにロータリー
エンコーダ32からのパルス信号をカウントし、車体上面
レベルを検出するのである。
第8図において、ロータリーエンコーダ32よりパルス
信号が出力されると、まずその符号を確認してキャリア
21・21が上昇したのか下降したのかを判別する(21)。
上昇に伴うパルス信号と判断されればカウンタC2へ+1
カウントし(22)、下降に伴うパルス信号と判断されれ
ばカンウタC2へ−1カウントする(23)。続いてカウン
タC2の値と車体上面レベルのピーク値を与えるメモリMH
とを比較し(24)、C2の方が大きければメモリMHにC2の
値を代入する(25)。
信号が出力されると、まずその符号を確認してキャリア
21・21が上昇したのか下降したのかを判別する(21)。
上昇に伴うパルス信号と判断されればカウンタC2へ+1
カウントし(22)、下降に伴うパルス信号と判断されれ
ばカンウタC2へ−1カウントする(23)。続いてカウン
タC2の値と車体上面レベルのピーク値を与えるメモリMH
とを比較し(24)、C2の方が大きければメモリMHにC2の
値を代入する(25)。
従って、自動車の形状に応じて変化する車体上面レベ
ルはカウンタC2のカウント値として与えられ、このカウ
ント値は第9図に示すように洗車機本体1の単位走行ご
とに記憶される。またメモリMHには検出した車体上面レ
ベルの最高値が記憶されるが、この最高値はブロワノズ
ル15が回避動作する際の回避レベルの設定に使用され
る。
ルはカウンタC2のカウント値として与えられ、このカウ
ント値は第9図に示すように洗車機本体1の単位走行ご
とに記憶される。またメモリMHには検出した車体上面レ
ベルの最高値が記憶されるが、この最高値はブロワノズ
ル15が回避動作する際の回避レベルの設定に使用され
る。
第9図において、洗車機本体1の往行に伴いロータリ
ーエンコーダ5からパルス信号が出力されると、まずカ
ウンタC1へ+1カウントし(31)、このカウンタC1の値
に対するカウンタC2の値をテーブル化してRAM38へ書き
込む(32)。続いてカウンタC2の現在値と所定回数前の
カウント値との差を求め、車体上面レベルの変化率Rを
得てRAM38の前記テーブルへ書き込む(33)。次に洗車
開始時に対象物指定キー431の入力があったか否かを確
認し(34)、入力があればステップ(35)以降の処理を
実行する。
ーエンコーダ5からパルス信号が出力されると、まずカ
ウンタC1へ+1カウントし(31)、このカウンタC1の値
に対するカウンタC2の値をテーブル化してRAM38へ書き
込む(32)。続いてカウンタC2の現在値と所定回数前の
カウント値との差を求め、車体上面レベルの変化率Rを
得てRAM38の前記テーブルへ書き込む(33)。次に洗車
開始時に対象物指定キー431の入力があったか否かを確
認し(34)、入力があればステップ(35)以降の処理を
実行する。
まずフラグF1がセット(F1=1)されているか否かを
確認し(35)、リセット状態(F1=0)であれば前記変
化率Rに基づき所定以上の変化率が継続して検出されれ
ば、車体検出ユニット19では傾斜したフロントガラス面
を検出中であると判断し(36)、フラグF1をセットする
(37)。
確認し(35)、リセット状態(F1=0)であれば前記変
化率Rに基づき所定以上の変化率が継続して検出されれ
ば、車体検出ユニット19では傾斜したフロントガラス面
を検出中であると判断し(36)、フラグF1をセットする
(37)。
ステップ(35)でフラグF1がセットされていることが
確認されると、フラグF2がセットされているか否かを確
認し(38)、リセット状態であれば変化率Rが所定以下
となり自動車のルーフ面に達したと認められるか否かを
判断する(39)。ここでルーフ面に達したと判断すれ
ば、フラグF2をセットしメモリM1にカウンタC1の値を代
入する(40)。
確認されると、フラグF2がセットされているか否かを確
認し(38)、リセット状態であれば変化率Rが所定以下
となり自動車のルーフ面に達したと認められるか否かを
判断する(39)。ここでルーフ面に達したと判断すれ
ば、フラグF2をセットしメモリM1にカウンタC1の値を代
入する(40)。
ステップ(38)でフラグF2がセットされていることが
確認されると、フラグF3がセットされているか否かを確
認し(41)、リセット状態であればやはり変化率Rを参
照し、所定以上の急変化(急上昇)すなわち回避対象物
(始点)が認められるか否かを判断する(42)。ここで
急変化が認められれば、メモリMSにこの時のカウンタC1
の値に基づく回避位置データ(C1−S、Sは正の定数)
を代入しフラグF3をセットする(43)。またステップ
(42)で急変化が認められないまま前記ルーフ検出位置
M1より一定距離L1を越える走行があると(44)、対象部
指定キー431により指定された対象物に応じて予め設定
された所定値がメモリMS・MEへ記憶され、フラグF1・F2
はリセットされる(45)。
確認されると、フラグF3がセットされているか否かを確
認し(41)、リセット状態であればやはり変化率Rを参
照し、所定以上の急変化(急上昇)すなわち回避対象物
(始点)が認められるか否かを判断する(42)。ここで
急変化が認められれば、メモリMSにこの時のカウンタC1
の値に基づく回避位置データ(C1−S、Sは正の定数)
を代入しフラグF3をセットする(43)。またステップ
(42)で急変化が認められないまま前記ルーフ検出位置
M1より一定距離L1を越える走行があると(44)、対象部
指定キー431により指定された対象物に応じて予め設定
された所定値がメモリMS・MEへ記憶され、フラグF1・F2
はリセットされる(45)。
ステップ(41)でフラグF3がセットされていることが
確認されると、やはりカウンタC2のカウント値を参照
し、変化率が所定以上の急変化(急降下)すなわち回避
対象物の終点が認められるか否かを判断する(46)。こ
こで急変化が認められれば、メモリMEにこの時のカウン
タC1の値に基づく回避位置データ(C1+S)を代入しフ
ラグF1〜F3をリセットする(47)。
確認されると、やはりカウンタC2のカウント値を参照
し、変化率が所定以上の急変化(急降下)すなわち回避
対象物の終点が認められるか否かを判断する(46)。こ
こで急変化が認められれば、メモリMEにこの時のカウン
タC1の値に基づく回避位置データ(C1+S)を代入しフ
ラグF1〜F3をリセットする(47)。
このように、対象物指定キー431において回避入力が
あれば、前記変化率Rに基づいて自動車のフロントガラ
ス面およびルーフ面を検出して、更にルーフ面における
回避対象物の始点と終点を検出して記憶する(ステップ
(43)(47))。また回避対象物が検出できないとき
は、予め定められた広い範囲の回避位置をセットし(ス
テップ(45))、以後の動作において記憶した始点およ
び終点に基づき回避動作の開始/解除を行う。なおステ
ップ(32)でRAM38に作成されたテーブルは、上面洗浄
ブラシ6が車体上面に対し適正圧で作用するよう同ブラ
シを昇降制御するために用いられる。
あれば、前記変化率Rに基づいて自動車のフロントガラ
ス面およびルーフ面を検出して、更にルーフ面における
回避対象物の始点と終点を検出して記憶する(ステップ
(43)(47))。また回避対象物が検出できないとき
は、予め定められた広い範囲の回避位置をセットし(ス
テップ(45))、以後の動作において記憶した始点およ
び終点に基づき回避動作の開始/解除を行う。なおステ
ップ(32)でRAM38に作成されたテーブルは、上面洗浄
ブラシ6が車体上面に対し適正圧で作用するよう同ブラ
シを昇降制御するために用いられる。
第10図および第11図は第6図ステップ(6)の乾燥工
程時の動作を示すフローチャートで、第10図は洗車機本
体1の走行に伴うエンコーダ5からのパルス入力時の割
込み処理、第11図は乾燥工程におけるキャリア21・21の
昇降方法をそれぞれ示している。
程時の動作を示すフローチャートで、第10図は洗車機本
体1の走行に伴うエンコーダ5からのパルス入力時の割
込み処理、第11図は乾燥工程におけるキャリア21・21の
昇降方法をそれぞれ示している。
第10図において、洗車機本体1の復行に伴いロータリ
ーエンコーダ5からパルス信号が出力されると、まずカ
ウンタC1に−1カウントし(51)、続いてこのカウンタ
C1のカウント値に基づいてRAM38より記憶された変化率
Rを読み出し適正な昇降速度Vを設定する(52)。続い
てフラグF1がセットされているか否かを確認し(53)、
セットされていなければ、カウンタC1の値がRAM38に記
憶された回避終点MEに達したか否かを確認し(54)、ME
に達していればフラグF1・F2をセットする(55)。また
ステップ(53)でフラグF1がセットされていると確認さ
れれば、カウンタC1の値がRAM38に記憶された回避始点M
Sに達したか否かを確認し(56)、MSに達していればフ
ラグF3をセットする(57)。
ーエンコーダ5からパルス信号が出力されると、まずカ
ウンタC1に−1カウントし(51)、続いてこのカウンタ
C1のカウント値に基づいてRAM38より記憶された変化率
Rを読み出し適正な昇降速度Vを設定する(52)。続い
てフラグF1がセットされているか否かを確認し(53)、
セットされていなければ、カウンタC1の値がRAM38に記
憶された回避終点MEに達したか否かを確認し(54)、ME
に達していればフラグF1・F2をセットする(55)。また
ステップ(53)でフラグF1がセットされていると確認さ
れれば、カウンタC1の値がRAM38に記憶された回避始点M
Sに達したか否かを確認し(56)、MSに達していればフ
ラグF3をセットする(57)。
第11図において、まずフラグF1を確認し(61)、セッ
トされていれば回避位置に達したと判断して、更にフラ
グF2・F3を確認する(62)(63)。ここでフラグF2がセ
ットされていれば(62)。カウンタC2の値がメモリMHの
値に基づく回避レベル(MH+S)になるまでキャリア21
・21を急速上昇させ、フラグF2をリセットする(64)。
またフラグF3がセットされていれば(63)、キャリア21
・21を降下させ回避状態を解除し、フラグF1・F3をリセ
ットする(65)。
トされていれば回避位置に達したと判断して、更にフラ
グF2・F3を確認する(62)(63)。ここでフラグF2がセ
ットされていれば(62)。カウンタC2の値がメモリMHの
値に基づく回避レベル(MH+S)になるまでキャリア21
・21を急速上昇させ、フラグF2をリセットする(64)。
またフラグF3がセットされていれば(63)、キャリア21
・21を降下させ回避状態を解除し、フラグF1・F3をリセ
ットする(65)。
一方、本フローの前回実行時から今回までの間に操作
パネル20において回避操作キー432の操作入力があれば
(66)、ステップ(62)と同様にキャリア21・21を回避
レベルまで急速上昇させる(67)。また同様に回避操作
キー432において回避操作中のキーが繰返し操作入力さ
れれば、回避解除命令と判断して(68)、キャリア21・
21を降下させる(69)。
パネル20において回避操作キー432の操作入力があれば
(66)、ステップ(62)と同様にキャリア21・21を回避
レベルまで急速上昇させる(67)。また同様に回避操作
キー432において回避操作中のキーが繰返し操作入力さ
れれば、回避解除命令と判断して(68)、キャリア21・
21を降下させる(69)。
さて、上記のように回避動作中以外の場合において
は、光電スイッチ22−4・22−5からの信号に基づいて
キャリア21・21が昇降操作される。すなわち、自動車に
対し上方前側に位置する光電スイッチ22−5が検出状態
になると(70)、キャリア21・21を上昇させ(71)、他
方の光電スイッチ22−4が検出状態になると(72)、キ
ャリア21・21の昇降を停止し(73)、いずれも非検出で
あればRAM38に記憶された変化率Rの符号を確認し(7
4)、符号が正、すなわちブロワノズル15の作動方向に
対し昇り勾配であれば、キャリア21・21を降下させる
(75)。また、符号が負(降り勾配)であれば、キャリ
ア21・21の昇降を停止する(76)。なお、ここでのキャ
リア21・21の昇降速度は、前記ステップ(52)で与えら
れる昇降速度Vに設定される。
は、光電スイッチ22−4・22−5からの信号に基づいて
キャリア21・21が昇降操作される。すなわち、自動車に
対し上方前側に位置する光電スイッチ22−5が検出状態
になると(70)、キャリア21・21を上昇させ(71)、他
方の光電スイッチ22−4が検出状態になると(72)、キ
ャリア21・21の昇降を停止し(73)、いずれも非検出で
あればRAM38に記憶された変化率Rの符号を確認し(7
4)、符号が正、すなわちブロワノズル15の作動方向に
対し昇り勾配であれば、キャリア21・21を降下させる
(75)。また、符号が負(降り勾配)であれば、キャリ
ア21・21の昇降を停止する(76)。なお、ここでのキャ
リア21・21の昇降速度は、前記ステップ(52)で与えら
れる昇降速度Vに設定される。
このように実行される乾燥工程における、ブロワノズ
ル15の動作を説明したのが第12図で、回避動作時のブロ
ワノズル15の退避位置は、通常の上方待機位置より下方
にあり退避状態でもかなりの乾燥効果が期待できる。
ル15の動作を説明したのが第12図で、回避動作時のブロ
ワノズル15の退避位置は、通常の上方待機位置より下方
にあり退避状態でもかなりの乾燥効果が期待できる。
なお、この発明は上記実施例に限定されるものではな
く種々の実施態様が考えられる。例えば、公知の超音波
センサーを用いて検出したり、車種指定キー等により入
力される車種に応じて設定したりして、自動車の上面レ
ベルを設定しても良い。また回避レベルは、この上面レ
ベルに対し、回避対象物等にて応じてROM等に予め登録
されたデータを加味して設定しても良い。
く種々の実施態様が考えられる。例えば、公知の超音波
センサーを用いて検出したり、車種指定キー等により入
力される車種に応じて設定したりして、自動車の上面レ
ベルを設定しても良い。また回避レベルは、この上面レ
ベルに対し、回避対象物等にて応じてROM等に予め登録
されたデータを加味して設定しても良い。
[発明の効果] 以上の説明から明らかな通り、ブロワノズルが回避状
態にあっても、車体の上面レベルに基づいて上方待機位
置以下の低い回避レベルに保持可能となって、回避対象
となる車体部分にも噴出空気を作用させることができる
ようになり、回避部分の乾燥をはかることが可能とな
る。また、ブロワノズルの回避レベルは上方待機位置以
下の低い位置とすることができるため、上方待機位置ま
で昇降させる場合に較べて素早く上昇・下降させること
ができ、それだけ短時間で洗車処理することができる利
点もある。
態にあっても、車体の上面レベルに基づいて上方待機位
置以下の低い回避レベルに保持可能となって、回避対象
となる車体部分にも噴出空気を作用させることができる
ようになり、回避部分の乾燥をはかることが可能とな
る。また、ブロワノズルの回避レベルは上方待機位置以
下の低い位置とすることができるため、上方待機位置ま
で昇降させる場合に較べて素早く上昇・下降させること
ができ、それだけ短時間で洗車処理することができる利
点もある。
第1図は本発明一実施例の正面説明図。 第2図は同実施例の側面説明図。 第3図は同実施例の要部正面図。 第4図は同実施例の説明図。 第5図は同実施例の制御系を示すブロック図。 第6図〜第11図は同実施例の動作を説明するフローチャ
ート図。 第12図は同実施例の要部動作の説明図。 1は洗車機本体、5は作動位置検出手段たるロータリー
エンコーダ、6・8・8はブラシ、15はブロワノズル、
19は上面レベル設定手段たる車体検出ユニット、26は昇
降手段たるモータ、32は昇降位置検出手段たるロータリ
ーエンコーダ、35は回避位置設定手段、回避レベル設定
手段および制御手段たる制御ボード。
ート図。 第12図は同実施例の要部動作の説明図。 1は洗車機本体、5は作動位置検出手段たるロータリー
エンコーダ、6・8・8はブラシ、15はブロワノズル、
19は上面レベル設定手段たる車体検出ユニット、26は昇
降手段たるモータ、32は昇降位置検出手段たるロータリ
ーエンコーダ、35は回避位置設定手段、回避レベル設定
手段および制御手段たる制御ボード。
Claims (1)
- 【請求項1】通常は上方の待機位置に保持され作動時に
下降され自動車の上面形状に沿って昇降する乾燥用ブロ
ワノズルを備え、自動車車体の洗浄後に同車体の乾燥を
連続して行うタイプの洗車機において、 a.自動車の上面レベルを設定する上面レベル設定手段、 b.洗車機の自動車に対する前後作動位置を検出する作動
位置検出手段、 c.前記ブロワノズルを下降および上昇させると共に上記
上方待機位置より下方の所定位置に保持する機能を備え
た昇降手段、 d.該昇降手段による前記ブロワノズルの昇降位置を検出
する昇降位置検出手段、 e.前記昇降手段を作動させてブロワノズルを車体面から
離反動作させるべく自動車に対する前後の回避開始位置
と回避終了位置とを与える回避位置設定手段、 f.前記上面レベル設定手段で設定した自動車の上面レベ
ルに応じて、前記回避位置設定手段で与える回避開始位
置および回避終了位置に基づいて行われる離反動作にお
けるブロワノズルの高さ位置を回避レベルとして前記上
方待機位置より下方に設定可能な回避レベル設定手段、 g.乾燥動作に伴い作動位置検出手段で検出した作動位置
が回避位置設定手段で与える回避開始位置に至ると、昇
降位置検出手段で与える昇降位置が回避レベル設定手段
で設定した回避レベルに至るまで昇降手段を作動させ、
この回避レベルにブロワノズルを保持し、また同じく回
避終了位置に至ると、昇降手段を作動させて回避レベル
に保持されたブロワノズルを自動車上面に沿う位置へ下
降させるよう制御する制御手段、 を備えたことを特徴とする洗車機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27506690A JP2747741B2 (ja) | 1990-10-12 | 1990-10-12 | 洗車機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27506690A JP2747741B2 (ja) | 1990-10-12 | 1990-10-12 | 洗車機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04151353A JPH04151353A (ja) | 1992-05-25 |
JP2747741B2 true JP2747741B2 (ja) | 1998-05-06 |
Family
ID=17550366
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27506690A Expired - Fee Related JP2747741B2 (ja) | 1990-10-12 | 1990-10-12 | 洗車機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2747741B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4488615B2 (ja) * | 2000-11-01 | 2010-06-23 | エムケー精工株式会社 | 洗車機 |
-
1990
- 1990-10-12 JP JP27506690A patent/JP2747741B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04151353A (ja) | 1992-05-25 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19980113 |
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