JP2747640B2 - 多目的パネル昇降装置 - Google Patents
多目的パネル昇降装置Info
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- JP2747640B2 JP2747640B2 JP5081431A JP8143193A JP2747640B2 JP 2747640 B2 JP2747640 B2 JP 2747640B2 JP 5081431 A JP5081431 A JP 5081431A JP 8143193 A JP8143193 A JP 8143193A JP 2747640 B2 JP2747640 B2 JP 2747640B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、壁面又は陳列棚等の天
井に近い上方部分を有効にかつ多目的に利用できるよう
にした多目的パネル(パネルとは、所定の面部分を意味
する)の昇降装置に関する。
井に近い上方部分を有効にかつ多目的に利用できるよう
にした多目的パネル(パネルとは、所定の面部分を意味
する)の昇降装置に関する。
【0002】
【従来技術】商品の陳列効果を高めるため、または展示
した商品の表示や説明をするために、陳列棚の上部にさ
らに陳列棚を設けたり、表示パネルを配置する等して出
来るだけ陳列棚の上部を使用しようとする試みがなされ
ている。
した商品の表示や説明をするために、陳列棚の上部にさ
らに陳列棚を設けたり、表示パネルを配置する等して出
来るだけ陳列棚の上部を使用しようとする試みがなされ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記従来の陳
列棚にあっては、商品の展示や取替え等の展示作業を容
易にするため、展示部を手の届く高さに低くすると、棚
の段数が少なくなり、商品の陳列量が減少して陳列効果
が悪くなり、床面スペースも限りがあるため、僅かの商
品しか展示できなかった。
列棚にあっては、商品の展示や取替え等の展示作業を容
易にするため、展示部を手の届く高さに低くすると、棚
の段数が少なくなり、商品の陳列量が減少して陳列効果
が悪くなり、床面スペースも限りがあるため、僅かの商
品しか展示できなかった。
【0004】また、展示部を高くして、棚の段数を多く
しようとすると、背の低い人は展示部に手が届かず、脚
立や踏み台を使用しないと商品の展示や取替えが行え
ず、展示作業が面倒なばかりか、脚立などを使用した不
安定な姿勢で作業を行うと、転倒の危険や商品を落下さ
せる商品破損の問題があった。
しようとすると、背の低い人は展示部に手が届かず、脚
立や踏み台を使用しないと商品の展示や取替えが行え
ず、展示作業が面倒なばかりか、脚立などを使用した不
安定な姿勢で作業を行うと、転倒の危険や商品を落下さ
せる商品破損の問題があった。
【0005】本発明は、上述の問題に対処するようにな
されたものであり、面倒な作業や危険がなく、壁面や陳
列棚等の天井に近い上方部分を有効に利用できるばかり
か、多目的パネルを天井に近い上方部分に確実に係止す
るとともに、その解除もハンドル操作で確実かつ迅速に
行なえる多目的パネル上昇装置を提供することを目的と
する。
されたものであり、面倒な作業や危険がなく、壁面や陳
列棚等の天井に近い上方部分を有効に利用できるばかり
か、多目的パネルを天井に近い上方部分に確実に係止す
るとともに、その解除もハンドル操作で確実かつ迅速に
行なえる多目的パネル上昇装置を提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の多目的パネルの
昇降装置は、陳列棚等の上部に設けたパネルを、上昇位
置では支柱の前面近傍に、また下降位置では下段の棚板
の前方にくるよう昇降自在とし、パネルの上昇位置でパ
ネルをラッチ装置で静止状態に保持できるようにした多
目的パネル昇降装置において、前記ラッチ装置が、パネ
ルの下部に枢着された把手と、該把手を略水平状態に付
勢する弾性手段と、パネル裏面に延設された把手の引掛
片と、前記引掛片と係合するパネル以外の不動箇所に設
けた係止片とから構成されることを特徴としている。
昇降装置は、陳列棚等の上部に設けたパネルを、上昇位
置では支柱の前面近傍に、また下降位置では下段の棚板
の前方にくるよう昇降自在とし、パネルの上昇位置でパ
ネルをラッチ装置で静止状態に保持できるようにした多
目的パネル昇降装置において、前記ラッチ装置が、パネ
ルの下部に枢着された把手と、該把手を略水平状態に付
勢する弾性手段と、パネル裏面に延設された把手の引掛
片と、前記引掛片と係合するパネル以外の不動箇所に設
けた係止片とから構成されることを特徴としている。
【0007】
【作用】パネルが上昇位置にある時、パネルが支柱の前
面近傍、すなわち陳列棚の棚の上にくるので、商品を陳
列できる空間が下段の前記棚の上方に延出するように形
成され、商品陳列スペースが広がる。そしてラッチ装置
が、パネル裏面に延設された引掛片と、この引掛片と係
合する係止部とで構成されているので、確実な両者の係
止が可能となるばかりか、把手操作で迅速な解除が可能
となる。また、ラッチ装置がパネルの下方に位置してい
るためラッチ部分のメインテナンスも容易となる。
面近傍、すなわち陳列棚の棚の上にくるので、商品を陳
列できる空間が下段の前記棚の上方に延出するように形
成され、商品陳列スペースが広がる。そしてラッチ装置
が、パネル裏面に延設された引掛片と、この引掛片と係
合する係止部とで構成されているので、確実な両者の係
止が可能となるばかりか、把手操作で迅速な解除が可能
となる。また、ラッチ装置がパネルの下方に位置してい
るためラッチ部分のメインテナンスも容易となる。
【0008】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明
する。
する。
【0009】図1は、本発明の基本概念であり、多目的
パネルの昇降装置を陳列棚に応用した実施例が示されて
おり、陳列棚1は、図示されないフックを有するブラケ
ット2がその支柱3のスリット(図示されていない)に
取付けられ、多数の棚板4が載置されている。また5は
それら棚板4に載置された商品である。
パネルの昇降装置を陳列棚に応用した実施例が示されて
おり、陳列棚1は、図示されないフックを有するブラケ
ット2がその支柱3のスリット(図示されていない)に
取付けられ、多数の棚板4が載置されている。また5は
それら棚板4に載置された商品である。
【0010】この陳列棚1は、その支柱3が上方に延設
されており、上方部に多目的パネル昇降装置6が取付け
られている。この多目的パネル昇降装置6は図2から明
らかなように、正面に位置するパネル7と、パネル7を
支持するアーム機構から構成されている。
されており、上方部に多目的パネル昇降装置6が取付け
られている。この多目的パネル昇降装置6は図2から明
らかなように、正面に位置するパネル7と、パネル7を
支持するアーム機構から構成されている。
【0011】パネル7の背面材10には、左右に上下2
本の平行リンク8の一端部分が枢着され、さらに背面の
矩形状の枠材9の所定位置に平行リンク8の他端部分が
枢着されている。
本の平行リンク8の一端部分が枢着され、さらに背面の
矩形状の枠材9の所定位置に平行リンク8の他端部分が
枢着されている。
【0012】また、本実施例では平行リンク8の上側の
片に、ガススプリング11の一端が枢着され、ガススプ
リング11の他端は前記枠材9の所定位置に枢着され、
常時平行リンク8を上方へ所定の力で押上げ付勢してい
る。枠材9の中央部分には中央材12が介設され、この
中央材12には係止部13が、さらにパネル7の裏面に
は引掛片14が突設され、この係止部13と引掛片14
とでラッチ装置を構成している。15は把手であり、把
手15上方のパネル7は多目的に使用される面または空
間を用意できるようになっている。
片に、ガススプリング11の一端が枢着され、ガススプ
リング11の他端は前記枠材9の所定位置に枢着され、
常時平行リンク8を上方へ所定の力で押上げ付勢してい
る。枠材9の中央部分には中央材12が介設され、この
中央材12には係止部13が、さらにパネル7の裏面に
は引掛片14が突設され、この係止部13と引掛片14
とでラッチ装置を構成している。15は把手であり、把
手15上方のパネル7は多目的に使用される面または空
間を用意できるようになっている。
【0013】このような多目的パネル昇降装置を使用す
るには、図1(a)(b)(c)に示すように、操作者
が把手15を上下させることにより、脚立等を用いずに
高い位置にある棚板16に商品を載せることができ、ま
た商品の取替えも楽に行うことができる。
るには、図1(a)(b)(c)に示すように、操作者
が把手15を上下させることにより、脚立等を用いずに
高い位置にある棚板16に商品を載せることができ、ま
た商品の取替えも楽に行うことができる。
【0014】ただし、この実施例においては、図1
(a)はパネル7が最下端で停止した状態であり、商品
5を棚16に載せた後、図1(b)そして(c)のよう
にパネルを上方に復帰させることができる。この際、ガ
ススプリング11が平行リンク8を上方向へ押上げるよ
うに付勢しているので、操作者は軽快にパネルを持ち上
げることができる。図1(c)では係止部13が引掛片
14と噛み合い、最上端でパネルの移動が阻止されてい
る。
(a)はパネル7が最下端で停止した状態であり、商品
5を棚16に載せた後、図1(b)そして(c)のよう
にパネルを上方に復帰させることができる。この際、ガ
ススプリング11が平行リンク8を上方向へ押上げるよ
うに付勢しているので、操作者は軽快にパネルを持ち上
げることができる。図1(c)では係止部13が引掛片
14と噛み合い、最上端でパネルの移動が阻止されてい
る。
【0015】次に、図3、図4に基づいてこの実施例を
詳述すると、図3は、多目的パネル昇降装置の上側部分
の一部斜視図であり、横方向に架設された補強材19の
略中央部分に2枚の小片21、21が突設され、それら
の間に先端部分が鉤状になっているステー20が枢着さ
れている。このステー20の枢着部にはばね22が介装
されており、ばね22の一端は片側の小片21に固定さ
れ、他端がステー20の軸の若干下方部に位置してい
る。このばね22の他端は、パネルが上方位置にあると
きステー20に触れず、所定の下方位置に到達した際ス
テー20を中央材12方向に押圧するように設計されて
いる。
詳述すると、図3は、多目的パネル昇降装置の上側部分
の一部斜視図であり、横方向に架設された補強材19の
略中央部分に2枚の小片21、21が突設され、それら
の間に先端部分が鉤状になっているステー20が枢着さ
れている。このステー20の枢着部にはばね22が介装
されており、ばね22の一端は片側の小片21に固定さ
れ、他端がステー20の軸の若干下方部に位置してい
る。このばね22の他端は、パネルが上方位置にあると
きステー20に触れず、所定の下方位置に到達した際ス
テー20を中央材12方向に押圧するように設計されて
いる。
【0016】図4は、ステー20が降下してきた状態に
おける係止装置18の拡大斜視図であり、中央材12の
下方部には把手15の裏面に形成された後述する引掛片
14と噛合する前面が傾斜した係止部13が形成されて
いる。この係止部13は図5にその部分の断面が示され
ているように、後方部分に中央材12を挟む垂下片47
を有し、この垂下片47と中央材12とを貫通するピン
46により、係止部13が傾動自在に枢着されている。
中央材12と垂下片47との間にはばね48が介装さ
れ、このばね48は図4に示されるように、係止部13
先端部分を上方向に付勢するように働く。
おける係止装置18の拡大斜視図であり、中央材12の
下方部には把手15の裏面に形成された後述する引掛片
14と噛合する前面が傾斜した係止部13が形成されて
いる。この係止部13は図5にその部分の断面が示され
ているように、後方部分に中央材12を挟む垂下片47
を有し、この垂下片47と中央材12とを貫通するピン
46により、係止部13が傾動自在に枢着されている。
中央材12と垂下片47との間にはばね48が介装さ
れ、このばね48は図4に示されるように、係止部13
先端部分を上方向に付勢するように働く。
【0017】この係止部13の上方には、後述する中間
部材の傾動規制をするストッパー片29が設けられてい
る。さらにストッパー片29の上方には断面コ字状の係
止部材30が中央材12にピン34で枢着されるととも
に、この係止部材30の側方には、第1係止片23、第
2係止片24、さらには傾動規制片25が固定されてお
り、これら第1係止片23、第2係止片24、傾動規制
片25は係止部材30と同軸で回動できるようになって
いる。
部材の傾動規制をするストッパー片29が設けられてい
る。さらにストッパー片29の上方には断面コ字状の係
止部材30が中央材12にピン34で枢着されるととも
に、この係止部材30の側方には、第1係止片23、第
2係止片24、さらには傾動規制片25が固定されてお
り、これら第1係止片23、第2係止片24、傾動規制
片25は係止部材30と同軸で回動できるようになって
いる。
【0018】第2係止片24の内側すなわち中央材12
側には、2枚の平行な板片26、26が突設されてお
り、この2枚の板片26、26の間には、やはり2枚の
板から成る中間部材27のそれぞれの両板が両ビス2
8、28で枢支され、また板片26、26間には、この
中間部材27の傾動規制をするストッパー片31が固定
されている。
側には、2枚の平行な板片26、26が突設されてお
り、この2枚の板片26、26の間には、やはり2枚の
板から成る中間部材27のそれぞれの両板が両ビス2
8、28で枢支され、また板片26、26間には、この
中間部材27の傾動規制をするストッパー片31が固定
されている。
【0019】また、中間部材27の下方部に設けられた
ピン32と前記係止部材30を枢支するピン34との間
には常時引張力を付与するスプリング33が架け渡され
ている。このスプリング33は、中間部材27の両板間
を自由にすり抜けるようになっている。
ピン32と前記係止部材30を枢支するピン34との間
には常時引張力を付与するスプリング33が架け渡され
ている。このスプリング33は、中間部材27の両板間
を自由にすり抜けるようになっている。
【0020】35は、傾動規制片25と当接し、係止部
材30の所定以上の傾動を規制するストッパーであり、
36は中間部材27の下端に形成され、パネル裏側の後
述する押圧片37で押圧され、中間部材27を復帰位置
に戻す垂下レバーである。
材30の所定以上の傾動を規制するストッパーであり、
36は中間部材27の下端に形成され、パネル裏側の後
述する押圧片37で押圧され、中間部材27を復帰位置
に戻す垂下レバーである。
【0021】図6、図7は、図1の多目的パネル昇降装
置6が(a)(b)(c)のように移動する際における
係止装置18、ステー20、そしてパネル7の作用を示
したものであり、特に図6(a)(b)(c)はパネル
7を最下位置で静止させる位置決め手段としての作用
を、図6(d)はその静止解除手段としての作用を、ま
た図7(e)(f)(g)はパネル7を最上位置に持ち
上げて静止状態に保持するラッチ装置の作用を説明する
ものである。
置6が(a)(b)(c)のように移動する際における
係止装置18、ステー20、そしてパネル7の作用を示
したものであり、特に図6(a)(b)(c)はパネル
7を最下位置で静止させる位置決め手段としての作用
を、図6(d)はその静止解除手段としての作用を、ま
た図7(e)(f)(g)はパネル7を最上位置に持ち
上げて静止状態に保持するラッチ装置の作用を説明する
ものである。
【0022】図6(a)は、パネル7を下降させ、ほぼ
最下端に近付いた状態で、補強材19から背面方向にば
ね22で付勢されたステー20が係止部材30に沿って
降下している状態であり、この場合、中間部材27はビ
ス28を中心としてピン32、34間のスプリング33
で前傾しようとするが、中間部材27の上端は第1係止
片23で規制されている。
最下端に近付いた状態で、補強材19から背面方向にば
ね22で付勢されたステー20が係止部材30に沿って
降下している状態であり、この場合、中間部材27はビ
ス28を中心としてピン32、34間のスプリング33
で前傾しようとするが、中間部材27の上端は第1係止
片23で規制されている。
【0023】さらに、パネル7を下降させ(b)位置ま
でくるとステー20先端の鉤状の部分が係止部材30の
下端部分に係合される。このままパネル7の下降を続行
すると、係止部材30がピン34を中心にステー20に
より前方向に引張られ、それに伴い第2係止片24が中
間部材27の下側部分を前方に押す。中間部材27はビ
ス28を中心に、この図で時計回りに回転し、ピン34
とピン32とを結ぶ線が、ビス28とピン34を結ぶ線
を越えた時、すなわちデッドポイントを越すと、中間部
材27はスプリング33の力で(c)に示される位置へ
と反転し、さらにストッパー片31に当接し静止する。
またこの時点で傾動規制片25はストッパー35に当接
し係止部材30のそれ以上の傾動が規制される。このた
め、ステー20は上方移動が規制されることになり、最
下端位置でパネルが静止するように位置決めされる。
でくるとステー20先端の鉤状の部分が係止部材30の
下端部分に係合される。このままパネル7の下降を続行
すると、係止部材30がピン34を中心にステー20に
より前方向に引張られ、それに伴い第2係止片24が中
間部材27の下側部分を前方に押す。中間部材27はビ
ス28を中心に、この図で時計回りに回転し、ピン34
とピン32とを結ぶ線が、ビス28とピン34を結ぶ線
を越えた時、すなわちデッドポイントを越すと、中間部
材27はスプリング33の力で(c)に示される位置へ
と反転し、さらにストッパー片31に当接し静止する。
またこの時点で傾動規制片25はストッパー35に当接
し係止部材30のそれ以上の傾動が規制される。このた
め、ステー20は上方移動が規制されることになり、最
下端位置でパネルが静止するように位置決めされる。
【0024】図6(c)位置からパネルを上昇復帰させ
る際には、まずパネル下方の把手をさらに押し下げるこ
とにより、ステー20が下がり、ステー20の先端の鉤
部分が係止部材30から外れることにより、係止部材3
0は(d)で示される位置に自重(バネで付勢しても
可)により移動する。このため、もはやステー20の上
方の移動を阻止するものはなくなり、把手15でパネル
7を自由に上昇できる。この場合ガススプリングの働き
によりパネル7は楽に上昇できる。
る際には、まずパネル下方の把手をさらに押し下げるこ
とにより、ステー20が下がり、ステー20の先端の鉤
部分が係止部材30から外れることにより、係止部材3
0は(d)で示される位置に自重(バネで付勢しても
可)により移動する。このため、もはやステー20の上
方の移動を阻止するものはなくなり、把手15でパネル
7を自由に上昇できる。この場合ガススプリングの働き
によりパネル7は楽に上昇できる。
【0025】このままパネル7の上昇を続けると、把手
15裏面の押圧片37が図7(e)に示されるように垂
下レバー36に当接し、続いて把手15を後方に押し込
むことにより、垂下レバー36を介して中間部材27を
図6(a)の初期位置に復帰させるとともに、ラッチ装
置すなわち引掛片14と係止部13とが噛合し、図7
(g)に示されるようにパネル7を最上端位置に保持さ
せることができる。
15裏面の押圧片37が図7(e)に示されるように垂
下レバー36に当接し、続いて把手15を後方に押し込
むことにより、垂下レバー36を介して中間部材27を
図6(a)の初期位置に復帰させるとともに、ラッチ装
置すなわち引掛片14と係止部13とが噛合し、図7
(g)に示されるようにパネル7を最上端位置に保持さ
せることができる。
【0026】ここで図7(e)(f)に示されるよう
に、把手15はパネル7の下部枠材49に対してピン5
0で枢着されており、さらにばね51の付勢力によって
把手15および引掛片14はほぼ水平に保持されてい
る。なお、係止部13のばね48は引掛片14を付勢し
ているばね51よりも弱く設定されている。
に、把手15はパネル7の下部枠材49に対してピン5
0で枢着されており、さらにばね51の付勢力によって
把手15および引掛片14はほぼ水平に保持されてい
る。なお、係止部13のばね48は引掛片14を付勢し
ているばね51よりも弱く設定されている。
【0027】そのため図7(f)の状態では、ばね51
よりも弱いばね48が先に作用し、把手15はほぼ傾か
ずに係止部13が下方向に傾首するようにラッチ装置が
働く。
よりも弱いばね48が先に作用し、把手15はほぼ傾か
ずに係止部13が下方向に傾首するようにラッチ装置が
働く。
【0028】図8は、把手15に操作者が手を掛けた状
態であり、ばね51が作用し、ラッチ装置が外れ、その
まま引き下げることによりパネル7を下方位置に降ろせ
るようになっている。
態であり、ばね51が作用し、ラッチ装置が外れ、その
まま引き下げることによりパネル7を下方位置に降ろせ
るようになっている。
【0029】このように、パネル7を下降すると、その
パネルが下段に配される棚板に何ら影響を与えず、操作
者の目の前に降りてくるので、操作者はその位置で商品
の陳列、取替えを容易に行え、また商品説明の案内パネ
ルも掛けることもできる。
パネルが下段に配される棚板に何ら影響を与えず、操作
者の目の前に降りてくるので、操作者はその位置で商品
の陳列、取替えを容易に行え、また商品説明の案内パネ
ルも掛けることもできる。
【0030】また平行リンク8で案内されるパネル7は
垂直状態で昇降可能となり、展示商品が落下する危険も
ない。
垂直状態で昇降可能となり、展示商品が落下する危険も
ない。
【0031】さらに、弾性手段としてのガススプリング
11がパネル7を上昇方向に常時付勢しているので、操
作者の力は僅かで済む。
11がパネル7を上昇方向に常時付勢しているので、操
作者の力は僅かで済む。
【0032】なお、本発明は、これら実施例に限られる
ものではなく、ガススプリング11に代えてスクリュー
ばねを用いること、さらにウェートを付勢力として用い
ることも考えられ、さらにパネルに代えて所定の枠を移
動させてもよい。
ものではなく、ガススプリング11に代えてスクリュー
ばねを用いること、さらにウェートを付勢力として用い
ることも考えられ、さらにパネルに代えて所定の枠を移
動させてもよい。
【0033】
【発明の効果】本発明は、次の効果を奏する。
【0034】(a)パネルが上昇位置にある時、パネル
が支柱の前面近傍、すなわち陳列棚の棚の上にくるの
で、商品を陳列できる空間が下段の前記棚の上方に延出
するように形成され、商品陳列スペースが広がる。
が支柱の前面近傍、すなわち陳列棚の棚の上にくるの
で、商品を陳列できる空間が下段の前記棚の上方に延出
するように形成され、商品陳列スペースが広がる。
【0035】(b)そしてラッチ装置が、パネル裏面に
延設された引掛片と、この引掛片と係合する係止部とで
構成されているので、確実な両者の係止が可能となるば
かりか、把手操作で迅速な解除が可能となる。また、ラ
ッチ装置がパネルの下方に位置しているためラッチ部分
のメインテナンスも容易となる。
延設された引掛片と、この引掛片と係合する係止部とで
構成されているので、確実な両者の係止が可能となるば
かりか、把手操作で迅速な解除が可能となる。また、ラ
ッチ装置がパネルの下方に位置しているためラッチ部分
のメインテナンスも容易となる。
【0036】
【図1】本発明の多目的パネル昇降装置の機能説明図で
ある。
ある。
【図2】本発明の実施例の多目的パネル昇降装置の斜視
図である。
図である。
【図3】図2を上方斜めから見た拡大斜視図である。
【図4】図2の係止装置の拡大斜視図である。
【図5】図4のA−A断面図である。
【図6】図4の係止装置の機能説明図である。
【図7】図4の係止装置の機能説明図である。
【図8】係止装置およびラッチ装置の機能説明図であ
る。
る。
1 陳列棚 2 ブラケット 3 支柱 4 棚板 5 商品 6 多目的パネ
ル昇降装置 7 パネル 8 平行リンク 9 枠材 10 背面材 11 ガススプリング(弾性手段) 12 中央材 13 係止部 14 引掛片 15 把手 16 棚板 18 係止装置 19 補強材 20 ステー 21 小片 22 ばね 23 第1係止片 24 第2係止片 25 傾動規制片 26 板片 27 中間部材 28 ビス 29 ストッパー
片 30 係止部材 31 ストッパー
片 32 ピン 33 スプリング 34 ピン 35 ストッパー 36 垂下レバー 37 押圧片 46 ピン 47 垂下片 48 ばね 49 下部枠材 50 ピン 51 ばね
ル昇降装置 7 パネル 8 平行リンク 9 枠材 10 背面材 11 ガススプリング(弾性手段) 12 中央材 13 係止部 14 引掛片 15 把手 16 棚板 18 係止装置 19 補強材 20 ステー 21 小片 22 ばね 23 第1係止片 24 第2係止片 25 傾動規制片 26 板片 27 中間部材 28 ビス 29 ストッパー
片 30 係止部材 31 ストッパー
片 32 ピン 33 スプリング 34 ピン 35 ストッパー 36 垂下レバー 37 押圧片 46 ピン 47 垂下片 48 ばね 49 下部枠材 50 ピン 51 ばね
Claims (3)
- 【請求項1】 陳列棚等の上部に設けたパネルを、上昇
位置では支柱の前面近傍に、また下降位置では下段の棚
板の前方にくるよう昇降自在とし、パネルの上昇位置で
パネルをラッチ装置で静止状態に保持できるようにした
多目的パネル昇降装置において、前記ラッチ装置が、パ
ネルの下部に枢着された把手と、該把手を略水平状態に
付勢する弾性手段と、パネル裏面に延設された把手の引
掛片と、前記引掛片と係合するパネル以外の不動箇所に
設けた係止部とから構成されることを特徴とする多目的
パネル昇降装置。 - 【請求項2】 枢着された係止部が、略水平状態に付勢
されるように弾性手段を有している請求項1に記載の多
目的パネル昇降装置。 - 【請求項3】 係止部の弾性手段が、引掛片の弾性手段
より弱く設定されている請求項2に記載の多目的パネル
昇降装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5081431A JP2747640B2 (ja) | 1993-03-16 | 1993-03-16 | 多目的パネル昇降装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5081431A JP2747640B2 (ja) | 1993-03-16 | 1993-03-16 | 多目的パネル昇降装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06269343A JPH06269343A (ja) | 1994-09-27 |
JP2747640B2 true JP2747640B2 (ja) | 1998-05-06 |
Family
ID=13746199
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5081431A Expired - Lifetime JP2747640B2 (ja) | 1993-03-16 | 1993-03-16 | 多目的パネル昇降装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2747640B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5495231B2 (ja) * | 2010-03-31 | 2014-05-21 | コクヨ株式会社 | 陳列棚 |
GB2545518B (en) * | 2016-04-28 | 2018-02-14 | Samworth Brothers Ltd | Display cabinet for food and drink products |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5819649U (ja) * | 1981-07-30 | 1983-02-07 | 日本住宅パネル工業協同組合 | 吊戸棚取付装置 |
JPS63140234U (ja) * | 1987-03-06 | 1988-09-14 |
-
1993
- 1993-03-16 JP JP5081431A patent/JP2747640B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06269343A (ja) | 1994-09-27 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19980113 |